JPH05199697A - モ−ルド電動機 - Google Patents
モ−ルド電動機Info
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- JPH05199697A JPH05199697A JP786192A JP786192A JPH05199697A JP H05199697 A JPH05199697 A JP H05199697A JP 786192 A JP786192 A JP 786192A JP 786192 A JP786192 A JP 786192A JP H05199697 A JPH05199697 A JP H05199697A
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- Japan
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- groove
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- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 フレ−ム3がプリミックスで構成されるモ−
ルド電動機において、フレ−ム3をド−ナツ状にすると
共に内径側の端面にブラケット7を嵌合する環状の溝8
を形成し、この溝8の一部に前記フレ−ム3の内径側に
連なる凹部9を形成し、この凹部9を覆うように前記溝
にブラケット7を嵌合し、このブラケット7の外周と前
記溝8の外径側との間に隙間10を形成して凹部8と隙
間10とによって開放型に構成されるモ−ルド電動機。 【効果】 塵芥などの多い環境で使用されても直接異物
などがモ−ルド電動機の内部へ侵入することが少なく、
高機能のモ−ルド電動機を得ることができる。
ルド電動機において、フレ−ム3をド−ナツ状にすると
共に内径側の端面にブラケット7を嵌合する環状の溝8
を形成し、この溝8の一部に前記フレ−ム3の内径側に
連なる凹部9を形成し、この凹部9を覆うように前記溝
にブラケット7を嵌合し、このブラケット7の外周と前
記溝8の外径側との間に隙間10を形成して凹部8と隙
間10とによって開放型に構成されるモ−ルド電動機。 【効果】 塵芥などの多い環境で使用されても直接異物
などがモ−ルド電動機の内部へ侵入することが少なく、
高機能のモ−ルド電動機を得ることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定子鉄心をプリミッ
クスなどによってモ−ルドしフレ−ムを形成する開放型
のモ−ルド電動機に関する。
クスなどによってモ−ルドしフレ−ムを形成する開放型
のモ−ルド電動機に関する。
【0002】
【従来の技術と発明が解決しようとする課題】固定子の
鉄心がプリミックスによってモ−ルドされるモ−ルド電
動機は、モ−ルドされるプリミックスによってフレ−ム
を形成し、このフレ−ムに鋼板を絞り成型したブラケッ
トを取り付けている。
鉄心がプリミックスによってモ−ルドされるモ−ルド電
動機は、モ−ルドされるプリミックスによってフレ−ム
を形成し、このフレ−ムに鋼板を絞り成型したブラケッ
トを取り付けている。
【0003】この様な構成のモ−ルド電動機は、鉄心に
トロイダル状に巻線を施すと小形に構成できるため、室
内用の冷房装置などに好んで用いられている。
トロイダル状に巻線を施すと小形に構成できるため、室
内用の冷房装置などに好んで用いられている。
【0004】しかしながら、トロイダル巻線の場合、固
定子の鉄心の継鉄の部分に巻線が巻装されるため、外側
に磁性体があると巻線から磁束の漏洩が起こり、トルク
を消失することになる。
定子の鉄心の継鉄の部分に巻線が巻装されるため、外側
に磁性体があると巻線から磁束の漏洩が起こり、トルク
を消失することになる。
【0005】このため、鋼板で構成されたブラケットを
フレ−ムに取り付けるために大きくすると固定子の磁束
が漏洩して特性に悪影響を与えることなった。
フレ−ムに取り付けるために大きくすると固定子の磁束
が漏洩して特性に悪影響を与えることなった。
【0006】そこで、ブラケットは、できる限り小さく
してフレ−ムに固定する努力がなされている。
してフレ−ムに固定する努力がなされている。
【0007】しかし、この種のモ−ルド電動機には、ブ
ラケットの構造とフレ−ムへの固定に関し次のような問
題点を有している。
ラケットの構造とフレ−ムへの固定に関し次のような問
題点を有している。
【0008】第1に、プリミックスのモ−ルドで構成さ
れたフレ−ムにネジが効かないため、鋼板製のブラケッ
トを固定することが容易ではない。
れたフレ−ムにネジが効かないため、鋼板製のブラケッ
トを固定することが容易ではない。
【0009】第2に、ブラケットの外径を大きくすると
固定子の磁束の漏洩が起こり大きくできない。
固定子の磁束の漏洩が起こり大きくできない。
【0010】第3に、ブラケットの内径側に軸受が備え
られるため、内部を開放する透孔を形成するスペ−スが
少ない。
られるため、内部を開放する透孔を形成するスペ−スが
少ない。
【0011】第4に、ブラケットに透孔を形成して内部
を開放すると透孔を介して直接異物が侵入する恐れがあ
る。
を開放すると透孔を介して直接異物が侵入する恐れがあ
る。
【0012】第5に、ブラケットとフレ−ムとをネジな
どで固定すると固定子に対するブラケットの軸心が正確
に得られない。
どで固定すると固定子に対するブラケットの軸心が正確
に得られない。
【0013】これらの問題点に関し、第1の問題点に対
しては、両者を接着、圧入、ネジによる固定、あるい
は、特公昭63−1013号公報に記載のように回転子
の軸にストップリングを取り付けてブラケットを外れな
いように構成することなど種々試みられてきた。
しては、両者を接着、圧入、ネジによる固定、あるい
は、特公昭63−1013号公報に記載のように回転子
の軸にストップリングを取り付けてブラケットを外れな
いように構成することなど種々試みられてきた。
【0014】そこで、現在最も合理的な方法は、固定子
の鉄心に絶縁層を形成するとき、ネジ用の受け座を一体
に形成しておき、このネジの受け座をプリミックスでフ
レ−ムを成型する際、その整形型によってフネジの受け
座をフレ−ムの外側へ延出させ、ブラケットの取り付け
のためのネジを螺合することが試みられている。
の鉄心に絶縁層を形成するとき、ネジ用の受け座を一体
に形成しておき、このネジの受け座をプリミックスでフ
レ−ムを成型する際、その整形型によってフネジの受け
座をフレ−ムの外側へ延出させ、ブラケットの取り付け
のためのネジを螺合することが試みられている。
【0015】第2の問題点に対しては、ブラケットの外
径を小さくするためにブラケットを星型にし、フレ−ム
への固定する部分だけを外径方向へ大きくして磁束の漏
洩をできる限り少なくしている。
径を小さくするためにブラケットを星型にし、フレ−ム
への固定する部分だけを外径方向へ大きくして磁束の漏
洩をできる限り少なくしている。
【0016】そして、ブラケットの星型に突出した部分
によってフレ−ムに対する軸心を求めている。
によってフレ−ムに対する軸心を求めている。
【0017】第3の問題点に対しては、軸受とフレ−ム
の内径側との間に開放用の透孔を形成しないで、フレ−
ムにブラケットの外径側まで連なる透孔を形成すること
が試みられている。
の内径側との間に開放用の透孔を形成しないで、フレ−
ムにブラケットの外径側まで連なる透孔を形成すること
が試みられている。
【0018】第4の問題点に対しては、特に対策が構じ
られていなかった。
られていなかった。
【0019】第5の問題点に対しては、取り付け構造に
制限を受けるがフレ−ムにブラケットを軸心に合せるよ
うな径方向の当り面を形成して解決している。
制限を受けるがフレ−ムにブラケットを軸心に合せるよ
うな径方向の当り面を形成して解決している。
【0020】これらの問題点は、高機能のモ−ルド電動
機を得るのに逐次改善されて来た事項であるが、廉価
で、高効率、低騒音、安全に使用できることへの要求
は、限りのないものである。
機を得るのに逐次改善されて来た事項であるが、廉価
で、高効率、低騒音、安全に使用できることへの要求
は、限りのないものである。
【0021】そこで、本発明は、この様な事情に鑑み、
特に開放用に構成されるブラケットの透孔の改善を行
い、安全に使用できる高機能のモ−ルド電動機を提供す
ることを目的としている。
特に開放用に構成されるブラケットの透孔の改善を行
い、安全に使用できる高機能のモ−ルド電動機を提供す
ることを目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、トロイダル巻
線の固定子にプリミックスのモ−ルドによってフレ−ム
を形成すると共に外形をド−ナツ状に形成し、このフレ
−ムの内径側の端面にブラケットを嵌合する環状の溝を
形成し、この溝の一部に前記フレ−ムの内径側に連なる
凹部を形成し、この凹部を覆うように前記溝にブラケッ
トを嵌合し、このブラケットの外周と前記溝の外径側内
周面との間に隙間を形成して前記溝の一部で前記凹部を
外部へ連通したことによって問題点を解決している。
線の固定子にプリミックスのモ−ルドによってフレ−ム
を形成すると共に外形をド−ナツ状に形成し、このフレ
−ムの内径側の端面にブラケットを嵌合する環状の溝を
形成し、この溝の一部に前記フレ−ムの内径側に連なる
凹部を形成し、この凹部を覆うように前記溝にブラケッ
トを嵌合し、このブラケットの外周と前記溝の外径側内
周面との間に隙間を形成して前記溝の一部で前記凹部を
外部へ連通したことによって問題点を解決している。
【0023】
【作用】フレ−ムの内径側に階段状に形成されたブラケ
ット嵌合用の溝と通気を行う凹部とを介して内部と外部
とが連通され、この内外を連通する凹部と溝とを覆うブ
ラケットは、溝の内周とブラケットの外周側との間に隙
間が形成されているため、この隙間および凹部を介して
くの字状に連通された透孔を形成しモ−ルド電動機を開
放型に構成する。
ット嵌合用の溝と通気を行う凹部とを介して内部と外部
とが連通され、この内外を連通する凹部と溝とを覆うブ
ラケットは、溝の内周とブラケットの外周側との間に隙
間が形成されているため、この隙間および凹部を介して
くの字状に連通された透孔を形成しモ−ルド電動機を開
放型に構成する。
【0024】
【実施例】本発明を図面に示された一実施例に基づいて
説明すると、図1は、本発明の一実施例によるモ−ルド
電動機の縦断面図である。
説明すると、図1は、本発明の一実施例によるモ−ルド
電動機の縦断面図である。
【0025】図2は、本発明の一実施例によるモ−ルド
電動機の平面図である。
電動機の平面図である。
【0026】図3は、フレ−ムに形成される溝と凹部と
の関係を示す要部斜視図である。
の関係を示す要部斜視図である。
【0027】図4は、ブラケット、溝と凹部との関係を
示す要部縦断面図である。
示す要部縦断面図である。
【0028】図5は、フレ−ムをプリミックスのモ−ル
ドによって形成する整形型の要部を示す縦断面図であ
る。
ドによって形成する整形型の要部を示す縦断面図であ
る。
【0029】図1において、モ−ルド電動機は、鉄心1
に巻線2がトロイダル状に巻装されており、外側からプ
リミックスによるモ−ルドでフレ−ム3が形成されてい
る。
に巻線2がトロイダル状に巻装されており、外側からプ
リミックスによるモ−ルドでフレ−ム3が形成されてい
る。
【0030】そして、フレ−ム3には、軸方向の一方に
フレ−ム3と一体に形成された軸受ハウジング4が設け
られ、軸受5aを介して回転子6を支承している。
フレ−ム3と一体に形成された軸受ハウジング4が設け
られ、軸受5aを介して回転子6を支承している。
【0031】さらに、フレ−ム3の軸方向の他方には、
ブラケット7が備えられており、ブラケット7は、フレ
−ム3の軸方向端面の内径側に形成された環状の溝8に
嵌合されており、この溝8の一部には、凹部9が形成さ
れ、少なくともこの凹部9の部分では、ブラケット7の
外径側と溝8の外径側の内周との間に隙間10が形成さ
れている。
ブラケット7が備えられており、ブラケット7は、フレ
−ム3の軸方向端面の内径側に形成された環状の溝8に
嵌合されており、この溝8の一部には、凹部9が形成さ
れ、少なくともこの凹部9の部分では、ブラケット7の
外径側と溝8の外径側の内周との間に隙間10が形成さ
れている。
【0032】したがって、凹部9および隙間10を介し
てブラケット7の内外が連通される構造になっている。
てブラケット7の内外が連通される構造になっている。
【0033】ブラケット7は、フレ−ム3に対して、鉄
心1を絶縁する絶縁層と一体に形成されたネジの受け座
11にネジ12を螺合して固定されている。
心1を絶縁する絶縁層と一体に形成されたネジの受け座
11にネジ12を螺合して固定されている。
【0034】そして、ブラケット7は、軸心に軸受5b
を備えており、回転子6を支承している。
を備えており、回転子6を支承している。
【0035】さらに、鉄心1と巻線2とで構成される固
定子は、ホ−ル素子13を備えたプリント基板14を有
しており、プリント基板14は、ブッシング15を介し
てリ−ド線16が接続されている。
定子は、ホ−ル素子13を備えたプリント基板14を有
しており、プリント基板14は、ブッシング15を介し
てリ−ド線16が接続されている。
【0036】さらに、ホ−ル素子13に対向するように
回転子6にリング状のマグネット17が取り付けられて
いる。
回転子6にリング状のマグネット17が取り付けられて
いる。
【0037】図2において、ブラケット7は、突出部1
8を有し、星型に形成され、この星型のブラケット7を
嵌合できるようにフレ−ム3の溝10が突出部18を収
容でするように延設部19を有している。
8を有し、星型に形成され、この星型のブラケット7を
嵌合できるようにフレ−ム3の溝10が突出部18を収
容でするように延設部19を有している。
【0038】そして、延設部19は、ブラケット7の突
出部18が3個であるのに対して、6個形成されてお
り、ブラケット7を180度反転して取り付けられるよ
うに構成されており、また、延設部19には、ネジの受
け座11が露出している。
出部18が3個であるのに対して、6個形成されてお
り、ブラケット7を180度反転して取り付けられるよ
うに構成されており、また、延設部19には、ネジの受
け座11が露出している。
【0039】図3において、フレ−ム3の溝8は、フレ
−ム3の端面内径側に環状に形成されており、この溝8
に軸方向に重複するように凹部9が形成されており、ブ
ラケット7が溝8に嵌合されても凹部9がフレ−ム3と
の間に空隙を形成するように構成されている。
−ム3の端面内径側に環状に形成されており、この溝8
に軸方向に重複するように凹部9が形成されており、ブ
ラケット7が溝8に嵌合されても凹部9がフレ−ム3と
の間に空隙を形成するように構成されている。
【0040】そして、溝8と連なるように外径方向へ延
設部19が形成されており、この部分にブラケットの突
出部18が嵌合されるように構成されている。
設部19が形成されており、この部分にブラケットの突
出部18が嵌合されるように構成されている。
【0041】さらに、延設部19の外径側には、ブラケ
ット7の突出部18の外径側と衝合する当り面20が形
成されており、この当り面20の外側がテ−パ−部21
で構成されている。
ット7の突出部18の外径側と衝合する当り面20が形
成されており、この当り面20の外側がテ−パ−部21
で構成されている。
【0042】図4において、ブラケット7は、フレ−ム
3にネジ12によって固定されており、この状態で溝8
の内周とブラケット7の外周との間に隙間10が形成さ
れており、この隙間10と凹部9を介してブラケット7
の内外が連通している。
3にネジ12によって固定されており、この状態で溝8
の内周とブラケット7の外周との間に隙間10が形成さ
れており、この隙間10と凹部9を介してブラケット7
の内外が連通している。
【0043】図5において、軸状の治具23に巻線2が
施された鉄心1が装着されており、上方になる整形型2
4aと下方になる整形型24bとに収容されている。
施された鉄心1が装着されており、上方になる整形型2
4aと下方になる整形型24bとに収容されている。
【0044】そして、整形型24a、24bと鉄心1お
よび巻線2との間には、隙間25が形成されている。
よび巻線2との間には、隙間25が形成されている。
【0045】さらに、この隙間25に図示されないプレ
モ−ルドが充填され、加熱されて硬化し、フレ−ム3を
形成するように構成されている。
モ−ルドが充填され、加熱されて硬化し、フレ−ム3を
形成するように構成されている。
【0046】この様な構成において、モ−ルド電動機
は、鉄心1にプレモ−ドあるいは、予め形成された絶縁
層を備え、この絶縁層の上から継鉄部に巻線2を施し、
外側にプリミックスによるフレ−ム3を形成する。
は、鉄心1にプレモ−ドあるいは、予め形成された絶縁
層を備え、この絶縁層の上から継鉄部に巻線2を施し、
外側にプリミックスによるフレ−ム3を形成する。
【0047】そして、フレ−ム3を形成するとき、溝8
および凹部9を同時に形成する。
および凹部9を同時に形成する。
【0048】さらに、ブラケット7は、別の工程で鋼板
をプレスによって絞り成型して製作し、回転子6、軸受
5a、5bと共にフレ−ム3に組み付ける。
をプレスによって絞り成型して製作し、回転子6、軸受
5a、5bと共にフレ−ム3に組み付ける。
【0049】この様に組み立てられると、ブラケット7
は、凹部9に密着することがなく、しかも、ブラケット
7の外径側と溝8の外径側との間に隙間10が形成され
るため、凹部9と隙間10とを介してブラケット7の内
外が連通されることになる。
は、凹部9に密着することがなく、しかも、ブラケット
7の外径側と溝8の外径側との間に隙間10が形成され
るため、凹部9と隙間10とを介してブラケット7の内
外が連通されることになる。
【0050】この様にブラケット7の内外が連通される
と、モ−ルド電動機の内部の温度上昇などによって空気
の膨脹があった場合、容易に膨脹する空気を外部へ逃が
し、圧力の緩和を行うことができる。
と、モ−ルド電動機の内部の温度上昇などによって空気
の膨脹があった場合、容易に膨脹する空気を外部へ逃が
し、圧力の緩和を行うことができる。
【0051】そして、また、凹部9と隙間10を介して
モ−ルド電動機の内外に空気が流通することになるた
め、内部の冷却にも効果が大きい。
モ−ルド電動機の内外に空気が流通することになるた
め、内部の冷却にも効果が大きい。
【0052】そして、この様なブラケット7の内外、す
なわちモ−ルド電動機の内外を連通する透孔となる凹部
9は、ブラケット7と溝8との間に形成される隙間10
から真っ直ぐに回転子6のあるモ−ルド電動機の内部へ
連通するものではなく、くの字状に曲がって構成されて
いるため、異物の侵入に対して抵抗を示すことになる。
なわちモ−ルド電動機の内外を連通する透孔となる凹部
9は、ブラケット7と溝8との間に形成される隙間10
から真っ直ぐに回転子6のあるモ−ルド電動機の内部へ
連通するものではなく、くの字状に曲がって構成されて
いるため、異物の侵入に対して抵抗を示すことになる。
【0053】したがって、塵芥の多い場所での使用など
環境の悪い場所での使用に効果的である。
環境の悪い場所での使用に効果的である。
【0054】また、本実施例の如く、凹部9を溝8から
延設される延設部19に渡って形成すると、ブラケット
7の取り付け位置を変えて延出部19に突出部18が位
置する場合と位置しない場合とでは凹部9の開口面積が
異なることになり、開口の大きさを調整したい場合に都
合が良い。
延設される延設部19に渡って形成すると、ブラケット
7の取り付け位置を変えて延出部19に突出部18が位
置する場合と位置しない場合とでは凹部9の開口面積が
異なることになり、開口の大きさを調整したい場合に都
合が良い。
【0055】このように形成される凹部9と隙間10と
によるモ−ルド電動機の開放は、凹部9および隙間10
をそれぞれある程度大きくしてもブラケットの取り付け
に何等支承を与えないため、任意の断面積の通気口とな
る透孔を形成することができる。
によるモ−ルド電動機の開放は、凹部9および隙間10
をそれぞれある程度大きくしてもブラケットの取り付け
に何等支承を与えないため、任意の断面積の通気口とな
る透孔を形成することができる。
【0056】また、ブラケット7には、凹部9と隙間1
0によってブラケット7の内外を連通することができる
ため、ブラケット7に透孔を形成する必要がなくなり、
ブラケット7に備えられる軸受5a、5bが大きくな
り、固定子の内径に近い大きさとなっても開放型のモ−
ルド電動機を構成することができる。
0によってブラケット7の内外を連通することができる
ため、ブラケット7に透孔を形成する必要がなくなり、
ブラケット7に備えられる軸受5a、5bが大きくな
り、固定子の内径に近い大きさとなっても開放型のモ−
ルド電動機を構成することができる。
【0057】さらに、ブラケット7とフレ−ム3との間
に形成される隙間10は、ブラケット7のフレ−ム3に
対する軸心向きの位置決めに何等支承を及ぼさないた
め、ブラケット7の軸心が別の部分で容易に得られる。
に形成される隙間10は、ブラケット7のフレ−ム3に
対する軸心向きの位置決めに何等支承を及ぼさないた
め、ブラケット7の軸心が別の部分で容易に得られる。
【0058】このブラケット7の軸心は、本実施例で
は、突出部18の外周と延設部19の内周によって行な
われており、第5の問題点を損うことはない。
は、突出部18の外周と延設部19の内周によって行な
われており、第5の問題点を損うことはない。
【0059】
【発明の効果】本発明によれば、第1および第2の問題
点については、従来の技術を利用し、第3および第4の
問題点については、本発明によって解決されることにな
り、塵芥などの多い環境で使用されても直接異物などが
モ−ルド電動機の内部へ侵入することが少なく、しか
も、第5の問題点は、ブラケットがフレ−ムとの間に軸
方向の隙間を形成しても、これが凹部の部分で十分であ
ることから問題となることはなく、高機能のモ−ルド電
動機を得ることができ、その効果は現実的に極めて大き
い。
点については、従来の技術を利用し、第3および第4の
問題点については、本発明によって解決されることにな
り、塵芥などの多い環境で使用されても直接異物などが
モ−ルド電動機の内部へ侵入することが少なく、しか
も、第5の問題点は、ブラケットがフレ−ムとの間に軸
方向の隙間を形成しても、これが凹部の部分で十分であ
ることから問題となることはなく、高機能のモ−ルド電
動機を得ることができ、その効果は現実的に極めて大き
い。
【図1】本発明の一実施例によるモ−ルド電動機の縦断
面図である。
面図である。
【図2】本発明の一実施例によるモ−ルド電動機の平面
図である。
図である。
【図3】フレ−ムに形成される溝と凹部との関係を示す
要部斜視図である。
要部斜視図である。
【図4】ブラケット、溝と凹部との関係を示す要部縦断
面図である。
面図である。
【図5】フレ−ムをプリミックスのモ−ルドによって形
成する整形型の要部を示す縦断面図である。
成する整形型の要部を示す縦断面図である。
1……鉄心 2……巻線 3……フレ−ム 6……回転子 7……ブラケット 8……溝 9……凹部 12……ネジ
Claims (1)
- 【請求項1】トロイダル巻線の固定子にプリミックスの
モ−ルドによってフレ−ムを形成すると共に外形をド−
ナツ状に形成し、 このフレ−ムの内径側の端面にブラケットを嵌合する環
状の溝を形成し、 この溝の一部に前記フレ−ムの内径側に連なる凹部を形
成し、 この凹部を覆うように前記溝にブラケットを嵌合し、 このブラケットの外周と前記溝の外径側内周面との間に
隙間を形成して前記溝の一部で前記凹部を外部へ連通し
たことを特徴とするモ−ルド電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4007861A JP3023524B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | モールド電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4007861A JP3023524B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | モールド電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05199697A true JPH05199697A (ja) | 1993-08-06 |
JP3023524B2 JP3023524B2 (ja) | 2000-03-21 |
Family
ID=11677436
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4007861A Expired - Fee Related JP3023524B2 (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | モールド電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3023524B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002058229A (ja) * | 2001-06-25 | 2002-02-22 | Hitachi Ltd | 永久磁石型ブラシレス電動機とそれを用いたエアコン装置 |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP4007861A patent/JP3023524B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002058229A (ja) * | 2001-06-25 | 2002-02-22 | Hitachi Ltd | 永久磁石型ブラシレス電動機とそれを用いたエアコン装置 |
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