JPH0521136Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0521136Y2
JPH0521136Y2 JP1986038090U JP3809086U JPH0521136Y2 JP H0521136 Y2 JPH0521136 Y2 JP H0521136Y2 JP 1986038090 U JP1986038090 U JP 1986038090U JP 3809086 U JP3809086 U JP 3809086U JP H0521136 Y2 JPH0521136 Y2 JP H0521136Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rack
air
cooling air
cooling
silencer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1986038090U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62162727U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986038090U priority Critical patent/JPH0521136Y2/ja
Publication of JPS62162727U publication Critical patent/JPS62162727U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0521136Y2 publication Critical patent/JPH0521136Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は大型電算機等に装備される消音器の構
造に係り、特に2方向から送出される冷却用エア
の干渉によつて発生する騒音を効率的に低減し得
る消音器構造に関する。
〔従来の技術〕
第3図は従来の冷却構造を説明するための模式
的要部正面図である。
第3図に示すように、この冷却構造が適用され
る装置は、背丈の高いラツク(以下第1ラツク1
0aと呼ぶ)と背丈の低いラツク(以下第2ラツ
ク10bと呼ぶ)を並列的に配置した装置を対象
とする。図中、1は第1ラツク10aの側面に設
けられている側面エア放出口、1aはこれら第1
ラツク10aと第2ラツク10bの天井部分に設
けられている天井エア放出口、3はこれら第1ラ
ツク10aおよび第2ラツク10b内に実装され
ている電子部品等を冷却する冷却用エアをそれぞ
れ示す。
通常、互いに背丈が異なる二つのラツク10
a,10bを並列的に配置する場合は、第3図に
示すように、背丈の高い第1ラツク10a側に側
面エア放出口1を設けてそこからも冷却用エア3
を放出させるような構造にすることが多い。これ
は背丈の高い第1ラツク10aは発熱量が大きい
ことからその冷却度を特に高めて両者の冷却度を
バランスさせるためである。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、この従来の冷却構造は、第3図
から明らかなように、第2ラツク10bの天井エ
ア放出口1aから上方向に向かつて放出される冷
却用エア3(実線で示す)と、第1ラツク10a
の側面エア放出口1から第2ラツク10b側へ放
出される冷却用エア3(点線で示す)が第2ラツ
ク10bの上で衝突することになる。このように
冷却用エア3が衝突すると当然これら冷却用エア
3の相互干渉によつて騒音が増幅される。
本考案は、各エア放出口対応にエア誘導壁と排
気孔をそれぞれ独立的に形成した箱体の中にフイ
ルタを介して吸音材を封入した構造とすることで
冷却用エアが互いに干渉し合わないようにして騒
音低減効果を格段に向上させた消音器構造を実現
しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案による消音器構造は、第1図の原理図と
第2図の実施例図に示すように、第1ラツク10
aの側面に設けられた側面エア放出口1から第2
ラツク10b側へ横方向に放出される冷却用エア
3の流路を上方向に変化させるエア誘導壁5と、
第2ラツク10bの天井エア放出口1aから上方
向に放出される冷却用エア3の流路を形成する排
気孔8の側壁部分を有孔材料で構成すると共に、
側面エア放出口1と天井エア放出口1a対応にこ
れらエア誘導壁5と排気孔8がそれぞれ独立的に
形成されてなる箱体の中に、防塵用のフイルタ6
を介して、冷却用エア3に含まれている音響成分
3aを内部に浸透させて吸収する吸音材4を充填
したことを特徴とする。
〔作用〕
この消音器は、第1ラツク10a側に設けられ
た側面エア放出口1と第2ラツク10b側に設け
られた天井エア放出口1aに対応するエア誘導壁
5と排気孔8がそれぞれ独立的に形成された箱体
の中に防塵用のフイルタ6を介して吸音材4を充
填した構造になつているため、第1ラツク10a
から放出された冷却用エア3と第2ラツク10b
から放出された冷却用エア3が互いに干渉し合う
ことが無いので騒音抑制効率が極めて良い。ま
た、この消音器は冷却用エア3に含まれている音
響成分3aを内部に浸透させて吸収する吸音材4
の汚染を防止するためのフイルタ6を装備してい
ることから、消音器がその消音機能を長期間にわ
たつて維持することができるので極めて経済的で
ある。
〔実施例〕
以下実施例図に基づいて本考案を詳細に説明す
る。
第1図は本考案の原理を説明するための模式的
要部側断面図、第2図は本考案の一実施例を示す
模式的斜視図である。
第1図と第2図に示すように、本考案による消
音器は、第1ラツク10aの側面に設けられた側
面エア放出口1から第2ラツク10b側へ横方向
に放出される冷却用エア3の流路を上方向に変化
させるエア誘導壁5と、第2ラツク10bの天井
エア放出口1aから上方向に放出される冷却用エ
ア3の流路を形成する排気孔8の側壁部分をそれ
ぞれ有孔材料、例えばパンチングメタル(金属板
に多数個の貫通孔を形成したもの)等で構成する
と共に、前記側面エア放出口1と天井エア放出口
1aに対応する形でエア誘導壁5と排気孔8がそ
れぞれ独立的に形成された箱体の中に防塵用のフ
イルタ6を介して冷却用エア3に含まれている音
響成分3aを内部に浸透させて吸収する吸音材4
を充填した構造になつている。図中、11はエア
誘導壁5と各排気孔8の形成部分を除く形で天井
部分に設けられた天井板、12は消音器の側壁部
分を構造する側板、13は排気孔8を除く形で底
面部分に設けられた底板、DとHはエア誘導壁5
の奥行きと高さをそれぞれ示す。
この消音器は、第1図と第2図に示すように、
エア誘導壁5と排気孔8がそれぞれ独立的に設け
られていることから、第1ラツク10aから放出
された冷却用エア3と第2ラツク10bから放出
された冷却用エア3が互いに干渉し合うことがな
い。このため、第1ラツク10aから放出される
冷却用エア3に含まれている音響成分3aと第2
ラツク10bから放出される冷却用エア3に含ま
れている音響成分3aの干渉によつて騒音が増幅
されて大きくなる(或いは高くなる)といつた悪
現象を生じることが無い。
特にこの消音器は、冷却用エア3に含まれてい
る音響成分3aの吸収面であるエア誘導壁5と排
気孔8の側壁部分のみを有孔材料によつて構成
し、それ以外の天井板11と側板12と底板13
を全て穿孔加工が施されていない通常の板金で構
成した箱体の中に吸音材4を充填した構造である
ことから、冷却用エア3に含まれている音響成分
3aを内部に浸透させて吸収する吸音材4を大量
にこの箱体内に充填することができるので消音効
率が極めて高い。なお、吸音材4は一般に音響成
分3aを内部に浸透させて吸収するものであるか
ら、消音器の消音効率の良否はこの消音材4の充
填量如何によつて決まることになる。
また、この消音器は、冷却用エア3に含まれて
いる塵埃をフイルタ6で濾過することで吸音材4
の中へ塵埃が侵入するのを防止して消音器の長寿
命化を図つているが、フイルタ6に付着した塵埃
は、例えば真空掃除機等を用いれば簡単に除去す
ることができるので、このフイルタ6を配置した
ことによる経済的効果は極めて大きい。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案による
消音器は、エア誘導壁と排気孔をそれぞれ独立的
に形成することによつて冷却用エアの相互干渉を
避けると共に、冷却用エアに含まれている音響成
分を吸収するために配置される吸音材が防塵用の
フイルタを介して配置されていることから、騒音
低減効率が高い上、消音器の寿命が極めて長い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理を説明するための模式的
要部側断面図、第2図は本考案の一実施例を示す
模式的斜視図、第3図は従来の冷却構造を説明す
るための模式的正面図である。 図中、1は側面エア放出口、1aは天井エア放
出口、、3は冷却用エア、3aは音響成分、3b
は熱成分、4は吸音材、5はエア誘導壁、6はフ
イルタ、8は排気孔、10aは第1ラツク、10
bは第2ラツク、11は天井板、12は側板、1
3は底板をそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 並列に配置された背丈の異なる一対のラツクの
    内、背丈の高い第1ラツク10aの側面から背丈
    の低い第2ラツク10b側へ放出される冷却用エ
    ア3と、第2ラツク10bから上方へ放出される
    冷却用エア3の干渉によつて発生する騒音を低減
    させるために配置される消音器の構造であつて、 前記第1ラツク10aの側面に設けられた側面
    エア放出口1から第2ラツク10b側へ横方向に
    放出される冷却用エア3の流路を上方向に変化さ
    せるエア誘導壁5と、第2ラツク10bの天井エ
    ア放出口1aから上方向に放出される冷却用エア
    3の流路を形成する排気孔8の側壁部分をそれぞ
    れ有孔材料で構成すると共に、 前記側面エア放出口1と天井エア放出口1a対
    応に前記エア誘導壁5と排気孔8がそれぞれ独立
    的に形成されてなる箱体の中に、防塵用のフイル
    タ6を介して、冷却用エア3に含まれている音響
    成分3aを内部に浸透させて吸収する吸音材4を
    充填したことを特徴とする消音器構造。
JP1986038090U 1986-03-14 1986-03-14 Expired - Lifetime JPH0521136Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986038090U JPH0521136Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986038090U JPH0521136Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62162727U JPS62162727U (ja) 1987-10-16
JPH0521136Y2 true JPH0521136Y2 (ja) 1993-05-31

Family

ID=30850010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986038090U Expired - Lifetime JPH0521136Y2 (ja) 1986-03-14 1986-03-14

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0521136Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57181200A (en) * 1981-03-27 1982-11-08 Tokyo Shibaura Electric Co Housing for computer
JPS6044126B2 (ja) * 1979-12-25 1985-10-02 株式会社生産日本社 合成樹脂フアスナ−の接着方法及び装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6044126U (ja) * 1983-08-30 1985-03-28 株式会社東芝 低騒音電子計算機装置
JPS60125713U (ja) * 1984-01-31 1985-08-24 三菱電機株式会社 低騒音形風冷式冷却装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6044126B2 (ja) * 1979-12-25 1985-10-02 株式会社生産日本社 合成樹脂フアスナ−の接着方法及び装置
JPS57181200A (en) * 1981-03-27 1982-11-08 Tokyo Shibaura Electric Co Housing for computer

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62162727U (ja) 1987-10-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0521136Y2 (ja)
JPH10211128A (ja) 電気掃除機
CN216381558U (zh) 一种用于无人机发电系统的消音装置
CN212749739U (zh) 一种大数据服务器
JPH03272721A (ja) 電気掃除機
JP2000213369A (ja) 発電装置
CN210397260U (zh) 风机降噪减振系统及具有降噪减震功能的风机设备
CN210864559U (zh) 一种计算机降噪装置
JPH0240281Y2 (ja)
CN210532659U (zh) 一种静压箱
JPS6212197A (ja) 電子機器架
JP3216475U (ja) サイレンサー
JP3310442B2 (ja) 排気装置
CN217885926U (zh) 消音装置和幕墙清洗机器人
CN218647398U (zh) 一种计算机服务器降噪机箱
CN109707596B (zh) 消音装置及具有其的冰箱
CN221120325U (zh) 一种消音装置及冷藏冷冻装置
JPH0326148B2 (ja)
JPH04319323A (ja) 電気掃除機
JPH0322955Y2 (ja)
JPS6212196A (ja) 電子機器架
JP2017166274A (ja) トンネル緩衝工用防音装置
JPS61187825A (ja) 電気掃除機
JPH0490477A (ja) 冷蔵庫
CN115153364A (zh) 消音装置和幕墙清洗机器人