JPH0521133U - エンジンの負圧供給装置 - Google Patents

エンジンの負圧供給装置

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JPH0521133U
JPH0521133U JP6997891U JP6997891U JPH0521133U JP H0521133 U JPH0521133 U JP H0521133U JP 6997891 U JP6997891 U JP 6997891U JP 6997891 U JP6997891 U JP 6997891U JP H0521133 U JPH0521133 U JP H0521133U
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negative pressure
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの負圧供給装置において、高負荷低
回転運転条件でもエンジンの吸入負圧を利用して駆動負
圧を安定して確保すること。 【構成】 複数の吸気管3の途中を互いに連通する副コ
レクタ4と、エンジン運転条件に応じて各吸気管3と副
コレクタ4の連通を遮断する吸気制御弁6とを備えるエ
ンジンにおいて、負圧アクチュエータ9の負圧源とし
て、前記副コレクタ4内の吸気制御弁6により各吸気管
3との連通が遮断される空間に負圧取出口13を開口さ
せる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エンジンの負圧供給装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその課題】
自動車用エンジン等では各種運転制御を行うのに負圧アクチュエータを備えて おり、吸気絞り弁を備えるエンジンの場合は、これら負圧アクチュエータの負圧 源として負圧タンク内に吸気管に生じる吸入負圧が蓄圧されるようになっている 。
【0003】 しかしながら、このような従来装置にあっては、自動車が長い上り坂を走行す るような場合に、エンジンが高負荷低回転で長時間運転が続けられると、吸気絞 り弁の開弁に伴って吸気管内の圧力が大気圧に近づき、負圧タンク内に蓄圧され た圧力が不足して負圧アクチュエータの作動不良を招く可能性があり、この点で 改善の余地があった(特開平2−230919号公報、参照)。
【0004】 本考案は上記の点に着目し、これを解決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、複数の吸気管の途中を互いに連通する副コレクタと、エンジン運転 条件に応じて各吸気管と副コレクタの連通を遮断する吸気制御弁とを備えるエン ジンにおいて、各種負圧アクチュエータの負圧源として、前記副コレクタ内の吸 気制御弁により各吸気管との連通が遮断される空間に負圧取出口を開口させる。
【0006】
【作用】
長い上り坂の走行時等にエンジンが高負荷低回転で長時間運転が続けられるよ うな場合に、吸気絞り弁の開弁に伴って吸気管内の圧力が大気圧に近づいても、 吸気制御弁で閉塞された副コレクタ内の空間には負圧が蓄えられ、これを負圧源 とする各種負圧アクチュエータの作動が可能となる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて説明する。
【0008】 図1に示すように、シリンダヘッド1の各気筒の吸気ポート2に吸気管3が接 続され、各吸気管3が分岐する主コレクタ5を備えるとともに、各吸気管3の途 中を連通する副コレクタ4を備えている。
【0009】 主コレクタ5は気筒列方向に伸びる筒形をして所定容積を有し、車載時におけ る水平方向に対してその底壁が吸気流れ方向に向かって低くなるように傾斜させ てあり、その一端には図示しない吸気絞り弁が介装され、エアクリーナから取入 れられた吸気が絞り弁を介して主コレクタ5内に導入された後、主コレクタ5か ら各吸気管3に分配され、各吸気ポート2を経て各気筒に吸入される。
【0010】 なお、図中21はシリンダブロック、22はピストン、23は吸気弁、24は 排気弁、25は排気管、26は燃料噴射弁、27は排気還流通路である。
【0011】 副コレクタ4は気筒列方向に伸びる筒形をして所定容積を有し、エンジン運転 条件に応じて各吸気管3と副コレクタ4の連通を遮断する吸気制御弁6を備える 。この吸気制御弁6は筒形に形成され、各吸気管3の内側に摺動可能に嵌合して 、ダイヤフラム装置9のロッド10にリンク16を介して連動してスライドする 。これにより、吸気制御弁6は、図1に示すように吸気制御弁6の両端が吸気管 3の内壁に接合して副コレクタ4と各吸気管3との連通が遮断される閉位置と、 図2に示すように吸気制御弁6の一端が吸気管3の内壁から離れて副コレクタ4 と各吸気管3とが連通する開位置とに切換えられる。
【0012】 ダイヤフラム装置9のダイヤフラム室は、配管11を介して負圧タンク8に接 続され、配管11の途中には電磁弁12が介装される。電磁弁12は非通電状態 でダイヤフラム室を負圧タンク8に連通し、通電状態で大気に解放するポジショ ンに切換えられる。電磁弁12にはコントロールユニットからエンジン運転条件 に応じて励磁電流が送られ、基本的にエンジン高回転域ではダイヤフラム装置9 に内蔵されるスプリング付勢力により吸気制御弁6を開位置に保持し、エンジン 低回転域でダイヤフラム装置9を介して吸気制御弁6を閉位置に駆動するように なっている。
【0013】 これにより、エンジン低回転域では吸気管3の途中が副コレクタ4に連通する ことなく、気筒毎に独立する吸気管長を長くして慣性過給効果が得られるのに対 して、エンジン高回転域では吸気管3の途中が副コレクタ4に連通し、気筒毎に 独立する吸気管長を短くして吸気抵抗を低減し、広い回転域に渡って吸気充填効 率が高められる。
【0014】 そして本考案は、副コレクタ4内の吸気制御弁6により各吸気管3との連通が 遮断される空間に負圧取出口12を開口させ、ダイヤフラム装置9の負圧源とし て、この負圧取出口13から導入するエンジンの吸入負圧を負圧タンク8に蓄圧 する。この負圧取出口13と負圧タンク8を連通する配管14が配設され、この 配管14の途中にチェック弁15が介装される。このチェック弁15は負圧タン ク8内の圧力より副コレクタ4の圧力が低いときのみ開弁して、負圧タンク8に 副コレクタ4内に生じる吸入負圧が蓄圧されるようになっている。
【0015】 エンジン停止時に、吸気制御弁6は図2の開位置にあり、エンジン始動後に負 圧タンク8内にエンジンの吸入負圧が蓄圧されると、ダイヤフラム装置9がロッ ド10を引き込み、吸気制御弁6を図1の閉位置に駆動する。
【0016】 エンジン低回転域でもアクセルペダルと連動して吸気絞り弁の開度が大きくな ると、吸気管3内の圧力P1は大気圧に近づくが、エンジン低回転域では吸気制 御弁6によって吸気管3と副コレクタ4の連通が遮断されているため、副コレク タ4内は密閉状態となっており、副コレクタ4内の圧力P2は負圧が高い状態に 保たれている。これにより、長い上り坂の走行時等にエンジンが高負荷低回転で 長時間運転が続けられるような場合にも、副コレクタ4内の圧力P2は負圧が高 い状態に保たれ、負圧タンク8からダイヤフラム装置9を初めとして種々の負圧 アクチュエータに安定した負圧を供給することができる。
【0017】 また、副コレクタ4の底壁を吸気流れ方向に向かって低くなるよう傾斜させて いるので、副コレクタ4上流の排気還流通路27やブローバイ通路から流入する カーボンやオイルミストが副コレクタ4底壁に溜まっても、その底壁に沿って流 れ、吸気制御弁6開弁時の高速吸気流と共に吸気管3を通って燃焼室内に吸入さ れる。したがって、副コレクタ4内にはオイル等は滞留なくなり、配管14,1 1にもオイルが流入することがないので、電磁弁12が作動不良を起こすことを 防止できる。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、複数の吸気管の途中を互いに連通して所定容積 を有する副コレクタと、エンジンの低回転域で各吸気管と副コレクタの連通を遮 断する吸気制御弁とを備えるエンジンにおいて、各種アクチュエータの負圧源と して、前記副コレクタ内の吸気制御弁による各吸気管との連通が遮断される空間 に負圧導入管を開口させため、長い上り坂の走行時等に高負荷低回転で長時間運 転が続けられるような場合に、吸気制御弁で閉塞された副コレクタ内には負圧が 蓄えられ、負圧タンク内への負圧供給が続けられて、各種負圧アクチュエータの 作動を良好に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す断面図である。
【図2】同じく吸気制御弁の開位置を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
3 吸気管 4 副コレクタ 5 主コレクタ 6 吸気制御弁 8 負圧タンク 9 ダイヤフラム装置 13 負圧取出口

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各気筒に連通する複数の吸気管の途中を
    互いに連通する副コレクタと、エンジン運転条件に応じ
    て各吸気管と副コレクタの連通を遮断する吸気制御弁と
    を備えるエンジンにおいて、各種負圧アクチュエータの
    負圧源として、前記副コレクタ内の吸気制御弁により各
    吸気管との連通が遮断される空間に負圧取出口を開口さ
    せたことを特徴とするエンジンの負圧供給装置。
JP1991069978U 1991-09-02 1991-09-02 エンジンの負圧供給装置 Expired - Fee Related JP2527444Y2 (ja)

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JPH0521133U true JPH0521133U (ja) 1993-03-19
JP2527444Y2 JP2527444Y2 (ja) 1997-02-26

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6010759A (ja) * 1983-06-30 1985-01-19 Toshiba Corp リードフレームの製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6010759A (ja) * 1983-06-30 1985-01-19 Toshiba Corp リードフレームの製造方法

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JP2527444Y2 (ja) 1997-02-26

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