JPH05201147A - 感熱転写記録媒体 - Google Patents

感熱転写記録媒体

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JPH05201147A
JPH05201147A JP4306501A JP30650192A JPH05201147A JP H05201147 A JPH05201147 A JP H05201147A JP 4306501 A JP4306501 A JP 4306501A JP 30650192 A JP30650192 A JP 30650192A JP H05201147 A JPH05201147 A JP H05201147A
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light absorption
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敏生 福田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 感熱転写記録媒体で濃度階調表現を行う場合
に、全濃度域で黒色の色相のずれが少ない画像を実現で
きるようにする。 【構成】 基体上にインク層が積層された感熱転写記録
媒体において、インク層に含有させるべき染料として、
最大吸収波長λmax=420〜500nmで半値幅が
少なくとも100nmの光吸収ピークを有する第1の染
料、最大吸収波長λmax=570〜650nmで半値
幅が少なくとも100nmの光吸収ピークを有する第2
の染料、必要に応じて更に最大吸収波長λmax=50
0〜550nmの光吸収ピークを有する第3の染料及び
/又は最大吸収波長λmax=620〜680nmの光
吸収ピークを有する第4の染料を使用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ビデオプリンターな
どに好適な感熱転写記録媒体に関する。より詳しくは、
濃度階調表現をした場合に黒色画像を、実質的に色相の
ずれを生じさせることなく高品質で形成できる感熱転写
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオ情報などからハードコピーを得る
場合、昇華性もしくは熱拡散性染料をセルロースエステ
ル樹脂などのバインダーに分散した層をインク層賭し、
そのインク層をポリエチレンテレフタレートフィルム上
に積層した感熱転写記録媒体が用いられている。このよ
うな感熱転写記録媒体を用いてフルカラー画像を得よう
とする場合、原理的にはイエロー、シアン及びマゼンタ
の3色それぞれのインク層を有する感熱転写記録媒体を
使用することで実現できる。しかし、イエロー、マゼン
タ、シアンを使用して黒色を表現しようとする場合、感
熱転写記録媒体に使用するようなイエロー、シアン及び
マゼンタの各色は、図4に示す吸収スペクトルのよう
に、その彩度が高いために可視光全域でフラットとな吸
収とはならず、イエロー、マゼンタ、シアンのそれぞれ
の最大吸収波長間には低光吸収部(図4、矢印A)が出
現してしまう。そのため、これら3色を混合しても、純
粋なブラックを表現し難いたいという問題がある。従っ
て、イエロー、シアン及びマゼンタの3色のインク層に
加えて黒色のインク層も併用することが一般的である。
【0003】このような黒色のインク層を感熱転写記録
媒体に形成する場合には、原理的には図5に模式的に示
すように380〜780nmの可視光領域でフラットな
吸収スペクトルを有する染料を高濃度でインク層に含有
させればよい。しかしながら、そのような特性を示す単
独の染料は実用的には得られていないのが現状である。
従って、従来、黒色を作るために感熱転写記録媒体のイ
ンク層には、互いに最大吸収波長の異なる数種類の染料
を含有させることにより可視光全域でフラットに光吸収
が行われるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ように数種類の染料を用いた黒色の感熱転写記録媒体を
用た場合、濃度階調表現をするために印画エネルギーを
変化させても、印画エネルギーの変化に応じて各染料の
昇華もしくは熱拡散の程度が同じように変化しないため
に、全濃度域で一定したモノトーンの黒色画像が得られ
ないという問題があった。例えば、低濃度では赤みを帯
びた黒色の画像が得られたり、高濃度では青みを帯びた
画像が得られたりするというように、画像濃度により色
相が異なってしまうという問題があった。換言すれば、
(CIE 1976)L表色系で、異なる濃
度の画像のa値とb値を測定すると、それらの測定
値が色相の変化が実用上少ないとされるa値とb
の範囲(−10≦a≦10、−5≦b≦5)の少な
くとも一方を超えてしまうという問題があった。
【0005】更に、数種類の染料を用いた黒色のインク
層においても、光吸収が可視光全域でフラットとはなら
ず、各染料の最大吸収波長間には低光吸収部が生じる。
これに対しては、高濃度で染料をインク層に含有させる
ことが考えられるが、そのように非常に高濃度で染料を
インク層に含有させる場合には、感熱転写記録媒体の保
存中或いは輸送中に染料が結晶化したり、ブロッキング
が発生したりし、そのために感熱転写記録媒体の保存性
が低下するという問題があった。
【0006】この発明は、このような従来技術の課題を
解決しようとするものであり、濃度階調表現を行った場
合に全濃度域で黒色画像の色相のずれが実質的に生じな
いようにでき、しかも保存性にも優れた感熱転写記録媒
体を、できるだけ少ない種類の染料を用いて提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明者は、可視光全
領域でフラットで強い光吸収を有する染料はないが、最
大光吸収波長が可視光領域にあり、その光吸収ピークの
半値幅がブロード、即ち、少なくとも100nmの半値
幅を有する染料が存在することを知見し、しかも、可視
光全域に均等で強い光吸収が達成できるように、最大吸
収波長が重ならない少なくとも2種類のそのような染料
を組合せて感熱転写記録媒体のインク層に含有させるこ
とにより上述の目的が達成できることを見出し、この発
明を完成させるに至った。
【0008】即ち、基体上にインク層が積層された感熱
転写記録媒体において、インク層が、最大吸収波長λm
ax=420〜500nmで半値幅が少なくとも100
nmの光吸収ピークを有する第1の染料、及び最大吸収
波長λmax=570〜650nmで半値幅が少なくと
も100nmの光吸収ピークを有する第2の染料とを含
有することを特徴とする感熱転写記録媒体を提供する。
【0009】また、この発明は、インク層が上述の第1
の染料及び第2の染料に加えて、最大吸収波長λmax
=500〜550nmの光吸収ピークを有する第3の染
料と、最大吸収波長λmax=620〜680nmの光
吸収ピークを有する第4の染料との双方、またはいずれ
か一方を更に含有する感熱転写記録媒体を提供する。
【0010】以下、この発明を詳細に説明する。
【0011】この発明の感熱転写記録媒体においては、
少なくとも最大吸収波長λmax=420〜500nm
で半値幅が少なくとも100nmの光吸収ピークを有す
る第1の染料と、最大吸収波長λmax=570〜65
0nmで半値幅が少なくとも100nmの光吸収ピーク
を有する第2の染料とをインク層に含有させる。このよ
うな特性を有する少なくとも2種類の染料の可視光領域
における光吸収曲線図を図1に概略的に示す。この図か
らも分かるように、このような特性を有する少なくとも
2種類の染料を組合わせることにより可視光全域に大き
な光吸収を達成し、黒色の画像を形成することが可能と
なる。しかもそれらの光吸収ピークの半値幅が少なくと
も100nmあるので、ピークの重なり合いが広範囲に
及び、そのため両者の昇華性もしくは熱拡散性が異なる
としても、濃度階調表示で一定したトーンの黒色画像が
実現できる。換言すれば、(CIE 1976)L
表色系で、この発明の感熱転写記録媒体により得
られる異なる濃度の画像のa値とb値を測定した場
合に、それらを色相の変化が少ないとされるa値とb
値の範囲(−10≦a≦10、−5≦b≦5)に
収めることが可能となる。
【0012】なお、第1の染料と第2の染料について、
昇華性や熱拡散性が同等な染料を組合せれば、より濃度
階調表示で一定したトーンの黒色画像が形成できる。
【0013】このような第1の染料と第2の染料との配
合割合は、染料の光吸収強度などにより異なるが、一般
には第1の染料と第2の染料との合計重量に対し、第1
の染料が35〜65重量%、好ましくは40〜60重量
%であり、第2の染料が35〜65重量%、好ましくは
40〜60重量%である。
【0014】このような第1の染料としてはジスアゾ系
染料、例えば式(1)〜(5)
【0015】
【化7】 で表される染料から選ばれた少なくとも一種を好ましく
使用できる。第2の染料としてはイソチアゾールアゾ系
染料、例えば式(6)〜(8)
【0016】
【化8】 で表される染料から選ばれた少なくとも一種を好ましく
使用できる。
【0017】この発明の感熱転写記録媒体のインク層
に、前述した第1の染料と第2の染料に加えて、更に最
大吸収波長λmax=500〜550nmの光吸収ピー
クを有する第3の染料を加えることができる。これは、
第1の染料と第2の染料との種類によっては、例えば図
2に示されるように500〜550nmの領域において
光吸収を更に増加させた方がよい場合がある。そのよう
な場合には、その部分に吸収を有する第3の染料(いわ
ゆる赤色染料)を添加することにより、図3に示すよう
に可視光領域でよりフラットな光吸収を実現することが
可能となる。その結果、より完全な黒色に近い画像を得
ることができる。また、同様な理由により第3の染料の
代わりに、最大吸収波長λmax=620〜680nm
の光吸収ピークを有する第4の染料(いわゆる青色染
料)を加えることもできる。あるいは第1の染料と第2
の染料に加え、第3の染料と第4の染料とを同時にイン
ク層に加えることもできる。
【0018】このような第3の染料及び第4の染料の配
合割合は、好ましくは第1の染料と第2の染料の合計重
量100部に対してそれぞれ10重量部以下、より好ま
しくは4〜8重量部の割合で添加することができる。
【0019】第3の染料としてはアゾ系染料、トリシア
ノメチン系染料、ベンゾチアゾール系染料及びアントラ
キノン系染料、例えば式(9)〜(12)
【0020】
【化9】 で表される染料から選ばれた少なくとも一種を好ましく
使用できる。第4の染料としてはインドアニリン系染
料、例えば式(13)〜(14)
【0021】
【化10】 で表される染料から選ばれた少なくとも一種を好ましく
使用することができる。
【0022】なお、この発明においては、従来にくら
べ、感熱転写記録媒体のインク層に添加する染料の種類
を少なくできるので、染料をインク層にP/B比(Pは
染料の重量、Bはバインダーの重量)0.5〜3.0程
度の広範囲で含有させることができ、目的に応じて所望
の濃度の画像を形成することができ、しかもP/B比を
少なくした場合には、感熱転写記録媒体の保存性を高め
ることができる。
【0023】この発明においては、感熱転写記録媒体の
インク層に含有させる染料に関する特徴以外の発明の構
成については、従来の感熱転写記録媒体と同様の構成を
とることができる。例えば基材としては、ポリエチレン
テレフタレートなどのポリエステルフィルム、ポリイミ
ドフィルム、ナイロンなどのポリアミドフィルム、アラ
ミドフィルムなどを使用することができる。また、イン
ク層に使用するバインダー樹脂としては、ブチラール、
ポリビニルアルキルアセタール、セルロースエステル、
セルロースエーテル、ウレタンなどを使用することがで
きる。
【0024】また、基材やインク層の厚みにも特に制限
はなく、使用目的に応じて適宜決定することができる。
更に、基材の外側には耐熱滑性層を設けてもよい。
【0025】この発明の感熱転写記録媒体は常法により
製造することができ、例えばコイルバーなどを用いて、
バインダーに染料が均一に分散されたインク組成物を基
材上に積層し、乾燥することによりインク層を形成する
ことにより製造できる。
【0026】この発明の感熱転写記録媒体は、一般的な
方法で使用することができる。例えば、そのインク層
と、ポリエステル樹脂や、セルロースエステル樹脂、ウ
レタン樹脂、エポキシ樹脂、塩酢ビ樹脂などからなる染
料受容層を有する通常の印画紙とを重ね合わせて、ビデ
オ信号などの画像に応じて媒体を選択的にサーマルヘッ
ドなどの加熱手段により加熱することにより、染料を印
画紙に昇華もしくは熱拡散により移行させ、その印画紙
の染料受容層に定着させることにより画像を形成するこ
とができる。
【0027】
【作用】この発明の感熱転写記録媒体は、最大吸収波長
が重ならず、しかも半値幅が少なくとも100nmの光
吸収ピークを有する少なくとも2種類の染料を使用する
ので、濃度階調表現を行った場合に全濃度域で黒色画像
を色相のずれが実質的に生じないように形成することが
可能となる。
【0028】
【実施例】以下、この発明を実施例に基づいて詳細に説
明する。
【0029】実施例1〜10及び比較例1〜12 表1に示した配合の各成分を均一に混合してインク組成
物を調整した。このインク組成物をコイルバーを用い
て、耐熱滑性処理されたポリエチレンテレフタレートフ
ィルム(厚さ6μm、6CF53、東レ株式会社製)に
乾燥厚1μmとなるように塗工して、感熱転写インクリ
ボンを製造した。各実施例及び比較例で使用した染料は
表2及び表3に示すような配合の染料混合物を用いた。
なお、比較例1では住友化学株式会社製のSUMIPL
AST BLACK 2BAを使用した。また比較例2
では住友化学株式会社製のSUMIPLAST BLA
CKGを使用した。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】 このように製造した感熱転写インクリボンと、市販のポ
リエステル系受像層を有する印画紙(VPH−30S,
ソニー株式会社製)とを、感熱転写プリンター(CVP
−G500、ソニー株式会社製)にセットし、12階調
のステアステップ印画を行った。ただし、実施例10に
おいては、次のように製造した印画紙を用いた。即ち、
150μm厚の合成紙(FPG−150)に表4の配合
の受像層組成物を乾燥厚が10μmとなるように塗工
し、50℃で48時間キュアリングをおこうことにより
セルロースエステル系受容層を有する印画紙を製造し
た。
【0033】
【表4】 このようにして得られた印画画像について、以下の評価
を行った。
【0034】1.(CIE1976)L表色
系表示 印画画像を分光光度計(MCPD−1000、大塚電子
株式会社製)で観測し、12ステップ階調表示された画
像のa値とb値とを表5に示す。この場合、a
とb値とが同時に−10≦a≦10と−5≦b
5という範囲に入っていれば実用上色相のずれに問題が
ないと評価できる。
【0035】2.印字濃度(Max濃度) 得られた画像のMax濃度をマクベス濃度計TR−92
4(ステータスフィルター)を用いて観測した。この結
果を表5に示す。この場合、Max濃度が1.8以上あ
れば実用上問題がないと評価できる。
【0036】3.移行性 Max濃度画像に、合成紙(FPG−60、王子製紙株
式会社製)を重ねて40g/cmの圧力をかけ、その
状態で60℃、48時間のエージングを行ない、合成紙
へ移行した染料濃度をマクベス濃度計で測定した。この
結果を表5に示す。この場合、数値が少ない程移行性が
低く、実用的には0.02以下であることが必要と考え
られる。
【0037】
【表5】 表5から明らかなように、Max濃度と移行性について
は比較例1及び2を除き実用上十分なものであったが、
濃度階調表示に関しては実施例のみが良好な結果を示し
た。即ち。実施例1〜10については、(CIE197
6)L表色系でのa値とb値との双方
が、−10≦a≦10と−5≦b≦5という範囲に
収まり、濃度階調表示を行なっても色相のずれが少ない
ことが分かった。一方、比較例1〜12については、a
値とb値とのいずれか一方が、−10≦a≦10
と−5≦b≦5という範囲を超えてしまい、濃度階調
表示を行なった場合に色相のずれが大きいことが分かっ
た。
【0038】
【発明の効果】この発明の感熱転写記録媒体によれば、
濃度階調表現を行った場合に全濃度域で黒色の色相のず
れを実質的に解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】染料の光吸収特性図である。
【図2】染料の光吸収特性図である。
【図3】染料の光吸収特性図である。
【図4】染料の光吸収特性図である。
【図5】染料の光吸収特性図である。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上にインク層が積層された感熱転写
    記録媒体において、インク層が、最大吸収波長λmax
    =420〜500nmで半値幅が少なくとも100nm
    の光吸収ピークを有する第1の染料、最大吸収波長λm
    ax=570〜650nmで半値幅が少なくとも100
    nmの光吸収ピークを有する第2の染料を含有すること
    を特徴とする感熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】 第1の染料と第2の染料との合計重量に
    対し、第1の染料の配合割合が35〜65重量%であ
    り、第2の染料の配合割合が35〜65重量%である請
    求項1記載の感熱転写記録媒体。
  3. 【請求項3】 第1の染料がジスアゾ系染料であり、第
    2の染料がイソチアゾールアゾ系染料である請求項1記
    載の感熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】 ジスアゾ系染料が式(1)〜(5) 【化1】 で表される染料から選ばれた少なくとも一種であり、そ
    してイソチアゾールアゾ系染料が式(6)〜(8) 【化2】 で表される染料から選ばれた少なく一種である請求項3
    記載の感熱転写記録媒体。
  5. 【請求項5】 基体上にインク層が積層された感熱転写
    記録媒体において、インク層が、最大吸収波長λmax
    =420〜500nmで半値幅が少なくとも100nm
    の光吸収ピークを有する第1の染料、最大吸収波長λm
    ax=570〜650nmで半値幅が少なくとも100
    nmの光吸収ピークを有する第2の染料、及び最大吸収
    波長λmax=500〜550nmの光吸収ピークを有
    する第3の染料及び/又は最大吸収波長λmax=62
    0〜680nmの光吸収ピークを有する第4の染料とを
    含有することを特徴とする感熱転写記録媒体。
  6. 【請求項6】 第1の染料と第2の染料との合計重量に
    対し、第1の染料の配合割合が35〜65重量%であ
    り、第2の染料の配合割合が65〜35重量%であり、
    第3の染料及び第4の染料が第1の染料と第2の染料と
    の合計100重量部に対しそれぞれ10重量部まで含有
    される請求項5記載の感熱転写記録媒体。
  7. 【請求項7】 第1の染料がジスアゾ系染料であり、第
    2の染料がイソチアゾールアゾ系染料であり、第3の染
    料がアゾ系染料、トリシアノメチン系染料、ベンゾチア
    ゾール系染料又はアントラキノン系染料であり、そして
    第4の染料がインドアニリン系染料である請求項6記載
    の感熱転写記録媒体。
  8. 【請求項8】 ジスアゾ系染料が式(1)〜(5) 【化3】 で表される染料から選ばれた少なくとも一種であり、イ
    ソチアゾールアゾ系染料が式(6)〜(8) 【化4】 で表される染料から選ばれた少なくとも一種であり、ア
    ゾ系染料、トリシアノメチン系染料、ベンゾチアゾール
    系染料及びアントラキノン系染料がそれぞれ式(9)〜
    (12) 【化5】 で表される染料であり、そしてインドアニリン系染料が
    式(13)〜(14) 【化6】 で表される染料から選ばれた少なくとも一種である請求
    項7記載の感熱転写記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005344071A (ja) * 2004-06-07 2005-12-15 Fuji Photo Film Co Ltd 黒インク組成物、およびインクジェット記録方法。
JP2006028262A (ja) * 2004-07-13 2006-02-02 Fuji Photo Film Co Ltd 黒インク組成物、それを含むインクセット並びにインクジェット記録方法。
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