JPH0326336Y2 - - Google Patents

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JPH0326336Y2
JPH0326336Y2 JP1986096518U JP9651886U JPH0326336Y2 JP H0326336 Y2 JPH0326336 Y2 JP H0326336Y2 JP 1986096518 U JP1986096518 U JP 1986096518U JP 9651886 U JP9651886 U JP 9651886U JP H0326336 Y2 JPH0326336 Y2 JP H0326336Y2
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JP
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ring
spacer
inner ring
circumferential surface
outer ring
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JP1986096518U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、緩衝機能を備えたブツシユに関し、
更に詳しくは、軸方向の過大荷重に対する耐力を
備えたブツシユの構造に関する。
(従来の技術) 例えば、自動車の変速機におけるシフトレバー
の操作によるストライキングアームの移動の終末
を規制する手段として、第3図に例示するような
ゴム様弾性材の緩衝機能を利用したブツシユが使
用されている。
同図のブツシユは、円筒形状を呈して互いに同
芯に配置されたインナーリング1及びアウターリ
ング3と、ゴム様弾性材料をもつて製せられ、イ
ンナーリング1及びアウターリング3に接着され
た緩衝リング6よりなり、緩衝リング6によつて
径方向及び軸方向の振動及び衝撃を吸収するもの
である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来技術によるブツシユは、円筒形状
を呈するインナーリング1及びアウターリング3
の中間に、ゴム様弾性材料による緩衝リング6が
配置されて両リング1,3に接着された構造を備
えたものであるが、径方向に作用する負荷が過大
となつた場合における制止手段を備えていないの
で、大なる径方向荷重に対する耐力を期待するこ
とができない。
径方向の耐負荷能力を向上させることをねらつ
て緩衝リング6のバネ定数を高く設定すると、緩
衝機能を低下させる結果となるので、必ずしも好
ましい対策ではない。
本考案は、上記した問題点を解消して好適な緩
衝機能を保持し、かつ径方向の過大荷重に対する
制止手段を備えたブツシユの構造を提示すること
を目的とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来の技術によるブツシユ
における問題点に鑑み、インナーリングの円筒体
の一端に外向の環状突起を付するとともに、アウ
ターリングの円筒体の一端に内向の環状突起を付
し、円筒形状を呈するスペーサをインナーリング
及びアウターリングの中間に配置し、ゴム様弾性
材料による緩衝リングを、インナーリングの外向
突起及びアウターリングの内向突起との間に間隔
を保持させて、インナーリングの外周面及びスペ
ーサの内周面又はアウターリングの内周面及びス
ペーサの外周面に接着し、外向突起及び内向突起
が軸方向反対側に位置するようになして、スペー
サをアウターリングに圧入するか又はインナーリ
ングをスペーサに圧入した構成となすものであ
る。
上記した構成を備えたブツシユの製作は、以下
の手順に従つて実施される。
ゴム様弾性材料製緩衝リングをインナーリング
及びスペーサの中間に配置されたブツシユについ
て説明すれば、ゴム様弾性材料による緩衝リング
の成形及びゴム様弾性材料の1次加硫と同時に、
緩衝リングをインナーリング又はスペーサの何れ
か一方に接着させ、次いで、ゴム様弾性材料の2
次加硫時に、緩衝リングをインナーリング又はス
ペーサの他方と接着させ、スペーサをアウターリ
ングに圧入して完了する。
(作用) 上記した構成を備えたブツシユにおいては、大
なる径方向荷重が付加された際、径方向変化によ
りインナーリング外向突起がアウターリングに、
さらにアウターリング内向突起がインナーリング
に接触してゴム様弾性材料による緩衝リングの過
度の変形を抑止する。
(実施例) 第1図の実施例においては、円筒体の一方の端
部に外向突起2を付されたインナーリング1の外
周面及び円筒形状を呈するスペーサ5の内周面
に、ゴム様弾性材料をもつて成形された緩衝リン
グ6が接着され、スペーサ5が円筒体の一方の端
部に内向突起4を付されたアウターリングに、外
向突起2及び内向突起4が互いに軸方向反対側に
位置するようになして圧入されている。
上記した実施例において、外向突起2及び内向
突起4を互いに接近させるように作用する軸方向
の荷重が付加された際には、第2図に示すよう
に、荷重の増加に従つて軸方向の変位が増加し、
外向突起2及び内向突起4が緩衝リング6に接触
した後は、荷重が増加しても変位の増加が見られ
ず、緩衝リング6が過度の変形を強いられない。
図示の実施例においては、緩衝リング6がイン
ナーリング1及びスペーサ5に接着されて、スペ
ーサ5がアウターリング3に圧入されているが、
緩衝リング6がアウターリング2及びスペーサ5
に接着されて、インナーリング1がスペーサ5に
圧入された態様となすこともできる。
(考案の効果) 本考案のブツシユが、上記したように、インナ
ーリングの円筒体の一端に外向突起を付されると
ともに、アウターリングの円筒体の一端に内向突
起を付され、円筒形状を呈するスペーサをインナ
ーリング及びアウターリングの中間に配置され、
ゴム様弾性材料による緩衝リングを、インナーリ
ングの外周面及びスペーサの内周面又はアウター
リングの内周面及びスペーサの外周面に接着さ
れ、外向突起及び内向突起が軸方向反対側に位置
するようになして、スペーサをアウターリングに
圧入されるか又はインナーリングをスペーサに圧
入された構成を備えていることにより、径方向の
過大荷重が作用した際に、インナーリングの外向
突起及びアウターリングの内向突起が各々、アウ
ターリング、インナーリングに接触して緩衝リン
グの過度の変形を抑止するので、緩衝リングのバ
ネ定数を適宜な低さに設定された場合において
も、過度の変形による緩衝リングの破損が防止さ
れ、長期間にわたつて良好な緩衝機能が保持され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の断面図、第2図
は、径方向荷重の増加に対する変位の増加の状況
を示す線図、第3図は、従来の技術によるブツシ
ユの一例の断面図である。 1……インナーリング、2……外向突起、3…
…アウターリング、4……内向突起、5……スペ
ーサ、6……緩衝リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円筒体の一方の端部に外向突起2を付されたイ
    ンナーリング1、円筒体の一方の端部に内向突起
    4を付され、前記内向突起4を前記外向突起2の
    軸方向反対側に位置させて前記インナーリング1
    と同芯に組み合わされたアウターリング3、円筒
    形状を呈して前記アウターリング3に圧入される
    か又は前記インナーリング1を圧入されたスペー
    サ5及びゴム様弾性材をもつて製せられ、前記イ
    ンナーリング1の外周面と前記スペーサ5の内周
    面又は前記スペーサ5の外周面と前記アウターリ
    ング3の内周面に接着されて前記外向突起2及び
    前記内向突起4との間に軸方向の間隔を保つてい
    る緩衝リング6よりなるブツシユ。
JP1986096518U 1986-06-24 1986-06-24 Expired JPH0326336Y2 (ja)

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JP1986096518U JPH0326336Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

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JP1986096518U JPH0326336Y2 (ja) 1986-06-24 1986-06-24

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JPS633532U JPS633532U (ja) 1988-01-11
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JPS5444146U (ja) * 1977-08-30 1979-03-27

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