JPH05202188A - ポリイミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物 - Google Patents

ポリイミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物

Info

Publication number
JPH05202188A
JPH05202188A JP3566892A JP3566892A JPH05202188A JP H05202188 A JPH05202188 A JP H05202188A JP 3566892 A JP3566892 A JP 3566892A JP 3566892 A JP3566892 A JP 3566892A JP H05202188 A JPH05202188 A JP H05202188A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
polyimide
represented
photosensitive resin
resin composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP3566892A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2720686B2 (ja
Inventor
Hiroshige Okinoshima
弘茂 沖之島
Hideto Kato
英人 加藤
Hideki Akiba
秀樹 秋葉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP3566892A priority Critical patent/JP2720686B2/ja
Publication of JPH05202188A publication Critical patent/JPH05202188A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2720686B2 publication Critical patent/JP2720686B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 (A)一般式(1) (Xは4価の有機基、Yは2価の有機基、R1、R2、R
3は互いに同一又は異種のC数1〜10の1価炭化水素
基、kは1〜20の整数、n/mは0〜5の値を示
す。)のポリイミド。 (B)上記ポリイミド、光重合開始剤及び有機溶剤を含
有し、溶液状に調製した感光性樹脂組成物。 【効果】 この溶剤可溶性の感光性ポリイミドを配合し
た感光性樹脂組成物は画像形成用の別のフォトレジスト
を必要とせず、レリーフパターン形成工程を簡略化で
き、又高温によるイミド化工程が不要で、素子への熱的
影響や収縮による歪みや応力を与えず、直接微細パター
ンの皮膜を形成でき、この皮膜は耐熱性、電気的機械的
性質に優れるため、半導体素子表面保護膜や半導体素子
用絶縁膜用等に好適である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、感光性を有するポリイ
ミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物に関し、更に
詳述すると、例えば半導体素子上に光によって直接微細
なパターンの耐熱性、電気的及び機械的性質に優れた塗
膜を形成することができる感光性樹脂組成物の感光性樹
脂成分として有用なポリイミド及びその製造方法並びに
該組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
半導体素子上にパターンを形成するための耐熱性感光材
料としては、ポリアミック酸と重クロム酸塩からなる材
料(特開昭49−17374号公報)、ポリアミック酸
のカルボキシル基にエステル結合により感光基を導入す
ることからなる材料(特開昭49−115541、同6
0ー37550号公報)、ポリアミック酸と感光基を有
するアミン化合物とからなる材料(特開昭54−145
794号公報)、ポリアミック酸と感光基を有するエポ
キシとを反応させて得られる材料(特開昭55−457
46号公報)等が提案されている。
【0003】しかし、これらのポリイミドは、一般に溶
剤不溶性であるため、ポリアミック酸の形で素子上にコ
ーティングを行い、光硬化後高温でポストベークしてポ
リイミドとする必要があるが、素子への熱的影響や収縮
による歪みや応力を与えるおそれがあるという問題があ
る。
【0004】また、特定のテトラカルボン酸成分と芳香
族ジアミン化合物との重縮合物から有機溶剤可溶性の感
光性ポリイミドを得ることが提案されている(特開昭6
0−72925号公報)。
【0005】しかし、このようにして得られるポリイミ
ドはレリーフパターンの形成材料として溶液にする際、
N,N−ジメチルホルムアミド、N−メチル−2−ピロ
リドン等の極性溶剤にしか溶解せず、溶剤が限られるた
めレリーフパターン形成において実用性に劣るものであ
る。
【0006】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
感光性を有し、種々の溶剤に可溶性であるポリイミド及
びその製造方法、並びにかかるポリイミドを配合し、高
温での硬化工程が不要であり、耐熱性、電気的及び機械
的性質に優れた塗膜を形成することができる感光性樹脂
組成物を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は、上
記目的を達成するため鋭意検討を重ねた結果、下記一般
式(5)で表わされる3−(ジクロロオルガノシリル)
プロピルメタクリレートと下記一般式(6)で表わされ
るクロロ(4’−フタル酸無水物)ジオルガノシランと
を共加水分解することにより、シロキサン鎖の両末端に
フタル酸無水物が結合し、シロキサン鎖の側鎖にメタク
リル基が導入された下記一般式(2)で表わされる新規
メタクリル基含有ビス(4’−フタル酸無水物)シロキ
サン誘導体が得られることを知見した。
【0008】
【化3】 (但し、式中R1、R2及びR3は各々互いに同一又は異
種の炭素数1〜10の1価炭化水素基を示し、kは1〜
20の整数である。)
【0009】更に、この式(2)で表わされるシロキサ
ン誘導体に必要により下記一般式(3)で表わされる他
のテトラカルボン酸二無水物を加え、これに下記一般式
(4)で表わされるジアミン成分とを反応させることに
より、下記構造式(1)で表わされるジアミンが得られ
ること、そしてこのポリイミドが感光性樹脂組成物の感
光性樹脂成分として有効であることを知見した。
【0010】
【化4】 (但し、式中Xは4価の有機基、Yは2価の有機基を示
す。)
【0011】
【化5】 (但し、X,Y,R1,R2,R3,kは上記と同様の意
味を示し、n/mは0〜5の値を示す。)
【0012】かかるポリイミドは、感光性を有し、耐熱
性に優れているため、従来の非感光性ポリイミドのよう
に画像形成用の別のフォトレジストを必要とせず、レリ
ーフパターン形成工程が簡略化できる。しかも従来の感
光基を有するポリイミドと比べて有機溶剤に対する溶解
性に優れ、アミド類、エーテル類、セロソルブ類、ケト
ン類、エステル類等幅広い溶剤に溶解し、レリーフパタ
ーン形成において実用的であると共に、感光性ポリアミ
ック酸使用時に必要なイミド化工程を省略でき、半導体
素子への熱的影響や収縮による歪みや応力を与えること
がない。
【0013】このため、式(1)で表わされるポリイミ
ドを含む感光性樹脂組成物、特にこのポリイミドに光重
合開始剤及び有機溶剤を配合した感光性樹脂溶液組成物
は、例えば半導体素子上に光によって直接微細なパター
ンを形成することが可能であり、耐熱性、電気的及び機
械的性質に優れた塗膜を与えるので、各種半導体素子用
あるいは液晶表示素子用配向膜、多層プリント版絶縁膜
用等のコーティング用途として有用であることを見い出
し、本発明をなすに至ったものである。
【0014】従って、本発明は、上記構造式(1)で表
わされるポリイミド、式(2)の化合物に必要により式
(3)の化合物を加え、これを式(4)の化合物と反応
させる式(1)のポリイミドの製造方法、及び、式
(1)のポリイミドを感光性樹脂として含む感光性樹脂
組成物を提供するものである。
【0015】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明のポリイミドは下記構造式(1)で表わされ
るものである。
【0016】
【化6】
【0017】ここで、式中R1、R2及びR3は各々互い
に同一又は異種の炭素数1〜10の1価炭化水素基であ
り、例えば代表的なものとして、メチル基、エチル基、
プロピル基などの低級アルキル基;ビニル基、アリル基
などの低級アルケニル基;フェニル基、トリル基などの
アリール基等が挙げられる。また、kは1〜20の整
数、好ましくは1〜10の整数である。更に、Xは4価
の有機基、Yは2価の有機基であり、これらの具体例は
後述する。m,nはn/mが0〜5の数を示すが、該ポ
リイミドを感光性樹脂として用いる場合、感度の点から
n/m≧3が好ましい。
【0018】なお、式(1)の分子量は通常15,00
〜500,000である。
【0019】このポリイミドは上述したように下記式
(2)で表わされるシロキサン誘導体と、下記一般式
(3)で表わされる他のテトラカルボン酸二無水物、及
び下記一般式(4)で表わされるジアミン成分から合成
することができる。
【0020】
【化7】
【0021】ここで、式(2)で表わされるシロキサン
誘導体は新規化合物であり、このシロキサン誘導体は上
述したように下記一般式(5)で表わされる3−(ジク
ロロオルガノシリル)プロピルメタクリレートと下記一
般式(6)で表わされるクロロ(4’−フタル酸無水
物)ジオルガノシランとを共加水分解することにより得
ることができる。
【0022】
【化8】 (但し、式中R1、R2及びR3は上記と同様の意味を示
す。)
【0023】この場合、式(5)で表わされる3−(ジ
クロロオルガノシリル)プロピルメタクリレート1モル
に対して式(6)で表わされるクロロ(4’−フタル酸
無水物)ジオルガノシランを0.01〜5モル、好まし
くは0.1〜2モルの範囲で使用し、好ましくは溶媒を
用いて共加水分解させることができる。反応の際の溶媒
としては、テトラヒドロフラン、アセトン、ジエチルエ
ーテル、イソプロピルエーテル、ジクロロメタン、クロ
ロホルム、トルエン、キシレン等が挙げられ、これらを
単独で又は2種以上を混合して用いることができる。こ
れらの溶媒の中ではテトラヒドロフラン、アセトンが好
ましい。この際の反応温度は0℃〜溶媒の沸点、好まし
くは0℃〜室温である。反応時間は通常1〜48時間、
代表的には6〜24時間である。
【0024】また、加水分解に使用する水の量は、式
(2)、式(3)の化合物に対して大過剰に使用し、具
体的には式(2)と式(3)の化合物の合計100重量
部に対して500〜3,000重量部の範囲とすること
が好ましい。加水分解に際し、まず水と溶媒の混合物に
式(2)で表わされる3−(ジクロロオルガノシリル)
プロピルメタクリレートをゆっくりと滴下し、次いで式
(3)で表わされるクロロ(4’−フタル酸無水物)ジ
オルガノシランをゆっくり滴下することが好ましい。
【0025】反応終了後、トルエン、ジエチルエーテ
ル、イソプロピルエーテルなどの溶媒を加え、反応生成
物をこの溶媒層に移し、該溶媒層を採取した後、水洗
し、塩酸を除去し、その後溶媒を留去して式(2)で表
わされるシロキサン誘導体の粗生成物を得ることができ
る。
【0026】なお、共加水分解による粗生成物に、無水
酢酸を式(6)の化合物の仕込み量1モルに対して1〜
2モル加え、更に重合禁止剤、例えばハイドロキノンモ
ノメチルエーテルを添加し、トルエン、キシレンなどの
溶媒を用いて加熱脱水反応を行い、副生成物を目的の式
(2)のシロキサン誘導体に変換することが好ましい。
この場合の反応温度は50℃〜溶媒の沸点、好ましくは
50〜90℃である。反応時間は通常10分〜3時間、
代表的には30分〜1時間である。反応後、ヘキサン等
を用いて再沈殿化を行うことにより、式(2)で表わさ
れるシロキサン誘導体が得られる。
【0027】本発明のポリイミドの製造にこの式(2)
のシロキサン誘導体とともに使用され得るテトラカルボ
ン酸二無水物は下記式(3)で表わされるものである。
【0028】
【化9】
【0029】この式中Xは4価の有機基であり、具体的
にXとテトラカルボン酸二無水物を例示すると次の通り
である。
【0030】
【化10】
【0031】なお、テトラカルボン酸二無水物は上記の
ものに限定されるものではない。また、テトラカルボン
酸二無水物は1種を単独で又は2種以上を併用して用い
ることができる。従って、式(1)中のXは1種であっ
ても2種以上の組み合わせであっても良い。
【0032】一方、本発明の式(1)で表わされる感光
性ポリイミドの原料となるジアミンは、下記式(4)で
表わされるものである。
【0033】
【化11】
【0034】この式中Yは2価の有機基であり、かかる
ジアミンを具体的に示すとp−フェニレンジアミン、m
−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニル
メタン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、2,
2’−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、4,4’
−ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−ジアミノジ
フェニルスルフィド、1,4−ビス(3−アミノフェノ
キシ)ベンゼン、1,4−ビス(4−アミノフェノキ
シ)ベンゼン、1,4−ビス(m−アミノフェニルスル
ホニル)ベンゼン、1,4−ビス(p−アミノフェニル
スルホニル)ベンゼン、1,4−ビス(m−アミノフェ
ニルチオエーテル)ベンゼン、1,4−ビス(p−アミ
ノフェニルチオエーテル)ベンゼン、2,2−ビス〔4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、2,
2−ビス〔3−メチル−4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル〕プロパン、2,2−ビス〔3−クロロ−4−
(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、1,1
−ビス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エタ
ン、1,1−ビス〔3−メチル−4−(4−アミノフェ
ノキシ)フェニル〕エタン、1,1−ビス〔3−クロロ
−4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕エタン、
1,1−ビス〔3,5−ジメチル−4−(4−アミノフ
ェノキシ)フェニル〕エタン、ビス〔4−(4−アミノ
フェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔3−メチル−4
−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス
〔3−クロロ−4−(4−アミノフェノキシ)フェニ
ル〕メタン、ビス〔3,5−ジメチル−4−(4−アミ
ノフェノキシ)フェニル〕メタン、ビス〔4−(4−ア
ミノフェノキシ)フェニル〕スルホン、2,2−ビス
〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕パーフルオ
ロプロパン等の通常炭素数6〜20の芳香族環含有ジア
ミンが挙げられ、また下記式のようなアミノ基、アミド
基の核置換基を有するジアミンを用いることもできる。
【0035】
【化12】
【0036】更に、下記のシリコンジアミンを使用する
ことができる。
【0037】
【化13】
【0038】
【化14】
【0039】これらのジアミンは1種を単独で又は2種
以上を併用して用いても良い。式(1)で表わされる感
光性ポリイミド中のYは上記ジアミン残基であり、従っ
て、Yは1種であっても2種以上の組み合わせであって
も良い。
【0040】本発明の式(1)で表わされる感光性ポリ
イミドは、一般に次の手順で得ることができる。
【0041】即ち、まず式(2)で表わされるシロキサ
ン誘導体と式(3)で表わされるテトラカルボン酸二無
水物からなるテトラカルボン酸成分と、式(4)で表わ
されるジアミンからなるジアミン成分とを略等モルの使
用割合で有機溶媒中で重合反応させ、ポリアミック酸溶
液を得る。この際の反応温度は0〜100℃、特に80
℃以下で1〜48時間反応させることが好ましい。
【0042】得られたポリアミック酸溶液に、更に無水
酢酸、ピリジン、第3級アミン等のイミド化剤を加え、
イミド化反応を行う。この際の反応温度は0〜100
℃、特に80℃以下で30分〜5時間反応させることが
好ましい。
【0043】これらの重合反応及びイミド化反応に使用
できる溶媒としては、例えばジエチレングリコールジメ
チルエーテル、トリエチレングリコールジメチルエーテ
ル、N,Nージメチルスルホキシド、N,Nージメチル
ホルムアミド、N,Nージメチルアセトアミド、Nーメ
チルー2ーピロリドン、ヘキサメチレンホスホアミド、
シクロヘキサノン、シクロペンタノン、γーブチロラク
トン、ブチルアセテート、エチルアセテート等を用いる
ことができる。
【0044】この反応によって上記式(1)で表わされ
る感光性ポリイミドが得られる。
【0045】本発明の式(1)のポリイミドは感光性樹
脂として使用し、感光性樹脂組成物を構成することがで
きる。この場合、該組成物には光重合開始剤を配合する
ことが好ましく、また上記ポリイミドを溶解し、組成物
を溶液状にするため有機溶剤を配合することが好まし
い。
【0046】なお、光重合開始剤としては次のようなも
のを挙げることができる。例えば、ミヒラーズケトン、
ベンゾイン、2−メチルベンゾイン、ベンゾインメチル
エーテル、ベンゾインエチルエーテル、ベンゾインイソ
プロピルエーテル、ベンゾインイソブチルエーテル、2
−t−ブチルアントラキノン、1,2−ベンゾ−9,1
0−アントラキノン、アントラキノン、メチルアントラ
キノン、4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェ
ノン、アセトフェノン、ベンゾフェノン、チオキサント
ン、1,5−アセナフテン、2,2−ジメトキシ−2−
フェニルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシ
ルフェニルケトン、2−メチル−〔4−(メチルチオ)
フェニル〕−2−モルフォリノ−1−プロパノン、ジア
セチル、ベンジル、ベンジルジメチルケタール、ベンジ
ルジエチルケタール、ジフェニルジスルフィド、アント
ラセン、2−ニトロフルオレン、ジベンザルアセトン、
1−ニトロピレン、1,8−ジニトロピレン、1,2−
ナフトキノン、1,4−ナフトキノン、1,2−ベンズ
アントラキノン、3,3’−カルボニルビス(7−ジエ
チルアミノクマリン)、N−フェニルグリシン、2,6
−ジ(p−アジドベンザル)−4−メチルシクロヘキサ
ノン、2,6−ジ(p−アジドベンザル)シクロヘキサ
ノン、4,4’−ジアジドカルコン、4,4’−ジアジ
ドベンザルアセトン、4,4’−ジアジドスチルベン、
4,4’−ジアジドベンゾフェノン、4,4’−ジアジ
ドジフェニルメタン、4,4’−ジアジドジフェニルア
ミン等が挙げられる。
【0047】これらの光重合開始剤はその1種を単独で
又は2種以上を併用し、上記式(1)で表わされるポリ
イミドに対し0.1〜20重量%、特に0.1〜10重
量%の範囲で使用することが好ましい。
【0048】更に、有機溶剤としては、式(1)で表わ
されるポリイミド及び光重合開始剤のいずれも溶解する
有機溶剤を選択することが好ましい。具体的には、例え
ばN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N,N−ジメチルホルムアミド等のアミド
類;テトラヒドロフラン、1,4−ジオキサン、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルジエチルエーテル等のエーテル類;メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のセロソル
ブ類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチ
ルケトン、シクロペンタノン、シクロヘキサノン等のケ
トン類;γ−ブチロラクトン、ブチルセロソルブアセテ
ート、ブチルアセテート、エチルアセテート等のエステ
ル類等、幅広い有機溶剤を使用することができる。従っ
て、このような有機溶剤を用いてポリイミドを溶解した
感光性樹脂溶液組成物はレリーフパターン形成において
実用的である。
【0049】なお、これらの有機溶剤はその1種を単独
で又は2種以上を混合して用いることができる。また、
使用量は、感光性樹脂組成物全体の30〜98重量%、
特に40〜95重量%の範囲が好ましい。
【0050】また、上記有機溶剤以外にも、塗布性を向
上させるためトルエン、キシレン等の有機溶剤を式
(1)で表わされるポリイミドと光重合開始剤の溶解性
を損なわない程度に添加することができる。
【0051】更に、本発明の感光性樹脂組成物には、感
光性の改良を目的として光重合性官能基を有する化合物
を添加することもできる。このような化合物としては、
例えばブチルアクリラート、シクロヘキシルアクリラー
ト、ジメチルアミノエチルメタクリラート、ベンジルア
クリラート、カルビトールアクリラート、2−エチルヘ
キシルアクリラート、2−エチルヘキシルメタクリラー
ト、ラウリルメタクリラート、2−ヒドロキシエチルア
クリラート、2−ヒドロキシエチルメタクリラート、2
−ヒドロキシプロピルアクリラート、2−ヒドロキシプ
ロピルメタクリラート、グリシジルメタクリラート、N
−メチロールアクリルアミド、N−ジアセトンアクリル
アミド、N,N’−メチレンビスアクリルアミド、N−
ビニルピロリドン、エチレングリコールジアクリラー
ト、ジエチレングリコールジアクリラート、トリエチレ
ングリコールジアクリラート、ブチレングリコールジア
クリラート、ブチレングリコールジメタクリラート、ネ
オペンチルグリコールジアクリラート、ネオペンチルグ
リコールジメタクリラート、1;4−ブタンジオールジ
アクリラート、1;6−ヘキサンジオールジアクリラー
ト、1;6−ヘキサンジオールジメタクリラート、ペン
タエリスリトールジアクリラート、ペンタエリスリトー
ルトリアクリラート、トリメチロールプロパントリアク
リラート、トリメチロールプロパントリメタクリラート
などを挙げることができる。
【0052】本発明の感光性樹脂組成物によれば、例え
ば半導体素子表面にパターン化された耐熱性、電気的及
び機械的性質に優れたポリイミド皮膜を得ることができ
る。
【0053】このパターン化されたポリイミド皮膜を形
成する場合、一般的に次の方法を採用することができ
る。まず、本発明の感光性樹脂組成物をスピンコート、
浸漬又は印刷等の公知方法により、シリコンウェーハ、
金属板又はガラス板等の基板上に塗布する。次に電気炉
あるいはホットプレート等の加熱手段を用いて塗膜を加
熱し、30〜150℃の温度で数分〜数十分プリベーク
を行い、塗膜中の大部分の溶剤を除去する。この塗膜に
ネガマスクを置き、可視光線、紫外線あるいは放射線、
好ましくは紫外線を照射する。次いで、未露光部分を現
像液で溶解除去してレリーフパターンを得ることができ
る。なお、現像液は本発明の感光性樹脂組成物に用いる
ことができるとして例示した有機溶剤を使用することが
できるが、これに加えて本発明の式(1)で表わされる
ポリイミドを溶解しない非溶媒のメタノール、エタノー
ル、プロパノール等の低級アルコールとの混合液を使用
することもできる。また、所望により上記非溶媒中でリ
ンスし、更に所望により上記加熱手段にて150〜20
0℃の温度で数十分〜数時間加熱して溶剤を揮発させる
ことができる。
【0054】従って、本発明の感光性樹脂組成物によれ
ば、従来の非感光性ポリイミドのように画像形成用の別
のフォトレジスを必要とせず、レリーフパターン形成工
程を簡略化することができる。また、ポリイミド皮膜形
成は、溶剤を蒸発させれば良く、従来のポリアミック酸
使用時に必要な高温でのイミド工程を省略でき、素子へ
の熱的影響や収縮による歪みや応力を与えることがな
く、信頼性に優れた半導体を得ることができる。
【0055】本発明の感光性樹脂組成物は、例えばジャ
ンクションコート膜、パッシベーション膜、バッファー
コート膜、α線遮蔽膜等の半導体素子表面保護膜や多層
配線用の層間絶縁膜のような半導体素子用絶縁膜、ある
いは液晶表示素子用配向膜、多層プリント基板用絶縁膜
等の皮膜形成用途に好適に用いることができる。
【0056】
【実施例】以下、実施例を示し、本発明を具体的に説明
するが、本発明は下記の実施例に制限されるものではな
い。
【0057】まず、実施例で用いた式(2)で表わされ
るシロキサン誘導体を次のように合成した。
【0058】〔合成例1〕 (1)共加水分解 リフラックスコンデンサー、温度計、撹拌機及び滴下ロ
ートを備えた2リットルフラスコに純水500ml及び
テトラヒドロフラン150mlを仕込んだ後、フラスコ
内を5℃に冷却し、3−(ジクロロメチルシリル)ープ
ロピルメタクリレート(12.0g、5.0×10-2
ル)のテトラヒドロフラン溶液80mlを2時間かけて
滴下した。滴下終了後、反応溶液を撹拌しながら5℃で
1時間熟成させた。
【0059】熟成終了後、5℃に冷却しながら4−(ク
ロロジメチルシリル)ーフタル酸無水物(24.0g、
1.0×10-1モル)のテトラヒドロフラン溶液220
mlを4時間かけて滴下した。滴下終了後、反応溶液を
撹拌しながら25℃で12時間熟成させた。反応終了
後、トルエンを200ml加え、有機層を250mlの
水で3回洗浄した後、溶媒を減圧下に留去することによ
り無色液体31.8gを得た。
【0060】(2)加熱脱水 リフラックスコンデンサー、温度計及び撹拌機を備えた
500mlフラスコに反応生成物、無水酢酸(10.5
g、1.0×10-1モル)、トルエン150ml及びハ
イドロキノンモノメチルエーテル0.1gを加えた後、
反応溶液を撹拌させながら80℃で30分加熱した。加
熱終了後、ヘキサンを用いて再沈殿化を行うことにより
白色固体15.7gを得た(収率52%)。
【0061】得られた化合物について1H−NMR及び
赤外線吸収スペクトルによる同定を行った。その結果、
得られた化合物は下記式(2−a)で表わされる構造を
有することが確認された。
【0062】
【化15】
【0063】
【化16】
【0064】〔合成例2〕 (1)共加水分解 リフラックスコンデンサー、温度計、撹拌機及び滴下ロ
ートを備えた2リットルフラスコに純水400ml及び
テトラヒドロフラン120mlを仕込んだ後、フラスコ
内を5℃に冷却し、3−(ジクロロメチルシリル)プロ
ピルメタクリレート(12.0g、5.0×10-2
ル)のテトラヒドロフラン溶液80mlを2時間かけて
滴下した。滴下終了後、反応溶液を撹拌しながら5℃で
1時間熟成させた。
【0065】熟成終了後、5℃に冷却しながら4−(ク
ロロジメチルシリル)ーフタル酸無水物(8.0g、
3.3×10-2モル)のテトラヒドロフラン溶液150
mlを3時間かけて滴下した。滴下終了後、トルエンを
200ml加え、有機層を250mlの水で3回洗浄し
た後、溶媒を留去することにより、無色液体16.5g
を得た。
【0066】(2)加熱脱水 リフラックスコンデンサー、温度計及び撹拌機を備えた
500mlフラスコに反応生成物、無水酢酸(3.4
g、3.3×10-2モル)、トルエン100ml及びハ
イドロキノンモノメチルエーテル0.1gを加えた後、
反応溶液を撹拌させながら80℃で30分加熱した。加
熱終了後、ヘキサンを用いて再沈殿化を行うことによ
り、白色固体7.3gを得た(収率45%)。プロトン
NMR及びIR分析から生成物は下記式(2−b)で表
わされる構造の化合物であることが確認された。
【0067】
【化17】
【0068】〔実施例1〕上記合成例1で得られた式
(2−a)で表わされるシロキサン誘導体(8.7g、
0.014モル)を窒素気流中でジエチレングリコール
ジメチルエーテル30gに溶解した溶液を調製した。次
に、この溶液に2,2−ビス〔4−(4−アミノフェノ
キシ)フェニル〕プロパン(5.8g、0.014モ
ル)をジエチレングリコールジメチルエーテル30gに
溶解したアミン溶液を系の温度が40℃を超えないよう
に滴下した。滴下終了後、更に15時間撹拌を行い、ポ
リアミック酸溶液を得た。
【0069】次に、このポリアミック酸溶液に無水酢酸
(29g、0.28モル)とピリジン(11g、0.0
14モル)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応後メ
タノールを用いて再沈殿化し、下記式(1−A)の繰り
返し単位を有する感光性ポリイミド12g(85%)を
得た。このポリイミドの重量平均分子量は20,000
であった。
【0070】
【化18】
【0071】得られたポリイミド5gをトリエチレング
リコールジメチルエーテル15gに溶解し、更に2,4
−ジエチルチオキサントン0.1gと2−ベンジル−2
−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)
−ブタン−1−オン0.25gを加えて、感光性樹脂溶
液組成物を調製した。
【0072】この組成物をスピンナーでシリコンウェー
ハ上に回転塗布し、次に80℃で1時間乾燥し、厚さ2
μmの塗膜を得た。この塗膜面をマスクを通して高圧水
銀灯(250W)で1分間露光した。露光後、ジエチレ
ングリコールジメチルエーテルで現像し、2−プロパノ
ールでリンスを行い、これを150℃で1時間、更に2
00℃で1時間加熱処理して鮮明な樹脂パターンを得
た。
【0073】得られたポリイミド樹脂皮膜の耐熱性は3
50℃以上であり、良好な耐熱性を示し、また、シリコ
ンウェーハに対する接着性も良好であった。
【0074】〔実施例2〕窒素気流中で合成例1で得ら
れた式(2−a)で表わされるシロキサン誘導体(6.
1g、0.01モル)と3,3’,4,4’−ビフェニ
ルテトラカルボン酸二無水物(2.9g、0.01モ
ル)をジエチレングリコールジメチルエーテル35gに
溶解した溶液を調製した。次に、この溶液に2,2−ビ
ス〔4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン
(8.2g、0.02モル)をジエチレングリコールジ
メチルエーテル35gに溶解したアミン溶液を系の温度
が40℃を超えないように滴下した。滴下終了後、更に
15時間撹拌を行い、ポリアミック酸溶液を得た。
【0075】次に、このポリアミック酸溶液に無水酢酸
(41g、0.4モル)とピリジン(16g、0.2モ
ル)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応後、メタノ
ールを用いて再沈殿化し、下記式(1−B)で示される
繰り返し単位を有する感光性ポリイミド14g(84
%)を得た。このポリイミドの重量平均分子量は32,
000であった。
【0076】
【化19】
【0077】得られたポリイミド5gをトリエチレング
リコールジメチルエーテル15gに溶解し、更に2,4
−ジエチルチオキサントン0.1gと2−ベンジル−2
−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)
−ブタン−1−オン0.25gを加え、これに下記構造
式を有する化合物0.5gを添加した。
【0078】
【化20】
【0079】この感光性樹脂溶液組成物をスピンナーで
シリコンウェーハ上に回転塗布し、次に80℃で1時間
乾燥し、厚さ2mmの塗膜を得た。この塗膜面をマスク
を通して高圧水銀灯(250W)で1分間露光した。露
光後、ジエチレングリコールジメチルエーテルで現像
し、2−プロパノールでリンスを行い、これを150℃
で1時間、更に200℃で1時間加熱処理して鮮明な樹
脂パターンを得た。得られたポリイミド樹脂皮膜のシリ
コンウェーハに対する接着性は良好であった。
【0080】〔実施例3〕窒素気流中で、上記合成例2
で得られた式(2−b)で表わされるシロキサン誘導体
(9.8g、0.01モル)と2,2−ビス(3,4−
ベンゼンジカルボン酸アンヒドリド)パーフルオロプロ
パン(4.4g、0.01モル)をジエチレングリコー
ルジメチルエーテル80gに溶解した溶液を調製した。
次に、この溶液に4,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル(4.0g、0.02モル)を加えて撹拌した。20
時間撹拌し、ポリアミック酸溶液を得た。
【0081】次に、このポリアミック酸溶液に無水酢酸
(41g、0.4モル)とピリジン(16g、0.2モ
ル)を加え、50℃で2時間撹拌した。反応後、メタノ
ールを用いて再沈殿化し、下記式(1−C)で示される
繰り返し単位を有する感光性ポリイミド14g(80
%)を得た。このポリイミドの重量平均分子量は36,
000であった。
【0082】
【化21】
【0083】得られたポリイミド5gをトリエチレング
リコールジメチルエーテル15gに溶解し、更に3,
3’−カルボニルビス(7−ジエチルアミノクマリン)
0.1gとN−フェニルグリシン0.25gを加えて感
光性樹脂溶液組成物を調製した。
【0084】得られた組成物をスピンナーでシリコンウ
ェーハ上に回転塗布し、次に80℃で1時間乾燥し、厚
さ3mmの塗膜を得た。この塗膜面をマスクを通して高
圧水銀灯(250W)で1分間露光した。露光後、ジエ
チレングリコールジメチルエーテルで現像し、2−プロ
パノールでリンスを行い、これを150℃で1時間、更
に200℃で1時間加熱処理して鮮明な樹脂パターンを
得た。得られたポリイミド樹脂皮膜の耐熱性は350℃
以上であり、良好な耐熱性を示し、また、シリコンウェ
ーハに対する接着性も良好であった。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のポリイミ
ドは感光性を有し、種々の溶剤に可溶であり、この溶剤
可溶性の感光性ポリイミドを配合した感光性樹脂組成物
は、従来の非感光性ポリイミドのように画像形成用の別
のフォトレジストを必要とせず、レリーフパターン形成
工程を簡略化することができ、また、高温によるイミド
化工程が不要であり、素子への熱的影響や収縮による歪
みや応力を与えることなく、直接微細なパターンの皮膜
を形成することができ、この皮膜は耐熱性、電気的及び
機械的性質に優れたものであるため、半導体素子表面保
護膜や半導体素子用絶縁膜等に好適に使用することがで
きるものである。更に、本発明の製造方法によればかか
るポリイミドを簡単に製造し得る。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/038 501 504 7/075 511 H01L 21/027 // C07F 7/10 W 8018−4H (72)発明者 秋葉 秀樹 群馬県碓氷郡松井田町大字人見1番地10 信越化学工業株式会社シリコーン電子材料 技術研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記構造式(1) 【化1】 (但し、式中Xは4価の有機基、Yは2価の有機基、R
    1、R2及びR3は各々互いに同一又は異種の炭素数1〜
    10の1価炭化水素基、kは1〜20の整数、n/mは
    0〜5の値を示す。)で表わされるポリイミド。
  2. 【請求項2】 下記一般式(2)で表わされるシロキサ
    ン誘導体に必要により下記一般式(3)で表わされるテ
    トラカルボン酸二無水物を加え、これを下記一般式
    (4)で表わされるジアミンと反応させることを特徴と
    する請求項1記載のポリイミドの製造方法。 【化2】 (但し、式中Xは4価の有機基、Yは2価の有機基、R
    1、R2及びR3は各々互いに同一又は異種の炭素数1〜
    10の1価炭化水素基、kは1〜20の整数、n/mは
    0〜5の値を示す。)
  3. 【請求項3】 請求項1記載のポリイミドを感光性樹脂
    として含有する感光性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 光重合開始剤及び有機溶剤を含有し、溶
    液状に調製された請求項3記載の組成物。
JP3566892A 1992-01-27 1992-01-27 ポリイミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物 Expired - Fee Related JP2720686B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3566892A JP2720686B2 (ja) 1992-01-27 1992-01-27 ポリイミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3566892A JP2720686B2 (ja) 1992-01-27 1992-01-27 ポリイミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05202188A true JPH05202188A (ja) 1993-08-10
JP2720686B2 JP2720686B2 (ja) 1998-03-04

Family

ID=12448257

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3566892A Expired - Fee Related JP2720686B2 (ja) 1992-01-27 1992-01-27 ポリイミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2720686B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405301B1 (ko) * 1999-09-10 2003-11-12 주식회사 엘지화학 새로운 폴리이미드 전구체 및 이를 이용한 감광성 수지 조성물
JP2011123278A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ポリイミド系光硬化性樹脂組成物、パターン形成方法及び基板保護用皮膜
US8673537B2 (en) 2009-12-10 2014-03-18 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Photo-curable resin composition, pattern forming method and substrate protecting film, and film-shaped adhesive and adhesive sheet using said composition

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102064297B1 (ko) 2017-02-16 2020-01-09 삼성에스디아이 주식회사 감광성 수지 조성물, 이를 이용한 블랙 화소 격벽층 및 디스플레이 장치

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100405301B1 (ko) * 1999-09-10 2003-11-12 주식회사 엘지화학 새로운 폴리이미드 전구체 및 이를 이용한 감광성 수지 조성물
JP2011123278A (ja) * 2009-12-10 2011-06-23 Shin-Etsu Chemical Co Ltd ポリイミド系光硬化性樹脂組成物、パターン形成方法及び基板保護用皮膜
US8673537B2 (en) 2009-12-10 2014-03-18 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Photo-curable resin composition, pattern forming method and substrate protecting film, and film-shaped adhesive and adhesive sheet using said composition

Also Published As

Publication number Publication date
JP2720686B2 (ja) 1998-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4826415B2 (ja) 感光性樹脂組成物
US6001534A (en) Photosensitive resin composition
KR100291376B1 (ko) 감광성수지조성물
JP2787531B2 (ja) 感光性樹脂組成物及び電子部品用保護膜
JP3051821B2 (ja) 感光性樹脂組成物及びそれを用いるパターン化されたポリイミド皮膜の形成方法
JP2021123652A (ja) 樹脂組成物、硬化膜、積層体、硬化膜の製造方法、及び、半導体デバイス
JP3047647B2 (ja) 新規ジアミノ化合物、ポリアミド酸樹脂、ポリアミド酸エステル樹脂、ポリイミド樹脂、それらの製造方法及び該樹脂を含有する感光性樹脂組成物並びにポリイミダゾピロロン樹脂及びポリイミダゾピロロンイミド樹脂
JP3444765B2 (ja) 感光性樹脂組成物
US5616448A (en) Photosensitive resin composition and a process for forming a patterned polyimide film using the same
JP3165024B2 (ja) 感光性樹脂組成物及びそれを用いるパターン化されたポリイミド皮膜の形成方法
JP2720686B2 (ja) ポリイミド、その製造方法及び感光性樹脂組成物
JPH04313756A (ja) 感光材及びその製造方法
JPH03186847A (ja) 感光性樹脂組成物
EP0379377A2 (en) Process for preparing photosensitive heat-resistant polymer
JP2674415B2 (ja) 感光性樹脂組成物及び電子部品用保護膜
JPH10195294A (ja) 感光性樹脂組成物
JP2003121997A (ja) ネガ型感光性樹脂組成物
JP2021128183A (ja) パターン形成方法、感光性樹脂組成物、積層体の製造方法、及び、電子デバイスの製造方法
JPH0990632A (ja) 感光性樹脂組成物及びそのパターン形成方法
JP2643635B2 (ja) 感光性樹脂溶液組成物
JP2005321648A (ja) ネガ型感光性ポリイミド前駆体組成物
JP4165473B2 (ja) ネガ型感光性ポリイミド前駆体組成物
JP3040866B2 (ja) 感光性樹脂組成物
JP3407780B2 (ja) 感光性樹脂組成物及びそのパターン形成方法
JPH1020499A (ja) 感光性樹脂組成物及びそのパターン形成方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees