JPH05201882A - アミノ酸又はアミノ酸誘導体の還元アミン化法 - Google Patents

アミノ酸又はアミノ酸誘導体の還元アミン化法

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JPH05201882A
JPH05201882A JP4184918A JP18491892A JPH05201882A JP H05201882 A JPH05201882 A JP H05201882A JP 4184918 A JP4184918 A JP 4184918A JP 18491892 A JP18491892 A JP 18491892A JP H05201882 A JPH05201882 A JP H05201882A
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    • C07C271/08Esters of carbamic acids having oxygen atoms of carbamate groups bound to acyclic carbon atoms
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 α−ケト酸又はα−ケト酸誘導体でアミノ酸
又はアミノ酸誘導体を還元アミン化する新規方法を提供
する。 【構成】 該方法は、還元アミン化を過剰の塩基の存在
下で実施することよりなる。 【効果】 該方法により僅かな副生成物で高い収量が得
られ、かつ付加的な費用を生じることがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アミノ酸又はアミノ酸
誘導体をα−ケト酸又はα−ケト酸誘導体で不活性溶剤
中で水素添加触媒及び水素添加剤の存在下での、場合に
より脱水下での還元アミン化、特に式:
【0002】
【化6】
【0003】又は式:
【0004】
【化7】
【0005】[式中、R1は、水素原子、メチル基、エ
チル基又はベンジル基、R2は、水素原子、C1〜C4
アルキル基、フェニル基又はフェニル−[C1〜C4−ア
ルキル]基、R3は、水素原子、ヘテロアルキル基(例
えば、天然アミノ酸の基)又はC1〜C4−アルキル基、
ベンジル基、4′−ヒドロキシベンジル基、アクリルア
ミノ−[C1〜C5]−アルキル基、t−ブチルオキシカ
ルボニルアミノ−[C1〜C5]−アルキル基、ベンジル
オキシカルボニルアミノ−[C1〜C5]−アルキル基、
4は、H又はエステル保護基 R5は、5〜10の環員を有する複素環式単環又は二環
状環系列、及びnは、0.1又は2を表す]の化合物を
製造する方法に関し、該方法は、式(I)の化合物を製
造するには、式:
【0006】
【化8】
【0007】[式中、R3及びR4は上記のものを表す]
の化合物を、式(II)の化合物を製造するには、式:
【0008】
【化9】
【0009】[式中、R3〜R5は上記のものを表す]の
化合物を、式:
【0010】
【化10】
【0011】[式中、R1、R2及びnは上記のものを表
す]の化合物と、不活性溶剤、水素添加触媒、水素添加
剤の存在下で場合により脱水しながら水添分解反応させ
ることよりなる。原則的には、基Rにおける“アルキ
ル”“アクリル”“芳香族化合物”等は、典型的な置換
基を有する相応する基、例えばR3に関しては4−(ト
リフルオロアセチルアミノ)−ブチルも包含する。
【0012】
【外1】
【0013】該方法は、式(II)の化合物の製造に関
してJ.Org.Chem.1988、53、836844に記載
されている。不活性溶剤として無水エタノール、脱水す
るためのモレキュラーシーブ及び水素添加触媒としてラ
ネーニッケルが使用される。その際生じる生成物は、該
文献により収率42〜80%で得られる。しかしなが
ら、該収率は再現困難であり、更に生成物中に大抵な
お、製薬学的に使用可能な生成物にするための生成を困
難にする著しい量の副生成物が含有されている。
【0014】J.Med.Chem.28(1985)、1596
−1602には、焦性ぶどう酸を用いたアミノ酸エステ
ルの還元アミン化が記載されている。アミノ酸エステル
は塩酸塩として使用される。溶剤中に、アミノ酸エステ
ル−塩酸塩からアミンを遊離させ、部分的に焦性ぶどう
酸を中和させるのに役立つ僅少量のNaOHを溶解す
る。全体的には、焦性ぶどう酸に起因して反応混合物中
に、酸過剰が存在する。
【0015】米国特許第4474692号明細書、特に
例2、7〜14及び21から、α−ケト酸を用いたジペ
プチドの別の還元アミン化が公知である。該反応混合物
中には、酢酸がほぼ2倍のモル過剰で存在する、酢酸ナ
トリウムと酢酸からなる暖衝剤が含有されている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の解決
する課題は、高い付加的な費用を生じることなく少ない
副生成物で高い収率を得るために公知方法を変更するこ
とであり、その際、更に該反応は所望の場合には、ジア
ステレオマーの形成に関して調整可能であるべきであっ
た。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題は、本発明の方
法において、水添分解反応を有機又は無機塩基の過剰の
塩基存在下で実施することにより解決される。
【0018】塩基過剰は、使用したエダクトがその等電
点に調整されており、その際、なお水中で水の水素イオ
ン濃度を下げるかないしは水分子からプロトンを吸収
し、それによりヒドロキシドイオンを形成させるか、又
は使用したエダクトのpH値(該等電点)がpH7未満
である場合には、水中でpHをエダクトのpK値を越え
て高める1種以上の化合物が存在する場合に生じる。
【0019】該系の(適当な水性濃度に対する)pHは
少なくとも5.0であるのが有利であり、更に有利には
少なくとも6.0である。特に6.2以上の値が好都合
であり、その際11、特に10が有利な高い値である。
【0020】該過剰により驚異的にも、反応(イミン形
成(Roberts, J.D.;Caserio、M.C.;Basic Principals of
Organic Chemistry、2.Ed.、W.A.Benjamin Inc.Philippi
nes、1977、S.697、1154))の第一工程が酸性触媒作用
させて進行するにもかかわらず、反応の化学的収率は明
らかに高められる。特に弱塩基、例えば有機塩基、例え
ばモノ−、ジ−又はトリエタノールアミン、トリメチル
アミン、トリエチルアミン、トリプロピルアミン、トリ
ブチルアミン又はN−メチルモルホリンが適している。
【0021】適当な無機塩基は、例えば弱酸性の塩、例
えばNaOAc、K2CO3、KHCO3、Na2CO3
NaHCO3、及び特に有利には塩基性酸化アルミニウ
ムが適している。
【0022】強塩基は、特に著しく希釈した濃度で同様
に反応を促進させることができる。
【0023】有利には、塩基過剰により反応系の(理論
的)pHをごく僅かにエダクトのpK値を越えて高め
る。一般に0.1〜3、有利には0.3〜2pH段階だ
け上昇する。
【0024】該塩基は好ましくは、それぞれ式(II
I)又は(IV)の使用化合物に対して、0.01〜5
モル当量の量で、有利には0.05〜2モル当量の量で
加える。有機塩基を使用する際には、化学量論的過少
量、特に0.08〜0.6当量モルが適している。
【0025】使用アミノ酸又はアミノ酸誘導体のアミノ
官能基は、反応の際に少なくとも部分的に第一アミンの
形で存在しなければならず、このことは、本発明の方法
で該化合物が分子内塩又はその他の塩、例えば塩酸塩と
して使用される場合にも、当てはまる。
【0026】アミノ酸誘導体は、有利にはアミノ酸のエ
ステル又は酸官能基のアミドが有利であり、優先的に別
のアミノ酸又はその誘導体とのアミド結合が行われる、
すなわちアミノ酸誘導体はジ又はオリゴペプチドであ
る。全部でα−アミノ酸ないしはその誘導体を使用する
のが有利である。
【0027】α−ケト酸又は該誘導体は特に式Vの化合
物が適しており、焦性ぶどう酸はその最も容易な代用物
である。
【0028】大抵該反応は生成する水の除去を必要と
し、使用する水結合剤は不活性又は塩基性であるのが有
利である。適当な水結合剤は、例えばモレキュラーシー
ブ及び酸化アルミニウムである。脱水は特にケト基をア
ミンと反応させてイミンにする際に有利であり、なかん
ずくα−ケトエステルを使用する際に好適である、それ
というのも脱水を行わなければ場合により副反応として
のケト官能基の還元の発生が強化されるからである。
【0029】有機塩基の添加はしばしば、水結合剤とし
て使用されるモレキュラーシーブの量を明らかに減少さ
せることを可能にし、塩基性酸化アルミニウムの添加は
状況によってはモレキュラーシーブを全く不要にする、
それというのもそれ自体同時に水結合剤として作用する
からである。このことは費用節約の他に特に少量の廃棄
物をもたらす。
【0030】添加物として無機塩基、例えば塩基性酸化
アルミニウムを使用する場合、しかも該塩基と同時に形
成された反応水を結合させる場合には好ましくは式(I
II)又は(IV)の使用した化合物に対して50g/
モル〜500g/モルの量で、その他の場合には2〜4
00g/モルで使用する。
【0031】使用溶剤は、有利には水不含であるべきで
あり、本発明の方法に適した不活性溶剤はアルコール、
例えばメタノール、エタノール、プロパノール又はブタ
ノール;エステル、例えばエチレングリコールジメチル
エーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル又は
テトラヒドロフラン;及びカルボン酸ジアルキルアミ
ド、例えばジメチルホルムアミド又はジメチルアセトア
ミドである。該溶剤の混合物もまた使用可能である。少
なくともプロトン性溶剤を使用するのが有利である。
【0032】水素添加触媒及び水素添加剤としては、有
利にはラネーニッケル、パラジウム又はパラジウム−活
性炭及び白金又は白金−活性炭並びにH2を使用する。
立体選択性が所望されない場合には、水素化物もまた水
素添加触媒として及び水素添加剤として使用することが
できる。ここではジアステレオ選択性が最適なので、ラ
ネーニッケルが特に有利である。
【0033】反応の際に生じるジアステレオマーのうち
では、大抵S立体配置生成物が有利である。掌性有機塩
基を使用した場合には、エナンチオマーを有利に製造す
るために必要な反応のジアステレオ選択性を多くの場合
さらに高めることができる。このような塩基は、例えば
当該化合物に基づきしばしばエナンチオマーの形成が必
要であるL−又はD−プロリノール、L−又はD−バリ
ノール、(−)−又は(+)−エフェドリン及び(−)
−又は(+)−ノルエフェドリンであり、該化合物は式
(I)の化合物を製造する際に、式(III)の化合物
として自然に生じるα−アミノ酸又はその光学対掌体、
場合により保護された形で使用するのが有利である。例
えば、アラニン、バリン、メチオニン、システイン、セ
リン、トリプトファン、アスパラギン、グルタミン、ア
スパラギン酸、グルタミン酸、フェニルアラニン、チロ
シン、ロイシン、イソロイシン又はグリシン、及びその
エステル、例えばベンジル−、t−ブチル−又はエチル
エステル(エステル保護基)である。式(III)の化
合物としてはリジン又はオルニチンを使用する場合に
は、側鎖位のアミノ基を、例えばトリフルオルアセチル
−、カルボベンゾキシ−又はt−ブチルオキシカルボニ
ル基によって保護すべきである。
【0034】式(III)の化合物を式(V)の化合物
と反応させる際には、まずこれらを一緒にし、適当な水
をストリップする溶剤、例えばシクロヘキサン、メチル
−t−ブチルエステル又はトルエンを用いて脱水しなが
ら加熱し、共沸蒸留により脱水するのが有利である。そ
の際、R4がHでなければ、式(III)並びに式(I
I)の化合物を、場合により塩の形、例えばパラトルエ
ンスルホン酸塩又は塩酸塩の形で使用することもでき
る。塩を塩不含のアミンに転化するために、共沸蒸留し
て脱水する際にすでに塩基は100モル%までのモル比
で存在することができる。その際、弱塩基、例えばN−
メチルモルホリンが有利である。該処理工程では、ラク
トン又は式(V)の二量化生成物の形成が回避されるよ
うに注意しなければならず、高温(特に100℃以上)
は同様に回避すべきである。更に場合により溶剤を交換
し、水添分解反応させる、すなわち塩基及び水素添加触
媒を加える。
【0035】
【外2】
【0036】式(V)の化合物としては、2−オキソ−
4−フェニル−酪酸エチルエステルを使用するのが有利
である。式(V)の化合物は、それぞれ式(III)又
は(IV)の化合物に対して好ましくは0.05〜1倍
のモル過剰で使用する。
【0037】本発明による方法を実際に行う場合には、
式(V)の化合物及び式(III)又は式(IV)の化
合物を不活性溶剤中に溶解ないしは懸濁させる。場合に
よりモレキュラーシーブ又は酸化アルミニウムを水結合
剤として添加した後、有機又は無機塩基を(なお必要な
場合)加える。引続き、場合により反応混合物中に含有
され水をモレキュラーシーブ又は塩基性酸化アルミニウ
ムに結合させるために、好ましくは該混合物をかなりの
時間前撹拌する。その際、シッフ塩基も形成され、生じ
る水は場合により結合される。該前活性化の後、予め脱
水した水素添加触媒を加え、水添分解反応を水素雰囲気
で行う。その際、水素過圧1〜8バールが特に有利であ
る。
【0038】本発明による方法は、特に、酸性触媒(酸
過剰でされるか)又はエダクトの等電点(pK)では収
量が得られないか又は僅かに得られるに過ぎない還元ア
ミン化において有利である。
【0039】
【実施例】次に、本発明を以下の実施例につき詳細に説
明する。
【0040】例1
【0041】
【外3】
【0042】Ala−Pro50ミリモル(9.3g)
をエタノール100ミリリットル中に懸濁させ、トリエ
チルアミン10ミリモル(1g)、2−オキソ−4−フ
ェニル−酪酸エチルエステル75ミリモル(15.5
g)、及びモレキュラーシーブ3A18gを加え、水を
遮断して2時間撹拌した。次に脱水したラネーニッケル
ティースプーン1杯及びモレキュラーシーブ3A15g
を加え、短時間後撹拌して、引続きH2雰囲気4バール
で22時間水素添加した。該反応混合物を濾過し、濃縮
した。転化率(HPLCによる)は、使用したAla−
Proに対して95.6%生成物収率(HPLCによ
る)は95%であった。残留物を、エタノール250ミ
リリットル中に捕集し、濃HClでpH4.25に調整
した(その際、アリコートを取り出し、水で希釈してか
らpHを調整し、引続き全体量に換算した)。該溶液を
減圧下、40℃で50gに濃縮し、セライトを介して濾
過し、全容量が100ミリリットルになるように酢酸エ
チルで希釈した。酢酸エチル+エタノール中に溶解した
マレイン酸5.2gを加え、エナラプリルマレエート
(Enalapril Maleat)を接種した。形成した結晶を分離
し、乾燥した。
【0043】収量:20.9g=理論値の85%、>9
9% SSS−ジアステレオマー、融点:145〜14
6℃、[α]D 25:42°(MeOH中、c=1)。
【0044】比較例:
【0045】
【外4】
【0046】Ala−Pro50ミリモル(9.3g)
をエタノール100ミリリットル中に懸濁させ、2−オ
キソ−4−フェニル−酪酸エチルエステル75ミリモル
(15.5g)及びモレキュラーシーブ3A18gを加
え、水を遮断して2時間撹拌した。次に脱水したラネー
ニッケルティースプーン1杯及びモレキュラーシーブ3
A15gを加え、短時間後撹拌して、引続きH2雰囲気
4バールで22時間水素添加した。該反応混合物を濾過
し、濃縮した。転化率(HPLCによる)は、使用した
Ala−Proに対して76.7%、生成物収率(HP
LCによる)は35%であった。残留物を、エタノール
250ミリリットル中に捕集し、濃HClでpH4.2
5に調整した(その際、アリコートを取り出し、水で希
釈してからpHを調整し、引続き全体量に換算した)。
該溶液を減圧下、40℃で50gに濃縮し、セライトを
介して濾過し、全容量が100ミリリットルになるよう
に酢酸エチルで希釈した。酢酸エチル+エタノール中に
溶解したマレイン酸5.2gを加え、エナラプリルマレ
エートを接種した。形成した結晶を分離し、乾燥した。
【0047】収量:7.4g=理論値の30%、>99
% SSS−ジアステレオマー、融点:145〜146
℃、[α]D 25:42°(MeOH中、c=1)。
【0048】例2:
【0049】
【外5】
【0050】例1と同様に実施したが、塩基としてトリ
メチルアミンの代わりにエタノールアミン0.8モル当
量を使用した。Ala−Proに対する転化率(HPL
Cによる)は85%、生成物収率(HPLC)は85
%、結晶化前のジアステレオマー比はSSS:RSS異
性体=88:12であった。
【0051】
【外6】
【0052】収量:48g(理論値の60%)、SSS
−ジアステレオマーの含量:>99%、[α]D 20:−
25.5°[MeOH/.1N HCl(1:1)中c
=1]。
【0053】
【外7】
【0054】
【外8】
【0055】
【外9】
【0056】
【外10】
【0057】
【外11】
【0058】
【外12】
【0059】
【外13】
【0060】例11:
【0061】
【外14】
【0062】L−アラニンベンジルエステルP−トルオ
ールスルホン酸塩250ミリモル(88g)及び2−オ
キソ−4−フェニル−酪酸エチルエステル312.5ミ
リモル(65g)をシクロヘキサン500ミリリットル
中に懸濁させた。N−メチルモルホリン250ミリモル
(25.3g)を加えた後、水を遮断して反応が終了す
るまで共沸蒸留した。冷却後、塩を濾別し、蒸発させ、
水不含のメタノール400ミリリットル中に捕集した。
N−メチルモルホリン25ミリモル(1g)及び脱水し
たラネーニッケルティースプーン3杯を加えた後、水素
過圧4バール及び室温で水の捕集が終了するまで水素添
加した。触媒を濾別し、熱いメエタノールで後洗浄し、
蒸発させた。残留物を、5℃及びpH値9.6で水と
1,1,1−トリクロルエタンの間に分配した。水相
を、引続きpH3及び5℃で1,1,1−トリクロルエ
タンで抽出し、有機相を蒸発させた。残留物をエタノー
ル又はアセトンから冷時に結晶化した。
【0063】収量:第1フラクション:35g;第2フ
ラクション:12g 融点:143〜145℃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ホルスト ハール ドイツ連邦共和国 ローデッバッハ アル ベルト−アインシュタイン−シュトラーセ 8

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アミノ酸又はアミノ酸誘導体をα−ケト
    酸又はα−ケト酸誘導体で不活性溶剤中で水素添加触媒
    及び水素添加剤の存在下で、場合により脱水しながら還
    元アミン化する方法において、還元アミン化を過剰の塩
    基存在下で実施することを特徴とするアミノ酸又はアミ
    ノ酸誘導体の還元アミン化法。
  2. 【請求項2】 アミノ酸がα−アミノ酸である、請求項
    1記載の還元アミン化法。
  3. 【請求項3】 アミノ酸誘導体がエステルである、請求
    項1又は2記載の還元アミン化法。
  4. 【請求項4】 アミノ酸誘導体がアミドである、請求項
    1又は2記載の還元アミン化法。
  5. 【請求項5】 アミドがペプチドである、請求項4記載
    の還元アミン化法。
  6. 【請求項6】 式: 【化1】 又は式: 【化2】 [式中、R1は、水素原子、メチル基、エチル基又はベ
    ンジル基、R2は、水素原子、C1〜C4−アルキル基、
    フェニル基又はフェニル−[C1〜C4−アルキル]基、
    3は、水素原子、ヘテロアルキル基又はC1〜C4−ア
    ルキル基、ベンジル基、4′−ヒドロキシベンジル基、
    アクリルアミノ−[C1〜C5]−アルキル基、t−ブチ
    ルオキシカルボニルアミノ−[C1〜C5]−アルキル
    基、R4は、H又はエステル保護基、R5は、該基を持つ
    原子と一緒に、5〜10の環員を有する複素環式単環又
    は二環状環系列、及びnは、0.1又は2を表す]の化
    合物を製造するに当たり、上記式(I)の化合物を製造
    するには式: 【化3】 [式中、R3及びR4は上記のものを表す]の化合物を、
    式(II)の化合物を製造するには、式: 【化4】 [式中、R3〜R5は上記のものを表す]の化合物を、
    式: 【化5】 [式中、R1、R2及びnは上記のものを表す]の化合物
    と水添分解する、請求項3又は5記載の還元アミン化
    法。
  7. 【請求項7】 有機塩基として、モノ−、ジ−又はトリ
    エタノールアミン、トリメチルアミン、トリエチルアミ
    ン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、N−メチ
    ルモルホリン、L−又はD−プロリノール、L−又はD
    −バリノール、(−)−又は(+)−エフェドリン、
    (−)−又は(+)−ノルエフェドリンを使用する、請
    求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 無機塩基として、K2CO3、Na2
    3、KHCO3、NaOAc、NaHCO3又は塩基性
    酸化アルミニウムを使用する、請求項1から6までのい
    ずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 塩基を、それぞれ式(III)又は(I
    V)の使用化合物に対して0.01〜5モル当量の量で
    使用する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 塩基性酸化アルミニウムを、式(II
    I)又は(IV)の使用化合物に対して2g/モル〜4
    00g/モルの量で使用する、請求項8又は9記載の方
    法。
  11. 【請求項11】 塩基性酸化アルミニウムを、脱水する
    ための水結合剤として使用する、請求項1から6までの
    いずれか1項記載の方法。
  12. 【請求項12】 塩基性酸化アルミニウムを、式(II
    I)又は(IV)の使用化合物に対して、50g/モル
    〜500g/モルの量で使用する、請求項11記載の方
    法。
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