JPH0414062B2 - - Google Patents

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JPH0414062B2
JPH0414062B2 JP7150084A JP7150084A JPH0414062B2 JP H0414062 B2 JPH0414062 B2 JP H0414062B2 JP 7150084 A JP7150084 A JP 7150084A JP 7150084 A JP7150084 A JP 7150084A JP H0414062 B2 JPH0414062 B2 JP H0414062B2
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JP
Japan
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layer
thickness
foil
resin
laminate
Prior art date
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Expired
Application number
JP7150084A
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English (en)
Other versions
JPS60214954A (ja
Inventor
Katsuo Murata
Hiroshi Tada
Shoichi Makimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Aluminum KK
Original Assignee
Toyo Aluminum KK
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Publication date
Application filed by Toyo Aluminum KK filed Critical Toyo Aluminum KK
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Description

【発明の詳細な説明】
技術分野 本発明は、成形性に優れ、かつ成形により容器
形状とした状態での外力に対する変形抵抗性と形
状復元性に優れた絞り成形用アルミニウム積層体
に関する。 従来技術 アルミニウム(以下Alと記す)の積層体とし
ては種々のものが知られている。例えば、厚さ90
〜120μm程度のAl箔の一面に耐熱性樹脂をコー
テイングし、他の一面に厚さ50μm程度のポリプ
ロピレンフイルムを貼合せたAl積層体の絞り成
形品が、カレー、ミートソース、シチユー等のレ
トルト食品の充填容器として使用されている。し
かしながら、該Al積層体から得られる容器は、
取扱時、輸送中、貯蔵中等に容器相互の接触や外
力の付与により変形を生じやすく、変形を生じた
場合には、材料自体に復元性がない為、変形がそ
のまま残存して商品価値を失うという欠点があ
る。又、この形式の積層体は、使用するアルミニ
ウム箔の厚さが大きい為、コストが高いという経
済上の問題点もある。 更に、厚さ7〜9μm程度のAl箔を芯材とし、
その両面に厚さ12〜25μm程度のポリエステルフ
イルム又はナイロンフイルムからなる外層と厚さ
50μm程度のポリプロピレンフイルムからなる内
層を貼り合せたAl積層体も存在する。しかしな
がら、周知の如く、Al箔は、厚さが60μm以下に
なると、成形による変形に耐えるだけの機械的特
性を有しないので、このAl積層体は、レトルト
食品用のパウチとしては有用であるが、成形容器
を形成することは出来ない。 発明の構成 本発明者は、上記の如きAl積層体の現状に鑑
みて種々研究を重ねた結果、芯材として特定の構
成を有するAl複合材を使用するとともに、その
両面に特定厚さの外層及び内層を形成する場合に
は、成形性及び変形に対する抵抗性に優れた絞り
成形用Al積層体が得られることを見出した。即
ち、本発明は、()厚さ1〜50μmの耐熱性樹
脂からなる外層、()(a)厚さ6〜60μmのアル
ミニウム箔又はアルミニウム合金箔、(b)厚さ10〜
300μmの樹脂層、及び(c)厚さ6〜60μmのアルミ
ニウム箔又はアルミニウム合金箔からなる芯材
層、及び()厚さ70〜300μmの熱可塑性樹脂
からなる内層を備え、引張り破断強度が5〜25
Kg/15mm巾でかつ耐力が2〜12Kg/15mm巾である
ことを特徴とする絞り成形用アルミニウム積層体
に係る。 以下、本発明絞り成形用Al積層体を構成する
各層につき詳細に説明する。 本発明の該積層体の層構成をさらに明瞭にする
ために、第1図を参照しつつ具体的に説明する。 本発明積層体は、外層1と内層3との間に、
Al箔又はAl合金箔2−a、樹脂層2−bおよび
Al箔又はAl合金箔2−cからなる芯材層を介在
させた構造を有する。 本発明においては、外層と内層間に挿設される
芯材層としては、2枚の6〜60μmのAl又はAl合
金薄箔間に10〜300μmの樹脂層を形成したAl複
合材を使用する。この特定構成の芯材層の使用に
より、絞り成形時の材料の破れが防止され、且つ
得られる容器の変形抵抗性が著るしく向上する。
2枚のAl箔又はAl合金箔は、必ずしも同一厚さ
である必要はなく、又同一合金組成である必要も
ない。Al複合材において使用する樹脂としては、
特に限定されず、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ナイロン、ポリエステル、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、
マイオノマー樹脂、更にはマイレン酸等の酸を共
重合させた変性ポリプロピレン、変性ポリエチレ
ン等が例示される。樹脂層の厚さは、10〜300μ
mが適当であり、30〜200μm程度がより好まし
い。樹脂層が10μm未満の場合には、絞り成形時
の材料の破れ防止が十分に行なわれ得ず、一方
300μmを上回る場合には、成形された容器が応
力により変形して所望の容器形状を保持し難くな
る。Al複合材は、公知の方法により製造すれば
良く、例えば、中間樹脂フイルム(延伸又は無延
伸)と2枚のAl箔の貼り合せ、樹脂の共押出し
による2枚のAl箔の貼り合せ等が挙げられる。
Al複合材中の樹脂層は、2枚以上の樹脂の混合
物により構成しても良く、更に異なる樹脂を積層
して構成しても良い。 外層(本願明細書において、外層とは、絞り成
形により容器を形成した際に外側に位置する層を
いい、内層とは、容器の内側に位置する層をい
う)は、エポキシ樹脂、ポリエステル、ナイロ
ン、ポリプロピレン等の耐熱性樹脂により形成
し、その厚さを1〜50μmとする。外層の厚さが
50μmを超える場合には、成形容器自体の形状が
保持し難くなる。一方、外層の厚さが1μm未満
では、滑性低下の為成形が困難となる。外層の厚
さが1〜10μm程度の場合には、エポキシ樹脂、
アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂
等の有機溶剤溶液を上記芯材層のAl箔上にグラ
ビアコート又はロールコートすることにより形成
することが好ましい。外層の厚さが10〜50μmの
場合には、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピ
レン等の延伸又は無延伸のフイルムを芯材層の
Al箔に貼り合せることが好ましい。 内層は、絞り成形により得られた容器におい
て、蓋材とのヒートシール層としての機能を有す
るので、熱可塑性樹脂により構成する。熱可塑性
樹脂としては、ポリプロピレン、ポリエチレン、
ナイロン、ポリエステル等が例示される。内層
は、成形容器の変形状態からの復元性に大きく影
響する。この厚さが70μm未満では、復元性が十
分でなく、一方300μmを上回る場合には、形状
復元性が過大となつて、成形容器自体の形状を保
持し難くなる。内層の厚さは、樹脂の種類及びそ
の硬さ、芯材層及び外層の厚さ及び物理的性質な
どにより変り得るが、一般に90〜250μm程度と
することがより好ましい。内層は、上記熱可塑性
樹脂の延伸又は無延伸フイルムを芯材層のAl箔
に貼り合せる方法、熱可塑性樹脂の1種又は2種
以上の混合物を芯材層のAl箔上に熱溶融押出し
する方法、異なる熱可塑性樹脂からなる共押出し
による積層フイルムを芯材層のAl箔上に貼り合
せる方法等の公知の方法により形成される。 なお、成形時もしくは成形後の各層間のはくり
を防止する為には、外層と芯材層及び内層と芯材
層は、ウレタン系接着剤により貼り合せるか、マ
イレン酸等の酸を共重合成分として含有する変性
ポリオレフイン又はポリエステル系樹脂等により
貼り合せることが好ましい。 更に、絞り成形時の材料の破損を防止するとと
もに所望の容器形状を得る為には、本発明積層体
は、室温下、引張り速度20mm/分において引張り
破断強度5〜25Kg/15mm巾、0.2%伸び時の耐力
2〜12Kg/15mm巾、より好ましくは夫々10〜22
Kg/15mm巾及び3〜7Kg/15mm巾なる機械的特性
を有する必要がある。引張り破断強度が5Kg/15
mm巾未満又は耐力が2Kg/15mm巾未満の場合に
は、成形時に材料が破れやすく、一方引張り破断
強度が25Kg/15mm巾を上回るか又は耐力が12Kg/
15mm巾を上回る場合には、成形によつても所定の
容器形状が得られない。これ等の値は、容器に成
形された後も変らない。 本発明Al積層体は、常法による絞り成形に供
され、レトルト食品等の充填容器の製造に使用さ
れる。 絞り成形時には、積層体を雌金型側に外層が位
置するように配置し、内層側から加圧して成形す
る(第1図参照)。 発明の効果 (1) 本発明Al積層体は、絞り成形時にも破損す
ることがなく、また成形により得られた容器が
材料自体の過度の復元力により形状変化するこ
ともない。 (2) 成形容器の形態においては、適度の復元性の
故に、変形に対する抵抗が大きい。 (3) コストが安い。 実施例 以下に実施例及び比較例を示し、本発明の特徴
とするところを更に明確にする。 実施例1〜12及び比較例1〜4 第1表に示す外層、芯材層及び内層をウレタン
系接着剤(塗付量3〜5g/m2)により貼り合せ
て、Al積層体を作成した。 得られたAl積層体をカツピングマシーンによ
りプレスで口径30mm×高さ20mmのカツプ形状に絞
り成形して、その成形性を評価した。結果は、第
2表に示す通りである。 上記において成形性が良好であつた実施例1〜
12及び比較例1〜2の成形品のついて、手による
変形のし易さ及び変形の復元程度を評価した結果
を第2表に変形に対する抵抗性として示す。 又、各Al積層体を常温下20mm/分の速度で引
張り、その時の引張り破断強度及び0.2%伸びで
の耐力を測定した。結果は、第2表に示す通りで
ある。 更に、実施例2,4及び11のAl積層体から、
高さ30mm×縦180mm×横120mmの角型容器を作り、
カレーを充填し、120℃×30分のレトルト殺菌を
行なつた。いずれの場合にも、殺菌時に何らの支
障もなく、又充填状態での変形抵抗性にも優れて
いた。尚、蓋材としては、エポキシ樹脂−50μm
Al−ウレタン接着剤−20μm延伸ポリプロピレン
フイルムなる構成の積層材を使用し、これを容器
に対してヒートシールした。
【表】
【表】 第1表で使用した略号の意味は、以下の通りで
ある。 c−Ny……未延伸ナイロンフイルム、 o−Ny……延伸ナイロンフイルム、 変性PP……変性ポリプロピレン、 ドライ……ドライラミネーシヨン用ウレタン系接
着剤、 PET……ポリエステル、 PE……ポリエチレン、 c−PP……未延伸ポリプロピレンフイルム。
【表】
【表】 【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による積層体の概要を示す断
面図である。 1……外層、2,a……Al箔又はAl合金箔、
2,b……樹脂層、2,c……Al箔又はAl合金
箔、3……内層。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 () 厚さ1〜50μmの耐熱性樹脂からな
    る外層、 () (a) 厚さ6〜60μmのアルミニウム箔又
    はアルミニウム合金箔、 (b) 厚さ10〜300μmの樹脂層、及び (c) 厚さ6〜60μmのアルミニウム箔又はアル
    ミニウム合金箔 からなる芯材層、及び () 厚さ70〜300μmの熱可塑性樹脂からな
    る内層を備え、引張り破断強度が5〜25Kg/15
    mm巾でかつ耐力が2〜12Kg/15mm巾であること
    を特徴とする絞り成形用アルミニウム積層体。
JP7150084A 1984-04-09 1984-04-09 絞り成形用アルミニウム積層体 Granted JPS60214954A (ja)

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JP7150084A JPS60214954A (ja) 1984-04-09 1984-04-09 絞り成形用アルミニウム積層体

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JPH01138731U (ja) * 1988-03-15 1989-09-21
JPH0643235B2 (ja) * 1990-03-31 1994-06-08 株式会社畑屋製作所 巻取り装置
JP2563481Y2 (ja) * 1990-08-20 1998-02-25 昭和アルミニウム 株式会社 ラミネートアルミニウム箔
JP4924357B2 (ja) * 2007-10-17 2012-04-25 Jfeスチール株式会社 容器材料用ラミネート鋼板

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