JPH0521301Y2 - - Google Patents

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JPH0521301Y2
JPH0521301Y2 JP1985135750U JP13575085U JPH0521301Y2 JP H0521301 Y2 JPH0521301 Y2 JP H0521301Y2 JP 1985135750 U JP1985135750 U JP 1985135750U JP 13575085 U JP13575085 U JP 13575085U JP H0521301 Y2 JPH0521301 Y2 JP H0521301Y2
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electrode
machining
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machining electrode
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  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は放電加工機の加工用電極ガイドに関
し、更に詳細に述べると、比較的小径で寸法の長
い加工用電極に直進性を与えるめの加工用電極ガ
イドに関する。
(従来の技術) 例えば、ワイヤカツト放電加工を行なうに際し
て被加工物に加工開始孔をあける必要があるが、
このような加工開始孔は、通常3φ以下の小径で
あり、従つて、比較的細長い加工用電極を用いて
加工開始孔の加工を行なう必要が生じる。ところ
で、このような小径で細長い加工用電極を回転さ
せつつ該加工用電極に所定の送りを与え、高速度
で放電加工を行なう場合には、加工用電極に撓み
が生じる等の理由により、放電加工期間中電極自
身で直進性を維持することが難かしいものであ
る。
そこで、従来のこの種の放電加工機にあつて
は、被加工物と電極ホルダとの間であつて、被加
工物の近傍に、セラミツクから成る中空円筒状の
ガイドを配設し、これにより、加工用電極の直進
性を得る構成となつている。
(考案が解決しようとする問題点) しかし、セラミツクの中空円筒体を用いた従来
の加工電極用ガイドでは、セラミツクの中空円筒
体の円周面と加工用電極の表面との間が面接触状
態となつており、従つて、両者間の接触摩擦が大
きく、細長い加工用電極の送りを円滑に行なうこ
とができないという問題点があつた。
本考案の目的は、従つて、回転している細径の
加工用電極を用いて放電による孔あけ加工を行な
う場合においても、円滑な電極送りを妨げること
なく加工用電極の支持、案内を行なうことができ
る、放電加工機の加工用電極ガイドを提供するこ
とにある。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するための本考案の特徴は、細
長い加工用電極を回転させつつ被加工物を放電加
工するため上記加工用電極を上記被加工物近傍に
て支持、案内する放電加工機の加工用電極ガイド
において、上記加工用電極の通路と整列するよう
上記被加工物近傍に配置されたガイド本体と、上
記通路に沿つて回転しつつ移動する上記加工用電
極を支持、案内するため上記ガイド本体内に設け
られ上記加工用電極の周面と点接触するまたは上
記加工用電極の周面と周方向に線接触する案内手
段とを備えて成る点にある。
案内手段は、ガイド本体内に配置され、回転す
る加工用電極を、点接触状態又は電極の周方向に
線接触状態で支持するように適宜の形態に構成さ
れた、例えばサフアイヤから成る案内部材とする
ことができる。
(作用) 細長い加工用電極は、被加工物の近傍におい
て、案内手段により点接触又は加工用電極の周方
向に線接触の状態で支持、案内され、回転する加
工用電極は、被加工物の所望の穴あけのために必
要な位置に正確に保持され、被加工物に向けて加
工用電極を送つた場合、加工用電極は案内部材に
案内されて直進することができる。このように、
案内手段は、回転する加工用電極を点接触または
加工用電極の周方向に線接触の状態で支持するた
め、加工用電極と案内手段との間の摩擦抵抗は従
来のものに比べて著しく小さく、且つ、加工用電
極の回転速度を上昇させても、加工用電極にねじ
れ等の変形が生じることがない。
(実施例) 以下、図示の実施例により本考案を詳細に説明
する。
第1図には、本考案による加工用電極ガイドを
備えた放電加工機の一実施例が概略的に示されて
いる。放電加工機1は、その本体フレーム2に摺
動自在に取付けられた加工ヘツド部3を備え、該
加工ヘツド部3は、垂直方向に摺動自在となるよ
うに本体フレーム2に取付けられた摺動ブロツク
4に固着されている。摺動ブロツク4は図示しな
い送り機構に連結されており、この送り機構によ
つて摺動ブロツク4を垂直方向に任意に移動させ
ることができる。
加工ヘツド部3のケース5内には、加工用電極
6を保持すると共に加工用電極6を回転させるた
めの電極回転装置7が設けられている。電極回転
装置7は、支持アーム8によつてケース5に固着
されているモータ9と、モータ9のケース9aに
L型金具10により固着されている軸受箱11と
を備え、軸受箱11によつて回転自在に支持され
ている回転軸12の下端部に固着されたチヤツク
13により加工用電極6が把持される構成となつ
ている。回転軸12は適宜の手段によつてその軸
線方向には移動しないように軸受箱11に取付け
られており、且つ、回転軸12の軸線方向は加工
ヘツド部3の移動方向と一致するようになつてい
る。モータ9の回転軸9bと回転軸12とにはプ
ーリ14,15が夫々固着されており、これらの
プーリ14,15はベルト16により連結されて
いる。従つて、モータ9によるチヤツク13に取
付けられた加工用電極6を回転せしめることがで
きる。
加工用電極6が回転した場合に、径の細い加工
用電極6がこの時の回転運動によりその直線性を
保持することができなくなるのを防止するため、
加工ヘツド部3には電極ガイド装置21が設けら
れている。電極ガイド装置21は、加工用電極6
を案内するための電極ガイド本体22と、電極ガ
イド本体22をケース5に固定するための支持フ
レーム23とから成り、支持フレーム23は電極
ガイド本体22を保持するプレート部材24と、
該プレート部材24を加工ヘツド部3の下端に懸
吊するためのロツド部材25,26から成つてい
る。
これらのロツド部材25,26は、ケース5の
下部に設けられた孔27,28内に摩擦的に係入
しており、従つて、電極ガイド装置21はこれら
のロツド部材25,26の軸線方向に力を加える
ことによりケース5との間の相対位置を調整する
ことができ、且つロツド部材25,26とこれに
対応する孔27,28との間の摩擦力により電極
ガイド装置21とケース5との間の相対位置関係
を所望の状態に保持することもできる。
尚、第1図に示される実施例では、電極ガイド
装置21は2つのロツド部材25,26によつて
ケース5に保持されるように構成されているが、
このロツド部材は3本又はそれ以上設けるように
してもよい。
加工用電極6は、ケース5の下端開口部29を
通つて下方に伸びて電極ガイド本体22により案
内され、電極ガイド本体22からその下端部が突
出した状態となつている。
電極ガイド装置21の下方には加工用テーブル
31が配設されており、加工用テーブル31上に
載置された被加工物32を加工用電極6を用いて
放電加工することができるよう、被加工物32と
加工用電極6との間には図示しない放電加工用パ
ルス電源から加工用パルスが印加される構成とな
つている。電極ガイド本体22の下面には、高分
子化合物から成る円筒状のチユーブ30が取付け
られており、加工用電極6の下端部をこれにより
保護すると共に、加工ヘツド部3が加工の進捗と
共に下降したとき、このチユーブ30を介して電
極ガイド装置21が上方へ押し上げられる。従つ
て、チユーブ30の長さを適宜の長さに定めてお
けば、加工用電極6は、電極ガイド本体22によ
つて常に被加工物32の近傍にて支持案内される
ことになる。
第2図には、第1図に示した電極ガイド本体2
2の断面図が示されている。電極ガイド本体22
は、ホルダ41と、該ホルダ41の中心部に形成
された貫通孔42の上端部及び下端部に夫々配置
されたサフアイヤガイド43,44と、これらの
サフアイヤガイド43,44を所定の間隔をあけ
て固定するためのスペーサ45と、サフアイヤガ
イド43,44及びスペーサ45を貫通孔42内
にしつかりと固定するためホルダ41に螺着され
るキヤツプねじ46とから成つている。
サフアイヤガイド43は、第3図に示されるよ
うに、夫々サフアイヤから成る3つの支持突起4
3a,43b,43cが支持環43dに固着され
て成つており、これらの支持突起43a乃至43
cによつて加工用電極6の周面を3点で支持し、
案内する構成となつている。もう一方のサフアイ
ヤガイド44も同様の構成であるので、図示する
のを省略する。このように、サフアイヤから成る
支持突起により加工用電極6が点接触状態で支持
案内されるので、加工用電極6と電極ガイド本体
22との間の摩擦抵抗は極めて少なくて済み、加
工用電極6を高速で回転させた場合においても、
加工用電極6にねじれを生じる等の不具合が生じ
ることがないのは勿論のこと、加工用電極6の送
りも極めて円滑に行なうことができ、耐久性にも
極めて優れている。
尚、第3図に示したサフアイヤガイドは加工用
電極6を点接触状態で案内する構成となつている
が、サフアイヤガイドはこの構成に限定されるも
のではなく、第4図に示されるように、加工用電
極6の周方向に線接触するダイス方式とすること
ができる。
第4図に示されるダイス方式のサフアイヤガイ
ドの実施例では、このサフアイヤガイド43′は、
支持環43d内にサフアイヤから成るダイス43
eが設けられて成り、加工用電極6は、ダイス4
3eに4箇所でその周方向に線接触し、これによ
り支持、案内されている。したがつて、加工用電
極6が回転した場合、ダイス43eと加工用電極
6との間に生じる摩擦力は極めて小さく、加工用
電極6の所要の回転運動を妨げることなく、極め
て円滑に加工用電極6の支持、案内を行なうこと
ができる。
(効果) 本考案によれば、上述の如く、細長い加工用回
転電極が、案内手段により、点接触又は加工用電
極の周方向に線接触の状態で支持されるため、加
工用電極と案内手段との間の摩擦抵抗は従来のも
のに比べて著しく小さく、従つて、加工用電極の
高速回転を極めて円滑に行なうことができ、加工
性能の向上を期待することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による電極ガイドを適用た放電
加工機の一実施例の要部を示す断面図、第2図は
第1図に示した電極ガイド本体の拡大断面図、第
3図は第2図に示したサフアイヤガイドの平面
図、第4図はサフアイヤガイドの他の実施例を示
す平面図である。 1……放電加工機、6……加工用電極、7……
電極回転装置、21……電極ガイド装置、22…
…電極ガイド本体、41……ホルダ、43,4
3′,44……サフアイヤガイド、45……スペ
ーサ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 細長い加工用電極を回転させつつ被加工物を放
    電加工するため前記加工用電極を前記被加工物近
    傍にて支持、案内する放電加工機の加工用電極ガ
    イドにおいて、前記加工用電極の通路と整列する
    よう前記被加工物近傍に配置されたガイド本体
    と、前記通路に沿つて回転しつつ移動する前記加
    工用電極を支持、案内するため前記ガイド本体内
    に設けられ前記加工用電極の周面と点接触するま
    たは前記加工用電極の周面と周方向に線接触する
    案内手段とを備えて成ることを特徴とする放電加
    工機の加工用電極ガイド。
JP1985135750U 1985-09-06 1985-09-06 Expired - Lifetime JPH0521301Y2 (ja)

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JPS6246529U JPS6246529U (ja) 1987-03-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5669033A (en) * 1979-11-06 1981-06-10 Inoue Japax Res Inc Discharge working method and processing liquid feeder therefor

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