JPH05200832A - プラスチック管曲げ加工用芯材の製造方法 - Google Patents

プラスチック管曲げ加工用芯材の製造方法

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Publication number
JPH05200832A
JPH05200832A JP4011867A JP1186792A JPH05200832A JP H05200832 A JPH05200832 A JP H05200832A JP 4011867 A JP4011867 A JP 4011867A JP 1186792 A JP1186792 A JP 1186792A JP H05200832 A JPH05200832 A JP H05200832A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core material
plastic pipe
bending
plastic
mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP4011867A
Other languages
English (en)
Inventor
Yonekazu Yamada
米数 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP4011867A priority Critical patent/JPH05200832A/ja
Publication of JPH05200832A publication Critical patent/JPH05200832A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安価にプラスチック管曲げ加工用芯材を製造
することができる方法を提供する。 【構成】 複数のフィン5が平行に配設されている金型
2に押出機のバレル1から押し出される溶融樹脂を送り
込んで複数のプラスチック薄板aを成形し、該プラスチ
ック薄板aを冷却装置3で冷却固化してプラスチック薄
板aの積層材から成る曲げ加工用芯材Aを製造する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック管の曲げ
加工の際に、管の真円性を維持しながら曲り管を形成す
るために使用する芯材の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】プラスチック管による配管(ガス、水
道、下水など)の曲り部には、プラスチック曲り管が使
用される。このプラスチック曲り管の製造においては、
管の真円性を損なわないようにするため、管の内部に砂
のような粒状充填材を充填させたり、ゴム製の芯材を挿
入させたりし、それから管を加熱軟化状態のもとで曲げ
成形し、冷却及び脱型後に、充填材を排出あるいは、芯
材を引き抜くといった方法などが採用されている。
【0003】最近、このようなプラスチック曲り管を製
造するために、本願出願人は、薄板を積層させるか、あ
るいは、線材を集束させるかして断面略円形に形成させ
た芯材をプラスチック管に挿入させ、それから、このプ
ラスチック管を加熱軟化状態のもとで前記薄板相互間を
摺動させつつ曲げ成形し、曲げ成形させたプラスチック
曲り管の冷却後に前記芯材を引き抜く方法を提案した
(特願平3−67319号)。
【0004】上記発明における芯材は、例えば、図6の
(イ)〜(ハ)に示すように、ポリエチレン板100を
曲げ成形する管の内径とほぼ等しい幅に切断して積層
し、次いで、積層材の四隅の角部を切削して断面八角形
の棒状にし、更にこれを円柱状に切削仕上げしたものが
使用されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記したポリエチレン
板を積層した曲げ加工用芯材は、使用回数が重なる度に
消耗するが、その製作には特殊な切削工具、長尺旋盤な
どを必要とし、しかも、素材の長さ方向及び円形加工が
困難であると共に、長尺のポリエチレン板が入手困難で
あるなどが原因して製作費が高くなるという問題があっ
た。
【0006】また、線材を集束させた芯材は、曲げ加工
時の真円性の維持率が、上記薄板を積層させた芯材に比
べて若干劣るという問題を有する。
【0007】本発明は、上述のような問題に着目し、安
価にプラスチック管曲げ加工用芯材を製造することがで
きる方法を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のプラスチック管曲げ加工用芯材の製造方法
では、複数のフィンが平行に配設されている金型に押出
機から押し出される溶融樹脂を送り込んで複数のプラス
チック薄板を成形し、該プラスチック薄板を冷却固化し
てプラスチック薄板の積層材から成る曲げ加工用芯材を
製造する手段を採った。
【0009】
【作用】本発明の芯材の製造方法によれば、必要とする
芯材の原形が、押出成形の工程で完成するため、ほとん
どそのままで曲げ加工用芯材として使用可能である。仮
に、旋盤仕上げを行なう場合でも、素材がほぼ仕上げ寸
法にでき上がっているため、製造が用意である。
【0010】また、本発明の方法で製造された芯材は、
所望の長さに切断して使用することができ、その用途と
しては、Sベンド管の製作や長尺ベンド管の製作など多
岐にわたる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1に基づいて詳述
する。図1は本実施例のプラスチック管曲げ加工用芯材
の製造方法を示す図で、図中1は押出機のバレル、2は
金型、3は冷却装置、4は引張装置である。
【0012】まず、本実施例の芯材の製造方法に使用す
る各装置について説明する。前記金型2は、押出機のバ
レル1から送り込まれた溶融樹脂を円柱状に成形するも
ので、市販されている直径13〜200mmのポリエチ
レン棒やポリ塩化ビニル棒の製造に使用されている金型
2の先端に複数のフィン5を装着して製作されている。
【0013】図2および図3は、前記フィン5を示す図
で、これらのフィン5は、一端が円筒体6に保持されて
おり、一定の間隔を保持して平行に配設されている。な
お、各フィン5は、耐摩耗性と放熱性に優れた材料で形
成されたものが好ましい。また、前記円筒体6は、外径
が前記金型2の内径にほぼ等しくなるように形成されて
おり、金型2の内部に挿入させて装着できるようになっ
ている。
【0014】前記冷却装置3は、水を冷却媒体とした市
販のものであり、入口にはサイジングチューブ31が設
けられている。また、引張装置4も、ゴムローラー41
で押出物を両側から締付け、モーター駆動によりこのゴ
ムローラー41を回転させるタイプの市販のものであ
る。
【0015】次に、芯材の製造方法について説明する。
まず、押出機のバレル1から押し出される溶融樹脂を金
型2に送り込む。そうすると、溶融樹脂は、フィン5の
手前で円柱に成形され、フィン5を通過する時に円柱を
径方向に分割した複数のプラスチック薄板aに成形され
る。これは、金型の内面によって溶融樹脂の形状が一旦
決められるが、その後、フィン5によって溶融樹脂が分
割されると共に各フィン5間から押し出された溶融樹脂
が互いに融着しないように冷却されるためである。
【0016】次いで、金型2で成形された複数のプラス
チック薄板aをサイジングチューブ31に通して寸法矯
正した後、冷却装置3で冷却固化する。このようにして
プラスチック薄板aの積層材から成る曲げ加工用芯材A
が製造される。そして、この芯材Aは、引張装置4によ
って切断機(図示省略)に送られ、所望の長さに切断さ
れる。
【0017】なお、ここで使用する溶融樹脂は、曲げ加
工時のプラスチック管内の温度(通常、45℃)で熱変
形しないものが好ましい。例えば、オレフィン系プラス
チック、特に、超高分子量ポリエチレンや、高・中密度
ポリエチレンなどが好ましいが、滑りの悪い樹脂を使用
する場合には、潤滑油または、滑剤を塗布すればよい、
また、薄板aの厚みは、その材質や芯材Aの径などによ
って異なるが、通常2〜3mmが好ましい。
【0018】図4及び図5は、プラスチック管曲げ加工
用芯材の完成状態を示す平面図で、この芯材Aの両端部
には全薄板aを貫通するボルト孔10が形成されてい
る。また、この芯材Aは、ボルト孔71を有する結束リ
ング7を両端部に装着させることによって結束されてお
り、この結束リング7は、ボルト8とナット9によって
芯材Aの両端部に締結されている。なお、前記芯材Aの
ボルト孔10と結束リング7のボルト孔71は、芯材A
の軸方向に長い長孔状に形成されており、前記ボルト8
が、芯材Aの軸方向に遊ぶようになっている。なお、こ
の芯材Aを使用したプラスチック管の曲げ加工方法は、
先願(特願平3−67319号)に記載した通りである
ので説明を省略する。
【0019】上述したように、本実施例の芯材の製造方
法によれば、必要とする芯材Aの原形が押出成形の工程
で完成するため、ほとんどそのままで使用可能である。
仮に旋盤仕上げを行なう場合でも、素材がほぼ仕上げ寸
法にでき上がっているため、製造が用意である。つま
り、材料の損失が少なく、その上、使用済みの芯材Aを
再利用(再溶融して成形する)できるため、安価に製造
することができる。
【0020】また、本実施例方法で製造された芯材A
は、所望の長さに切断して使用することができるので、
Sベンド管の製作や長尺ベンド管の製作など多岐にわた
って使用することができる。
【0021】また、この芯材Aの製造に必要な装置も、
ほとんどが市販のものをそのまま使用することができる
ので、設備投資費も低く抑えることができる。また、市
販の金型2には装着されていないフィン5は、円筒体6
を金型2の先端から抜き取ることによって取り外しでき
るようになっているので、摩耗がひどくなるなどした場
合には、円筒体6ごと交換することができ、能率的であ
ると共に、経済的である。
【0022】以上、本発明の実施例を図面により詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設計の
変更等があっても本発明に含まれる。例えば、実施例で
は、断面円形の芯材の製造方法を示したが、芯材の断面
形状は曲げ加工を行なう素材となるプラスチック管の断
面形状に対応させる必要があるため、金型ならびに分割
用型の形状をそのプラスチック管の断面形状に対応させ
て押出し成形を行なえば、断面形状が多角形や楕円形や
卵形など変形の芯材を製造することができる。また、実
施例では、フィンが着脱可能に形成されている金型を示
したが、フィンが溶着などによりほぼ一体に設けられて
いる金型を使用してもよい。また、フィンの長さは、樹
脂の押出スピードに応じて自由に設定することができ
る。更に、断面円形の芯材を製造する場合には、半円分
の芯材を押出成形してその押出品を上下対称に組み合わ
せて芯材を完成させてもよい。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のプラスチ
ック管曲げ加工用芯材の製造方法にあっては、長尺の芯
材が簡単に製造でき、かつ、切削加工工程が少なく、場
合によってはそのままで使用することが可能であり、材
料の損失が少なく、その上、使用済みの芯材を再利用
(再溶融して成形する)できるため、安価に製造できる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のプラスチック管曲げ加工用芯材の製
造方法を示す図である。
【図2】本実施例方法で使用する金型に取り付けられる
フィンの側面図である。
【図3】本実施例方法で使用する金型に取り付けられる
フィンの正面図である。
【図4】プラスチック管曲げ加工用芯材の完成状態を示
す平面図である。
【図5】プラスチック管曲げ加工用芯材の完成状態を示
す側面図である。
【図6】先願のプラスチック管曲げ加工用芯材の製造方
法を示す図で、(イ)はポリエチレン板を切断して積層
した段階を示し、(ロ)は積層材の四隅の角部を切削し
て断面八角形の棒状にした段階を示し、(ハ)は円柱状
に切削仕上げした段階を示している。
【符号の説明】
1 押出機のバレル 2 金型 3 冷却装置 4 引張装置 5 フィン A 曲げ加工用芯材 a プラスチック薄板

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のフィンが平行に配設されている金
    型に押出機から押し出される溶融樹脂を送り込んで複数
    のプラスチック薄板を成形し、該プラスチック薄板を冷
    却固化してプラスチック薄板の積層材から成る曲げ加工
    用芯材を製造することを特徴とするプラスチック管曲げ
    加工用芯材の製造方法。
JP4011867A 1992-01-27 1992-01-27 プラスチック管曲げ加工用芯材の製造方法 Pending JPH05200832A (ja)

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JPH05200832A true JPH05200832A (ja) 1993-08-10

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ID=11789676

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JP4011867A Pending JPH05200832A (ja) 1992-01-27 1992-01-27 プラスチック管曲げ加工用芯材の製造方法

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JP (1) JPH05200832A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019059038A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 中部エンジニアリング株式会社 曲げ加工用芯材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019059038A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 中部エンジニアリング株式会社 曲げ加工用芯材

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