JP2949149B2 - アルミニウム積層葢材 - Google Patents

アルミニウム積層葢材

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JP2949149B2 JP62224577A JP22457787A JP2949149B2 JP 2949149 B2 JP2949149 B2 JP 2949149B2 JP 62224577 A JP62224577 A JP 62224577A JP 22457787 A JP22457787 A JP 22457787A JP 2949149 B2 JP2949149 B2 JP 2949149B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルミニウム積層蓋材に関し、更に詳しく
は、食品容器等に使用し得る冷間成形可能なアルミニウ
ム積層蓋材に関するものである。 〔従来の技術〕 食品容器などに使用し得る冷間成形可能な蓋材として
は、従来より膜厚が30〜150μmのアルミニウム箔とヒ
ートシール層から構成された積層体が知られている。 また、厚紙をベースにして膜厚が7〜9μmのアルミ
ニウム箔とヒートシール層を熱プレス成形や紙カップ成
形等の方法で積層した蓋材も知られている。 更に、紙の両面に、単に、アルミニウム箔を積層させ
た熱封緘蓋材も知られている。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、厚さが30〜150μmのアルミニウム箔
からなる積層体は、アルミニウム箔が厚いために材料コ
ストが大きく、高価であるという問題点があり、また、
その取り扱い時に手を切り易いといった危険性も指摘さ
れている。 一方、熱プレス等の成形法により得られる蓋材では生
産性に問題点があり、やはり製造コストが高すぎるとい
う問題点がある。 また、上記の紙の両面に、単に、アルミニウム箔を積
層させた熱封緘蓋材においては、蓋材を容器から剥離す
る際に、下側のアルミニウム箔の破断が起こり、その結
果アルミニウム箔よりしたの部分が容器に残る等の問題
点があるものである。 〔課題を解決するための手段〕 上記のような問題点を解決すべく種々研究の結果、よ
り薄いアルミニウム箔を紙の両面に積層すると共にその
アルミニウム箔の膜厚を調整し、更に、各層間にポリエ
チレン押し出しコート層を設けることにより、従来のア
ルミニウム積層体の成形性を損なうことなく、安価で安
全な蓋材を提供することができることを見出して本発明
を完成したものである。 すなわち、本発明は、外層から順に膜厚7〜20μmの
第1のアルミニウム箔、坪量が30〜100g/m2の紙、膜厚1
5〜40μmの第2のアルミニウム箔、および、ヒートシ
ール層の組み合わせから構成され、更に、第1のアルミ
ニウム箔と第2のアルミニウム箔とは、その膜厚が、前
者が後者より薄い関係にあり、更に、第1のアルミニウ
ム箔と紙との間、紙と第2のアルミニウム箔との間、お
よび、第2のアルミニウム箔とヒートシール層との間の
それぞれの層間にポリエチレン押し出しコート層を介在
させた構成からなることを特徴とする冷間成形可能なア
ルミニウム積層蓋材に関するものである。 〔作用〕 冷間成形するアルミニウム積層体が良好な成形性及び
保形性を有するためには、その材質の硬さ、デッドホー
ルド性、折れ曲げ易さ及び反発力等が適当にバランスし
ていることが重要である。 本発明にかかるアルミニウム積層蓋材においては、所
定の厚みの紙両面に薄いアルミニウム箔を貼り合わせた
構造とすると共にそのアルミニウム箔の膜厚を調整し、
更に、各層間にポリエチレン押し出しコート層を介在さ
せることにより、片面にのみアルミニウム箔を貼り合わ
せたものや、紙単体からなるもの、更には、紙の両面
に、単に、アルミニウム箔を積層させたものに比べて飛
躍的に上記特性が向上したものである。 〔実施例〕 以下に上記の本発明について以下に添付図面を参照し
て詳細に説明する。 本発明にかかる蓋材は、第1図に示すように、最外層
1と中間層3にアルミニウム箔を有し、これらの間に紙
2が設けられているものである。 最内層4は、ヒートシール層である。 最外層1であるアルミニウム箔は、貼り合わせ及び印
刷加工を可能とするために、7μm以上の厚さを有する
ものであることが好ましく、また、厚すぎると、反発力
及び風合いに欠けるばかりではなく、製造コストも高く
なるので、厚さの上限としては、20μmが適当である。 本発明において、上記のアルミニウム箔の好ましい厚
さは、9〜15μmである。 一方、中間層3であるアルミニウム箔は、デッドホー
ルド性及び密封時にヒートシール層を保持するための強
度上の点から9〜40μmの厚さであることが必要であ
る。 上記のアルミニウム箔の特に好ましい厚さは、12〜20
μmである。 なお、本発明においては、最外層1を構成する第1の
アルミニウム箔と中間層3を構成する第2のアルミニウ
ム箔とは、上記のような作用を奏するために、その膜厚
が、前者が後者より薄い関係ににといて配置されること
が好ましいものである。 次に、本発明において、紙層2は、蓋材全体の剛性を
維持し、かつ成形後湿度や水分による変形や成形戻りを
防ぐため、水分による伸び率の少ない材質のものが望ま
しい。 これには、例えば、グラシン紙、パーチメント紙、ポ
リエチレン混抄紙、ポリプロピレン混抄紙等を使用する
ことができる。 紙の坪量は、30〜100g/m2であり、30g/m2未満である
と、剛度不足が生じ、100g/m2を越えると、打ち抜き及
び成形が困難となり好ましくないものである。 紙の坪量としては、具体的には、40〜80g/m2位のもの
が望ましいものである。 次にまた、上記のヒートシール層4としては、本発明
においては何等制限されるものではなく、従来から使用
されているホットメルト系接着剤、溶剤系ヒートシール
剤、オレフィン系イージオープンフィルム等のいずれの
材質のものでも使用することができる。 アルミニウム箔、紙及びヒートシール層を積層する方
法としては、接着剤による貼り合わせや押し出しラミネ
ート法等の任意の方法を利用することができるものであ
る。 第1図に示す実施例においては、アルミニウム積層蓋
材は、押し出しラミネート法により作成されたものであ
り、アルミニウム箔1、3と紙2との間には、それぞれ
接着剤層5、5′が設けられているものである。 更に、本発明においては、後述する実施例1に示され
ているように、アルミニウム箔3とヒートシール層4と
の間にも、図示しないが、押し出しラミネート法によ
り、接着剤層を介在させ、該アルミニウム箔とヒートシ
ール層4との接着性を改善しているものである。 以上において本発明のアルミニウム積層蓋材を説明し
たが、本発明の技術的思想の範囲内において種々の変更
をなし得る。 例えば、外層のアルミニウム箔上に直接印刷を施す代
わりに、印刷用の層を設けてもよい。 次に本発明について実施例を挙げて更に具体的に本発
明を説明する。 実施例1 順に厚さ9μmのアルミニウム箔、坪量65g/m2のグラ
シン紙及び厚さ15μmのアルミニウム箔のアルミニウム
箔を厚さ20μmのポリエチレンで押し出しラミネート
し、更に、厚さ15μmのアルミニウム箔の面に厚さ25μ
mのポリエチレンを押し出しコートした後エチレン−酢
酸ビニル樹脂系ホットメルト接着剤を坪量20g/m2にて塗
布し、アルミニウム積層体を作成した。 これをクリアランス0.25mmのオスとメスの金型内に挿
入し、30℃でプレス成形てたところ、材料の破れや剥離
がなく、金型に忠実な成形体が得られた。 この蓋材10を第2図に示すようにアイスクリームカッ
プ11にかぶせ、160℃でヒートシールした。 得られたアイスクリームカップを−20℃で取り扱った
が、蓋の変形や戻りはなくデッドホールド性が良好であ
った。 実施例2 外層のアルミニウム箔の膜厚を7μm、及び中間層の
アルミニウム箔の膜厚を20μmとし、紙を坪量55g/m2
パーチメント紙とした以外は、上記の実施例1と同様に
してアルミニウム積層体を作成した。 これを上記の実施例1と同様にプレス成形したとこ
ろ、材料の破れや剥離はなく、金型に忠実な成形体が得
られた。 更に、上記の実施例1と同様にしてポリスチレン製の
容器にかぶせてヒートシールしたところ、蓋の変形やも
どりもなく、デッドホールド性が良好であった。 〔発明の効果〕 上記の通り、本発明のアルミニウム積層蓋材は、紙の
両側に薄いアルミニウム箔が貼り合わされていると共に
該アルミニウム箔の膜厚が調整され、更に、各層間に、
ポリエチレン押し出しコート層が介在している構造を有
するものであることから、成形性及び保形性に優れてい
るものである。 また、アルミニウム材と比べて、薄いアルミニウム箔
を用いているので、手を切る心配もなく、取り扱い者や
消費者の安全も図れるものである。 更に、既存の成形機や充填包装機等をそのまま利用で
きるので、製造コストを低くすることができるという利
点もあるものである。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の一実施例によるアルミニウム積層蓋
材の層構成を示す概略断面図であり、第2図は、本発明
にかかるアルミニウム積層蓋材をヒートシールしたカッ
プの一例を示す概略的斜視図である。 1……アルミニウム箔(外層) 2……紙層 3……アルミニウム箔(中間層) 4……ヒートシール層 5、5′……接着剤層 10……アルミニウム積層蓋材 11……カップ

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.外層から順に膜厚7〜20μmの第1のアルミニウム
    箔、坪量が30〜100g/m2の紙、膜厚15〜40μmの第2の
    アルミニウム箔、および、ヒートシール層の組み合わせ
    から構成され、更に、第1のアルミニウム箔と第2のア
    ルミニウム箔とは、その膜厚が、前者が後者より薄い関
    係にあり、更に、第1のアルミニウム箔と紙との間、紙
    と第2のアルミニウム箔との間、および、第2のアルミ
    ニウム箔とヒートシール層との間のそれぞれの層間にポ
    リエチレン押し出しコート層を介在させた構成からなる
    ことを特徴とする冷間成形可能なアルミニウム積層蓋
    材。
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