JPH05202668A - スラムラッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 滑動式に又は蝶番式に取り付られて開閉する
ドアやパネルに、留め金として用いる掛け金であって、
その嵌め合いと解除が容易であり、しかも部品点数が少
く構造が簡単で信頼性のあるスラムラッチ１０を提供す
る。 【構成】 側壁３２，３４と後壁１９とより成り、留め
金２１を備えた可撓性の下方板２０を延設しているボデ
ー１２を備えたスラムラッチ１０で、滑動式又は蝶番式
に取り付けられたキャビネットドア１００の開口部１０
２に取り付けられ、前記スラムラッチ１０は、可撓性の
前記下方板２０が、ドア１００及びこれに隣接したパネ
ル１１０の縁部１０４，１０８を越えて前記二つの縁部
１０４，１０８をしっかりと固定するように開口部に取
り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は一般的にラッチ（掛け
金）装置に関する、更に詳しくは、パネル又はその類の
物に対して滑動又はちょうつがい式に取り付けられてい
るドア用のスラムラッチ（ｓｌａｍ ｌａｔｃｈ、ぱた
んと閉めるラッチ）に係るものである。

【０００２】

【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】滑動式
に又は蝶番式に取り付けられ開閉するドアやパネルに掛
け金をかける（ラッチする）各種の装置が知られてい
る。ある型式のものは、保持具の周辺のラッチされる位
置にしっかりと把握するためにスプリングメンバーを利
用している。ある型式のものにおいては、ドアが開閉さ
れる時には、このスプリングの力に対抗して保持具（キ
ーパー）から留め金（キャッチ）を外して掛け金（ラッ
チ）がかゝっていない状態にするために、一つのハンド
ルが設けられている。ドアを閉じようとする時には、ド
アが完全に閉じるまでは留め金は保持具とかみ合わない
ようにするためにハンドルを握っていることができる。
あるラッチはドアをぱたんと閉めることが許され、動い
ている留め金はスプリングの力に対抗して保持具の上に
押し進められる。しかしながら、このボデーを越えて伸
びているようなラッチのハンドルは所定の制限された領
域においてはこの装置を利用することが妨げられる。ま
た、これに加えて、外側のスプリングには、ラッチされ
ていない位置にスプリングの力に対抗してキャッチが動
くために、過大な圧力がかゝる。上記により、掛け金の
嵌め合いと解除が容易であり、しかも部品点数が最小
で、信頼性のある簡単な構造のスラムラッチが必要であ
る。

【０００３】

【課題を解決するための手段】本発明においては、第１
のパネル、例えばキャビネット又はこれに類するものの
滑動式の又は蝶番式のドアのようなもの、に対して、第
２パネルを隣接させ、分離可能に保持させるためのスラ
ムラッチを提供しようとするものである。第２のパネル
はキャビネットのボデー又はシヤシの一部分であり得
る。このスラムラッチは静止しているパネル又は動いて
いるパネルいづれにも取り付けることができる。本発明
のスラムラッチは単体のユニットとしてかたちつくるこ
とが出来、このことは、このラッチの製作にあたっては
非常に有利であり、容易に取り外すことができる。

【０００４】このスラムラッチが取り付けてある第１パ
ネルは内側と外側との表面を有し、その中に形成された
ラッチを収納する開口部はこのスラムラッチを取り付け
るためにパネルの縁部に近接して設けられている。第１
のパネルが、その対応している内側と外側の表面も同様
にして閉じられた時に第１パネルの縁部は、第２パネル
の縁部と隣接する。

【０００５】本発明のスラムラッチは、それから可撓性
の下方板が伸びているボデー（本体）を有している。こ
のボデーは第１パネルの開口部に取り付けられている。
この第１パネルの開口部は、この可撓性の下方板が第１
パネルの縁部を越えて伸び、更に、第２パネルの縁部も
越えてこの２つのパネルを相互に動かないよう留金をか
けることができるような位置に配置される。

【０００６】スラムラッチのボデーはその中に形成され
た孔部と内側面とを備えた上方板を有している。この上
方板の内側面は、スラムラッチが第１パネルに取付けら
れた時に第１パネルの開口部に近接した第１パネル外側
面に隣接している。ボデーには更に上方板の内側面から
内側に伸びている後壁が設けられ、そして上方板より内
側に通常平行に伸びている一対の側壁を備えている。こ
の側壁は前記後壁とつながっている。スラムラッチが第
１パネルの開口部に取り付けられた時には、側壁と後壁
とはその開口部を通り第１パネルの内側壁を越えて内側
に伸びている。

【０００７】スラムラッチの可撓性の下方板はスラムラ
ッチが第１パネルの中に取付けられる時には第１パネル
の縁部を越えて、通常上方板に平行な形でボデーの後壁
から延ばされている。この下方板はその端部に留め金
（キャッチ）を備えている。この留め金はその中にカム
の面とロック（固定）の面を形成している。このカムの
面は第１パネルと第２パネルとが相互に掛け金をかけら
れた時（ラッチされた時）には第２パネルの縁部に接触
しその上を乗り越えるのに適合した形にできている。第
２パネルの縁部は、パネルが相互に掛け金をかけられた
時に可撓性の下方板を後方又は内方に押圧する。留め金
（キャッチ）が第２パネルの縁部を完全に通り越した時
に、後壁は前方に跳ね返り留め金のロック面を第２パネ
ルの縁部の内側面に最も近い位置につける。

【０００８】以上述べた本発明の有利な点としては、そ
の製作が容易であり、廉価であり、また一体のアセンブ
リとすることができる滑動式のスラムラッチを提供する
ことである。

【０００９】

【実施例】いくつかの視点から見て、類似の要素には類
似の参照符号が付してある詳細な図面を以下、参照する
と、先づ、図１に示す側面図には、本発明によるキャビ
ネット１５０の第１パネル又はドア１００に取り付られ
たスラムラッチ１０が示されている。スラムラッチ１０
を保持するためにラッチを保持する開口部１０２が第１
パネル１００の中にその縁部１０４に近接して形成され
ている。

【００１０】スラムラッチ１０は適当な品質の合成樹脂
材より単体構造のユニットとして型に入れて作られてい
る。

【００１１】矢印１０６の方向に滑動できるように軌道
（図示せず）の中に乗せられた第１パネル１００は、キ
ャビネット１５０の第２パネル１１０の縁部１０８の上
に第１パネル１００を滑り上げることにより第１パネル
１００を閉じている。この第２のパネル１１０は、シヤ
シの、或はキャビネット１５０の胴体やその他の滑動で
きるパネルやその類のものの一部分を構成している。

【００１２】あるいはまた、第１パネル１００は、矢印
１０６の方向に旋回できるように蝶番で取り付けられ、
第１パネル１００をキャビネット１５０の第２パネル１
１０の縁部１０８の上に旋回させながらのせて閉じるよ
うにしている。

【００１３】図１のスラムラッチ１０の２−２線に沿っ
て見た平面図が図２に示されている。第１パネル１００
の縁部１０４は第１パネル１００の前部１０３から直角
に伸びている。ラッチ受けの開口部１０２に近接した縁
部１０４に切り抜き部（カットアウト）１１２が形成さ
れている。第１パネルが閉じられた場合に第１パネルの
縁部１０４が対応した縁部１０８を有する第２パネル１
１０に接触する。

【００１４】スラムラッチ１０は内側面１６を有する上
方板（アッパープレート）１４を備えている。図１の側
面図と図３の断面図で判る通り、上方板１４にはボデー
（本体）１２を貫いて延びている孔部１８が形成されて
いる。第１パネル１００にスラムラッチ１０が取付けら
れた時には上方板１４の内側面１６が第１パネル１００
の外側面１１４に接触する。

【００１５】図４ａ〜４ｃに示す断面の平面図で良く判
るように、ボデー１２は更に、上方板１４の内側面１６
より内側に延びている後壁１９を備えている。

【００１６】図１の３−３線に沿った断面の側面図が図
３に示されている。図２及び図３で良く判る通り、一対
の通常は平行な側壁３２と３４（３４は図２では見えな
い）は上方板１４から内側に延びており、それぞれ後壁
１９に接合している。各側壁３２と３４はその中にそれ
ぞれ切抜き部（カットアウト）３３及び３５を形成して
いる。各側壁３２及び３４はまた、それぞれの切抜き部
３３及び３５の一端部３７及び３９から上方板１４の方
向に外側に延びている舌状部３６及び３８を備えてい
る。図３に良く示されているように、スラムラッチ１０
が第１パネル１００に取り付けられた時には、舌状部３
６及び３８は開口部１０２又は開口部１０２を取り囲ん
でいるパネル面１０７に近接した第１パネル１００の内
側面１０１に対して接触し、押圧するのに都合良く作ら
れている。この舌状部３６及び３８は第１パネル１００
に係合し固定（ロック）されるために、その上端部の近
くでその外側面に多数の段や隆起線（うね）４０が形成
されている。スラムラッチ１０が開口部１０２の中に取
り付けられた場合には、舌状部３６及び３８は第１パネ
ル１００の内側面１０１に、又は開口部１０２を取り囲
んでいるパネル面１０７に接触して内側に押圧されてス
ラムラッチ１０を開口部１０２の中に固定する。

【００１７】他の方法としてはスラムラッチ１０はスラ
ムラッチ１０を外側の面１０５に対してしっかりと留め
るためのねじ又は他の締結手段（図示せず）を取り付け
るために、上方板１４の中に複数の孔（図示せず）を備
えることができる。

【００１８】図１の４ａ−４ａ線に沿ったスラムラッチ
１０の断面の平面図が図４（ａ）示されている。可撓性
の下方板（ローワープレート）２０はボデー１２の後壁
（リヤウォール）１９より通常上方板１４に平行に伸
び、スラムラッチ１０がラッチを保持する開口部１０２
に取り付けられた時には第１パネル１００の縁部１０４
を越えて伸びている。一つの留め金（キャッチ）２１が
壁１９の反対側の端部で下方板２０に形成されている。
この留め金２１にはカム形の面２２が形成され、これに
より第２パネル１１０の縁部１０８に接触してそれを乗
り越え図４（ｂ）に示すように、第１パネル１００と第
２パネル１１０との相互に掛け金がかかったときに可撓
性の下方板２０を後方に押しつける。留め金２１はまた
第２パネル１１０を第１パネル１００に留めるためにロ
ック面２４を形成している。図４（ｃ）に示すように後
壁１９は留め金２１が第２パネル１１０の縁部１０８を
通過した時に前方に跳ね返りロック面２４は第２パネル
１１０の縁部１０８の内側面１０９に近接して配置され
る。

【００１９】図６に図１の６−６線より視たスラムラッ
チ１０の一部の断片の側面図を示す。図示の通り、刻み
目（ノッチ）３１が側壁３４と３６と後壁１９との間に
設けられてその内側端に近接した後壁１９から伸びてい
る下方板２０にいくらかの自由度を追加して与えてい
る。

【００２０】解除手段２６が、スラムラッチ１０を開け
て第１パネル１００が第２パネル１１０より掛けがねを
外されるように配設されている。解除手段２６は、下方
板２０の前部表面２８からボデー１２の側壁３２と３４
と後壁１９との間を前方に伸びている。オペレーター
（取扱い者）は、上方板１４の中にある孔部１８を通し
て解除手段２６に接触して下方板２０に力を掛けて可撓
性の下方板２０を矢印１１８の方向に後方に押して矢印
１０６の方向とは反対の方向に第１パネルをすべらせて
第１パネル１００を開けることができる。この解除手段
の上面２７は、多数の隆起線（うね）２９が形成され、
これによりオペレーターに対してすべることのない表面
が形成され、これによりオペレーターはスラムラッチ１
０を解除し、かつ、第１パネル１００を第２パネル１１
０から離して動かすことができる。

【００２１】解除手段は図４（ｃ）に示すように、上方
板１４と同一の平面（面一）になっている上面２７を有
しているけれども、図５の第２実施例に示すように上方
板１４よりも更に上方に伸ばして上面６７を有するよう
に配置することができ、また、更に下方に上方板１４よ
りも下方にその上面（図示せず）を位置させることもで
きる。

【００２２】本発明によるスラムラッチ１０は熱可塑性
の又は熱硬化性の物質の射出成形のような通常の方法で
製造することができる。しかしながら、スラムラッチ１
０は、本発明の精神を逸脱せぬ限り、どのような物質で
もこれに適合したものから製作することが可能なことは
理解できよう。当業者によれば上述の本発明の実施例
を、本発明の広い概念より離れることなく変更すること
ができるであろう。例えば、２つのパネルを固定する代
りに、フレームメンバーのような他の固定した要素にド
アを固定するようにラッチを用いることも出来る。した
がって、本発明は、ここで開示した特定の実施例に限定
されることなく、本発明の特許請求の範囲内において多
くの実施態様が包含されるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明によるスラムラッチを示し、該ラッチが
第１パネルに取り付けられ、掛け金をかける相手の第２
パネルに近接しているがまだ掛け金がかかっていない状
態にあるスラムラッチの側面図である。

【図２】図１の２−２線に沿ったスラムラッチの上視図
である。

【図３】図１の３−３線に沿ったスラムラッチの断面の
正面図である。

【図４】図１の４−４線に沿った断面の平面図を示し、
図４（ａ）はスラムラッチが第２パネルより完全に離れ
ている状態、図４（ｂ）は両パネルが近接してスラムラ
ッチが第２パネルに接触し、可撓性の下方板が後方に押
されている状態、図４（ｃ）は両パネルが接触し、スラ
ムラッチが掛けられた状態を示す。

【図５】本発明の第２実施例によるスラムラッチの断面
の平面図である。

【図６】図１の６−６線に沿って視たスラムラッチの一
部の断片の正面図である。

【符号の説明】

１０…スラムラッチ １２…ボデー １４…上方板 １６…内側面 １８…ラッチ上方板の孔部 １９…後壁 ２０…下方板 ２１…留め金（キャッチ） ２２…カム面 ２４…ロック面 ２６…解除手段 ２８…前側面 ３２，３４…側壁 ３３，３５…切り抜き部（カットアウト） ３６，３８…舌状部 １００…第１パネル １０１，１０９…内側面 １０２…ラッチ受け開口部 １０４，１０８…縁部 １１０…第２パネル １１４…外側面

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 第１パネル（１００）に取付けたスラム
   ラッチ（１０）であって、前記第１パネル（１００）は
   内側面（１０１）と外側面（１１４）と、その縁部（１
   ０４）の直ぐ近くにラッチ受けの開口部（１０２）を備
   え、前記スラムラッチ（１０）は、前記第１パネル（１
   ００）と第２パネル（１１０）を相互に掛金で留め、第
   １パネル（１００）を第２パネル（１１０）に解除可能
   に接触保持し、前記第２パネル（１１０）は縁部（１０
   ８）と内側面（１０９）とを備え、前記スラムラッチ
   （１０）においては、 （ａ）ボデー（１２）は次の構成より成る： （１）その中に孔部（１８）を有する上方板（１４）
   と、スラムラッチ（１０）が開口部（１０２）に取り付
   けられた時に該開口部（１０２）のすぐ近くの第１パネ
   ルの外側面（１１４）に隣接する前記上方板（１４）の
   内側面（１６）。 （２）前記上方板（１４）の内側面（１６）から内側に
   伸びている後壁（１９）。 （３）前記上方板（１４）から内側に通常平行に伸び、
   前記後壁（１９）につながっている一対の側壁（３２，
   ３４）。 （ｂ）其の他の要素は、ボデー（１２）の後壁（１９）
   より伸び、通常上方板（１４）と平行になっている可撓
   性の下方板（２０）と、該下方板（２０）の端部に留め
   金（２１）を形成した前記下方板（２０）と、スラムラ
   ッチ（１０）が第１パネル（１００）に取り付けられた
   時に該第１パネル（１００）の縁部（１０４）を越えて
   伸びている下方板（２０）と、カム面（２２）とロック
   面（２４）とを備えた留め金（２１）と、第１パネル
   （１００）と第２パネル（１１０）とが相互に掛金で留
   められる時に第２パネル（１１０）の縁部（１０８）に
   接触し、これを乗り越えるのに適合した形に形成された
   カム面（２２）と、パネル（１００，１１０）が相互に
   掛金で留められる時に可撓性の下方板（２０）を押圧す
   る第２パネル（１１０）の縁部（１０８）と、前記留め
   金（２１）が第２パネル（１１０）の縁部（１０８）を
   乗り越え終った時に、前方に跳ね返える後壁（１９）
   と、それから、第２パネル（１１０）の縁部（１０８）
   の内側面（１０９）に最も近くに位置付けされるロック
   面（２４）とにより、 構成されることを特徴とするスラムラッチ。
2. 【請求項２】 前記下方板（２０）は下方板（２０）の
   前側面（２８）から前方に伸びてボデー（１２）の側壁
   （３２，３４）及び後壁（１９）との中に設けられた解
   除手段（２６）を有し、オペレーターが上方板（１４）
   の孔部（１８）を通して前記解除手段（２６）に接触
   し、下方板（２０）を押圧することにより掛金を解除す
   ることができるように構成されたことを特徴とする請求
   項１記載のスラムラッチ。
3. 【請求項３】 各側壁（３２，３４）には、その切り抜
   き部（３３，３５）の一つの端から外方に上方板（１
   ４）に向かって伸びている舌状部（３６，３８）が形成
   され、その舌状部（３６，３８）はスラムラッチ（１
   ０）が取り付けられた際に開口部（１０２）のすぐ近く
   の第１パネル（１００）に接触し、これを押圧するのに
   適合するように構成されたことを特徴とする請求項１記
   載のスラムラッチ。
4. 【請求項４】 第１パネル（１００）に取付けたスラム
   ラッチ（１０）であって、前記第１パネル（１００）は
   内側面（１０１）と外側面（１１４）と、その縁部（１
   ０４）の直ぐ近くにラッチ受けの開口部（１０２）を備
   え、前記スラムラッチ（１０）は、前記第１パネル（１
   ００）と第２パネル（１１０）を相互に掛金で留め、第
   １パネル（１００）を第２パネル（１１０）に解除可能
   に接触保持し、前記第２パネル（１１０）は縁部（１０
   ８）と内側面（１０９）とを備え、前記スラムラッチ
   （１０）においては、 （ａ）ボデー（１２）は次の構成より成る： （１）その中に孔部（１８）を有する上方板（１４）
   と、スラムラッチ（１０）が開口部（１０２）に取り付
   けられた時に該開口部（１０２）のすぐ近くの第１パネ
   ルの外側面（１１４）に隣接する前記上方板（１４）の
   内側面（１６）。 （２）前記上方板（１４）の内側面（１６）から内側に
   伸びている後壁（１９）。 （３）前記上方板（１４）から内側に通常平行に伸び、
   前記後壁（１９）につながっている一対の側壁（３２，
   ３４）と、前記側壁（３２，３４）の切り抜き部（３
   ３，３５）の一端から上方板（１４）に向かって外方に
   伸び、スラムラッチ（１０）が取り付けられた際に開口
   部（１０２）の直ぐ近くの第１パネル（１００）に接触
   し、これを押圧するのに適合するように形成された舌状
   部（３６，３８）。 （ｂ）其の他の要素は、ボデー（１２）の後壁（１９）
   より伸び、通常上方板（１４）と平行になっている可撓
   性の下方板（２０）と、該下方板（２０）の端部に留め
   金（２１）を形成した前記下方板（２０）と、スラムラ
   ッチ（１０）が第１パネル（１００）に取り付けられた
   時に該第１パネル（１００）の縁部（１０４）を越えて
   伸びている下方板（２０）と、カム面（２２）とロック
   面（２４）とを備えた留め金（２１）と、第１パネル
   （１００）と第２パネル（１１０）とが相互に掛金で留
   められる時に第２パネル（１１０）の縁部（１０８）に
   接触し、これを乗り越えるのに適合した形に形成された
   カム面（２２）と、パネル（１００，１１０）が相互に
   掛金で留められる時に可撓性の下方板（２０）を押圧す
   る第２パネル（１１０）の縁部（１０８）と、前記留め
   金（２１）が第２パネル（１１０）の縁部（１０８）を
   乗り越え終わった時に、前方に跳ね返える後壁（１９）
   と、第２パネル（１１０）の縁部（１０８）の内側面
   （１０９）に最も近くに位置付けされるロック面（２
   ４）と、前記下方板（２０）の前側面（２８）から前方
   に伸びてボデー（１２）の側壁（３２，３４）及び後壁
   （１９）との中に設けられた解除手段（２６）とにより
   構成され、オペレーターが上方板（１４）の孔部（１
   ８）を通して前記解除手段（２６）に接触し、下方板
   （２０）を押圧することにより掛金を解除することがで
   きるように構成されたことを特徴とするスラムラッチ。