JPH05203427A - 光学式形状認識装置 - Google Patents

光学式形状認識装置

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JPH05203427A
JPH05203427A JP4012783A JP1278392A JPH05203427A JP H05203427 A JPH05203427 A JP H05203427A JP 4012783 A JP4012783 A JP 4012783A JP 1278392 A JP1278392 A JP 1278392A JP H05203427 A JPH05203427 A JP H05203427A
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Komei Nakano
孔明 中野
Yukihiko Usami
幸彦 宇佐美
Motoyuki Suzuki
基之 鈴木
Yoshihisa Taniguchi
喜久 谷口
Akira Murata
晃 村田
Seiji Yamanaka
誠二 山中
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TOKYO BOEKI KK
Toyota Motor Corp
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TOKYO BOEKI KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CCDカメラによってワークの斜め方向から
観察された2次元グレーレベル画像情報を、垂直な方向
から観察した画像に変換することができる光学式形状認
識装置を得る。 【構成】 光源34からの光はワーク32の表面で反射
されその反射光がCCDカメラ36に入射する。ワーク
32表面には等間隔の目盛を有するスケール37が設け
られておりワーク32と同時に撮影される。撮影された
グレーレベル画像は画像処理ユニット38に入力する。
CPU44からの指令によりグレーレベル画像の各画素
データに対して実寸座標値が与えられる。さらに元の各
画素データを補間することによって一定密度の画素デー
タを作り出す。したがって、ワーク32表面全体に対し
一定密度のグレーレベル画像データを得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検体(以後、ワーク
と呼ぶ)表面の凹凸情報を認識する装置に関する。特
に、光学的手法を用いてワークの表面の凹凸を認識でき
る装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワークの表面を観察する手段とし
て、光源とCCDカメラを用いた表面検査装置が提案さ
れている。例えば、このような検査装置は自動車のボデ
ィなどの表面の凹凸を検査するのに用いられている。こ
のような検査装置においてCCDカメラによって得られ
るグレーレベル画像は明るさのみの輝度情報であるのが
一般的であり、2次元的な領域の定義や、ワーク表面の
穴の位置・径などの計算に使用されている。
【0003】図14は、従来の表面検査装置の第一例の
構成・作用を示す説明図である。図14に示されている
ように光源10によって真上から照らされたワーク12
は、CCDカメラ14によって撮影され、ワーク12表
面のグレーレベル画像が得られる。図14には、ワーク
12表面に穴15が開いている場合の例が示されてい
る。このようにして得られたグレーレベル画像(図15
(a))の各画像データは図15(b)に示されている
ようにあるしきい値を境にして「0」値と「1」値とに
2値化される。すなわち、いわゆる2値化処置が行わ
れ、その2値化データを基にして穴の直径等が求められ
る。なお、この2値化された例が図15(c)に示され
ている。
【0004】図16は、従来の表面検査装置の第二例の
構成を示す構成図である。図14に示された例と異なる
点は、光源20がワーク22に対して所定の仰角で斜め
に光を照射し、その反射光をCCDカメラ24が同様の
仰角で斜め方向から観察するという点である。すなわ
ち、この仰角はワーク22に対する光の入射角と反射角
とに相当する。このように、斜めから光を照射すること
によって、ワーク22表面の傾きの様子が、撮影された
画像の明るさの変化として認識されうる。この様子を示
した説明図が図17に示されている。図17には、図1
6のワーク22のB−B断面が(a)に示され、その断
面に沿った画像の明るさを示すグラフが(b)に示され
ている。このグラフは横軸が断面に沿った位置であり、
縦軸が画像の明るさを表す。このように第二例によれ
ば、ワーク22表面の傾きにほぼ比例した濃淡を有する
グレーレベル画像が検出される。このように、光源を斜
めからワークに照射した場合、得られる画像の濃淡が、
ワーク表面の傾き、すなわち照射する光線ベクトルのワ
ーク22表面に対する正射影の方向にワーク表面の凹凸
を微分した1次微分量、に比例することは経験的に知ら
れており、この原理を利用した装置は幅広く用いられて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この第
二例においては、CCDカメラ24が斜め方向からワー
ク22を観察しているため、CCDカメラ24から遠く
にあるワーク22の部分と、近くにある部分との画像上
の大きさが異なってしまった。すなわち、遠くにある部
分は小さく撮影され、近くにある部分は大きく撮影され
てしまった。したがって、凹凸の実際の大きさを知るた
めには、場所によって補正を施さなければならない。従
来、この補正は機械的には行われず、熟練者がその経験
に基づいて、凹凸の大きさを判断していた。
【0006】上述した従来の第二例の表面検査装置は、
上記のように構成されていたので、斜め方向からの画像
しか得られず、実際の凹凸の範囲や位置などの具体的な
数値は出力されないという問題があった。また、熟練者
の経験に基づく判断をするためには、高度の熟練が必要
であり、訓練に多大な時間が必要であるという問題があ
った。例えば、自動車のボディの凹凸を検査する場合に
おいては、自動車の種類によって反射率等が異なるた
め、訓練に極めて多大な時間を要する。
【0007】本発明はこのような課題に鑑みなされたも
ので、その目的は、CCDカメラによって斜め方向から
観察された2次元グレーレベル画像情報を、ワークに対
し垂直な方向から観察した画像に変換することができる
変換処置装置を得ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、被検体(ワーク)表面の測定ラインを
所定の仰角で斜め方向から照射する光源と、所定の間隔
で目盛が設けられたスケールであって、前記目盛が前記
測定ラインと平行となるように前記ワーク表面に設置さ
れるスケールと、前記測定ラインから反射された反射光
を検出し、複数の画素データからなるグレーレベル画像
情報を出力する光検出器と、を備えている。
【0009】このように、本発明においては、ワーク表
面にスケールを設置したため、ワークの実際の大きさを
容易に知ることが可能である。
【0010】そして、前記測定ラインから反射された反
射光を検出し、複数の画素データからなるグレーレベル
画像情報を出力する光検出器と、前記グレーレベル画像
情報上の前記測定ラインを、前記スケールの各一目盛間
隔に対応する複数のブロックに分割する測定ライン分割
手段と、前記分割された各ブロックを構成する各画素デ
ータから、補間によって前記ブロック上での所定の実寸
の間隔毎の画素データを算出する補間手段と、を備える
ことを特徴とする光学式形状認識装置である。
【0011】
【作用】本発明における測定ライン分割手段は、スケー
ルのメモリの間隔に対応し、測定ラインを複数のブロッ
クに分割する。これらの複数のブロックは、それぞれの
実際の長さが等しいことが既知であるので、それぞれの
ブロックの縮尺を間接的に求めることができる。
【0012】さらに、補間手段は、前記ブロックを構成
する画素データから、補間によって、ワーク表面におけ
る実寸の間隔毎の画素データを新たに算出する。したが
って、ワークに対して垂直な方向から撮影した場合と同
様の画像データが得られる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面に基づい
て説明する。
【0014】図1に本実施例による光学式形状認識装置
の構成ブロック図を示す。光源34からの散乱光は所定
の入射角(仰角)でワーク32に照射され、ワーク32
表面における反射光がCCDカメラ36に入射する。光
源34は、拡散スクリーン30を備えており、その発す
る光を散乱光としている。ワーク32表面にはL字型の
スケール37が設けられており、ワーク32と同様にC
CDカメラ36に同時に撮影される。このスケール37
は凹凸のあるワーク32表面にも密着するように例えば
柔軟な樹脂などで作られており、その樹脂などの上に目
盛が刻印されている。柔軟な樹脂などを用いることによ
り、微妙な凹凸を有する自動車のボディなどにも良好な
密着性を有する。このとき、樹脂などの基盤部材と目盛
の色は、例えば白と黒のように、コントラストの大きな
色が選択され、グレースケール画像上での判断がしやす
いようになっている。なお、このスケール37はその目
盛が、後述する測定ラインと平行となるようにワーク3
2表面上に設置されている。スケール37の平面図が図
2に示されている。図2に示されているように、スケー
ル37は、L字型のフレームに、2a、2b、2c等の
目盛を等間隔で刻印した物である。本実施例においては
L字型のスケールを用いたが、測定ラインと平行な目盛
を有するものであればどのような形状のものでも構わな
い。
【0015】図1のCCDカメラ36から出力されるグ
レーレベル画像は、画像処理ユニット38に入力する。
この画像処理ユニット38には、CCDカメラ36から
のグレーレベル画像を表示するモニタ40が接続されて
おり、さらにモニタ40にはそのハードコピーをとるハ
ードコピー装置42が接続されている。また画像処理ユ
ニット38には、CCDカメラ36からのグレーレベル
画像の画像データに対し演算処理を行うCPU44が接
続されており、さらにCPU44にはその演算結果を表
示するCRT46と描出するプロッタ48とが接続され
ている。
【0016】本実施例の動作をフローチャートを用いて
説明する。図3には、本実施例による光学式形状認識装
置の第一のフローチャートが示されている。
【0017】図3中、ステップ1において、スケール3
7を設置した状態で、ワークとスケールとをCCDカメ
ラ36によって撮影する。撮影されたグレーレベル画像
は、画像処理ユニット38へ転送される。転送されたグ
レーレベル画像は、モニタ40に表示され、必要に応じ
てハードコピー装置42によってモニタ40のハードコ
ピーがとられる。スケール37には、縦方向と横方向と
に所定の間隔で目盛が付されており、撮影の際にはこの
目盛が明瞭に撮影されるようにCCDカメラ36の絞り
等を調整する。
【0018】ステップ2においては、画像上でのスケー
ル37の各目盛の間隔を用いて、各画素データに、その
実際の座標成分を与える。実寸座標系は、例えばスケー
ル37の図2中2aを原点とし、直線2a−2cをx
軸、直線2a−2bをy軸として設定する。このとき、
2aや2b、2cはモニタ40上の画像を見ながら操作
者がマウス等の指示装置で指示するが、目盛に一定のパ
ターンを使用し、画像処理ユニット38自体が、パター
ン認識により目盛の位置を検出するようにしても良好で
ある。そして、各目盛間の距離をそこに対応する画素の
数で除算することにより、その目盛間での画素のピッチ
が求まる。この求めた画素ピッチを用いて各画素の実寸
座標値を求めている。このような演算を各目盛間に対応
する各画素に適用することにより、グレーレベル画像を
構成する全ての画素データの実寸座標値を求める。
【0019】本発明において特徴的なことは、このよう
にスケール37をワーク32表面に設置したため、ワー
ク37表面での実際の寸法を容易に知ることができる点
である。したがって、モニタ40上に表示される凹凸の
画像の大きさにかかわらず、実際の寸法を知ることが可
能である。
【0020】ステップ3においては、ワーク32とCC
Dカメラ36との位置関係はそのままにして、スケール
37のみを取り除く。その状態で、ステップ1と同様に
ワーク32を撮影し、得られたグレーレベル画像は、画
像処理ユニット38へ転送される。この際、転送される
グレーレベル画像の各画素データには、ステップ2にお
いて計算された実寸座標系での座標値が付加されてい
る。転送されたグレーレベル画像は、モニタ40に表示
され、必要に応じてハードコピー装置42によってモニ
タ40のハードコピーがとられる。
【0021】ステップ4においては、必要に応じて、ワ
ーク32以外の部分の背景などの画像が削除(グレーレ
ベルが「0」に)される。背景とワーク32との区別は
通常その明るさによって行われる。光源34からの比較
的強い光が照射されているため、ワーク32は一般に背
景などより輝度が高い。つまり、CPU44の指令によ
りあるしきい値以下の画素データを一律「0」値にする
ことにより、ワーク32以外の部分の背景などの画像を
削除することができる。このようなマスク処理の後、ス
テップ5−1に移行する。もしワーク32以外の部分が
画像に存在せずに、マスク処理が必要ではない場合に
は、ステップ5−2に移行する。
【0022】ステップ5−1においては、マスクフラグ
CHKが「1」に設定され、ステップ5−2において
は、マスクフラグCHKが「0」に設定される。このマ
スクフラグCHKは、本実施例においては使用されない
が、マスク処理が行われたかどうかを後で知る必要が生
じたときに参照される。ステップ5−1も5−2も引き
続いてステップ6に移行する。
【0023】ステップ6においては、出力形式の選択を
行う。すなわち、後述する図5に示されているように一
本の測定ラインに沿った高低情報のみを得る場合の出力
形式か、もしくは図6に示されているように一定の範囲
に対して高低情報を得る場合の出力形式かのいずれかを
選択する。本実施例においては、図5に示されているよ
うな出力形式を第一出力形式、図6に示されているよう
な出力形式を第二出力形式と呼ぶ。このステップ6にお
いて第一出力形式を選択した場合にはステップ7に移行
し、第二出力形式を選択した場合には図4のステップ8
に移行する。
【0024】ステップ7においては、第二出力形式を選
択した場合に何本の画素列に対する高低情報を算出する
かを決定し、図4のステップ8に移行する。
【0025】図4には本実施例による光学式形状認識装
置の第二のフローチャートが示されている。図4中、ス
テップ8において、モニタ40の画像を参照しながら、
測定範囲の設定を行う。例えば横方向の座標をx座標、
縦方向の座標をy座標とすると、x1 ≦x≦x2 、y1
≦y≦y2 、というように、各座標での範囲を設定する
ことにより矩形の測定範囲が決定される。なお、ステッ
プ6において第一出力形式を選択し、一つの画素列に対
する高低情報のみを得る場合においては前記y1 とy2
とは等しい一つの値に選ばれる。
【0026】ステップ9においては、ステップ8にて設
定された範囲の画素データKD(x,y)が画像処理ユ
ニット38からCPU44に転送される。一画素列の転
送される画素データの一例が図7に示されている。図7
に示されている例は、それぞれの画素データの値を結ん
だグラフとして表示されている。すなわち横軸は各画素
の位置を表し、縦軸は画素データの値つまり濃淡を表
す。
【0027】ステップ10においては、ステップ9にお
いて転送された画素データを新たに、一定の密度の画素
データに変換する。すなわちステップ2にて各画素デー
タに実寸座標値を与えたわけであるが、前述したように
この実寸座標値はCCDカメラ36から遠い位置にある
ワーク32の部分は粗く、近い位置にある部分は密にな
っている。したがって、本ステップにて補間演算により
新たに一定の密度となるように画素データを作り直す。
この補間演算の説明図が図11〜13に示されている。
図11に示されているように、黒丸で示されている元の
粗い画素データの輝度値を直線で結び(図12)、新た
に例えば2mmピッチで輝度値を採り直す(図13)。
採り直した新たな画素データは図13中×点で示されて
いる。この採り直した画素データを新たにグレーレベル
画像の画素データと見なし、以後この画素データを演算
の対象とする。
【0028】本発明において特徴的なことは、このよう
に、ワーク32を斜めに撮影したためにワーク表面に対
する画素データが遠い所は粗く近い所は密になっていた
のを補間によって一定密度としたため、ワーク32表面
の全体に対して均一な密度の画像を得ることが可能とな
った点である。
【0029】ステップ11においては、ステップ10に
て補間によって新たに作られた各画素データの縦方向毎
の平均値がCPU44にて算出される。その平均値Av
e(xn )は次式で示される。
【0030】 ここで、Ave(xn )はx成分にxn 座標成分をもつ
一画素列の平均値、del(xn )はx成分にxn 座標
成分をもつ一画素列に含まれる画素数、KD(xn
y)はモニタ40上の座標(x,y)における画素の輝
度である。上記(1)式による平均値の計算は測定範囲
の各画素列ごとに行われる。さらに必要に応じて、各画
素列ごとにその画素データに対し各種のフィルタ処理を
行う。この各種フィルタ処理後の画像データの例が図8
に示されている。
【0031】ステップ12においては、ステップ11に
て各画素列毎に求められた平均値を用いて高低情報を各
画素列ごとそれぞれ算出する。すなわち、平均値と各画
素データとの差分を、その画素列の光源方向の端部から
積分(累積的に加算)していくことにより、その画素列
に含まれる各画素の高低情報が逐次求められる。その計
算式を次式に示す。
【0032】 SEKI(xn )=∫{KD(xn ,y)−Ave(xn )}dy ・・・(2) つまり、画素列中の所定の画素の高低情報は、差分の値
をその画素列の光源方向の端部から所定の画素まで積分
することにより求められる。したがって、本実施例にお
いては、各画素データの差分を積分していく途中結果と
して各画素に対する高低情報が得られる。この各画素に
対する高低情報の値の例が図9に示されている。
【0033】ステップ13においては、前ステップ12
にて算出されたSEKI(xn )にキャリブレーション
値(補正値)Bi を乗ずることにより補正を行う。この
キャリブレーション値Bi は、例えばワークの色、反射
率などによって決定される補正値である。これによっ
て、実際の高低寸法値DK(xn )が求められる。これ
は次式で表される。
【0034】 DK(xn )=Bi ×SEKI(xn ) ・・・(3) すなわち、DK(xn )は、x成分としてxn を有する
画素列の高低寸法値である。この各画素の高低寸法値の
例が図10に示されている。
【0035】ステップ14においては、ステップ13に
て求めた高低寸法値をCRT46やプロッタ48に出力
する。出力例を図5と図6とに示す。図5に示されてい
る例は、ワーク32の表面の一本の測定ラインに沿った
高低情報及びその実寸法値を得た場合の出力例であり、
前述したステップ6においてその旨が選択された場合の
例である。図5(a)には、横軸が一画素列中の位置を
表し、縦軸に輝度を表したグラフの一例が示されてお
り、(b)には、横軸が同様の位置を表し、縦軸が実寸
法値を表したグラフの一例が示されている。
【0036】一方、図6に示されている例は、ワーク3
2の表面の所定の測定範囲に対してその高低情報及びそ
の実寸法値を得た場合の出力例であり、図5と同様に前
述したステップ6においてその旨が選択された場合の例
である。図6には、図5と同様に、横軸が一画素列中の
位置を表し、縦軸が実寸法値を表しているグラフが示さ
れており、さらに複数の測定ラインに対するグラフが縦
方向に重畳して描画されている。図6には、50個の測
定ライン、すなわちL1からL50までに対するグラフ
が描画されている。
【0037】以上述べたように本実施例においては、ワ
ーク32表面に所定の一定間隔の目盛を設けたスケール
をワーク表面に設置したため、ワークの部分によって異
なっている縮尺の値を容易に知ることが可能である。す
なわち、ステップ2において述べたように、前記所定の
間隔をその目盛間隔に対応する画素データの個数で除算
することにより、容易に実際の寸法値での画素ピッチを
算出することができる。
【0038】さらに、各画素データの輝度値から、補間
によって、新たに、実際の寸法値で一定の間隔を有する
画素データを作り出したので、ワーク32表面の全体に
対して一定密度のグレーレベル画像を得ることが可能で
ある。
【0039】また、本実施例においてはワークの色や反
射率などの条件によって定まる補正値を用いて、上記高
低情報を補正したので、実際のワーク表面の対応する測
定ラインの高低の値が得られる。したがって、自動車の
ボディ等の表面検査装置に適用すれば、ボディの凹凸を
補正する量が具体的に数値として求められるため、補正
が適格に行えるという効果を有する。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ワー
ク32の斜め方向から撮影したグレーレベル画像をもと
に、ワーク32表面全体に対して一定の画素密度を有す
るグレーレベル画像を得ることが可能となる。したがっ
て、ワーク32表面に対して垂直な方向から観察したの
と同様の画像を得ることができ、ワーク表面の位置に依
存しない凹凸の検査が可能となる。
【0041】このように、本発明によれば、熟練を要さ
ずに、ワーク表面の観察を高精度で行うことが可能とな
る光学式形状認識装置が得られるという効果を有する。
また、自動車などの表面検査装置に用いれば、検査効率
が向上し、生産ラインの効率を高める効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である光学式形状認識装置の
構成ブロック図である。
【図2】図1に示される実施例において用いられるスケ
ール37の平面図である。
【図3】図1に示される光学式形状認識装置の動作を説
明する第一のフローチャートである。
【図4】図1に示される光学式形状認識装置の動作を説
明する第二のフローチャートである。
【図5】ワーク32表面の1ラインのみに沿った高低寸
法値を得る場合の出力例をしめすグラフである。
【図6】ワーク32の表面の一定の測定範囲に対してそ
の高低寸法値を得た場合の出力例をしめすグラフであ
る。
【図7】図4のフローチャートのステップ9において、
CPU44に転送される一画素列の画素データの一例が
示されているグラフである。
【図8】ステップ11において、各画素列ごとに行われ
たフィルタ処理後の画像データの一例が示されているグ
ラフである。
【図9】ステップ12において得られた各画素に対する
高低情報の値の一例が示されているグラフである。
【図10】ステップ13における補正の結果得られた各
画素の高低寸法値の一例が示されている。
【図11】図4のステップ10における補間演算を説明
するグラフであり、CCDカメラ36によって得られた
元の画素データのグラフである。
【図12】図11に示されている元の画素データを直線
補間した様子を示したグラフである。
【図13】図12に示されている補間によって新たに作
り出された画素データを示すグラフである。
【図14】従来の表面検査装置の第一例の構成を示す説
明図である。
【図15】従来の表面検査装置の第一例の作用を示す説
明図である。
【図16】従来の表面検査装置の第二例の構成を示す構
成図である。
【図17】従来の表面検査装置の第二例の作用を示す説
明図である。
【符号の説明】
30 拡散スクリーン 32 ワーク 34 光源 36 CCDカメラ 37 スケール 38 画像処理ユニット 40 モニタ 42 ハードコピー装置 44 CPU 46 CRT 48 プロッタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宇佐美 幸彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 鈴木 基之 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 谷口 喜久 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目27番23号 テービーテック株式会社内 (72)発明者 村田 晃 愛知県名古屋市中村区名駅四丁目27番23号 テービーテック株式会社内 (72)発明者 山中 誠二 東京都中央区日本橋兜町7番3号 東京貿 易株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体表面の測定ラインを所定の仰角で斜
    め方向から照射する光源と、 所定の間隔で目盛が設けられたスケールであって、前記
    目盛が前記測定ラインと平行となるように前記被検体表
    面に設置されるスケールと、 前記測定ラインから反射された反射光を検出し、複数の
    画素データからなるグレーレベル画像情報を出力する光
    検出器と、 前記グレーレベル画像情報上の前記測定ラインを、前記
    スケールの各一目盛間隔に対応する複数のブロックに分
    割する測定ライン分割手段と、 前記分割された各ブロックを構成する各画素データか
    ら、補間によって前記ブロック上での所定の実寸の間隔
    毎の画素データを算出する補間手段と、 を備えることを特徴とする光学式形状認識装置。
JP4012783A 1992-01-28 1992-01-28 光学式形状認識装置 Expired - Fee Related JP2974223B2 (ja)

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