JPH0751461Y2 - 鏡餅容器 - Google Patents

鏡餅容器

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JPH0751461Y2
JPH0751461Y2 JP1990075691U JP7569190U JPH0751461Y2 JP H0751461 Y2 JPH0751461 Y2 JP H0751461Y2 JP 1990075691 U JP1990075691 U JP 1990075691U JP 7569190 U JP7569190 U JP 7569190U JP H0751461 Y2 JPH0751461 Y2 JP H0751461Y2
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JP
Japan
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container
container body
rice cake
body portion
kagami
Prior art date
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JP1990075691U
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English (en)
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JPH0432907U (ja
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誠一郎 菰田
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Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はプラスチック製の鏡餅容器に関し、特に開封し
て餅を取り出し易いようにした鏡餅容器に関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする課題〕
古来より、鏡餅としては、平べったい形状の丸い餅を二
段に重ねたものが用いられている。しかし、この鏡餅は
日持ちが十分に長くなく、比較的短期間のうちに黴を生
じ、しかもひび割れしながら固くなってしまうという問
題がある。
そこで近年、プラスチック製の容器に鏡餅を充填した、
いわゆる包装鏡餅が広く使用されるようになってきた。
例えば実開昭61-183807号において、二段重ねの包装餅
が開示されている。
あるいは、この一体ものの包装餅において容器内部に空
気が残留する欠陥や、一個ずつの丸餅として売れない欠
点を解消するために、一個ずつの丸餅を段重ねするよう
にした包装餅が、特公昭56-39862号に開示されている。
しかし、この特公昭56-39862号に係る包装餅において
は、容器を開封するための改良がなされていない。
一方、前記実開昭61-183807号に係る包装餅において
は、第5図に示すように、容器本体1の外面に溝9を設
け、開封の際は、この溝9に沿って包丁等で切れ目を入
れ、さらに切れ目の左右を引っ張って開くようにしてい
る。
しかし、このタイプの包装餅においては、底シート5を
接着するために、実際には容器本体1の下端に平らなフ
ランジが設けられていなければならない。この包装餅に
おいてはこのことが考慮されていないが、そのようなフ
ランジを有する場合、容器本体1の部分のみに切れ目を
入れたのでは、切れ目を引っ張って開く作業は必ずしも
容易ではない。何故ならば、容器はある程度の硬さを有
しているからである。
従って本考案の目的は、包装された丸餅を複数個段重ね
に置いて飾るものにおいて、飾り終えてからの開封作業
が容易な鏡餅容器を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題に鑑み鋭意研究の結果、本考案者は、最下段に
置かれる鏡餅容器の下端に平らなフランジ部を設け、容
器本体からフランジ部に渡って連続した溝を設けること
によって、鏡餅容器の開封作業を容易にすることができ
ることを見出し、本考案に想到した。
すなわち本考案の鏡餅容器は、複数個段重ねに置いて飾
られるものであって、各々の鏡餅容器は、線状の薄肉部
を有する鏡餅形状の容器体部と、前記容器体部を密封す
る底シートとを備えており、最下段に置かれる前記鏡餅
容器の容器体部の下端には、平らなフランジ部が前記容
器体部に連続して設けられており、前記フランジ部に
は、前記容器体部に形成された薄肉部に連続して切込み
が形成されており、前記切込みが前記フランジ部の端に
接する位置に切欠きが設けられていることを特徴とす
る。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を、図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図及び第2図は、本考案に係る鏡餅容器の側面図及
び平面図である。また第3図は鏡餅容器の断面図である
が、容器内部に充填している餅は省略して描いている。
この鏡餅容器においては、下段の鏡餅容器10に上段の鏡
餅容器20を重ねている。鏡餅容器10、20の各々は、鏡餅
形状の容器体部3と、容器体部3を密封する底シート5
を有する。また下段の鏡餅容器10の容器体部3の下端に
は、平らなフランジ部7が、容器体部3に連続して設け
られている。
容器体部3は、プラスチック製のシートを鏡餅形状に真
空成形したものである。同じくプラスチック製の底シー
ト5によってヒートシールされて、容器体部3が密封さ
れている。特に下段の鏡餅容器10においては、フランジ
部7に底シート5が接着している。底シート5の素材と
しては、容器体部3に対してイージーピール性のあるも
のが用いられ、餅を取り出す際に底シート5を容器体部
3から容易に剥がせるようにしてある。
上段の鏡餅容器20において、薄肉部9は容器体部3の上
方に形成されているが、容器体部3の下端に達する位置
まで延ばしてもよい。上段の鏡餅容器20は比較的小さい
ので、薄肉部9に包丁等をあてがって餅を容器体部3ご
と切断することができる。
一方、下段の鏡餅容器10においても、容器体部3の外表
面に薄肉部9が形成されていて、またフランジ部7には
切込み11が形成されている。薄肉部9と切込み11は連続
していて、また切込み11はフランジ部7の端まで達して
いるので、開封時には、切込み11から薄肉部9まで手で
引き裂くことによって、餅を取り出すことができる。そ
のために、切込み11の末端には切欠き13を設けるのが好
ましい。
このような鏡餅容器は、第4図に示すようなプラスチッ
ク製のシート15を真空成形することによって得られる。
すなわち、まずシート15に回転する円形刃等により切込
み11を設け、さらに切欠き13を設ける。次いで、シート
15をヒーター等により加熱軟化し、鏡餅形状を有する雌
型側から吸引することによって、雌型に押しつけて成形
する。それによって、容器体部3において切込み11は拡
開して、一定の幅の溝からなる薄肉部9となる。フラン
ジ部7では、切込み11は拡開さず、そのまま残る。この
ようにして容器体部3を形成した後、餅を充填し、底シ
ート5をフランジ部7にヒートシールする。
上段の鏡餅容器20も下段の容器10と同様に真空成形によ
り製造するが、この場合も容器体部3の下端に小さなフ
ランジ部7′を形成して、そこに底シート5をヒートシ
ールするのが好ましい。さらにそのフランジ部7′に
も、下段の鏡餅容器10と同様に、薄肉部9に連続して切
込みを設け、その切込みから手で引き裂くことができる
ようにしてもよい。容器体部3及び底シート5となるシ
ート状物は、上述したようにプラスチック製のものであ
る。そのためのプラスチックとしては、特に制限はない
が、プラスチックの単体あるいはプラスチックの積層物
等を使用することができる。プラスチックの単体として
はポリプロピレンが好ましく、また積層物としてはポリ
プロピレン/ポリビニルアルコール/ポリプロピレン等
の層構成のものが好ましい。なお、容器体部3と餅との
剥離性の向上を目的として、プラスチック樹脂にステア
リン酸等の高級脂肪酸を加えることができる。上記シー
ト状物がプラスチック単体からなる場合は、そのプラス
チックに高級脂肪酸を加えればよく、またシート状物が
積層シートの場合、その最内層(餅と接する面)となる
層の樹脂にステアリン酸等の高級脂肪酸を加えればよ
い。ステアリン酸等の高級脂肪酸を添加する場合、その
添加量は0.1〜5重量%が好ましい。
なお、薄肉部9と切込み11は、本実施例のように鏡餅容
器3の中央を横断するように設ける必要はなく、片側に
寄った位置に形成してもよい。その方が、鏡餅を飾った
ときに正面から薄肉部9が見えなくなるので好ましい。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、本考案の鏡餅容器においては、包丁
等で切断する際に最も力を要する最下段の鏡餅容器の外
表面に線状の薄肉部を形成していて、さらにその鏡餅容
器の下端に設けたフランジ部には切込みを形成してい
る。そして、それら薄肉部と切込みは、真空成形する前
にシートに形成した一本の切込みとして連続している。
従って、最下段の鏡餅容器を開封する際には、包丁等の
刃物を用いることなく、切込みから薄肉部まで手で引き
裂くことによって、餅を取り出すことができる。よっ
て、容易に且つ安全に容器を開封することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による鏡餅容器を示す側面図
であり、 第2図は第1図の鏡餅容器の平面図であり、 第3図は第1図の鏡餅容器の断面図であり、 第4図は鏡餅容器を形成するためのシートを示す平面図
であり、 第5図は従来の鏡餅容器を示す断面図である。 3……容器体部 5……底シート 7、7′……フランジ部 9……薄肉部 11……切込み 13……切欠き 10、20……鏡餅容器

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個段重ねに置いて飾られる鏡餅容器に
    おいて、各々の鏡餅容器は、線状の薄肉部を有する鏡餅
    形状の容器体部と、前記容器体部を密封する底シートと
    を備えており、最下段に置かれる前記鏡餅容器の容器体
    部の下端には、平らなフランジ部が前記容器体部に連続
    して設けられており、前記フランジ部には、前記容器体
    部に形成された薄肉部に連続して切込みが形成されてお
    り、前記切込みが前記フランジ部の端に接する位置に切
    欠きが設けられていることを特徴とする鏡餅容器。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の鏡餅容器において、前記
    容器体部のプラスチック製シートが、ポリプロピレンの
    単層物、又はポリプロピレン/ポリビニルアルコール/
    ポリプロピレンからなる積層物であることを特徴とする
    鏡餅容器。
JP1990075691U 1990-07-17 1990-07-17 鏡餅容器 Expired - Lifetime JPH0751461Y2 (ja)

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JP1990075691U JPH0751461Y2 (ja) 1990-07-17 1990-07-17 鏡餅容器

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JPH0432907U JPH0432907U (ja) 1992-03-17
JPH0751461Y2 true JPH0751461Y2 (ja) 1995-11-22

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ID=31616491

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2538704Y2 (ja) * 1990-12-22 1997-06-18 凸版印刷株式会社 鏡餅用プラスチック製包装容器
JP2821720B2 (ja) * 1992-10-30 1998-11-05 株式会社 サンプラスト三笠 鏡餅容器

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JPS6089113U (ja) * 1983-11-21 1985-06-19 日本スチレンペーパー株式会社 食品容器
JPS61183807U (ja) * 1985-05-04 1986-11-17

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