JPH05212874A - インクジェットプリンタ - Google Patents
インクジェットプリンタInfo
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- JPH05212874A JPH05212874A JP4593592A JP4593592A JPH05212874A JP H05212874 A JPH05212874 A JP H05212874A JP 4593592 A JP4593592 A JP 4593592A JP 4593592 A JP4593592 A JP 4593592A JP H05212874 A JPH05212874 A JP H05212874A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- supply pipe
- ink storage
- molten
- storage means
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 インクジェットプリンタにおいて、インクを
印字部に供給するための構成を簡単にし、且つ、インク
供給時の信頼性及び作業能率の向上を図る。 【構成】 チャンバ24、供給管30内にインク14が
充満されている状態において、温度制御部32の出力に
より、ヒータ31が作動し(S2)、供給管30内のイ
ンク14を溶融し、続いて、ポンプ駆動制御部33の出
力により、プランジャ27を下方向に移動させて(S
3)、第1インク貯蔵部18から供給管30を通して第
2インク貯蔵部2へ正確な量のインク14を供給し、ま
た、インク供給後は、供給管30内のインク14を固体
状態にし(S4)、続いて、プランジャ27を上方向に
移動させて(S6)、第1インク貯蔵部18からチャン
バ24内にインク14を吸引する。
印字部に供給するための構成を簡単にし、且つ、インク
供給時の信頼性及び作業能率の向上を図る。 【構成】 チャンバ24、供給管30内にインク14が
充満されている状態において、温度制御部32の出力に
より、ヒータ31が作動し(S2)、供給管30内のイ
ンク14を溶融し、続いて、ポンプ駆動制御部33の出
力により、プランジャ27を下方向に移動させて(S
3)、第1インク貯蔵部18から供給管30を通して第
2インク貯蔵部2へ正確な量のインク14を供給し、ま
た、インク供給後は、供給管30内のインク14を固体
状態にし(S4)、続いて、プランジャ27を上方向に
移動させて(S6)、第1インク貯蔵部18からチャン
バ24内にインク14を吸引する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェットプリン
タに係り、特にインクを印字部に供給するための構成に
関する。
タに係り、特にインクを印字部に供給するための構成に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、インクジェットプリンタにおい
て、印字部にインクを供給する構成としては、例えば、
米国特許第4814786号明細書に開示されているよ
うに、プリンタ本体に第1インク貯蔵部を設け、また、
インクジェットヘッドを搭載したキャリッジ上に第2イ
ンク貯蔵部を設け、この2つの貯蔵部を供給管で接続し
て、第1インク貯蔵部に溶融保管されている溶融インク
を、供給管を通して第2インク貯蔵部へ、ポンプを駆動
して供給するものがある。
て、印字部にインクを供給する構成としては、例えば、
米国特許第4814786号明細書に開示されているよ
うに、プリンタ本体に第1インク貯蔵部を設け、また、
インクジェットヘッドを搭載したキャリッジ上に第2イ
ンク貯蔵部を設け、この2つの貯蔵部を供給管で接続し
て、第1インク貯蔵部に溶融保管されている溶融インク
を、供給管を通して第2インク貯蔵部へ、ポンプを駆動
して供給するものがある。
【0003】更に詳細に、図4をもとに上記構成のイン
ク供給手順について説明する。第1インク貯蔵部41お
よび第2インク貯蔵部42には溶融インク43が貯蔵さ
れており、第2インク貯蔵部42におけるインク43の
量が所定量以下になると、ケーブル44を介して信号が
キャリッジ45上に搭載された温度制御部46aに伝達
され、温度制御部46aの出力により、供給管47内の
不図示のヒータを発熱させて、供給管47内のインク4
3を溶融する。供給管47内のインク43が溶融され、
また、キャリッジ45が所定位置に移動すると、キャリ
ッジ45上に搭載されたポンプ駆動部46bの出力によ
りポンプ駆動ピン48が作動し、ポンプ駆動レバー49
と結合する。続いて、ポンプ駆動レバー49によりチャ
ンバ50内においてプランジャ51が下方に移動し、チ
ャンバ50内に充満していた溶融インク43が供給管4
7を通して第2インク貯蔵部42内に供給される。
ク供給手順について説明する。第1インク貯蔵部41お
よび第2インク貯蔵部42には溶融インク43が貯蔵さ
れており、第2インク貯蔵部42におけるインク43の
量が所定量以下になると、ケーブル44を介して信号が
キャリッジ45上に搭載された温度制御部46aに伝達
され、温度制御部46aの出力により、供給管47内の
不図示のヒータを発熱させて、供給管47内のインク4
3を溶融する。供給管47内のインク43が溶融され、
また、キャリッジ45が所定位置に移動すると、キャリ
ッジ45上に搭載されたポンプ駆動部46bの出力によ
りポンプ駆動ピン48が作動し、ポンプ駆動レバー49
と結合する。続いて、ポンプ駆動レバー49によりチャ
ンバ50内においてプランジャ51が下方に移動し、チ
ャンバ50内に充満していた溶融インク43が供給管4
7を通して第2インク貯蔵部42内に供給される。
【0004】インク供給後、ポンプ駆動ピン48とポン
プ駆動レバー49との結合が解除され、キャリッジ45
が動くと、チャンバ50に内設されたコイルバネ52の
付勢力により、プランジャ51とポンプレバー49は元
の位置に移動し、それと同時に、溶融インク43をチャ
ンバ50内に充満させる。また、インク供給後、供給管
47内のインク43の温度は、温度制御部46aにより
融点以下に制御される。
プ駆動レバー49との結合が解除され、キャリッジ45
が動くと、チャンバ50に内設されたコイルバネ52の
付勢力により、プランジャ51とポンプレバー49は元
の位置に移動し、それと同時に、溶融インク43をチャ
ンバ50内に充満させる。また、インク供給後、供給管
47内のインク43の温度は、温度制御部46aにより
融点以下に制御される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、供給管
47内のインク43が溶融している状態でチャンバ50
内へのインク43の充満を行うと、供給管47内の流路
抵抗が小さいため、供給管47内のインク43が一部逆
流してチャンバ50内に戻り、次の第2インク貯蔵部4
2へのインク供給量が逆流分だけ少なくなリ、ポンプ効
率が低下することがあった。そのため、第2インク貯蔵
部42へのインク供給を予定の回数より頻繁に行った
り、また、逆流が多い場合は、ポンプ動作不良と見間違
う恐れがあった。
47内のインク43が溶融している状態でチャンバ50
内へのインク43の充満を行うと、供給管47内の流路
抵抗が小さいため、供給管47内のインク43が一部逆
流してチャンバ50内に戻り、次の第2インク貯蔵部4
2へのインク供給量が逆流分だけ少なくなリ、ポンプ効
率が低下することがあった。そのため、第2インク貯蔵
部42へのインク供給を予定の回数より頻繁に行った
り、また、逆流が多い場合は、ポンプ動作不良と見間違
う恐れがあった。
【0006】これを解決するために、供給管47内のイ
ンク43を固形状態にした後、ポンプ駆動ピン48とポ
ンプ駆動レバー49との結合を解除し、溶融インク43
をチャンバ50内に充満させる方法が考えられたが、こ
の方法では、キャリッジ45が作動するまでに時間を要
するため作業能率が低下する。また、インク溶融時に供
給管47内の流路抵抗を大きくして逆流を防ぐために
は、供給管47の管径、管長の設定が難しく、特に、イ
ンクの粘性は溶融状態に於いて温度が高い程低いので、
供給管47内のインクの溶融温度の管理も重要であっ
た。本発明は、上述した問題点を解決するもので、簡単
な構成により、インク供給時の信頼性及び作業能率の向
上を図ったインクジェットプリンタを提供することを目
的とする。
ンク43を固形状態にした後、ポンプ駆動ピン48とポ
ンプ駆動レバー49との結合を解除し、溶融インク43
をチャンバ50内に充満させる方法が考えられたが、こ
の方法では、キャリッジ45が作動するまでに時間を要
するため作業能率が低下する。また、インク溶融時に供
給管47内の流路抵抗を大きくして逆流を防ぐために
は、供給管47の管径、管長の設定が難しく、特に、イ
ンクの粘性は溶融状態に於いて温度が高い程低いので、
供給管47内のインクの溶融温度の管理も重要であっ
た。本発明は、上述した問題点を解決するもので、簡単
な構成により、インク供給時の信頼性及び作業能率の向
上を図ったインクジェットプリンタを提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、溶融インクを記録媒体に噴射させて画像を
形成するインクジェットプリンタにおいて、記録媒体上
に溶融インクを噴射するインクジェットヘッドと、溶融
インクを収納し、且つ、インクを溶融状態に保つ第1の
インク貯蔵手段と、インクを溶融状態に保ち、且つ、溶
融インクを前記インクジェットヘッドへ供給する第2の
インク貯蔵手段と、前記第1のインク貯蔵手段と前記第
2のインク貯蔵手段とを連結する供給管と、前記供給管
内のインクを固体状態より溶融状態にする加熱手段と、
前記第1のインク貯蔵手段より溶融インクを吸引し、前
記供給管を通して前記第2のインク貯蔵手段へ移動させ
るポンプ手段と、前記供給管内のインクを固体状態に保
ち、この状態の時に、前記ポンプ手段内に前記第1のイ
ンク貯蔵手段より溶融インクを吸引し、また、前記第1
のインク貯蔵手段から前記第2のインク貯蔵手段へ溶融
インクの移動が必要な時に、前記供給管内のインクを前
記加熱手段により溶融し、前記ポンプ手段内に吸引され
ている溶融インクを前記供給管を通じて前記第2のイン
ク貯蔵手段に送り込む制御手段とを備えたものである。
に本発明は、溶融インクを記録媒体に噴射させて画像を
形成するインクジェットプリンタにおいて、記録媒体上
に溶融インクを噴射するインクジェットヘッドと、溶融
インクを収納し、且つ、インクを溶融状態に保つ第1の
インク貯蔵手段と、インクを溶融状態に保ち、且つ、溶
融インクを前記インクジェットヘッドへ供給する第2の
インク貯蔵手段と、前記第1のインク貯蔵手段と前記第
2のインク貯蔵手段とを連結する供給管と、前記供給管
内のインクを固体状態より溶融状態にする加熱手段と、
前記第1のインク貯蔵手段より溶融インクを吸引し、前
記供給管を通して前記第2のインク貯蔵手段へ移動させ
るポンプ手段と、前記供給管内のインクを固体状態に保
ち、この状態の時に、前記ポンプ手段内に前記第1のイ
ンク貯蔵手段より溶融インクを吸引し、また、前記第1
のインク貯蔵手段から前記第2のインク貯蔵手段へ溶融
インクの移動が必要な時に、前記供給管内のインクを前
記加熱手段により溶融し、前記ポンプ手段内に吸引され
ている溶融インクを前記供給管を通じて前記第2のイン
ク貯蔵手段に送り込む制御手段とを備えたものである。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、第1のインク貯蔵手段か
ら第2のインク貯蔵手段へインクを供給する際は、ポン
プ手段、供給管内にインクが充満されている状態におい
て、制御手段の出力により、加熱手段が作動し、供給管
内のインクを溶融し、続いて、ポンプ手段が作動し、第
1のインク貯蔵手段から供給管を通して第2のインク貯
蔵手段へ正確な量のインクを供給する。インク供給後
は、制御手段の出力により、供給管内のインクを固体状
態にし、続いて、ポンプ手段が作動し、第1のインク貯
蔵手段からポンプ手段内に溶融インクを吸引する。この
とき、供給管内のインクは固体状態であるので、インク
が供給管からポンプ手段内ヘ逆流することはない。ま
た、インクが固体状態になるまで、従来のようにキャリ
ッジの移動を待機する必要がないので、作業能率が良
い。
ら第2のインク貯蔵手段へインクを供給する際は、ポン
プ手段、供給管内にインクが充満されている状態におい
て、制御手段の出力により、加熱手段が作動し、供給管
内のインクを溶融し、続いて、ポンプ手段が作動し、第
1のインク貯蔵手段から供給管を通して第2のインク貯
蔵手段へ正確な量のインクを供給する。インク供給後
は、制御手段の出力により、供給管内のインクを固体状
態にし、続いて、ポンプ手段が作動し、第1のインク貯
蔵手段からポンプ手段内に溶融インクを吸引する。この
とき、供給管内のインクは固体状態であるので、インク
が供給管からポンプ手段内ヘ逆流することはない。ま
た、インクが固体状態になるまで、従来のようにキャリ
ッジの移動を待機する必要がないので、作業能率が良
い。
【0009】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるイン
クジェットプリンタにおけるインク供給機構の構成を示
す。インクジェットヘッド1と第2のインク貯蔵手段で
ある第2インク貯蔵部2とを搭載したキャリッジ3は、
軸受4,5を介してガイド軸6,7に保持され、印字用
紙8に対して所定の印字隙間を保ち、駆動モータ9によ
り印字用紙8の進行方向に対して直角にスキャンする。
印字用紙8は、上下2組の駆動ローラ10,11により
上下に移動自在に保持されている。
参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるイン
クジェットプリンタにおけるインク供給機構の構成を示
す。インクジェットヘッド1と第2のインク貯蔵手段で
ある第2インク貯蔵部2とを搭載したキャリッジ3は、
軸受4,5を介してガイド軸6,7に保持され、印字用
紙8に対して所定の印字隙間を保ち、駆動モータ9によ
り印字用紙8の進行方向に対して直角にスキャンする。
印字用紙8は、上下2組の駆動ローラ10,11により
上下に移動自在に保持されている。
【0010】インクジェットヘッド1は、不図示の印字
制御部の出力によりインクジェットヘッド1内の圧電素
子部12が駆動すると、ノズル部13より印字用紙8上
へインク14を放出し、図形及び文字を形成する。第2
インク貯蔵部2とインクジェットヘッド1との間は、第
2インク貯蔵部2に貯蔵されたインク14をインクジェ
ットヘッド1へ供給するための脱気通路15により連絡
されている。この脱気通路15を含む第2インク貯蔵部
2及びインクジェットヘッド1には、ヒータ16,17
が配設され、インク14を溶融状態に保持している。
制御部の出力によりインクジェットヘッド1内の圧電素
子部12が駆動すると、ノズル部13より印字用紙8上
へインク14を放出し、図形及び文字を形成する。第2
インク貯蔵部2とインクジェットヘッド1との間は、第
2インク貯蔵部2に貯蔵されたインク14をインクジェ
ットヘッド1へ供給するための脱気通路15により連絡
されている。この脱気通路15を含む第2インク貯蔵部
2及びインクジェットヘッド1には、ヒータ16,17
が配設され、インク14を溶融状態に保持している。
【0011】第1のインク貯蔵手段である第1インク貯
蔵部18は、プリンタ本体に固定され、上記第2インク
貯蔵部2に保管可能なインク量よりも大量のインク14
を保管可能なタンク19を含む。このタンク19は、熱
伝導性素材である金属からなり、その外側にはヒータ2
0が貼設され、タンク19内のインク14を溶融状態に
保持し、また、タンク19外部は断熱材21で覆われ、
タンク19上部には開閉自在な蓋22を有する。更に、
ポンプ手段であるポンプ部23のチャンバ24がタンク
19内に仕切り25をもって形成され、チェック弁26
を通してタンク19からチャンバ24内へのインク14
の移動が可能である。このチャンバ24に内接してプラ
ンジャ27が設けられ、このプランジャ27はクランク
28a、リンク28bを介して駆動源のステップモータ
29に連結されている。
蔵部18は、プリンタ本体に固定され、上記第2インク
貯蔵部2に保管可能なインク量よりも大量のインク14
を保管可能なタンク19を含む。このタンク19は、熱
伝導性素材である金属からなり、その外側にはヒータ2
0が貼設され、タンク19内のインク14を溶融状態に
保持し、また、タンク19外部は断熱材21で覆われ、
タンク19上部には開閉自在な蓋22を有する。更に、
ポンプ手段であるポンプ部23のチャンバ24がタンク
19内に仕切り25をもって形成され、チェック弁26
を通してタンク19からチャンバ24内へのインク14
の移動が可能である。このチャンバ24に内接してプラ
ンジャ27が設けられ、このプランジャ27はクランク
28a、リンク28bを介して駆動源のステップモータ
29に連結されている。
【0012】供給管30は、キャリッジ3の繰返し往復
動作に耐えるように柔軟性を有した長いパイプ形状を
し、該一端を第1インク貯蔵部18に、他端を第2イン
ク貯蔵部2に連結し、この供給管30を通して第1イン
ク貯蔵部18から第2インク貯蔵部2へインク14の供
給を行う。また、管内には加熱手段であるコイル状のヒ
ータ31が配設され、インク供給要求時に所定の時間内
だけヒータ31が発熱され、管内のインク14を溶融状
態にする。
動作に耐えるように柔軟性を有した長いパイプ形状を
し、該一端を第1インク貯蔵部18に、他端を第2イン
ク貯蔵部2に連結し、この供給管30を通して第1イン
ク貯蔵部18から第2インク貯蔵部2へインク14の供
給を行う。また、管内には加熱手段であるコイル状のヒ
ータ31が配設され、インク供給要求時に所定の時間内
だけヒータ31が発熱され、管内のインク14を溶融状
態にする。
【0013】制御手段である温度制御部32及びポンプ
駆動制御部33は、プリンタ本体に配設され、図2に示
すように、温度制御部32には後述するセンサ36及び
各ヒータ16,17,20,31が接続され、ポンプ駆
動制御部33にはステップモータ29が接続されてい
る。第1インク貯蔵部18、第2インク貯蔵部2、イン
クジェットヘッド1及び脱気通路15内のインク14
は、温度制御部32により溶融状態に保持され、また、
供給管30内のインク14は、インク供給要求時のみ所
定の時間だけ溶融状態となるように制御されている。
駆動制御部33は、プリンタ本体に配設され、図2に示
すように、温度制御部32には後述するセンサ36及び
各ヒータ16,17,20,31が接続され、ポンプ駆
動制御部33にはステップモータ29が接続されてい
る。第1インク貯蔵部18、第2インク貯蔵部2、イン
クジェットヘッド1及び脱気通路15内のインク14
は、温度制御部32により溶融状態に保持され、また、
供給管30内のインク14は、インク供給要求時のみ所
定の時間だけ溶融状態となるように制御されている。
【0014】第1インク貯蔵部18から第2インク貯蔵
部2へのインク14の供給手順について、インク供給処
理を示すフローチャート(図3に示す)を参照して説明
する。なお、説明中のSi(i=1,2,3,・・・)
は各ステップを示す。第2インク貯蔵部2にはインク量
を感知するフローティングボール34とコンタクト35
からなるセンサ36が設けられ、貯蔵インク量が所定量
以下になると(S1:YES)、センサ36が感知し、
温度制御部32に伝達され、温度制御部32の出力によ
りヒータ31を発熱させて供給管30内の固形インクを
溶融させる(S2)。固形インクが溶融するのに要する
時間の経過後、ポンプ駆動制御部33の出力によりステ
ップモータ29が駆動され、インク吸引状態になってい
るプランジャ27を下方向に移動させ(S3)、チャン
バ24内に充満していたインク14をチャンバ24から
排出する。この時、タンク19とチャンバ24の間に配
置されているチェック弁26は、インク14の逆流を防
いでいる。
部2へのインク14の供給手順について、インク供給処
理を示すフローチャート(図3に示す)を参照して説明
する。なお、説明中のSi(i=1,2,3,・・・)
は各ステップを示す。第2インク貯蔵部2にはインク量
を感知するフローティングボール34とコンタクト35
からなるセンサ36が設けられ、貯蔵インク量が所定量
以下になると(S1:YES)、センサ36が感知し、
温度制御部32に伝達され、温度制御部32の出力によ
りヒータ31を発熱させて供給管30内の固形インクを
溶融させる(S2)。固形インクが溶融するのに要する
時間の経過後、ポンプ駆動制御部33の出力によりステ
ップモータ29が駆動され、インク吸引状態になってい
るプランジャ27を下方向に移動させ(S3)、チャン
バ24内に充満していたインク14をチャンバ24から
排出する。この時、タンク19とチャンバ24の間に配
置されているチェック弁26は、インク14の逆流を防
いでいる。
【0015】チャンバ24から排出されたインク14は
供給管30を通して第2インク貯蔵部2へ供給される。
供給が終了すると温度制御部32の出力により、供給管
30内のヒータ31の発熱を遮断し(S4)、供給管3
0内のインク14を固化または粘性を高くさせる。所定
時間の経過後(S5:YES)、ポンプ駆動制御部33
の出力により、ステップモータ29が駆動され、プラン
ジャ27を上方向に移動させ(S6)、チャンバ24内
へ第1インク貯蔵部18よりインク14を吸引する。こ
のとき、供給管30内のインク14は固化または粘性が
高くなっているので、インク14が供給管30からチャ
ンバ24ヘ逆流することはない。また、インクが固体状
態になるまで、従来のようにキャリッジ13の移動を待
機する必要がないので、作業能率が良い。
供給管30を通して第2インク貯蔵部2へ供給される。
供給が終了すると温度制御部32の出力により、供給管
30内のヒータ31の発熱を遮断し(S4)、供給管3
0内のインク14を固化または粘性を高くさせる。所定
時間の経過後(S5:YES)、ポンプ駆動制御部33
の出力により、ステップモータ29が駆動され、プラン
ジャ27を上方向に移動させ(S6)、チャンバ24内
へ第1インク貯蔵部18よりインク14を吸引する。こ
のとき、供給管30内のインク14は固化または粘性が
高くなっているので、インク14が供給管30からチャ
ンバ24ヘ逆流することはない。また、インクが固体状
態になるまで、従来のようにキャリッジ13の移動を待
機する必要がないので、作業能率が良い。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ポン
プ手段内へのインクの充満を行う際に、制御手段の出力
により、供給管内の加熱手段の発熱を遮断し、供給管内
のインクを固化または粘性を高くさせるため、インクが
溶融状態での供給管内の流路抵抗が小さくても、供給管
からポンプ手段内へのインクの逆流もなく、安定した量
のインクを第1のインク貯蔵手段から第2のインク貯蔵
手段へ供給することができる。これにより、インク供給
動作が安定し、信頼性が向上する。また、インクが固体
状態になるまでキャリッジの移動を待機する必要がない
ので、作業能率を大幅に向上できる。
プ手段内へのインクの充満を行う際に、制御手段の出力
により、供給管内の加熱手段の発熱を遮断し、供給管内
のインクを固化または粘性を高くさせるため、インクが
溶融状態での供給管内の流路抵抗が小さくても、供給管
からポンプ手段内へのインクの逆流もなく、安定した量
のインクを第1のインク貯蔵手段から第2のインク貯蔵
手段へ供給することができる。これにより、インク供給
動作が安定し、信頼性が向上する。また、インクが固体
状態になるまでキャリッジの移動を待機する必要がない
ので、作業能率を大幅に向上できる。
【図1】本発明の一実施例によるインク供給機構の断面
図である。
図である。
【図2】本実施例によるインク供給機構の電気的構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図3】本実施例によるインク供給処理を示すフローチ
ャートである。
ャートである。
【図4】従来のインク供給機構の断面図である。
1 インクジェットヘッド 2 第2インク貯蔵部 18 第1インク貯蔵部 23 ポンプ部 24 チャンバ 27 プランジャ 30 供給管 31 ヒータ 32 温度制御部 33 ポンプ駆動制御部
Claims (1)
- 【請求項1】 溶融インクを記録媒体に噴射させて画像
を形成するインクジェットプリンタにおいて、記録媒体
上に溶融インクを噴射するインクジェットヘッドと、溶
融インクを収納し、且つ、インクを溶融状態に保つ第1
のインク貯蔵手段と、インクを溶融状態に保ち、且つ、
溶融インクを前記インクジェットヘッドへ供給する第2
のインク貯蔵手段と、前記第1のインク貯蔵手段と前記
第2のインク貯蔵手段とを連結する供給管と、前記供給
管内のインクを固体状態より溶融状態にする加熱手段
と、前記第1のインク貯蔵手段より溶融インクを吸引
し、前記供給管を通して前記第2のインク貯蔵手段へ移
動させるポンプ手段と、前記供給管内のインクを固体状
態に保ち、この状態の時に、前記ポンプ手段内に前記第
1のインク貯蔵手段より溶融インクを吸引し、また、前
記第1のインク貯蔵手段から前記第2のインク貯蔵手段
へ溶融インクの移動が必要な時に、前記供給管内のイン
クを前記加熱手段により溶融し、前記ポンプ手段内に吸
引されている溶融インクを前記供給管を通じて前記第2
のインク貯蔵手段に送り込む制御手段とを備えたことを
特徴とするインクジェットプリンタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4593592A JPH05212874A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | インクジェットプリンタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4593592A JPH05212874A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | インクジェットプリンタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH05212874A true JPH05212874A (ja) | 1993-08-24 |
Family
ID=12733130
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4593592A Withdrawn JPH05212874A (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | インクジェットプリンタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05212874A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005103871A (ja) * | 2003-09-30 | 2005-04-21 | Ricoh Printing Systems Ltd | インクジェット記録装置 |
JP2010083146A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Xerox Corp | 流動化インクリザーバのハウジング |
JPWO2011162152A1 (ja) * | 2010-06-23 | 2013-08-22 | コニカミノルタ株式会社 | インクジェット記録装置、インク供給方法、電源遮断方法及びインクジェット記録装置の温度調節部遮断方法 |
CN114851705A (zh) * | 2022-05-24 | 2022-08-05 | 湖南北罗霄科技有限责任公司 | 一种油墨粘度控制系统及其控制方法 |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP4593592A patent/JPH05212874A/ja not_active Withdrawn
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