JPH05206641A - 簡易スルホールプリント配線板の製造方法 - Google Patents

簡易スルホールプリント配線板の製造方法

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JPH05206641A
JPH05206641A JP1376692A JP1376692A JPH05206641A JP H05206641 A JPH05206641 A JP H05206641A JP 1376692 A JP1376692 A JP 1376692A JP 1376692 A JP1376692 A JP 1376692A JP H05206641 A JPH05206641 A JP H05206641A
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JP
Japan
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hole
holes
printed wiring
wiring board
paste
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Pending
Application number
JP1376692A
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English (en)
Inventor
Yukio Matsuno
幸男 松野
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 マイグレーションを防止した信頼性の高い簡
易スルホール仕様のプリント配線板を得る。 【構成】 繊維(5)が横方向に走り、その表面及び裏
面に銅箔(2,3)が貼着された基材(1)に孔(6)
を穿設し、該孔(6)に導電性物質(4)を充填して簡
易仕様のスルホールを形成してなる簡易スルホールプリ
ント配線板の製造方法において、前記導電性物質(4)
の充填前に、あらかじめ前記孔(6)の表面にエポキシ
樹脂(11)等の無繊維の電気絶縁性物質を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、表面及び裏面に銅箔
が貼着された基材に孔を穿設し、該孔に導電性物質を充
填してスルホールを形成してなる簡易スルホール仕様の
プリント配線板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】簡易スルホールプリント配線板には、穿
設した孔を埋める導電性物質の種類によって銀スルホー
ル,カーボンスルホール等に分類されるが、その構造に
おいて差異は無く、通常、図17あるいは図21断面図
にて示した構造を呈している。図において、1は紙フェ
ノール,紙エポキシ,コンポジット等の基材、2,3は
基材1の表面及び裏面に貼着された銅箔、4は孔6に充
填されスルホールを形成する銀やカーボン等の導電性物
質を示している。ここで基材1には5で示したような繊
維が横(図面の左右の方向)に走っている。また基材厚
みは0.8mm〜1.6mmが普通で、銅箔の厚みは1
8μmまたは35μmである。
【0003】次に、かかる構造の簡易スルホールプリン
ト配線板の製造方法を、図13ないし図17及び図18
ないし図21の各断面図にて説明する。
【0004】まず、図13ないし図17から説明する。
【0005】銅箔2,3が表裏に貼着された基材1を準
備して(図13)、これに孔抜きパンチング孔6をパン
チング用のピン(図示せず)を用いて所要の箇所に穿設
する。ピンは円筒状で、長さは板厚以上でその径は1.
0〜2.0mmが普通である。このとき孔断面は図14
のように鼓状になる。
【0006】次に図15のように、パンチング孔6の直
下に予め銀やカーボン等のペースト7を溜た容器8を適
宜対置させる。
【0007】次に上方からペースト充填用のピン9をパ
ンチング孔6を貫通させ、ペースト7内に降下進入させ
る。このとき、ピン9の先端に容器8中のペースト7が
付着する。次にピン9の先端にペースト7を付着させた
状態でピン9を上方に上げて行くと、図16に示すよう
にペースト7がパンチング孔6に埋められていく。
【0008】ついで、ピン9をパンチング孔6から抜き
去ると、図17の様にペースト7がパンチング孔6に充
填されてスルホールが形成される。この後加熱処理によ
りペースト7は硬化することによって、孔6に導電性物
質4が充填された簡易スルホールが完成する。
【0009】次に図18ないし図21を説明する。図1
8は図13と同じものである。この基材にドリリングに
て孔6′を穿設したものが図19である。ドリリングに
よる孔6′は前述のパンチング孔6に比してその断面は
長方形である。次に図20のように、スクリーン印刷に
て孔6′に前記ペースト7を充填し、更に加熱処理によ
り簡易スルホールが完成された図21のプリント配線板
を得る。加熱処理標準条件は150℃・30分間であ
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来技術にはスルホール間の導電性物質4(ペースト
7)の移行(マイグレーション)の発生の問題がある。
この現象は充填した導電性物質4(7)がイオン化し
て、スルホール間を基材1の繊維5方向に沿って移行し
て行くものである。即ち基材1の繊維5そのものがイオ
ン化した導電性物質の通り道と見ることが出来る。マイ
グレーションが進行すると、スルホール間の電気絶縁性
が低下し、ついにはスルホール同志ショートしてしまう
ので、プリント配線板の信頼性上由々しき問題点であ
る。
【0011】この発明は、上記点に鑑みマイグレーショ
ンのない簡易スルホールプリント配線板の製造方法を提
供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、繊維が横方
向に走り、かつ、その表面及び裏面に銅箔が貼着された
基材に孔を穿設し、該孔に導電性物質を充填して簡易仕
様のスルホールを形成してなる簡易スルホールプリント
配線板の製造方法において、前記導電性物質の充填前
に、あらかじめ前記孔の表面に無繊維の電気絶縁性物質
を形成することを特徴とする。
【0013】
【作用】上記方法により、孔と繊維の間に電気絶縁性物
質からなるバリアが設けられ、孔に充填される導電性物
質と基材繊維とを接触しないようにでき、スルホール間
のマイグレーションを未然に防止する。
【0014】
【実施例】以下、図1ないし図7及び図8ないし図12
に従って本発明の実施例を説明する。図1ないし図7は
導電性物質と基材との間に薄い無繊維性の絶縁被膜を形
成し、これによりイオンの通り道を遮断する例で、図8
ないし図12は無繊維性の絶縁性物質を導電性物質と基
材との間に充填する例であるが、本発明はこの2つの例
に限定されるものではない。
【0015】図1は(後述の図8と同様)銅箔2,3が
表裏に貼着された基材1である。これに孔抜きパンチン
グ孔6をパンチング用のピンを用いて所要の箇所に穿設
する(図2)。次に図3のように、パンチングの孔6の
直下にあらかじめ液状の無繊維性絶縁性物質(例えばエ
ポキシ樹脂)11を溜た容器12を適宜対置する。そし
て、上方からピン10をパンチング孔6を通してエポキ
シ樹脂11の入った容器12内に降下進入させ、ピン1
0の先端にエポキシ樹脂11を付着させ、このままピン
10を上方に上げていくと、図4に示すようにエポキシ
樹脂11が孔6壁にコーテイングされる。
【0016】こうして出来たエポキシ樹脂11の塗膜を
たとえば100℃にて60分間加熱処理により硬化させ
る。こうした前処理をほどこした後、前述のエポキシ樹
脂被膜の上にペーストを埋める事になる。
【0017】パンチング孔6の直下に予め銀やカーボン
等のペースト7を溜た容器8を適宜対置させ(図5)、
上方からペースト充填用のピン9をパンチング孔6を貫
通させペースト7内に降下進入させる。このときピン9
の先端に容器8中のペースト7が付着する。次に図6の
ように、ピン9の先端にペースト7を付着させた状態で
ピン9を上方に上げていくと、ペースト7がパンチング
孔6に埋められていく。ついでピン9をパンチング孔6
から抜き去ると、図7のようにペースト7がパンチング
孔6に充填されてスルホールが形成される。この後、加
熱処理によりペースト7は硬化し、簡易スルホールが形
成される。
【0018】次に、図8ないし図12により別の方法を
述べる。
【0019】図8で与えられた材料に、図9のようにド
リリングにて所要の孔径より約1.5mm大きな径で孔
6″を穿設する。次に図10のように、スクリーン印刷
法にて孔6″内に無繊維性のエポキシ樹脂液13を充填
し、加熱硬化する。次に充填したエポキシ樹脂13中
に、先程のドリリング工程にて穿った孔と同心円状に所
要の径にて孔6′を穿設する(図11)。次に、従来の
図20で説明した方法と同様に孔6′にスクリーン印刷
により導電性ペースト7を充填し、加熱処理により所定
の簡易スルホールが完成する(図12)。
【0020】
【発明の効果】以上本発明によれば、スルホール間のマ
イグレーション防止による信頼性の高い簡易スルホール
仕様のプリント配線板の構造が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明する工程断面図であ
る。
【図2】同、工程断面図である。
【図3】同、工程断面図である。
【図4】同、工程断面図である。
【図5】同、工程断面図である。
【図6】同、工程断面図である。
【図7】同、工程断面図である。
【図8】この発明の他の実施例を説明する工程断面図で
ある。
【図9】同、工程断面図である。
【図10】同、工程断面図である。
【図11】同、工程断面図である。
【図12】同、工程断面図である。
【図13】従来例を説明する工程断面図である。
【図14】同、工程断面図である。
【図15】同、工程断面図である。
【図16】同、工程断面図である。
【図17】同、工程断面図である。
【図18】他の従来例を説明する工程断面図である。
【図19】同、工程断面図である。
【図20】同、工程断面図である。
【図21】同、工程断面図である。
【符号の説明】
1 基材 2,3 銅箔 4 導電性物質 5 繊維 6,6′,6'′ 孔 7 ペースト 11,13 エポキシ樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維が横方向に走り、かつ、その表面及
    び裏面に銅箔が貼着された基材に孔を穿設し、該孔に導
    電性物質を充填して簡易仕様のスルホールを形成してな
    る簡易スルホールプリント配線板の製造方法において、
    前記導電性物質の充填前に、あらかじめ前記孔の表面に
    無繊維の電気絶縁性物質を形成することを特徴とする簡
    易スルホールプリント配線板の製造方法。
JP1376692A 1992-01-29 1992-01-29 簡易スルホールプリント配線板の製造方法 Pending JPH05206641A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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