JPH052096U - 地震波形解析記録装置 - Google Patents

地震波形解析記録装置

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JPH052096U
JPH052096U JP5626991U JP5626991U JPH052096U JP H052096 U JPH052096 U JP H052096U JP 5626991 U JP5626991 U JP 5626991U JP 5626991 U JP5626991 U JP 5626991U JP H052096 U JPH052096 U JP H052096U
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JP
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waveform
analog
expanded
thermal
thermal paper
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Application number
JP5626991U
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English (en)
Inventor
正光 工藤
Original Assignee
株式会社高見沢サイバネテイツクス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高い異常周波数の地震観測波形が感熱紙上に
時間軸に関して拡張されたアナログ波形として拡張され
た時刻マークと共に描出して排出されるようになした地
震波形解析記録装置の提供。 【構成】 地震振動を検出するセンサと、該センサから
の電気的アナログ信号をデジタル信号に変えるA−D変
換器(アナログーデジタル変換器)と、前記A−D変換
器からのデジタル信号をCPU(中央処理装置)からのク
ロック信号と共に経時的に記憶するRAM(ランダムア
クセスメモリ)と、全体装置の操作に必要な固定プログ
ラムが記憶されるROM(リードオンリイメモリ)と、
一定速度で紙送りされる感熱紙と、観測波形に高い異常
周波数の地震振動波形が発生した際に前記RAMの記憶
内容を前記紙送り速度よりも遅延して、拡張されたアナ
ログ波形として拡張されたクロック信号と共に出力する
CPUと、前記CPUからの拡張されたアナログ波形を
拡張された点状の時刻マークと共に前記感熱紙面に発熱
出力するサーマルヘッドとから構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はサーマルプリンタにより感熱紙上に地震波形入力の時間に対する変位 をアナログ波形として描出して排出する地震波形解析記録装置に関するもので、 特にサーマルプリンタで解析可能に描出することのできない地震波形を拡張され たアナログ波形として拡張された時刻マークと共に感熱紙上に描出し排出する地 震波形解析記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
地震振動波形などの記録はそのシステムの異常の検出、地震予知のための統計 資料などとして記録又は保存しておくことがより望ましいが、このような記録の 手段としては、(1)アート紙に石油ランプのすすを薄くつけ、細いペン先でそ れを引っ掻き落として記録し、後でニスで記録を定着する「すす書き記録」方式 や(2)インクが供給されているペン先をロール状の記録紙上に当てて、インク 書き記録する「インク書き記録」方式等があるが、(1)方式では保守と記録の 保存に問題があり、また(2)方式ではインクが詰まったり、ボタ落ちする等の 問題、描線がかすれたり、大振幅時にインクが飛散したりする等の問題がある。 そこで、(3)熱素子を備えたサーマルヘッドを用いてジュール熱で感熱紙表 面を熱して発色し描出するサーマルプリンタによる記録方式が好適なものとして 用いられている。このようなサーマルプリンタによる方式は低騒音、低振動で信 頼性も高くその上乾式であるなどの各種の長所を有しているのである。
【0003】 しかし、実際はこのようなな長所が有るにもかかわらず、使用は困難である。 その理由は、サーマルヘッドと感熱紙などによって規制されて感熱紙の最大紙 送り速度は約50mm/秒程度にとどまり、このような紙送り速度の限界付近では 例えば約15〜20Hz以上の高い異常周波数の地震振動波形の場合、図2に示す ごとく感熱紙上に秒マーク10と共に波形11は記録されているにしても解析不 可能な程度に波形を描く線が詰まって描かれ、黒く塗りつぶされた状態になって しまうためである。 そこでこの紙送り速度の限界以上の速い速度で感熱紙を送って波形描線の詰ま りを無くそうとしても、この場合は感熱紙の必要個所が発色するに充分な程度の 熱量をサーマルヘッドから取得することができず、よって前記の物理的振動の変 位に発色が追随することが不可能となるのである。 したがって、例えば前記したような約15〜20Hz以上の高い異常周波数の地 震振動波形を解析することを目的として感熱紙上に記録することは現実的に不可 能であった。 なお、本考案明細書においていう、「高い異常周波数の地震振動波形」とは、 約15〜20Hz以上の周波数の地震振動波形を意味する。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案は上述したような問題点を解決するために案出されたもので、すなわち 、地震振動を検出するセンサと、該センサからの電気的アナログ信号をデジタル 信号に変えるA−D変換器(アナログーデジタル変換器)と、前記A−D変換器か らのデジタル信号をCPU(中央処理装置)からのクロック信号と共に経時的に記 憶するRAM(ランダムアクセスメモリ)と、全体装置の操作に必要な固定プログ ラムが記憶されるROM(リードオンリイメモリ)と、一定速度で紙送りされる 感熱紙と、観測波形に高い異常周波数の地震振動波形が発生した際に前記RAM の記憶内容を前記紙送り速度よりも遅延して、拡張されたアナログ波形として拡 張されたクロック信号と共に出力するCPUと、前記CPUからの拡張されたア ナログ波形を拡張された点状の時刻マークと共に前記感熱紙面に発熱出力するサ ーマルヘッドとから構成され、高い異常周波数の地震観測波形が感熱紙上に時間 軸に関して拡張されたアナログ波形として拡張された時刻マークと共に描出して 排出されるようになしたことを特徴とする地震波形解析記録装置である。
【0005】
【実施例】
以下に本考案の実施例を図面を参照して説明する。 図1は本考案の地震波形解析記録装置の一実施例の構成図であり、図中、1は センサであって、地震振動を検出しアナログ変位として出力するものである。 このセンサ1は地震記録計における換振器(大地震動を電圧に変換する)に相当 するものである。2はアナログーデジタル変換器で、前記のセンサ1の出力であ るアナログ信号を入力とし、これをデジタル信号として出力する。3はランダム アクセスメモリ(RAM)で、データバス4を経てくる前記アナログーデジタル変 換器2の出力を例えば線形リスト状にメモリの所定番地に順次に記録するもので ある。このような波形の記憶操作に際しては中央処理装置(CPU)5を介して同 時に時刻マーク、例えば秒マークも記憶される。
【0006】 以上の操作は前記のデータバス4の他にコントロールバス6及びアドレスバス 7も関与して行なわれ、サーマルプリンタのサーマルヘッドと感熱紙などによっ て規制される速度限界以上の速度で実行される。このような速度限界は前記した ように周波数で表現すると約15〜20Hzであり、この値は更に詳しく言うと、 通常の使用のサーマルヘッドのサーマルドットの径、使用個数、感熱紙の発色感 度に関連するが、サーマルドットの径0.15mm、使用個数6個(1mm当たり )の場合ではこのような約15〜20Hz程度で既に解析が不能となる。
【0007】 8はリードオンリイメモリで、本装置の操作に必要な固定フログラムが記憶さ れる。9はサーマルプリンタで、抵抗体に電流を流した時に発生するジュール熱 により発熱する熱素子即ちサーマルドットを含んでいるサーマルヘッドで感熱紙 表面の必要個所を熱して発色させて波形を描出する。感熱紙上への波形の描出は サーマルヘッドと感熱紙などによって規制されるプリンタの速度限界以内の速度 即ち上述したような速度でサーマルヘッドを動作させ感熱紙を送って感熱紙上に 時間軸に沿って実行される。サーマルドットによるアナログ波形は拡張されたも のとして、同様に間隔の拡張された時刻マーク、例えば秒マークと共に描出され 、サーマルプリンタから排出される。
【0008】 図2は従来の記録装置から排出された記録済みの感熱紙面を示し、その表面に は秒マーク10及び波形11(15Hz)が描かれているが、ほとんど黒く塗りつ ぶされ解析不能な状態を呈している。 図3は本考案の地震波形解析記録装置からのものの同一波形を記録した感熱紙 面を示し、その表面には同様に秒マーク12及び波形13が描かれているが、こ の場合は時刻マーク12及び波形13がいずれも時間軸に沿って大幅に拡張され た状態となっており図2の場合と同一の周波数の波形であるにもかかわらず、明 らかに解析可能な状態となっている。
【0009】
【考案の効果】
本考案は以上に説明したように、センサから到来する地震動変位をアナログー デジタル変換した後、その出力を時刻マークと共に時間経過に対応させてサーマ ルヘッドと感熱紙などによって規制される速度限界以上の速度で順次にメモリに 記憶し、次いでこうして記憶されたメモリの内容をサーマルヘッドと感熱紙など によって規制される速度限界以下の速度でサーマルヘッドを動作させ感熱紙を送 って感熱紙上に時間軸に関して拡張されたアナログ波形として拡張された時刻マ ークと共に描出し排出するようにしたものであるから、従来解析不可能であった 地震動変位の波形を明瞭に記録することができる。 そしてこの場合、地震波形は時刻マークと完全に対応しているので解析は非常 に精密かつ正確に処理することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例の地震波形解析記録装置の構成図
【図2】従来技術による記憶装置から排出される記憶済
みの感熱紙面を示す図、
【図3】本考案実施例装置から排出される記録済みの感
熱紙面を示す図
【符号の説明】
1 センサ 2 アナログーデジタル変換器 3 ランダムアクセスメモリ 4 データバス 5 中央処理装置 6 コントロールバス 7 アドレスバス 8 リードオンリイメモリ 9 サーマルプリンタ 10 秒マーク 11 波形 12 秒マーク 13 波形

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 地震振動を検出するセンサと、該センサ
    からの電気的アナログ信号をデジタル信号に変えるA−
    D変換器(アナログーデジタル変換器)と、前記A−D
    変換器からのデジタル信号をCPU(中央処理装置)から
    のクロック信号と共に経時的に記憶するRAM(ランダ
    ムアクセスメモリ)と、全体装置の操作に必要な固定プ
    ログラムが記憶されるROM(リードオンリイメモリ)
    と、一定速度で紙送りされる感熱紙と、観測波形に高い
    異常周波数の地震振動波形が発生した際に前記RAMの
    記憶内容を前記紙送り速度よりも遅延して、拡張された
    アナログ波形として拡張されたクロック信号と共に出力
    するCPUと、前記CPUからの拡張されたアナログ波
    形を拡張された点状の時刻マークと共に前記感熱紙面に
    発熱出力するサーマルヘッドとから構成され、高い異常
    周波数の地震観測波形が感熱紙上に時間軸に関して拡張
    されたアナログ波形として拡張された時刻マークと共に
    描出して排出されるようになしたことを特徴とする地震
    波形解析記録装置。
JP5626991U 1991-06-24 1991-06-24 地震波形解析記録装置 Pending JPH052096U (ja)

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JP5626991U JPH052096U (ja) 1991-06-24 1991-06-24 地震波形解析記録装置

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JPH052096U true JPH052096U (ja) 1993-01-14

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ID=13022371

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116805462A (zh) * 2023-08-23 2023-09-26 济南科明数码技术股份有限公司 一种地震模拟体验装置的信号测量系统

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116805462A (zh) * 2023-08-23 2023-09-26 济南科明数码技术股份有限公司 一种地震模拟体验装置的信号测量系统
CN116805462B (zh) * 2023-08-23 2023-11-10 济南科明数码技术股份有限公司 一种地震模拟体验装置的信号测量系统

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