JPH0521014U - 吊り天井構造及び吊り天井等の吊り具 - Google Patents
吊り天井構造及び吊り天井等の吊り具Info
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- JPH0521014U JPH0521014U JP7776891U JP7776891U JPH0521014U JP H0521014 U JPH0521014 U JP H0521014U JP 7776891 U JP7776891 U JP 7776891U JP 7776891 U JP7776891 U JP 7776891U JP H0521014 U JPH0521014 U JP H0521014U
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- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 複数本の吊り具2…と、これら吊り具2…で
吊下げられた水平桟10…と、これら水平桟10…に掛
け渡された天井パネル20…とからなる吊り天井構造
1。 【効果】 吊り天井1を吊り具2…、水平桟10…及び
天井パネル20…で構成したので、天井パネル20の無
い状態で水平桟10…の高さ調整ができる。そして、天
井パネル20は後から水平桟10…に掛け渡せば良いの
で、天井パネル20の取付け工事は極めて簡単になる。
吊下げられた水平桟10…と、これら水平桟10…に掛
け渡された天井パネル20…とからなる吊り天井構造
1。 【効果】 吊り天井1を吊り具2…、水平桟10…及び
天井パネル20…で構成したので、天井パネル20の無
い状態で水平桟10…の高さ調整ができる。そして、天
井パネル20は後から水平桟10…に掛け渡せば良いの
で、天井パネル20の取付け工事は極めて簡単になる。
Description
【0001】
本考案は建築躯体天井から吊下げられる吊り天井構造及び吊り天井に好適な吊 り具に関する。
【0002】
建築躯体の内部に内装工事の一環でトイレルーム等の室を組立てることは普通 に行われている。
【0003】 例えば、実開昭62−11917号公報の第9図に示される通り、トイレルー ム等の吊り天井パネル9は柱もしくは壁面2に合せてフチ切り(サイジング)さ れた後、野縁8、クリップ7、野縁受け6を介して高さ調整ボルト付きの吊り金 具5で、壁面連結梁4に吊り下げられる。
【0004】
前記天井パネル9は現場でのフチ切りサイジング工事が必須であるために施 工が面倒であり且つ施工時間も長くなる。
【0005】 又、高さ調整ボルトのナットを回転することで天井パネル9の高さ及びレベル 調整する為に、作業員の手がボルトやナットに容易に到達できる必要があり、そ の為にボルト、ナットの配置が限定されたり、この付近の作業スペースを十分に 大きくする必要があり、調整作業も容易でなく調整時間も長い。
【0006】 そこで、本考案の目的は、吊り天井構造における天井パネルのフチ切り工事の 廃止と、調整容易な吊り具を提供することにある。
【0007】
上記目的を達成すべく本考案は、吊り天井を複数本の水平桟とこれら水平桟に 掛け渡された天井パネルとから構成する。
【0008】 又、吊り天井等の吊り具を十分に長い第1ロッド及び第2ロッドと、側面視略 く字形状とされそれの第1辺並びに第2辺に、前記第1ロッドが挿通する第1・ 第2挿通孔並びに前記第2ロッドが挿通する第3・第4挿通孔が明けられたとこ ろの中継金具とから構成する。
【0009】
複数本の水平桟を吊り具で天井等から吊下げる。これら水平桟に天井パネルを 掛け渡すごとくに嵌め込めば良い。
【0010】 又、吊り具については立て向きとされた前記第1ロッドの下端部を中継金具の 第1・第2挿通孔に挿入し、且つ立て向きとされた前記第2ロッドの上端部を中 継金具の第3・第4挿通孔に挿入することで、組立てれば良く、第1ロッドと中 継金具及び中継金具と第2ロッドは垂直力による摩擦作用で止まっているので、 上向き力を加えることで高さ調整は随時実施可能である。
【0011】
本考案の実施例を添付図面に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向 きに見るものとする。
【0012】 図1は本考案の吊り天井構造の分解図であり、吊り天井1は吊り具2…と、複 数本の水平桟10…と、天井パネル20…とからなる。これらの構成要素につい て次に詳しく説明する。
【0013】 図2は本考案に係る吊り具の正面図、図3は図2の3矢視図である。 吊り具2は十分に長い第1ロッド3及び第2ロッド4と中継金具6とからなり 、第1ロッド3及び第2ロッド4は一端がJ型に曲げ加工され、他端にネジ部3 a、4aを有し、これらネジ部3a、4aに抜け止め用のダブルナット5,5が ねじ込まれている。
【0014】 又、中継金具6は図3に示す通り、側面視略く字形に曲げ加工され、その第1 辺6a並びに第2辺6bに第1ロッド3の為の第1・第2挿通孔6c、6dが明 けられ、同様に図2に示す通り第1辺6a並びに第2辺6bに第2ロッド4の為 の第3・第4挿通孔6e、6fが明けられている。図2中、6g,6gは切込み 部である。
【0015】 図4は本考案に係るクリップ機構及び水平桟断面図であり、吊り具2と水平 桟10との連結機構を示す。 例えば、アルミニウム製で引き抜き加工された、変形H断面の水平桟10の上 部にクリップ係止溝11,11が形成され、中間に絶縁材12,12を介して銅 板等の給電導体13…が取付けられ、下部に多目的溝14…が形成されている。
【0016】 一方、クリップ機構15は2個のアングル16,16とボルト17との組合せ 品であり、図示する如く、アングル16,16のフランジ16a,16aをクリ ップ係止溝11,11に差込み、ボルト17を締め上げることでクリップ機構1 5は水平桟10に固定状態となる。 上記ボルト17をゆるめることで、クリップ機構15は図面表裏方向に移動自 在になる。 そして上記ボルト17に第2ロッド4の下端を係止させている。
【0017】 図5は本考案の天井パネルの断面図であり、天井パネル20はステンレス鋼、 アルミニウム等の薄板を板金加工にてフチ曲げしてなりいわゆる弁当箱の蓋の形 状を呈し、フチが断面係数を高めているので曲げ剛性は大きく、又、左右のフチ に鉤部材21…がリベット止め又はスポット溶接止めされている。これら鉤部材 21は図示する如く水平桟10の上面部分に嵌合する。
【0018】 以上の構成からなる吊り天井構造及び吊り具の作用を次に述べる。 図6(a),(b)は作用説明図であり、図6(a)の建築躯体天井23等の フック24に第1ロッド3を掛け、第2ロッド4をボルト17に掛ける如くして 、水平桟10を仮吊りする。
【0019】 図6(b)に示す通り第1ロッド3、第2ロッド4に矢印方向のテンションが 作用すると、中継金具6はL1からL2へ微小回転する。この回転により第1〜 第4挿通孔6c〜6fと第1・第2ロッド3,4の間にf1,f2なる圧縮力が 働き、結果、これらに摩擦係数μを乗じた値μf1,μf2に相当する摩擦力が 発生し、第1ロッド3と第2ロッド4は矢印方向にはロック(非移動)状態にな る。
【0020】 反面、第1・第2ロッド3,4のテンションを弱めて、図6(b)のL1の位 置に中継金具6を戻すことで、上記圧縮力は消失するので、第1・第2ロッド3 ,4を自在に上下動することができる。
【0021】 よって、水平桟10が所望の高さ及び水平度になるまで、水平桟10自身をゆ っくりと上下させることによって、吊り具2の長さ調整が容易に行える。
【0022】 複数本の水平桟10…が並設できたら、図1に示す通りに水平桟10…に天井 パネル20…を上から掛け渡せば良い。
【0023】 図7は本考案の吊り天井の構成例図であり、天井パネル20にダウンライト2 5や空調ダクト26を取付けることは自由であり、且つ、水平桟10の多目的溝 14に照明器具27,28を取付け、これら照明器具27,28の給電を給電導 体13から受ければケーブルレスで見栄えが良い。
【0024】 尚、図2に示した抜け止め用のダブルナット5,5は、第1・第2ロッド3, 4が中継金具6から抜ける不具合を防止するためのものである。
【0025】 又、図2に示した吊り具2は吊り天井1に好適であるが、一般の重量物の吊り 具に流用することは差し支えない。
【0026】
以上に述べた通り本考案は吊り天井を吊り具、水平桟及び天井パネルで構成し たので、天井パネルが無い状態で水平桟の高さ調整ができる。そして、天井パネ ルは後から水平桟に掛け渡せば良い。 天井パネルはフチ切り工事をすること無く、水平桟に組込める。
【0027】 又、吊り具を第1・第2ロッドと中継金具とで構成することで、例えば水平桟 を下方から上下するだけで水平桟の高さが簡単に変更できる。よって本発明によ れば、吊り天井の現場施工が極めて容易になり、施工期間が大幅に短縮出来る。
【図1】本考案の吊り天井構造の分解図
【図2】本考案に係る吊り具の正面図
【図3】図2の3矢視図
【図4】本考案に係るクリップ機構及び水平桟断面図
【図5】本考案の天井パネルの断面図
【図6】作用説明図
【図7】本考案の吊り天井の構成例図
1…吊り天井、2…吊り具、3…第1ロッド、4…第2
ロッド、6…中継金具、6a…第1辺、6b…第2辺、
6c…第1挿通孔、6d…第2挿通孔、6e…第3挿通
孔、6f・・・第4挿通孔、10・・・水平桟、20・・・天井
パネル、23・・・建築躯体の天井。
ロッド、6…中継金具、6a…第1辺、6b…第2辺、
6c…第1挿通孔、6d…第2挿通孔、6e…第3挿通
孔、6f・・・第4挿通孔、10・・・水平桟、20・・・天井
パネル、23・・・建築躯体の天井。
Claims (2)
- 【請求項1】 建築躯体の天井等から複数本の吊り具を
介して吊下げられた吊り天井において、この吊り天井
は、前記吊り具で吊下げられた複数本の水平桟と、これ
ら水平桟に掛け渡された天井パネルとからなることを特
徴とする吊り天井構造。 - 【請求項2】 建築躯体の天井から吊り天井等を吊下げ
るための吊り具であって、この吊り具は、十分に長い第
1ロッド及び第2ロッドと、側面視略く字形状とされそ
れの第1辺並びに第2辺に、前記第1ロッドが挿通する
第1・第2挿通孔並びに前記第2ロッドが挿通する第3
・第4挿通孔が明けられたところの中継金具とからな
り、立て向きとされた前記第1ロッドの下端部を中継金
具の第1・第2挿通孔に挿入し、且つ立て向きとされた
前記第2ロッドの上端部を中継金具の第3・第4挿通孔
に挿入することで組立て構成されることを特徴とした吊
り天井等の吊り具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7776891U JPH0521014U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 吊り天井構造及び吊り天井等の吊り具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7776891U JPH0521014U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 吊り天井構造及び吊り天井等の吊り具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0521014U true JPH0521014U (ja) | 1993-03-19 |
Family
ID=13643128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7776891U Pending JPH0521014U (ja) | 1991-08-30 | 1991-08-30 | 吊り天井構造及び吊り天井等の吊り具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0521014U (ja) |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5066921A (ja) * | 1973-10-20 | 1975-06-05 | ||
JPS57161248A (en) * | 1981-03-28 | 1982-10-04 | Arata Ishikawa | Apparatus for hanging ceiling board |
JPS637445A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-13 | 株式会社 冨士精密製作所 | 天井パネル |
JPS6340405B2 (ja) * | 1981-04-08 | 1988-08-11 | Nippon Kayaku Kk | |
JPH02142005A (ja) * | 1988-11-22 | 1990-05-31 | Tobishima Corp | 照明装置 |
JP3086924B2 (ja) * | 1990-09-03 | 2000-09-11 | 武田薬品工業株式会社 | 殺虫組成物 |
-
1991
- 1991-08-30 JP JP7776891U patent/JPH0521014U/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS5066921A (ja) * | 1973-10-20 | 1975-06-05 | ||
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
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