JPH0520856Y2 - - Google Patents

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JPH0520856Y2
JPH0520856Y2 JP1985162591U JP16259185U JPH0520856Y2 JP H0520856 Y2 JPH0520856 Y2 JP H0520856Y2 JP 1985162591 U JP1985162591 U JP 1985162591U JP 16259185 U JP16259185 U JP 16259185U JP H0520856 Y2 JPH0520856 Y2 JP H0520856Y2
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sliding door
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、たとえば業務用の大型冷蔵庫、冷
凍庫などの開口を開閉するのに用いられる上吊り
式スライド扉装置に関する。
この明細書において、前後は第2図を基準と
し、前とは第2図左側を指し、後とはこれと反対
側を指すものとする。また左右は後方に向つてい
うものとする。さらに、この明細書において、内
外は冷蔵庫の内外を基準としていうものとする。
従来技術とその問題点 従来、上記のような上吊り式スライド扉装置と
しては、開口が形成された壁における開口よりも
下方の位置に、少なくとも扉の移動距離に扉の幅
を加えた長さのガイド・レールが設けられ、スラ
イド扉の下端にガイド・レールに沿つて転動する
ローラが下方突出状に設けられたものが用いられ
ていた。しかしながら、従来の上吊り式スライド
扉装置では、開口が形成された壁の幅が狭い場
合、下部ガイド・レールが壁よりも側方に突出
し、作業者等がこの突出した部分につまずいて転
倒する危険性があるとともに作業の邪魔になると
いう問題があつた。
この考案の目的は、上記の問題を解決した上吊
り式スライド扉装置を提供することにある。
問題点を解決するための手段 この考案による上吊り式スライド扉装置は、壁
に形成された開口を開閉する上吊り式スライド扉
装置であつて、スライド扉が、ヒンジを有するハ
ンガーを介してハンガー・レールに前後に揺動自
在に吊り下げられ、スライド扉の下端に、垂直板
状被案内部が下方突出状に設けられ、壁における
開口よりも下方の部分に、前後で対をなしかつ被
案内部を挟むガイド・ローラが少なくとも1対設
けられ、被案内部の右端部に、右方に向かつて前
方に傾斜しかつ扉の閉鎖のさいの移動時に扉を後
方に移行させる傾斜部で設けられ、壁の前面にお
ける開口の下方でかつ左方の部分に、扉の左端部
に設けられた垂直ローラに係合しかつスライド扉
の左端部を後方に移行させる回転部材が水平面内
で回転自在に設けられ、回転部材に、その回転中
心を中心とする円周上に位置する円弧状の長孔が
形成され、この長孔に壁に設けられたピンが嵌め
られることにより回転部材の回転角度が規制され
ており、スライド扉が開状態のときに回転部材は
ピンが長孔内の一端部に位置する第1位置をと
り、同じく閉状態のときに回転部材はピンが長孔
の他端部に位置する第2位置をとるようになさ
れ、回転部材の周縁に、これが第1位置にあると
きにその回転中心よりも後方でかつ右方の部分に
位置するとともに、第2位置にあるときにその回
転中心の真後の部分に位置し、かつ垂直ローラが
係合する湾入部が設けられているものである。
作 用 上記の構成の上吊り式スライド扉装置によれ
ば、スライド扉の下端に、垂直板状被案内部が下
方突出状に設けられ、壁における開口よりも下方
の部分に、前後で対をなしかつ被案内部を挟むガ
イド・ローラが少なくとも1対設けられているも
のであるから、従来のように、壁の側方に下部ガ
イド・レールが突出することが防止される。しか
も、スライド扉をスライドさせるさいには、被案
内部とガイド・ローラとの働きにより、扉の下端
がスムーズに案内されるとともに、扉の前後方向
の揺動が防止される。
また、被案内部の右端部に、右方に向かつて前
方に傾斜しかつ扉の閉鎖のさいの移動時に扉を後
方に移行させる傾斜部が設けられているので、閉
鎖するために扉を移動させたさいに、その移動方
向の端部において、扉の右端部が、ガイド・ロー
ラと被案内部の傾斜部との働きにより後方に移行
させられる。しかも、壁の前面における開口の下
方でかつ左方の部分に、扉の左端部に設けられた
垂直ローラに係合する回転部材が水平面内で回転
自在に設けられ、回転部材に、その回転中心を中
心とする円周上に位置する円弧状の長孔が形成さ
れ、この長孔に壁に設けられたピンが嵌められる
ことにより回転部材の回転角度が規制されてお
り、スライド扉が開状態のときに回転部材はピン
が長孔内の一端部に位置する第1位置をとり、同
じく閉状態のときに回転部材はピンが長孔の他端
部に位置する第2位置をとるようになされ、回転
部材の周縁に、これが第1位置にあるときにその
回転中心よりも後方でかつ右方の部分に位置する
とともに、第2位置にあるときにその回転中心の
真後の部分に位置し、かつ垂直ローラが係合する
湾入部が設けられているので、スライド扉の閉鎖
方向への移動時に、垂直ローラが回転部材の湾入
部と係合して回転部材が回転させられ、回転部材
の回転により湾入部が回転中心の後方の位置に移
動することによつて垂直ローラを介してスライド
扉の左端部が後方に移行させられる。したがつ
て、スライド扉は、壁の前面における開口の周囲
の部分に密着させられる。
さらに、スライド扉が閉鎖位置に来たときに、
回転部材が第2位置に至つて回転が停止させられ
ることによりスライド扉の移動が停止させられ、
この状態で被案内部の傾斜部がガイド・ローラに
挟まれるとともに、垂直ローラが回転部材の湾入
部の周縁の一部により後方に押されるので、扉は
上記密着状態で保持される。
実施例 以下、この考案の実施例を図面を参照しながら
説明する。
上吊り式スライド扉装置は、冷蔵庫1の前壁1
aに形成された開口2を開閉するものであつて、
スライド扉3の下端に、垂直板状被案内部4が下
方突出状に設けられ、壁1aにおける開口2より
も下方の部分に、前後で対をなしかつ被案内部4
を挟むガイド・ローラ5が1対設けられているも
のである。
冷蔵庫1の前壁1a、左右両側壁(図示略)、
後壁(図示略)、床1bおよび天井1cは、それ
ぞれ複数の断熱パネル6によつて形成されてい
る。断熱パネル6は、断熱材製芯材7と、芯材7
の内外両面を覆つている金属製内外皮材8とより
なるサンドイツチ構造のものである。開口2は、
冷蔵庫1を組立てた後、前壁1aを構成するパネ
ル6の所定箇所にジグソー等を用いて形成された
ものである。開口2の周縁には、芯材7と皮材8
との剥離を防止する横断面略U形の塩化ビニル等
の合成樹脂製剥離防止部材9が嵌め被せられてい
る。また、開口2の周縁には、塩化ビニル、ポリ
スチレン、ABS等の低圧発泡体(発泡倍率1.5〜
2.5倍)からなる扉受枠11が取付けられている。
扉受枠11は、上下枠部材11a,11bおよび
左右両枠部材11c,11dよりなる。各枠部材
11a〜11dはそれぞれ横断面略L形で、開口
2の周面に密着する短辺部12と、前壁1aの前
面に密着する長辺部13とよりなり、長辺部13
の後面に後方に開口しかつ長手方向の伸びる凹溝
14が設けられている。そして、扉受枠11は、
まず押出発泡法によりつくられた型材を所定長さ
に切断するとともにその両端を斜めに切取つて各
枠部材11a〜11dをつくり、ついでこれらの
枠部材11a〜11dを額縁状に組んだ後そのコ
ーナー部において隣り合う枠部材11a〜11d
どうしを、両者にまたがるように配置されたL形
の金属製連結板15により連結固定することによ
つてつくられている。すなわち、連結板15は凹
溝14内に嵌め入れられており、各枠部材11a
〜11dの長辺部13を貫通したタツピング・ビ
ス(図示略)を連結板15にねじ嵌めることによ
り、隣り合う枠部材11a〜11dどうしが連結
されている。このようにしてつくられた扉受枠1
1は、短辺部12を貫通したタツピング・ビス1
6を剥離防止部材9を貫通してパネル6にねじ嵌
めることによつて開口2の周縁に固定されてい
る。また、扉受枠11の前面には、全周にわたる
霜取り用ヒータ収納凹溝17が設けられている。
凹溝17は、霜取り用ヒータ(図示略)がその中
に入れられた後、合成樹脂製キヤツプ18によつ
て閉塞されている。
そして、扉受枠11の右下のコーナ部に、垂直
板状被案内部4を挟む前後1対のガイド・ローラ
5が設けられている。ガイド・ローラ5は、垂直
部21aと垂直部21aの下端に前向きに連設さ
れた水平部21bとよりなるL形支持金具21を
介して扉受枠11に取付けられている。支持金具
21は、その垂直部21aが、下枠部材11bの
右端部と右枠部材11dの下端部とにまたがるよ
うに扉受枠11の前面に沿わされ、枠部材11
b,11dの長辺部13および連結板15を貫通
したボルト22の先端にナツト23をねじ嵌める
ことによつて扉受枠11に固定されている。ガイ
ド・ローラ5は、支持金具21の水平部21bの
上面に、垂直軸のまわりに回転自在に取付けられ
ている。
また、扉受枠11の左下のコーナ部には、スラ
イド扉密閉用回転部材24が水平面内で回転自在
に設けられている。回転部材24は、垂直部25
aと垂直部25aの下端に前向きに連設された水
平部25bとよりなる固定金具25の水平部25
bの上面に、ボルト29とナツト30とで取付け
られた支持板26上に設けられている。固定金具
25は、その垂直部25aが、下枠部材11bの
左端部と左枠部材11cの下端部とにまたがるよ
うに扉受枠11の前面に沿わされ、枠部材11
b,11cの長辺部13および連結板15を貫通
したボルト27の先端にナツト28をねじ嵌める
ことにより扉受枠11に固定されている。支持板
26の前端は固定金具25の水平部25bの前端
よりも前方に突出している。回転部材24は、こ
れを貫通したねじ31を、支持板26上面の前端
寄りの部分に上方突出状に設けられかつ内周面に
雌ねじが形成された円筒状部32内にねじ嵌める
ことにより、支持板26に回転自在に取付けられ
ている。また、回転部材24には、その回転中心
を中心とする円周上に位置する円弧状の長孔34
が形成されており、この長孔34に、支持板26
の上面に上方突出状に設けられたピン35の上端
小径部35aが嵌められている。そして、長孔3
4とピン35の上端小径部35aとにより回転部
材34の回転角度が制限されている。回転部材2
4は、ピン35が長孔34内の一端部に位置する
第1位置(第3図参照)と、同じく閉状態のとき
にピン35が長孔34の他端部に位置する第2位
置(第6図参照)をとるようになされている。回
転部材24の周縁に、これが第1位置にあるとき
にその回転中心よりも後方でかつ右方の部分に位
置するとともに、第2位置にあるときにその回転
中心の真後の部分に位置し、かつ後述する垂直ロ
ーラ71が係合する湾入部33が設けられてい
る。また、円筒状部32には、回転部材24を常
に第3図に矢印Aで示す方向に付勢しているばね
36が装着されており、このばね36によつて扉
3が開いている時には回転部材24が第3図に実
線で示す第1位置に来るようになつている。
扉受枠11の上枠部材11aの長さの中央部に
は、後述する扉後方移行用の垂直ローラ68を案
内する所定長さの案内レール40が取付けられて
いる。案内レール40は、横断面略逆U形で、左
方に向うにつれて前壁1aとの間隔が狭められて
いる前垂直部40aと、前垂直部40aの上端に
後向きに連接されかつ左方に向うにつれて幅狭と
なされている水平部40bと、水平部40bの後
縁に下向きに連設されかつ上枠部材11aに固定
されている後垂直部40cとよりなる。レール4
0は、後垂直部40cが上枠部材11aの前面に
沿わされ、後垂直部40c、上枠部材11aの長
辺部13および上枠部材11aの凹所14内に配
置された金属板41を貫通したボルト42の先端
にナツト43をねじ嵌めることによつて上枠部材
11aに固定されている。
扉受枠11は、開口2の周縁に取付けられる前
に、額縁状に組まれかつその所定位置にガイド・
ローラ5、回転部材24および案内レール40が
取付けられる。扉受枠11の組立て、ならびにガ
イド・ローラ5、回転部材24および案内レール
40の取付けはたとえば工場で行なわれる。この
場合、ガイド・ローラ5、回転部材24および案
内ローラ40の取付誤差を小さくすることができ
る。
スライド扉3は、前壁1aの開口2よりも上方
の位置に設けられた左右方向に伸びるハンガー・
レール45に、ハンガー46を介して摺動自在に
吊り下げられている。ハンガー・レール45の長
さは、扉3の幅に扉3の移動距離を加えたものと
ほぼ等しく、その右端寄りの所定長さ部分は冷蔵
庫1の右側方に突出している。ハンガー・レール
45は、左右方向に所定間隔をおいて天井1cに
固定された複数の取付金具47にL形の吊持金具
48を介して取付けられている。取付金具47
は、前壁1aに密着する垂直部47aと、垂直部
47aの上端に後向きに連設されかつ天井1cの
上面に密着する上水平部47bと、垂直部47a
の下端に前向きに連設された下水平部47cと、
下水平部47cの前端に連設された立上り部47
dとよりなり、上水平部47bを貫通したボルト
49を天井1cにねじ嵌めることにより天井1c
に固定されている。吊持金具48は、立上り部4
7dの前面に密着する垂直部48aと、垂直部4
8aの下端に前向きに連設された水平部48bと
よりなり、両部48a,47dを貫通したボルト
50の先端にナツト51をねじ嵌めることにより
取付金具47に取付けられている。そして、ハン
ガー・レール45は、吊持金具48の水平部48
bの下面に沿わされ、上水平壁45aおよび水平
部48bを貫通したボルト52の先端にナツト5
3をねじ嵌めることにより吊持金具48に取付け
られている。ハンガー46は、横断面略逆U形の
枠54と、枠54の左右両端に、それぞれ軸55
によつて回転自在に支持された前後1対のローラ
56と、枠54に垂下状に取付けられた扉吊持バ
ー57と、扉吊持バー57の下端とスライド扉3
との間に介在させられかつ扉3を扉吊持バー57
に対して前後方向に揺動させうるヒンジ58とよ
りなる。ヒンジ58は、略逆U形の上部材59
と、略U形の下部材60と、両部材59,60の
垂直壁どうしを連結する連結板61とよりなる。
連結板61は、上部で上部材59の垂直壁に、下
部で下部材60の垂直壁にそれぞれボルト62お
よびナツト(図示略)で枢着されている。また、
上部材59の水平壁に扉吊持バー57の下端が固
定され、下部材60の水平壁がスライド扉3の上
端面に固定されている。
スライド扉3は、断熱材製芯材63と、芯材6
3の内外両面を覆う金属製内外皮材64とよりな
るサンドイツチ構造のものである。スライド扉3
の後面の周縁には、全周にわたる前方にへこんだ
凹所3aが形成されており、この凹所3aの底面
に環状の中空シール部材65が全周にわたつて取
付けられている。スライド扉3の下端面には、扉
3の下端面に沿わされた水平部と、水平部の後縁
に下向きに連接された垂直部とよりなる金属製L
形材66が、水平部を貫通したねじ67を扉3に
ねじ込むことによつて固定されている。そして、
このL形材66の垂直部が垂直板状被案内部4と
なつている。被案内部4の右端寄りの部分は、端
に向かつて前方に屈曲せしめられており、ここに
扉3の閉鎖さいの移動時に扉3を後方に移行させ
る傾斜部4aが一体に設けられている。
また、スライド扉3の上端面における幅の中央
部には、扉後方移動用の垂直ローラ68が上方突
出状に設けられている。すなわち、ローラ68
は、扉3の上端面にボルト69で固定された水平
取付板70を介して取付けられている。そして、
垂直ローラ68は、案内レール40の前垂直部4
0aの後面に沿つて案内されるようになつてい
る。また、スライド扉3の左側縁の下端には、扉
後方移動用の垂直ローラ71が左方突出状に設け
られている。下部垂直ローラ71は、垂直部73
bが扉3の左側面の下端にボルト72で固定され
たL形固定金具73における扉3の下端面と面一
でかつ左方に突出した水平部73aの下面に回転
自在に取付けられている。
このような構成において、スライド扉3で開口
2を開閉する場合、すなわち扉3を左右方向に移
動させる場合には、被案内部4が前後1対のガイ
ド・ローラ5に挟まれた状態で案内されるので、
スライド扉3の下端は前後に揺れることなくスム
ーズに移動する。そして、開口2を閉じる場合に
は、開口2が扉3によつて閉鎖される直前に案内
部4の前方傾斜部4aがガイド・ローラ5間に入
るとともに、上部垂直ローラ68が案内レール4
0の前垂直部40aの内画に入り、その傾斜内面
に沿つて案内される。一方、下部垂直ローラ71
は、まず第1位置に位置する回転部材24の湾入
部33内に入り込み、さらに回転部材24を左方
に押して回転部材24を第3図に矢印Bで示す方
向に回転させる。すると、湾入部33は回転部材
24の回転によりその回転中心の真後の部分に向
かつて後方に移行し、ローラ71は湾入部33内
に入つた状態で後方に移動させられる。これらの
結果、スライド扉3は左進しながら後方に移行
し、ヒンジ58が第2図に鎖線で示すように作動
して扉3が後方に振れ、シール部材65が扉受枠
11に圧接せしめられる。そして、第6図に示す
ように、ピン35の小径部35aが長孔34の他
端部に至つたときに回転部材24は第2位置に来
てその回転が停止させられる。その結果、ローラ
71およびスライド扉3も停止し、スライド扉3
が後方に移行した状態で保持される。このとき、
ローラ71が回転部材24により後方に押される
とともに、ローラ68が案内レール40の前垂直
部40aの左端部により後方に押され、被案内部
4の傾斜部4aがガイド・ローラ5により後方に
押されているので、スライド扉3が扉受枠11に
密着させられて、開口2が密閉され、冷蔵庫1内
の気密が保たれる。
考案の効果 この考案の上吊り式スライド扉装置によれば、
上述のように、壁の側方に下部ガイド・レールが
突出することが防止されるので、突出したガイ
ド・レールに作業者等がつまずいたり、突出した
ガイド・レールが作業の妨げになつたりするとい
う従来の装置の欠点を解消することができる。し
かも、開閉時には、スライド扉が前後方向に揺動
することなく、スムーズに行うことができる。ま
た、スライド扉を閉鎖のために左方に移動させた
さいに、扉は、壁の前面における開口の周囲の部
分に密着させられ、しかも被案内部の傾斜部とガ
イド・ローラおよび回転部材と垂直ローラとの働
きにより、扉が上記密着状態で保持されるので、
扉と壁との間に隙間が生じるのが防止され、庫内
の気密が保たれる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による上吊り式スライド扉装
置を備えた冷蔵庫の正面図、第2図は第1図の
−線にそう拡大断面図、第3図は第2図の−
線にそう断面図、第4図は第1図の−線に
そう拡大断面図、第5図は第1図の−線にそ
う拡大断面図、第6図は扉を閉じた状態を示す第
3図相当の断面図である。 1a……前壁、2……開口、3……スライド
扉、4……垂直板状被案内部、4a……傾斜部、
5……ガイド・ローラ、24……回転部材、33
……湾入部、34……長孔、35……ピン、45
……ハンガー・レール、46……ハンガー、58
……ヒンジ、71……垂直ローラ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 壁1aに形成された開口2を開閉する上吊り式
    スライド扉装置であつて、スライド扉3が、ヒン
    ジ58を有するハンガー46を介してハンガー・
    レール45に前後に揺動自在に吊り下げられ、ス
    ライド扉3の下端に、垂直板状被案内部4が下方
    突出状に設けられ、壁1aにおける開口2よりも
    下方の部分に、前後で対をなしかつ被案内部4を
    挟むガイド・ローラ5が少なくとも1対設けら
    れ、被案内部4の右端部に、右方に向かつて前方
    に傾斜しかつ扉3の閉鎖のさいの移動時に扉3を
    後方に移行させる傾斜部4aが設けられ、壁1a
    の前面における開口2の下方でかつ左方の部分
    に、扉3の左端部に設けられた垂直ローラ71に
    係合しかつスライド扉3の左端部を後方に移行さ
    せる回転部材24が水平面内で回転自在に設けら
    れ、回転部材24に、その回転中心を中心とする
    円周上に位置する円弧状の長孔34が形成され、
    この長孔34に壁1aに設けられたピン35が嵌
    められることにより回転部材24の回転角度が規
    制されており、スライド扉3が開状態のときに回
    転部材24はピン35が長孔34内の一端部に位
    置する第1位置をとり、同じく閉状態のときに回
    転部材24はピン35が長孔34の他端部に位置
    する第2位置をとるようになされ、回転部材24
    の周縁に、これが第1位置にあるときにその回転
    中心よりも後方でかつ右方の部分に位置するとと
    もに、第2位置にあるときにその回転中心の真後
    の部分に位置し、かつ垂直ローラ71が係合する
    湾入部33が設けられている上吊り式スライド扉
    装置。
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