JPH05210609A - 通信端末装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークステーション等がネットワークを介し
て画像データを受取った時、表示中の画像が画像リスト
のリアルタイムな更新によって変更されることのない、
画像参照リストのメンテナンス手段を有する端末装置の
提供を目的とする。 【構成】 画像表示装置１、画像メモリ２、入力デバイ
ス３、内部メモリ４、ＣＰＵ５、画像格納手段６、磁気
ディスク６’、ネットワークインターフェイス７、画像
リスト管理手段８、及び画像リスト管理手段８に含まれ
る画像判断手段９、．第１の画像リスト登録手段１０、
及び第２の画像リスト登録手段１１と、を有する通信端
末装置であって、第一の画像参照リスト（ディレクト
リ）を画像格納手段６に、第２の画像参照リストを磁気
ディスク６’に持っている。画像判別手段９はネットワ
ークを介して入力した画像データが画像表示装置に表示
されている画像と同じ類に属するか否かを判別し第２の
画像参照リストに画像ＩＤを加えるか否かの情報をオペ
レータに要求することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は通信端末装置に関し、特
に、ディレクトリ管理部分のメンテナンス手段を有する
画像表示ワークステーションに関する。

【０００２】

【従来の技術】ネットワークに接続する画像表示ワーク
ステーション等の通信端末装置の画像表示装置が画像を
表示している時、表示中の画像グループに属する新たな
画像がネットワークを介して他の装置等から送られてき
た場合、従来の技術ではワークステーション内の画像格
納装置（例えば、磁気ディスク）に画像データを格納す
ると同時に画像情報を管理するディレクトリに相当する
画像参照リストにそのまま画像ＩＤ等の画像情報の追加
・加入を行なっていた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】画像を表示するワーク
ステーション等の画像表示通信端末装置において、画像
を複数モニター表示するか、或いは一つのモニターにマ
ルチフレーム方式で表示している場合、そこに表示され
た各画像の並び順はオペレータの意思に反して不用意に
変更されるべきできないが、従来技術ではワークステー
ションを使用して画面を参照したりする際、例えば、マ
ルチフレームのワークステーションの場合に、図５Ａに
示されているように画像１、画像２、画像４、画像５の
順序で表示されている時、ネットワークを介して画像３
に相当する画像データが送られてくると、図５Ｂに示す
ように画面が突然画像１、画像２、画像３、画像４の順
に変るようなケースがしばしばあった。これは、従来の
技術にあっては画面に表示されている画像とディレクト
リの画像情報（例えば、画像ＩＤ）が一定の順序で対応
付けられているため、外部から画像データが送られてく
るとシステムは画像データを画像格納装置に格納すると
共にディレクトリに画像情報を追加するが、この場合デ
ィレクトリ内ではデータの類別毎に区分してグループ毎
に順序付けられて画像情報が書き込まれるため、送られ
てきて画像データが以前からあるデータとデータの間、
或いはグループとグループの間の順番を持っているとデ
ィレクトリ内の順序がディレクトリを書換える直前の順
序と異なる場合があることによるものであり、オペレー
タにとっては知らない間にディレクトリが書換えられる
ので、 ａ．画像選択時に参照した画像リストが、その後違った
並び順になってしまう、 ｂ．選択した画像と異なった画像及び画像群が表示され
てしまう、 ｃ．画像表示中にかってに新たな画像が挿入表示されて
しまう（上述の例）、といった不都合が生じていた。

【０００４】本発明は上記不都合を解消するため、ワー
クステーション等の端末装置がネットワークを介して画
像データを受取った時、現に表示されている画像が画像
リストのリアルタイムな更新によって不適切に更新され
ることのない、画像参照リストのメンテナンス手段を有
する端末装置の提供を目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】そこで、本発明では画像
ＩＤ等の画像情報リストを二重に持ち、第１のリストで
ファイル管理を、第２のリストでオペレータとの対話
（画像選択、表示等）に用いる、というように用途を分
けて管理し、第２のリストの更新のタイミングをオペレ
ータの指令により行なうことにより上記不都合を解消す
る。

【０００６】具体的には、本発明に基づく通信端末装置
は、画像表示装置と、ＣＰＵと、メモリーと、画像デー
タを格納する画像格納手段と、通信インターフェイスと
を含み、通信インターフェイスを介して通信ネットワー
クに接続する通信端末装置において、画像データの類別
情報列から構成される第１の画像参照リストと、画像デ
ータの類別情報列から構成される第２の画像参照リスト
と、通信ネットワークから通信インターフェイスを介し
て入力した画像データが画像表示装置に表示されている
画像と同じ類に属するか否かを判別するための画像判別
手段、第１の画像参照リストに通信インターフェイスを
介して入力した画像データの類別情報を登録／管理する
ための第１の登録／管理手段、及び第２の画像参照リス
トに通信インターフェイスを介して入力した画像データ
の類別情報を登録／管理するための第２の登録／管理手
段を含む画像リスト管理手段と、入力画像に関する情報
を表示する入力情報表示手段と、更新情報入力手段と、
を備えている。そして、通信ネットワークから通信イン
ターフェイスを介して画像データを入力した時その画像
データを格納手段に格納すると同時に、第１の登録／管
理手段がその画像データの類別情報を第１の画像参照リ
ストに登録し、画像判別手段がその画像データが画像表
示装置に表示中の画像と同じ類に属さないと判別した
時、第２の登録／管理手段がその画像データの類別情報
を登録し、画像判別手段がその画像データが画像表示装
置に表示中の画像と同じ類に属すると判別した時、前記
入力情報手段が入力画像に関する情報を表示し、前記更
新情報入力手段によって前記入力画像の類別情報を前記
第２の画像参照リストに登録するか否かの情報を入力す
る、ことを特徴とする。

【０００７】

【作用】上記構成により本発明に基づく通信端末装置
は、ワークステーション等の端末装置が第２の画像参照
リストを有しているので、端末装置が画像を表示中に新
しい画像をネットワークから受取ってもディレクトリと
しての第１の画像参照リストとは独立にオペレータが新
しい画像の登録を自らの意思で許可し第２の画像参照リ
ストを更新できるので、画像データを受取った時、現に
表示されている画像が画像参照リストのリアルタイムな
更新によって不適切に更新されることがない。

【０００８】

【実施例】図１は本発明に基づく通信端末装置の一実施
例としての画像表示ワークステーションの概要を示すブ
ロック図であり、画像表示装置１、画像メモリ２、更新
情報入力手段としての入力デバイス３、内部メモリ４、
ＣＰＵ５、画像格納手段としての光ディスク６、磁気デ
ィスク６’、ネットワークインターフェイス７、画像リ
スト管理手段８、及び画像リスト管理手段８に含まれる
画像判別手段９、第１の画像リスト登録／管理手段１
０、及び第２の画像リスト登録／管理手段１１が示され
ている。

【０００９】本実施例では画像情報の類別情報（例え
ば、グループ化された画像ＩＤ等）を含む情報列から構
成されている画像参照リスト（ディレクトリ）を光ディ
スク６及び磁気ディスク６’に持っており、光ディスク
６にある方を第１の画像参照リストとし、磁気ディスク
６’にある方を第２の画像参照リストとする（第３参
照）。第２の画像参照リストは通常ワークステーション
が稼働している時はメモリ４内にその全体が記憶され、
オペレータとの対話処理（リスト参照、画像選択、表
示、ソート、検索）などに用いられ、画像ワークステー
ションの使用終了時に内部メモリ４の記憶内容で更新さ
れる。また、画像判別手段９は通信ネットワークから通
信インターフェイス７を介して入力した画像データが画
像表示装置に表示されている画像と同じ類に属するか否
かを判別する。

【００１０】図２は本発明の画像リスト管理手段８によ
る処理例を示すフローチャートであり、図３Ａは第１の
画像参照リストを、図３Ｂは第２の画像参照リストを示
し、図４Ａは画像入力情報表示手段によって画像表示装
置１上に表示された画像入力情報を示し、部分図４Ｂは
その画像入力情報の拡大図である。以下、本発明に基づ
く端末装置の動作を図２、図３、及び図４に従って説明
する。

【００１１】画像表示ワークステーションにはオンライ
ンで通信ネットワークからネットワークインターフェイ
ス７を介して順次画像データが送られてくる。画像表示
装置１に例えば、グループ「００１」に属する画像（単
数でも可）を表示している時（ステップ２１）、ネット
ワークから送られてきた画像データは逐次光ディスク６
に画像データの関連画像毎（画像データの類別毎）にグ
ルーピング（類別）して格納される（ステップ２２）。

【００１２】それと同時に画像判別手段９を介して入力
された画像リストの類別情報としての画像ＩＤを第１の
画像リスト登録／管理手段により第１の画像リストに登
録する（ステップ２３）。

【００１３】また、画像判別手段は入力された画像デー
タが現在画像表示装置１に表示中の画像グループに属し
ているか否かをチェック（ステップ２４）し、属してい
ない場合には、第２の画像リスト登録／管理手段を作動
させ、入力された画像リストの類別情報としての画像Ｉ
Ｄを第２の画像リストに登録する（ステップ２８）。

【００１４】オペレータは第２の画像参照リスト（図３
Ｂ）をモニター上に表示させて画像を選択、表示させ
る。通常第１の画像参照リスト（図３Ａ）はオペレータ
に表示しない。言換えれば、ファイル管理等の内部的な
処理をする場合は第１の画像参照リストを用いて行な
い、オペレータの対話処理（リスト参照、画像選択、表
示、ソート、検索等）を行なう場合には第２の画像参照
リストを用いる。具体的には、あるグループ（類別）に
属するいくつかの画像が画像表示装置１に表示中の時、
上記ステップ２１〜２８により、ネットワークから新た
な画像データの転送が行なわれ、その画像データがワー
クステーション内の画像格納手段（光デイスク６）に格
納された場合、第１の画像参照リストにはそのまま新し
い画像ＩＤ（画像類別情報）がリアルタイムで登録され
る。そして、新たに格納された画像が現在表示している
画像群に属しているかどうかを判断して、属していない
場合のみ第２の画像リストに登録する。

【００１５】入力された画像データが現在画像表示装置
１に表示中の画像グループに属している場合には入力し
た画像データが現在画像表示装置に表示中の画像グルー
プに属していることを画像入力情報表示手段、例えば、
図４Ａ、図４Ｂに示すウインドウ４４、によって画像表
示装置１を介してオペレータに知らせる（ステップ２
５）。

【００１６】オペレータは入力された画像を表示中の画
像と共に表示するため、その画像データの画像ＩＤを第
２の画像参照リストに加える（ステップ２８）か否か
（ステップ２９）の情報を、入力デバイス（例えば、マ
ウス等）３によって入力する（ステップ２６）。言換え
れば、新たな関連画像が格納されたことがウインドウ４
４に表示された時、それを見たオペレータがその関連画
像を画像表示装置１に表示させたい場合に第２の画像参
照リストを更新する。表示させたくない場合はその儘に
しておけばよい。この場合、第２の画像参照リストは更
新されず、ネットワークを介して画像データの入力があ
っても第２の画像は更新されない（例えば、図３Ａでグ
ループ「００１」に属する画像のＩＤ「０１９」が第１
の画像参照リストには登録されているが、オペレータの
登録許可を受けていないので第２の画像参照リストには
登録されていない）。

【００１７】第２の画像参照リストに画像ＩＤを加えた
あとは次の画像データがネットワークを介して入力する
まで待ちループに入る。オペレータが画像ＩＤの第２の
参照リストへの加入を許可しない場合は表示されていた
グループ「００１」に属する画像が画像表示装置１の画
面上から除去されたか否かをチャックし（ステップ２
７）、除去されていない場合は次の画像データがネット
ワークを介して入力するまで待ちループに入り、除去さ
れている場合はオペレータが画像ＩＤの第２の参照リス
トへの加入を許可しなかった画像ＩＤを全て第２の画像
参照リストに加える（ステップ２９）。この様に第２の
画像参照リストの更新をオペレータの指示により行なう
ため、表示中の画像の順序が変ったりするような現象は
起きない。

【００１８】上記実施例において、第２の画像参照リス
トを第１の参照リストと別の記憶装置に設けたが、第２
の画像参照リストと第１の参照リストは同じ記憶装置に
あってもよく、また、第１の画像参照リストを端末装置
又は処理業務の起動時に内部記憶装置にコピーして第２
の参照リストとしてもよい。第２のリストは揮発性メモ
リ上例えばＲＡＭに起動時に作成してもよい。また、画
像格納装置を光ディスクとしたがこれに限られることな
く、画像データを収納し得る大容量記憶装置ならばよ
い。 ＜変形例＞

【００１９】変形例として、本発明の構成を利用して、
現在表示中の画像グループについてのみ第２の画像参照
リストを作成し、そのリストを基に画像選択、表示等の
一連の対話処理を行なうことも可能である。そして、そ
のグループの画像の表示が終了した時点で第２の画像参
照リスト上のそのグループに対応する行を消去して行
き、表示しない画像についての対話処理は、従来通り第
１の画像参照リストを参照して行なうことができる。

【００２０】以上本発明の一実施例及び一変形例につい
て説明したが、本発明は上記実施例及び変形例に限定さ
れるものではなく、種々の変形実施が可能であることは
いうまでもない。

【００２１】

【発明の効果】上記構成により本発明に基づく通信端末
装置は、ワークステーション等の端末装置が第２の画像
参照リストを有していることから、端末装置が画像を表
示中に新しい画像をネットワークから受取ってもディレ
クトリとしての第１の画像参照リストとは独立にオペレ
ータが新しい画像の登録を自らの意思で許可し第２の画
像リストを更新できるので、画像データを受取った時、
現に表示されている画像が画像リストのリアルタイムな
更新によって不適切に更新されることがないので、画像
の並び順の混乱や誤表示等を防止し得る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に基づく通信端末装置の一実施例の概要
を示すブロック図である。

【図２】本発明の画像リスト管理手段による処理例を示
すフローチャートである。

【図３】画像参照リストの一例を示し、部分図Ａは第１
の画像参照リストを、部分図Ｂは第２の画像参照リスト
を示す。

【図４】部分図Ａは画像入力情報表示手段によってＣＲ
Ｔ上に表示された画像入力情報を示し、部分図Ｂはその
画像入力情報の拡大図である。

【図５】ネットワークを介して画像が従来のワークステ
ーションに入力した場合の画像の並び順が変った一例を
示し、部分図Ａは画像が入力する前の従来のワークステ
ーションに表示中の画像の順序を示し、部分図Ｂはネッ
トワークを介して画像が入力したあとの表示画像の順序
を示す。

【符号の説明】

１ 画像表示装置 ２ 画像メモリ ３ 入力デバイス（更新情報入力手段） ４ 汎用メモリ ５ ＣＰＵ ６ 光ディスク（画像格納手段） ７ ネットワークインターフェイス（通信インターフェ
イス） ８ 画像リスト管理手段 ９ 画像判別手段 １０ 第１の画像リスト登録／管理手段 １１ 第２の画像リスト登録／管理手段 ４４ ウインドウ（画像入力情報表示手段）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 画像表示装置と、ＣＰＵと、メモリー
   と、画像データを格納する画像格納手段と、通信インタ
   ーフェイスとを含み、通信インターフェイスを介して通
   信ネットワークに接続する通信端末装置において、 画像データの類別情報列から構成される第１の画像参照
   リストと、 画像データの類別情報列から構成される第２の画像参照
   リストと、 前記通信ネットワークから前記通信インターフェイスを
   介して入力した画像データが前記画像表示装置に表示さ
   れている画像と同じ類に属するか否かを判別するための
   画像判別手段、 第１の画像参照リストに前記通信インターフェイスを介
   して入力した画像データの類別情報を登録／管理するた
   めの第１の登録／管理手段、 及び第２の画像参照リストに前記通信インターフェイス
   を介して入力した画像データの類別情報を登録／管理す
   るための第２の登録／管理手段を含む画像リスト管理手
   段と、 入力画像に関する情報を表示する画像入力情報表示手段
   と、 更新情報入力手段と、を有し、 前記通信ネットワークから前記通信インターフェイスを
   介して画像データを入力した時、その画像データを前記
   格納手段に格納すると同時に前記第１の登録／管理手段
   がその画像データの類別情報を第１の画像参照リストに
   登録し、前記画像判別手段がその画像データが前記画像
   表示装置に表示中の画像と同じ類に属さないと判別した
   時、前記第２の登録／管理手段がその画像データの類別
   情報を登録し、前記画像判別手段がその画像データが前
   記画像表示装置に表示中の画像と同じ類に属すると判別
   した時、前記入力情報手段が入力画像に関する情報を表
   示し、前記更新情報入力手段によって前記入力画像の類
   別情報を前記第２の画像参照リストに登録するか否かの
   情報を入力する、ことを特徴とする通信端末装置。