JPH05213305A - 包装機の耳折り装置 - Google Patents

包装機の耳折り装置

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JPH05213305A
JPH05213305A JP4013334A JP1333492A JPH05213305A JP H05213305 A JPH05213305 A JP H05213305A JP 4013334 A JP4013334 A JP 4013334A JP 1333492 A JP1333492 A JP 1333492A JP H05213305 A JPH05213305 A JP H05213305A
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65B—MACHINES, APPARATUS OR DEVICES FOR, OR METHODS OF, PACKAGING ARTICLES OR MATERIALS; UNPACKING
    • B65B11/00—Wrapping, e.g. partially or wholly enclosing, articles or quantities of material, in strips, sheets or blanks, of flexible material
    • B65B11/06—Wrapping articles, or quantities of material, by conveying wrapper and contents in common defined paths
    • B65B11/38—Wrapping articles, or quantities of material, by conveying wrapper and contents in common defined paths in a combination of straight and curved paths
    • B65B11/40—Wrapping articles, or quantities of material, by conveying wrapper and contents in common defined paths in a combination of straight and curved paths to fold the wrappers in tubular form about contents
    • B65B11/42—Wrapping articles, or quantities of material, by conveying wrapper and contents in common defined paths in a combination of straight and curved paths to fold the wrappers in tubular form about contents and then to form closing folds of similar form at opposite ends of the tube

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)
  • Wrapping Of Specific Fragile Articles (AREA)
  • Making Paper Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 箱状物品を連続移送しながら張出し端部の後
縁を確実に折り込む。 【構成】 移送ホィール２の連続回動に伴って、箱状物
品Ａを搬入したポケット２ａが水平状態のまま上方へ円
弧状に移送され、このポケット２ａ内の箱状物品Ａを低
速コンベヤ３の挟持爪３ｂの間に進入することにより、
これらポケット２ａと挟持爪３ｂの前後移動速度差でポ
ケット２ａ内から箱状物品Ａが相対的に後方へ抜き出さ
れると共に、移送路４上に沿ってポケット２ａと挟持爪
３ｂの前後移動速度より遅く移送され、その後に、後続
するポケット２ａの折り込み爪２ａ１が追い付いて、張
出し端部Ｂ１，Ｂ１の後縁Ｂ２，Ｂ２を箱状物品Ａの左
右側面Ａ５，Ａ５沿いに折り込み、これと略同時に、折
り込みガイド５，５を張出し端部Ｂ１，Ｂ１の前縁Ｂ
３，Ｂ３及び後縁Ｂ２，Ｂ２に順次当接することによ
り、前縁Ｂ３，Ｂ３が箱状物品Ａの左右側面Ａ５，Ａ５
沿いに折り込まれて、後縁Ｂ２，Ｂ２の折り込み状態が
保持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば紙巻きたばこな
どの箱状物品にセロハンやポリプロピレンなどの包装シ
ートを箱状物品に被包する包装機の耳折り装置、詳しく
は箱状物品に包装シートが胴巻きされ、この箱状物品を
連続移送しながら、その左右側面から四角筒状に突出す
る包装シートの張出し端部を、該側面に沿って夫々折り
込むものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の包装機の耳折り装置とし
て、例えば特開平１−２９４４０６号公報に開示される
如く、包装シートが胴巻きされた箱状物品を水平な移送
路に沿って移送し、この移送路の途中に箱状物品の移送
速度より速い速度で回転する回転体を配設し、箱状物品
が該回転体を通過する際に、この回転体の外周に突設し
た凸部を張出し端部の後縁に突き当てることにより、後
縁が箱状物品の左右側面に沿って折り込まれるものがあ
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、このよう
な従来の包装機の耳折り装置では、張出し端部の後縁が
瞬間的に折り込まれるために、折り癖が突き難く、特に
包装シートがセロハンやポリプロピレンなどのフィルム
の場合には、後縁の折り込み後に元の折り込み前の状態
に戻り易く、これが折り込み不良となって不良品が多く
発生するという問題がある。
【０００４】本発明は斯かる従来事情に鑑み、箱状物品
を連続移送しながら張出し端部の後縁を確実に折り込む
ことを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明が講ずる技術的手段は、胴巻きされた箱状物品
が水平に搬入されるポケットを外周に等間隔毎に複数夫
々遊星歯車機構を介して設けた連続回動する移送ホィー
ルと、この移送ホィールの上方にポケットの移動軌道と
一部接して該ポケットの前後移動速度より遅い速度で直
線状に連続移動する低速コンベヤと、この低速コンベヤ
と平行に配設されて箱状物品の下面と対向する移送路と
を備え、上記低速コンベヤに箱状物品の前後寸法と略同
寸法の挟持爪を移送路へ向けて突設し、移送ホィールの
各ポケットを箱状物品の前面及び上下面と対向するコの
字型に形成して、低速コンベヤの挟持爪が前後方向へ挿
通する空間部を設けると共に、先行する箱状物品の張出
し端部の後縁と対向する折り込み爪を前方へ突設し、移
送路の左右側縁に沿って張出し端部の前縁と対向する折
り込みガイドを、箱状物品の左右側面と同一垂直面上に
上記折り込み爪の移動軌道と接近して配設したことを特
徴とするものである。
【０００６】
【作用】本発明は上記技術的手段によれば、移送ホィー
ルの連続回動に伴って、箱状物品を搬入したポケットが
水平状態のまま上方へ円弧状に移送され、このポケット
内の箱状物品を低速コンベヤの挟持爪の間に進入するこ
とにより、これらポケットと挟持爪の前後移動速度差で
ポケット内から箱状物品が相対的に後方へ抜き出される
と共に、移送路上に沿ってポケットと挟持爪の前後移動
速度より遅く移送され、その後に、後続するポケットの
折り込み爪が追い付いて、張出し端部の後縁を箱状物品
の左右側面沿いに折り込み、これと略同時に、折り込み
ガイドを張出し端部の前縁及び後縁に順次当接すること
により、前縁が箱状物品の左右側面沿いに折り込まれ
て、後縁の折り込み状態が保持されるものである。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【０００８】この実施例は図１に示す如く、前工程とし
て胴付けホィール１を移送ホィール２と平行に配設し、
このホィール１の外周に設けたポケット１ａ…から包装
シートＢの胴付けが終了した箱状物品Ａ…を、水平状態
で移送ホィール２のポケット２ａ…内に搬入すると共
に、低速コンベヤ３の後工程として高速コンベヤ８を移
送路４沿いに配設したものである。
【０００９】胴付けホィール１は、垂直方向へ回転自在
に配設され、その外周に箱状物品ＡがＵ字型に折り曲げ
られた包装シートＢを介して嵌入するポケット１ａを等
間隔毎に複数個、本実施例では１２個夫々放射状に設
け、これらポケット１ａ…の回動速度を移送ホィール２
のポケット２ａ…の回動速度と略同じになるように正面
から見て時計回り方向へ同期させて連続回動すると共
に、ポケット１ａ…を夫々該胴付けホィール１の回動方
向及びその逆方向へ回転自在に軸支して、各ポケット１
ａが移送ホィール２のポケット２ａと一直線上に対向す
る受け渡し位置Ｐの前後所定区間、本実施例では胴付け
ホィール１の時計でいう約８時半に相当する角度に到達
してから約９時半に相当する角度に到達するまで各ポケ
ット１ａを回動して移送ホィール２のポケット２ａと一
直線上に維持させる。
【００１０】ポケット１ａ…は、その外面が開口する箱
状物品Ａの外形寸法と略同じ大きさの箱型に形成され、
その内部にプッシャー１ｂ…を胴付けホィール１の放射
方向へ内外往復動自在に設け、各ポケット２が移送ホィ
ール２のポケット２ａと一直線上に対向する受け渡し位
置Ｐの前後所定区間、本実施例では胴付けホィール１の
時計でいう約８時に相当する角度に到達してから約１０
時に相当する角度へ向かうに従い、プッシャー１ｂをそ
の内限位置から外動させる。
【００１１】ポケット１ａ…の開口の周囲には、折り込
み片１ｃ…と封止ヒーター１ｄ…を夫々出没動自在に配
設して、ポケット１ａ…から外方へ突出する包装シート
Ｂ…の両自由端を、開口より外方へ突出する箱状物品Ａ
の外面Ａ１沿いに折り込んで熱接着する。
【００１２】移送ホィール２は、胴付けホィール１の下
流側に接近して垂直方向へ回転自在に平行に配設され、
その中心に動力軸２ｂを物品搬送方向と直交する左右方
向へ水平に横設し、この動力軸２ｂを胴付けホィール１
の駆動源に連係することにより、該移送ホィール２を正
面側から見て反時計回り方向へその周速が胴付けホィー
ル１の周速と略同じになるように同期させて連続回動す
る。
【００１３】この動力軸２ｂは、円盤２ｃの中心に回転
不能に挿通してこの円盤２ｃを該動力軸２ｂの回動と連
動させると共に、遊星歯車機構２ｄの太陽歯車２ｄ１に
回転自在に挿通して、この太陽歯車２ｄ１を動力軸２ｂ
の回動と関係なく固定配置する。
【００１４】円盤２ｃは、その外周に支持軸２ｅを等間
隔毎に１２本夫々動力軸２ｂと平行に回転自在に軸受け
し、上記遊星歯車機構２ｄの太陽歯車２ｄ１と歯合する
遊星歯車２ｄ２を複数個夫々回転自在に軸着すると共
に、図示せる如くこれら遊星歯車２ｄ２…と歯合する連
絡歯車を回転自在に軸着して、該連絡歯車と支持軸２ｅ
…をベルトにより連係するか、又は、遊星歯車２ｄ２…
と支持軸２ｅ…とを直接歯合させて連係し、支持軸２ｅ
…の先端には、ポケット２ａ…を固着する。
【００１５】従って、動力軸２ｂが移送ホィール２を正
面側から見て反時計回り方向へ回動することにより、円
盤２ｃが反時計回り方向へ回動して、支持軸２ｅ…を介
してポケット２ａ…が同方向へ回動すると同時に、遊星
歯車機構２ｄの遊星歯車２ｄ２…が太陽歯車２ｄの回り
を遊転して反時計回り方向へ回転し、それにより、支持
軸２ｅ…が夫々時計回り方向へ遊転して、１２個のポケ
ット２ａ…の相対位置を移送ホィール２の回動位置と関
係なく所定角度、詳しくは水平状態に維持させる。
【００１６】これらポケット２ａ…は、これに搬入され
る箱状物品Ａの前面Ａ１及び上下面Ａ３，Ａ４と対向す
るコの字型、本実施例の場合には、その後面が開口する
箱状物品Ａの外形寸法と略同じ大きさの箱型に形成さ
れ、左右方向へ２分割して左右中央に空間部２ａ１…
を、箱状物品Ａの左右中央部と対向状に設けると共に、
前面Ａ１の左右側端に折り込み爪２ａ２…を夫々先行す
る箱状物品Ａの左右側面Ａ５，Ａ５から突出する包装シ
ートＢの張出し端部Ｂ１，Ｂ１の後縁Ｂ２，Ｂ２へ向け
て前方へ突設し、更に、張出し端部Ｂ１，Ｂ１の上縁Ｂ
４，Ｂ４及び下縁Ｂ５，Ｂ５が挿通するスリット２ａ３
…を平行に切欠形成する。
【００１７】低速コンベヤ３は、移送ホィール２の上方
にベルト３ａを前後水平方向へ巻回し、このベルト３ａ
の外周に箱状物品Ａの前面Ａ１及び後面Ａ２と対向する
挟持爪３ｂを、ポケット２ａ…の空間部２ａ１…と同一
垂直面上に突設して、該挟持爪３ｂの移動軌道を上記ポ
ケット２ａ…の移動軌道の上端と一部接して配置すると
共に、その駆動源を移送ホィール２の駆動源に連係する
ことにより、移送ホィール２の回動速度と同期させなが
ら、挟持爪３ｂをポケット２ａ…の前後移動速度より遅
い移動速度で連続前進させる。
【００１８】また、低速コンベヤ３は、移送ホィール２
の回動に伴いそのポケット２ａ…が挟持爪３ｂの移動軌
道に入り込むタイミングと合致させて挟持爪３ｂを複数
等間隔毎に配置し、これら挟持爪３ｂ…の間に箱状物品
Ａの前後寸法より若干長い間隔を夫々開けると共に、挟
持爪３ｂ…に挟入した箱状物品Ａを後述する移送路４へ
向けて押し出す抜き落しプッシャー３ｃを設ける。
【００１９】抜き落しプッシャー３ｃは、挟持爪３ｂ…
に挟入した箱状物品Ａの上面Ａ３左右側部と夫々対向し
て上下方向へ往復動自在に配設され、その駆動部を移送
ホィール２や低速コンベヤ３の駆動源に連係するか、又
は、図示せる如く後述する高速コンベヤ８の駆動源に連
係することにより、箱状物品Ａを挟入した挟持爪３ｂ…
が所定位置に到達した時に、抜き落しプッシャー３ｃを
下動させて箱状物品Ａを水平にして下方へ押し出す。
【００２０】移送路４は、ポケット２ａ…の空間部２ａ
１…と同一垂直面上に移送ホィール２の上部から後述す
る高速コンベヤ８へ向けて水平状に横設し、低速コンベ
ヤ３の直線部及び高速コンベヤ８の直線部と平行に対向
させ、その上面と低速コンベヤ３の挟持爪３ｂ…先端と
の間に、箱状物品Ａの上下寸法より短い間隔を開け、本
実施例の場合には、後述する搬送コンベヤ９の押し板９
ａが挿通する通孔４ａを開設する。
【００２１】この移送路４の左右側方には、夫々の側縁
に沿って箱状物品Ａに胴巻きされた張出し端部Ｂ１，Ｂ
１の前縁Ｂ３，Ｂ３と対向する折り込みガイド５，５
と、張出し端部Ｂ１，Ｂ１の下縁Ｂ５，Ｂ５と対向する
折り上げガイド６，６と、張出し端部Ｂ１，Ｂ１の上縁
Ｂ４，Ｂ４と対向する折り下げガイド７，７を、ポケッ
ト２ａ…内の箱状物品Ａの左右側面Ａ５，Ａ５と同一垂
直面上に連続して配設し、該折り込みガイド５，５の先
端を上記ポケット２ａ…の折り込み爪２ａ２…の移動軌
道と接近して配置することにより、箱状物品Ａを挟入し
た挟持爪３ｂ…が所定位置に到達した時に、これら折り
込みガイド５，５の先端と折り込み爪２ａ２，２ａ２と
を同時に張出し端部Ｂ１，Ｂ１の後縁Ｂ２，Ｂ２に当接
させる。
【００２２】一方、高速コンベヤ８は、上記低速コンベ
ヤ３の下流側に左右一対のベルト８ａ，８ａを前後水平
方向へ巻回し、これらベルト８ａ，８ａの外周に箱状物
品Ａの後面Ａ２と対向する押送爪８ｂ，８ｂを、ポケッ
ト２ａ…内の箱状物品Ａの左右側部と夫々同一垂直面上
に突設して、該押送爪８ｂ，８ｂの移動軌道の後端を低
速コンベヤ３の移動軌道の前端と一部重複させて配置す
ると共に、その駆動源を移送ホィール２の駆動源に連係
することにより、移送ホィール２の回動速度と同期させ
ながら、押送爪８ｂ，８ｂを移送ホィール２ポケット２
ａ…の前後移動速度と同等か、或いはそれ以上の移動速
度で連続前進させる。
【００２３】また、高速コンベヤ８は、低速コンベヤ３
の作動に伴いその挟持爪３ｂ…が押送爪８ｂ，８ｂの移
動軌道に入り込むタイミングと合致させて押送爪８ｂ，
８ｂを複数等間隔毎に配置し、これら押送爪８ｂ…の前
方には、必要に応じて突起８ｃ…を夫々箱状物品Ａの前
後寸法と同寸法の間隔を開けて突設する。
【００２４】更に、本実施例の場合には、高速コンベヤ
８の下流側に、箱状物品Ａの後面Ａ２と対向する押し板
９ａが等間隔毎に立設された搬送コンベヤ９を、移送路
４の通孔４ａの下方に沿って横設し、この搬送コンベヤ
９の上方に折り上げガイド６，６と折り下げガイド７，
７を配置し、これら折り上げガイド６，６及び折り下げ
ガイド７，７の下流側には、図示しないが封止ヒーター
を配設して、箱状物品Ａの左右側面Ａ５，Ａ５沿いに折
り込んだ包装シートＢの張出し端部Ｂ１，Ｂ１を溶着さ
せる。
【００２５】次に、斯かる包装機の耳折り装置の作動に
ついて説明する。
【００２６】先ず、胴付けホィール１の連続回動により
各ポケット１ａ内の箱状物品Ａが円弧状に移送される間
に、該ポケット１ａから外方へ突出する包装シートＢの
両自由端を箱状物品Ａの外面Ａ１沿いに折り込んで熱接
着され、その後、このポケット１ａが移送ホィール２の
ポケット２ａと一直線上になると、図１に示す如くプッ
シャー１ｂが外動してポケット１ａ内から胴付けが終了
した箱状物品Ａを移送ホィール２のポケット２ａへ押し
出し受け渡される。
【００２７】この際に、箱状物品Ａの左右側面Ａ５，Ａ
５から突出する包装シートＢの張出し端部Ｂ１，Ｂ１の
前縁Ｂ３，Ｂ３がポケット２ａの開口縁に突き当たっ
て、箱状物品Ａの左右側面Ａ５，Ａ５沿いに夫々折り曲
げられ、図２及び図３に示す如く張出し端部Ｂ１，Ｂ１
の上縁Ｂ４，Ｂ４及び下縁Ｂ５，Ｂ５がスリット２ａ３
…を通って左右外方へ突出する。
【００２８】その後、移送ホィール２の連続回動により
箱状物品Ａを搬入した各ポケット２ａが円弧状に上方へ
移送され、このポケット２ａが低速コンベヤ３に接近し
て、この挟持爪３ｂ…の移動軌道に入り込むと、該ポケ
ット２ａ内の箱状物品Ａの左右中央部が下方から挟持爪
３ｂの間に徐々に進入し、これらポケット２ａの前後移
動速度と挟持爪３ｂの前後移動速度との差により、箱状
物品Ａが相対的に後方へ移動してポケット２ａ内から抜
き出される。
【００２９】この際、包装シートＢがセロハンやポリプ
ロピレンなどのフィルムの場合には、移送ホィール２の
ポケット２ａから箱状物品Ａが抜き出されると同時に、
張出し端部Ｂ１，Ｂ１の前縁Ｂ３，Ｂ３が元の折り込み
前の状態に戻ってしまう。
【００３０】そして、この抜き出された箱状物品Ａは、
水平状態で挟持爪３ｂの間に挟入していれば、その重力
で移送路４上に落下するが、傾斜して挟持爪３ｂの間に
挟入しているときには、引っ掛かって落下せず、この場
合には、抜き落しプッシャー３ｃの下動により水平にさ
れて移送路４上に落下する。
【００３１】それ以降、低速コンベヤ３の連続作動によ
り挟持爪３ｂの先端部で、箱状物品Ａが移送路４上沿い
にポケット２ａの前後移動速度より遅く水平移送され、
該箱状物品Ａとこれに後続するポケット２ａ箱状物品Ａ
との間隔が徐々に狭まって、ついには先行する箱状物品
Ａに後続するポケット２ａが追い付き、その折り込み爪
２ａ２，２ａ２が先行する箱状物品Ａの包装シートＢの
張出し端部Ｂ１，Ｂ１の後縁Ｂ２，Ｂ２に突き当たっ
て、該後縁Ｂ２，Ｂ２が箱状物品Ａの左右側面Ａ５，Ａ
５沿いに前方へ折り込まれる。
【００３２】これと略同時に、箱状物品Ａの張出し端部
Ｂ１，Ｂ１の前縁Ｂ３，Ｂ３が折り込みガイド５，５に
突き当たり、前縁Ｂ３，Ｂ３が箱状物品Ａの左右側面Ａ
５，Ａ５沿いに再度後方へ折り込まれて、その折り込み
状態を保持し、その直後に、折り込みガイド５，５が上
記折り込み爪２ａ２，２ａ２により折り込まれた後縁Ｂ
２，Ｂ２に当接して、その折り込み状態を保持する。
【００３３】その後の箱状物品Ａの移送は、低速コンベ
ヤ３の挟持爪３ｂから高速コンベヤ８の押送爪８ｂ，８
ｂに引き継がれ、その移送速度を増速して移送ホィール
２の回動により円弧状に下方へ移送されるポケット２ａ
が、該箱状物品Ａの後面Ａ２に当接することなく挟持爪
３ｂ…の移動軌道から徐々に離れると同時に、先行する
箱状物品Ａと後続する箱状物品Ａとの間隔が広がる。
【００３４】そして、本実施例の場合には、この箱状物
品Ａの移送が高速コンベヤ８の押送爪８ｂ，８ｂから搬
送コンベヤ９の押し板９ａに引き継がれた後に、箱状物
品Ａの張出し端部Ｂ１，Ｂ１の下縁Ｂ３，Ｂ３が折り上
げガイド６，６により折り上げられ、その後、上縁Ｂ
４，Ｂ４が折り下げガイド７，７により折り下げられ
て、更にその後、封止ヒーターにより折り込まれた張出
し端部Ｂ１，Ｂ１が溶着される。
【００３５】尚、前示実施例では、移送ホィール２の前
工程として胴付けホィール１を配設し、低速コンベヤ３
の後工程として高速コンベヤ８を移送路４沿いに配設し
たが、これに限定されず、同様の作動をすれば他の構造
でも良い。
【００３６】
【発明の効果】本発明は上記の構成であるから、以下の
利点を有する。
【００３７】１．移送ホィールの連続回動に伴って、箱
状物品を搬入したポケットが水平状態のまま上方へ円弧
状に移送され、このポケット内の箱状物品を低速コンベ
ヤの挟持爪の間に進入することにより、これらポケット
と挟持爪の前後移動速度差でポケット内から箱状物品が
相対的に後方へ抜き出されると共に、移送路上に沿って
ポケットと挟持爪の前後移動速度より遅く移送され、そ
の後に、後続するポケットの折り込み爪が追い付いて、
張出し端部の後縁を箱状物品の左右側面沿いに折り込
み、これと略同時に、折り込みガイドを張出し端部の前
縁及び後縁に順次当接することにより、前縁が箱状物品
の左右側面沿いに折り込まれて、後縁の折り込み状態が
保持されるので、箱状物品を連続移送しながら張出し端
部の後縁を確実に折り込める。
【００３８】従って、張出し端部の後縁が瞬間的に折り
込まれる従来のものに比べ、特に包装シートがセロハン
やポリプロピレンなどのフィルムでも、後縁が折り込み
後に元の折り込み前の状態に戻らず、折り込み不良がな
くなって不良品の発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す包装機の耳折り装置の
縦断正面図である。
【図２】図１の（２）−（２）線に沿える部分拡大縦断
側面図である。
【図３】図１の（３）−（３）線に沿える部分拡大横断
平面図である。
【符号の説明】
Ａ 箱状物品 Ａ１ 前面 Ａ２ 後面 Ａ３ 上面 Ａ４ 下面 Ａ５ 側面 Ｂ 包装シート Ｂ１ 張出し端
部 Ｂ２ 後縁 Ｂ３ 前縁 ２ 移送ホィール ２ａ ポケット ２ａ１ 空間部 ２ａ２ 折り込み
爪 ２ｄ 遊星歯車機構 ３ 低速コン
ベヤ ３ｂ 挟持爪 ４ 移送路 ５ 折り込みガイド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 箱状物品に包装シートが胴巻きされ、こ
    の箱状物品を連続移送しながら、その左右側面から四角
    筒状に突出する包装シートの張出し端部を、該側面に沿
    って夫々折り込む包装機の耳折り装置において、前記胴
    巻きされた箱状物品が水平に搬入されるポケットを外周
    に等間隔毎に複数夫々遊星歯車機構を介して設けた連続
    回動する移送ホィールと、この移送ホィールの上方にポ
    ケットの移動軌道と一部接して該ポケットの前後移動速
    度より遅い速度で直線状に連続移動する低速コンベヤ
    と、この低速コンベヤと平行に配設されて箱状物品の下
    面と対向する移送路とを備え、上記低速コンベヤに箱状
    物品の前後寸法と略同寸法の挟持爪を移送路へ向けて突
    設し、移送ホィールの各ポケットを箱状物品の前面及び
    上下面と対向するコの字型に形成して、低速コンベヤの
    挟持爪が前後方向へ挿通する空間部を設けると共に、先
    行する箱状物品の張出し端部の後縁と対向する折り込み
    爪を前方へ突設し、移送路の左右側縁に沿って張出し端
    部の前縁と対向する折り込みガイドを箱状物品の左右側
    面と同一垂直面上に配設したことを特徴とする包装機の
    耳折り装置。
JP04013334A 1992-01-28 1992-01-28 包装機の耳折り装置 Expired - Fee Related JP3085768B2 (ja)

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