JP4311720B2 - インクジェット方式画像形成装置及びインク供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、印字ヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置及び印字ヘッドにインクを供給するインク供給方法に関する。
従来、印字ヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式の画像形成装置が広く使用されている。このインクジェット方式は、低騒音、高速記録、カラー記録が可能などの利点を有している。特に、熱エネルギーによって気泡を発生させて液滴を吐出させる方式によれば、高密度で応答性に優れた印字ヘッドを容易に構成できる。近年需要が高まっているカラー印刷においてはインクジェット方式は他の方式に対して高解像度化、多色化が容易であり、大量出力を行わない分野では主流となっている。また、インクジェット方式は他の方式に比べて容易に大判印刷に対応できるので、特に大判サイズの記録媒体にカラー画像を形成するカラー記録装置ではインクジェット方式が主流となっている。また、記録媒体の長期保存に優れた顔料インクを使用したインクジェット方式画像形成装置への要望が高まっている。
一方、液体のインクを使用するインクジェット方式画像形成装置に特有の現象として、この装置が長時間使用されずに放置された場合などに、印字ヘッドに形成されたノズル内のインク中の水分(および他の揮発性成分)が蒸発してインクの粘度が上昇したり、気泡がノズル内やインク供給路に混入したりして、吐出に不適当な状態となることがある。このような状態から元の正常な状態に回復させるためには、インク吐出を元の正常な状態に回復させる回復手段を必要とする。この回復手段として、印字ヘッドのノズルからインクを強制的に吸い出してインクタンクから新しいインクを印字ヘッドに供給する吸引機構が知られている。
図7を参照して、従来のインクジェット方式画像形成装置の概略を説明する。
図7は、従来のインクジェット方式画像形成装置の概略構成を示す斜視図である。
インクジェット方式画像形成装置10は、シート状、ロール状、及びボード状等の形態の記録媒体を所定の動作で搬送する搬送部12を備えている。また、インクジェット方式画像形成装置10は、所定の画像データに基づいてインクを吐出する印字ヘッド14が装着されたキャリッジ16も備えており、このキャリッジ16は印字ヘッド14と共に、記録媒体上で搬送方向に直交する方向(主走査方向)に往復動作する。さらに、インクジェット方式画像形成装置10は、各部の動作を制御する制御装置18も備えている。インクジェット方式画像形成装置10は、さらに、インクを収容するインクタンク20、発生した廃インクを収容する廃インクタンク22も備えている。インクジェット方式画像形成装置10では、記録媒体及び印字ヘッド14の動作と外部から入力された画像データとに同期させて印字ヘッド14から記録媒体にインクを吐出させて画像を形成する(記録を行う)。
インクタンク20に収容されたインクは弁24とインク供給チューブ26を経由して(通って)印字ヘッド14に供給される。弁24は、インクを吐出しない待機状態やキャリッジが走査しない場合は、閉じられている。逆に、印字中や吸引動作中などインクが消費されるときには開く。このような弁24の開閉は、インクジェット方式画像形成装置10の動作状態に応じて制御装置18によって適切に制御されている。印字が開始され始めたときはインクが吐出するので印字ヘッド14内のインクが消費されて、印字ヘッド14内の内圧が下がり、この圧力によりインクタンク20からインクがインク供給チューブ26を通って印字ヘッド14に供給される。
また、インクジェット方式画像形成装置10には、ノズル内の増粘したインクの除去、およびノズル内の気泡の除去のための吸引機構28が備えられている。吸引機構28は、予め設定された条件が満たされたときに、制御装置18によって所定の吸引動作を行うように制御されている。また、ユーザーの意思によって所定の吸引動作を行うことも可能である。
以上のようにインクジェット方式画像形成装置10は、制御装置18によって各部を適切に動作させることにより安定した記録が行える。
図8を参照して印字ヘッド14の概略構造を説明する。
図8は印字ヘッドの概略構造を示す断面図である。
印字ヘッド14は、インク滴を吐出させる記録チップ30、記録チップ30に供給されるインクを収容する共通液室32、インク内の異物を取り除くフィルター34、供給チューブ26(図7参照)から供給されたインクが一時的に収容されるバッファー室36、供給チューブ26が接続されるジョイント部38などから構成されている
図9を参照して、吸引機構28について説明する。
図9は、吸引機構の概略構成を示す模式図である。
吸引機構28は、ノズル面と密着して乾燥を防ぐと共に負圧によりノズルからインクを吸い出すためのキャップ40と、負圧を発生させるためのポンプ42、図示しないキャップの移動機構、ノズル面の不要なインク及び異物を除去するためのワイパー44などから構成されている。
次に印字ヘッド14内に気泡が蓄積する様子について、図8を再び参照して説明する。
印字動作により記録チップ30上のヒータ(図示せず)が吐出のたびに加熱・冷却を繰り返すので、記録チップ30の温度が徐々に上昇する。この温度は場合によっては60℃以上に達する場合がある。記録チップ30が高温になった場合、記録チップ30周辺のインクが加熱され、さらに共通液室32のインクの温度も上昇する。
一般にインクには微量の気体が溶存しており、インクの温度が上昇することによって溶存気体が気化して気泡が発生する。この気泡は浮力により記録チップ30周辺から共通液室32へ移動する。長時間の印字により発生した気泡は印字ヘッド14内に蓄積する。このように印字ヘッド14内の気泡が増加した場合、印字ヘッド14内の共通液室32に収容されているインクの量が減少することになり、この結果、吐出不良となる。共通液室32の容積を大きくすることにより、吐出不良に至るまでの時間間隔を延ばすことは可能であるが、吐出不良を根本的に解決するためには、印字ヘッド14内に蓄積した気泡を定期的に除去する必要がある。なお、共通液室32の容積は、印字動作中に吸引動作を行うと色ムラなどの画像不良の原因となるため可能な限り大きくするのが好ましい。
印字ヘッド14内の気泡の除去方法について説明する。
印字ヘッド14内に蓄積した気泡を除去するための方法としては、吸引機構28によって記録チップ30のノズルから負圧を利用して各色の印字ヘッドごと気泡を吸引する方法が一般的である。しかし、大判サイズの記録媒体に画像を形成する大判インクジェット方式画像形成装置などでは、印字ヘッド14内の液室の容積が大きいので、上記の方法では気泡を除去しきれない。そのため供給路の途中に弁24(図7参照)を設けて、吸引機構28との併用によって気泡を除去する手段が採用されている。
上記した弁24と吸引機構28を組み合わせた吸引動作を、図10から図12までを参照して説明する。
図10は、印字ヘッドのノズル面にキャップを密着させた状態を示す模式図である。図11は、印字ヘッド内のインクと気泡を排出した状態を示す模式図である。図12は、印字ヘッド内にインクが満たされた状態を示す模式図である。
吸引動作を行う際には、先ず、図10に示すように印字ヘッド14のノズル面にキャップ40を密着させてノズル面をキャップ40で覆う。次に、弁24(図7参照)を閉じた後、ポンプ42(図9参照)を駆動する。ポンプ42の駆動によってキャップ40内の気圧が低下し、印字ヘッド14内のインクが吸い出される。しかし、弁24が閉じているのでインクは新たに供給されない。このため、印字ヘッド14内の圧力が低下する。この圧力低下に伴って印字ヘッド14内の気泡の体積が増加し、図11に示すように、最終的には印字ヘッド14内のインクと共に気泡が排出され、印字ヘッド14内はポンプ42の圧力とほぼ等しい状態になる。この状態でポンプ42を停止して弁24を開ける。印字ヘッド14内は負圧であるので弁24の開放によって、図12に示すようにインクタンク20のインクが急激に印字ヘッド14に供給され、印字ヘッド14内に満たされると同時に、印字ヘッド14内の圧力も通常の状態に戻る。これにより気泡は縮小し、この縮小した容積分はインクが供給されるので、印字ヘッド14内には所定量のインクが充填された状態となる。この様な吸引機構28と弁24を組み合わせた吸引方法を、印字量や、経過時間により適宜自動的に行う様にすることで常に高品質な出力画像を得られるようになる(例えば、特許文献1参照。)。
ところで、インクは染料インクと顔料インクとに大別される。顔料インクについて説明する。
顔料インクは溶媒中に色材(補助剤を含む場合もある)が分散した状態である。このため、長時間放置した場合、インク上部の色材が重力によって沈下してインクタンク20の底部の色材濃度が上がる、いわゆる沈降現象が起こる。沈降現象が起こった場合、例えば図13に示すように、インクタンク20の下部からインク供給チューブ26を経由してインクを印字ヘッド14に供給するときは、印字ヘッド14に供給されたインクの色材濃度が高くなる。このため、印字ヘッド14から吐出されるインクの濃度が高くなってしまう。従って、インクジェット方式画像形成装置10で顔料インクを使用する場合は、沈降現象の対策が必要となる。
上記した沈降現象を防止する技術を説明する。
上記した沈降現象を防止するために、インクタンク全体を所定時間ごとに回転させて内部のインクを撹拌させることによりインク濃度を均一にする技術が知られている(例えば、特許文献2参照。)。また、ピエゾ素子を利用してインクタンクを所定時間ごとに振動させて色材の沈降を防止する技術が知られている(例えば、特許文献3参照。)。さらに、沈降現象に起因するインクの濃度の不均一を解消するために、印字ヘッドのノズルの開口の液体をクリーニング部で吸引する技術が知られている(例えば、特許文献4参照。)。
特開2002−1992号公報(図5等) 特開2002−200764号公報(図3等) 特開2002−316426号公報(図2等) 特開2002−234196号公報(図8等)
上記した沈降現象に起因する問題を解決する技術は、その機構が複雑でありコストが高くなる。
そこで、印字ヘッドに供給される顔料インクの濃度を均一にするためにインクタンクの内部にパイプを配置する技術が提案されている。この技術について図14を参照して説明する。
図14は、上記した沈降現象を防止するためのパイプが配置されたインクタンクを示す模式図である。
インクタンク20の底には、インクを出すためのインク出口20aが形成されている。このインク出口20aにはパイプ50の下端が接続されている。パイプ50はインク出口20aから上に向けてほぼ垂直方向に延びている。このパイプ50の長さは、インクタンク20の高さ(深さ)にほぼ等しい。パイプ50には長手方向の所定の位置に所定の径の孔50aが形成されている。さらにパイプ50の下端部(インク出口20aに近い部分)には、孔50aよりも小さい孔50bが形成されている。
インクジェット方式画像形成装置10(図7参照)の本体にインクタンク20が装着されたときには、小径の孔50bがインクタンク20の底部に位置する。印字ヘッド14(図7参照)から記録媒体にインクを吐出して画像を形成するに伴ってインクがインクタンク20から吸い出される場合、パイプ50に形成された孔50a,50bからインクがパイプ50内に吸引され、インク供給チューブ26を経由して印字ヘッド14に供給される。
インクタンク20内で沈降現象が発生していた場合、沈降により色材濃度が高くなったインクはインクタンク20の底部に集まっており、このインクは小径の孔50bのみからパイプ50内に入り込む。一方、他の孔50aはインクタンク20内の底部よりも上に位置しているので、色材濃度の比較的薄いインクは他の孔50aからパイプ50内に入り込む。この結果、パイプ50内において色材濃度の高いインクと低いインクとが混合されるので、印字ヘッド14に供給されるインクの色材濃度はほぼ適性に保たれるようになる。
ところで、パイプ50を用いて沈降対策を施したインクタンク20を使った場合、上記の吸引機構28と弁24を組み合わせた吸引方法を行うときは、問題が発生することがある。この問題について図15と図16を参照して説明する。
図15は、インク残量が少なくなったインクタンクを示す模式図である。図16は、パイプの上部から空気が入り込む様子を示す模式図である。
インクタンク20内のインク残量が少なくなった場合、図15に示すように、インクタンク20内のインクは小径の孔50bのみからパイプ50内に供給される。また、上記した吸引方法を行ったときは印字ヘッド14にインクが急激に供給される。このため、小径の穴50bからパイプ50に供給するインクの量が、負圧になった印字ヘッド14に供給されるインクの量に追いつかなくなる。このため、図16に示すように、パイプ50内のインクが印字ヘッド14の負圧によって吸い出された後、パイプ50の上部の複数の孔50aからインクタンク20内の空気がパイプ50に入り込んで、さらにインク供給チューブ26にも入り込んでしまう。インク供給チューブ26内に空気が入り込んだ場合、印字ヘッド14内の内圧が正常に保てなくなり、印字ヘッド14のノズルからインクが溢れて落下するボタ落ちや、溢れたインクがノズルを塞いで吐出できなくなるヌレ不吐が起こる。また、インク供給チューブ26に入り込んだ多量の空気が印字ヘッド14に到達したときは、印字ヘッド14内に多量の空気が充満されてインクが無くなって吐出不能となる。
本発明は、上記事情に鑑み、上記したパイプを使って沈降対策をしたインクタンクを使用しても、インク供給チューブ内に空気が入り込むことを防止したインクジェット方式画像形成装置及びインク供給方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明の第1のインクジェット方式画像形成装置は、インクを吐出するノズルが形成された印字ヘッドと、インクを収容すると共にこの収容したインクが出されるインク出口がその底部に形成されたインクタンクと、該インクタンクから前記印字ヘッドにインクを供給するためのインク供給路と、該インク供給路の途中に設けられてこのインク供給路を開閉する弁と、前記インク出口に接続されて前記インクタンクの高さ方向に延びると共に前記インク出口にインクを供給するための複数の孔が形成された、前記インクタンク内に配置されたパイプと、前記印字ヘッドの前記ノズルから負圧によりインクを吸引する吸引機構とを備え、前記印字ヘッドの前記ノズルから記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置において、
(1)前記弁を閉じた後に前記吸引機構で印字ヘッドに負圧を発生させ、その後に弁を開いて前記インクタンクから前記印字ヘッドにインクを供給する際に、前記弁を所定のタイミングで所定の回数開閉することを特徴とするものである。
上記目的を達成するための本発明の第2のインクジェット方式画像形成装置は、インクを吐出するノズルが形成された印字ヘッドと、インクを収容すると共にこの収容したインクが出されるインク出口がその底部に形成されたインクタンクと、該インクタンクから前記印字ヘッドにインクを供給するためのインク供給路と、該インク供給路の途中に設けられてこのインク供給路を開閉する弁と、前記インク出口に接続されて前記インクタンクの高さ方向に延びると共に前記インク出口にインクを供給するための複数の孔が形成された、前記インクタンク内に配置されたパイプと、前記印字ヘッドの前記ノズルから負圧によりインクを吸引する吸引機構と、前記インクタンク内のインク残量を記憶する記憶手段とを備え、前記印字ヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置において、
(2)前記記憶手段に記憶されたインク残量が一定値以下の場合に、前記弁を閉じた後に前記吸引機構で印字ヘッドに負圧を発生させ、その後に弁を開いて前記インクタンクから前記印字ヘッドにインクを供給するときは、前記弁を所定のタイミングで所定の回数開閉することを特徴とするものである。
ここで、
(3)前記弁を所定のタイミングで所定の回数開閉する際に、前記インク出口から前記インク供給路に空気が入り込まないようにしてもよい。
また、上記目的を達成するための本発明の第1のインク供給方法は、インクが収容されたインクタンクの底部に形成されたインク出口からインク供給路を経由して、インクを吐出する印字ヘッドにインクを供給するインク供給方法において、
(4)前記インク出口に接続されて前記インクタンクの高さ方向に延びると共に前記インク出口にインクを供給するための複数の孔が形成されたパイプを前記インクタンク内に配置しておき、
(5)前記インク供給路を閉じた後に前記印字ヘッドに負圧を発生させ、その後に前記インク供給路を開いて前記インクタンクから前記インク供給路を経由して前記印字ヘッドにインクを供給する際に、前記インク供給路を所定のタイミングで所定の回数開閉することを特徴とするものである。
また、上記目的を達成するための本発明の第2のインク供給方法は、インクが収容されたインクタンクの底部に形成されたインク出口からインク供給路を経由して、インクを吐出する印字ヘッドにインクを供給するインク供給方法において、
(6)前記インク出口に接続されて前記インクタンクの高さ方向に延びると共に前記インク出口にインクを供給するための複数の孔が形成されたパイプを前記インクタンク内に配置しておき、
(7)前記インク供給路を閉じた後に前記印字ヘッドに負圧を発生させ、その後に前記インク供給路を開いて前記インクタンクから前記インク供給路を経由して前記印字ヘッドにインクを供給する際に、前記インクタンク内のインク残量が所定値以下となった場合には、前記インク供給路を所定のタイミングで所定の回数開閉することを特徴とするものである。
ここで、
(8)前記インク供給路を所定のタイミングで所定の回数開閉する際に、前記インク出口から前記インク供給路に空気が入り込まないようにしてもよい。
することを特徴とする請求項4又は5に記載のインク供給方法。
本発明によれば、印字ヘッドの負圧を利用してインクタンクからインクを印字ヘッドに供給する際に弁を所定のタイミングで所定回数開閉するので、インクタンク内のインクのみがパイプ内に入り込むこととなり、インクタンク内の空気がパイプに入り込むことを防止できる。このため、パイプを使って沈降対策をしたインクタンクを使用しても、インク供給チューブ内に空気が入り込むことを防止できる。
本発明は、カラー画像を形成するインクジェット方式画像形成装置に実現された。
図1から図5までを参照して、本発明の実施例1を説明する。
図1は、実施例1のインクジェット方式画像形成装置に組み込まれた弁が閉じている状態を示す模式図である。図2は、実施例1のインクジェット方式画像形成装置に組み込まれた弁が開いている状態を示す模式図である。図3は、弁を開閉するためのカムを示す斜視図である。図4は、弁を開閉するタイミングを示すグラフである。図5は、吸引動作の手順を示すフローチャートである。これらの図では、図7に示す構成要素と同一の構成要素には同一の符号が付されている。
実施例1のインクジェット方式画像形成装置が、図7に示すインクジェット方式画像形成装置とは相違する点を説明する。
本発明のインクジェット方式画像形成装置では、インク供給チューブ26のうちインクタンク20の直後の部分に弁60が設けられている。この弁60は、従来のインクジェット方式画像形成装置10(図7参照)の弁24に代わるものである。弁60はインク供給チューブ26の途中部分に配置されており、インク供給チューブ26の途中の入口部分26aと出口部分26bが弁60を介して接続されている。弁60は、入口部分26aと出口部分26bを塞ぐ閉鎖板62と、この閉鎖板62の上面から真上に延びる作動棒64と、閉鎖板62を上方に付勢しているコイルばね66とを備えている。作動棒64とコイルばね66は気密に密閉された容器68に収容されている。なお、インク供給チューブ26は各色のインクタンクごとに設けられており、弁60も同様である。
弁60は、図1と図2に示すように、カム70の回転によって開閉される。カム70は、回転軸72を中心として矢印A方向に所定のタイミングで所定の回転速度で回転する。回転軸72はモータ(図示せず)に連結されており、このモータは制御装置(図示せず)に制御される。なお、この制御装置は、制御装置18(図7参照)に代わるものである。
カム70が1回転したときは弁60の開閉が1回行われる。また、カム70にはカム70の回転位置情報を得るためのフラグ74が形成されている。このフラグ74の有無をセンサ(図示せず)で検知することによりカム70の回転角度を制御できる。カム70の回転角度を適性に制御することにより、弁60を正確に開閉する。
弁60を閉じた状態では、図1に示すように、カム70が弁60の作動棒64から離れるように制御装置はモータを制御してカム70を位置させる。一方、弁60を開いた状態では、図2に示すように、カム70が弁60の作動棒64を押し下げるように制御装置はモータを制御してカム70を位置させる。このような位置決めは、カム70のフラグ74の有無をセンサで検出し、この検出信号を制御装置18に送ることにより行われる。
実施例1のインクジェット方式画像形成装置における印字ヘッドの回復動作について説明する。
印字ヘッド14(図7参照)の回復動作では、吸引機構28(図7参照)によって印字ヘッド14のノズルからインクを強制的に吸い出して(吸引して)インクタンク20(図7参照)から新しいインクを印字ヘッド14に供給する。印字ヘッド14のノズルからインクを強制的に吸引する際は、弁60を閉じてポンプ42(図9参照)を所定時間だけ稼動させてポンプ42を停止させる。実施例1のインクジェット方式画像形成装置では、ポンプ42を停止させた後、弁60の開閉を所定の間隔で複数回行う。
従来の技術ではポンプ42を停止した後、弁60を開放して印字ヘッド14の負圧が解消されるまでその状態を維持している。しかし、本発明では、弁60を開けた後に所定時間だけ経過したときは再び弁60を閉じる。さらに、弁60を閉じて所定時間だけ経過したときは再び弁60を開閉する。この動作を所定回数繰り返した後、弁60を開放状態に維持する。以降は従来の吸引方法と同じ動作が行われ、吸引動作を終了する。
本実施例のインクジェット方式画像形成装置の場合、弁60の開時間、弁60の開閉の間隔、及び開閉の繰り返し回数は以下のとおりに設定されている。
弁の開時間 330ミリ秒
弁開閉の間隔 3秒
弁開閉の繰り返し回数 5回
本実施例のインクジェット方式画像形成装置では、図4に示すように、弁60の開閉を行うカム70を1回転550ミリ秒で回転させている。さらに1回転中の弁が開く時間を330ミリ秒になる様にカム70のプロファイルが設定されている。
図5に示すように、弁60を開閉するフローは、吸引機構28(図7参照)による吸引動作が開始されることにより起動し、先ず、印字ヘッド14をキャップ40(図10参照)で気密に覆う(S501)。続いて、図1に示すように弁60を閉じる位置までカム70を回転させる(S502)。続いて、印字ヘッド14に所定の負圧を発生させるためにポンプ42を駆動し始める(S503)。ポンプ42を駆動し始めて所定時間だけ経過したとき(S504)にポンプを停止する(S505)。ポンプ42を停止した後、カム70を1回転だけさせてカム70を再び停止する。カム70を1回転だけさせることにより、カム70のプロファイルと回転速度によって弁60が開き(S506)、弁60が開いた状態を上記の設定時間330ミリ秒間だけ保ち(S507)、その後に弁60が閉じる(S508)。弁60が閉じた後、インクタンク20内において孔50bからパイプ50にインクが入り込むまでに要する時間(ここでは、3秒間)だけ弁を閉じたままにしておき(S509)、その後に再びカム70を1回転させる(S510)。カム70を1回転させて3秒間経過後に再びカム70を1回転させる動作(即ち、弁60の開閉動作を所定のタイミングで繰り返す動作)を5回繰り返し(S511)、その後、弁60が開く位置にカム70を回転させて停止しておき、弁60を開放する。この後は、従来例と同じ吸引後処理を行い吸引動作を終了する。
上記したように、印字ヘッド14に負圧を発生させて弁60を開いてインクタンク20から印字ヘッド14にインクを供給する際に、弁60を所定のタイミングで開閉させることを繰り返すことにより、インクタンク20(図7参照)内のインク残量が少ないときであっても、インクタンク20内において孔50bからパイプ50にインクが入り込むまでに要する時間が確保される。このため、パイプ50の孔50bからパイプ50内にはインクだけが入り込み、インクタンク20内の空気がパイプ50に入り込まず、インク供給チューブ26にはインクだけが入り込み空気は入り込まない。従って、正常な吸引動作が行えるようになる。
図6を参照して、本発明の実施例2を説明する。
図6は、インク残量を記憶しておくメモリを備えたインクタンクを示す模式図である。
本発明の実施例2のインクジェット方式画像形成装置では、インクタンク20(図7参照)のインク残量を更新して記憶しておくメモリ80(本発明にいう記憶手段の一例である)を備え、このメモリ80に記憶されたインク残量が一定値以下の場合に、実施例1で説明した吸引動作を行う点に特徴がある。なお、実施例2のインクジェット方式画像形成装置では、メモリ80に記憶されたインク残量が上記の一定値を超えている場合は、従来の吸引動作(印字ヘッド14に負圧を発生させた後に弁60を開放したままにしてインクタンク20から印字ヘッド14にインクを吸引する動作)を行う。
実施例2のインクタンク20には、インク残量を記憶するメモリ80が設けられている。メモリ80の一例としては、電気的に書き込み、消去、保持が可能な記憶素子(EEPROM)が挙げられ、このメモリ80はインクタンク20の外壁に固定されている。インクタンク20がインクジェット方式画像形成装置10(図7参照)に装着されたときに、図示しない接続手段によってメモリ80が電気的に制御装置(図示しないが、図7の制御装置18に代わるものである。)と接続される。メモリ80には、インクタンク20を製造したときに注入されたインク量が記憶されている。印字等でインクを消費したときは上記の制御装置は、消費したインク量をメモリ80内のインク量から減算した残インク量を、メモリ80のインク量を記憶している領域に新たに書き込む。これにより正確なインク残量が常にメモリ80内に記憶されるようになる。
実施例2のインクジェット方式画像形成装置では、インク残量が所定値を超えているときは、上記した従来の吸引動作を行い、一方、インク残量が所定量以下になると実施例1で述べた吸引動作を行うように制御装置がカム70等を制御する。
実施例2における吸引動作では、吸引動作が開始されると、先ず、メモリ80に記憶されているインク残量を制御装置が読み込む。この値を制御装置に予め記憶されている所定量と比較して、従来の吸引動作か実施例1の吸引動作かを選択する。制御装置に予め記憶されている所定量は、インクタンク20内の空気がパイプ50及びインク供給チューブ26に入り込み始める現象が発生するインク残量に設定されており、本実施例の場合は約60mlに設定されている。これによりインクタンク20内にインク残量が充分ある場合は、短時間で済む従来の吸引動作を行い、空気がパイプ50及びインク供給チューブ26内に入り込む現象が発生するインク残量になった場合は、実施例1の吸引動作を行うこととなるので、空気がインク供給チューブ26に入ることを効率良く防止できる。
実施例1のインクジェット方式画像形成装置に組み込まれた弁が閉じている状態を示す模式図である。 実施例1のインクジェット方式画像形成装置に組み込まれた弁が開いている状態を示す模式図である。 弁を開閉するためのカムを示す斜視図である。 弁を開閉するタイミングを示すグラフである。 吸引動作の手順を示すフローチャートである。 インク残量を記憶しておくメモリを備えたインクタンクを示す模式図である。 従来のインクジェット方式画像形成装置の概略構成を示す斜視図である。 印字ヘッドの概略構造を示す断面図である。 吸引機構の概略構成を示す模式図である。 印字ヘッドのノズル面にキャップを密着させた状態を示す模式図である。 印字ヘッド内のインクと気泡を排出した状態を示す模式図である。 印字ヘッド内にインクが満たされた状態を示す模式図である。 沈降現象が起こったインクタンクを示す模式図である。 上記した沈降現象を防止するためのパイプが配置されたインクタンクを示す模式図である。 インク残量が少なくなったインクタンクを示す模式図である。 パイプの上部から空気が入り込む様子を示す模式図である。
符号の説明
10 インクジェット方式画像形成装置
14 印字ヘッド
20 インクタンク
26 インク供給チューブ
50 パイプ
60 弁
70 カム
80 メモリ

Claims (6)

  1. インクを吐出するノズルが形成された印字ヘッドと、インクを収容すると共にこの収容したインクが出されるインク出口がその底部に形成されたインクタンクと、該インクタンクから前記印字ヘッドにインクを供給するためのインク供給路と、該インク供給路の途中に設けられてこのインク供給路を開閉する弁と、前記インク出口に接続されて前記インクタンクの高さ方向に延びると共に前記インク出口にインクを供給するための複数の孔が形成された、前記インクタンク内に配置されたパイプと、前記印字ヘッドの前記ノズルから負圧によりインクを吸引する吸引機構とを備え、前記印字ヘッドの前記ノズルから記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置において、
    前記弁を閉じた後に前記吸引機構で印字ヘッドに負圧を発生させ、その後に弁を開いて前記インクタンクから前記印字ヘッドにインクを供給する際に、前記弁を所定のタイミングで所定の回数開閉することを特徴とするインクジェット方式画像形成装置。
  2. インクを吐出するノズルが形成された印字ヘッドと、インクを収容すると共にこの収容したインクが出されるインク出口がその底部に形成されたインクタンクと、該インクタンクから前記印字ヘッドにインクを供給するためのインク供給路と、該インク供給路の途中に設けられてこのインク供給路を開閉する弁と、前記インク出口に接続されて前記インクタンクの高さ方向に延びると共に前記インク出口にインクを供給するための複数の孔が形成された、前記インクタンク内に配置されたパイプと、前記印字ヘッドの前記ノズルから負圧によりインクを吸引する吸引機構と、前記インクタンク内のインク残量を記憶する記憶手段とを備え、前記印字ヘッドから記録媒体にインクを吐出して画像を形成するインクジェット方式画像形成装置において、
    前記記憶手段に記憶されたインク残量が一定値以下の場合に、前記弁を閉じた後に前記吸引機構で印字ヘッドに負圧を発生させ、その後に弁を開いて前記インクタンクから前記印字ヘッドにインクを供給するときは、前記弁を所定のタイミングで所定の回数開閉することを特徴とするインクジェット方式画像形成装置。
  3. 前記弁を所定のタイミングで所定の回数開閉する際に、前記インク出口から前記インク供給路に空気が入り込まないようにすることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェット方式画像形成装置。
  4. インクが収容されたインクタンクの底部に形成されたインク出口からインク供給路を経由して、インクを吐出する印字ヘッドにインクを供給するインク供給方法において、
    前記インク出口に接続されて前記インクタンクの高さ方向に延びると共に前記インク出口にインクを供給するための複数の孔が形成されたパイプを前記インクタンク内に配置しておき、
    前記インク供給路を閉じた後に前記印字ヘッドに負圧を発生させ、その後に前記インク供給路を開いて前記インクタンクから前記インク供給路を経由して前記印字ヘッドにインクを供給する際に、前記インク供給路を所定のタイミングで所定の回数開閉することを特徴とするインク供給方法。
  5. インクが収容されたインクタンクの底部に形成されたインク出口からインク供給路を経由して、インクを吐出する印字ヘッドにインクを供給するインク供給方法において、
    前記インク出口に接続されて前記インクタンクの高さ方向に延びると共に前記インク出口にインクを供給するための複数の孔が形成されたパイプを前記インクタンク内に配置しておき、
    前記インク供給路を閉じた後に前記印字ヘッドに負圧を発生させ、その後に前記インク供給路を開いて前記インクタンクから前記インク供給路を経由して前記印字ヘッドにインクを供給する際に、前記インクタンク内のインク残量が所定値以下となった場合には、前記インク供給路を所定のタイミングで所定の回数開閉することを特徴とするインク供給方法。
  6. 前記インク供給路を所定のタイミングで所定の回数開閉する際に、前記インク出口から前記インク供給路に空気が入り込まないようにすることを特徴とする請求項4又は5に記載のインク供給方法。
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