JPH05204631A - レジスタ復帰方式 - Google Patents

レジスタ復帰方式

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JPH05204631A
JPH05204631A JP1355292A JP1355292A JPH05204631A JP H05204631 A JPH05204631 A JP H05204631A JP 1355292 A JP1355292 A JP 1355292A JP 1355292 A JP1355292 A JP 1355292A JP H05204631 A JPH05204631 A JP H05204631A
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JP
Japan
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microprogram
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JP1355292A
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Inventor
Fumihiro Ono
史博 小野
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NEC Software Shikoku Ltd
Original Assignee
NEC Software Shikoku Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】割込み処理が発生した場合、情報処理装置1a
によりレジスタグループ4のデータがメモリ9に退避処
理され、スクラッチパッドメモリ7の格納アドレステー
ブルを更新する。この後、再び割り込みが発生して走行
レベルが以前のレベルに変化する場合、割込み制御部2
aが実行開始の指示と走行レベルとマスクパターンとを
出力する。マイクロプログラム実行部3aは、マスクレ
ジスタ5aからマスクパターンとレベルレジスタ6から
走行レベルとを読込む。スクラッチパッドメモリ7は、
格納している格納アドレステーブルを走行レベルで検索
し、アドレスを検出し、そのアドレスでマイクロプログ
ラム格納部8aに予じめ格納されているレジスタを復帰
させるマイクロプログラムを読出して実行する。 【効果】レジスタ復帰に関するマイクロプログラムを簡
略化でき、またレジスタ復帰の処理時間を短縮できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、割込み処理を行うこと
が可能な情報処理装置において割込み処理が発生した場
合、割込み処理の最後に行われるレジスタ復帰方式に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のレジスタ復帰方式は、マスクパタ
ーンをリードすることにより、どのレジスタへ復帰する
かを決定していた。
【0003】次に、従来例について図面を参照して説明
する。
【0004】図8は、従来の一例を示す情報処理装置の
ブロック図、図9は図8で使用されるマスクパターンの
説明図である。
【0005】図8に示す従来のレジスタ復帰方式の情報
処理装置1bは、図9に示すような割込み処理後のレジ
スタ復帰に必要なマスクパターンA40aをあらかじめ
格納しているマスクレジスタ5bと、情報処理装置1b
に割込み処理が発生した場合にレジスタ復帰の処理を含
むマイクロプログラムのアドレスの通知とマイクロプロ
グラムの実行開始の指示とを行い同時に次のレジスタ復
帰時のマスクパターンを作成してマスクレジスタ5bを
更新する割込み制御部2bと、割込み制御部2bからマ
スクレジスタ5bへマスクパターンを伝達するデータ線
19と、あらかじめマイクロプログラムを格納して割込
み制御部2bの出力したアドレスを通知されるとマイク
ロプログラムを出力するマイクロプログラム格納部8b
と、割込み制御部2bの出力したアドレスをマイクロプ
ログラム格納部8bへ伝達するアドレス線10と、複数
のレジスタから構成されるレジスタグループ4と、レジ
スタグループ4のデータが退避するメモリ9と、レジス
タグループ4とメモリ9間とのデータを伝達するデータ
線18と、マイクロプログラム格納部8bからのマイク
ロプログラムを割込み制御部2bからの実行開始指示に
より実行してマスクレジスタ5bからのマスクパターン
を1ビットずつ読込みメモリ9に退避されているレジス
タのデータをレジスタグループ4のどのレジスタへ復帰
するか決定して復帰させるマイクロプログラム実行部3
bと、マイクロプログラム実行部3bからレジスタグル
ープ4,メモリ9に復帰の制御を伝達する制御線16
と、マスクレジスタ5bとマイクロプログラム実行部3
b間のマスクパターンを伝達するデータ線14と、割込
み制御部2bからの実行開始指示をマイクロプログラム
実行部3bに伝達する制御線12と、マイクロプログラ
ム格納部8bからのマイクロプログラムをマイクロプロ
グラム実行部3bに伝達するデータ線17とを含んで構
成される。
【0006】次に、従来例の動作に関し、図8,9を参
照して説明する。
【0007】ある走行レベルでソフトウェアが走行する
情報処理装置1bに割込み処理が発生した場合、レジス
タグループ4のデータがデータ線18を介してメモリ9
に退避され、割込み制御部2bが割込み処理を受付け
る。割込みが発生すると割込み制御部2bは、アドレス
線10を介してマイクロプログラム格納部8bにアドレ
スを伝達する。同時に、制御線12を介してマイクロプ
ログラム実行部3bへマイクロプログラムの実行開始を
指示し、マスクレジスタ5bにデータ線19を介して次
のレジスタ復帰時のマスクレジスタを格納する。マイク
ロプログラム実行部3bは、マイクロプログラム格納部
8bからデータ線17を介して送られてくるマイクロプ
ログラムを実行開始指示により実行する。それにより、
制御線16を介してメモリ9に退避されていたレジスタ
のデータをデータ線18を介してレジスタグループ4へ
復帰させる。その際、マイクロプログラム実行部3b
は、マスクレジスタ5bからデータ線14を介し、マス
クパターンA40aを1ビットずつリードする。Aレジ
スタの復帰指示ビットは、「0」なので復帰は行われな
い。Bレジスタの復帰指示ビットは、「1」なので復帰
を行う。このように、各復帰指示ビットごとにレジスタ
が復帰するか否かの処理をAレジスタからFレジスタの
復帰指示ビットまで行う。これらにより、メモリ9に退
避されているB,C,Eレジスタのデータの復帰が決定
される。
【0008】なお、本従来例でマスクパターンは、「A
レジスタ」,「Bレジスタ」,「Cレジスタ」の順で
「Fレジスタ」までの6ビットだが、情報処理装置1b
で実行されるソフトウェアの内容またはレジスタ数によ
り、レジスタの順番および数は変更される。
【0009】また、マスクパターンも使用するソフトウ
ェアにより変更される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のレジス
タ復帰方式は、マスクパターンA40aを1ビットずつ
参照して対応するレジスタデータを各レジスタへ復帰さ
せているので、マイクロプログラムが複雑になり、また
レジスタ復帰の処理時間が長くなるという問題点があ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のレジスタ復帰方
式は、複数のレジスタから構成され割込み処理が発生す
ると前記レジスタのデータを退避してレジスタ復帰の制
御により前記データの復帰を行うレジスタグループと、
前記割込み処理が発生すると前記レジスタグループのデ
ータを格納して前記レジスタ復帰の制御により前記デー
タを前記レジスタグループに復帰させるメモリと、前記
割込み処理後に走行するソフトウェアに必要な前記レジ
スタを復帰させる処理を含みオペレーションシステムの
タスクの優先順位である走行レベルに対応する前記ソフ
トウェアに必要なレジスタを規定するマスクパターンを
予測してそれに対応して最適化された最適化マイクロプ
ログラムと前記格納アドレスとを対応させて予め格納す
るマイクロプログラム格納部と、前記割込み処理が発生
した場合に前記最適化マイクロプログラムの実行開始の
指示,割込み処理後に走行すべき前記走行レベル,前記
実行開始指示される最適化マイクロプログラムに対応し
たマスクパターンを出力する割込み制御部と、前記割込
み制御部から出力されたマスクパターンを保持するマス
クレジスタと、前記割込み制御部から出力された走行レ
ベルを保持するレベルレジスタと、前記走行レベルと前
記マイクロプログラム格納部の格納アドレスとを対応さ
せて格納する格納アドレステーブルを格納して前記走行
レベルの入力により検索して対応する前記格納アドレス
を出力するスクラッチパッドメモリと、前記割込み制御
部からの前記最適化マイクロプログラムの実行開始の指
示を受取り前記マスクレジスタからのマスクパターンと
前記レベルレジスタからの走行レベルとを読込み前記レ
ジスタグループのデータが退避されていなければ前記メ
モリにレジスタの退避を行い前記マイクロプログラム格
納部を前記マスクパターンで検索して対応するアドレス
を検出して前記走行レベルとアドレスとを前記アドレス
テーブルに対応させて格納してまた前記レジスタグルー
プのデータが退避されていれば前記格納アドレステーブ
ルを検索して読込んだ前記走行レベルが対応しなければ
前記マイクロプログラム格納部を前記マスクパターンで
検索して対応するアドレスを検出して前記走行レベルと
アドレスとで前記アドレステーブルに対応させて格納し
てまた前記格納アドレステーブルを検索して読込んだ前
記走行レベルが対応していれば対応させて格納したアド
レスを検出して前記マイクロプログラム格納部に出力し
て前記マイクロプログラム格納部から出力されてきた最
適化マイクロプログラムを実行して前記レジスタ復帰の
制御を行うマイクロプログラム実行部とを有している。
【0012】
【実施例】本発明について図面を参照して説明する。図
1は本発明の一実施例のブロック図である。本発明の情
報処理装置1aは、使用されると予想されるマスクパタ
ーンに対応して最適化された最適化マイクロプログラム
を予め格納しているマイクロプログラム格納部8aと、
以前の走行レベルに変化する割込み処理が発生すると割
込み処理後に走行するソフトウェアの走行レベルと割込
み処理後のレジスタ復帰に必要なマスクパターンと最適
化マイクロプログラムの実行開始の指示とを出力する割
込み制御部2aと、マスクパターンを格納するマスクレ
ジスタ5aと、割込み制御部2aからマスクレジスタ5
aへマスクパターンを伝達するデータ線19と、割込み
制御部2aが出力した走行レベルを格納するレベルレジ
スタ6と、走行レベルと最適化マイクロプログラムの格
納アドレスとを格納する格納アドレステーブルを格納す
るスクラッチパッドメモリ7と、割込み制御部2aから
出力された走行レベルをレベルレジスタ6とスクラッチ
パッドメモリ7とに伝達する制御線11と、割込み制御
部2aからの実行開始の指示により格納アドレステーブ
ルの作成,検索,更新およびマイクロプログラムを実行
するマイクロプログラム実行部3aと、マスクレジスタ
5aからのマスクパターンをマイクロプログラム実行部
3aに伝達するデータ線14と、レベルレジスタ6から
の走行レベルをマイクロプログラム実行部3aに伝達す
るデータ線15と、割込み制御部2aからの指示をマイ
クロプログラム実行部3aへ伝達する制御線12と、マ
イクロプログラム実行部3a,スクラッチパッドメモリ
7間のデータを伝達するデータ線13と、マイクロプロ
グラム実行部3aからスクラッチパッドメモリ7への制
御を伝達する制御線21と、マイクロプログラム格納部
8aにスクラッチパッドメモリ7からのマイクロプログ
ラムの格納アドレスを伝達するアドレス線10と、マイ
クロプログラム格納部8aから出力されたマイクロプロ
グラムをマイクロプログラム実行部3aに伝達するデー
タ線17と、マイクロプログラム格納部8aにマイクロ
プログラム実行部3aの制御を伝達する制御線20と、
レジスタのデータを退避するメモリ9と、マイクロプロ
グラム実行部3aからのレジスタ復帰の制御とメモリ9
からのレジスタのデータとにより復帰を行うレジスタグ
ループ4と、マイクロプログラム実行部3aが出力する
レジスタ復帰の制御をレジスタグループ4とメモリ9と
に伝達する制御線16と、レジスタグループ4,メモリ
9間のレジスタのデータを伝達するデータ線18とを含
んで構成されている。
【0013】図2は、図1に示す割込み制御部の機能を
示すブロック図である。割込み制御部2aは、最適化マ
イクロプログラムの実行開始の指示を制御線12に出力
する開始部111と、走行レベルを制御線11に出力す
る走行レベル通知部112と、マスクパターンをデータ
線19に出力するマスクパターン通知部113とから構
成されている。
【0014】図3は、図1に示すマイクロプログラム実
行部の機能を示すブロック図である。マイクロプログラ
ム実行部3aは、データ線17で伝達されてくる最適化
マイクロプログラムを制御線12で伝達されてくる実行
開始の指示で実行して制御線16を介してレジスタ復帰
の制御を行う復帰制御部114と、制御線12で伝達さ
れてくる実行開始の指示とデータ線14で伝達されてく
るマスクパターンとデータ線15で伝達されてくる走行
レベルとからスクラッチパッドメモリ7に格納されてい
る格納アドレステーブルの検索,作成および更新を行う
テーブル情報通知部115とから構成されている。テー
ブル情報通知部115は、最適化マイクロプログラム群
60を制御線20を介してマスクパターンで検索して対
応する格納アドレスを検出しデータ線17で読込むアド
レス検索部116と、アドレス検索部116が検出した
格納アドレスをデータ線13でスクラッチパッドメモリ
7に出力して対応するアドレス格納部に格納するテーブ
ル作成部117と、制御線21を介して走行レベルで格
納アドレステーブルを検索するアドレステーブル検索部
118とから構成されている。
【0015】図4は、本発明で使用するマスクパターン
を示す説明図である。同図のマスクパターンは、B,
C,Eレジスタを復帰させるマスクパターンA40a
と、A,D,Fレジスタを復帰させるマスクパターンB
40bと、B,D,Fレジスタを復帰させるマスクパタ
ーンC40cとを示している。
【0016】図5は、格納アドレステーブルを示す説明
図である。同図の格納アドレステーブル50は、走行レ
ベル「0」(以後、「レベル0」と記す)が格納された
走行レベル格納部52aとスクラッチパッドメモリ7に
格納されたマスクパターンB用のマイクロプログラムの
アドレスB0番地が格納されたアドレス格納部53aと
から構成されたレベルアドレス部51aと、走行レベル
「1」(以後、「レベル1」と記す)が格納された走行
レベル格納部52bとスクラッチパッドメモリ7に格納
されたマスクパターンA用のマイクロプログラムのアド
レスA0番地が格納されたアドレス格納部53bとから
構成されたレベルアドレス部51bと、走行レベル
「2」(以後、「レベル2」と記す)が格納された走行
レベル格納部52cとスクラッチパッドメモリ7に格納
されたマスクパターンC用のマイクロプログラムのアド
レスC0番地が格納されたアドレス格納部53cとから
構成されたレベルアドレス部51cとから構成されてい
る。格納アドレステーブル50の値は、テーブル作成部
117が割込み処理の発生により、新たに作成または更
新する。
【0017】図6は、各マスクパターンに対応して格納
された最適化マイクロプログラム郡を示す説明図であ
る。最適化マイクロプログラム群60は、アドレス61
aが「A0番地」で「マスクパターンAに対応し最適化
されたマイクロプログラム」である最適化マイクロプロ
グラム62aと、アドレス61bが「B0番地」で「マ
スクパターンBに対応し最適化されたマイクロプログラ
ム」である最適化マイクロプログラム62bと、アドレ
ス61cが「C0番地」で「マスクパターンCに対応し
最適化されたマイクロプログラム」である最適化マイク
ロプログラム62cとから構成されている。なお、走行
レベルは、割込み処理が発生しないと変化しない。
【0018】次に、本発明の動作に関して、図1〜図7
を参照して説明する。図7は、本発明の動作を説明する
流れ図である。
【0019】まず、マイクロプログラム格納部8aに、
予じめ割込み制御部2aから出力されると予測される全
てのマスクパターンに対応した複数の最適化マイクロプ
ログラムを格納しておく。
【0020】ステップS1において、情報処理装置1a
で走行しているソフトウェアに割込み処理が発生したか
どうか検知する。発生したならばステップS2におい
て、開始部111が制御線12を介し、復帰制御部11
4とテーブル情報通知部115とへ、最適化マイクロプ
ログラムの実行開始の指示を出力する。同時に、走行レ
ベル通知部112が割込み処理後の走行レベルとして
「レベル0」を制御線11を介し、レベルレジスタ6と
スクラッチパッドメモリ7とに出力する。また、マスク
パターン通知部113がデータ線19を介し、「マスク
パターンB40b」をマスクレジスタ5aに格納する。
ステップS3において、テーブル情報通知部115がレ
ベルレジスタ6からデータ線15を介して「レベル0」
と、同じくマスクレジスタ5aからデータ線14を介し
て「マスクパターンB40b」とを読込む。ステップS
4において、情報処理装置1aがレジスタが退避されて
いるかを判定するが、最初の割込みなので退避されてい
ない。ステップS5において、情報処理装置1aがレジ
スタの退避処理を行う。ステップS6において、アドレ
ス検索部116が制御線20を介し、最適化マイクロプ
ログラム群60の最適化マイクロプログラム62bを
「マスクパターンB」から検索し、そのアドレス61b
である「B0番地」をデータ線17を介して検出する。
ステップS7において、テーブル作成部117が「レベ
ル0」を走行レベル格納部52aに格納し、「B0番
地」をアドレス格納部53aに新たに格納してレベルア
ドレス部51aを完成する。
【0021】続けて割込み処理が発生する場合、ステッ
プS1を介してステップS2において、開始部111が
実行開始の指示を出力する。同時に、走行レベル通知部
112が「レベル1」をレベルレジスタ6とスクラッチ
パッドメモリ7とに出力する。レベルレジスタ6は、そ
の値で更新される。また、マスクパターン通知部113
が、「マスクパターンA40a」を出力してマスクレジ
スタ5aを更新する。ステップS3において、テーブル
情報通知部115がレベルレジスタ6から「レベル1」
と、同じくマスクレジスタ5aから「マスクパターンA
40a」とを読込む。ステップS4において、情報処理
装置1aがレジスタが退避されているかを判定する。前
回の割込み処理で、レジスタグループ4のデータが退避
しているので、ステップS8においてアドレステーブル
検索部118が、読込んだ「レベル1」で格納アドレス
テーブル50を検索する。格納アドレステーブル50で
は、「レベル1」に対応するレベルアドレス部51bが
作成されていないので、対応する走行レベルは存在しな
い。ステップS6において、アドレス検索部116が
「マスクパターンA」で最適化マイクロプログラム62
aを検索し、そのアドレス61aである「A0番地」を
検出する。ステップS7において、テーブル作成部11
7が「レベル1」を走行レベル格納部52bに格納し、
「A0番地」をアドレス格納部53bに格納してレベル
アドレス部51bを完成する。
【0022】続けて割込み処理が発生する場合、ステッ
プS1を介してステップS2において、開始部111が
実行開始の指示を出力する。同時に、走行レベル通知部
112が「レベル2」をレベルレジスタ6とスクラッチ
パッドメモリ7とに出力する。レベルレジスタ6は、そ
の値で更新される。また、マスクパターン通知部113
が、「マスクパターンC40c」を出力してマスクレジ
スタ5aを更新する。ステップS3において、テーブル
情報通知部115がレベルレジスタ6から「レベル2」
と、同じくマスクレジスタ5aから「マスクパターンC
40c」とを読込む。ステップS4において、情報処理
装置1aがレジスタが退避されているかを判定する。前
回の割込みでレジスタグループ4のデータは、退避して
いるので、ステップS8においてアドレステーブル検索
部118が、読込んだ「レベル2」で格納アドレステー
ブル50を検索する。格納アドレステーブル50では、
まだ「レベル2」に対応するレベルアドレス部51cが
作成されていないので、対応する走行レベルは存在しな
い。ステップS6において、アドレス検索部116が
「マスクパターンC」で最適化マイクロプログラム62
cを検索し、そのアドレス61cである「C0番地」を
検出する。ステップS7において、テーブル作成部11
7が「レベル2」を走行レベル格納部52cに格納し、
「C0番地」をアドレス格納部53cに格納してレベル
アドレス部51cを完成する。
【0023】再び、割込み処理が発生して走行レベルが
以前の走行レベルに変化する場合、ステップS1を介し
てステップS2において、開始部111が実行開始の指
示を出力する。同時に、走行レベル通知部112が「レ
ベル0」をレベルレジスタ6とスクラッチパッドメモリ
7とに出力する。レベルレジスタ6は、その値で更新さ
れる。また、マスクパターン通知部113が、「マスク
パターンB40b」を出力してマスクレジスタ5aを更
新する。これらの走行レベルとマスクパターンとは、次
の割込み処理時の格納アドレステーブル50の作成に使
用される。ステップS3において、テーブル情報通知部
115がレベルレジスタ6から「レベル0」と、同じく
マスクレジスタ5aから「マスクパターンB40b」と
を読込む。ステップS4においてレジスタが退避されて
いるかの判定を行う。レジスタは退避しているので、ス
テップS8においてアドレステーブル検索部118が
「レベル0」で格納アドレステーブル50を検索する。
「レベル0」が、レベルアドレス部51aの走行レベル
格納部52aに存在する。これにより、ステップS9に
おいて、スクラッチパッドメモリ7が格納アドレステー
ブル50を「レベル0」で検索する。「レベル0」が格
納されている走行レベル格納部52aに対応するアドレ
ス格納部53aには、「B0番地」が格納されている。
スクラッチパッドメモリ7は、「B0番地」をアドレス
線10に出力し、マイクロプログラム格納部8aが「B
0番地」を受ける。ステップS10において、マイクロ
プログラム格納部8aが対応するアドレス61bの最適
化マイクロプログラム62bを検出する。マイクロプロ
グラム格納部8aは、最適化マイクロプログラム62b
をデータ線17を介し、マイクロプログラム実行部3a
に出力する。ステップS11において、復帰制御部11
4がその最適化マイクロプログラム62bを実行する。
これにより、レジスタを復帰させる処理の制御をレジス
タグループ4およびメモリ9に対して行い、レジスタ
A,D,Fが復帰される。
【0024】なお、情報処理装置は有するレジスタの数
が異る場合があるので、その場合マスクパターンはそれ
に合わせてビット数が変更される。
【0025】また、ソフトウェアにより復帰するレジス
タが異る場合があるので、その場合マスクパターンのパ
ターンがこれら図4以外にも存在する。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、割込み処
理が発生してソフトウェアの走行レベルが変化したとき
のレジスタ退避処理の中で、予じめ格納してある最適化
マイクロプログラム群を参照して格納アドレステーブル
を作成し、こうしてレジスタ復帰の処理の中で格納アド
レステーブルから最適化マイクロプログラムを選択する
ことにより、レジスタ復帰に関するマイクロプログラム
を簡略化でき、また各マスクパターンに対応して最適化
されたマイクロプログラムを実行することによりレジス
タ復帰の処理時間を短縮できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1に示す割込み制御部の機能を示すブロック
図である。
【図3】図1に示すマイクロプログラム実行部の機能を
示すブロック図である。
【図4】本発明で使用するマスクパターンの一例を示す
説明図である。
【図5】格納アドレステーブルを示す説明図である。
【図6】最適化マイクロプログラム群を示す説明図であ
る。
【図7】本発明の動作を説明する流れ図である。
【図8】従来の一例を示す情報処理装置のブロック図で
ある。
【図9】図8で使用されるマスクパターンの説明図であ
る。
【符号の説明】
1a 情報処理装置 2a 割込み制御部 3a マイクロプログラム実行部 4 レジスタグループ 5a マスクレジスタ 6 レベルレジスタ 7 スクラッチパッドメモリ 8a マイクロプログラム格納部 9 メモリ 10 アドレス線 11,12,16,20,21 制御線 13,14,15,17,18,19 データ線 50 格納アドレステーブル 51a,51b,51c レベルアドレス部 52a,52b,52c 走行レベル格納部 53a,53b,53c アドレス格納部 60 最適化マイクロプログラム群 61a,61b,61c アドレス 62a,62b,62c 最適化マイクロプログラム 111 開始部 112 走行レベル通知部 113 マスクパターン通知部 114 復帰制御部 115 テーブル情報通知部 116 アドレス検索部 117 テーブル作成部 118 アドレステーブル検索部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のレジスタから構成され割込み処理
    が発生すると前記レジスタのデータを退避してレジスタ
    復帰の制御により前記データの復帰を行うレジスタグル
    ープと、 前記割込み処理が発生すると前記レジスタグループのデ
    ータを格納して前記レジスタ復帰の制御により前記デー
    タを前記レジスタグループに復帰させるメモリと、 前記割込み処理後に走行するソフトウェアに必要な前記
    レジスタを復帰させる処理を含みオペレーションシステ
    ムのタスクの優先順位である走行レベルに対応する前記
    ソフトウェアに必要なレジスタを規定するマスクパター
    ンを予測してそれに対応して最適化された最適化マイク
    ロプログラムと前記格納アドレスとを対応させて予め格
    納するマイクロプログラム格納部と、 前記割込み処理が発生した場合に前記最適化マイクロプ
    ログラムの実行開始の指示,割込み処理後に走行すべき
    前記走行レベル,前記実行開始指示される最適化マイク
    ロプログラムに対応したマスクパターンを出力する割込
    み制御部と、 前記割込み制御部から出力されたマスクパターンを保持
    するマスクレジスタと、 前記割込み制御部から出力された走行レベルを保持する
    レベルレジスタと、 前記走行レベルと前記マイクロプログラム格納部の格納
    アドレスとを対応させて格納する格納アドレステーブル
    を格納して前記走行レベルの入力により検索して対応す
    る前記格納アドレスを出力するスクラッチパッドメモリ
    と、 前記割込み制御部からの前記最適化マイクロプログラム
    の実行開始の指示を受取り前記マスクレジスタからのマ
    スクパターンと前記レベルレジスタからの走行レベルと
    を読込み前記レジスタグループのデータが退避されてい
    なければ前記メモリにレジスタの退避を行い前記マイク
    ロプログラム格納部を前記マスクパターンで検索して対
    応するアドレスを検出して前記走行レベルとアドレスと
    を前記アドレステーブルに対応させて格納してまた前記
    レジスタグループのデータが退避されていれば前記格納
    アドレステーブルを検索して読込んだ前記走行レベルが
    対応しなければ前記マイクロプログラム格納部を前記マ
    スクパターンで検索して対応するアドレスを検出して前
    記走行レベルとアドレスとで前記アドレステーブルに対
    応させて格納してまた前記格納アドレステーブルを検索
    して読込んだ前記走行レベルが対応していれば対応させ
    て格納したアドレスを検出して前記マイクロプログラム
    格納部に出力して前記マイクロプログラム格納部から出
    力されてきた最適化マイクロプログラムを実行して前記
    レジスタ復帰の制御を行うマイクロプログラム実行部と
    を含んでいることを特徴とするレジスタ復帰方式。
  2. 【請求項2】 前記割込み制御部は、前記マイクロプロ
    グラムの実行開始の指示を出力する開始部と、前記走行
    レベルを出力する走行レベル通知部と、前記マスクパタ
    ーンを出力するマスクパターン通知部とを含んでいるこ
    とを特徴とする請求項1記載のレジスタ復帰方式。
  3. 【請求項3】 前記マイクロプログラム実行部は、前記
    割込み制御部からの実行開始の指示により前記マイクロ
    プログラム格納部から出力されてくる最適化マイクロプ
    ログラムを実行してレジスタ復帰の制御を行う復帰制御
    部と、 前記最適化マイクロプログラムを前記マスクパターンで
    検索して対応する格納アドレスを検出するアドレス検索
    部と前記アドレス検索部が検出した格納アドレスを前記
    スクラッチパッドメモリに出力して対応する走行レベル
    の格納アドレステーブルに格納するテーブル作成部と前
    記格納アドレステーブルを前記走行レベルで検索して対
    応する前記格納アドレスを検出するアドレステーブル検
    索部とから構成されているテーブル情報通知部とを含む
    ことを特徴とする請求項1または2記載のレジスタ復帰
    方式。
JP1355292A 1992-01-29 1992-01-29 レジスタ復帰方式 Withdrawn JPH05204631A (ja)

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