JPH0521081U - Oa機器用チルトヒンジ - Google Patents
Oa機器用チルトヒンジInfo
- Publication number
- JPH0521081U JPH0521081U JP7716391U JP7716391U JPH0521081U JP H0521081 U JPH0521081 U JP H0521081U JP 7716391 U JP7716391 U JP 7716391U JP 7716391 U JP7716391 U JP 7716391U JP H0521081 U JPH0521081 U JP H0521081U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bearing plate
- diameter portion
- small diameter
- washer
- rotary shaft
- Prior art date
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- Granted
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- Hinge Accessories (AREA)
- Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 摩耗を防止し永年使用の後においても、ディ
スプレー体の使用開成角度における停止保持能力が落ち
ず、回転シャフトの回転によりスイッチをON、OFF
できるように成したOA機器用チルトヒンジを提供す
る。 【構成】 装置本体側へ取り付けられる取付ベース5a
と軸受プレート5bから成る取付部材5と、軸受プレー
トに一端部に設けた小径部7cを軸受けさせたディスプ
レー体4の支持部材を兼ねる回転シャフトと、この回転
シャフトの大径部7dと軸受プレートの一側面との間に
その中心部に小径部を挿通させつつ介在させたスライダ
ーワッシャー8と、軸受プレートの他側面に回転シャフ
トの小径部をその中心部に挿通させつつ介在させたスラ
ストワッシャー9、スプリングワッシャー10、及び押
え用ワッシャー11とから成り、小径部のかしめ部に雌
ネジ部9fを設け、雌ネジ部に取付ビス13を介してス
イッチ押圧部材12を取り付ける。
スプレー体の使用開成角度における停止保持能力が落ち
ず、回転シャフトの回転によりスイッチをON、OFF
できるように成したOA機器用チルトヒンジを提供す
る。 【構成】 装置本体側へ取り付けられる取付ベース5a
と軸受プレート5bから成る取付部材5と、軸受プレー
トに一端部に設けた小径部7cを軸受けさせたディスプ
レー体4の支持部材を兼ねる回転シャフトと、この回転
シャフトの大径部7dと軸受プレートの一側面との間に
その中心部に小径部を挿通させつつ介在させたスライダ
ーワッシャー8と、軸受プレートの他側面に回転シャフ
トの小径部をその中心部に挿通させつつ介在させたスラ
ストワッシャー9、スプリングワッシャー10、及び押
え用ワッシャー11とから成り、小径部のかしめ部に雌
ネジ部9fを設け、雌ネジ部に取付ビス13を介してス
イッチ押圧部材12を取り付ける。
Description
【0001】
この考案は、とくにラップトップ型或は卓上型のワードプロセッサーやパソコ ン等のOA機器のディスプレー体を開閉する際に用いて好適な、OA機器用チル トヒンジに関する。
【0002】
従来、この種のチルトヒンジは、ディスプレー体を装置本体に対し、その使用 開成角度(90°〜135°)において任意の位置で安定停止保持することを要 し、そのための構成として、装置本体に取り付けられる取付ベースと軸受プレー トを直角方向に折り曲げて断面アングル形に構成した取付部材の軸受プレートに 軸受穴を設け、この軸受穴に鍔部を有する回転シャフトを挿通させ、軸受プレー トを挟んで左右にスライダーワッシャーとスプリングワッシャーをその中心部に それぞれ回転シャフトを挿通させつつ介在させ、回転シャフトの端部をかしめる ことにより軸受プレートの両側に摩擦力を生じさせ、回転シャフトを所定のトル クによってのみ回転するようにして、この回転シャフトに固着させたディスプレ ー体を使用開成角度の任意の位置で停止保持できるようにしたものが公知である 。
【0003】
この従来のOA機器用チルトヒンジは、摩擦力だけによってディスプレー体を その中間開成角度で保持するために、強いかしめトルクを必要とし、そのために 永年使用すると摩擦部分、とくに金属製のスプリングワッシャーと軸受プレート との間に摩耗が生じ、当初の回転トルクが減少し、ディスプレー体の使用開成角 度での停止保持能力が減退してしまうという欠点があった。
【0004】 さらに、このチルトヒンジで同時にOA機器のスイッチをONさせる構造とす ることが望まれた。
【0005】 この考案の目的は、摩耗を防止し永年使用の後においても、ディスプレー体の 使用開成角度における停止保持能力が落ちず、回転シャフトの回転によりOA機 器のスイッチをON、OFFできるように成した、OA機器用チルトヒンジを提 供せんとするにある。
【0006】
上述した目的を達成するためにこの考案は、装置本体側へ取り付けられる取付 ベースと軸受プレートから成る取付部材と、この取付部材の軸受プレートに一端 部に設けた小径部を軸受けさせたディスプレー体の支持部材を兼ねる回転シャフ トと、この回転シャフトの大径部と前記軸受プレートの一側面との間にその中心 部に小径部を挿通させつつ介在させたスライダーワッシャーと、前記軸受プレー トの他側面に前記回転シャフトの小径部をその中心部に挿通させつつ介在させた スラストワッシャー、スプリングワッシャー、及び押え用ワッシャーとから成り 、小径部をかしめることによって前記回転シャフトが所定の回転トルクを加えら れたときにのみ回転するように成すと共に、この小径部のかしめ部に中心部軸方 向へ雌ネジ部を設け、この雌ネジ部に取付ビスを介してスイッチ押圧部材を取り 付けたものである。
【0007】 その際、この考案は前記スラストワッシャーを燐青銅で構成したものである。
【0008】 この考案はさらに、前記スイッチ押圧部材側に介在させた押え用ワッシャーに 回り止め用の係止片を突設し、スイッチ押圧部材へ係止させたものである。
【0009】 そして、スイッチ押圧部材はこれを同時に軸受プレートより突設した係止片と 係合するストッパーとすることができる。
【0010】
取付部材の取付ベースを装置本体へ固着し、回転シャフトの取付部をディスプ レー体へ固着して、ディスプレー体を開閉させると、回転シャフトは軸受プレー トを挟んでワッシャーを介在させてかしめてあり、所定の回転トルクがないと回 転しないようになっているので、ディスプレー体を使用開成角度の任意の位置で 自由に停止させることができ、さらに回転シャフトと共に回転するスイッチ押圧 部材で、OA機器本体のスイッチをON、OFFすることができるものである。
【0011】 その際、スラストワッシャーを燐青銅で構成すると、耐摩耗性に富むことから 、さらに強いかしめトルクでかしめても、永年使用の後において摩耗によって回 転トルクが減退してしまうことを、可及的に防止することができるものである。
【0012】 そして、その際に押え用ワッシャーに回り止め用の係止片を設け、スイッチ押 圧部材へ係止させると、スイッチ押圧部材が単独で回転してしまうことがないの で、該スイッチ押圧部材が摩耗してしまうことがない。
【0013】 さらに、その際に回転シャフトに半径方向へ突出するストッパーピンを設け、 軸受プレートに前記ストッパーピンと当接する突片を設けると、ディスプレー体 の一定の開成角度においてストッパーピンが突片に当接し、それ以上の開放を阻 止されるものである。
【0014】
図面はこの考案の一実施例を示し、図1においてキーボード1を設けた、例え ばワードプロセッサーの装置本体2には、液晶を用いたディスプレー体4が突出 部3を介して開閉自在に取り付けられている。実施例ではディスプレー体4を開 いた状態のものを示してあるが、不使用時には閉じられており、ディスプレー体 4より突設させた係止片4a、4aが、装置本体2側に設けた係止穴2a、2a と係合しロックされている。
【0015】 ディスプレー体4を開閉させるヒンジは、図1のA視の部分に設置されており 、その構造は図2以下に示されている。
【0016】 図面によれば5は取付部材であり、装置本体2側に取り付けられている。この 取付部材5は取付ベース5aと軸受プレート5bを正面略L形を呈するように折 り曲げて成り、軸受プレート5bには軸受穴6が設けられている。この軸受穴6 には支持部材を兼ねる回転シャフト7がその小径部7cを軸受けさせている。こ の回転シャフト7は小径部7cに続いて大径部7dを有し、この大径部7dの一 側部両側を削り取ることによって構成した取付部7aには、そこに設けた取付穴 7e、7eを介してビス7b、7bでディスプレー体4の一部が固着されている 。
【0017】 回転シャフト7の大径部7dと軸受プレート5bの一側面との間には、合成樹 脂製のスライダーワッシャー8がその中心部に設けた挿通穴8aに小径部7cを 挿通させて介在させられており、軸受プレート5bの他側面には燐青銅製のスラ ストワッシャー9とスプリングワッシャー10とが、その挿通穴9a、10aへ 回転シャフト7の小径部7cを通すことによって介在させられている。このスプ リングワッシャー10にはさらに押え用ワッシャー11が、その挿通穴11aへ 回転シャフト7の小径部7cを通すことによって当接されており、この小径部7 cの端部をかしめることにより、スライダーワッシャー8とスラストワッシャー 9を取付部材5の軸受プレート5bの両側へ圧接させている。スラストワッシャ ー9は軸受プレート5bに設けた係止穴5dと係合する係止片9bを有している 。大径部7dの外径とスライダーワッシャー8の外径は略同一であり、金属製の 押え用ワッシャー11の外径とスプリングワッシャ−10の外径とは略同一であ ることから、スライダーワッシャー8とスラストワッシャー9とは、全面に渡っ て均等に取付部材5の軸受プレート5bへ圧接させられることになる。そして、 小径部7cのかしめ端側の軸方向に設けた雌ネジ部7fには、スイッチ押圧部材 12が取付ビス13によって固着されている。14、15はワッシャーである。
【0018】 図4乃至図5に示したようにスイッチ押圧部材12の一側に設置されているの は、OA機器のスイッチ16であり、ディスプレー体4の開閉動作にともなう回 転シャフト7の回転角度により、該スイッチ押圧部材12のカム部12aによっ てON、OFFされるものである。
【0019】 スプリングワッシャー10は、放射状かつ交互に3個の凹凸10b、10cが 等間隔に配置されて成り、この凹凸10b、10cの表面をいずれも平担に構成 してある。このことによりスプリングワッシャー10は、これと略同一の外径を 有する押え用ワッシャー11によって軸受プレート5b側に押圧されることにな り、軸受プレート5bとの間で大きな安定した摩擦力が得られる要因となるもの である。
【0020】 回転シャフト7の大径部7dにはストッパーピン16が突設されると共に、軸 受プレート5bにはこのストッパーピン16と当接する突片5cが設けられてい る。
【0021】 尚、回転シャフト7の小径部7bの端部をかしめる際のかしめトルクは、ディ スプレー体の重量により任意に選択し得る。
【0022】 ディスプレー体は実施例のようなワードプロセッサー用のもの以外にも、パソ コン等を始めとする各種のOA機器用のものであっても良いことは勿論である。
【0023】
この考案は以上のように構成したので、次のような効果を奏し得る。
【0024】 請求項1のように構成すると、小型で設置スペースを取らず、ディスプレー体 を任意の使用開成角度で安定的に停止保持させることができ、この安定停止保持 能力は永年に渡って変化することがない上に、ディスプレー体4の開閉操作によ り、同時に回転する回転シャフトに取り付けたスイッチ押圧部材によってOA機 器のスイッチを自動的にON、OFFさせることができるものである。
【0025】 その際に請求項2のように構成すると、小径部をより強くかしめることができ 、しかもよくスプリングワッシャーとなじみ、永年使用の後においても摩耗によ りディスプレー体の中間開成角度における停止保持能力が減退してしまうことが ない。
【0026】 また、請求項3のように構成すると、スラストワッシャーが回転シャフトと共 に回転してしまうことがないので、摩耗をより一層防止することができるもので ある。
【0027】 そして、請求項4のように構成すると、別にストッパーピンと係合する係止片 によって、ディスプレー体を一定の開成角度以上開かしめることがない。
【図1】この考案を実施した例えばワードプロセッサー
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】図1におけるA視の正面断面図である。
【図3】この考案に係るチルトヒンジの分解斜視図であ
る。
る。
【図4】図2の右側面図である。
【図5】図2の状態において回転シャフトを回転させた
状態を示す右側面図である。
状態を示す右側面図である。
2 装置本体 4 ディスプレー体 5 取付部材 5a 取付ベース 5b 軸受プレート 5c 突片 5d 係止穴 6 軸受穴 7 回転シャフト 7a 取付部 7b ビス 7c 小径部 7d 大径部 7e 取付穴 7f 雌ネジ部 8 スライダーワッシャー 9 スラストワッシャ− 9b 係止片 10 スプリングワッシャ− 11 押え用ワッシャ− 12 スイッチ押圧部材 12a カム部 13 取付ビス 16 ストッパーピン
Claims (4)
- 【請求項1】 装置本体側へ取り付けられる取付ベース
と軸受プレートから成る取付部材と、この取付部材の軸
受プレートに一端部に設けた小径部を軸受けさせたディ
スプレー体の支持部材を兼ねる回転シャフトと、この回
転シャフトの大径部と前記軸受プレートの一側面との間
にその中心部に小径部を挿通させつつ介在させたスライ
ダーワッシャーと、前記軸受プレートの他側面に前記回
転シャフトの小径部をその中心部に挿通させつつ介在さ
せたスラストワッシャー、スプリングワッシャー、及び
押え用ワッシャーとから成り、小径部をかしめることに
よって前記回転シャフトが所定の回転トルクを加えられ
たときにのみ回転するように成すと共に、この小径部の
かしめ部に中心部軸方向へ雌ネジ部を設け、この雌ネジ
部に取付ビスを介してスイッチ押圧部材を取り付けたこ
とを特徴とする、OA機器のチルトヒンジ。 - 【請求項2】 前記スラストワッシャーを燐青銅で構成
したことを特徴とする、請求項1のOA機器のチルトヒ
ンジ。 - 【請求項3】 前記スラストワッシャーが軸受プレート
に係止されていることを特徴とする、請求項1乃至請求
項2のOA機器のチルトヒンジ。 - 【請求項4】 前記回転シャフトが半径方向に突設した
ストッパーピンを有し、このストッパーピンが軸受プレ
ートに突設した突片と係合することを特徴とする、請求
項1のOA機器のチルトヒンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7716391U JP2520040Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | Oa機器用チルトヒンジ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7716391U JP2520040Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | Oa機器用チルトヒンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521081U true JPH0521081U (ja) | 1993-03-19 |
JP2520040Y2 JP2520040Y2 (ja) | 1996-12-11 |
Family
ID=13626120
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7716391U Expired - Lifetime JP2520040Y2 (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | Oa機器用チルトヒンジ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2520040Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP7716391U patent/JP2520040Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2520040Y2 (ja) | 1996-12-11 |
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Date | Code | Title | Description |
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R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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