JPH072176Y2 - コンクリート表面の模様形成体 - Google Patents

コンクリート表面の模様形成体

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JPH072176Y2
JPH072176Y2 JP6544391U JP6544391U JPH072176Y2 JP H072176 Y2 JPH072176 Y2 JP H072176Y2 JP 6544391 U JP6544391 U JP 6544391U JP 6544391 U JP6544391 U JP 6544391U JP H072176 Y2 JPH072176 Y2 JP H072176Y2
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frame
concrete surface
cores
forming body
concrete
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Inventor
徳治 大野
Original Assignee
丸栄株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、コンクリート表面に凹
凸模様を形成すべくコンクリート用型枠のせき板に貼着
して使用するコンクリート表面の模様形成体に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の模様形成体の一形式として、本
出願人の出願に係る実開平2−24908号公報には任
意形状の図柄を打ち抜いた厚紙製枠心の表面に熱可塑性
プラスチックフィルムを真空密着包装により被着して耐
水性を付与したものが開示されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上記した従
来の模様形成体を構成する枠心の製作には図柄に合わせ
て折曲げたり裁断した帯状の切刃を合板に立設して構成
したダイを用い、これをダイカットプレス機に取り付け
て厚紙を打ち抜き加工しているが、図柄の種類を多くす
れば、それに応じた数のダイが必要となり模様形成体の
コストが高くつく。本考案はかかる問題点に鑑み、低コ
ストにて多種多用の図柄をコンクリート表面に形成でき
る模様形成体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案はコンクリート表
面に凹凸模様を形成するためコンクリート用型枠のせき
板に貼着して使用するコンクリート表面の模様形成体で
あって、厚紙を打ち抜き加工して任意形状に成形した複
数枚の枠心を平面的に整列配置し、熱可塑性プラスチッ
クフィルムを真空密着包装により表裏両面に被着して互
いに連結したことを特徴とする。
【0005】
【作用、効果】本考案によれば、複数枚の枠心を整列配
置し、表裏両面にプラスチックフィルムを被着して互い
に連結するので、図柄の異なる複数種類の枠心を適宜組
合わせることにより多種多様の模様を創り出すことがで
きる。このため、例えばアルファベット26文字を打ち
抜き加工するに必要な26種類の木型を用意し、この木
型で26種類の枠心を作製しておけば、26種類の枠心
の中から適宜枠心を選択して連結することにより、任意
の英単語や英文をコンクリート表面に形成することがで
きるなど、限られた図柄から多種多様の模様を創り出す
ことができる。従って、図柄の打ち抜き加工に要するダ
イの種類が少なくて済むので、模様形成体のコストの低
減を図ることができる。また、表裏両面にプラスチック
フィルムを被着したので、離型性が良く硬化したコンク
リートから型枠を外す作業が容易になるほか、コンクリ
ート中の水分が浸透することによる枠心の型崩れを防止
できる。このため、コンクリート表面に鮮明な凹凸模様
を形成できる。
【0006】
【実施例】以下に本考案を図面に基づき説明するに、図
1及び図2には本考案の第1実施例に係るコンクリート
表面の模様形成体10が示されている。当該形成体10
は横一列に整列配置した4枚の正方形枠心11〜14と
2枚の長方形枠心15、および各枠心11〜15の表裏
両面に被着したプラスチックフィルム16,17から構
成されている。
【0007】正方形の枠心11〜14には英文字が一字
ずつ打ち抜き成形され、長方形の枠心15にはピリオド
のマークが打ち抜き成形されている。これら各枠心11
〜15は段ボール箱等、各種紙製品の打ち抜き成形に用
いられているダイカットプレス機を利用し、これに英文
字の形状に加工した帯状の切刃を合板に立設して構成し
たダイを取付け、このダイで段ボールシートを打ち抜き
加工することにより作製されている。
【0008】本実施例においては、アルファベットを構
成する26種類の各英文字とピリオド等英作文に必要な
各種マークの図柄を打ち抜き成形した枠心を予め用意し
ておき、この中から所要文字の図柄を有する枠心を選び
出して組合わせることにより模様形成体10を構成して
いる。
【0009】プラスチックフィルム16,17の素材に
は熱接着性に優れたポリエチレンを使用しているが、こ
のほかアセテート、ボリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポ
リプロピレン等の熱可塑性プラスチックを使用すること
ができる。また、プラスチックフィルム16,17のう
ち、枠心11〜15の裏側に被着したフィルム17に
は、後述するようにスキンパッケージ装置を用いて真空
密着包装するとき通気性が要求されるので、予め多数の
ピンホール17aが形成されている。
【0010】これら両プラスチックフィルム16,17
は図3に示すスキンパッケージ装置20を使って枠心1
1〜15の表裏両面に被着されている。当該装置20は
ブロー用チャンバ21、同チャンバ21の上部開口に被
せたプラスチックフィルム16の端部を解除可能に狭持
するクランパ、チャンバ21内に昇降可能に設けたテー
ブル23、チャンバ21の底部外側に固設されテーブル
23を昇降させるエアーシリンダ24、一端が真空タン
ク25に連通し他端がテーブル23の上面に開口する真
空パイプ26、同パイプ26を開閉する真空バルブ2
7、真空タンク25に接続した真空ポンプ28、チャン
バ21の上部開口端面に対向して配設されエアーシリン
ダ29により開口端面から退避するように往復移動する
ヒータ30、チャンバ21内にエアーを供給するための
ブローパイプ31、同パイプ31を開閉するブロー用バ
ルブ32を備えている。
【0011】このスキンパッケージ装置20を使って枠
心11〜15にプラスックフィルム16,17を被着す
るには、まず、ピンホール17aを設けたプラスチック
フィルム17をテーブル17に敷き、その上に枠心11
〜15を整列して載置する。一方、クランパ22でプラ
スチックフィルム16を狭持し、ヒータ30で同フィル
ム16を成形温度に達するまで加熱して軟化させた後、
ヒータ30をプラスチックフィルム16上から退避さ
せ、枠心11〜15の表面がプラスチックフィルム16
に圧接するまでテーブル23を上昇させて停止する。つ
いで、真空ポンプ28を駆動するとプラスチックフィル
ム17のピンホール17aを通って枠心11〜15とプ
ラスチックフィルム16間から空気が吸引排出されるの
で、軟化したプラスチックフィルム16が枠心11〜1
5表面及び枠心11〜15の周囲に露出しているプラス
チックフィルム17に密着して枠心11〜15が互いに
連結される。このようにしてプラスチックフィルム1
6,17を枠心11〜15に被着した後、枠心11〜1
5の周縁に沿ってプラスチックフィルム16,17の端
部を刃物で切り取るか、溶断して仕上げを行う。
【0012】この模様形成体10を両面テープを使って
型枠のせき板に貼着し、コンクリートを打ち込むと、図
4に示すように硬化したコンクリート40の表面には英
文字とピリオドのマークが凸部となって顕出する。しか
して、本実施例に係る模様形成体10は、平面的に整列
配置した複数枚の枠心11〜15を表裏両面にプラスチ
ックフィルム16,17を被着して互いに連結すること
により構成されているので、例えばアルファベット26
文字と各種マークを打ち抜き加工するに必要な木型を使
って予め多数の枠心を作製しておけば、この枠心を適宜
選択して連結することにより、任意の英単語や英文をコ
ンクリート表面に形成することができる。また、表裏両
面にプラスチックフィルム16,17を被着したので、
コンクリート中の水分による枠心の型崩れを防止でき
る。このため、彫りの深い鮮明な模様を得ることができ
る。さらに、枠心11〜15の素材に段ボールを使用し
たので、軽量で運搬、せき板への貼着作業等における取
扱にきわめて便利である。
【0013】つぎに、本考案の第2実施例に係る模様形
成体50を図5及び図6に基づき説明する。当該模様形
成体50を構成する枠心51〜55の素材には板紙を3
層に積層して接着したものを使用し、これを打ち抜き加
工して英文字やピリオドを形成するとともに、第1実施
例に係る模様形成体10と同様にこれら枠心51〜55
の表裏両面にプラスチックフィルム56,57を被着し
て連結している。第1実施例に係る模様形成体10で
は、英文字の図柄部分を打ち抜いているので、コンクリ
ート表面には英文字が凸部となって顕出するが、第2実
施例では枠心そのものを英文字の形状に形成しているの
で、この模様形成体50を使ってコンクリートを打ち込
むとコンクリート表面には英文字やピリオドが凹部とな
って顕出する。
【0014】しかして、かかる実施例によれば、枠心5
0〜55の素材に強度の大きい板紙の積層体を用いたの
で、耐久性に優れており、プラスチックフィルム56,
57を剥して枠心51〜55を再使用することが可能で
ある。なお、上記した第1及び第2実施例では、枠心1
1〜15,51〜55の裏面に被着するプラスチックフ
ィルム16,17,56,57に予めピンホール17
a,57aを形成したので、コンクリート打ち込み時、
ピンホール17a,57aから水分が枠心11〜15,
51〜55に浸透するおそれがあるが、両面テープを模
様形成体10,50の裏面の4辺に沿って貼着すれば、
両面テープにより水分の侵入を防止できる。また、枠心
11〜15,51〜55にプラスチックフィルム16,
17,56,57を被着した後、裏面のプラスチックフ
ィルム17,57に接着剤や塗料を塗布すれば、簡単に
ピンホール17a,57aを塞ぐことができるほか、板
紙製枠心51〜55の裏面に熱接着性に優れたエチレン
酢酸ビニル重合体エマルジョンなどを塗布しておけば、
スキンパッケージ装置でプラスチックフィルム57を枠
心に熱接着したとき同エマルジョンによりピンポール5
7aを塞ぐことができる。さらに、枠心11〜15,5
1〜55の素材となる段ボールシートや板紙に予めパラ
フィンやフェノール樹脂を含浸しておけば耐水性、硬度
及び強度が増して、より確実に型崩れを防止でき、かつ
耐久性も向上し繰り返し再使用が可能となる。
【0015】また、上述した第1及び第2実施例では枠
心11〜15,51〜55に形成する基本的な図柄とし
て英文字を採用したが、基本的な図柄としてこのほか平
仮名、片仮名、数字、円形、四角形、三角形等を挙げる
ことができる。さらに、両実施例は枠心11〜15,5
1〜5とプラスチックフィルム16,17,56,57
から構成したが、枠心11〜15,51〜55とプラス
チックフィルム16,17,56,57の間に板紙や段
ボールシート等通気性を有するシート材を介装して枠心
11〜15,51〜55を裏打ちすれば平面性が向上し
て取扱が一層便利になるほか、介装するシート材にエン
ボス加工した板紙、畳表、クロス、不織布、片面段ボー
ル等を使用すれば、これらシート材表面の凹凸模様がコ
ンクリート表面に形成さるので、枠心11〜15,51
〜55の図柄と合まってコンクリート表面に趣に富む模
様を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るコンクリート表面の
模様形成体を示す平面図である。
【図2】図1の2−2線から切断した断面図である。
【図3】同模様形成体の製作に用いるスキンパッケージ
装置を示す概略構成図である。
【図4】同模様形成体を使って模様を形成したコンクリ
ートの表面を示す斜視図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す平面図である。
【図6】図5の6ー6線から切断した断面図である。
【符号の説明】
10,50…模様形成体、11〜15,51〜55…枠
心、16,17,56,57…プラスチックフィルム、
17a,57a…ピンホール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンクリート表面に凹凸模様を形成する
    ためコンクリート用型枠のせき板に貼着して使用するコ
    ンクリート表面の模様形成体であって、厚紙を打ち抜き
    加工して任意形状に成形した複数枚の枠心を平面的に整
    列配置し、熱可塑性プラスチックフィルムを真空密着包
    装により表裏両面に被着して互いに連結したことを特徴
    とするコンクリート表面の模様形成体。
JP6544391U 1991-07-23 1991-07-23 コンクリート表面の模様形成体 Expired - Lifetime JPH072176Y2 (ja)

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JPH059909U JPH059909U (ja) 1993-02-09
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