JPH05200192A - クリーニング装置 - Google Patents
クリーニング装置Info
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- JPH05200192A JPH05200192A JP1322392A JP1322392A JPH05200192A JP H05200192 A JPH05200192 A JP H05200192A JP 1322392 A JP1322392 A JP 1322392A JP 1322392 A JP1322392 A JP 1322392A JP H05200192 A JPH05200192 A JP H05200192A
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- Japan
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- dummy
- zone
- clothes
- cleaning
- air
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、衣類に対してドライクリーニング
による洗浄と、洗浄後の仕上げ作業を連続して行なうク
リーニング装置を提供する。 【構成】 衣類が装着されるダミー3の循環路1上に、
溶剤を吹付ける洗浄ゾーン10、第1乾燥ゾーン11、
水蒸気を吹付けるむらしゾーン12、第2乾燥ゾーン1
3を配置し、ダミー3を循環させながら衣類に順次洗浄
とむらし仕上げを連続して行なう。
による洗浄と、洗浄後の仕上げ作業を連続して行なうク
リーニング装置を提供する。 【構成】 衣類が装着されるダミー3の循環路1上に、
溶剤を吹付ける洗浄ゾーン10、第1乾燥ゾーン11、
水蒸気を吹付けるむらしゾーン12、第2乾燥ゾーン1
3を配置し、ダミー3を循環させながら衣類に順次洗浄
とむらし仕上げを連続して行なう。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、衣類にドライクリー
ニングと仕上げ処理を行なうクリーニング装置に関する
ものである。
ニングと仕上げ処理を行なうクリーニング装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、汚れた衣類のクリー
ニングは、衣類をドライクリーニング機において洗浄
し、そのドライクリーニング機からとり出した衣類を、
次にハンドアイロンやアイロンプレス機等を用いてプレ
ス仕上げする方法が一般にとられている。
ニングは、衣類をドライクリーニング機において洗浄
し、そのドライクリーニング機からとり出した衣類を、
次にハンドアイロンやアイロンプレス機等を用いてプレ
ス仕上げする方法が一般にとられている。
【0003】しかし、ドライクリーニング機における洗
浄は、衣類をバスケット(処理槽)内で回転させて行な
うため、その回転による機械力により衣類の破損や、再
汚染、伸縮、型崩れ等が生じやすく、また、洗浄時のも
み合いや脱液時の遠心力によって衣類にしわが発生しや
すい問題がある。
浄は、衣類をバスケット(処理槽)内で回転させて行な
うため、その回転による機械力により衣類の破損や、再
汚染、伸縮、型崩れ等が生じやすく、また、洗浄時のも
み合いや脱液時の遠心力によって衣類にしわが発生しや
すい問題がある。
【0004】また、バスケットに対する負荷不足を補う
ため、従来バスケット内に各服種・各素材の衣類を混合
投入して洗浄することが行なわれており、衣類の種類ご
とに最適な洗浄が望みにくく、加えて、機械力に弱い繊
維の衣類は、ネット等に入れて処理する必要があるた
め、作業性が悪い問題がある。
ため、従来バスケット内に各服種・各素材の衣類を混合
投入して洗浄することが行なわれており、衣類の種類ご
とに最適な洗浄が望みにくく、加えて、機械力に弱い繊
維の衣類は、ネット等に入れて処理する必要があるた
め、作業性が悪い問題がある。
【0005】また、ドライクリーニング機から仕上げプ
レスに移る際、衣類の移し替え作業や仕分け作業等を行
なう必要があるため、作業の連続性がなく、生産性が悪
い欠点がある。特に、衣類の仕分け作業は、ドライクリ
ーニング前では衣類を淡色系や濃色系のもの、或いはニ
ット品や弱繊維のもの等に細分化する必要があり、一
方、ドライクリーニング後では、プレス内容に合せて衣
類を上衣やズボン、ブラウス等の各服種毎に仕分ける必
要があるため、多くの作業時間と人員を必要とする問題
がある。
レスに移る際、衣類の移し替え作業や仕分け作業等を行
なう必要があるため、作業の連続性がなく、生産性が悪
い欠点がある。特に、衣類の仕分け作業は、ドライクリ
ーニング前では衣類を淡色系や濃色系のもの、或いはニ
ット品や弱繊維のもの等に細分化する必要があり、一
方、ドライクリーニング後では、プレス内容に合せて衣
類を上衣やズボン、ブラウス等の各服種毎に仕分ける必
要があるため、多くの作業時間と人員を必要とする問題
がある。
【0006】そこで、この発明の課題は、上記の問題を
解決し、衣類を服種や素材の違いに関係なく連続して効
率よく洗浄・仕上げすることができるクリーニング装置
を提供することにある。
解決し、衣類を服種や素材の違いに関係なく連続して効
率よく洗浄・仕上げすることができるクリーニング装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の第一の手段は、衣類が装着される複数の
ダミーを平面上でループ状に循環させるダミー循環路を
備え、そのダミー循環路上に、ダミーに衣類を着せ換え
る衣類着脱ゾーンと、ダミーに向かってドライクリーニ
ング用溶剤を吹付ける洗浄ゾーンと、ダミーに向かって
熱風を吹付ける第1乾燥ゾーンと、ダミーに向かって水
蒸気を吹付けるむらしゾーンと、ダミーに向かって温風
又は熱風を吹付ける第2乾燥ゾーンとを配置した構造と
したのである。
め、この発明の第一の手段は、衣類が装着される複数の
ダミーを平面上でループ状に循環させるダミー循環路を
備え、そのダミー循環路上に、ダミーに衣類を着せ換え
る衣類着脱ゾーンと、ダミーに向かってドライクリーニ
ング用溶剤を吹付ける洗浄ゾーンと、ダミーに向かって
熱風を吹付ける第1乾燥ゾーンと、ダミーに向かって水
蒸気を吹付けるむらしゾーンと、ダミーに向かって温風
又は熱風を吹付ける第2乾燥ゾーンとを配置した構造と
したのである。
【0008】また、この発明の第二の手段は、上記衣類
着脱ゾーンと洗浄ゾーンとの間に、ダミーに向かって温
風を吹付ける温風吹付けゾーンを設けた構造としたので
ある。
着脱ゾーンと洗浄ゾーンとの間に、ダミーに向かって温
風を吹付ける温風吹付けゾーンを設けた構造としたので
ある。
【0009】さらに、第三の手段は、上記第2乾燥ゾー
ンと衣類着脱ゾーンの間に、ダミーに冷風又は温風を吹
付ける冷却ゾーンを設けた構造としたのである。
ンと衣類着脱ゾーンの間に、ダミーに冷風又は温風を吹
付ける冷却ゾーンを設けた構造としたのである。
【0010】また、第四の手段は、上記各々のゾーンに
おけるダミーの出入口に、エアカーテンの発生手段を設
けた構造を採用したのである。
おけるダミーの出入口に、エアカーテンの発生手段を設
けた構造を採用したのである。
【0011】
【作用】上記第一の手段においては、ダミーに衣類を装
着して循環させ、洗浄ゾーンにおいて溶剤を吹付けて衣
類の汚れを溶解分離し、第1乾燥ゾーンで衣類に付着し
た溶剤を気化させる。ついで、むらしゾーンにおいて衣
類を水蒸気によりむらし仕上げし、次に、第2乾燥ゾー
ンで衣類の湿気をとり、最良の風合い状態に仕上げる。
上記の構造では、衣類を各種類ごとにダミーに装着し、
その装着状態で連続して洗浄・仕上げを行なうため、回
転などの機械力による衣類破損等の事故は発生せず、効
率のよいクリーニングが行なえる。
着して循環させ、洗浄ゾーンにおいて溶剤を吹付けて衣
類の汚れを溶解分離し、第1乾燥ゾーンで衣類に付着し
た溶剤を気化させる。ついで、むらしゾーンにおいて衣
類を水蒸気によりむらし仕上げし、次に、第2乾燥ゾー
ンで衣類の湿気をとり、最良の風合い状態に仕上げる。
上記の構造では、衣類を各種類ごとにダミーに装着し、
その装着状態で連続して洗浄・仕上げを行なうため、回
転などの機械力による衣類破損等の事故は発生せず、効
率のよいクリーニングが行なえる。
【0012】一方、第二の手段では、ダミーに装着した
衣類に、温風ゾーンにおいて温風を吹付け、衣類に含ま
れている水分や塵埃を除去する。
衣類に、温風ゾーンにおいて温風を吹付け、衣類に含ま
れている水分や塵埃を除去する。
【0013】上記第三の手段では、乾燥により高温にな
った衣類を冷却ゾーンで冷却し、衣類のシルエットを正
しく保形する。
った衣類を冷却ゾーンで冷却し、衣類のシルエットを正
しく保形する。
【0014】また、第四の手段においては、各ゾーンの
出入口にエアカーテンを形成し、溶剤ガスや水蒸気、熱
風等が外部に漏洩することを防止する。
出入口にエアカーテンを形成し、溶剤ガスや水蒸気、熱
風等が外部に漏洩することを防止する。
【0015】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1は実施例のクリーニング装置の平面図
を示し、図2及び図3はそれぞれ装置の縦断正面図を示
している。図において、1はダミー循環路であり、ルー
プを描いて回動循環するコンベヤ2の上に、複数の衣類
装着用ダミー3を配置して構成されている。この各々の
ダミー3同士の間隔は、後述する衣類着脱ゾーン4や洗
浄ゾーン10、むらしゾーン12などの各ゾーンの内部
に少なくとも1個又は2個のダミー3が配置されるよう
に設定されている。
て説明する。図1は実施例のクリーニング装置の平面図
を示し、図2及び図3はそれぞれ装置の縦断正面図を示
している。図において、1はダミー循環路であり、ルー
プを描いて回動循環するコンベヤ2の上に、複数の衣類
装着用ダミー3を配置して構成されている。この各々の
ダミー3同士の間隔は、後述する衣類着脱ゾーン4や洗
浄ゾーン10、むらしゾーン12などの各ゾーンの内部
に少なくとも1個又は2個のダミー3が配置されるよう
に設定されている。
【0016】上記ダミー3は、図4に示すように、基板
17の両側に、上端を支点に開閉する一対の側板18、
18を取付け、基板17と側板18、18に設けた多数
のピン孔19により、上記側板18、18の開閉量を衣
類A(ここでは背広、ブラウス、ジャンパ等の上衣)の
幅寸法に合せて調節できるようにしている。また、ダミ
ー3の上部には、ハンガー20を取付けることができ、
衣類をハンガー20に吊り下げた状態でダミー3に装着
できるようになっている。
17の両側に、上端を支点に開閉する一対の側板18、
18を取付け、基板17と側板18、18に設けた多数
のピン孔19により、上記側板18、18の開閉量を衣
類A(ここでは背広、ブラウス、ジャンパ等の上衣)の
幅寸法に合せて調節できるようにしている。また、ダミ
ー3の上部には、ハンガー20を取付けることができ、
衣類をハンガー20に吊り下げた状態でダミー3に装着
できるようになっている。
【0017】上記ダミー循環路1の端部には、図1に示
すように、衣類をダミー3に着脱する衣類着脱ゾーン4
(着装ステーション5と脱がしステーション6)が設け
られている。また、循環路1の往路には、ドライクリー
ニング処理室7が設けられ、復路には仕上げ処理室8が
それぞれ設けられている。
すように、衣類をダミー3に着脱する衣類着脱ゾーン4
(着装ステーション5と脱がしステーション6)が設け
られている。また、循環路1の往路には、ドライクリー
ニング処理室7が設けられ、復路には仕上げ処理室8が
それぞれ設けられている。
【0018】上記ドライクリーニング処理室7と仕上げ
処理室8は、背面同士を接合させて形成され、ドライク
リーニング処理室7の内部は、ダミー循環路1に沿って
温風吹出しゾーン9と洗浄ゾーン10と第1乾燥ゾーン
11の3つのゾーンに区画されている。一方、仕上げ処
理室8の内部は、むらしゾーン12と第2乾燥ゾーン1
3と冷却ゾーン14の3つのゾーンに区画されている。
また、上記各ゾーン9〜14のダミーの出入口には、そ
れぞれエアカーテン発生装置15が設けられ、その各出
入口にそれらの開口部を塞ぐエアカーテン16が形成さ
れている。
処理室8は、背面同士を接合させて形成され、ドライク
リーニング処理室7の内部は、ダミー循環路1に沿って
温風吹出しゾーン9と洗浄ゾーン10と第1乾燥ゾーン
11の3つのゾーンに区画されている。一方、仕上げ処
理室8の内部は、むらしゾーン12と第2乾燥ゾーン1
3と冷却ゾーン14の3つのゾーンに区画されている。
また、上記各ゾーン9〜14のダミーの出入口には、そ
れぞれエアカーテン発生装置15が設けられ、その各出
入口にそれらの開口部を塞ぐエアカーテン16が形成さ
れている。
【0019】上記各ゾーンのうち、背面同士が向かい合
う温風吹出ゾーン9と冷却ゾーン14は、エアヒータ2
1を介して互いに連通され、冷却ゾーン14に設けた外
気取入口22から冷風が冷却ゾーン14に導入される
と、エアヒータ21の加熱により温風状態で温風吹出し
ゾーン9に導入され、その温風が温風吹出しゾーン9に
設けた温風出口23から排出されるようになっている。
この温風出口23は、バッグフィルタ等の除湿・除塵装
置(図示略)に接続し、湿気や塵埃が除去された温風が
外部に放出される。なお、上記温風吹出しゾーン9と冷
却ゾーン14の外気取入口を分離し、各ゾーン9、14
にそれぞれ外気を加熱した温風を導入するようにしても
よい。
う温風吹出ゾーン9と冷却ゾーン14は、エアヒータ2
1を介して互いに連通され、冷却ゾーン14に設けた外
気取入口22から冷風が冷却ゾーン14に導入される
と、エアヒータ21の加熱により温風状態で温風吹出し
ゾーン9に導入され、その温風が温風吹出しゾーン9に
設けた温風出口23から排出されるようになっている。
この温風出口23は、バッグフィルタ等の除湿・除塵装
置(図示略)に接続し、湿気や塵埃が除去された温風が
外部に放出される。なお、上記温風吹出しゾーン9と冷
却ゾーン14の外気取入口を分離し、各ゾーン9、14
にそれぞれ外気を加熱した温風を導入するようにしても
よい。
【0020】上記洗浄ゾーン10においては、ダミー循
環路1の両側にエアジェットヘッダ24が設けられ、そ
のヘッダ24に、ダミー3に向かってドライクリーニン
グ用溶剤を吹付ける多数のエアジェットノズル25が設
けられている。このドライクリーニング溶剤としては、
ソープを含有したパークロエチレン,1,1,1−トル
クロルエタン等の有機溶剤が用いられる。また、洗浄ゾ
ーン10の出口近傍には、柔軟剤などの加工剤をダミー
に吹出す加工剤ノズル26が設けられ、洗浄ゾーン10
の下部には、処理済みの有機溶剤や加工剤を排出する溶
剤出口27が設けられている。この溶剤出口27は、蒸
留器などの溶剤浄化装置(図示略)に接続され、溶剤ガ
スから溶剤と空気が分離し、清浄な空気だけが外部に放
出されるようになっている。
環路1の両側にエアジェットヘッダ24が設けられ、そ
のヘッダ24に、ダミー3に向かってドライクリーニン
グ用溶剤を吹付ける多数のエアジェットノズル25が設
けられている。このドライクリーニング溶剤としては、
ソープを含有したパークロエチレン,1,1,1−トル
クロルエタン等の有機溶剤が用いられる。また、洗浄ゾ
ーン10の出口近傍には、柔軟剤などの加工剤をダミー
に吹出す加工剤ノズル26が設けられ、洗浄ゾーン10
の下部には、処理済みの有機溶剤や加工剤を排出する溶
剤出口27が設けられている。この溶剤出口27は、蒸
留器などの溶剤浄化装置(図示略)に接続され、溶剤ガ
スから溶剤と空気が分離し、清浄な空気だけが外部に放
出されるようになっている。
【0021】上記洗浄ゾーン10に隣接する第1乾燥ゾ
ーン11は、上部に熱風吹出し口28が設けられ、側部
に、加熱により気化した溶剤ガスを排出する溶剤ガス出
口29が設けられている。このガス出口29は、凝縮用
クーラや活性炭回収槽、排水処理装置等を備えた溶剤回
収装置(図示略)に接続している。
ーン11は、上部に熱風吹出し口28が設けられ、側部
に、加熱により気化した溶剤ガスを排出する溶剤ガス出
口29が設けられている。このガス出口29は、凝縮用
クーラや活性炭回収槽、排水処理装置等を備えた溶剤回
収装置(図示略)に接続している。
【0022】一方、仕上げ処理室8の入口に設けられる
むらしゾーン12は、ダミー循環路1の両側に、スチー
ムスプレーヘッダ30を設け、そのヘッダ30に、ダミ
ー3に向かって水蒸気を吹出す多数のスプレーノズル3
1を形成して構成されている。また、むらしゾーン12
の側部には、水蒸気出口32が設けられ、その出口32
がスチーム排出ダクト(図示略)に接続している。
むらしゾーン12は、ダミー循環路1の両側に、スチー
ムスプレーヘッダ30を設け、そのヘッダ30に、ダミ
ー3に向かって水蒸気を吹出す多数のスプレーノズル3
1を形成して構成されている。また、むらしゾーン12
の側部には、水蒸気出口32が設けられ、その出口32
がスチーム排出ダクト(図示略)に接続している。
【0023】上記むらしゾーン12に隣接する第2乾燥
ゾーン13は、上部側方に熱風導入口33を備え、ダミ
ー3の上方から熱風を吹出すようになっている。
ゾーン13は、上部側方に熱風導入口33を備え、ダミ
ー3の上方から熱風を吹出すようになっている。
【0024】この実施例のクリーニング装置は上記のよ
うな構造であり、次に、それを用いたクリーニング作業
について説明する。
うな構造であり、次に、それを用いたクリーニング作業
について説明する。
【0025】先ず、衣類着脱ゾーン4の着装ステーショ
ン5において、ダミー3に衣類Aを装着し、コンベヤ2
の駆動によりダミーを温風吹出しゾーン9に移動させ
る。このコンベヤ2の駆動は、コンベヤ上の各ダミー3
が各々のゾーン9〜14の中央に来た時点でダミー3の
移動を止め、各ゾーンでの所定の処理時間の間、ダミー
3を静止させるように設定される。なお、上記ダミー3
は、連続して移動させるようにしてもよい。
ン5において、ダミー3に衣類Aを装着し、コンベヤ2
の駆動によりダミーを温風吹出しゾーン9に移動させ
る。このコンベヤ2の駆動は、コンベヤ上の各ダミー3
が各々のゾーン9〜14の中央に来た時点でダミー3の
移動を止め、各ゾーンでの所定の処理時間の間、ダミー
3を静止させるように設定される。なお、上記ダミー3
は、連続して移動させるようにしてもよい。
【0026】温風吹出しゾーン9では、搬送されたダミ
ーの衣類Aに温風を吹付け、衣類Aに含まれている水分
や塵埃を除去する。
ーの衣類Aに温風を吹付け、衣類Aに含まれている水分
や塵埃を除去する。
【0027】上記衣類Aは次に洗浄ゾーン10に移動さ
れ、溶剤エアージェットにより汚れが溶剤、分離され
る。また、必要がある場合は、衣類に加工剤が吹付けら
れ、柔軟や撥水などの加工が行なわれる。洗浄された衣
類Aは、次に第1乾燥ゾーン11において熱風が吹付け
られ、衣類に付着した溶剤が気化されて乾燥される。
れ、溶剤エアージェットにより汚れが溶剤、分離され
る。また、必要がある場合は、衣類に加工剤が吹付けら
れ、柔軟や撥水などの加工が行なわれる。洗浄された衣
類Aは、次に第1乾燥ゾーン11において熱風が吹付け
られ、衣類に付着した溶剤が気化されて乾燥される。
【0028】ついで、上記衣類Aは、むらしゾーン12
に搬送され、水蒸気の吹付けにより湿潤状態にされ、し
わの除去やシルエットの整形が行なわれる。このむらし
された衣類Aは、第2乾燥ゾーン13において熱風の吹
付けにより湿気が取除かれ、最良の風合い状態に仕上げ
られる。
に搬送され、水蒸気の吹付けにより湿潤状態にされ、し
わの除去やシルエットの整形が行なわれる。このむらし
された衣類Aは、第2乾燥ゾーン13において熱風の吹
付けにより湿気が取除かれ、最良の風合い状態に仕上げ
られる。
【0029】次に衣類Aは冷却ゾーン14に送られ、冷
風による冷却によってシルエットの保形が行なわれる。
上記の仕上げが終了すると、衣類Aは脱がしステーショ
ン6に移動してダミー3から脱され、衣類のないダミー
3は、再び着装ステーション4に送られて繰り返し使用
される。
風による冷却によってシルエットの保形が行なわれる。
上記の仕上げが終了すると、衣類Aは脱がしステーショ
ン6に移動してダミー3から脱され、衣類のないダミー
3は、再び着装ステーション4に送られて繰り返し使用
される。
【0030】なお、上記脱がしステーション6におい
て、衣類の自動取外し装置を設け、自動立体包装や特殊
仕上げプレスラインに対して衣類をダミーから自動的に
ピックアップして取出すようにしてもよい。
て、衣類の自動取外し装置を設け、自動立体包装や特殊
仕上げプレスラインに対して衣類をダミーから自動的に
ピックアップして取出すようにしてもよい。
【0031】また、上記実施例では、背広などの上衣を
装着するダミーの例を示したが、ズボンやスラックス等
を装着する場合は、図5(a)に示すようなダミー3′
が使用される。また、セータ等を装着する場合は、図5
(b)に示すように開閉する袖通し棒34、34を備え
たダミー3′′が使用される。
装着するダミーの例を示したが、ズボンやスラックス等
を装着する場合は、図5(a)に示すようなダミー3′
が使用される。また、セータ等を装着する場合は、図5
(b)に示すように開閉する袖通し棒34、34を備え
たダミー3′′が使用される。
【0032】
【効果】以上のように、この発明は、衣類を個々にダミ
ーに装着し、その装着状態でダミーを循環させて洗浄処
理するので、洗浄における衣類破損などの事故を防止で
きる。また、衣類の服種や素材に合わせた処理条件を選
定することができるため、高品質な衣類のクリーニング
を行なうことができる。
ーに装着し、その装着状態でダミーを循環させて洗浄処
理するので、洗浄における衣類破損などの事故を防止で
きる。また、衣類の服種や素材に合わせた処理条件を選
定することができるため、高品質な衣類のクリーニング
を行なうことができる。
【0033】また、衣類に対してドライクリーニングに
よる洗浄と仕上げ作業を連続して行なうため、生産性を
大きく向上でき、作業時間の減少と省人化を実現できる
効果がある。
よる洗浄と仕上げ作業を連続して行なうため、生産性を
大きく向上でき、作業時間の減少と省人化を実現できる
効果がある。
【図1】実施例のクリーニング装置を示す平面図
【図2】同上のダミー循環路の往路を示す縦断正面図
【図3】同上のダミー循環路の復路を示す縦断正面図
【図4】同上のダミーを示す正面図
【図5】a、bはそれぞれダミーの他の例を示す図
1 ダミー循環路 3 ダミー 4 衣類着脱ゾーン 9 温風吹出しゾーン 10 洗浄ゾーン 11 第1乾燥ゾーン 12 むらしゾーン 13 第2乾燥ゾーン 14 冷却ゾーン 15 エアカーテン発生装置
Claims (4)
- 【請求項1】 衣類が装着される複数のダミーを平面上
でループ状に循環させるダミー循環路を備え、そのダミ
ー循環路上に、ダミーに衣類を着せ換える衣類着脱ゾー
ンと、ダミーに向かってドライクリーニング用溶剤を吹
付ける洗浄ゾーンと、ダミーに向かって熱風を吹付ける
第1乾燥ゾーンと、ダミーに向かって水蒸気を吹付ける
むらしゾーンと、ダミーに向かって温風又は熱風を吹付
ける第2乾燥ゾーンとを配置して成るクリーニング装
置。 - 【請求項2】 上記衣類着脱ゾーンと洗浄ゾーンとの間
に、ダミーに向かって温風を吹付ける温風吹付けゾーン
を設けた請求項1に記載のクリーニング装置。 - 【請求項3】 上記第2乾燥ゾーンと衣類着脱ゾーンの
間に、ダミーに冷風又は温風を吹付ける冷却ゾーンを設
けた請求項1又は2に記載のクリーニング装置。 - 【請求項4】 上記各々のゾーンにおけるダミーの出入
口に、エアカーテンの発生手段を設けた請求項1乃至3
のいずれかに記載のクリーニング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4013223A JP2846758B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | クリーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4013223A JP2846758B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | クリーニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05200192A true JPH05200192A (ja) | 1993-08-10 |
JP2846758B2 JP2846758B2 (ja) | 1999-01-13 |
Family
ID=11827180
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4013223A Expired - Lifetime JP2846758B2 (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | クリーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2846758B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003535993A (ja) * | 2000-06-05 | 2003-12-02 | ザ、プロクター、エンド、ギャンブル、カンパニー | 布地洗浄中での水性蒸気及び親油性流体の使用方法 |
KR100716246B1 (ko) | 2006-07-28 | 2007-05-08 | 곽성학 | 드라이 클리닝 세탁기 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4859669A (ja) * | 1971-11-19 | 1973-08-21 | ||
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JPS60212194A (ja) * | 1984-04-06 | 1985-10-24 | 三菱重工業株式会社 | ドライクリ−ニング装置 |
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KR100716246B1 (ko) | 2006-07-28 | 2007-05-08 | 곽성학 | 드라이 클리닝 세탁기 |
Also Published As
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JP2846758B2 (ja) | 1999-01-13 |
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