JPH0521140A - ヒータユニツト - Google Patents

ヒータユニツト

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Publication number
JPH0521140A
JPH0521140A JP16676691A JP16676691A JPH0521140A JP H0521140 A JPH0521140 A JP H0521140A JP 16676691 A JP16676691 A JP 16676691A JP 16676691 A JP16676691 A JP 16676691A JP H0521140 A JPH0521140 A JP H0521140A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
cloth
fabric
heater unit
woven fabric
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP16676691A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiko Yamakita
隆彦 山北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP16676691A priority Critical patent/JPH0521140A/ja
Publication of JPH0521140A publication Critical patent/JPH0521140A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
  • Surface Heating Bodies (AREA)
  • Central Heating Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、車両の座席暖房等に用いられる安
価な、風合いの良いヒータユニットの提供する。 【構成】 ヒータ線14を取付ける基布15は、布B1
6に不織布10の繊維を絡ませることにより布B16と
不織布10を一体化して形成する。したがって、前記の
一体化において、熱プレス,接着剤を使用せず、不織布
は本来の姿のままなので、ヒータ線14が埋没しやす
く、凹凸となってあらわれず、かつ安価にできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の座席暖房等に用
いられるヒータユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、ヒータユニット1及び2を装着
した車両の座席3の斜視図で、4は座部、5は背部で、
表皮6及び7とメインパッド8及び9間にそれぞれヒー
タユニット1、2が装着されている。
【0003】図5は、図4のA−Aの部分断面図であ
る、10は綿状の繊維を絡ませて作った不織布、11は
平織りの布A、12は不織布10と布A11を貼り合わ
せている接着材であり不織布10と布A11と接着剤1
2で基布A13を形成している。14は表皮6を暖める
ヒータであり、基布A13に縫製固定してある(図示せ
ず)。基布A13が不織布10と布A11とで構成され
ている理由は、ヒータ14を基布A13へ縫製固定して
いるため縫製時にある程度以上のコシの硬さがないとヒ
ータ14を縫製しにくいと言う事でコシの硬さのある不
織布10を使用している。しかし不織布10は、繊維が
からんだ状態であるため摩耗に弱く、さらに引き裂きに
よる破れに弱い、この弱点をカバーするために糸を編ん
で構成している平織りの布A11を接着剤12で不織布
10と貼り合わせている。接着剤12は、高温にする事
により接着する接着剤なので、不織布10と布A11の
間に接着剤12を挟み、この基布A13を上下の熱板に
挟んで熱と圧力をかける事(以下熱プレスと言う)によ
り不織布10と布A11を接着している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし熱プレスの工程
は、不織布10の上に熱で接着する接着材12を置き、
さらに布A11を置いて上下の熱板に挟んで1分から2
分の間保持しておかねばならず、非常に複雑で工数がか
っていた。このため基布A13はヒータユニット1を構
成する部品のなかで最もコストの高い部品となってい
た。また素材としては、風合いが良く柔らかい不織布1
0が熱プレス時の圧力により薄く硬くなってしまい、不
織布10が柔らかければヒータ14が不織布10のなか
に埋没してしまうのであるが、不織布10が硬くなって
しまうために、ヒータ14が基布A13より突出してし
まい表皮6の表面にもヒータ14の凹凸が現れるために
着座時に、でん部にヒータ14を感じ着座感の悪いもの
となっていた。また表皮6の表面温度の立ち上がりを速
くしようとすると表皮6の厚みを薄くしなければならな
いのであるが、上記のようにヒータ14の突出があるた
めに表皮6の厚みを薄くするとヒータ14の凹凸が表皮
6の表面へ現れ、着座時にでん部にヒータ14を感じ着
座感が悪くなるために、表皮6の厚みを薄くできなかっ
た。そのために表皮6の表面温度の立ち上がりの良いヒ
ータユニット1が得られなかった。
【0005】本発明は上記従来の課題を解決するもの
で、着座感がよくて、かつ表面温度の立ち上がりの速い
安価なヒータユニットを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のヒータユニットは、加熱用のヒータ線と、
前記ヒータ線を保持する基布を設け、前記基布は縦横糸
の目の荒い平織の布にに、綿状の繊維を絡ませた構成と
したものである。
【0007】
【作用】上記した構成によって、安価でヒータの凹凸が
表皮に現れず、表皮の表面温度の立ち上がりを速くでき
る。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例であるヒータユニットに
ついて、図面を参照しながら説明する。図1は、基布B
15を作る工程を示す図である。10は従来例と同じ不
織布、16は1インチ中に縦30本前後、横30本前後
の糸構成の平織りの目の荒い布B、17は不織布10と
布B16とを送るフィードエプロン、18は基布B15
を引き出すデリバリーロール、19は小さい刺を持った
多数の針を上下に動かして不織布10を突き刺して不織
布10内の繊維を押し込み、平面的な不織布10に3次
元的な繊維の絡み合いを与えて接合すると同時に、布B
16にも3次元的な繊維の絡み合いを与えて接合する為
のニードルビーム、20はニードルビーム19を受ける
プレートである。
【0009】図2は、図1で作られた基布B15の構成
を示しており、不織布10の繊維が布B16の縦糸と横
糸に絡んで一体となり基布B15を形成している。
【0010】図3は、本発明の基布B15により構成さ
れたヒータユニット1を座席に取り付けた時の図4のA
−Aの部分に相当する断面図である。
【0011】図1において、動作を説明するとフィード
エプロン17により不織布10と布B16がニードルビ
ーム19に送られると、ニードルビーム19の上下動作
により不織布10の繊維が布B16の縦糸と横糸に絡み
一体となり基布B15が出来る。布B16は、不織布1
0の繊維を絡み易くするために1インチ中に縦30本前
後、横30本前後の糸構成の平織りの目の荒い布とす
る。ここで布B16の糸構成を1インチ中に縦横共10
本以下にすると、引き裂きに対する強度が弱くなりすぎ
る。また1インチ中に縦横共100本以上になると、不
織布の繊維が絡まないことが判明した。従って1インチ
中に縦横共30本前後の糸構成の平織りの布が最も適し
ている。またヒータ線14を縫製固定しなければならな
いために、伸縮性(丸編み)のある布を使用するとヒー
タ線14を縫製後に、ヒータ線14の間隔が一定でなく
なるためヒータユニット1の性能に問題がある。このた
めに、布B16は、伸縮性のない平織りの布にしてあ
る。さらにヒータユニット1は、縦と横の破れに対する
強度が必要であるため、布B16の縦糸と横糸の太さ
は、同じものを使用している。
【0012】図3に示すように基布B15は、熱プレス
により一体化されていないので、不織布10が硬くなら
ずに、風合いがあるためにヒータ14が不織布10の中
に埋没して表皮6の厚みを薄くしても表皮6の表面には
ヒータ14の凹凸が現れない。従って、座り心地の良
い、表皮の表面温度の立ち上がりの速いヒータユニット
を提供できる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明のヒータユニットに
よれば次の効果が得られる。 従来のような不織布と基布を一体化する熱プレスの工
程と接着剤を廃止したために、安価なヒータユニットを
提供できる。 従来のような熱プレスの工程が無いために、不織布が
硬くならず、風合いがあるためにヒータが不織布の中に
容易に埋没できる。したがって、例えばヒータユニット
のカバーとなる表皮の厚みを薄くしても表皮の表面には
ヒータの凹凸があらわれず座席等に使用した際座り心地
が良くて、表皮の表面温度の立ち上がりの速いヒータユ
ニットを提供できる。 平織りの伸びのない布を使用したので、ヒータの間隔
が一定となり性能の良いヒータユニットが提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ヒータユニットの基布を作る工程図
【図2】同ヒータユニットの基布の断面図
【図3】同ヒータユニットの基布を座席に取り付けた状
態の部分断面図
【図4】従来のヒータユニットを取り付けた座席の斜視
【図5】従来例の基布を座席に取り付けた状態の図4の
A−Aの部分断面図
【符号の説明】
10 不織布 14 ヒータ線 15 基布B 16 布B

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】加熱用のヒータ線と、前記ヒータ線を保持
    する基布を設け、前記基布は縦横糸の目の荒い平織の布
    に、不織布の繊維を絡ませた構成とするヒータユニッ
    ト。
JP16676691A 1991-07-08 1991-07-08 ヒータユニツト Pending JPH0521140A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16676691A JPH0521140A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 ヒータユニツト

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16676691A JPH0521140A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 ヒータユニツト

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0521140A true JPH0521140A (ja) 1993-01-29

Family

ID=15837308

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16676691A Pending JPH0521140A (ja) 1991-07-08 1991-07-08 ヒータユニツト

Country Status (1)

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JP (1) JPH0521140A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007077836A1 (ja) 2005-12-27 2007-07-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 面状発熱体

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007077836A1 (ja) 2005-12-27 2007-07-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 面状発熱体

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