JPH0521364Y2 - - Google Patents

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JPH0521364Y2
JPH0521364Y2 JP10355688U JP10355688U JPH0521364Y2 JP H0521364 Y2 JPH0521364 Y2 JP H0521364Y2 JP 10355688 U JP10355688 U JP 10355688U JP 10355688 U JP10355688 U JP 10355688U JP H0521364 Y2 JPH0521364 Y2 JP H0521364Y2
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concrete
pattern
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frame
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンクリート壁面やプレキヤストコン
クリートパネルの表面に任意形状の凹凸模様を形
成するコンクリート表面の模様形成体に関するも
のである。
(従来の技術) 特開昭62−37464号公報には、ポリ塩化ビニル、
メタクリル樹脂、ハイインパクトポリスチレン、
ポリプロピレン、ABS樹脂、ホリエチレン等の
プラスチツク材から成り任意形状の膨出部を真空
成形法、圧空成形法、射出成形法等により形成し
たコンクリート表面の模様形成体が開示されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 上記従来の模様形成体では、彫りの深い凹凸模
様をコンクリート表面に形成しようとする場合、
膨出部がコンクリートの圧力で型崩れするのを防
止するためこの膨出部の内部に粘土、砂、コンク
リート、樹脂等の充填材を充填する必要があつ
た。しかし膨出部に隙間なく充填材を充填する作
業は極めて面倒で手間がかかるうえにシールで充
填材を封止し充填剤の漏出を防止しなければなら
ない。加えて模様形成体の成形工程では金型を必
要とするため多種多様の図柄を用意しようとする
と製造コストが高くなるという問題点があつた。
また膨出部に粘土、砂、コンクリート、樹脂等
を充填した場合、模様形成体が重くなり取り扱い
に不便を来していた。
(課題を解決するための手段) 本考案は上記問題点を解決し、多種多様で彫り
の深い凹凸模様をコンクリート表面に形成できか
つ低コストで製造でき取り扱いも便利な模様形成
体を提供することを目的とする。
かかる目的に沿う本考案の構成は、任意形状の
図柄を打ち抜いた厚紙製枠心の表面に熱可塑性の
プラスチツクフイルムを真空密着包装により被着
したことを要旨とする。
(作用) 上記構成よりなるコンクリート表面の模様形成
体をコンクリート型枠の表面に貼着してコンクリ
ートを打ち込むと模様形成体に圧接するコンクリ
ート表面には、打ち抜かれた図柄の形状が転写さ
れて凸部となり、一方枠心部分により凹部が形成
され、両者による凹凸模様がコンクリート壁面に
顕出する。
しかして本考案によれば図柄を打ち抜いた厚紙
製の枠心を使うのでコンクリート表面に彫りの深
い凹凸模様を形成することが可能でありまた模様
形成体の重量も軽くて済む。
さらに枠心の表面にプラスチツクフイルムを被
着させたのでコンクリート中の水分によつて枠心
が型崩れするのを防止でき、かつ型枠の離型性も
向上する。
また厚紙を打ち抜いた図柄を形成するので多種
多様の図柄を備えた模様形成体を低コストで製造
できる。
(実施例) 以下に本考案の第1実施例を図面に基づき説明
する。
第1図は本考案の第1実施例を示す拡大断面
図、第2図は第1実施例の全体を示す正面図であ
る。
第1図において、コンクリート表面の模様形成
体10は台紙11を裏打ちした枠心12と、この
枠心12の表面全体に真空密着包装により被着し
たプラスチツクフイルム13から構成されてい
る。
枠心12は積層段ボール12aとこの積層段ボ
ールの表面に厚手の板紙12bを貼着してなる厚
紙から矩形の図柄14を多数打ち抜き成形し、そ
の後台紙11を裏打ちしてある。
積層段ボールの打ち抜き成形はダンボール箱等
の打ち抜き加工に広く用いられているプレス機を
利用すればよく、この種プレス機では、長尺の切
刃を任意の形状に植設した木型を使つて段ボール
紙を剪断加工しているが、この木型は構造が簡単
でプラスチツク成形用の金型に比較し安価に製作
できる。本実施例ではコンクリート表面にタイル
張り模様をつけるために同大の矩形図柄14を多
数打ち抜いたが、木型に植設する切刃は形状加工
が容易であり、矩形形状にかぎらず円形、ハート
形、星形、多角形等、任意形状の図柄を低コスト
で打ち抜き成形することが可能である。
枠心12の裏面に裏打ちした台紙11は、真空
密着包装としてスキンパツケージ法を利用する場
合にはプラスチツクフイルム13を密着させる
際、台紙11の下から真空ポンプにより空気を吸
引排出させるので多孔性のもがよく、場合によつ
ては小さな孔を穿設してもよい。また使用するプ
ラスチツクフイルム13の種類によつては台紙1
1に予め接着剤を塗布しておき台紙11とプラス
チツクフイルム13を熱接合する。
プラスチツクフイルム13には熱可塑性のプラ
スチツク、例えばアセテート、ポリスチレン、ポ
リ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、
酢酸ビニルコーポリマー、アイオノマー樹脂等の
プラスチツクからなるフイルムを使用し、真空密
着包装により枠心12の表面に密着させる。
第3図は、真空密着包装法としてスキンパツケ
ージ法を利用する場合に用いるスキンパツケージ
装置20の概略構成を図示する。
第3図において、21はブロー用チヤンバ、2
2はブロー用チヤンバの上部開口端に設けられプ
ラスチツクフイルム13を挟持するクランプフレ
ーム、23はクランプフレーム21の下方に配設
されたテーブル、24はテーブル23を昇降させ
るためのエアシリンダ、25は真空タンク、26
は真空ポンプ、27は前記テーブル23の上端面
と真空タンク25を接続する真空用配管、28は
真空用バルブ、29は前記プラスチツクフイルム
13の上方に配置されたヒータ、30はヒータ2
9を移動させるためのエアシリンダ、31はブロ
ー用チヤンバ21の内部に空気を圧送するための
ブロー通路、32は該ブロー用通路32を開閉す
るためのブロー用バルブである。
次にスキンパツケージ装置20の作動を説明す
る。
テーブル22上に枠心12を載置しヒータ29
によつてプラスチツクフイルム13を加熱する。
プラスチツクフイルム13が成形温度に達したら
エアシリンダ30を作動させてヒータ29をプラ
スチツクフイルム13上から退避させる。次いで
エアシリンダ24を作動させ枠心12がクランプ
フレーム22によつて挟持されているプラスチツ
クフイルム13を突き上げるまでテーブル23を
上昇させる。そしてテーブル23を所定の高さで
停止させた後、真空ポンプ26を駆動し、真空用
配管27を介して真空タンク25に空気を吸引排
出しプラスチツクフイルム13とテーブル23間
を減圧する。すると加熱により軟化した熱可塑性
のプラスチツクフイルム13が枠心12の表面に
密着する。また前記台紙11に予め接着剤を塗布
しておけば熱によつて溶けプラスチツクフイルム
13が台紙11に強固に熱接着される。
上記構成からなるコンクリート表面の模様形成
体10を第4図に示すように、コンクリート型枠
15に貼着してコンクリート16を打ち込み、コ
ンクリート16の硬化後にコンクリート型枠15
を取り外すと、矩形の図柄14の部分が凸模様と
なり枠心12の部分が凹模様となりコンクリート
16の表面には多数のタイル模様が形成される。
本実施例によれば、以下に述べるような効果が
生じる。
(1) 枠心12を積層段ボールで形成し表面にプラ
スチツクフイルム13を被着したのでコンクリ
ート16の圧力に耐えるうる強度が付与される
と共にコンクリート中の水分によつて型崩れす
るのを防止できる。
(2) プラスチツクフイルム13によつて積層段ボ
ールの隙間にコンクリート16が侵入するのを
防止できるので図柄14の形状を正確かつ鮮明
にコンクリート16の表面に反転転写できる。
(3) コンクリート14の表面はプラスチツクフイ
ルム13によつて鏡面のごとく平滑に仕上が
る。
(4) 型枠15を取り外す際プラスチツクフイルム
13の作用により良好に離型する。
(5) コンクリート16が硬化して枠心12がコン
クリート16表面に食い込んでも枠心12とプ
ラスチツクフイルム13は容易に引き裂くこと
ができるのでコンクリート16表面から容易に
剥離できる。
(6) コンクリート打設時にせき板15が直接コン
クリート16に接しないのでせき板の再使用回
数が増え経済的である。
(7) 積層段ボール12aの表面に厚手の板紙12
bを貼着したので段ボールの段目がコンクリー
ト16表面に転写されるのを防止でき、また図
柄14の剪断面がシヤープになり模様形成体1
0をつなぎ合わせて使用する場合、つなぎ目が
きれいになる。
なお、本実施例では積層段ボールを使つて枠心
12を形成したが、板紙、段ボールシート等、他
の厚紙を使うこともできる。
次ぎに本考案の第2実施例を第5図ないし第8
図に示す。
上記第1実施例では真空密着包装法としてスキ
ンパツケージ法を利用してプラスチツクフイルム
13を枠心12に被着したが、以下に説明するよ
うな吸縮包装法を利用してプラスチツクフイルム
を被着することもできる。
第5図ないし第8図において、41は枠心であ
り図柄として多数の溝42が平行に打ち抜き成形
されている。そして各溝42の幅は両端から中央
に行くほど広くなるように形成されまた各溝42
間の縦枠41aの幅は両端を除き、両端から中央
へ行くほと狭くなるように形成されている。43
は打ち抜き成形した後、枠心41に裏打ちした台
紙、44は熱収縮性を備えたプラスチツクフイル
ムからなり一端を開口した袋体である。
収縮包装法によりプラスチツクフイルム製の袋
体44を枠心41に被着するには袋体44に枠心
41を収納し(第5図、第6図)、真空ポンプを
使つて袋体44内部を減圧すると共に袋体44の
開口部を溶断し、シールする(第7図)。ついで
袋体44を加熱すると袋体44が収縮して第8図
に示すように枠心41及び台紙43に密着し模様
形成体40が形成される。
枠心41の面積が比較的小さい場合には本実施
例のように収縮包装法を利用することにより安価
に模様形成体40を製造することができる。また
本実施例では図柄として幅の変化する多数の平行
溝42を形成したのでこれを使つてコンクリート
表面に凹凸模様を形成した場合、コンクリート壁
面が平面にもかかわらずあたかも円柱のごとく湾
曲して見えるという視覚効果をもたらすことがで
きる。
なお上記第1及び第2実施例では枠心12,4
1に台紙11,43を裏打ちしたが、枠心12,
41の強度が充分あるときは台紙11,43を省
略することも可能である。
(考案の効果) 本考案による模様形成体は図柄を打ち抜き成形
した厚紙製の枠心を用いて構成されているのでコ
ンクリート表面に彫りの深い凹凸模様を形成する
ことが可能でありまた軽量で取り扱いに便利であ
る。
さらに枠心表面にプラスチツクフイルムを被着
したので、コンクリート中の水分によつて枠心が
型崩れするのを防止でき、図柄を正確に転写でき
ると共にコンクリート表面に極めて平滑に仕上げ
ることが可能となり、かつ型枠の離型性を向上さ
せることができる。
さらに厚紙を打ち抜き成形して図柄を形成する
と共に真空密着包装法を利用してプラスチツクフ
イルムを被着させたので多種多様の図柄を備えた
模様形成体を低コストで製造できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第1実施例を示す拡大断面
図、第2図は同じく第1実施例の全体を示す正面
図、第3図はスキンパツケージ装置の概略構成
図、第4図は第1実施例の使用方法の説明図、第
5図ないし第8図は第2実施例におけるプラスチ
ツクフイルムの被着工程の説明図ある。 10,40……コンクリート表面の模様成型
体、12,41……枠心、14,42……図柄、
13,44……熱可塑性プラスチツクフイルム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 任意形状の図柄を打ち抜いた厚紙製枠心の表面
    に熱可塑性のプラスチツクフイルムを真空密着包
    装により被着したことを特徴とするコンクリート
    表面の模様形成体。
JP10355688U 1988-08-04 1988-08-04 Expired - Lifetime JPH0521364Y2 (ja)

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JP10355688U JPH0521364Y2 (ja) 1988-08-04 1988-08-04

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JPH0224908U JPH0224908U (ja) 1990-02-19
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JPH0742652Y2 (ja) * 1992-02-01 1995-10-04 丸栄株式会社 コンクリート表面の模様形成体
JP2705002B2 (ja) * 1992-10-12 1998-01-26 王子製紙株式会社 パルプモード化粧型枠の製造方法
JP5965105B2 (ja) 2011-03-31 2016-08-03 ニチハ株式会社 建築板

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