JPH05201756A - 建材用の水−含有混合物の加工性を改良するための添加剤の組み合わせ - Google Patents

建材用の水−含有混合物の加工性を改良するための添加剤の組み合わせ

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JPH05201756A
JPH05201756A JP4234944A JP23494492A JPH05201756A JP H05201756 A JPH05201756 A JP H05201756A JP 4234944 A JP4234944 A JP 4234944A JP 23494492 A JP23494492 A JP 23494492A JP H05201756 A JPH05201756 A JP H05201756A
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water
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starch
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JP4234944A
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Jozef Boehme-Kovac
ヨゼフ・ベーメ−コバク
Friedrich Girg
フリードリツヒ・ギルク
Heinz-Josef Mann
ハインツ−ヨゼフ・マン
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Hoechst AG
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    • C04B2201/00—Mortars, concrete or artificial stone characterised by specific physical values
    • C04B2201/10—Mortars, concrete or artificial stone characterised by specific physical values for the viscosity

Abstract

(57)【要約】 【構成】 ａ）少なくとも６５重量％の水溶性セルロー
スエーテルまたはその誘導体、ｂ）１〜１５重量％のポ
リアクリルアミド、ｃ）１〜２０重量％の架橋した、グ
ラフトしていないかまたは澱粉グラフトしたポリアクリ
レートのアルカリ金属塩またはアンモニウム塩、ｄ）０
〜２０重量％の澱粉エーテルおよびｅ）０〜１５重量％
のアリールスルホン酸−ホルムアルデヒド縮合生成物ま
たはメラミンとホルムアルデヒドとのスルホン酸−変性
重縮合生成物の水溶性アルカリ金属塩、アルカリ土類金
属塩またはアンモニウム塩を含む建材の水−含有混合物
用添加剤の組み合わせ。 【効果】 加工性が改良された建材の水−含有混合物が
提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、建材用の水−含有混合
物の加工性を改良するための添加剤の組み合わせに関す
る。
【従来の技術】一般に、建材の水−含有混合物は、プラ
スター、壁用のモルタル、シンベッド添加セメントおよ
びフィラーを意味しており、加工および固化に必要な量
の水を製造プラントでまたは建築場所でこれに添加して
いる。実際の構成物−例えばバインダー、凝集剤および
フィーラー−に加えて、これらの建材混合物も添加剤を
含んでいる。最も一般的な添加剤は、増粘剤、空気除去
剤、分散剤、安定剤および溌水剤である。増粘剤のう
ち、セルロースエーテルは、実際上最大の重要性を達成
している。セルロースエーテルおよび特にメチルセルロ
ースは、現在の建材混合物の加工性に対してかなり効果
を発揮してる。メチルセルロースの使用は、現在の建材
混合物、例えばシンベッド添加セメントおよび機械適用
プラスターの発展に重大な寄与をなしている。メチルセ
ルロースは、建材の基本的混合物の保水濃を著しく増加
する。建材混合物の構造的安定は、例えば壁に適用した
プラスターがたるまずそして接着剤セメントのベッドに
敷かれたタイルが剥離しないということを意味してい
る。更にこの構造的安定を改良するために、セルロース
エーテルがしばしば合成または天然有機ポリマーにより
変性されている。セルロースエーテルを変性するのに使
用されるこれらのポリマーのうち、最も重大性がポリア
クリルアミド（ＰＡＡ）およびＰＡＡ変性セルロースエ
ーテルによって達成されている（ドイツ特許出願公開第
２８３ ７２６号明細書；同第６４６ ５０１号明細
書；ドイツ特許出願公告第１４６ ７０９号明細書およ
び米国特許第４，０２１，２５７号明細書）。ポリアク
リルアミドの添加に加えて、ドイツ特許出願公告第３９
８６０号明細書は、更なる変更対象としてセルロース
エーテルのポリアクリルアミドへの化学的結合を記載し
ている。本願の出願日以前には公開されていなかったド
イツ特許出願第４１ ０９ ０９２．６号明細書（名
称：有機ポリマーを増粘剤として含有する建材生成物）
は、水溶性天然ポリマーまたはその誘導体、例えばセル
ロースエーテル、キサンタンガム、キャルボシードフラ
ワー（ｃａｒｏｂ ｓｅｅｄ ｆｌｏｕｒ）と架橋され
たそして場合により可能な場合には付加的に澱粉−グラ
フトされたポリアクリレートとそして所望によりナフタ
レンスルホン酸またはフェノールスルホン酸のホルムア
ルデヒド縮合生成物またはメラミンとホルムアルデヒド
とのスルホン酸−変性重縮合生成物のアルカリ金属塩お
よびアルカリ土類金属塩との組み合わせが記載されてお
り、これらの組み合わせを建材生成物の粘度を増加する
ための増粘剤として使用できる。使用者は、水−含有建
材混合物が良好な加工性を有することを要求としてい
る。加工性の改良は、更に現在の建材混合物の開発を目
的としている。建材混合物の加工性を評価する数多くの
評価基準がある。フィーラーおよびタイル接着剤の加工
性は、以下の評価基準により評価されている。 水因子：実施可能な加工稠度を与えるのに必要な水の必
要量と建材乾燥混合物との比率、すなわち、水の量（乾
燥混合物１００重量部当りの重量部）。水因子は、バイ
ンダーの種類および量、粒子粗さおよびフィーラーおよ
び凝集剤の水吸収性、使用する添加剤の増粘性および加
工性および加工者に所望とし特定の用途を満たす建材混
合物の稠度に依存する。 構造安定性：タイル接着剤は、新たに適用された接着セ
メントに位置するタイルおよびボードが垂直表面（壁）
から滑り落ちない場合、構造安定性を有している。フィ
ラーおよびグラウトは、充填操作の後にまたは表面被覆
の場合には被覆の際および後にこれらが孔に垂れ下がら
ず結合する場合に、構造安定性を有している。 ナイフ適用：水平表面上の建材混合物、例えば垂直およ
びフィーラーおよびグラウトを使用する被覆操作。 櫛適用：櫛状のコテおよび櫛状のスパチュラ（三角また
は四角状の歯を有している）により各物質上におタイ
ル、ボードおよびブロック接着セメントを被覆する操
作。これは、接着セメントの均一な厚さの層を達成す
る。 表面の平滑化およびシール：平滑な表面を達成するため
のフィラーおよびグラウトの最終操作。プラスターおよ
びモルタルの加工性は、以下の評価基準により判断でき
る。 構造安定性：プラスターおよびモルタルは、これらが壁
および天井への適用の際および引き続いての平滑化操作
の際、例えばレベリング旋盤（フラスターフロート）で
レベリングする際にに弛まない場合、すなわち、弛み耐
性を残す場合に構造安定性を有している。 レベリング：プラスターまたはモルタルの壁または天井
への適用直後の第１の平滑化操作。 直線化（シェービング）：レベリング旋盤（フラスター
フロート）を既にいくぶんか固まったプラスターまたは
モルタル上で使用する第２の平滑化操作。この平滑化操
作は、なおも不均一な構造を有しているプラスター表面
を直線化する役割を果たす。 スラリー化：既にいくぶんか乾燥したプラスター表面を
例えば水を噴霧することによって湿らせた後、液体／ペ
ースト状材料、すなわち、スラリーがプラスター表面で
凝集する際にこれをスポンジまたはフエルトで拭う。ス
ラリー化の範囲およびスラリーの稠度、例えば濃いまた
は薄いは硬化したプラスターの表面性質に対してかなり
影響する。 平滑化：プラスターの最終表面平滑性を達成するための
平滑化コテを用いた最終処理操作。 特に、加工性に悪影響を及ぼすので、保水性建材混合物
が使用するセルロースエーテルにより生じる固まる傾向
は、ギプサム−含有プラスターおよびモルタルの場合に
は低くするべきである。特に非常に塊易いプラスターお
よびモルタルが適用し難くそしてかなりの物理的努力を
しなければ加工できないことは明らかである。
【発明が解決しようとする課題】従って、特に、使用者
の部分において、固まる傾向の少ないそれゆえに加工性
が改良された建材の水−含有混合物に対する要求があ
る。
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、水溶性
セルロースエーテルおよびその誘導体、ポリアクリルア
ミド、スーパー吸収剤（ＳＡＰ）として当該技術分野に
公知の架橋されたそして可能な場合には付加的に澱粉−
グラフトされたポリアクリレートのアルカリ金属塩また
はアンモニウム塩および場合により可能な場合には所望
によりナフタレンスルホン酸またはフェノールスルホン
酸のホルムアルデヒド縮合生成物またはメラミンとホル
ムアルデヒドとのスルホン酸−変性重縮合生成物のアル
カリ金属塩およびアルカリ土類金属塩が、建材の水−含
有混合物の硬化する傾向を低減することによって建材の
水−含有混合物の加工性を改良することを見出した。上
記水溶性セルロースエーテルおよびその誘導体とポリア
クリルアミウドおよびスーパー吸収剤との添加剤の組み
合わせは、水−含有建材における既知の添加剤組み合わ
せに比較して硬化する傾向も著しく低減する。本発明
は、 ａ）少なくとも６５重量％、好ましくは６５ないし９８
重量％の水溶性セルロースエーテルまたはその誘導体、 ｂ）１ないし１５重量％のポリアクリルアミド、 ｃ）１ないし２０重量％の架橋した、グラフトしていな
いかまたは澱粉グラフトしたポリアクリレートのアルカ
リ金属塩またはアンモニウム塩、 ｄ）０ないし２０重量％の澱粉エーテルおよび ｅ）０ないし１５重量％のアリールスルホン酸−ホルム
アルデヒド縮合生成物またはメラミンとホルムアルデヒ
ドとのスルホン酸−変性重縮合生成物の水溶性アルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩またはアンモニウム塩 を含む建材の水−含有混合物用添加剤の組み合わせに関
する。本発明は更に、この添加剤の組み合わせを含む建
材混合物にも関する。上記の添加剤の組み合わせは、す
べての建材の水−含有混合物、特にプラスター、モルタ
ル、接着セメントおよびフィラーに好適である。加工性
を改良するために、これらの建材混合物は、上記成分
ａ）〜ｅ）を上記組成で含有している。これらの成分を
以下に詳述する。 ａ）水溶性エーテルおよびその誘導体 本発明による添加剤の組み合わせに好適な水溶性エーテ
ルおよびその誘導体は、メチルセルロース、メチルヒド
ロキシエチルセルロース、メチルヒドロキシプロピルセ
ルロース、ヒドロキシエチルセルロースおよびこれらの
疎水性置換された誘導体、ヒドロキシエチルヒドロキシ
プロピルセルロースおよびその疎水性置換された誘導
体、カルボキシメチルセルロースおよびカルボキシメチ
ルヒドロキシアルキルセルロースである。ヒドロキシエ
チル−およびメチルヒドロキシ−アルキルセルロースエ
ーテルが好ましい。これらのセルロースエーテルの粘度
範囲は、通常１０ないし５００，０００ｍＰａ・ｓ、特
に５０ないし１５０，０００ｍＰａ・ｓの範囲である
（蒸留水中の２％濃度水溶液として２０℃でＨｏｅｐｐ
ｌｅｒ環球式粘度計を使用して測定）。実施上で最も重
要なセルロースエーテルを、これらのエーテル化データ
と共に表１に記載する。平均置換度（ＤＳ）は、無水グ
ルコース単位当りのアルキル基の数（ここではエチルお
よびプロピル）を示す。表１に記載したアルコキシヒド
ロキシプロピルヒドロキシエチルセルロースにおいて、
アルコキシ基は、２ないし２０個の炭素原子を有してお
り、これは直鎖または分枝鎖状ふぇ互いに結合してもよ
くまた置換セルロースエーテルの重量に基づいて０．０
５ないし５０％を構成している。表２は実験および比較
実験に使用したセルロースエーテルを示している。
【表１】
【表２】 ｂ）ポリアクリルアミド（ＰＡＡ） 本発明による添加剤の組み合わせに使用するポリアクリ
ルアミドは、ポリアクリルアミドが１×１０6 ないし１
０×１０6 の分子量（重量平均）Ｍｗを有するアニオン
性、カチオン性および／または非イオン性ポリアクリル
アミドである。使用するアニオン性ポリアクリルアミド
は、部分的に加水分解されたポリアクリルアミド、アク
リルアミドのアルカリ金属アクリレート、ビニルスルホ
ネートおよび２─アクリルアミド−２−メチルプロパン
スルホネートとのコポリマーである。使用するカチオン
性アクリルアミドは、アクリルアミドとジメチルアミノ
エチルアクリレート、ジメチルアミノエチルメタクリル
アミド、ジメチルアミノプロピルメチルアクリルアミ
ド、ジアリルビスアリルアンモニウム塩またはアミノメ
チル化ポリアクリルアミドの塩または四級化生成物との
コポリマーである。使用する非イオン性ポリアクリルア
ミドは、制御されない加水分解により生成した少量のカ
ルボキシルを含有するアクリルアミドのホモポリマーで
ある。表３に記載するポリアクリルアミドを、本発明に
よる添加剤の組み合わせにおいて成分ｂ）として使用す
るのが好ましい。
【表３】 スーパー吸収剤は、中和または部分的に中和されたポリ
アクリル鎖に基づくラテックス構造であり、そしてモノ
マーと少量の一定の架橋剤とのフリーラジカル重合によ
り生成する。ポリマー状のラテックス構造の製造の２つ
の方法が本質的にある。 １） モノマーから出発しポリマー状のラテックス構造
を１重合段階で製造する。一定の架橋剤、例えばメチレ
ンビスアクリルアミド、ジエチレングリコールジアルキ
ルエーテルおよびビニル化合物がラテックス構造の分枝
および生成に必要とされる。 ２） 予備合成された直鎖または分枝鎖状ポリマーを架
橋する。１）で記載した製造法は、ＳＡＰの製造により
一層重要である。製造法１）における重合は、重合技
術、例えばエマルジョンおよびゲル重合を用いて行われ
る。ここで、モノマー、アクリル酸の水溶液を少量の架
橋剤で重合する。水を希釈剤および溶剤として使用し、
そしてこの発熱法で時折生じる高温を避ける補助をす
る。水溶液中のモノマーの濃度は、通常６０重量％まで
である。架橋剤の使用量は、０．０５ないし１．５モル
％である。重合は、反応容器中でまたは薄膜法により行
うことができる。上記の二つの方法で製造されたスーパ
ー吸収剤を澱粉にグラフトしてもよい。この澱粉とのグ
ラフトは、ワンポット反応における重合および架橋法の
際に行われる。ここで、澱粉は、加熱により消化され、
そして重合法の開始の際に水溶液として添加される。ス
ーパー吸収剤に基づく澱粉の含有率は、３ないし３０重
量％である。スーパー吸収剤は、、負荷の下でも多量の
安定なゲル構造で水性液体を吸収し保持することができ
る。この能力、建材および接着剤領域におけるうまくい
く使用への前提条件である。吸収される水性液体の量
は、自重の４００ないし１０００倍までである。スーパ
ー吸収剤は、ｐＨ４ないし１０の範囲でしか水を吸収で
きない。この操作に必要な部分的中和は、重合の前後の
いずれかに行うことができる。重合により生成した生成
物は、湿ったゲルであり、そしてゲルカッターにより交
換され次いで乾燥される。スーパー吸収剤の製造のため
の架橋は、個々のポリマー鎖および使用する架橋剤との
間の共有結合を介して生じる。共有結合を形成するのい
好適な架橋剤は、いわゆる多官能性モノマー、すなわ
ち、二重結合を有する架橋剤である。これらの多官能性
モノマーの代表例は、メチレンビスアクリルアミド、ジ
エチレングリコールジアルキルエーテルおよびビニル化
合物、例えばビニルエーテル、ビニルエステルおよびビ
ニル燐酸である。共有結合を介する更に別の機会が、多
官能性分子、例えばジエポキシド、アリザリンおよびポ
リアルコールによって提供される。最後に記載した架橋
剤は、既に最少範囲で架橋されているポリマー鎖を付加
的に架橋することができる。この付加的な表面架橋は、
種々の架橋度を有するスーパー吸収剤の製造を認める。
このことは、架橋し難いスーパー吸収剤の良好な吸収性
と高度に架橋されたスーパー架橋剤の利点とを結びつけ
ることを認める。架橋し難いスーパー吸収剤は、水性液
体および多量の抽出可能な液体に対して高い吸収能を有
しているがゲル閉塞の結果として低い吸収比を有してい
る。高度に架橋されたスーパー吸収剤は、ゲル閉塞がな
く、従って圧力をかけると良好な吸収能および安定性を
示す。スーパー架橋剤の最適の架橋およびラテックス構
造を達成するために、高反応性架橋剤と低反応性架橋剤
を、製造法に使用し、利用する架橋成分の混合比の対応
する変化がラテックス構造の密度および性質を広範囲に
変化させそして要求に合致することを認めさせる。本発
明による添加剤の組み合わせにおける好適なスーパー吸
収剤の特徴は、脱イオン水に対する最大限可能な全吸収
能であり（＞１００ｇ／ｇ）そし１ｇ当りの０．９％Ｎ
ａＣｌ＜５０ｍｌの圧力下での吸収能である。本発明に
よる添加剤の組み合わせに使用されるスーパー吸収剤の
例を表４に示す。 ｄ）澱粉エーテル 本発明による添加剤の組み合わせに使用される澱粉エー
テルの特徴を表５に示す。 ｅ）アリールスルホン酸およびホルムアルデヒドおよび
そのアルカリ金属、アンモニウムおよびアルカリ土類金
属塩に基づく水溶性縮合生成物 好適な縮合生成物は、以下の通りである。 １． ナフタレンスルホン酸およびホルムアルデヒドか
ら作成されたこれらのアルカリ金属パンおよびアルカリ
土類金属塩の形態の縮合生成物； ２． メラミンおよびホルムアルデヒドから作成された
これらのアルカリ金属またはアンモニウム塩の形態の縮
合生成物。 アリールスルホン酸およびホルムアルデヒドに基づく水
溶性縮合生成物の特徴を表６に示す。
【表４】
【表５】
【表６】 本発明による添加剤の組み合わせは、成分ａ）、ｂ）、
ｃ）および必要によりｄ）およびｅ）からなる。成分
ａ）〜ｅ）は、単一化合物または１種類以上の混合物か
らなることができる。従って、成分ａ）がセルロースエ
ーテルまたはその誘導体あるいは１種類以上のセルロー
スエーテルまたはその誘導体からなることが考えられ
る。粉末または顆粒状の成分ａ）、ｂ）、ｃ）および必
要によりｄ）およびｅ）を個々に建材生成物に混合する
かまたは成分ａ）、ｂ）、ｃ）、ｄ）およびｅ）をまず
互いに混合し、次いで建材生成物混合することができ
る。これらの成分の建材生成物への取込みは、常套の攪
拌混合法により行われる。建材生成物中の添加剤の組み
合わせの成分ａ）、ｂ）、ｃ）、ｄ）およびｅ）の合計
量は、乾燥重量に基づいて０．０１ないし２重量％、好
ましくは０．０２ないし１重量％である。
【実施例】本発明による添加剤の組み合わせの従来の添
加剤の組み合わせと比較した利点を確認するために、無
機建材混合物を使用して数多くの実験を行った。これら
の実験は、無機建材混合物の製造、加工、および加工性
の評価からなる。実験の目的で無機建材混合物（１）〜
（６）を利用した。これらの組成を重量％で示しそして
表７に記載する。製造は表記された混合比で単に成分を
混合することによって行った。本発明による添加剤の組
み合わせおよび従来の添加剤の組み合わせの両方をこれ
らの無機建材混合物（１）〜（６）に添加した。各添加
剤の組み合わせを単に個々の成分を混合することによっ
て製造した。本発明による添加剤の組み合わせＣ、Ｄ、
ＦおよびＧの組成を重量％として表８に示す。従来の添
加剤の組み合わせＡ、ＢおよびＲの組成を重量％で表９
に記載する。以下の物質を行った実験における添加剤混
合物に使用した（表１０および表１２）。 実験１Ａおよび１Ｃ：表２からのメチルヒドロキシエチ
ルセルロース（１）；表３からの石膏機械適用プラスタ
ー用のポリアクリルアミド（非イオン性）；表４からの
スーパー吸収剤（３）（１Ｃのみ）。 実験２Ａおよび２Ｃ：表２からのメチルヒドロキシエチ
ルセルロース（１）；表３からの石膏ライム機械適用プ
ラスター用のポリアクリルアミド（カチオン性）；表４
からのスーパー吸収剤（１）（２Ｃのみ）。 実験３Ｂおよび３Ｄ：表２からのメチルヒドロキシエチ
ルセルロース（２）；表３からのセメントライム機械適
用プラスター用のポリアクリルアミド（アニオン性）；
表６からのメラミン−ホルムアルデヒド−スルホン化Ｎ
ａ塩（Ｍｅｌｍｅｎｔ（商標名）製造者：Ｓｕｅｄｄｅ
ｕｔｓｘｈｅ Ｋａｌｋ−Ｓｔｉｃｋｓｔｏｆｆ−Ｗｅ
ｒｋｅ（ＳＫＷ），Ｔｒｏｓｔｄｒｏｆ） 表４からのスーパー吸収剤（１）（３Ｄのみ）。 実験４Ｅ、４Ｆ、４Ｇ、５Ｅ、５Ｆ、５Ｇ、６Ｅ、６
Ｆ、６Ｇ：表２からのメチルヒドロキシエチルセルロー
ス（３）；表５ＭＳ＝０．５を有するヒドロキシプロピ
ル澱粉（４Ｇ、５Ｇおよび６Ｇはなし）；表３からのセ
メントフィラーおよび石膏フィラー用のポリアクリルア
ミド、アニオン性（４Ｅ、４Ｆ、４Ｇ、６Ｅ、６Ｆ、６
Ｇ）；表３からのセメントに基づくタイル接着剤用のポ
リアクリルアミド、アニオン性（４Ｆ、４Ｇ、５Ｆ、５
Ｇ、６Ｆおよび６Ｇ） 使用した空気トラップは、Ｈｏｓｔａｐｕｒ（商標名）
ＯＳＢおよびＧｅｎａｐｏｌ（商標名）ＰＦ８０（Ｈｏ
ｅｃｈｓｔ ＡＧ社製）とした。利用した澱粉エーテル
は、市販調製物であった。表１０は、試験した建材混合
物１Ａ、１Ｃ、２Ａ、２Ｃ、３Ｄおよび３Ｃの組成を示
す。加工は、噴霧プラスター装置により行った。表１１
は、噴霧試験を結果を示す。表１２は、試験した建材混
合物４Ｅ、４Ｆ、４Ｇ、５Ｅ、５Ｆ、５Ｇ、６Ｅ、６Ｆ
および６Ｇの組成および加工性の評価を示す。 実験結果：本発明による添加剤の組み合わせＣおよびＤ
を含有する実験１Ｃ、２Ｃおよび３Ｄは、評価基準： −構造安定性 −レベリング −直線化 −スラリー化および −平滑化 に関して従来の添加剤の組み合わせ１Ａ、２Ａおよび３
Ｂと比較して著しく良好な結果を示している。本発明に
よる添加剤の組み合わせＦおよびＧを含有する実験４
Ｆ、４Ｇ、５Ｆ、５Ｇ、６Ｆおよび６Ｇは、評価基準： −ナイフ適用 −櫛適用および −表面の平滑化およびシーリング に関して従来の添加剤の組み合わせと比較して著しく良
好な結果を示している。評価基準はスクール級計に対応
して１（非常に良好）から６（不十分）までの１〜６の
値に基づいて評価した。１ないし６の間のレベルは、数
字の後ろの＋（プラス）または−（マイナス）で示す。
【表７】
【表８】
【表９】
【表１０】
【表１１】
【表１２】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０４Ｂ 24/38 Ｄ 2102−4Ｇ Ｚ 2102−4Ｇ Ｅ０４Ｆ 13/02 Ａ 8913−2Ｅ (72)発明者 ハインツ−ヨゼフ・マン ドイツ連邦共和国、ザウルハイム、エルレ ンウエーク、20

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 ａ）少なくとも６５重量％、好ましくは
    ６５ないし９８重量％の水溶性セルロースエーテルまた
    はその誘導体、 ｂ）１ないし１５重量％のポリアクリルアミド、 ｃ）１ないし２０重量％の架橋した、グラフトしていな
    いかまたは澱粉グラフトしたポリアクリレートのアルカ
    リ金属塩またはアンモニウム塩、 ｄ）０ないし２０重量％の澱粉エーテルおよび ｅ）０ないし１５重量％のアリールスルホン酸−ホルム
    アルデヒド縮合生成物またはメラミンとホルムアルデヒ
    ドとのスルホン酸−変性重縮合生成物の水溶性アルカリ
    金属塩、アルカリ土類金属塩またはアンモニウム塩 を含む建材の水−含有混合物用添加剤の組み合わせ。
  2. 【請求項２】 上記水溶性セルロースエーテルが１０な
    いし５００，０００ｍＰａ・ｓ、特に５０ないし１５
    ０，０００ｍＰａ・ｓの範囲の粘度を有するメチルヒド
    ロキシアルキルセルロース、ヒドロキシアルキルセルロ
    ースおよび／またはアルコキシヒドロキシエチルヒドロ
    キシプロピルセルロースである請求項１の添加剤の組み
    合わせ。
  3. 【請求項３】 ポリアクリルアミドが１×１０6 ないし
    １０×１０6 の分子量（重量平均）Ｍｗを有するアニオ
    ン性、カチオン性および／または非イオン性ポリアクリ
    ルアミドである請求項１または２の添加剤の組み合わ
    せ。
  4. 【請求項４】 澱粉エーテルがヒドロキシプロピル澱
    粉、カルボキシメチル澱粉および／またはヒドロキシプ
    ロピルカルボキシメチル澱粉である請求項１ないし３の
    いずれか１つの添加剤の組み合わせ。
  5. 【請求項５】 請求項１ないし４のいずれか１つの添加
    剤の組み合わせを含有する建材混合物。
  6. 【請求項６】 乾燥重量に基づいて０．０１ないし２重
    量％、好ましくは０．０２ないし１重量％の添加剤の組
    み合わせを含有する請求項５の建材混合物。
  7. 【請求項７】 請求項１ないし４のいずれか１つの添加
    剤の組み合わせを建材混合物、特にセメントタイル接着
    剤、フィラーおよびプラスターに使用する方法。
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