JPH0520755Y2 - - Google Patents

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JPH0520755Y2
JPH0520755Y2 JP6335588U JP6335588U JPH0520755Y2 JP H0520755 Y2 JPH0520755 Y2 JP H0520755Y2 JP 6335588 U JP6335588 U JP 6335588U JP 6335588 U JP6335588 U JP 6335588U JP H0520755 Y2 JPH0520755 Y2 JP H0520755Y2
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sheave
speed governor
drive roller
electric motor
speed
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、調速機の試験装置に関する。
〔従来の技術〕
一般に調速機の試験装置にあつては、電動機に
より駆動ローラを介して調速機の綱車を駆動し、
この時の綱車の回転速度を検出するようになつて
いる。従来この種の調速機の試験装置として、例
えば、特開昭60−27378号公報に示されているよ
うに、人力で支持する電動機の出力軸に駆動ロー
ラを連結し、試験のためにロープを外した綱車の
外周に、この駆動ローラを圧接するものが提案さ
れている。しかしながら、これでは電動機を人力
で支持しながら駆動ローラを綱車の外周に押圧し
続けなければならないので、疲労とともに身体が
綱車に近づき、高速エレベータ用としては安全上
問題であつた。そこで、この問題点を解決する一
手段として、例えば、実開昭62−183678号公報に
示されているように、電動機の出力軸端に連結し
た駆動ローラが綱車の外周に接触する状態で、こ
の電動機を調速機の枠体に固設するものが提案さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
ところで上記のような従来の調速機にあつて
は、電動機の駆動ローラと綱車の外周との間の回
転力伝達が、綱車外周面と駆動ローラの外周面と
の摩擦を介して行われるので、特に高速エレベー
タ用としては綱車を高速で回転する必要があり、
この場合に、駆動ローラと綱車との間に滑りが生
じやすく、これらが摩耗しやすいばかりでなく、
駆動ローラと綱車との間の摩擦力を補うため、駆
動ローラを綱車の外周に力を入れて押圧すると、
作業員が高速で回転する駆動ローラや綱車に接触
する危険があり安全上の問題点があつた。
本考案の目的は、人手を要することなく、電動
機の駆動ローラを調速機の綱車の外周に押圧し
て、この綱車を確実に駆動することができる調速
機の試験装置を提供するにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、エレベータの調速機部分に設置さ
れる電動機と、この電動機の出力軸に装着され、
前記調速機の綱車の外周に接触する駆動ローラを
含み、前記電動機により駆動ローラを介し駆動さ
れる調速機の綱車の回転速度を検出するようにし
た調速機の試験装置において、前記調速機の枠体
に固設される固定体と、この固定体に移動可能に
取り付けられ前記電動機を支持する移動体と、前
記綱車と接触する駆動ローラに綱車方向の押圧力
を付与する押圧力付与手段とを備えることによ
り、達成される。
〔作用〕
本考案は上記のように構成したので、固定体が
調速機の枠体に固設され、この枠体に移動体が移
動可能に設けられる。そしてこの移動体に調速機
部分に設置される電動機が支持されるとともに、
押圧力付与手段が綱車に接触する駆動ローラに綱
車方向の押圧力を付与し、駆動ローラが綱車に押
圧される。これにより、人手を要することなく、
電動機の駆動ローラを調速機の綱車の外周に押圧
して、この綱車を確実に駆動することができる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図に基づき説明す
る。第1図は本考案の一実施例になる調速機の試
験装置の全体構成を示す斜視図である。図におい
て、1は調速機、1aは調速機1のベース、2は
ベース1aに立設された枠体、3は枠体2によつ
て回転自在に支持され図示しないロープが巻き掛
けられる綱車、4は綱車3の側部に沿つて配置さ
れ、枠体2に固設される固定体、5は固定体4に
案内されて、この固定体4に沿つて前後進する移
動体、6はこの移動体5に支持される電動機、7
は電動機6の出力軸(図示せず)に装着された駆
動ローラ、8は一端を枠体2に、他端を移動体5
に係止されたばねである。尚、このばね8によ
り、綱車3と接触する駆動ローラ7に、綱車3方
向の押圧力を付与する押圧力付与手段が構成され
ている。
この実施例にあつて、調速機の試験に際して
は、まず綱車3からロープを外し、枠体2に固定
体4を取付ける。次に、固定体4に移動体5を固
定体4に沿つて前後進できるように取付け、この
移動体5に、駆動ローラ7を装着した電動機6を
取付ける。そして、ばね8の一端を移動体5に、
他端を枠体2に係止する。このとき、駆動ローラ
7は綱車3の外周に圧接され、電動機6の回転力
が駆動ローラ7を介して摩擦により綱車3に伝達
され、綱車3が回転するようになつている。そこ
で、この回転する綱車3の回転速度を図示しない
速度検出器、例えば接触式、或いはパルスカウン
タ方式の速度検出器によつて検出する。このよう
に構成した実施例では、人手を要することなく、
電動機6の駆動ローラ7を調速機1の綱車3の外
周に押圧して、この綱車3を確実に駆動すること
ができる。
〔考案の効果〕
本考案によれば、人手を要することなく、電動
機の駆動ローラを調速機の綱車の外周に押圧し
て、この綱車を確実に駆動するので、駆動ローラ
と綱車の外周との間の滑りを防止して駆動ローラ
などの摩耗を少なくすることができるとともに、
作業員が高速で回転する駆動ローラや綱車に近づ
くことなく、作業安全の向上をはかることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例になる調速機の試験
装置の全体構成を示す斜視図である。 1……調速機、2……枠体、3……綱車、4…
…固定体、5……移動体、6……電動機、7……
駆動ローラ、8……ばね(押圧力付与手段)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エレベータの調速機部分に設置される電動機
    と、この電動機の出力軸に装着され、前記調速機
    の綱車の外周に接触する駆動ローラを含み、前記
    電動機により駆動ローラを介し駆動される調速機
    の綱車の回転速度を検出するようにした調速機の
    試験装置において、前記調速機の枠体に固設され
    る固定体と、この固定体に移動可能に取り付けら
    れ前記電動機を支持する移動体と、前記綱車と接
    触する駆動ローラに綱車方向の押圧力を付与する
    押圧力付与手段とを備えたことを特徴とする調速
    機の試験装置。
JP6335588U 1988-05-16 1988-05-16 Expired - Lifetime JPH0520755Y2 (ja)

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JP6335588U JPH0520755Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16

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JP6335588U JPH0520755Y2 (ja) 1988-05-16 1988-05-16

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01166684U JPH01166684U (ja) 1989-11-22
JPH0520755Y2 true JPH0520755Y2 (ja) 1993-05-28

Family

ID=31288862

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