JP5634015B2 - 昇華型熱転写シート - Google Patents

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Description

本発明は、昇華型熱転写シートに関するものである。
熱転写を利用した画像形成方法における熱転写シートとして、基材フィルムの一方の面上に、色材層として、昇華性染料とバインダーとからなる昇華転写型インク層を設けた昇華型熱転写シートや、該昇華転写型インク層の代わりに顔料とワックスからなる熱溶融転写型インク層を設けた熱溶融型の熱転写シートが知られている。
昇華型熱転写方式は、一般的に三原色(イエロー、マゼンタ、シアンの3色。必要に応じてブラックを加えてもよい。)を順次重ねて階調印画することにより、フルカラー表現を行っている。
昇華型熱転写方式において得られる画像は、銀塩写真と同様に高画質なものが形成可能となっており、例えば、特許文献1には、イエロー、マゼンタ、シアンに特定な色特性を有するカラー画像形成用熱転写シートが開示されており、印刷画像に匹敵する色再現性を有するカラー画像を形成可能としている。
ところで、近年デジタルカメラが急速に普及してきており、デジタルカメラで撮影した画像の印画に昇華型熱転写シートが用いられるようになってきている。
しかしながら、特許文献1に代表される従来の昇華型熱転写シートは、印刷の延長線上の色相であるのに対し、デジタルカメラで撮影した画像は、s−RGB、Adobe−RGBに代表される色相であり、昇華型熱転写シートと異なる色相規格となっている。例えば、デジタルカメラで撮影したイエロー、マゼンタ、シアンをそのまま印画すると、印画物は、撮影画像と異なる色となる。プリンタドライバ等で変換を行い、規格に沿う色にて印画することも可能であるがイエロー、マゼンタ、シアンを得るために複数のリボンを重ねて印画する必要があり、色再現域そのものが狭くなるという問題があった。
特開昭63−288781号公報
本発明は、上記現状に鑑み、デジタルカメラで撮影した画像の再現性に優れる印画物が形成可能な昇華型熱転写シートの提供を目的とするものである。
本発明は、基材シート上に、バインダー樹脂を含有する染料層が形成され、デジタルカメラで撮影した画像の印画に用いられる昇華型熱転写シートであって、前記染料層は、イエロー染料を含有するイエロー染料層、マゼンタ染料を含有するマゼンタ染料層及びシアン染料を含有するシアン染料層を有するものであり、前記イエロー染料層に含有される全てのイエロー染料は、光学濃度(ОD)1.0における印画色相のLh表色系による色相角が105±10°であり、前記マゼンタ染料層に含有される全てのマゼンタ染料は、光学濃度(ОD)1.0における印画色相のLh表色系による色相角が330±10°であり、前記シアン染料層に含有される全てのシアン染料は、光学濃度(ОD)1.0における印画色相のLh表色系による色相角が200±10°であり、上記イエロー染料は、少なくとも、下記化学式(1)、(2)及び(3)で表される構造を有する化合物からなる群より選択される少なくとも1種であるキノフタロン系染料、下記化学式(5)で表される構造を有する化合物であるスチリル系染料からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、上記マゼンタ染料は、少なくとも、下記化学式(9)で表される構造を有する化合物を含有し、上記シアン染料は、下記化学式(10)及び/又は(12)で表される構造を有するインドアニリン系染料を含有する(ただし、イエロー染料が下記式(2)で表される化合物のみであり、マゼンタ染料が下記式(7)で表される化合物のみであり、シアン染料が下記式(11)で表される化合物のみである場合を除く)ことを特徴とする昇華型熱転写シートである。
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上記イエロー染料、マゼンタ染料及びシアン染料は、それぞれ単独の光学濃度(OD)0.5、1.0及び2.0(2.0に満たない場合は最大濃度)における印画色相のLh表色系による色相角の差が、いずれも15°以内に収まることが好ましい。
下に本発明を詳細に説明する。
本発明の昇華型熱転写シート(以下、単に熱転写シートともいう)は、デジタルカメラで撮影した画像の印画に用いられるものである。熱転写シートによる画像の印画において、従来はデジタルカメラで撮影した写真の再現性という観点からの検討はなされていなかった。これに対し、本発明においては特にデジタルカメラで撮影した写真の再現性という観点から色表現を検討したものである。
本発明者は、まず従来の熱転写シートによるデジタルカメラで撮影した画像の印画について検討を行った。
図1は、La表色系にてS−RGBにより規定される色再現域と、昇華型熱転写方式に用いられる従来の熱転写シートによる色再現域との関係を示すグラフである。
図1に示すように、従来の熱転写シートは、色再現域がS−RGB規格やAdobeRGB規格で規定されるデジタルカメラの色再現域と大きなズレがあった。そのため、従来の熱転写シートによりデジタルカメラの撮影画像の印画物を得るには、S−RGBやAdobeRGB規格に沿うようプリンタ内で色変換を行う必要があった。
しかし、このような色変換により、イエロー染料、マゼンタ染料及びシアン染料の1次色が濁ってしまうという問題点があった。
例えば、図2は、図1のイエロー色相部分を拡大したグラフであり、染料インキの色変換の説明図であるが、図2に示すようなイエローの色変換を行う場合、シアンを混合して熱転写シートのイエロー色相を、S−RGBのイエロー色相(図2中、「Ye:プリントの目標色相」と表した矢印方向)に近づける必要がある。しかし、図2に示すように、従来の熱転写シートのイエロー色相は、濃度が高くなるに従って目標色相からのズレが大きくなるため、シアンの混合量を多くする必要があり、色が暗くなりレモンイエローのような鮮やかで明るいイエローの再現ができなかった。また、本発明者は、上記色変換により色再現域が狭くなり、熱転写シート(リボン)が本来持っている色再現域をほとんど使えなくなることも併せて見出した。ここで、上記「色変換により色再現域が狭くなる」とは、具体的には、例えば、図1に示したグラフにおいて、上記色変換による色再現域は、「S−RGB色再現域」と示した領域と、「リボン色再現域」と示した領域との共通集合部内での狭い領域になることを意味する。
一方で、上記色変換を行わずに印画を行い、熱転写シートの色再現域をそのまま用いる方法も存在するが、従来の熱転写シートは、1次色が印刷用の色再現域に最適化されているため、デジタルカメラで撮影した色と印画した色とが異なることとなり、画像によっては不自然な色になってしまうことが判明した。
このような従来の熱転写シートの問題点に鑑み、本発明者は、鋭意検討の結果、熱転写シートとして、特定の色特性を有するイエロー染料、マゼンタ染料及びシアン染料を、それぞれ含有するイエロー染料層、マゼンタ染料層及びシアン染料層を有する染料層が形成されたものは、デジタルカメラの撮影画像であっても、極めて優れた色再現性を有することを見出し、本発明を完成するに至った。
なお、S−RGB規格の色相角は彩度によって異なるものの、イエローの色相角は99〜110°、マゼンタの色相角は323〜331°、シアンの色相角は190〜201°であり、Adobe−RGB規格の色相角は彩度によって異なるものの、イエローの色相角は98〜105°、マゼンタの色相角は330〜335°、シアンの色相角は194〜200°である。
また、S−RGB規格の明度Lは彩度によって異なるものの、イエローの明度Lは98〜100、マゼンタの明度Lは60〜100、シアンの明度Lは91〜100であり、Adobe−RGB規格の明度L*は彩度によって異なるものの、イエローの明度Lは98〜100、マゼンタの明度Lは68〜100、シアンの明度Lは86〜100°である。昇華転写方式は、減法混色方式であるため1次色のLが最も高い。目標色相を得るため複数の色を混ぜるとLが低下し明るい色を再現することができなくなる。
更に、S−RGB規格の1次色の最大の彩度は、イエローが95、マゼンタが111、シアンが54であり、Adobe−RGB規格の1次色の最大の彩度は、イエローが106、マゼンタが114、シアンが86である。彩度が高い方がより鮮やかな色を再現することが可能となり色再現域が広い。
ここでのポイントは、(1)イエロー、シアン、マゼンタの3色における色相がS−RGBの基準に近いものとすること、(2)イエロー、シアン、マゼンタの各インクの色相は、彩度に伴う変化が小さく淡色であっても濃色であっても近似した色相であること、の2つの観点から各インクの色を選択することで、上記目的を達成できるという点にある。
本発明の熱転写シートは、基材シート上に、バインダー樹脂を含有する染料層が形成されたものである。
(基材シート)
上記基材シートとしては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであれば何れのものでもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の樹脂フィルム;コンデンサー紙、パラフィン紙、合成紙等の紙類;不織布;紙や不織布と樹脂との複合体;等が挙げられる。
上記基材シートは、厚さが一般に0.5〜50μmであり、好ましくは3〜10μmである。
上記基材シートは、必要に応じ、その一方の面又は両面に接着層(プライマー層)を設ける等、接着処理を行ったものであってもよい。
上記接着処理としては、コロナ放電処理、放射線処理、粗面化処理、化学薬品処理、プラズマ処理、プライマー処理、グラフト化処理等、公知の表面改質方法が挙げられる。
(染料層)
本発明の熱転写シートにおいて、上記イエロー染料層、マゼンタ染料層及びシアン染料層にそれぞれ含まれる、イエロー染料、マゼンタ染料及びシアン染料は、いずれも単独の光学濃度(ОD)1.0における印画色相のLh表色系による色相角が所定の範囲内にあるものである。
すなわち、上記イエロー染料は、光学濃度(ОD)1.0における印画色相のLh表色系による色相角が105±10°であり、上記マゼンタ染料は、光学濃度(ОD)1.0における印画色相のLh表色系による色相角が330±10°であり、上記シアン染料は、光学濃度(ОD)1.0における印画色相のLh表色系による色相角が200±10°である。上記イエロー染料、マゼンタ染料及びシアン染料の上記色相角が上記範囲内にあることで、本発明の染料熱転写シートは、デジタルカメラの撮影画像の色再現性に優れたものとなる。なお、本明細書において、上記光学濃度(OD)とは、反射濃度を意味し、分光感度特性は、イエロー、マゼンタ、シアン測定時は「ISO Status A Density」、ブラック測定時は「ISO visual density」である。
本発明の熱転写シートにおいて、上記イエロー染料、マゼンタ染料及びシアン染料は、それぞれ単独の光学濃度(OD)0.5、1.0及び2.0(2.0に満たない場合は最大濃度)における印画色相のLh表色系による色相角の差が、いずれも15°以内に収まることが好ましい。これは、上記イエロー染料、マゼンタ染料及びシアン染料がその濃度上昇に伴ってLh表色系による色相角の傾きがほとんど変化しないことを意味する。すなわち、本発明の熱転写シートにおける上記イエロー染料、マゼンタ染料及びシアン染料は、図1に示したように、染料の濃度上昇に伴って色相角の傾きが多く変化する従来の染料とは異なる色特性を有するものである。
上記色相角の差が15°を超えると、本発明の熱転写シートによりデジタルカメラの撮影画像の再現性に劣ることがある。より好ましくは10°以内に収まることである。
上記Lh表色系による色特性を有するイエロー染料としては、例えば、少なくともキノフタロン系染料、スチリル系染料及びピリドンアゾ系染料からなる群より選択される少なくとも1種を含有するものであることが好ましい。
上記キノフタロン系染料としては、なかでも、下記化学式(1)、(2)及び(3)で表される構造を有する化合物からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。
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上記スチリル系染料としては、なかでも、下記化学式(4)及び/又は(5)で表される構造を有する化合物であることが好ましい。
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上記ピリドンアゾ系染料としては、なかでも、下記化学式(6)で表される構造を有する化合物であることが好ましい。
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上記イエロー染料は、発色性の点で、トルエン中の吸光係数が1〜10万mL/mol・cmであることが好ましい。
なお、本明細書において、上記吸光係数は、0.0002wt%の染料を含有するトルエン溶液を調製し、(株)島津製作所 UV−3100PCにて最大吸収波長λmax時の吸光係数を測定した値である。
等が挙げられる。
上記イエロー染料層において、上記イエロー染料の含有量としては特に限定されないが、後述する基材シートや必要に応じて形成するプライマー層との組み合わせにもよるが、画像として充分な濃度(反射濃度1.8以上:分光感度特性 ISO Status A)が得られるような染料含有量が好ましい。具体的には、後述するバインダー樹脂100質量部に対し、50〜250質量部であることが好ましい。より好ましい下限は57質量部、より好ましい上限は200質量部である。
なお、上記イエロー染料は、上述したLh表色系による色特性を満たす範囲であれば、その他の従来公知のイエローを呈する染料を含有していてもよい。
また、上記Lh表色系による色特性を有するマゼンタ染料としては、少なくとも下記化学式(7)、(8)及び(9)で表される構造を有する化合物からなる群より選択される少なくとも1種を含有することが好ましい。
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上記マゼンタ染料は、発色性の点で、トルエン中の吸光係数が1〜10万mL/mol・cmであることが好ましい。
なお、上記マゼンタ染料の吸光係数は、上述したイエロー染料と同様にして測定した値を意味する。
上記マゼンタ染料層において、上記マゼンタ染料の含有量としては特に限定されないが、後述する基材シートや必要に応じて形成するプライマー層との組み合わせにもよるが、画像として充分な濃度(反射濃度1.8以上:分光感度特性 ISO Status A)が得られるような染料含有量が好ましい。具体的には、後述するバインダー樹脂100質量部に対し、50〜250質量部であることが好ましい。より好ましい下限は57量部、より好ましい上限は200質量部である。
なお、上記マゼンタ染料は、上述したLh表色系による色特性を満たす範囲であれば、その他の従来公知のマゼンタを呈する染料を含有していてもよい。
上記Lh表色系による色特性を有するシアン染料としては、少なくともインドアニリン系染料を含有することが好ましい。
また、上記インドアニリン系染料としては、なかでも、下記化学式(10)、(11)及び(12)で表される構造を有する化合物からなる群より選択される少なくとも1種であることが好ましい。
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なお、上記化学式(12)で表されるインドアニリン系染料は、単独では上述した色相角の範囲に入らないが、上記化学式(10)及び/又は(11)で表されるインドアニリン系染料と併用することで、上述した色相角の範囲内に入ることとなる。
上記シアン染料は、発色性の点で、トルエン中の吸光係数が1〜10万mL/mol・cmであることが好ましい。
なお、上記シアン染料の吸光係数は、上述したイエロー染料と同様にして測定した値を意味する。
上記シアン染料層において、上記シアン染料の含有量としては特に限定されないが、後述する基材シートや必要に応じて形成するプライマー層との組み合わせにもよるが、画像として充分な濃度(反射濃度1.8以上:分光感度特性 ISO Status A)が得られるような染料含有量が好ましい。具体的には、後述するバインダー樹脂100質量部に対し、50〜250質量部であることが好ましい。より好ましい下限は57量部、より好ましい上限は200質量部である。
なお、上記シアン染料は、上述したLh表色系による色特性を満たす範囲であれば、その他の従来公知のシアンを呈する染料を含有していてもよい。
本発明の熱転写シートにおいて、上記染料層はバインダー樹脂を含有するものである。
上記バインダー樹脂としては特に限定されず、従来公知のものを使用することができ、例えば、メチルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、酢酸セルロース、酪酸セルロース等のセルロース系樹脂;ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド等のビニル系樹脂;ポリエステル系樹脂;フェノキシ樹脂;等が挙げられる。
上記バインダー樹脂としては、更に、離型性グラフトコポリマーも挙げられる。上記離型性グラフトコポリマーは、離型剤として配合することもできる。
上記離型性グラフトコポリマーは、ポリシロキサンセグメント、フッ化炭素セグメント、フッ化炭化水素セグメント及び長鎖アルキルセグメントから選択された少なくとも1種の離型性セグメントを、上述のバインダー樹脂を構成するポリマー主鎖にグラフト重合させてなるものである。
上記離型性グラフトコポリマーとしては、なかでも、ポリビニルアセタールからなる主鎖にポリシロキサンセグメントをグラフトさせて得られるグラフトコポリマーが好ましい。
上記染料層は、所望により、離型剤、無機微粒子、有機微粒子等の添加剤を使用してもよい。
上記離型剤としては、上述の離型性グラフトコポリマー、シリコーンオイル、リン酸エステル等が挙げられる。
上記無機微粒子としては、カーボンブラック、アルミニウム、二硫化モリブデン等が挙げられる。
上記有機微粒子としては、ポリエチレンワックス等が挙げられる。
本発明の熱転写シートにおいて、上述した染料を含有する各染料層としては、例えば、上記各染料層が基材シート上に面順次に形成された構造や、上記各染料層が基材シート上に面順次に繰り返し形成された構造であってよい。
なお、上記染料層は、更にブラック染料層を含有するものであってもよい。上記ブラック染料層としては、熱溶融性インキ層であってもよく、染料層であってもよい。
また、上記染料層は、例えば、上述したイエロー染料、マゼンタ染料又はシアン染料の染料、バインダー樹脂並びに所望により添加される各種添加剤と、溶剤とを含有する染料インキを用いて形成することができる。
上記溶剤としては、染料インキの材料として従来公知のものであれば特に限定されず、例えば、アセトン、メタノール、水、メチルエチルケトン、トルエン、エタノール、イソプロピルアルコール、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミド〔DMF〕、酢酸エチル、これらの溶剤の混合溶剤等が使用でき、なかでも、メチルエチルケトンとトルエンとの混合溶剤が好ましい。
上述したイエロー染料を含有する染料インキ(以下、イエロー染料インキともいう)は、上記イエロー染料を上記バインダー樹脂及び溶剤中に溶解させても分散させてもよい。
上記イエロー染料インキは、上記イエロー染料の含有量が1〜20質量%程度であることが好ましい。より好ましい下限は2質量%、より好ましい上限は8.75質量%である。
上記イエロー染料インキは、上記イエロー染料とバインダー樹脂との合計量、すなわち固形分が質量基準で2〜30質量%程度であることが好ましい。より好ましい下限は5質量%、より好ましい上限は15質量%である。
本明細書において、上記イエロー染料インキが2種以上の染料化合物を含有するものである場合、上記イエロー染料の含有量及び固形分量は、何れも各染料化合物の合計に関する範囲を表す。
上記マゼンタ染料を含有する染料インキ(以下、マゼンタ染料インキともいう)において、上記マゼンタ染料の含有量としては、バインダー樹脂100質量部に対して、50〜300質量部であることが好ましい。より好ましい下限は57質量部、より好ましい上限は200質量部である。
上記マゼンタ染料インキは、上記マゼンタ染料とバインダー樹脂との合計量、すなわち固形分が質量基準で2〜30質量%程度であることが好ましい。より好ましい下限は5質量%、より好ましい上限は15質量%である。
また、上記シアン染料を含有する染料インキ(以下、シアン染料インキともいう)において、上記シアン染料の含有量としては、バインダー樹脂100質量部に対して、50〜300質量部であることが好ましい。より好ましい下限は100質量部、より好ましい上限は250質量部である。
上記シアン染料インキは、上記シアン染料とバインダー樹脂との合計量、すなわち固形分が質量基準で2〜30質量%程度であることが好ましい。より好ましい下限は5質量%、より好ましい上限は15質量%である。
上記イエロー染料インキ、マゼンタ染料インキ及びシアン染料インキ等の染料インキは、例えば、ペイントシェーカー、プロペラ型攪拌機、ディゾルバー、ホモミキサー、ボールミル、ビーズミル、サンドミル、2本ロールミル、3本ロールミル、超音波分散機、ニーダー、ラインミキサー、2軸押出機等の従来公知の製造方法を用いて調製することができる。
なかでも、上記染料インキは、上記イエロー染料等を均一に分散させる場合、ビーズミル、ボールミル等の分散機を用いて調製することが好ましい。
上記ビーズミル又はボールミルにおけるビーズ及びボールとしては、ガラス、セラミック、スチール、ジルコニア等が挙げられる。
ビーズミル、ボールミルのビーズ径は、イエロー染料等の初期粒径に応じて選定すればよいが、一般に0.05〜2.0mmであることが好ましい。
別の1つの手法として、高いシェアレートで染料/バインダー樹脂の塊を混練し、それに溶剤を加えペイントシェーカーにて溶解/分散させる手法がある。
例えば、アイメックス(株)製 ウルトラビスコミル UVM−2を用いてジルコニアビーズ平均直径0.3mm、回転数1000rpmで10時間分散処理した染料インキと、関西ロール(株)製 2本ロールミルを用いてロール温度20℃、ロール回転数を前ロール20rpm、後ロール24rpmの条件にて染料:バインダー樹脂:溶剤=3:3:4の割合で混練し、それに溶剤を加えペイントシェーカーにて溶解・分散させる方法が挙げられる。
上記各染料層は、例えば、ワイヤーバーコーティング、グラビア印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等の従来公知の方法で上述の各染料インキを塗工することにより形成することができる。なかでも、
上記塗工方法としては、グラビアコーティングが好ましい。
上記塗工においては、特に限定されないが、60〜120℃の温度にて1秒〜5分程度乾燥することが好ましい。塗工した上記染料インキを充分に乾燥させるためである。上記染料インキの乾燥が不充分であると、地汚れや巻取りにした際に染料インキが裏移りし、更にその裏移りした染料インキが巻き返した際に異なる色相である染料層に再移転する、いわゆるキックバックが生じることがある。
上記染料インキは、乾燥塗布量が好ましくは0.2〜3.0g/m程度、より好ましくは0.4〜1.0g/m程度となるよう塗布すればよい。
本発明の熱転写シートは、染料層として、上述のイエロー染料を含有するイエロー染料層と、上述のマゼンタ染料を含有するマゼンタ染料層と、上述のシアン染料を含有するシアン染料層とを有するものなので、上記イエロー染料層と他の何れかの染料層とを組み合わせて印画を行っても、デジタルカメラの撮影画像の色再現性に優れる印画物を得ることができる。
(その他の層)
1.耐熱滑性層
本発明の熱転写シートは、更に、上述の染料層を形成する面と反対側の基材シート面上に、耐熱滑性層を設けてなるものであってもよい。
上記耐熱滑性層は、ステッキングや印画しわ等、熱転写時にサーマルヘッドの熱が原因で生じる問題を防止するために設けるものである。
上記耐熱滑性層は、主に耐熱性樹脂からなるものである。
上記耐熱性樹脂としては特に限定されず、例えば、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルアセトアセタール樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体樹脂、ポリエーテル樹脂、ポリブタジエン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、アクリルポリオール、ポリウレタンアクリレート、ポリエステルアクリレート、ポリエーテルアクリレート、エポキシアクリレート、ウレタン又はエポキシのプレポリマー、ニトロセルロース樹脂、セルロースナイトレート樹脂、セルロースアセテートプロピオネート樹脂、セルロースアセテートブチレート樹脂、セルロースアセテート−ヒドロジエンフタレート樹脂、酢酸セルロース樹脂、芳香族ポリアミド樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、ポリカーボネート樹脂、塩素化ポリオレフィン樹脂等が挙げられる。
上記耐熱滑性層は、耐熱性樹脂に加え、滑り性付与剤、架橋剤、離型剤、有機粉末、無機粉末等の添加剤を配合してなるものであってもよい。
上記耐熱滑性層は、一般に、上述の耐熱性樹脂、並びに、所望により添加する上記滑り性付与剤及び添加剤を溶剤中に加えて、各成分を溶解又は分散させて耐熱滑性層塗工液を調製した後、該耐熱滑性層塗工液を基材の上に塗工し、乾燥させて形成することができる。
上記耐熱滑性層塗工液における溶剤としては、上述の染料インキにおける溶剤と同様のものを使用することができる。
上記耐熱滑性層塗工液の塗工法としては、例えば、ワイヤーバーコーティング、グラビア印刷法、スクリーン印刷法、グラビア版を用いたリバースロールコーティング法等が挙げられるが、なかでもグラビアコーティングが好ましい。
上記耐熱滑性層塗工液は、乾燥塗布量が好ましくは0.1〜3g/m、より好ましくは1.5g/m以下となるよう塗布すればよい。
2.下引き層等
本発明の熱転写シートは、基材シート上に上述の染料層を有するものであれば、上記基材シートと染料層との間に下引き層等を設けてなるものであってもよい。
本発明において、下引き層としては特に限定されず、基材と染料層との接着性を向上させる組成を適宜選択して設けることができる。
本発明の熱転写シートは、画像形成後に画像面を保護する保護層を転写できるよう、更に、上述の染料層と面順次に転写保護層を形成したものであってもよい。
上記転写保護層の構成及び調製としては特に限定されず、使用する基材シート、染料層等の特徴に応じて、従来公知の技術より選択することができる。
上記転写保護層は、基材フィルムが離型性でない場合、基材フィルムと転写保護層との間に剥離層を設けて、転写保護層の転写性を向上させることが好ましい。
本発明の熱転写シートは、上述の基材フィルムの染料層と反対側にサーマルヘッド等により所定箇所を加熱・加圧し、染料層のうち印字部に相当する箇所の染料を被転写材に転写させて印画することができる。
上記被転写材として熱転写受像シート等を使用することができる。
上記熱転写受像シートとしては、記録面が染料受容性を有するものであれば特に限定されず、例えば、紙、金属、ガラス、合成樹脂等の基材の少なくとも一方の面に染料受容層を形成したものを挙げることができる。
上記熱転写を行う際に使用するプリンターとしては、特に限定されず、公知の熱転写プリンターを使用することができる。
本発明の熱転写シートは、上述の構成よりなるものであるので、デジタルカメラで撮影した画像の再現性に優れる印画物を得ることができる。
次に、実施例及び比較例を挙げて、本発明を更に詳述するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、文中、部又は%とあるのは、特に断りのない限り質量基準である。
実施例1
下記組成からなる各材料を用いて、超音波分散機を20分間操作することにより完全溶解させ、染料インキをそれぞれ調製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(化学式(1)で表される化合物) 5.0部
染料(化学式(5)で表される化合物) 2.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(化学式(7)で表される化合物) 2.0部
染料(化学式(9)で表される化合物) 5.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(10)で表される化合物) 5.0部
染料(化学式(11)で表される化合物) 2.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<熱転写シートの作製>
基材シートとして、厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム〔PET〕の易接着処理面上に、上記染料インキをグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が0.6g/mになるように塗布し、80℃で2分乾燥して染料層を形成し、熱転写シートを作製した。
なお、上記基材シートの他方の面に、予め下記組成の耐熱滑性層塗工液をワイヤーバーにより、乾燥塗布量が1.0g/mになるように塗布、乾燥して、耐熱滑性層を形成しておいた。
<耐熱滑性層塗工液組成>
ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水化学工業社製) 13.6部
ポリイソシアネート硬化剤(タケネートD218、武田薬品工業社製) 0.6部
リン酸エステル(プライサーフA208S、第一工業製薬社製) 0.8部
メチルエチルケトン 42.5部
トルエン 42.5部
実施例2
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(化学式(1)で表される化合物) 3.0部
染料(化学式(3)で表される化合物) 2.0部
染料(化学式(5)で表される化合物) 2.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(化学式(7)で表される化合物) 5.0部
染料(化学式(9)で表される化合物) 2.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(10)で表される化合物) 5.0部
染料(化学式(12)で表される化合物) 2.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
参考実施例3
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(化学式(4)で表される化合物) 3.0部
染料(化学式(5)で表される化合物) 2.0部
染料(化学式(6)で表される化合物) 2.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(化学式(7)で表される化合物) 5.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(10)で表される化合物) 3.5部
染料(化学式(11)で表される化合物) 3.5部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
参考実施例4
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(化学式(2)で表される化合物) 5.0部
染料(化学式(5)で表される化合物) 2.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(化学式(7)で表される化合物) 3.0部
染料(化学式(8)で表される化合物) 3.0部
染料(化学式(9)で表される化合物) 1.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(11)で表される化合物) 5.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
実施例5
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(化学式(1)で表される化合物) 7.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(化学式(7)で表される化合物) 5.0部
染料(化学式(9)で表される化合物) 2.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(10)で表される化合物) 5.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
実施例6
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(化学式(1)で表される化合物) 5.0部
染料(化学式(5)で表される化合物) 2.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(化学式(7)で表される化合物) 2.0部
染料(化学式(9)で表される化合物) 5.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 89.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(10)で表される化合物) 2.0部
染料(化学式(11)で表される化合物) 5.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
比較例1
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(下記化学式(13)で表される化合物) 2.4部
染料(化学式(3)で表される化合物) 3.6部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(下記化学式(14)で表される化合物) 3.0部
染料(下記化学式(15)で表される化合物) 3.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(11)で表される化合物) 0.9部
染料(下記化学式(21)で表される化合物) 2.6部
染料(下記化学式(23)で表される化合物) 2.5部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
比較例2
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(化学式(10)で表される化合物) 2.4部
染料(化学式(3)で表される化合物) 3.6部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(化学式(7)で表される化合物) 3.0部
染料(化学式(9)で表される化合物) 2.0部
染料(下記化学式(16)で表される化合物) 1.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(12)で表される化合物) 3.0部
染料(下記化学式(19)で表される化合物) 3.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
比較例3
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(下記化学式(13)で表される化合物) 2.4部
染料(化学式(3)で表される化合物) 3.6部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(下記化学式(14)で表される化合物) 3.0部
染料(下記化学式(18)で表される化合物) 2.4部
染料(下記化学式(17)で表される化合物) 0.6部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(下記化学式(22)で表される化合物) 2.6部
染料(下記化学式(21)で表される化合物) 2.5部
染料(化学式(11)で表される化合物) 0.9部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
比較例4
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(下記化学式(13)で表される化合物) 2.4部
染料(化学式(3)で表される化合物) 3.6部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(化学式(9)で表される化合物) 3.0部
染料(下記化学式(16)で表される化合物) 3.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(12)で表される化合物) 3.0部
染料(下記化学式(19)で表される化合物) 3.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
比較例5
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(下記化学式(13)で表される化合物) 2.4部
染料(化学式(5)で表される化合物) 3.6部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(下記化学式(14)で表される化合物) 3.0部
染料(化学式(9)で表される化合物) 3.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(12)で表される化合物) 3.0部
染料(下記化学式(19)で表される化合物) 3.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
比較例6
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(下記化学式(13)で表される化合物) 2.4部
染料(化学式(6)で表される化合物) 3.6部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(下記化学式(14)で表される化合物) 3.0部
染料(下記化学式(18)で表される化合物) 2.4部
染料(下記化学式(17)で表される化合物) 0.6部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(11)で表される化合物) 0.9部
染料(下記化学式(21)で表される化合物) 2.6部
染料(下記化学式(23)で表される化合物) 2.5部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
比較例7
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(下記化学式(13)で表される化合物) 6.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(下記化学式(14)で表される化合物) 3.0部
染料(下記化学式(15)で表される化合物) 3.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(12)で表される化合物) 3.0部
染料(下記化学式(19)で表される化合物) 3.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
比較例8
染料インキを下記組成に変えた以外は、実施例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
<イエロー染料インキ組成>
染料(下記化学式(13)で表される化合物) 2.4部
染料(化学式(3)で表される化合物) 3.6部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<マゼンタ染料インキ組成>
染料(化学式(7)で表される化合物) 3.0部
染料(化学式(9)で表される化合物) 2.0部
染料(下記化学式(16)で表される化合物) 1.0部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<シアン染料インキ組成>
染料(化学式(11)で表される化合物) 0.9部
染料(下記化学式(21)で表される化合物) 2.6部
染料(下記化学式(23)で表される化合物) 2.5部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 91.5部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
なお、比較例1〜8で使用した染料中、化学式(13)〜(23)で表される化合物は、以下のとおりである。
Figure 0005634015
Figure 0005634015
Figure 0005634015
Figure 0005634015
Figure 0005634015
Figure 0005634015
Figure 0005634015
Figure 0005634015
Figure 0005634015
Figure 0005634015
Figure 0005634015
(評価)
実施例1、2、5、6、参考実施例3、4及び比較例1〜8で得られた熱転写シートを用いて以下の評価を行った。結果を表1に示す。
<印画>
各熱転写シートの染料層と被転写体(OLYMPUS社製P−400プリンター専用のA4サイズスタンダードペーパー)の染料受容面とを対向させて重ね合わせ、大日本印刷(株)製テストプリンターを用い、熱転写シートの裏面からサーマルヘッドを用いて熱転写記録を行い、印画エネルギーが等間隔となる階調画像を形成した。
印画条件は以下のとおりとし、上記イエロー、マゼンタ、シアンの各染料リボンを用いて2次色まで印画を行った。
(印画条件)
・サーマルヘッド:F3598(東芝ホクト電子株式会社製)
・発熱体平均抵抗値:5176(Ω)
・主走査方向印字密度:300dpi
・副走査方向印字密度:300dpi
・印字電力:0.12(W/dot)
・1ライン周期:2(msec.)
・パルスDuty:85%
・印字開始温度:35.5(℃)
<印画色相のLh表色系による色相角及び色相角差の測定>
上述した方法で得られたフルカラー画像のイエロー染料、マゼンタ染料及びシアン染料、それぞれ単独での光学濃度(OD)0.5、1.0及び2.0におけるLh表色系による色相角、その差、及び、最高濃度、最高濃度での彩度(C*)を測定した。また、上記イエロー、マゼンタ、シアンの各染料リボンを用いて2次色まで印画を行い目標色相角(デジカメで撮影した色相と同等=S−RGB,Adobe−RGB規格値)を得た場合の色再現範囲(鮮やかさC値)の比較を行った。
(測色条件)
・測色器:分光測定器SpectroLino(Gretag Macbeth社製)
・光源:D65
・視野角:2°
・フィルター:ANSI Status A
・白色基準 Paper(0階調印画部)
なお、表1中、色再現性は、各色における色相角を下記基準に従って評価し、下記範囲内にあるものを“○”、下記範囲内になかったものを“×”とした。
イエロー:105±10°
マゼンタ:330±10°
シアン:200±10°
また、色相角差は、15°以内のものを“○”とし、15°を超えるものを“×”とした。
また、色再現範囲は、各色における彩度(C*)を下記基準に従って評価し、下記範囲内にあるものを“○”、下記範囲内になかったものを“×”とした。
イエロー:C*が100以上
マゼンタ:C*が100以上
シアン:C*が60以上
Figure 0005634015
上記結果より、実施例で得られた印画物は、デジタルカメラの撮影画像の色(1次色色相)を極めて良好に再現できることが分かった。一方、比較例から得られた印画物は、1次色の色相そのものが異なるか、色相を合わせた場合色再現範囲(彩度C*)が極めて狭くなり、更にL*が低く鮮やかで明るい色を再現できないことがわかった。
参考例1
下記組成からなる各材料を用いて、超音波分散機を20分間操作することにより完全溶解させ、染料インキをそれぞれ調製した。
<染料インキ組成>
染料(化学式(1)で表される化合物) 2.5部
トルエン/MEK=1/1(質量比) 94部
ポリビニルアセタール樹脂(エスレックKS−5、積水化学工業社製) 3.5部
<熱転写シートの作製>
基材シートとして、厚さ6μmのポリエチレンテレフタレートフィルム〔PET〕の易接着処理面上に、上記染料インキをグラビアコーティングにより、乾燥塗布量が0.6g/mになるように塗布し、80℃で2分乾燥して染料層を形成し、熱転写シートを作製した。
なお、上記基材シートの他方の面に、予め下記組成の耐熱滑性層塗工液をワイヤーバーにより、乾燥塗布量が1.0g/mになるように塗布、乾燥して、耐熱滑性層を形成しておいた。
<耐熱滑性層塗工液組成>
ポリビニルブチラール樹脂(エスレックBX−1、積水化学工業社製) 13.6部
ポリイソシアネート硬化剤(タケネートD218、武田薬品工業社製) 0.6部
リン酸エステル(プライサーフA208S、第一工業製薬社製) 0.8部
メチルエチルケトン 42.5部
トルエン 42.5部
参考例2
染料インキにおいて、染料を化学式(2)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
参考例3
染料インキにおいて、染料を化学式(3)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
参考例4
染料インキにおいて、染料を化学式(4)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
参考例5
染料インキにおいて、染料を化学式(5)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
参考例6
染料インキにおいて、染料を化学式(6)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
参考例7
染料インキにおいて、染料を化学式(7)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
参考例8
染料インキにおいて、染料を化学式(9)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
参考例9
染料インキにおいて、染料を化学式(10)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
参考例10
染料インキにおいて、染料を化学式(11)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
参考例11
染料インキにおいて、染料を化学式(12)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例1
染料インキにおいて、染料を化学式(13)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例2
染料インキにおいて、染料を化学式(14)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例3
染料インキにおいて、染料を化学式(15)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例4
染料インキにおいて、染料を化学式(16)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例5
染料インキにおいて、染料を化学式(17)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例6
染料インキにおいて、染料を化学式(18)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例7
染料インキにおいて、染料を化学式(19)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例8
染料インキにおいて、染料を化学式(20)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例9
染料インキにおいて、染料を化学式(21)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例10
染料インキにおいて、染料を化学式(22)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
比較参考例11
染料インキにおいて、染料を化学式(23)で表される化合物に代えた以外は、参考例1と同様にして、熱転写シートを作製した。
(評価)
参考例1〜11及び比較参考例1〜11で得られた熱転写シートを用いて、上述した実施例及び比較例と同様の条件で印画を行い、同様の評価を行った。結果を表2に示す。
Figure 0005634015
本発明の熱転写シートは、上述の構成よりなるものであるので、デジタルカメラで撮影した画像の再現性に優れる印画物を得ることができる。
La表色系にてS−RGBにより規定される色再現域と、昇華型熱転写方式に用いられる従来の熱転写シートによる色再現域との関係を示すグラフである。 図1のイエロー色相部分を拡大したグラフであり、染料インキの色変換の説明図である。

Claims (2)

  1. 基材シート上に、バインダー樹脂を含有する染料層が形成され、デジタルカメラで撮影した画像の印画に用いられる昇華型熱転写シートであって、
    前記染料層は、イエロー染料を含有するイエロー染料層、マゼンタ染料を含有するマゼンタ染料層及びシアン染料を含有するシアン染料層を有するものであり、
    前記イエロー染料層に含有される全てのイエロー染料は、光学濃度(ОD)1.0における印画色相のL*C*h表色系による色相角が105±10°であり、
    前記マゼンタ染料層に含有される全てのマゼンタ染料は、光学濃度(ОD)1.0における印画色相のL*C*h表色系による色相角が330±10°であり、
    前記シアン染料層に含有される全てのシアン染料は、光学濃度(ОD)1.0における印画色相のL*C*h表色系による色相角が200±10°であり、
    前記イエロー染料は、少なくとも、下記化学式(1)、(2)及び(3)で表される構造を有する化合物からなる群より選択される少なくとも1種であるキノフタロン系染料、下記化学式(5)で表される構造を有する化合物であるスチリル系染料からなる群より選択される少なくとも1種を含有し、
    前記マゼンタ染料は、少なくとも、下記化学式(9)で表される構造を有する化合物を含有し、
    前記シアン染料は、下記化学式(10)及び/又は(12)で表される構造を有するインドアニリン系染料を含有する
    (ただし、イエロー染料が下記式(2)で表される化合物のみであり、マゼンタ染料が下記式(7)で表される化合物のみであり、シアン染料が下記式(11)で表される化合物のみである場合を除く)
    ことを特徴とする昇華型熱転写シート。
    Figure 0005634015
    Figure 0005634015
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    Figure 0005634015
    Figure 0005634015
  2. イエロー染料、マゼンタ染料及びシアン染料は、それぞれ単独の光学濃度(OD)0.5、1.0及び2.0(2.0に満たない場合は最大濃度)における印画色相のL*C*h表色系による色相角の差が、いずれも15°以内に収まる請求項1記載の昇華型熱転写シート。
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