JPH05211735A - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JPH05211735A
JPH05211735A JP4042453A JP4245392A JPH05211735A JP H05211735 A JPH05211735 A JP H05211735A JP 4042453 A JP4042453 A JP 4042453A JP 4245392 A JP4245392 A JP 4245392A JP H05211735 A JPH05211735 A JP H05211735A
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rotor magnet
adhesive
binder
washer
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JP4042453A
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Nagamitsu Akanishi
永光 赤西
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Nidec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 ロータマグネット15の内端面17に接触するよ
うに、円環状ワッシャ16を、ハブ1の奥部側に、付設す
る。このワッシャ16によって、ハブ1の奥部側に接着剤
溜り用空隙部Cを、形成する。ロータマグネット15の外
周面と、ハブ1の内周面14を固定する接着剤の余り分
を、この空隙部Cに溜める。 【効果】 接着剤の余り分が、モータ内へ飛散しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスピンドルモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、
スピンドルモータの組立作業に於て、各部品間を固定す
る箇所には接着剤が用いられている。
【0003】例えば、ハブの内周面に接着剤を塗布し、
次にロータマグネットをこのハブの内周面に挿入して、
ハブとロータマグネットとを固着する。
【0004】また、固定シャフトを備えたスピンドルモ
ータの該シャフトに接着剤を塗布し、かつ、ハブと軸受
とを予め組立てたユニットの該軸受の内周面に硬化促進
剤を塗布し、軸受に上記シャフトを挿入して、シャフト
と、軸受の内筒とを、固着する。
【0005】このように組立作業に於て、接着剤や硬化
促進剤を用いるために、次のような問題が生ずることが
ある。
【0006】即ち、前者のハブとロータマグネットとの
組立てに於ては、ハブの内周面に塗布した接着剤が、し
ごかれながら、ロータマグネットが挿入されてゆくた
め、ロータマグネットの内端部と、ハブの内部の当り面
に於て、未硬化の接着剤が溜って、はみ出し状態とな
る。
【0007】このはみ出した未硬化接着剤が、(モータ
の検査等のために、その後、直ちに回転させると、)飛
散することがあり、ステータと、ハブ又はロータマグネ
ットとの、間隙部に付着して、正常な回転が出来なくな
ることがある。
【0008】また、後者のシャフトと軸受との組立てに
於ては、軸受内輪に塗布してあった硬化促進剤が挿入途
中のシャフト表面に付着する。
【0009】この種のスピンドルモータでは一般に磁性
流体シールを使用するが、この磁性流体シールに対応し
たシャフト表面に、上述の硬化促進剤が付着している
と、硬化促進剤の跡に沿って、磁性流体が流れ出すこと
がある。
【0010】本発明は、このようにスピンドルモータの
組立てに於て使用される接着剤、硬化促進剤による不具
合の発生を防止することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスピンドル
モータは、ロータマグネットの内端面に接触する円環状
ワッシャを、ハブ内に付設し、該ハブの内周面と該ロー
タマグネットの外周面の間の接着剤の余り分が溜められ
る接着剤溜り用空隙部を、上記ワッシャによって、該ロ
ータマグネットの内端面の奥部に形成した。
【0012】また、本発明は、固定シャフトがハブ側の
磁性流体シールに対応する部位に、浅い環状周溝を凹設
した。
【0013】
【作用】(請求項1によれば、)ハブの内周面に接着剤
を塗布し、これにロータマグネットを挿入するが、この
時、しごかれた余分な接着剤は、ロータマグネットの内
端面に貯ってゆく。しかし、円環状ワッシャにより、接
着剤溜り用空隙部が、ハブの内周面の奥部に形成されて
いて、ここに溜まるため、ハブの内方側へ接着剤が飛散
しない。
【0014】(請求項2によれば、)ハブ側に予め組込
んだ軸受の内輪の内面に、硬化促進剤を塗布し、かつ、
固定シャフト側には、接着剤を塗布して、該シャフトを
上記軸受の内輪へ挿入する際、該シャフトの浅い環状周
溝は、軸受の内輪の内面の硬化促進剤が付着しない。
【0015】この浅い環状周溝に対応する磁性流体シー
ルは、従って、硬化促進剤の付着していない部位に、対
応することとなる。そのため、このシールの磁性流体
が、シャフトの表面に沿って、流失してゆくことがな
い。
【0016】
【実施例】図示の実施例を説明する。
【0017】図1に於て、記録用ディスクを搭載するハ
ブ1を有するスピンドルモータの一例を示す。
【0018】2は固定シャフトであって、ブラケット3
に立設されている。
【0019】ブラケット3は、フランジ部4と、中央円
筒部5を備え、この円筒部5の外周にステータ6が固着
される。
【0020】ハブ1は一対の軸受7,8を介して上記シ
ャフト2に回転自在に枢支される。
【0021】具体的には、このハブ1は、軸受7,8の
外筒が嵌合する内筒部9と、(図1の上面を成す)端面
壁部10と、(図示省略の記録用ディスクの外嵌される)
外筒部11と、(その下端の)外鍔部12を備える。
【0022】内筒部9は、ブラケット3の円筒部5に、
微小間隙をもって嵌合する。
【0023】13はシールド板で、端面壁部10の内面に張
設されている。
【0024】ハブ1の(外筒部11の)内周面14には、円
筒状のロータマグネット15が、挿入され、接着剤にて固
着されている。
【0025】しかして、図1と図4に示す如く、円環状
ワッシャ16が、ロータマグネット15の内端面17の奥側に
設けられている。なお、このワッシャ16の外径寸法は、
ロータマグネット15の外径寸法よりも小さく設定してお
く。
【0026】このワッシャ16は、円環状の接着剤溜り用
空隙部Cを、ハブ1の内周面14の奥部の段付部18と、ロ
ータマグネット15の内端面17と、内周面14の奥端部との
間に、形成するものである。
【0027】なお、図例では、ハブ1の内周面14の奥部
の段付部18は、端面壁部10の内面に張設されたシールド
板13の外周端縁が相当するが、場合によっては、ハブ1
の内周面14自体が奥部にて縮径していてその段付部が相
当することもある。
【0028】図2と図3と図4は、このワッシャ16とロ
ータマグネット15を、ハブ1に組付ける工程順に示した
図であって、まず、点々にて示すように、ハブ1の内周
面14に接着剤Bを塗布する。他方、ロータマグネット15
の一端面17にはワッシャ16を予め固着しておく。
【0029】次に、図2から図3に示す如く、矢印A方
向にロータマグネット15を挿入すると、しごかれた接着
剤は、図3にB1 で示すように集まる。そして、完全に
奥まで挿着すれば、図4のように、しごかれて集まった
接着剤B1 は、前記接着剤溜り用空隙部Cに溜まって、
図1に示したステータ6の有る内径方向へは、洩れ出な
い。
【0030】次に、図5と図1に於て、直線Eは、ステ
ータ6の軸心方向の中央面を示し、かつ、直線Mは、ロ
ータマグネット15の軸心方向の中央面を示す。
【0031】上述のワッシャ16を、いわばスペーサとし
て使って、ロータマグネット15の中央面Mを、ステータ
6の中央面Eに、一致させることも出来るという本発明
の他の利点を示す。これにより、ロータマグネット15と
ステータ6との磁気的中心が一致するから、回転駆動の
際に発生する電磁振動を可及的に低減することが出来
る。
【0032】次に、図6に示すように、ロータマグネッ
ト15を矢印A方向へ挿入する前に、ワッシャ16を先にハ
ブ1の奥部へ嵌合しておいて、組付けるも、自由であ
る。
【0033】なお、この場合、ワッシャ16の中心を、ハ
ブ1の軸心に一致させるため、図例のような横断面倒立
L字型とするのが、望ましい。
【0034】即ち、切欠部19が外径下方側を向くように
嵌合して、矢印A方向へ挿入されてくるロータマグネッ
ト15の内端面17の外周寄りに溜ってくるしごかれた接着
剤B1 を、この切欠部19に収容する。つまり、ロータマ
グネット15が完全に挿入されると、その内端面17と、切
欠部19によって、前述の接着剤溜り用空隙部Cが形成さ
れる。
【0035】次に、図1と図7に於て、20は磁性流体シ
ールであり、環状マグネットと、その両端面を挟着した
磁性板とからなる。この磁性流体シール20が対応する固
定シャフト2の部位(即ち磁性流体22の付着面)に、浅
い環状周溝21が凹設されている。
【0036】具体的には、浅い円弧状断面形状の周溝21
である場合を示すが、この周溝21の作用を説明すると、
次の通りである。
【0037】図8に、ブラケット3に固定シャフト2と
ステータ6を組付けたブラケット側サブユニットと、ハ
ブ1に上述のロータマグネット15とワッシャ16と軸受
7,8等を取付けたハブ側サブユニットとを、組立てる
状態を示している。
【0038】この図8の前に、予め、シャフト2には接
着剤B───点々をもって示した───を塗布し、ま
た、軸受7,8の内輪には(この接着剤の硬化を促進す
るため)硬化促進剤K───小さなX印をもって示した
───を塗布しておく。
【0039】その後、矢印Gのように、シャフト2を軸
受7,8の内輪へ挿入する。この時、シャフト2には、
上述の浅い環状周溝21が形成されているため、軸受7,
8の内輪に塗布した硬化促進剤Kが付着せず、図7中に
小X印をもって示した範囲にのみ、硬化促進剤Kが付着
する。
【0040】その後、図7に示すように、磁性流体シー
ル20を装着するが、その磁性流体22は、硬化促進剤Kの
無い環状周溝21に接触し、シャフト2の表面に沿って、
移動する(流れ出る)ことが無い。
【0041】なお、本実施例に示した磁性流体シール20
では、環状マグネットと、これを挟着する磁性板とから
構成されるものを示したが、これに限定されず、この他
に例えば環状マグネットに磁性板を1枚しか有しないも
のや環状マグネットのみのもの等を用いてもよい。
【0042】
【発明の効果】(請求項1によれば、)ロータマグネッ
ト15をハブ1の内周面14に固着するための接着剤が、
(挿入時にしごかれて余って、)モータ内部へ飛散する
ことを防止出来る。
【0043】また、(図5に示したように)ステータ6
のセンターとロータマグネット15のセンターとが一致す
るように、ワッシャ16にて、(これをスペーサとして)
調整することも容易となる。
【0044】(請求項2によれば、)磁性流体シール20
の磁性流体22は、硬化促進剤の付着していない部位に接
触するため、シャフト2の表面に沿って流失することが
ない。即ち、長期間、確実なシール作用を維持出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】組立方法説明図である。
【図3】組立方法説明図である。
【図4】組立方法説明図である。
【図5】要部断面図である。
【図6】変形例を示すと共に組立方法の説明のための要
部断面図である。
【図7】要部拡大図である。
【図8】組立方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ハブ 2 固定シャフト 14 内周面 15 ロータマグネット 16 円環状ワッシャ 17 内端面 20 磁性流体シール 21 環状周溝 C 空隙部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロータマグネット15の内端面17に接触す
    る円環状ワッシャ16を、ハブ1内に付設し、該ハブ1の
    内周面14と該ロータマグネット15の外周面の間の接着剤
    の余り分が溜められる接着剤溜り用空隙部Cを、上記ワ
    ッシャ16によって、該ロータマグネット15の内端面17の
    奥部に形成したことを特徴とするスピンドルモータ。
  2. 【請求項2】 固定シャフト2がハブ1側の磁性流体シ
    ール20に対応する部位に、浅い環状周溝21を凹設したこ
    とを特徴とするスピンドルモータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105020396A (zh) * 2014-04-30 2015-11-04 苗涛 洗衣机防水电机

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JPH0210777U (ja) * 1988-06-29 1990-01-23
JPH0241652U (ja) * 1988-09-07 1990-03-22

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