JP2804671B2 - スピンドルモータ - Google Patents

スピンドルモータ

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JP2804671B2
JP2804671B2 JP4042453A JP4245392A JP2804671B2 JP 2804671 B2 JP2804671 B2 JP 2804671B2 JP 4042453 A JP4042453 A JP 4042453A JP 4245392 A JP4245392 A JP 4245392A JP 2804671 B2 JP2804671 B2 JP 2804671B2
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永光 赤西
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスピンドルモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】一般に、
スピンドルモータの組立作業に於て、各部品間を固定す
る箇所には接着剤等が塗布されている。
【0003】例えば、ハブの内周面に接着剤を塗布し、
次にロータマグネットをこのハブの内周面に挿入して、
ハブとロータマグネットとを固着する。
【0004】また、固定シャフトを備えたスピンドルモ
ータの該シャフトに接着剤を塗布し、かつ、ハブと軸受
とを予め組立てたユニットの該軸受の内周面に硬化促進
剤を塗布し、軸受に上記シャフトを挿入して、シャフト
と、軸受の内筒とを、固着する。
【0005】このように組立作業に於て、接着剤や硬化
促進剤を用いるために、次のような問題が生ずることが
ある。
【0006】即ち、シャフトと軸受との組立てに於て
は、軸受内輪に塗布してあった硬化促進剤が挿入途中の
シャフト表面に付着する。
【0007】この種のスピンドルモータでは一般に磁性
流体シールを使用するが、この磁性流体シールに対応し
たシャフト表面に、上述の硬化促進剤が付着している
と、硬化促進剤の跡に沿って、磁性流体が流れ出すこと
がある。
【0008】また、通常、軸受は、その内外輪表面に防
錆油が塗布されており、使用の際にはこの防錆油を除去
(いわゆる脱脂)するが、この脱脂が不完全になると、
軸受内輪に硬化促進剤を塗布しない場合であっても、軸
受内輪に付着した油分がシャフト表面に付着し、磁性流
体の飛散を招く不都合がある。
【0009】本発明は、このようにスピンドルモータの
組立てに於て使用される接着剤、硬化促進剤による不
具合の発生を防止することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係るスピンドル
モータは、静止部材の一部を構成する磁性材料よりなる
固定シャフトと、該固定シャフトに軸受を介して回転自
在に支持されたハブと、前記静止部材に取り付けられた
ステータと、該ステータに対向するように前記ハブに装
着されたロータマグネットと、前記軸受より外側の前記
固定シャフトの回りを囲むように前記ハブに装着された
磁性流体シールと、該磁性流体シールと前記軸受より外
側の前記固定シャフトの外周との間に充填された磁性流
体と、を備えたスピンドルモータであって、 前記固定シ
ャフトにおける前記磁性流体に対応する部位は、前記軸
受の内周面における塗布物が付着しないように、径が細
められているものである。
【0011】
【作用】ブ側に予め組み込んだ軸受の内輪の内面に、
例えば硬化促進剤を塗布し、かつ、固定シャフト側に
は、接着剤を塗布して、該シャフトを上記軸受の内輪へ
挿入する際、該シャフトの径が細められている部分に
は、軸受の内輪の硬化促進剤が付着しない。
【0012】このシャフトが細められている部分に対応
する磁性流体シールは、従って、硬化促進剤の付着して
いない部分に対応することとなる。そのため、このシー
ルの磁性流体が、シャフトの表面に沿って、流してゆ
くことがない。
【0013】また、硬化促進剤を塗布しない場合、軸受
内輪に万一防錆油が残存していても、シャフトを軸受の
内輪へ挿入する際、該シャフトの径が細められている部
分には、軸受の内輪の防錆油が付着せず、磁性流体の飛
散を招くことがない。
【0014】
【実施例】図示の実施例を説明する。
【0015】図1に於て、記録用ディスクを搭載するハ
ブ1を有するスピンドルモータの一例を示す。2は固定
シャフトであって、ブラケット3に立設されている。ブ
ラケット3は、フランジ部4と、中央円筒部5を備え、
この円筒部5の外周にステータ6が固着される。つま
り、本スピンドルモータにあって、固定シャフト2とブ
ラケット3等によって静止部材が構成され、静止部材の
一部―――ブラケット3の円筒部5―――にステータ6
が取り付けられている。
【0016】ハブ1は一対の軸受7,8を介して上記シ
ャフト2に回転自在に枢支される。具体的には、このハ
ブ1は、軸受7,8の外筒が嵌合する内筒部9と、(図
1の上面を成す)端面壁部10と、(図示省略の記録用
ディスクの外嵌される)外筒部11と、(その下端の)
外鍔部12を備える。
【0017】内筒部9は、ブラケット3の円筒部5に、
微小間隙をもって嵌合する。13はシールド板で、端面
壁部10の内面に張設されている。ハブ1の(外筒部1
1の)内周面14には、円筒状のロータマグネット15
が、挿入され、接着剤にて固着されている。
【0018】しかして、図1と図4に示す如く、円環状
ワッシャ16が、ロータマグネット15の内端面17の
奥側に設けられている。なお、このワッシャ16の外径
寸法は、ロータマグネット15の外径寸法よりも小さく
設定しておく。
【0019】このワッシャ16は、円環状の接着剤溜り
用空隙部Cを、ハブ1の内周面14の奥部の段付部18
と、ロータマグネット15の内端面17と、内周面14
の奥端部との間に、形成するものである。
【0020】なお、図例では、ハブ1の内周面14の奥
部の段付部18は、端面壁部10の内面に張設されたシ
ールド板13の外周端縁が相当するが、場合によって
は、ハブ1の内周面14自体が奥部にて縮径していてそ
の段付部が相当することもある。
【0021】図2と図3と図4は、このワッシャ16と
ロータマグネット15を、ハブ1に組付ける工程順に示
した図であって、まず、点々にて示すように、ハブ1の
内周面14に接着剤Bを塗布する。他方、ロータマグネ
ット15の一端面17にはワッシャ16を予め固着して
おく。
【0022】次に、図2から図3に示す如く、矢印A方
向にロータマグネット15を挿入すると、しごかれた接
着剤は、図3にBで示すように集まる。そして、完全
に奥まで挿着すれば、図4のように、しごかれて集まっ
た接着剤Bは、前記接着剤溜り用空隙部Cに溜まっ
て、図1に示したステータ6の有る内径方向へは、洩れ
出ない。
【0023】次に、図5と図1に於て、直線Eは、ステ
ータ6の軸心方向の中央面を示し、かつ、直線Mは、ロ
ータマグネット15の軸心方向の中央面を示す。
【0024】上述のワッシャ16を、いわばスペーサと
して使って、ロータマグネット15の中央面Mを、ステ
ータ6の中央面Eに、一致させることも出来るという本
発明の他の利点を示す。これにより、ロータマグネット
15とステータ6との磁気的中心が一致するから、回転
駆動の際に発生する電磁振動を可及的に低減することが
出来る。
【0025】次に、図6に示すように、ロータマグネッ
ト15を矢印A方向へ挿入する前に、ワッシャ16を先
にハブ1の奥部へ嵌合しておいて、組付けるも、自由で
ある。なお、この場合、ワッシャ16の中心を、ハブ1
の軸心に一致させるため、図例のような横断面倒立L字
型とするのが、望ましい。
【0026】即ち、切欠部19が外径下方側を向くよう
に嵌合して、矢印A方向へ挿入されてくるロータマグネ
ット15の内端面17の外周寄りに溜ってくるしごかれ
た接着剤Bを、この切欠部19に収容する。つまり、
ロータマグネット15が完全に挿入されると、その内端
面17と、切欠部19によって、前述の接着剤溜り用空
隙部Cが形成される。
【0027】次に、図1と図7に於て、20は磁性流体
シールであり、環状マグネットと、その両端面を挟着し
た磁性板とからなる。この磁性流体シール20が対応す
る固定シャフト2の部位(即ち磁性流体22の付着面)
に、浅い環状周溝21が凹設されている。即ち、固定シ
ャフト2における磁性流体22に対応する部位は、径が
細められている。
【0028】具体的には、浅い円弧状断面形状の周溝2
によって径が細められている場合を示すが、この周溝
21の作用を説明すると、次の通りである。
【0029】図8に、ブラケット3に固定シャフト2と
ステータ6を組付けたブラケット側サブユニットと、ハ
ブ1に上述のロータマグネット15とワッシャ16と軸
受7,8等を取付けたハブ側サブユニットとを、組立て
る状態を示している。
【0030】この図8の前に、予め、シャフト2には接
着剤B−−−点々をもって示した−−−を塗布し、ま
た、軸受7,8の内輪には(この接着剤の硬化を促進す
るため)硬化促進剤K−−−小さなX印をもって示した
−−−を塗布しておく。
【0031】その後、矢印Gのように、シャフト2を軸
受7,8の内輪へ挿入する。この時、シャフト2には、
上述の浅い環状周溝21が形成されているため、(シャ
フト2の径が局部的に細められているため)軸受7,8
の内輪に塗布した硬化促進剤Kが付着せず、図7中に小
X印をもって示した範囲にのみ、硬化促進剤Kが付着す
る。
【0032】その後、図7に示すように、磁性流体シー
ル20を装着するが、その磁性流体22は、硬化促進剤
Kの無い環状周溝21に接触し、シャフト2の表面に沿
って、移動する(流れ出る)ことが無い。
【0033】なお、本実施例では、シャフト2の径が細
められている部分を、浅い円弧状断面形状の環状周溝2
1で構成したが、コ字状断面の段付き環状周溝で構成し
てもよく、この場合、特に溝加工が容易となる利点があ
る。本実施例に示した磁性流体シール20では、環状マ
グネットと、これを挟着する磁性板とから構成されるも
のを示したが、これに限定されず、この他に例えば環状
マグネットに磁性板を1枚しか有しないものや環状マグ
ネットのみのもの等を用いてもよい。
【0034】上述のように、ロータマグネット15をハ
ブ1の内周面14に固着するための接着剤が、(挿入時
にしごかれて余って、)モータ内部へ飛散することを防
止出来る。また、(図5に示したように)ステータ6の
センターとロータマグネット15のセンターとが一致す
るように、ワッシャ16にて、(これをスペーサとし
て)調整することも容易となる。
【0035】
【発明の効果】性流体シール20の磁性流体22は、
硬化促進剤又は防錆油の付着していない部位に接触する
ため、シャフト2の表面に沿って流失することがない。
即ち、長期間、確実なシール作用を維持出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】組立方法説明図である。
【図3】組立方法説明図である。
【図4】組立方法説明図である。
【図5】要部断面図である。
【図6】変形例を示すと共に組立方法の説明のための要
部断面図である。
【図7】要部拡大図である。
【図8】組立方法を説明する断面図である。
【符号の説明】
1 ハブ 2 固定シャフト6 ステータ 7 軸8 軸受 14 内周面 15 ロータマグネット 20 磁性流体シーノ22 磁性流体
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H02K 1/27 502 H02K 5/00 - 5/26 F16J 15/40 - 15/43 F16C 33/72 - 33/82

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止部材の一部を構成する磁性材料より
    なる固定シャフトと、 該固定シャフトに軸受を介して回転自在に支持されたハ
    ブと、 前記静止部材に取り付けられたステータと、 該ステータに対向するように前記ハブに装着されたロー
    タマグネットと、 前記軸受より外側の前記固定シャフトの回りを囲むよう
    に前記ハブに装着された磁性流体シールと、 該磁性流体シールと前記軸受より外側の前記固定シャフ
    トの外周との間に充填された磁性流体と、を備えたスピ
    ンドルモータであって、 前記固定シャフトにおける前記磁性流体に対応する部位
    は、前記軸受の内周面における塗布物が付着しないよう
    に、径が細められている ことを特徴とするスピンドルモ
    ータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2568865B2 (ja) * 1987-11-18 1997-01-08 日本電産株式会社 スピンドルモータ
JPH023176U (ja) * 1988-06-15 1990-01-10
JPH0747982Y2 (ja) * 1988-06-29 1995-11-01 日本電産株式会社 インハブ型ブラシレススピンドルモータ
JPH0241652U (ja) * 1988-09-07 1990-03-22

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