JP2015227939A - 共鳴器型吸音器 - Google Patents

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一壽 藤本
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Abstract

【課題】吸音材の使用量が少なくても、実用的な吸音率を維持しながら、効率よく共鳴周波数帯域を広げることができる、良好な吸音性能を有する共鳴器型吸音器を提供する。
【解決手段】共鳴器型吸音器A1は、外箱1内部に壁部で囲むよう設けられた共鳴空間2と、壁部に設けられ、外部から共鳴空間2に通じる吸音口11と、吸音口11の終端に配置されている吸音材3とを備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、共鳴器型吸音器に関するものである。更に詳しくは、少量の吸音材の使用によって、実用的な吸音率を維持しながら、効率よく共鳴周波数帯域を広げることができる、良好な吸音性能を有する共鳴器型吸音器に関する。
例えば、コンサートホール等では、観客は演者又は演奏される楽器等から直に発せられた音と、ホールの天井や床、或いは壁で反射した音を合わせて聴くことになる。このため、一般に、ホールの天井や床、或いは壁には、吸音装置が設けられており、ある周波数帯域の音を吸音することによって、残響時間等、ホール内の音の響きをコントロールするようになっている。このような吸音装置としては、例えば特許文献1に記載の「音響吸音体」がある。
特許文献1に記載の音響吸音体は、キャビネット<1>の内部が仕切り板<5>により上下に複数個に仕切られており、バフル<2>の表面には開孔<4>が設けられ、上下に仕切られたそれぞれの空間<8>,<9>と表面開孔部<3>,<4>とをダクト<6>,<7>により連結しており、音の吸音面が共通で複数個の共鳴周波数をもつ吸音体により自然な残響特性を実現するというものである。
そして、特許文献1の第3の実施例<図4>では、キャビネットの内面にグラスウール等の吸音材を配置し、共鳴周波数帯域をより広くできるようにした音響吸音体が開示されている。
特開平6−158751号公報
しかしながら、特許文献1の上記キャビネットの内面にグラスウール等の吸音材を配置した構造の音響吸音体には、次のような課題があった。
すなわち、吸音材は、キャビネットの内面に沿うように所定の厚さで配置されるため、使用量が相当に多くなっている。しかし、上記構造は、吸音率を実用的な値で維持する前提において、吸音材の使用量が多い割りには、共鳴周波数帯域が大きく広がるわけではなく、費用対効果を含め、効率が良い手段とはいえなかった。
本発明は、以上の点に鑑みて創案されたものであり、吸音材の使用量が少なくても、実用的な吸音率を維持しながら、効率よく共鳴周波数帯域を広げることができる、良好な吸音性能を有する共鳴器型吸音器を提供することを目的とする。
(1)本発明は、壁部で囲まれた共鳴空間と、前記壁部に設けられ、外部から前記共鳴空間に通じる吸音口と、該吸音口に配置されている吸音材とを備える共鳴器型吸音器である。
(2)本発明は、上記(1)の発明において、壁部で囲まれた共鳴空間と、前記壁部に設けられ、外部から前記共鳴空間に通じる吸音口と、該吸音口の内部側の端部に配置されている吸音材とを備える構成とすることができる。
この場合は、吸音材を吸音口の内部全体に配置するより使用量を少なくすることができる。しかも、共鳴周波数帯域の吸音率はやや低下するものの、共鳴周波数帯域周辺では吸音率が大きく上昇し、実用的な吸音率を維持しながら、効率よく共鳴周波数帯域を広げることができる点については同様であり、良好な吸音性能を有する。
(3)本発明は、上記(1)の発明において、壁部で囲まれた共鳴空間と、前記壁部に設けられ、外部から前記共鳴空間に通じる吸音口と、該吸音口の外部側の端部に配置されている吸音材とを備える構成とすることができる。
この場合は、上記(2)の作用に加えて、吸音器の製造において、吸音口に吸音材を配置する作業がしやすく、製造が容易にできるようになる。また、吸音材が吸音口の外部側の端部を塞いでいるため、壁面等に施工した状態で、吸音口の孔が目立たなくなるため、外観的に見栄えがする。
(4)本発明は、上記(1)〜(3)の発明において、前記共鳴空間が隔壁を介して複数設けられ、該共鳴空間は、前記隔壁に設けられた連通口を介し接続されている構成とすることができる。
この場合は、吸音率のピークが大きい共鳴周波数帯域が複数表れ、更に吸音口に吸音材を配置していることで、それら共鳴周波数帯域周辺の吸音率が上昇するので、実用的な吸音率の共鳴周波数帯域がより広くなる。
(5)本発明は、上記(4)の発明において、前記各共鳴空間を接続する連通口に吸音材が配置されている構成とすることができる。
この場合は、吸音口に吸音材を配置せず、各共鳴空間を接続する連通口にのみ吸音材を配置したときの吸音器の共鳴周波数帯域周辺の吸音率が上昇することから、更に吸音口に吸音材が配置されている形態であれば、それらが相乗し合い、実用的な吸音率の共鳴周波数帯域をより安定的に広くすることができる。
(6)本発明は、上記(1)〜(5)の発明において、前記共鳴空間を構成する前記壁部の内面において、前記吸音口と対向する側の領域に吸音材が配置されている構成とすることができる。
この場合は、吸音口に吸音材を配置せず、共鳴空間を構成する前記壁部の内面において前記吸音口と対向する側の領域にのみ吸音材を配置したときの吸音器の共鳴周波数帯域周辺の吸音率が上昇することから、更に吸音口に吸音材が配置されている形態であれば、それらが相乗し合い、実用的な吸音率の共鳴周波数帯域をより安定的に広くすることができる。
(7)本発明は、上記(4)〜(6)の発明において、前記共鳴空間を構成する前記壁部の内面において、前記連通口と対向する側の領域に吸音材が配置されている構成とすることができる。
この場合も、吸音口に吸音材を配置せず、共鳴空間を構成する前記壁部の内面において前記連通口と対向する側の領域にのみ吸音材を配置したときの吸音器の共鳴周波数帯域周辺の吸音率が上昇することから、更に吸音口に吸音材が配置されている形態であれば、それらが相乗し合い、実用的な吸音率の共鳴周波数帯域をより安定的に広くすることができる。
(8)本発明は、上記(1)〜(7)の発明において、前記共鳴空間が直方体形状の空間である構成とすることができる。
この場合は、例えば共鳴空間が球形である吸音器と比較して、スペース効率に優れる。すなわち、吸音器を壁部に多数配置する場合も、配置スペースを共鳴空間の形状に沿う大きさに無駄なく利用することができ、吸音器を製造する際の共鳴周波数の設計にも有利に作用する。
(9)本発明は、上記(1)〜(8)の発明において、前記吸音口が、前記壁部において、外部に面する壁部の端部、又は隅部に設けられている構成とすることができる。
この場合は、吸音口に吸音材を配置することで広くなった共鳴周波数帯域の吸音率のピークが、外部(音源側の)に面する壁部において端部、又は隅部から離れた位置に吸音口が形成されているものと比較して大きくなるので、吸音性能がより向上する。
(10)本発明は、上記(1)〜(9)の発明において、前記吸音材が所要密度の繊維質材料でつくられた吸音材である構成としてもよい。
この場合は、繊維質材料として、例えばグラスウールを採用すれば、取り扱いが容易にできるので、吸音器の製造や施工を比較的簡単に行うことができる。
(11)本発明は、上記(1)〜(10)の発明において、前記吸音口に配置する吸音材の単位面積当たりの空気の流れ抵抗が、8,000(N・s/m4)以下である構成としてもよい。
この場合は、広くなっている共鳴周波数帯域において吸音率が比較的高くなり、良好な吸音性能を有する。
(12)本発明は、壁部で囲まれた共鳴空間と、前記壁部において、外部に面する壁部の端部、又は隅部に設けられている吸音口を備える共鳴器型吸音器である。
この場合は、吸音口に吸音材を配置することで広くなった共鳴周波数帯域の吸音率のピークが、外部(音源側の)に面する壁部において端部、又は隅部から離れた位置に吸音口が形成されているものと比較して大きくなるので、吸音性能がより向上する。
本明細書及び特許請求の範囲にいう「吸音材」とは、例えばグラスウール、ロックウール又はフェルト等の繊維質材料、或いは連続気泡を有する発泡プラスチック等の多孔質材料等であるが、これらに限定するものではない。
特許請求の範囲にいう「壁部」とは、例えば後述する実施の形態で説明する正面板、背面板、天面板、底面板、側面板、隔壁等、共鳴空間を形成するための壁様の部材の意味である。
(作用)
本発明の共鳴器型吸音器の作用を説明する。
吸音口に吸音材が無いものは、共鳴周波数帯域では、良好な吸音率を示すが、共鳴しない周波数帯域が多数存在する。これに対し、本発明の共鳴器型吸音器は、吸音口に少量の吸音材を配置することで、共鳴周波数帯域の吸音率はやや低下するものの、共鳴周波数帯域周辺では吸音率が大きく上昇する。これにより、共鳴器型吸音器は、実用的な吸音率を維持しながら、効率よく共鳴周波数帯域を広げることができ、良好な吸音性能を有する。
本発明は、共鳴器型吸音器において、少量の吸音材の使用によって、実用的な吸音率を維持しながら、効率よく共鳴周波数帯域を広げることができ、良好な吸音性能を有する共鳴器型吸音器を提供することができる。
本発明の共鳴器型吸音器の第1実施の形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。 図1の共鳴器型吸音器において、吸音口終端の吸音材の有無による吸音特性の変化を示すグラフである。 図1の共鳴器型吸音器において、吸音口終端の吸音材の空気の流れ抵抗の違いによる吸音特性の変化を示すグラフである。 図1の共鳴器型吸音器において、吸音材の厚さが、(a)は10mm、(b)は6mm、(c)は2mmの場合の縦断面図と正面図である。 図1の共鳴器型吸音器において、図4に示す吸音材の厚さの違いによる吸音特性の変化を示すグラフである。 本発明の共鳴器型吸音器の第2実施の形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。 図6の共鳴器型吸音器の吸音特性を示すグラフである。 図6の共鳴器型吸音器において、吸音口内の吸音材を省いた比較例の形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。 図8の共鳴器型吸音器の吸音特性を示すグラフである。 本発明の共鳴器型吸音器の第3実施の形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。 図10の共鳴器型吸音器の吸音特性を示すグラフである。 図10の共鳴器型吸音器において、吸音口内の吸音材を省いた比較例の形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。 図12の共鳴器型吸音器の吸音特性を示すグラフである。 本発明の共鳴器型吸音器の第4実施の形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。 図14の共鳴器型吸音器の吸音特性を示すグラフである。 図14の共鳴器型吸音器において、吸音口内の吸音材を省いた比較例の形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。 図16の共鳴器型吸音器の吸音特性を示すグラフである。 本発明の共鳴器型吸音器の第5実施の形態を示し、(a)は縦断面図、(b)は正面図である。 (a)は本発明の共鳴器型吸音器の第6実施の形態を示す縦断面図と正面図、(b)は吸音口が下側の共鳴空間に対し中央に位置する比較例の縦断面図と正面図である。 図19の各共鳴器型吸音器の吸音特性を示すグラフである。
本発明を図面に示した実施の形態に基づき詳細に説明する。
図1を参照する。
共鳴型吸音器A1は、適度な剛性を有する材料で形成され、外形がほぼ直方体形状の外箱1を有している。外箱1の内部には、六面の壁部で囲まれたほぼ立方体形状の空間である共鳴空間2が形成されている。上記壁部を構成し、他の壁部より厚く形成された正面板10の正面視中央部には、口形状が正方形の吸音口11が形成されている。
吸音口11は、外部から共鳴空間2に通じている。正面板10の内面には、全面にわたり吸音材3が配置されている。すなわち、吸音材3は、吸音口11の内部側の端部である終端に配置され、終端口を塞ぐ(通気は可能)ように固定されている。また、上記壁部を構成し、正面板10と相対向する位置にある背面板12の内面には、全面にわたり吸音材3aが配置されている。なお、共鳴型吸音器は、多少共鳴周波数帯域の広がりは少なくなるが、内面に吸音材3aを配置しない構成とすることもできる。これについては、後述する共鳴型吸音器A2、A3の吸音材3b、3c、共鳴型吸音器A4の吸音材3d、3e、3f、及び共鳴型吸音器A5、A6の吸音材3g、3hも同様である。
なお、共鳴型吸音器A1の各部のサイズは、本実施の形態では、外箱1の外形の縦100×横100×奥行150(mm)、正面板10の厚さ50(mm)、吸音材3の厚さ10(mm)、吸音材3aの厚さ30(mm)、吸音口11の口径12×12(mm)である。このサイズは、上記に限定されるものではなく、適宜設定できる。また、吸音材3、3aは、密度が16kg/m3のグラスウールであるが、他の同様の機能性を有する吸音材で代替することもできる。
(作用)
図1ないし図5を参照して、共鳴型吸音器A1の作用について説明する。
まず、図2を参照する。図2は、吸音口11に吸音材3が有る共鳴器型吸音器A1の場合と、吸音材3が無い場合の吸音特性の変化を示すグラフである。
図2のグラフから分かるように、吸音口11に吸音材3が無いもの(No GW)は、共鳴周波数帯域では、良好な吸音率を示しているが、共鳴しない(吸音されない)周波数帯域が多数存在している。
これに対し、吸音口11に吸音材3が有るもの(IN GW)、すなわち共鳴器型吸音器A1は、共鳴しない周波数帯域が図2のグラフ上では存在せず、吸音口11を覆う位置に少量の吸音材3を配置することで、共鳴周波数帯域の吸音率はやや低下するものの、共鳴周波数帯域周辺では吸音率が大きく上昇する。
また、上記従来の吸音器のように、共鳴空間を構成する壁部の内面に吸音材を配置したときには吸音器の共鳴周波数帯域周辺の吸音率が上昇することから、共鳴器型吸音器A1のように更に吸音口11の終端に吸音材3が配置されている形態であれば、それらが相乗し合い、より安定的に実用的な吸音率の共鳴周波数帯域をより広くすることができる。
これにより、共鳴器型吸音器A1は、実用的な吸音率を維持しながら、効率よく共鳴周波数帯域を広げることができるので、良好な吸音性能を有している。
なお、共鳴空間2が直方体形状の空間であることで、例えば共鳴空間が球形である吸音器と比較して、スペース効率に優れる。すなわち、共鳴型吸音器A1を壁部に多数配置する場合も、配置スペースを共鳴空間2の形状に沿う大きさに無駄なく利用することができ、共鳴型吸音器A1を製造する際の共鳴周波数の設計にも有利に作用する。
また、図3は、共鳴型吸音器A1において、吸音材3の密度を変えて、単位面積当たりの空気の流れ抵抗を、6,093N・s/m4、7,680N・s/m4、22,573N・s/m4、56,960N・s/m4(基準厚さ5mm)としたときの吸音特性の変化を示すグラフである。
図3のグラフから分かるように、吸音材3の空気の流れ抵抗を大きくすることで、共鳴周波数帯域の吸音率は小さくなる(最大で0.6程度)。しかしながら、共鳴周波数帯域周辺の吸音率には大きな低下はみられない。したがって、吸音口11の終端に設置する吸音材3の空気の流れ抵抗を適度に小さくすることで、適度な吸音率を保ったまま、つまり実用的な吸音率を維持しながら、共鳴周波数の帯域が広がった吸音特性を実現することができる。
また、この結果を別の角度から確認するため、吸音材3の厚さを変えて検証を行った。
図4、図5を参照する。
図4に示すように、共鳴器型吸音器A1と同等構造の共鳴器型吸音器において、吸音口11の終端に設置する吸音材3の厚さが、(a)の10mm(共鳴器型吸音器A1と同等)、(b)の6mm、(c)の2mmの場合の吸音特性の変化を比較した。図5は、吸音材3の厚さの違いによる吸音特性の変化を示すグラフである。
なお、この実験における各吸音材3の空気の流れ抵抗は、6,093N・s/m4(基準厚さ5mm)に設定した。
図5のグラフから分かるように、吸音材3の厚さが最も薄い2mmのときに、共鳴周波数帯域の吸音率がわずかに大きくなった。また、共鳴周波数帯域周辺の周波数では、吸音材3の厚さの変化による吸音率への影響はほとんど認められなかった。このことから、吸音口11の終端に設置する吸音材3の厚さを上記のように変化させても、共鳴周波数帯域の広さにそれ程影響を及ぼすことはなく、共鳴周波数帯域の吸音率については、吸音材3が薄い方が、吸音率がわずかに大きくなることが確認できた。
図6を参照する。
図6の共鳴型吸音器A2は、適度な剛性を有する材料で形成され、外形がほぼ直方体形状の外箱1aを有している。外箱1aの内部には、それぞれが六面の壁部で囲まれた直方体形状の空間である共鳴空間2a、2bが形成されている。上記壁部を構成し、他の壁部より厚く形成された正面板10aの正面視中央部より下方位置には、口形状が正方形の吸音口11aが形成されている。吸音口11aの外部寄りの端部である始端には、吸音材4が吸音口11aを塞ぐ(通気は可能:後述する吸音材4a、4b、4c、4d、4eも同様)ように配置されている。
吸音口11aは、外部から下側の共鳴空間2aに通じている。また、共鳴空間2a、2bは、隔壁20を介して上下に設けられ、隔壁20の中央部には、口形状が正方形で共鳴空間2a、2bを連通させる連通口21が形成されている。そして、共鳴空間2a側の背面板12の内面には、全面にわたり吸音材3bが配置されている。また、共鳴空間2b側の天面板13の内面には、全面にわたり吸音材3cが配置されている。
なお、共鳴型吸音器A2の各部のサイズは、本実施の形態では、外箱1aの外形の縦64×横64×奥行154(mm)、正面板10aの厚さ10(mm)、吸音材4の厚さ5(mm)、吸音材3bの厚さ20(mm)、吸音材3cの厚さ10(mm)、吸音口11aの口径12×12(mm)、隔壁20の厚さ6(mm)、連通口21の口径8×8(mm)である。このサイズは、上記に限定されるものではなく、適宜設定できる。また、吸音材4、3b、3cは、密度が16kg/m3のグラスウールであり、吸音材4の単位面積当たりの空気の流れ抵抗を7,680N・s/m4(基準厚さ5mm)とした。
(作用)
図6ないし図9を参照し、共鳴器型吸音器A2の作用を説明する。
図8は、共鳴器型吸音器A2において吸音口11a内の吸音材4を省いた形態の共鳴器型吸音器5を示す。図7は共鳴器型吸音器A2の吸音特性を示すグラフであり、図9は図8の共鳴器型吸音器5の吸音特性を示すグラフである。なお、図7、図9、及び以降の同様の図において、Analysisは解析値を示し、Measuredは実測値を示す。
図8に示す共鳴器型吸音器5は比較例であり、その構造は、共鳴器型吸音器A2とは、吸音口11a内の吸音材4を省いた違いだけで他の構造は同じであるので、図8においては、共鳴型吸音器A2の各部と同じ符号を付して示している。
図7及び図9から分かるように、解析値では、共鳴器型吸音器5で吸音率は二箇所の共鳴周波数帯域でのみ高い値を示しているが、共鳴器型吸音器A2では共鳴周波数帯域の広がりが見られ、特に実測値では、共鳴周波数帯域が50〜500Hzと低域を含め広帯域にわたっている。このように、吸音率のピークが大きい共鳴周波数帯域が二箇所に表れ、且つ吸音口11aに吸音材を配置していることで、それら共鳴周波数帯域周辺の吸音率が上昇し、実用的な吸音率の共鳴周波数帯域がより広くなる。
なお、共鳴器型吸音器A2においては、実測値では吸音率が平坦に近い吸音特性となっている一方で、解析値では二つ共鳴周波数帯域の間で吸音率の低下がみられるのは、FDTD法による解析の特性であると思われる。以上のことから、共鳴器型吸音器A2のように二つの共鳴空間を有する吸音器では、吸音口11に吸音材4を配置するのが、実用的な吸音率の共鳴周波数帯域を広くする上で、より好ましいことが分かった。
図10を参照する。
共鳴型吸音器A3は、上記共鳴型吸音器A2において、連通口21に吸音材4aを配置した構造であり、他の構造は同じであるので、図10においては、共鳴型吸音器A2の各部と同じ符号を付して示している。共鳴型吸音器A3の吸音材4、4aの単位面積当たりの空気の流れ抵抗は7,680N・s/m4(基準厚さ5mm)とした。
(作用)
図10ないし図13を参照し、共鳴器型吸音器A3の作用を説明する。
図12は、共鳴器型吸音器A3において吸音口11a内の吸音材4を省いた形態の共鳴器型吸音器5aを示す。図11は共鳴器型吸音器A3の吸音特性を示すグラフであり、図13は図12の共鳴器型吸音器5aの吸音特性を示すグラフである。
図12に示す共鳴器型吸音器5aは比較例であり、その構造は、共鳴器型吸音器A3とは、吸音口11a内の吸音材4を省いた違いだけで他の構造は同じであるので、図12においては、共鳴型吸音器A3の各部と同じ符号を付して示している。
図11及び図13から分かるように、解析値では、共鳴器型吸音器5aで吸音率は二箇所の共鳴周波数帯域でのみ高い値を示しているが、低周波数側の共鳴周波数帯域では、連通口21に配置した吸音材4aの作用により、上記共鳴器型吸音器5との比較で、周波数帯域がより広くなっている。
また、吸音口11aにも吸音材4を配置した共鳴器型吸音器A3では、共鳴器型吸音器5aとの比較で共鳴周波数帯域の広がりが見られ、解析値、実測値共に、共鳴周波数帯域が50〜500Hzと低域を含め広帯域にわたっている。このように、上記共鳴器型吸音器A2と同様に吸音率のピークが大きい共鳴周波数帯域が二箇所に表れ、且つ吸音口11aと連通口21に吸音材4、4aを配置していることで、それら共鳴周波数帯域周辺の吸音率が上昇し、実用的な吸音率の共鳴周波数帯域がより広くなる。
なお、共鳴器型吸音器A3においては、実測値では吸音率が平坦に近い吸音特性を示し、実用的な吸音率を維持しながら、共鳴周波数帯域が広くなっている。以上のことから、共鳴器型吸音器A3のように二つの共鳴空間を有する吸音器では、連通口21に吸音材4aを配置するのに加えて吸音口11aに吸音材4を配置するのが、実用的な吸音率の共鳴周波数帯域を広くする上で、更に好ましいことが分かった。
図14を参照する。
図14の共鳴型吸音器A4は、適度な剛性を有する材料で形成され、外形がほぼ直方体形状の外箱1bを有している。外箱1bの内部には、それぞれが六面の壁部で囲まれた直方体形状の空間である共鳴空間2c、2d、2eが形成されている。
上記壁部を構成し、他の壁部より厚く形成された正面板10bの正面視中央部より下方位置には、口形状が正方形の吸音口11bが形成されている。吸音口11bの外部寄りの端部である始端には、吸音材4bが吸音口11bを塞ぐように配置されている。
共鳴空間2c、2d、2eのうち、共鳴空間2c、2eは、縦壁である隔壁22を介して外箱1bの下側の正面側と背面側に位置して設けられ、共鳴空間2dは、横壁である隔壁23を介して上側に設けられている。上記吸音口11bは、外部から下側の正面側の共鳴空間2cに通じている。
隔壁23において、共鳴空間2c、2dの側の中央部には、口形状が正方形で共鳴空間2c、2dを連通させる連通口24が設けられ、共鳴空間2d、2eの側の中央部には、口形状が正方形で共鳴空間2d、2eを連通させる連通口25が設けられている。
連通口24には、吸音材4cが連通口24を塞ぐように配置され、連通口25には、吸音材4dが連通口25を塞ぐように配置されている。この構造により、共鳴空間2c、2d、2eは、連通口24、25を介し直列接続されている。
そして、隔壁22の共鳴空間2c側の内面には、全面にわたり吸音材3dが配置され、背面板12の共鳴空間2d側の内面には、全面にわたり吸音材3eが配置され、背面板12の共鳴空間2e側の内面には、全面にわたり吸音材3fが配置されている。
なお、共鳴型吸音器A4の各部のサイズは、本実施の形態では、外箱1bの外形の縦64×横64×奥行154(mm)、正面板10bの厚さ10(mm)、吸音材4bの厚さ5(mm)、吸音材3d、3e、3fの厚さ20(mm)、吸音口11aの口径12×12(mm)、隔壁22、23の厚さ6(mm)、連通口24の口径12×12(mm)、連通口25の口径8×8(mm)である。このサイズは、上記に限定されるものではなく、適宜設定できる。また、吸音材4b、3d、3e、3fは、密度が16kg/m3のグラスウールである。
(作用)
図14ないし図17を参照し、共鳴器型吸音器A4の作用を説明する。
図16は、共鳴器型吸音器A4において吸音口11b内の吸音材4bを省いた形態の共鳴器型吸音器5bを示す。図15は共鳴器型吸音器A4の吸音特性を示すグラフであり、図17は図16の共鳴器型吸音器5bの吸音特性を示すグラフである。
図16に示す共鳴器型吸音器5bは比較例であり、その構造は、共鳴器型吸音器A4とは、吸音口11b内の吸音材4bを省いた違いだけで他の構造は同じであるので、図16においては、共鳴型吸音器A4の各部と同じ符号を付して示している。また、吸音材4b、4c、4dは、共鳴器型吸音器A3の吸音材4、4aと同様に、単位面積当たりの空気の流れ抵抗を7,680N・s/m4(基準厚さ5mm)とした。
図15及び図17から分かるように、吸音口11bに吸音材4bを配置することによって、解析値、実測値共に、共鳴周波数領域が広がる傾向が見られた。また、上記共鳴器型吸音器A3と比較すると、700Hz付近で落ち込んでいた吸音率が、0.1程度向上していた。
以上のことから、共鳴空間を三つ直列に配した共鳴器型吸音器A4は、共鳴空間が二つの共鳴器型吸音器A3より、さらに広い周波数帯域で吸音できることが分かった。また、その吸音率も、実測値においては100〜700Hzの周波数帯域で0.2〜0.3程度の実用的な値で維持できることがわかった。
図18を参照する。
図18の共鳴型吸音器A5は、適度な剛性を有する材料で形成され、外形がほぼ直方体形状の外箱1cを有している。外箱1cの内部には、それぞれが六面の壁部で囲まれた直方体形状の空間である共鳴空間2f、2gが形成されている。
上記壁部を構成し、他の壁部よりやや厚く形成された正面板10cの正面視において、下側の共鳴空間2f側の一方の側面板14及び底面板15の隅部、すなわち角隅の位置には、口形状が正方形の吸音口11cが形成されている。吸音口11cの外部寄りの端部である始端には、吸音材4eが吸音口11cを塞ぐように配置されている。
吸音口11cは、外部から下側の共鳴空間2fに通じている。また、共鳴空間2f、2gは、隔壁26を介して上下に設けられ、隔壁26の中央部には、口形状が正方形で共鳴空間2f、2gを連通させる連通口27が形成されている。そして、共鳴空間2f側の背面板12の内面に接するように吸音材3gが配置されている。また、共鳴空間2g側の天面板13の内面には、全面にわたり吸音材3hが配置されている。
なお、共鳴型吸音器A5の各部のサイズは、本実施の形態では、外箱1cの外形の縦64×横64×奥行70(mm)、正面板10cの厚さ10(mm)、吸音材4cの厚さ5(mm)、吸音材3gの厚さ10(mm)、吸音材3hの厚さ20(mm)、吸音口11cの口径12×12(mm)、隔壁26の厚さ6(mm)、連通口27の口径8×8(mm)である。このサイズは、上記に限定されるものではなく、適宜設定できる。また、吸音材4c、3g、3hは、密度が16kg/m3のグラスウールであり、吸音材4cの単位面積当たりの空気の流れ抵抗を7,680N・s/m4(基準厚さ5mm)とした。
(作用)
共鳴型吸音器A5は、吸音口11cが共鳴空間2fの角隅にあることで、吸音口11cに吸音材4eがあることにより広くなった共鳴周波数帯域の吸音率のピークが、共鳴空間の端壁部から離れた位置に吸音口が形成されているものと比較して大きくなり、吸音性能がより向上する。
図19及び図20を参照する。
図19(a)に示す共鳴型吸音器A6は、上記共鳴型吸音器A5において、吸音口11cから吸音材4eを省いた形態であり、他の部分は同じ構造であるので、図19においても同様の符号を付している。
(作用)
図19(b)には、共鳴器型吸音器A6において吸音口11dの位置が共鳴空間2fに対しほぼ中央にある形態の共鳴器型吸音器5bを示す。図20は共鳴器型吸音器A6及び共鳴器型吸音器5cの吸音特性を示すグラフであり、左図は解析値、右図は実測値である。
なお、薄型の吸音器で低周波数帯域を吸音するためには、頸部を延長する必要がある。それに伴い吸音口を吸音器の中心部に設けることが困難となることから、吸音口の位置が吸音特性へ与える影響を検討する必要がある。そこで、共鳴器型吸音器A6と共鳴器型吸音器5bの吸音特性を比較することで、吸音口の位置の違いが吸音特性に与える影響について検討した。なお、連通口27の位置は、何れも隔壁26の中央とした。
図20から、吸音口11c、11dの位置を変えることで吸音特性が変化することが分かる。すなわち、実測値を見ると、吸音口11dを共鳴空間2fの中央に設けたものと比較して、吸音口11cを共鳴空間2fの角隅部に設けたものの吸音率が0.2程度大きくなっている。
以上のことから、吸音器の吸音口の位置の変化は、吸音特性に影響を与えること、及び吸音率を向上させるには、共鳴空間の角隅部に吸音口を設けるのがより好ましいことが分かった。
なお、本明細書で使用している用語と表現は、あくまでも説明上のものであって、なんら限定的なものではなく、本明細書に記述された特徴およびその一部と等価の用語や表現を除外する意図はない。
A1 共鳴型吸音器
1 外箱1
2 共鳴空間2
10 正面板10
11 吸音口11
12 背面板12
3 吸音材3
3a 吸音材
A2 共鳴型吸音器
1a 外箱
10a 正面板
11a 吸音口
2a、2b 共鳴空間
20 隔壁
21 連通口
3b、3c 吸音材
4 吸音材
5 共鳴器型吸音器5
A3 共鳴型吸音器
4a 吸音材
5a 共鳴器型吸音器
A4 共鳴型吸音器
1b 外箱
10b 正面板
11b 吸音口
2c、2d、2e 共鳴空間
22 隔壁
23 隔壁
24 連通口
25 連通口
3d 吸音材
3e 吸音材
3f 吸音材
4b 吸音材
4c 吸音材
4d 吸音材
5b共鳴器型吸音器
A5 共鳴型吸音器
1c 外箱
10c 正面板
11c 吸音口
14 側面板
15 底面板
2f、2g 共鳴空間
26 隔壁
27 連通口
3g 吸音材
3h 吸音材
4e 吸音材
A6 共鳴型吸音器

Claims (12)

  1. 壁部で囲まれた共鳴空間と、
    前記壁部に設けられ、外部から前記共鳴空間に通じる吸音口と、
    該吸音口に配置されている吸音材とを備える
    共鳴器型吸音器。
  2. 前記吸音材が、前記吸音口の内部側の端部に配置されている
    請求項1の共鳴器型吸音器。
  3. 前記吸音材が、前記吸音口の外部側の端部に配置されている
    請求項1の共鳴器型吸音器。
  4. 前記共鳴空間が隔壁を介して複数設けられ、該共鳴空間は、前記隔壁に設けられた連通口を介し接続されている
    請求項1、2又は3の共鳴器型吸音器。
  5. 前記各共鳴空間を接続する連通口に吸音材が配置されている
    請求項4の共鳴器型吸音器。
  6. 前記共鳴空間を構成する前記壁部の内面において、前記吸音口と対向する側の領域に吸音材が配置されている
    請求項1、2、3、4又は5の共鳴器型吸音器。
  7. 前記共鳴空間を構成する前記壁部の内面において、前記連通口と対向する側の領域に吸音材が配置されている
    請求項4又は5の共鳴器型吸音器。
  8. 前記共鳴空間が直方体形状の空間である
    請求項1、2、3、4、5、6又は7の共鳴器型吸音器。
  9. 前記吸音口が、前記壁部において、外部に面する壁部の端部、又は隅部に設けられている
    請求項1、2、3、4、5、6、7又は8の共鳴器型吸音器。
  10. 前記吸音材が所要密度の繊維質材料でつくられた吸音材である
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8又は9の共鳴器型吸音器。
  11. 前記吸音口に配置する吸音材の単位面積当たりの空気の流れ抵抗が、8,000(N・s/m4)以下である
    請求項1、2、3、4、5、6、7、8、9又は10の共鳴器型吸音器。
  12. 壁部で囲まれた共鳴空間と、
    前記壁部において、外部に面する壁部の端部、又は隅部に設けられている吸音口を備える
    共鳴器型吸音器。
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