JPH0520950B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、全番組について少なくとも１頁分
と、１ないし複数の特定番組については全頁分を
メモリに記憶し、このメモリに記憶された文字放
送信号をアツプダウンキーによつて頁毎に順方向
または逆方向に読み出して表示をするようにした
文字放送受信機に関するものである。

「従来の技術」 一般に、文字放送において１ページの送出間隔
は読み取る時間等を考慮して運用制度事項では20
〜30秒以下とされている。従つて、番組、頁を選
択しても、一定時間待たされる。

そこで、メモリに記憶しておいた文字放送信号
を読み出し表示することが考えられるが、この場
合、全番組について少なくとも１頁分、特定番組
については全頁分をメモリに記憶し、アツプダウ
ンキーにより頁毎に順方向または逆方向に読み出
して表示できることが望まれていた。

「問題点を解決するための手段」 本発明は上述のような問題点を解決するために
なされたもので、入力したテレビ映像信号より文
字放送信号を抜き取り処理する抜き取り回路と、
前記文字放送信号をデジタル信号に変換する回路
と、変換された全番組の最新の番組データの中の
少なくとも１頁分と特定番組については全頁分と
を記憶する番組データ格納用メモリと、表示され
た画面を頁単位で順方向または逆方向に切換える
アツプダウンキーと、前記特定番組以外の番組に
ついて番組データ格納用メモリへの最新のデータ
の書き換え指令、文字放送の画像処理指令、前記
番組の頁毎に順方向または逆方向に番組データを
読み出し指令をするプログラムROMと、最新の
データの書き換え制御、画像処理制御、読み出し
方向の制御を行なうCPUとを具備してなるもの
である。

「作用」 TV映像信号から抜き取り回路で文字放送信号
を抜き取り、全番組の少なくとも１頁分と、特定
の番組の全頁分の番組データをメモリに記憶す
る。特定番組以外の番組については最新のデータ
が入力するとそれを書き換えるが、特定番組につ
いては書き換えずに記憶する。ここで、アツプダ
ウンキーの操作によりメモリ内の頁毎にデータを
読み出して表示する。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。

１はテレビ映像信号入力端子で、この映像信号
入力端子１には波形等化回路２を介して同期信号
発生回路３とデータ・クロツク発生回路４が結合
され、このデータ・クロツク発生回路４にはイン
ターフエース５を介して誤り訂正回路６が結合さ
れ、さらに番組データを１時的にストアするパケ
ツトバツフア７に結合されるとともにバスバツフ
ア８に結合されている。９は画像処理CPUで、
このCPU９にはバスライン１０を介して文字放
送用プログラムROM１１、文字放送番組の番組
データを記憶するメモリ１５、番組番号を記憶す
る不揮発性メモリ１２、CGROM１６、プリンタ
インターフエース１７、メロデイ処理用CPU１
８、CRTC１９、システム全体を制御するシステ
ム制御用CPU２０がそれぞれ結合されている。
前記メモリ１５は、全番組については少なくとも
１頁分のメモリ容量と、１ないし複数の特定番組
については全頁分のメモリ容量とを合わせもつ大
容量のものが用いられる。前記不揮発性メモリ１
２は複数の特定番組番号をテレビチヤンネル情報
とともに記憶する専用メモリである。

前記画像処理CPU９にはまた割込回路２１が
結合され、前記プリンタインターフエース１７に
は外部機器のプリンタ２２が結合され、前記メロ
デイ処理用CPU１８にはバツフアデータRAM２
３と音源回路２４が結合され、この音源回路２４
はTVインターフエース２５に結合されている。
前記CRTC１９にはＶ−RAM２６が結合される
とともに、前記TVインターフエース２５とRGB
エンコーダ２７が結合され、このTVインターフ
エース２５とRGBエンコーダ２７はTV接続端子
２８，２９に結合されている。

前記システム制御用CPU２０にはリモコン３
０の受光部３１が結合されるとともに、システム
リセツト出力端子３２とパワーオン／オフ端子３
３が接続されている。前記リモコン３０には頁毎
にアツプ、ダウンして切換えるアツプダウンキー
を具備している。

以上のような回路構成における作用を説明す
る。

テレビ映像信号入力端子１から入力したテレビ
映像信号は、データ・クロツク発生回路４にて、
文字放送信号を抽出され、かつデジタル信号に変
換される。そしてBEST６を介して、パケツトバ
ツフア７に1Vd当りの番組データがメモリされ
る。次のVd期間となる前に、前記パケツトバツ
フア７にメモリされた番組データは、CPU９に
より順次メモリ１５に転送しストアされる。以上
の動作をVd周期で行い、文字放送の全番組につ
いて少なくとも１頁分の番組データと、予め指定
された１ないし複数の特定番組については全頁分
の番組データとをメモリ１５にストアして行く。
このとき、特定番組以外の番組については先に記
憶したデータと異なれば常に最新のデータに書き
換えてメモリする。また、特定番組については先
に記憶したデータと異なれば、先のデータを書き
換えずに別にメモリする。なお、特定番組の設定
は、放送局間で番組番号が統一されていれば、プ
リセツトなしにその番組番号を優先させ、また統
一されていないときは、利用者がプリセツトす
る。そしてその番組番号がテレビチヤンネル情報
とともに不揮発性メモリ１２に記憶される。

今、リモコン３０によつて目的の文字放送の番
組番号を選択すると、受光部３１、システム制御
用CPU２０を介して画像処理CPU９へ番組選定
番号データが送られる。すると、このCPU９に
より選択された番組の番組データを、メモリ１５
より取り出し、指定番組を表示する。表示された
状態で順方向のアツプキーを押したときはつぎの
頁を表示し、また逆方向のダウンキーを押したと
きは前の頁が読み出されて表示される。

「発明の効果」 (1) 文字放送の全番組について最新の１頁のデー
タと、特定番組については全頁とがアツプダウ
ンキーの操作により従来のような待ち時間なし
で、選択するとすぐに表示できる。

(2) 番組データ格納用メモリは、変換された全番
組のうち特定番組以外の番組については先に記
憶したデータと異なれば常に最新のデータに書
き換えて少なくとも１頁分を記憶し、特定番組
については先に記憶したデータと異なれば、先
のデータを書き換えずに全頁分を記憶するよう
にしたので、メモリ容量を最大限に利用するこ
とができる。

(3) 不揮発性メモリに、特定番組の番組番号が、
送局間で統一されていれば、プリセツトなしに
その番組番号を優先させ、統一されていないと
きは、利用者がプリセツトして、その番組番号
をテレビチヤンネル情報とともに記憶するよう
にしたので、特定番組の番組番号が極めて簡単
で、間違いが無い。

【図面の簡単な説明】

図は本発明による文字放送受信機の一実施例を
示すブロツク図である。 １……テレビ映像信号入力端子、７……パケツ
トバツフア、９……画像処理CPU、１０……バ
スライン、１１……プログラムROM、１２……
不揮発性メモリ、１５……メモリ、２０……シス
テム制御CPU、３０……リモコン、３１……受
光部。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 入力したテレビ映像信号より文字放送信号を
   抜き取り処理する抜き取り回路と、前記文字放送
   信号をデジタル信号に変換する回路と、変換され
   た全番組のうち特定番組以外の番組については先
   に記憶したデータと異なれば常に最新のデータに
   書き換えて少なくとも１頁分を記憶し、特定番組
   については先に記憶したデータと異なれば、先の
   データを書き換えずに全頁分を記憶する番組デー
   タ格納用メモリと、表示された画面を頁単位で順
   方向または逆方向に切換えるアツプダウンキー
   と、特定番組の番組番号が、送局間で統一されて
   いれば、プリセツトなしにその番組番号を優先さ
   せ、統一されていないときは、利用者がプリセツ
   トして、その番組番号をテレビチヤンネル情報と
   ともに記憶する不揮発性メモリと、前記特定番組
   以外の番組について番組データ格納用メモリへの
   最新のデータの書き換え指令、文字放送の画像処
   理指令、前記番組の頁毎に順方向または逆方向に
   番組データを読み出し指令をするプログラム
   ROMと、最新のデータの書き換え制御、画像処
   理制御、読み出し方向の制御を行なうCPUとを
   具備してなることを特徴とする文字放送受信機。