JPH052127U - 表示装置 - Google Patents
表示装置Info
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- JPH052127U JPH052127U JP5636291U JP5636291U JPH052127U JP H052127 U JPH052127 U JP H052127U JP 5636291 U JP5636291 U JP 5636291U JP 5636291 U JP5636291 U JP 5636291U JP H052127 U JPH052127 U JP H052127U
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- light guide
- optical film
- surface side
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 前方に出射する拡散光を集光すると共に、導
光体裏面側に漏れる光を前方に真っ直ぐに返して導光体
内に再入射させることができ、前方から見たときの輝度
を向上させるようにした表示装置を提供することを目的
とする。 【構成】 導光体5の表面側に入射光を前方向に屈折集
光させるステップ22を備えた第1の光学フィルム20
を配置し、裏面側に光を前方に反射するステップ22を
備えた第2の光学フィルム21を配置して構成した。
光体裏面側に漏れる光を前方に真っ直ぐに返して導光体
内に再入射させることができ、前方から見たときの輝度
を向上させるようにした表示装置を提供することを目的
とする。 【構成】 導光体5の表面側に入射光を前方向に屈折集
光させるステップ22を備えた第1の光学フィルム20
を配置し、裏面側に光を前方に反射するステップ22を
備えた第2の光学フィルム21を配置して構成した。
Description
【0001】
本考案は液晶式テレビ等に適用して好適なバック照明方式を採用した表示装置 に係り、特に光の有効利用を図り照明効果を向上させるようにした表示装置に関 するものである。
【0002】
従来から、表示板の透光性表示部を後方から照明するようにしたバック照明式 の表示装置としては種々提案されているが、その一例として図5および図6に示 すように表示板を液晶表示装置(以下LCDと称する)で構成した小形携帯用の テレビ装置が知られている。すなわち、このテレビ装置1は、ケース2の前面開 口部2AをLCD3で塞ぎ、内部に光源としての管球バルブ4と、導光体5を収 納配置して構成したもので、導光体5の一側面には半円形の溝からなる入光部6 が前記バルブ4に対応して形成され、この入光部6より導光体5内に入光したバ ルブ4からの光を導光体5の裏面に形成した小さな円錐状凹部からなる点刻7に よって表面側に反射し、前記LCD3の透光部、すなわち表示部8を背後から照 明するようにしている。LCD3の表示部8はテレビ画面を構成するため連続し た面積を有し、そのため全面を均一な明るさで照明することが難しく、バルブ4 から遠方部分の輝度が低下する。そこで、通常点刻7の密度をバルブ4から遠ざ かるにしたがって高くし、遠方部分の輝度を上げるようにしている。
【0003】
このような構成からなるテレビ装置において、管球バルブ4から出た光は、入 光部6から導光体5内に進入すると、点刻7によって前方に反射する光と、屈折 して裏面側に出ていく光とに分かれる。しかし、導光体5から前方向に出る光は 、点刻7による効果として均一な面発光をするが、拡散光のため視野角が広くな る代わりに正面から見たときは一部の光しか見ることができないため、暗くなる という問題があった。また、導光体5内に入射した光のうち臨界角より大きく導 光体5の背面側に漏れた光は損失となるため、光の有効利用という点で問題があ った。 そこで、このような漏光を解決する方法として、図7に示すようにケース内底 面にアルミニウムの蒸着を施して平滑な反射面10としたり、あるいはまたケー ス内底面にステップ状(鋸歯状)反射面(実開昭63−73789号公報)を形 成している。しかし、平滑な反射面の場合は、導光体5の背面側に漏れた光11 は反射面10によって反射されて導光体5内に再入射するが、出射角と入射角が 同じで、導光体前面側に出射する光が入射方向と同方向なため、正面以外に拡散 されて装置前方に導くことができず、正面から見た時の輝度を向上させることが できないという問題があった。一方、ステップ状反射面はケースの形状が複雑化 し製造コストが高くなるという問題があった。
【0004】 したがって、本考案は上記したような従来の問題点に鑑みてなされたもので、 その目的とするところは、拡散光を集光し、前方向に出射する光の量を増加させ ると共に、を導光体背面側に漏れる光を前方向に反射し導光体内に効果的に再入 射させることにより、前方から見たときの輝度を向上させるようにした表示装置 を提供することにある。
【0005】
本考案は上記目的を達成するために、ケースと、透光性表示部を有して前記ケ ースの開口部に配設された表示板と、前記ケース内端部に配設された光源と、少 なくとも一端面に入光部を有し前記光源からの光を前記表示板の表示部に導く導 光体と、この導光体の表面側に配設され、導光体表面側から出射した光を前方向 に屈折集光するステップを有する第1の光学フィルムと、前記導光体の背面側に 配設され、導光体裏面側に漏れる光を前方向に反射するステップを有する第2の 光学フィルムとで構成したものである。
【0006】
本考案において、導光体表面側に配置された第1の光学フィルムは導光体表面 側から出射する光を屈折させ前方向に集光させる。導光体裏面側に配置された第 2の光学フィルムは導光体裏面側に漏れた光を前方向に反射して導光体に再入射 させる。
【0007】
以下、本考案に係る表示装置を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明する。 図1は本考案に係る表示装置の一実施例を示す断面図、図2は分解斜視図、図3 は光学ステップの要部拡大断面図である。なお、図中図5〜図7と同一構成部品 のものに対しては同一符号を以て示し、その説明を省略する。これらの図におい て、導光体5の両側面には半円形の溝からなり、管球バルブ4A、4Bの一部を 収納する入光部6A、6Bが全幅に亙ってそれぞれ設けられている。そして、導 光体5の表裏面には同一構成からなる第1、第2の光学フィルム20、21がそ れぞれ配設されている。
【0008】 導光体5の表裏面に配設される第1、第2の光学フィルム20、21は、ポリ カーボネートなどの高密度材料(アクリル樹脂、ガラスまたは空気より高い屈折 率の材料)によって製作されるもので、厚みが0.5mm〜1.0mm程度で、 裏面が平滑面で、表面に図3に示すように超精密なステップ22が形成されてい る。ステップ22は、断面形状が直角2等辺三角形の突状体を密接して並設する ことにより構成されるもので、溝間距離P=0.35mm、深さd=0.175 mm程度、斜面a、bの傾斜角度α=45°、屈折率=1.856、臨界角=3 9.088°とされる。 この場合、表面側の第1の光学フィルム20は、導光体5から表面側に出射す る光が透過するため、透過タイプのフィルムを構成し、裏面側の第2の光学フィ ルム21は、導光体5の背面側に漏れる光を反射し導光体5内に再入射させるた め、反射タイプのフィルムを構成している。
【0009】 このような構成からなる表示装置において、管球バルブ4A、4Bから出た光 は、入光部6A、6Bから導光体5内に進入すると、上記した通り点刻7によっ て前方に反射する光と、屈折して裏面側に出ていく光とに分かれる。裏面側に漏 れた光のうち第2の光学フィルム21のステップ22の斜面a、bに対して直角 または略直角で入ってくる光25(図3)は、光学フィルム21の裏面側境界面 26で全反射し、ステップ22によって屈折することにより前方に略真っ直ぐ出 射し、導光体5に再入射する。一方、第2のフィルム21に対して小さな入射角 で入射する光27は、斜面aで屈折して裏面側境界面26により反射し、斜面a (または斜面b)で屈折することにより、前方向に略真っ直ぐに出射する。つま り、第2の光学フィルム21は、導光体5の裏面側に漏れた入射角の小さい光2 7を前方に真っ直ぐ返すことにより、光の損失を少なくし前方向へ出ていく光の 量を増大させるものである。 また、導光体5から前方向に出る光は、点刻7による効果として均一な面発光 をするが、拡散光のため視野角が広くなる代わりに正面から見たときは一部の光 しか見ることができないため、暗くなる。そこで、導光体5の前面側に第1の光 学フィルム20を配置しておくと、この第1の光学フィルム20は、入射角の小 さい光28をフィルムに直角な方向に屈折させる。つまり、第1の光学フィルム 20は、必要な視野角外へ出ていく拡散光を前方向に集光させるものである。 この結果、本考案においては光の損失が少なく、LCD3の表示部8の発光輝 度を上げることができ、装置正面から見たときの輝度を増加させることができる 。
【0010】 図4は第1の光学フィルム20の他の実施例を示す斜視図である。この実施例 はステップ22を並設する代わりに同心円状に形成し、フレネルタイプのフィル ムとしたものである。このような構成においても、上記実施例と同様な効果が得 られるものである。
【0011】
以上説明したように本考案に係る表示装置は、導光体の表面側に導光体から出 て入射する光を前方向に屈折集光させるステップを備えた第1の光学フィルムを 配置し、導光体の裏面側に導光体背面側に漏れる光を前方向に反射するステップ を備えた第2の光学フィルムを配置して構成したので、視野角外へ出ていく光の 量を少なくすると共に、導光体背面側に漏れ損失となる光の量を減少させること ができる。したがって、前方から見たときの輝度を増大させることができ、照明 効果を向上させることができる。また、単に2つの光学フィルムを組込むだけで よいため、構造が簡単で、安価に提供することができる。
【図1】本考案に係る表示装置の一実施例を示す断面図
である。
である。
【図2】同装置の分解斜視図である。
【図3】光学フィルムの要部拡大断面図である。
【図4】第1の光学フィルムの他の実施例を示す斜視図
である。
である。
【図5】表示装置の従来例を示す分解斜視図である。
【図6】同装置の断面図である。
【図7】ケース内面を反射面とした場合の従来例を示す
要部断面図である。
要部断面図である。
2 ケース 3 表示板 4、4A、4B 管球バルブ 5 導光体 6,6A、6B 入光部 7 点刻 8 表示部 20 第1の光学フィルム 21 第2の光学フィルム 22 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 紅林 俊彦 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 ケースと、透光性表示部を有して前記ケ
ースの開口部に配設された表示板と、前記ケース内端部
に配設された光源と、少なくとも一端面に入光部を有し
前記光源からの光を前記表示板の表示部に導く導光体
と、この導光体の表面側に配設され、導光体表面側から
出射した光を前方向に屈折集光するステップを有する第
1の光学フィルムと、前記導光体の背面側に配設され、
導光体裏面側に漏れる光を前方向に反射するステップを
有する第2の光学フィルムとを備えたことを特徴とする
表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5636291U JPH052127U (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5636291U JPH052127U (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052127U true JPH052127U (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=13025139
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5636291U Pending JPH052127U (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052127U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000214460A (ja) * | 1999-01-25 | 2000-08-04 | Sharp Corp | バックライト装置 |
KR100408194B1 (ko) * | 2000-11-03 | 2003-12-01 | 차동호 | 액정 표시 장치의 도광판 모듈 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP5636291U patent/JPH052127U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000214460A (ja) * | 1999-01-25 | 2000-08-04 | Sharp Corp | バックライト装置 |
KR100408194B1 (ko) * | 2000-11-03 | 2003-12-01 | 차동호 | 액정 표시 장치의 도광판 모듈 |
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