JPH059909U - コンクリート表面の模様形成体 - Google Patents

コンクリート表面の模様形成体

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JPH059909U
JPH059909U JP6544391U JP6544391U JPH059909U JP H059909 U JPH059909 U JP H059909U JP 6544391 U JP6544391 U JP 6544391U JP 6544391 U JP6544391 U JP 6544391U JP H059909 U JPH059909 U JP H059909U
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徳治 大野
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丸栄株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】低コストにて多種多用の図柄をコンクリート表
面に形成できる模様形成体を提供すること。 【構成】コンクリート表面に凹凸模様を形成するためコ
ンクリート用型枠のせき板に貼着して使用するコンクリ
ート表面の模様形成体10であって、厚紙を打ち抜き加
工して任意形状に成形した複数枚の枠心11〜15を平
面的に整列配置し、熱可塑性プラスチックフィルム1
6,17を真空密着包装により表裏両面に被着して互い
に連結する。 【効果】図柄の異なる複数種類の枠心16,17を適宜
組合わせることにより多種多様の模様を創り出すことが
できるので、図柄の打ち抜き加工に要するダイの種類が
少なくて済み、模様形成体10のコストを低減できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンクリート表面に凹凸模様を形成すべくコンクリート用型枠のせ き板に貼着して使用するコンクリート表面の模様形成体に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の模様形成体の一形式として、本出願人の出願に係る実開平2−249 08号公報には任意形状の図柄を打ち抜いた厚紙製枠心の表面に熱可塑性プラス チックフィルムを真空密着包装により被着して耐水性を付与したものが開示され ている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記した従来の模様形成体を構成する枠心の製作には図柄に合わせ て折曲げたり裁断した帯状の切刃を合板に立設して構成したダイを用い、これを ダイカットプレス機に取り付けて厚紙を打ち抜き加工しているが、図柄の種類を 多くすれば、それに応じた数のダイが必要となり模様形成体のコストが高くつく 。 本考案はかかる問題点に鑑み、低コストにて多種多用の図柄をコンクリート表 面に形成できる模様形成体を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案はコンクリート表面に凹凸模様を形成するためコンクリート用型枠のせ き板に貼着して使用するコンクリート表面の模様形成体であって、厚紙を打ち抜 き加工して任意形状に成形した複数枚の枠心を平面的に整列配置し、熱可塑性プ ラスチックフィルムを真空密着包装により表裏両面に被着して互いに連結したこ とを特徴とする。
【0005】
【作用、効果】 本考案によれば、複数枚の枠心を整列配置し、表裏両面にプラスチックフィル ムを被着して互いに連結するので、図柄の異なる複数種類の枠心を適宜組合わせ ることにより多種多様の模様を創り出すことができる。このため、例えばアルフ ァベット26文字を打ち抜き加工するに必要な26種類の木型を用意し、この木 型で26種類の枠心を作製しておけば、26種類の枠心の中から適宜枠心を選択 して連結することにより、任意の英単語や英文をコンクリート表面に形成するこ とができるなど、限られた図柄から多種多様の模様を創り出すことができる。従 って、図柄の打ち抜き加工に要するダイの種類が少なくて済むので、模様形成体 のコストの低減を図ることができる。 また、表裏両面にプラスチックフィルムを被着したので、離型性が良く硬化し たコンクリートから型枠を外す作業が容易になるほか、コンクリート中の水分が 浸透することによる枠心の型崩れを防止できる。このため、コンクリート表面に 鮮明な凹凸模様を形成できる。
【0006】
【実施例】
以下に本考案を図面に基づき説明するに、図1及び図2には本考案の第1実施 例に係るコンクリート表面の模様形成体10が示されている。当該形成体10は 横一列に整列配置した4枚の正方形枠心11〜14と2枚の長方形枠心15、お よび各枠心11〜15の表裏両面に被着したプラスチックフィルム16,17か ら構成されている。
【0007】 正方形の枠心11〜14には英文字が一字ずつ打ち抜き成形され、長方形の枠 心15にはピリオドのマークが打ち抜き成形されている。これら各枠心11〜1 5は段ボール箱等、各種紙製品の打ち抜き成形に用いられているダイカットプレ ス機を利用し、これに英文字の形状に加工した帯状の切刃を合板に立設して構成 したダイを取付け、このダイで段ボールシートを打ち抜き加工することにより作 製されている。
【0008】 本実施例においては、アルファベットを構成する26種類の各英文字とピリオ ド等英作文に必要な各種マークの図柄を打ち抜き成形した枠心を予め用意してお き、この中から所要文字の図柄を有する枠心を選び出して組合わせることにより 模様形成体10を構成している。
【0009】 プラスチックフィルム16,17の素材には熱接着性に優れたポリエチレンを 使用しているが、このほかアセテート、ボリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプ ロピレン等の熱可塑性プラスチックを使用することができる。また、プラスチッ クフィルム16,17のうち、枠心11〜15の裏側に被着したフィルム17に は、後述するようにスキンパッケージ装置を用いて真空密着包装するとき通気性 が要求されるので、予め多数のピンホール17aが形成されている。
【0010】 これら両プラスチックフィルム16,17は図3に示すスキンパッケージ装置 20を使って枠心11〜15の表裏両面に被着されている。当該装置20はブロ ー用チャンバ21、同チャンバ21の上部開口に被せたプラスチックフィルム1 6の端部を解除可能に狭持するクランパ、チャンバ21内に昇降可能に設けたテ ーブル23、チャンバ21の底部外側に固設されテーブル23を昇降させるエア ーシリンダ24、一端が真空タンク25に連通し他端がテーブル23の上面に開 口する真空パイプ26、同パイプ26を開閉する真空バルブ27、真空タンク2 5に接続した真空ポンプ28、チャンバ21の上部開口端面に対向して配設され エアーシリンダ29により開口端面から退避するように往復移動するヒータ30 、チャンバ21内にエアーを供給するためのブローパイプ31、同パイプ31を 開閉するブロー用バルブ32を備えている。
【0011】 このスキンパッケージ装置20を使って枠心11〜15にプラスックフィルム 16,17を被着するには、まず、ピンホール17aを設けたプラスチックフィ ルム17をテーブル17に敷き、その上に枠心11〜15を整列して載置する。 一方、クランパ22でプラスチックフィルム16を狭持し、ヒータ30で同フィ ルム16を成形温度に達するまで加熱して軟化させた後、ヒータ30をプラスチ ックフィルム16上から退避させ、枠心11〜15の表面がプラスチックフィル ム16に圧接するまでテーブル23を上昇させて停止する。ついで、真空ポンプ 28を駆動するとプラスチックフィルム17のピンホール17aを通って枠心1 1〜15とプラスチックフィルム16間から空気が吸引排出されるので、軟化し たプラスチックフィルム16が枠心11〜15表面及び枠心11〜15の周囲に 露出しているプラスチックフィルム17に密着して枠心11〜15が互いに連結 される。このようにしてプラスチックフィルム16,17を枠心11〜15に被 着した後、枠心11〜15の周縁に沿ってプラスチックフィルム16,17の端 部を刃物で切り取るか、溶断して仕上げを行う。
【0012】 この模様形成体10を両面テープを使って型枠のせき板に貼着し、コンクリー トを打ち込むと、図4に示すように硬化したコンクリート40の表面には英文字 とピリオドのマークが凸部となって顕出する。 しかして、本実施例に係る模様形成体10は、平面的に整列配置した複数枚の 枠心11〜15を表裏両面にプラスチックフィルム16,17を被着して互いに 連結することにより構成されているので、例えばアルファベット26文字と各種 マークを打ち抜き加工するに必要な木型を使って予め多数の枠心を作製しておけ ば、この枠心を適宜選択して連結することにより、任意の英単語や英文をコンク リート表面に形成することができる。また、表裏両面にプラスチックフィルム1 6,17を被着したので、コンクリート中の水分による枠心の型崩れを防止でき る。このため、彫りの深い鮮明な模様を得ることができる。さらに、枠心11〜 15の素材に段ボールを使用したので、軽量で運搬、せき板への貼着作業等にお ける取扱にきわめて便利である。
【0013】 つぎに、本考案の第2実施例に係る模様形成体50を図5及び図6に基づき説 明する。当該模様形成体50を構成する枠心51〜55の素材には板紙を3層に 積層して接着したものを使用し、これを打ち抜き加工して英文字やピリオドを形 成するとともに、第1実施例に係る模様形成体10と同様にこれら枠心51〜5 5の表裏両面にプラスチックフィルム56,57を被着して連結している。 第1実施例に係る模様形成体10では、英文字の図柄部分を打ち抜いているの で、コンクリート表面には英文字が凸部となって顕出するが、第2実施例では枠 心そのものを英文字の形状に形成しているので、この模様形成体50を使ってコ ンクリートを打ち込むとコンクリート表面には英文字やピリオドが凹部となって 顕出する。
【0014】 しかして、かかる実施例によれば、枠心50〜55の素材に強度の大きい板紙 の積層体を用いたので、耐久性に優れており、プラスチックフィルム56,57 を剥して枠心51〜55を再使用することが可能である。 なお、上記した第1及び第2実施例では、枠心11〜15,51〜55の裏面 に被着するプラスチックフィルム16,17,56,57に予めピンホール17 a,57aを形成したので、コンクリート打ち込み時、ピンホール17a,57 aから水分が枠心11〜15,51〜55に浸透するおそれがあるが、両面テー プを模様形成体10,50の裏面の4辺に沿って貼着すれば、両面テープにより 水分の侵入を防止できる。 また、枠心11〜15,51〜55にプラスチックフィルム16,17,56 ,57を被着した後、裏面のプラスチックフィルム17,57に接着剤や塗料を 塗布すれば、簡単にピンホール17a,57aを塞ぐことができるほか、板紙製 枠心51〜55の裏面に熱接着性に優れたエチレン酢酸ビニル重合体エマルジョ ンなどを塗布しておけば、スキンパッケージ装置でプラスチックフィルム57を 枠心に熱接着したとき同エマルジョンによりピンポール57aを塞ぐことができ る。 さらに、枠心11〜15,51〜55の素材となる段ボールシートや板紙に予 めパラフィンやフェノール樹脂を含浸しておけば耐水性、硬度及び強度が増して 、より確実に型崩れを防止でき、かつ耐久性も向上し繰り返し再使用が可能とな る。
【0015】 また、上述した第1及び第2実施例では枠心11〜15,51〜55に形成す る基本的な図柄として英文字を採用したが、基本的な図柄としてこのほか平仮名 、片仮名、数字、円形、四角形、三角形等を挙げることができる。 さらに、両実施例は枠心11〜15,51〜5とプラスチックフィルム16, 17,56,57から構成したが、枠心11〜15,51〜55とプラスチック フィルム16,17,56,57の間に板紙や段ボールシート等通気性を有する シート材を介装して枠心11〜15,51〜55を裏打ちすれば平面性が向上し て取扱が一層便利になるほか、介装するシート材にエンボス加工した板紙、畳表 、クロス、不織布、片面段ボール等を使用すれば、これらシート材表面の凹凸模 様がコンクリート表面に形成さるので、枠心11〜15,51〜55の図柄と合 まってコンクリート表面に趣に富む模様を形成することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るコンクリート表面の
模様形成体を示す平面図である。
【図2】図1の2−2線から切断した断面図である。
【図3】同模様形成体の製作に用いるスキンパッケージ
装置を示す概略構成図である。
【図4】同模様形成体を使って模様を形成したコンクリ
ートの表面を示す斜視図である。
【図5】本考案の第2実施例を示す平面図である。
【図6】図5の6ー6線から切断した断面図である。
【符号の説明】
10,50…模様形成体、11〜15,51〜55…枠
心、16,17,56,57…プラスチックフィルム、
17a,57a…ピンホール。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 コンクリート表面に凹凸模様を形成する
    ためコンクリート用型枠のせき板に貼着して使用するコ
    ンクリート表面の模様形成体であって、厚紙を打ち抜き
    加工して任意形状に成形した複数枚の枠心を平面的に整
    列配置し、熱可塑性プラスチックフィルムを真空密着包
    装により表裏両面に被着して互いに連結したことを特徴
    とするコンクリート表面の模様形成体。
JP6544391U 1991-07-23 1991-07-23 コンクリート表面の模様形成体 Expired - Lifetime JPH072176Y2 (ja)

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JPH072176Y2 JPH072176Y2 (ja) 1995-01-25

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