JPH0520895Y2 - - Google Patents

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JPH0520895Y2
JPH0520895Y2 JP1985187831U JP18783185U JPH0520895Y2 JP H0520895 Y2 JPH0520895 Y2 JP H0520895Y2 JP 1985187831 U JP1985187831 U JP 1985187831U JP 18783185 U JP18783185 U JP 18783185U JP H0520895 Y2 JPH0520895 Y2 JP H0520895Y2
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JP
Japan
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bellows
main body
ring
displacement
body bellows
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JP1985187831U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はセンターベアリングサポートに関
し、特に、定められた取付け空間内において、耐
久性を向上されることができるとともに、径方向
の変位に対しては1つのベローのばね定数で受け
るとともに、それ以上の大きな変位に対しては2
つのベローが協働して受けることにより高ばね定
数とすることのできるセンターベアリングサポー
トに関するものである。
〔従来技術およびその問題点〕
一般に、回転体を保持するセンターベアリング
サポートにあつては、定められた取付け空間内に
おいてばね定数を高める手段としてゴム厚を厚く
したり、あるいはベローの長さを短くするように
してばね定数を高めることが行われているが、こ
のように構成すると同一変位が加わつたときの歪
が大きくなり、これにより耐久性が悪くなるとい
う問題点を有していた。
この考案は前記のような従来のもののもつ問題
点を解決したものであつて、全体を小型とするこ
とができて、小さい取付け空間内に配置可能であ
るとともに、ばね定数を段階的に高めることので
きるセンターベアリングサポートを提供すること
を目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記した問題点を解決するために、
横向きのほぼU字状の断面形状に成形されて内環
と外環とを連結する本体ベローと、本体ベローと
別体に成形され、横向きのほぼU字状の断面形状
を呈して外周部に補強環を埋設され、本体ベロー
の横向きの空所内に配置されて内周部を本体ベロ
ーの内周部に結合され、外周面と本体ベローの外
周部の内周面との間に小許の間隔を形成するベロ
ーとを備えた構成となすものである。
〔作用〕
この考案は前記の手段を採用したことにより、
径方向の変位に対しては本体ベローが作用し、ま
た、本体ベローでは吸収しきれないような大きな
変位に対しては本体ベローとベローとが協働して
うけることにより高ばね定数となり、ばね定数を
段階的に高めることにより径方向の変位を吸収
し、また、軸方向の変位に対しては本体ベローの
みで吸収することになる。
〔実施例〕
以下、図面に示すこの考案の実施例の実施例に
ついて説明する。
第1図にはこの考案によるセンターベアリング
サポートの第1の実施例が示されていて、円筒状
の内環2の外側に、この内環2の径方向に変位可
能であるとともに、内環2に被嵌して一体となつ
ている水平部1aと、この水平部1aの一側から
湾曲して立ち上がる連結部1bと、この連結部1
bの上端から前記水平部1aとほぼ平行に延びる
水平部1cとからなる断面がほぼU字形状の環状
のセンターベアリングサポート本体である本体ベ
ロー1が設けられ、この本体ベロー1の前記水平
部1cの外側に、円筒上の外環3が被嵌して一体
となつている。
そして、前記本体ベロー1の前記両水平部1
a,1c間で形成される環状の空所内には、前記
本体ベロー1の水平部1aの外側に被嵌するとと
もに、前記本体ベロー1の水平部1cの内周面と
の間に少許の間隙を有する断面が横向きほぼU字
形状のベロー4が設けられ、このベロー4の上部
4aには環状の補強環5が埋設され、また、前記
本体ベロー1の水平部1aの外側に、一体に突設
された抜け止め用突起7により、前記本体ベロー
1に対してベロー4が前記内環2の軸方向にずれ
るのは防止されるとともに、本体ベロー1の水平
部1aの外側に圧着状態でベロー4が設けられて
いるので、本体ベロー1とベロー4とが互いに内
環2の径方向へずれることも防止されている。
つぎに前記のものの作用について説明する。
まず、プロペラシヤフト等の回転体に外装した
ベアリングを内環2の内部に挿入固定し、一方、
前記外環3を他のブラケツト等の固定体に取付
け、このようにして回転体と、固定体(非回転
体)との間にこの考案によるセンターベアリング
サポートを介在した状態で配設する。
そして、作動中に、たとえば、回転体が径方向
に変位した際には、まず、センターベアリングサ
ポートの本体ベロー1が変位して所定のばね定数
で吸収することになる。そして、本体ベロー1で
は吸収できないような大きな径方向への変位が生
じると、今度はベロー4も一体となつて変位し、
本体ベロー1とベロー4とのばね定数が協働して
作用し、高ばね定数を得ることができて径方向の
変位を吸収することになる。そして、本体ベロー
1のみが作用する場合から、本体ベロー1と別成
形のベロー4とが協働して作用する場合に切り換
わる際には、別成形のベロー4も横向きU字形状
となつているので、全体として中空状となり、こ
れによつて、直線状に段階的に急激に切り換わる
のではなく、曲線状に滑らかに切り換わるように
なつている。また、回転体が軸線方向に変位した
際には、センターベアリングサポートの本体ベロ
ー1がこの変位を吸収することとなるが、この場
合は、ベロー4は本体ベロー1と少許の間隙を有
しているので本体ベロー1と一体に変位すること
はなく、したがつて、ベロー4についての耐久性
は全く考慮する必要がないものである。
第2図にはこの考案による第2の実施例が示さ
れていて、この実施例にあつては前記第1の実施
例のものが、本体ベロー1の水平部1aの外周に
抜け止め用突起7を、前記ベロー4と接する位置
に設けたものであるのに対し、この実施例の抜け
止め用突起9は、前記ベロー4の下部4aと間隔
をおく位置の本体ベロー1の水平部1aの外周に
突設されていて、この抜け止め用突起9とベロー
4との間に断面L字形状の補強環10を設けたも
のであり、この場合であつても前記実施例と同様
に高ばね定数を得ることができるものである。
第3図にはこの考案による第3の実施例が示さ
れていて、この実施例に示すものにあつては前記
第1の実施例とはベロー4の向きが反対、すなわ
ち、断面が横向きほぼU字形状をなす環状の本体
ベロー1と、断面が横向きほぼU字形状をなす環
状のベロー4とが同一方向を向いていて、前記第
1の実施例に示すものと同様にベロー4の上部4
aと本体ベロー1の水平部1cとの内側とは少許
の間隙を有しており、回転体が径方向に変位した
際には本体ベロー1およびベロー4がほぼ一体と
なつて変位し、両ベロー1,4が変位の初期には
本体ベロー1のみが変位し、さらに大きな変位に
対しては本体ベロー1とベロー4とが一体となつ
て変位して高ばね定数を得ることができることと
なる。
第4図にはこの考案によるセンターベアリング
サポートの第4の実施例が示されていて、この実
施例に示すものにあつては、前記第1〜第3の実
施例に示すものと異なり、内環2が板金によつて
形成されており、他の部分は第1の実施例に示す
ものと同様であり、詳細な説明は省略するが、前
記各実施例と同様に通常は本体ベロー1のみで受
けるとともに、本体ベロー1では受けきれない変
位に対しては本体ベロー1とベロー4とが協働し
て高ばね定数で受けることになる。
第5図a,bには前記ベロー4の他の実施例が
示されていて、このものの外面にはリブ11が形
成され、このようにリブ11が形成されることに
よつて強度が増し、ばね定数を高くすることがで
きるので、前記第1〜第5の実施例にこのような
ベロー4を組み込めばさらに高ばね定数を得るこ
とができることとなる。
なお、前記各実施例においては、いずれも外環
の外側にブラケツト等を加硫成形等して一体とす
ることのできる嵌合タイプとして示してあるの
で、ケースとベローとの組合せによつて種々な回
転体に適用することができるものであり、また、
嵌合タイプでなくても良く、要は回転体と非回転
体との間に配設される本体ベローと、この小さな
変位に対しては本体ベローのみが変位して吸収す
るとともに、本体ベローでは吸収しきれない大き
な変位に対しては本体ベローと別成形のベローと
が一体に変位し、段階的に高められるばね定数を
得るようにしたものであれば、実施例の形状に限
定することなく種々の変形を行うことができるも
のである。
〔考案の効果〕
この考案は前記のように構成したことにより、
通常は径方向の変位に対しては本体ベローのみが
作用して吸収するとともに、本体ベローでは吸収
しきれない大きな変位に対しては本体ベローと別
成形のベローとが一体となつて変位することによ
り両者が協働して高ばね定数で吸収することにな
る。そして、本体ベローズのみが作用する場合
と、本体ベローとベローとが作用する場合との切
り換わりは曲線状の滑らかに切り換わり、しか
も、両ベローが作用する際には全体として中空状
となるので非常に滑らかに変位を受け止めること
になる。また、軸方向の変位に対しては本体ベロ
ーのみが作用することになるので、径方向に対し
てはかなり重いプロペラシヤフト等の回転体を支
えることができるとともに、取付け空間もかなり
小さくすることができるなどのすぐれた効果を有
するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を示す概略縦
断面図、第2図はこの考案の第2の実施例を示す
概略縦断面図、第3図はこの考案の第3の実施例
を示す概略縦断面図、第4図はこの考案の第4の
実施例を示す概略縦断面図、第5図a,bは別成
形ベローの他の実施例を示す図である。 1……本体ベロー、1a,1c……水平部、1
b……連結部、2……内環、3……外環、4……
ベロー、4a……上部、4b……下部、5,6,
10……補強環、7,9……抜け止め用突起、1
1……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 横向きのほぼU字状の断面形状に成形されて内
    環2と外環3とを連結する本体ベロー1と、前記
    本体ベロー1と別体に成形され、横向きのほぼU
    字状の断面形状を呈して外周部に補強環5を埋設
    され、前記本体ベロー1の横向きの空所内に配置
    されて内周部を前記本体ベロー1の内周部に結合
    され、外周面と前記本体ベロー1の外周部の内周
    面との間に小許の間隔を形成するベロー4とを備
    えたことを特徴とするセンターベアリングサポー
    ト。
JP1985187831U 1985-12-05 1985-12-05 Expired - Lifetime JPH0520895Y2 (ja)

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JP1985187831U JPH0520895Y2 (ja) 1985-12-05 1985-12-05

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JP1985187831U JPH0520895Y2 (ja) 1985-12-05 1985-12-05

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JPS6296118U JPS6296118U (ja) 1987-06-19
JPH0520895Y2 true JPH0520895Y2 (ja) 1993-05-28

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ID=31138649

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Families Citing this family (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0732225Y2 (ja) * 1987-08-03 1995-07-26 エヌ・オ−・ケ−・メグラスティック株式会社 センタ−ベアリングサポ−ト
JPH085372Y2 (ja) * 1990-06-22 1996-02-14 エヌ・オー・ケー・メグラスティック株式会社 センターベアリングサポート

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4720613U (ja) * 1971-02-23 1972-11-08
JPS5725217B2 (ja) * 1974-10-14 1982-05-28

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4881230U (ja) * 1972-01-10 1973-10-04
JPS5725217U (ja) * 1980-07-21 1982-02-09

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JPS6296118U (ja) 1987-06-19

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