JPH0520339Y2 - - Google Patents

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JPH0520339Y2
JPH0520339Y2 JP118788U JP118788U JPH0520339Y2 JP H0520339 Y2 JPH0520339 Y2 JP H0520339Y2 JP 118788 U JP118788 U JP 118788U JP 118788 U JP118788 U JP 118788U JP H0520339 Y2 JPH0520339 Y2 JP H0520339Y2
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cylindrical body
floor
cylindrical
concrete
flange portion
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  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電線、ケーブル、空調ダクトなどの
管路等が区画の床又は壁を貫通する貫通部筒体の
構造に関するものである。
(従来技術とその課題) 従来技術の一例によるこの種の貫通部筒体の構
造は、第3A図、第3B図及び第3C図に示す如
くである。すなわち、参照数字1は、床貫通部の
鉄製筒体、参照数字2は、耐火板等を受けるため
と、筒体1自体を補強し、その曲りを防止するた
めの折り曲げ部を示す。さらに、参照数字3は、
床部(コンクリート)である。
このような筒体1は、常温で第3C図に示すよ
うに、外周をコンクリート3にて固定され、電
線、ケーブル等(図示せず)を中に貫通させた
後、耐火板、耐火パテ等(図示せず)を用いて隙
間を封じる等の措置を講じる。火災時には、長時
間高温にさらされる可能性があり、この場合で
も、火災と煙とを貫通させない構造が要求され
る。
この場合、その耐火性能を実証するための試験
として、JIS−A1304があり、一般の建築物では、
1時間(925℃)又は2時間(1010℃)の耐火性
能が要求される。
前述の外周をコンクリート3にて固定したもの
につき、JIS−A1304の火災曲線によつて実験を
行なつた。
その結果、金属製筒体1は加熱により熱膨脹の
ため反り曲りコンクリート3から剥れ、火災、煙
が筒体の周辺から漏れて貫通してしまつた。
次に、従来の他の例を第4A図、第4B図及び
第4C図に示す。
これは、先に説明した第3A図、第3B図及び
第3C図に示した例を改良した構造のものであ
る。
すなわち、筒体1の略々中央外周に補強用のL
型鋼4をボルト5により固定したものであり、そ
の補強部がコンクリート固定部3の略々中央部に
設けてある。
しかしながら、この場合、前記筒体1の一辺が
500mm程度までは、その補強の効果はあるが、一
辺が500mmを越える場合、例えば、1000mmにもな
ると、その効果は殆んどなく、火災時にボルト間
において金属製筒体が反り曲り外部のコンクリー
ト部3と筒体1との間に隙間が生じ、火炎や煙を
通過させてしまう。
本考案は、このような従来床等の貫通部筒体に
見られた問題点を解消い、簡単にして、かつより
完全な安全性を有する床等の貫通部筒体の構造を
提供しようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、その実施例を第1図、第2A〜第2
C図に示すように、電線、ケーブル、空調ダクト
などの管路等が区画の床又は壁を貫通する貫通部
の金属製筒体の構造において、前記金属製筒体1
が、軸線方向に略々2分割した2個の金属製筒体
より成り、各筒体は当接するべき両端縁部にそれ
ぞれフランジ部6,6′を有し、該両フランジ部
6,6′は互いにボルトナツト7で固着一体化し
て側壁に1個の合体フランジ部6,6′を設けた
1個の筒体1がコンクリート等中に該合体フラン
ジ部6,6′を中心にして固定されて貫通部筒体
を構成していることを特徴とするものである。
上記の如く構成した本考案の床等の貫通部筒体
構造においては区画貫通部の筒体1が床又は壁3
の略々中央部にで2分され、この2分された端部
がそれぞれフランジ構造であり、この両フランジ
部をボルト7等によつて一体化して合体フランジ
部6,6′を形成し、該合体フランジ部を中心に
して床又は壁3にコンクリート等で全体を固定す
ることにより、該合体フランジ部が補強体の役割
りを果し、火災時に高温に加熱されても金属製筒
体が反り曲らず、従つて筒体1とコンクリート部
3間に隙間などが生ぜず従来構造に見られた火災
や煙などが全く漏洩しなかつた。
(考案の効果) 以上述べたように、本考案によれば、簡単にし
てかつより完全な安全性を有する貫通部金属製筒
体の防火構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例に係る金属製筒体を
示す斜視図であり、第2A図はその上面略図であ
り、第2B図は同じくその側面略図であり、第2
C図は、同じく本考案の一実施例の断面略図であ
り、第3A図は、従来の一例の金属製筒体を示す
上面略図であり、第3B図は、同じくその側面略
図であり、第3C図は、同じく従来の一例を示す
断面略図であり、第4A図は、従来の他の例の筒
体を示す上面略図であり、第4B図は、同じくそ
の側面略図であり、第4C図は、同じく従来の他
の例を示す断面略図である。 1……筒体(鉄製)、2……折り曲げ部、3…
…床部(コンクリート)、4……L型鋼、5……
ボルト、6,6′……フランジ部、7……ボルト
ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電線、ケーブル、管路等が区画の床又は壁を貫
    通する貫通部筒体が、軸線方向に略々2分割した
    2個の金属製筒体より成り、各筒体は当接するべ
    き両端縁部にそれぞれフランジ部を有し、該両フ
    ランジ部は互いにボルトナツトで固着一体化され
    て側壁に1個の合体フランジ部を設けた1個の筒
    体が床又は壁コンクリート等中に該合体フランジ
    部を中心にして埋設固定されて貫通部筒体を構成
    していることを特徴とする貫通部筒体の構造。
JP118788U 1988-01-11 1988-01-11 Expired - Lifetime JPH0520339Y2 (ja)

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JPH01107360U JPH01107360U (ja) 1989-07-19
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JPH08218610A (ja) * 1995-02-20 1996-08-27 Taisei Corp 貫通孔の充填材支持具
JP5653766B2 (ja) * 2011-01-14 2015-01-14 株式会社古河テクノマテリアル 長尺物貫通部防火処置用箱状枠体、長尺物貫通部防火処置用箱状枠体構成部材、長尺物貫通部防火処置用箱状枠体の形成方法

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