JPH0520892Y2 - - Google Patents

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JPH0520892Y2
JPH0520892Y2 JP1987124612U JP12461287U JPH0520892Y2 JP H0520892 Y2 JPH0520892 Y2 JP H0520892Y2 JP 1987124612 U JP1987124612 U JP 1987124612U JP 12461287 U JP12461287 U JP 12461287U JP H0520892 Y2 JPH0520892 Y2 JP H0520892Y2
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JP
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case
pad
side leveling
leveling plate
thrust
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JP1987124612U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、例えばタービン、遠心圧縮機等に用
いられるスラスト軸受に関する。
〔従来の技術〕
第2図は従来のキングスベリ式テイルテイング
パツド形スラスト軸受の斜視図、第3図はその断
面図である。図に於いて、10は回転体の軸の一
部でデイスク部10aが嵌装され、図示しないそ
の両端部はジヤーナル軸受によつて支持されてい
る。11は軸受ケースで図示しない軸受ハウジン
グに固設されており、その外縁輪部11aと内縁
輪部11bとに6個の給油片12が周方向6等分
の間隔で放射状に跨設されている。また、軸受ケ
ース11の内面には6個のピポツト16が給油片
12と相対してピン17によつて周方向6等分の
間隔で放射状に固着され、このピポツト16と給
油片12との間には6個のケース側レベリングプ
レート15がそれぞれ揺動自在に介装されてい
る。各ケース側レベリングプレート15の間には
6個のパツド側レベリングプレート14が一部ラ
ツプしながらそれぞれ揺動自在に介装され、この
パツド側レベリングプレート14とデイスク部1
0aとの間には6個のスラストパツド13がそれ
ぞれ揺動自在に介装されている。
軸10の回転に際しては、ピポツト16の凸状
支持部を支点にしてケース側レベリングプレート
15、パツド側レベリングプレート14、スラス
トパツド13が適宜揺動してバランスすることに
より、回転するデイスク部10aと各スラストパ
ツド13の摺動面が均等な面圧になり、給油片1
2から給油される潤滑油によつて油膜が形成され
る。これらの摺動面の油膜反力によつて、ピポツ
ト16を支点にして各レベリングプレート14,
15、スラストパツド13等から成るレベリング
機構がバランスし、軸10のスラスト力を受ける
ようになつている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、上記のような従来のスラスト軸受に於
いては回転体のバランシング、組込み等のため軸
10を水平方向に装着すると、各ケース側レベリ
ングプレート15が垂直方向下方へ移動し、その
端面が軸受ケース11の外縁輪部11a或いは内
縁輪部11bに当接して揺動時に摩擦抵抗を生ず
る。また、回転体を回転させるとパツド側レベリ
ングプレート14がその慣性力により軸受ケース
11の周方向へ移動するので、両レベリングプレ
ートの接触面に滑り抵抗が生ずるとともに、ピポ
ツト16による支点と両レベリングプレートの接
点との間の長さが変化してモーメントが崩れる。
このため、レベリング機構が正常に作用せず、
スラストパツド13とデイスク部10aとの面圧
が各パツド間で不均衡になり油膜反力が均等化せ
ず、局部的に軸受摺動面の温度が高温になつてス
ラストパツド13の損傷をまねくとともに、潤滑
油が高温になるためその劣化を促進する等の問題
を抱えている。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係るスラスト軸受は上記の問題点を解
決することを目的にしており、軸とともに回転す
るデイスク部を摺動しながら支えるスラストパツ
ドと静止している軸受ケースとの間に、上記軸受
ケースから突設されたピポツトの支持部に止めピ
ンにより支持穴を遊嵌されて揺動可能に係止され
た複数のケース側レベリングプレートと、該ケー
ス側レベリングプレートまたはパツド側レベリン
グプレートの何れか一方のみに一体に設けられ頂
部が上記ピポツトの支持部と同一レベルをなす突
起部と、該突起部を介して上記ケース側レベリン
グプレートと互いに線接触をする複数のパツド側
レベリングプレートとを備えてなる構成を特徴と
している。
〔作用〕
即ち、本考案に係るスラスト軸受においては、
ピポツトによる支持部にピポツトとケース側レベ
リングプレートとを揺動自在に連結する止めピン
を設けるとともにケース側レベリングプレートと
パツド側レベリングプレートとの接触面の何れか
一方のみに一体に線状の突起部をピポツトの支持
部と同一レベルで設けており、横方向に向けて装
着してもケース側レベリングプレートの下方への
移動を防止し、またケース側レベリングプレート
とパツド側レベリングプレートとを互いに安定し
て接触させながら接触面における滑り抵抗を低減
し、ピポツトの支点と両レベリングプレートの接
触点とが常に同一レベルに保たれる。このため、
各スラストパツドに生ずる油膜反力に対してレベ
リング機構が正常にバランスし各スラストパツド
の面圧が均一になる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を第1図に基づき説明する。
なお、第2図、第3図と共通の部材には共通の符
号を付し説明を省略する。第1図は本考案の一実
施例に係るスラスト軸受の断面図である。図にお
いて、符号1は軸受ケース11の内面に周方向6
等分に放射状に固設されたピポツトで、その凸状
の支持部にはそれぞれ1本の止めピン2が突設さ
れている。3はケース側レベリングプレートで、
その両側端部のパツド側の面には図に示すように
軸10の軸心方向に向けて頂部が線状をなすとと
もにピポツト1の支持部と同一レベルの突起部3
aがケース側レベリングプレート3と一体に設け
られ、凹状の支持部に穿設されて支持穴が止めピ
ン2に遊嵌されて各ピポツト1と連結されてい
る。4はパツド側レベリングプレートで、ケース
側レベリングプレート3とスラストパツド13と
の間にそれぞれ揺動自在に介装され、その両側端
部のケース側の面は突起部3aとそれぞれ線接触
している。
軸10を水平方向に向けて回転させても、ケー
ス側レベリングプレート3はピポツト1の支持部
を支点に適宜揺動し、パツド側レベリングプレー
ト4、スラストパツド13も適宜揺動して互いに
バランスし、各スラストパツド13の摺動面に均
一な面圧が生ずる。ケース側レベリングプレート
3はピポツト1に止めピン2により支持穴を係止
されているため、殆んど移動しない。また、パツ
ド側レベリングプレート4は突起部3aと安定し
て接触するが線接触しているために滑り抵抗が低
減するとともに、ピポツト1による支点と両レベ
リングプレートとの接触点とが同一レベルに保た
れて常にモーメントが均衡する。
なお、ケース側レベリングプレート3の突起部
3aを廃して代わりにパツド側レベリングプレー
ト4と一体に突起部を設けてもよい。
〔考案の効果〕
本考案に係るスラスト軸受は前記の通り構成さ
れているので、軸を水平に装着して回転させても
ケース側レベリングプレートが下方へ移動せず、
またパツド側レベリングプレートが軸受ケースの
周方向へ移動しないので、ケース側レベリングプ
レートと軸受ケースの外縁輪部或いは内縁輪部と
の摩擦抵抗が無くなり、またパツド側レベリング
プレートとケース側レベリングプレートとは互い
に安定して接触しながら滑り抵抗が低減するとと
もに、ピポツトを支点とするモーメントが一定に
なり正常なレベリング作用が生ずる。このため、
各スラストパツドの油膜反力および油膜厚さが均
一化され、局部的な温度上昇を避けることができ
る等の効果が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係るスラスト軸受
の断面図、第2図は従来のスラスト軸受の斜視
図、第3図はその断面図である。 1,16……ピポツト、2……止めピン、3,
15……ケース側レベリングプレート、3a……
突起部、4,14……パツド側レベリングプレー
ト、10……軸、10a……デイスク部、11…
…軸受ケース、13……スラストパツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 軸とともに回転するデイスク部を摺動しながら
    支えるスラストパツドと静止している軸受ケース
    との間に、上記軸受ケースから突設されたピポツ
    トの支持部に止めピンにより支持穴を遊嵌されて
    揺動可能に係止された複数のケース側レベリング
    プレートと、該ケース側レベリングプレートまた
    はパツド側レベリングプレートの何れか一方のみ
    に一体に設けられ頂部が上記ピポツトの支持部と
    同一レベルをなす突起部と、該突起部を介して上
    記ケース側レベリングプレートと互いに線接触を
    する複数のパツド側レベリングプレートとを備え
    てなることを特徴とするスラスト軸受。
JP1987124612U 1987-08-17 1987-08-17 Expired - Lifetime JPH0520892Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987124612U JPH0520892Y2 (ja) 1987-08-17 1987-08-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1987124612U JPH0520892Y2 (ja) 1987-08-17 1987-08-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6429532U JPS6429532U (ja) 1989-02-22
JPH0520892Y2 true JPH0520892Y2 (ja) 1993-05-28

Family

ID=31374501

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1987124612U Expired - Lifetime JPH0520892Y2 (ja) 1987-08-17 1987-08-17

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JP (1) JPH0520892Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6097415U (ja) * 1983-12-09 1985-07-03 三菱重工業株式会社 スラスト軸受

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6429532U (ja) 1989-02-22

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