JPH0351069Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0351069Y2
JPH0351069Y2 JP12527586U JP12527586U JPH0351069Y2 JP H0351069 Y2 JPH0351069 Y2 JP H0351069Y2 JP 12527586 U JP12527586 U JP 12527586U JP 12527586 U JP12527586 U JP 12527586U JP H0351069 Y2 JPH0351069 Y2 JP H0351069Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guide
main shaft
shaft portion
electrode
die
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12527586U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6332721U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12527586U priority Critical patent/JPH0351069Y2/ja
Publication of JPS6332721U publication Critical patent/JPS6332721U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0351069Y2 publication Critical patent/JPH0351069Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Discharge Machining, Electrochemical Machining, And Combined Machining (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) この考案は、放電加工機の電極送り装置に関す
る。
(従来の技術) 細穴加工用の放電加工機では一般に、パイプ状
の細長い電極を主軸部に回転自在に支承し、その
主軸部を主軸送りモータにより回転されるボール
ねじによつて上下移動させ、パイプ状の電極の下
端部をワークに近づけ、放電を生起させることに
よりワークに対し細穴を穿孔する構成を取つてい
る。そしてこの細長いパイプ状電極の下端部を正
確な位置にガイドするために、上下移動自在なダ
イスガイドをパイプ状電極の下端部に設けてい
る。
このような放電加工機における電極送り装置の
従来例が第4図に示されている。この従来の電極
送り装置では、主軸送りモータ1により回転され
るボールねじ3によつて主軸部5を上下駆動し、
主軸部5に回転自在に支承された細長いパイプ状
電極7を上下移動するようにしている。またパイ
プ状電極7の下端部をガイドするためにダイズガ
イド9が備えられている。そしてこれら主軸部5
およびダイスガイド9を上下垂直方向に正確に移
動させるために、リニアボールベアリング機構1
1を設けている。
このリニアボールベアリング機構11は、ダイ
スガイド9側に垂直にガイドシヤフト13を設
け、固定部15としての機械本体側に設けたチニ
アボールベアリング17によりガイドし、ダイス
ガイド9の垂直方向の正確な移動ができるように
配慮している。また主軸部5にもリニアボールベ
アリング19を設け、前記ダイスガイド9のガイ
ドシヤフト13に対して係合し、主軸部5の垂直
移動を安定させている。
ところがこのような電極送り装置の場合には、
リニアボールベアリング機構11そのものの特性
として高剛性、高精度を期待することができず、
厳密な細穴加工が要求される細穴放電加工機に対
しては充分ではなかつた。
またこのようなリニアボールベアリング機構の
問題点を除去するために、第5図に示すような長
尺のガイドレール21,23とこのガイド21,
23と係合してスライドするベアリングブロツク
25,27との組合せによるリニアスライド機構
を用いた電極送り装置が知られている。このリニ
アスライド機構を用いた電極送り装置では、長尺
のガイドレール21,23をそれぞれ固定部とし
ての機械本体側に固定し、主軸部5,ダイスガイ
ド9それぞれにはベアリングブロツク25,27
を取付け、それぞれのベアリングブロツク25,
27をガイドレール21、23それぞれに係合さ
せ、主軸部5、ダイスガイド9それぞれを個別に
上下ガイドするように構成している。
このようなリニアスライドガイド機構を用いた
場合には、リニア−ボルベアリング機構を用いる
場合に比べ高剛性、高精度が期待できるものであ
る。
ところが、第5図より明らかなように、ガイド
レール21,23、ベアリングブロツク25,2
6が主軸用とダイスガイド用とに個別に必要とな
り、部品点数が多くなり、コストもかかる問題が
あつた。
(考案が解決しようとする問題点) 上記ように、従来の放電加工機電極送り装置で
は、リニアボールベアリング機構を用いる場合に
は高精度、高剛性が期待できない問題があり、ま
たリニアスライドガイド機構を用いた場合には部
品点数が多くなると共にコストもかかる問題があ
つた。
この発明は、このような従来の問題に鑑みてな
されたものであつて、主軸部とダイスガイド部と
に共通のガイド部材を用い、主軸部とダイスガイ
ドとを共に高精度に上下ガイドすることができ、
コストの上昇も抑えることができる放電加工機の
電極送り装置を提供することを目的とする。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) この考案の放電加工機の電極送り装置は、機械
本体側に複数本のガイド部材を垂直に平行に設
け、電極を支承する主軸部に設けた複数のスライ
ド部材をこの各ガイド部材の一側面側にスライド
自在に係合し、電極の下端部をガイドするダイス
ガイドに設けた複数のスライド部材を前記複数本
のガイド部材の各々の他方の側面側にスライド自
在に係合して成るものである。
(作用) この考案の放電加工機の電極送り装置では、本
体側に固定された複数本のガイド部材に対し主軸
部のスライド部材とダイスガイドのスライド部材
とを両側面から係合させ、共通のガイド部材によ
り両者を上下ガイドする。
(実施例) 第1図乃至第3図は細穴放電加工機31の全体
を示しており、機械本体33側に主軸送りモータ
35と、この主軸送りモータ35により回転され
るボールねじ37とが設けられている。また機械
本体33の前面には左右に2本平行に長尺のガイ
ド部材39が取付けられている。
主軸部41は、このガイド部材39に対しベア
リングブロツク43により係合し、上下動をガイ
ドされるようにしてある。
パイプ状電極45は、この主軸部41に回転自
在に支承されており、その下端はダイスガイド4
7によりガイドされている。
このダイスガイド47は、ベアリングブロツク
49を備えており、このベアリングブロツク49
により前記ガイドレール39と係合し、上下スラ
イド自在となつている。
このような細穴放電加工機31における細穴放
電加工の動作について説明する。主軸送りモータ
35によりボールねじ37を回転させることによ
り、主軸部41は上下駆動される。したがつて主
軸部41に支承されているパイプ状電極45がワ
ークWに対して接近し、両者間に生起される放電
によりパイプ状電極の外形よりも若干大きめな細
穴がワークWに対して穿孔されることになる。
パイプ状電極45の下端の位置を正確にガイド
するため、ダイスガイド47は備えられているの
である。
なお、パイプ状電極45に対し加工液が通じら
れ、ワークWを放電加工する際加工液が放電空間
に供給される。
このような細穴放電加工機31における電極送
り装置の具体的な構成が第2図および第3図に示
されている。機械本体33側に固定されるガイド
レール39は左右に2本垂直に平行に設けられて
いる。そしてこのガイドレール39の左右両側面
は後述するベアリングブロツク43,49の係合
するレール面とされている。
主軸部41の左右両側に設けられたベアリング
ブロツク43は、それぞれ左右のガイドレール3
9に対しその外側側面と係合するように配置され
ている。
またパイプ状電極45の下端部をガイドするダ
イスガイド47に設けられている左右のベアリン
グブロツク49は、それぞれ左右のガイドレール
39の内側側面に係合するように取付けられてい
る。
したがつて、左右の両ガイド部材39に対して
は、主軸部41側のベアリングブロツクが外側か
ら係合し、ダイスガイド47側のベアリングブロ
ツク49が内側から係合し、共通のガイドレール
39を内外から挾持しながら上下にスライドする
ことができる。
尚、第3図に詳しいように、主軸部41とダイ
スガイド47とが衝突しないように、主軸部41
の背面側には凹所51を形成し、ダイスガイド4
7はこの凹所51を上下に通過できる形状として
いる。
このように構成された電極送り装置にあつて
は、主軸送りモータ35を駆動してボールねじ3
7を回転させるとき、主軸部41が上下に駆動さ
れる。そしてその上下動は、左右のガイドレール
39に対しベアリングブロツク43がスライドす
ることにより正確にガイドされることになる。ま
たパイプ状電極45の下端部をガイドするダイス
ガイド47についても、作業者が手でこのダイス
ガイド47を上下に移動させるとき、ガイドレー
ル39に対しベアリングブロツク49がスライド
することになる。
上記実施例にあつて、主軸部41、ダイスガイ
ド47のスライドのがたつきをなくすには、それ
ぞれベアリングブロツク43,49の取付け位置
を左右に若干調整することにより行なうことがで
きる。
尚、このようなレール39とベアリングブロツ
ク43,49によるリニアスライドガイド機構と
しては、例えばリニアモーシヨンガイドHR型
(商品名)を利用することが可能である。さらに、
この考案は上記の実施例に限定されるものではな
く、実用新案登録請求の範囲に記載された技術的
思想の範囲内において種々の変形が可能である。
したがつてガイド部材やスライド部材の取付け本
数についてはそれぞれ2本に限定されることはな
らない。
[考案の効果] この考案は上記の構成を有するため、共通なガ
イド部材によつて主軸部とダイスガイドとのリニ
アなスライドガイドが行なえ、しかもガイド部材
の側面に対し主軸部のスライド部材、ダイスガイ
ドのスライド部材が両側から係合するため、上下
スライドにおけるがたつきもなく、高精度の電極
送りが可能となる。また、主軸部のスライド部材
とダイスガイドのスライド部材とに対し共通のガ
イド部材を用いるため、部品点数が少なくてす
み、コスト的にも低いものとできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の使用される細穴
放電加工機の全体図、第2図はこの考案の一実施
例を示す正面図、第3図は上記実施例の下面図、
第4図は従来例を示す正面図、第5図は他の従来
例を示す正面図である。 31……細穴放電加工機、33……機械本体、
39……ガイドレール、41……主軸部、43…
…ベアリングブロツク、45……パイプ状電極、
47……ダイスガイド、49……ベアリングブロ
ツク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 本体側に複数本のガイド部材を垂直に平行に設
    け、電極を支承する主軸部に設けた複数のスライ
    ド部材をこの各ガイド部材の一側面側にスライド
    自在に係合し、前記主軸部の電極の下端部をガイ
    ドするダイスガイドに設けた複数のスライド部材
    を前記複数本のガイド部材の各々の他方の側面側
    にスライド自在に係合して成る放電加工機の電極
    送り装置。
JP12527586U 1986-08-18 1986-08-18 Expired JPH0351069Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12527586U JPH0351069Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12527586U JPH0351069Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6332721U JPS6332721U (ja) 1988-03-02
JPH0351069Y2 true JPH0351069Y2 (ja) 1991-10-31

Family

ID=31018034

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12527586U Expired JPH0351069Y2 (ja) 1986-08-18 1986-08-18

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0351069Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5967117B2 (ja) * 2014-02-28 2016-08-10 株式会社デンソー 放電加工機および放電加工機を用いて加工品を製造する方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6332721U (ja) 1988-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6357094B1 (en) Machine tool
US6186024B1 (en) Driving device for displacing a platform in a plane
US5090489A (en) Machining unit for machine tools, in particular for machine tools with several machining stations
US5346343A (en) Milling head
JPS6034204A (ja) 工作機械
JPH1199424A (ja) 工作機械の主軸ヘッド支持構造
US6246024B1 (en) Wire electric discharge machining apparatus
JPH0351069Y2 (ja)
JPH08309620A (ja) 形彫り放電加工機
EP0259626A1 (en) Machining centre or machine tool with improved spindlehead mounting and traversing means
CN216325233U (zh) 一种三机头钻攻中心
US4737054A (en) Apparatus for retracting the tool on a machine
JP2007160445A (ja) 送り装置
EP0018346B1 (en) Guide arrangement for a tool holder unit in a woodworking machine
US4114015A (en) Electric discharge machine with a program copier and a tool support head carried by a longitudinally and transversely driven carriage
CN212793214U (zh) 一种新型立柱移动式铣床
JPS62208839A (ja) 切削加工を行なう工作機械
CN219053571U (zh) 电路板加工设备
CN208895194U (zh) 一种刀座部件及加工设备
CN218283598U (zh) 一种定向变径装置
CN114700759B (zh) 一种筒形件内腔专用加工设备
KR20080081420A (ko) 이송축 부가형 터렛공구대
JP2002028832A (ja) 立形主軸を有する装置及びその製造方法
CN210046310U (zh) 一种多功能立式加工中心
JPS6165743A (ja) 工具交換を容易とした加工機械の主軸ヘツド