JP3216475U - サイレンサー - Google Patents

サイレンサー Download PDF

Info

Publication number
JP3216475U
JP3216475U JP2018001016U JP2018001016U JP3216475U JP 3216475 U JP3216475 U JP 3216475U JP 2018001016 U JP2018001016 U JP 2018001016U JP 2018001016 U JP2018001016 U JP 2018001016U JP 3216475 U JP3216475 U JP 3216475U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealed chamber
sealed
chamber
silencer
small
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018001016U
Other languages
English (en)
Inventor
正 新木
正 新木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawakami Sangyo KK
Original Assignee
Kawakami Sangyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawakami Sangyo KK filed Critical Kawakami Sangyo KK
Priority to JP2018001016U priority Critical patent/JP3216475U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3216475U publication Critical patent/JP3216475U/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)

Abstract

【課題】大型化を招くことなしに消音性能を高めることができるサイレンサーを提供する。【解決手段】複数の密閉室2、3と、隣接する密閉室2、3同士を連通させる接続管4と、一端に位置する第1の密閉室2に気体を導入する入口管5と、他端に位置する第2の密閉室5内の気体を外部に導出させる出口管6とを備えたサイレンサー1において、前記密閉室2、3の壁部が、当該密閉室2、3内に向けて開口する小孔25の奥に当該小孔25に連通する小室23を設けてなる共鳴器Hを複数併設したヘルムホルツ式吸音材たる気泡ボード13A、13C〜13Gである構成を採用する。【選択図】図2

Description

本考案は、ブロアーの排気音等を低減させるために使用されるサイレンサーに関する。
従来、この種のサイレンサーとして、複数の密閉室と、隣接する密閉室同士を連通させる接続管と、一端に位置する密閉室に気体を導入する入口管と、他端に位置する密閉室内の気体を外部に導出させる出口管とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
ところで、従来のものは、前記密閉室を構成する壁部が鉄板等の板材のみ、或いは、その板材の内面に不織布等を添設しただけのものであるため、壁部自体に大きな吸音効果を期待することはできない。そのため、サイレンサーの消音性能を高めるには、密閉室の容量を大きくしたり、密閉室の数を増やしたりする必要があり、装置全体の大型化を招き易い(課題1)。
サイレンサーの消音性能を高めるために共鳴器を備えたものも考えられてはいるが、従来のものは壁部に共鳴器を増設する構造をなしており、大型化を免れない(課題2)。
特開2015−194154号公報
請求項1、2及び3の考案は、少なくとも前述した課題1を解消しようとするものであり、壁部自体をヘルムホルツ式吸音材により構成することにより、大型化を招くことなしに消音性能を高めることができるサイレンサーを提供することを目的としている。
請求項4の考案は、前記課題1に加えて前記課題2をも解消しようとするものである。
請求項1の考案に係るサイレンサーは、単一の密閉室と、この密閉室に気体を導入する入口管と、前記密閉室内の気体を外部に導出させる出口管とを備えたものであって、前記密閉室の壁部が、当該密閉室内に向けて開口する小孔の奥に当該小孔に連通する小室を設けてなる共鳴器を複数併設したヘルムホルツ式吸音材である。
また、請求項2の考案に係るサイレンサーは、複数の密閉室と、隣接する密閉室同士を連通させる接続管と、一端に位置する密閉室に気体を導入する入口管と、他端に位置する密閉室内の気体を外部に導出させる出口管とを備えたものであって、前記密閉室の壁部が、当該密閉室内に向けて開口する小孔の奥に当該小孔に連通する小室を設けてなる共鳴器を複数併設したヘルムホルツ式吸音材である。
これらのようなものであれば、入口管から密閉室内に導入されていったん膨張した気体が出口管を通して外部に導出される過程での排気の膨縮や壁部への衝突により従来に準じた消音効果が得られる上に、前記壁部がヘルムホルツ式吸音材であるので、排気が有する音のエネルギーが共鳴器の共鳴作用により熱エネルギーに変換されることになり、さらなる消音効果が付加されることになる。従って、密閉室の容積や数を増加させることなく消音効果を高めることができる。その上、前記ヘルムホルツ式吸音材は、その厚み内に多数の共鳴器を備えたものであるため、格別な共鳴器を壁部に増設する場合に比べて、サイレンサー全体のコンパクト化を図ることができる。
請求項3の考案によれば、前記壁部の前記密閉室向きの面に、不織布又は発泡材からなる内装吸音材が添設されているので、前記共鳴器により消音しきれない周波数の音をも効果的に低減させることができる。
請求項4の考案によれば、前記ヘルムホルツ式吸音材が、突起内に前記小室を形成するキャップシートと、このキャップシートの突起の開口端を塞ぐ側に設けられ前記小室に連通する前記小孔を有するバックシートとを備えた気泡ボードであるので、構造の複雑化を招くことなく高い吸音効果を発揮させることができる。
請求項1、2及び3の考案によれば、少なくとも、大型化を招くことなしに消音性能を高めることができるサイレンサーを提供することができる。
請求項4の考案によれば、大型化を招くことなしに共鳴器を備えさせてサイレンサーの消音性能を高めることもできる。
本考案の一実施形態に係るサイレンサーを示す全体斜視図。 同実施形態に係るサイレンサーを示す側断面図。 図2におけるA部の拡大図。 図2におけるB部の拡大図。 同実施形態に係るサイレンサーを示す分解斜視図。 図5におけるC部の一部破断拡大図。
本考案の一実施形態を、図1〜図6を参照しつつ以下に示す。
本実施形態は、本考案をブロアー用のサイレンサー1に適用したものである。
このサイレンサー1は、図1及び図2に示すように、複数、より具体的には2つの密閉室2、3と、これら隣接する密閉室2、3同士を連通させる接続管4と、一端に位置する密閉室2、3に気体を導入する入口管5と、他端に位置する密閉室2、3内の気体を外部に導出させる出口管6とを備えたものであり、前記入口管5にブロアーBの吐出口Baが接続継ぎ手B1を介して接続されている。
詳述すれば、このサイレンサー1は、例えば、図2及び図5に示すように、金属製の箱形フレーム11に複数枚の気泡ボード13A〜13Gを装着することにより第1の密閉室2と第2の密閉室3とを構成したもので、前記両密閉室2、3は前記箱形フレーム11に支持された前記接続管4により連通させてある。そして、前記第1の密閉室2には前記箱形フレーム11に支持された入口管5が接続されているとともに、前記第2の密閉室3には前記箱形フレーム11に支持された出口管6が接続されている。
具体的に説明すれば、前記第1の密閉室2は、図2及び図5に示すように、前面の気泡ボード13Aと、左右両側面の気泡ボード13B、13Cの前半部13Ba、13Caと、上面の気泡ボード13Dの前半部13Daと、底面の気泡ボード13Eの前半部13Eaと、隔壁を構成する中間の気泡ボード13Gとによって囲まれたもので、前記入口管5を介して外部に連通しているとともに、前記接続管4を介して前記第2の密閉室3に連通している。
前記第2の密閉室3は、図2及び図5に示すように、左右両側面の気泡ボード13B、13Cの後半部13Bb、13Cbと、上面の気泡ボード13Dの後半部13Dbと、底面の気泡ボード13Eの後半部13Ebと、背面の気泡ボード13Fと、隔壁を構成する前記中間の気泡ボード13Gとによって囲まれたもので、前記接続管4を介して前記第1の密閉室2に連通しているとともに、前記出口管6を介して外部に連通している。
各気泡ボード13A〜13Gは、いずれも同様の構成を有している。以下、各気泡ボード13A〜13Gを区別せず示す際には、単に「気泡ボード13」と称する。前記気泡ボード13は、図3、図4及び図6に示すように、突起21内に小室23を形成するキャップシート15と、このキャップシート15の突起21の開口端を塞ぐ側に設けられ前記小室23に連通する小孔25を有するバックシート17と、前記キャップシート15の反バックシート17側に設けられたライナーシート19とを備えたプラスチック製のもので、前記小孔25とこの小孔25に連通する前記小室23とによってヘルムホルツ共鳴器Hが構成されている。すなわち、これら気泡ボード13は、対応する密閉室2、3内に向けて開口する小孔25の奥に当該小孔25に連通する小室23を設けてなる共鳴器Hを複数併設したヘルムホルツ式吸音材である。なお、中間の気泡ボード13は、小孔25を有するバックシート17を第1の密閉室2側に向けて配されている。
前記キャップシート15は、図6に示すように、平面視円形状をなす多数の突起21を備えた立体構造をなすものであり、各突起21は幅方向に沿って一列に並んでいるとともに、流れ方向に沿って千鳥配置されている。
前記バックシート17は、図6に示すように、前記キャップシート15の一面に添接される平坦なもので、キャップシート15の突起21と協働して密閉空間である前記小室23をそれぞれ形成する。
前記ライナーシート19は、図6に示すように、前記キャップシート15の他面に添接される平坦なものである。
以上説明した各気泡ボード13A〜13Gが、前記第1、第2の密閉室2、3の壁部を構成している。そして、前記第2の密閉室3を囲う壁部の前記密閉室2、3向きの面には、図2〜図4に示すように、不織布又は発泡材からなる内装吸音材27が添設されている。29は、前記内装吸音材27を前記壁部の内面すなわち気泡ボード13の内面に保持しておくための止着具である。
このような構成のものであれば、ブロアーBから排出される排気がこのサイレンサー1を通過して外部に排出されることになる。すなわちブロアーBからの排気は入口管5から第1の密閉室2内に導入されていったん膨張し、この第1の密閉室2内の排気が接続管4を介して第2の密閉室3に導かれ、この密閉室3内の排気が出口管6を通して外部に導出されるわけであるが、その過程での排気の膨縮や壁部への衝突により従来に準じた消音効果が得られる。しかも、このサイレンサー1は前記壁部がヘルムホルツ式吸音材である気泡ボード13により構成されているので、排気が有する音のエネルギーが共鳴器Hの共鳴作用により熱エネルギーに変換されることになり、さらなる消音効果が付加されることになる。従って、密閉室の容積や数を増加させることなく消音効果を高めることができる。その上、前記ヘルムホルツ式吸音材である気泡ボード13は、その厚み内に多数の共鳴器Hを備えたものであるため、格別な共鳴器を壁部に増設する場合に比べて、サイレンサー1全体のコンパクト化を図ることができる。
また、この実施形態では、前記ヘルムホルツ式吸音材を、前記気泡ボード13を利用して構成しているため、構造の複雑化を招くことなく高い吸音効果を発揮させることができる。
さらに、この実施形態では、第2の密閉室3を囲う壁部を構成する気泡ボード13の前記密閉室3向きの面に前記内装吸音材27が添設されているので、前記共鳴器Hにより消音しきれない周波数の音をも効果的に低減させることができる。
なお、本考案は以上に述べた実施形態に限らない。
例えば、上述した実施形態では、2つの密閉室を備えるサイレンサーに本考案を適用したが、3つ以上の密閉室を備えるサイレンサーであっても、隣接する密閉室同士を連通させる接続管と、一端に位置する密閉室に気体を導入する入口管と、他端に位置する密閉室内の気体を外部に導出させる出口管とを備えたものであれば、各密閉室の壁部をヘルムホルツ式吸音材とすることにより本考案を実現することができる。
さらに、単一の密閉室のみを備えるサイレンサーであっても、この密閉室に気体を導入する入口管と、前記密閉室内の気体を外部に導出させる出口管とを備え、前記密閉室の壁部が、当該密閉室内に向けて開口する小孔の奥に当該小孔に連通する小室を設けてなる共鳴器を複数併設したヘルムホルツ式吸音材であれば、本考案の最も重要な効果、すなわち、密閉室の容積を増加させることなく消音効果を高めることができる上に、格別な共鳴器を壁部に増設する場合に比べて、サイレンサー全体のコンパクト化を図ることができるという効果を得ることができる。前記ヘルムホルツ式吸音材としては、例えば、図1〜図6を参照しつつ前述した実施形態において用いたものが考えられる。
加えて、壁部の前記密閉室向きの面に添設する内装吸音材は、不織布又は発泡材に限らず、その他種々の材料を利用して形成したものであってもよく、また、このような内装吸音材は必ずしも設ける必要はない。
そして、上述した実施形態のヘルムホルツ式吸音材は、突起内に小室を形成するキャップシートと、このキャップシートの突起の開口端を塞ぐ側に設けられ前記小室に連通する小孔を有するバックシートと、前記キャップシートの反バックシート側に設けられたライナーシートとを備えたプラスチック製のものであるが、材質は任意のものを採用してよく、また、密閉室内に向けて開口する小孔の奥に当該小孔に連通する小室を設けてなる共鳴器を複数併設したものであれば、ライナーシートを省略する等、種々の構成を採用してよい。但し、上述した実施形態のようにキャップシートの反バックシート側にライナーシートを設けているものであれば、このライナーシートにより外部からの衝撃によってキャップシートの突起が損傷しこの突起により形成される小室を含むヘルムホルツ共鳴器が機能しなくなる不具合の発生を抑制できるとともに、密閉室と反対側を向く面が平坦なものとなり外観を整えることもできる。
その他、本考案の趣旨を損ねない範囲で種々に変更してよい。
1…サイレンサー
2、3…密閉室
4…入口管
5…出口管
6…接続管
13A〜13G…ヘルムホルツ式吸音材(気泡ボード)
23…小室
25…小孔
H…共鳴器

Claims (4)

  1. 単一の密閉室と、この密閉室に気体を導入する入口管と、前記密閉室内の気体を外部に導出させる出口管とを備えたものであって、
    前記密閉室の壁部が、当該密閉室内に向けて開口する小孔の奥に当該小孔に連通する小室を設けてなる共鳴器を複数併設したヘルムホルツ式吸音材であることを特徴とするサイレンサー。
  2. 複数の密閉室と、隣接する密閉室同士を連通させる接続管と、一端に位置する密閉室に気体を導入する入口管と、他端に位置する密閉室内の気体を外部に導出させる出口管とを備えたものであって、
    前記密閉室の壁部が、当該密閉室内に向けて開口する小孔の奥に当該小孔に連通する小室を設けてなる共鳴器を複数併設したヘルムホルツ式吸音材であることを特徴とするサイレンサー。
  3. 前記壁部の前記密閉室向きの面に、不織布又は発泡材からなる内装吸音材が添設されている請求項1又は2記載のサイレンサー。
  4. 前記ヘルムホルツ式吸音材が、突起内に前記小室を形成するキャップシートと、このキャップシートの突起の開口端を塞ぐ側に設けられ前記小室に連通する前記小孔を有するバックシートとを備えた気泡ボードである請求項1、2又は3記載のサイレンサー。
JP2018001016U 2018-03-20 2018-03-20 サイレンサー Active JP3216475U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018001016U JP3216475U (ja) 2018-03-20 2018-03-20 サイレンサー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018001016U JP3216475U (ja) 2018-03-20 2018-03-20 サイレンサー

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP3216475U true JP3216475U (ja) 2018-05-31

Family

ID=62238837

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018001016U Active JP3216475U (ja) 2018-03-20 2018-03-20 サイレンサー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3216475U (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3899067B2 (ja) 電気掃除機消音装置
JP3763682B2 (ja) スピーカ装置
JPH0712650Y2 (ja) エンジンの排気サイレンサ
JP5532043B2 (ja) 車両の消音装置
JP3216475U (ja) サイレンサー
TW201301905A (zh) 音箱
JPS63282449A (ja) 送風装置
KR20090049201A (ko) 자동차의 배기 소음기
JP4864470B2 (ja) ダクト部品
KR200292648Y1 (ko) 흡음체
CN112289293B (zh) 嵌入式降噪装置、冰箱
JPH03291485A (ja) 冷蔵庫
JP3201338U (ja) スピーカー
JP2015227939A (ja) 共鳴器型吸音器
CN210667774U (zh) 降噪板、冰箱
CN216203628U (zh) 排风管及油烟机组件
CN219868707U (zh) 一种风道组件及冰箱
KR20200006743A (ko) 차량용 헬름홀츠 소음기
CN220506873U (zh) 吸油烟机用消音通道装置及吸油烟机
CN112254394B (zh) 降噪板、冰箱
JP2001263039A (ja) リアー置きメインマフラーの内部構造
JP2000272439A (ja) 遮音性フロントグリルパネル、吸音性バンパーおよび車外騒音低減装置
JP5924986B2 (ja) 消音エンクロージャシステム
JP2001193437A (ja) 車両用マフラ構造
JP5429410B2 (ja) 車両の消音装置

Legal Events

Date Code Title Description
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3216475

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250