JPH05198528A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
- Publication number
- JPH05198528A JPH05198528A JP932192A JP932192A JPH05198528A JP H05198528 A JPH05198528 A JP H05198528A JP 932192 A JP932192 A JP 932192A JP 932192 A JP932192 A JP 932192A JP H05198528 A JPH05198528 A JP H05198528A
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- semiconductor substrate
- impurity diffusion
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 半導体基板(1)にリン、あるいはリン+砒
素のイオン注入を行うことにより不純物拡散領域(2)
を形成する工程、不純物拡散領域(2)上に絶縁膜
(3)を積層して絶縁膜(3)にコンタクトホール
(4)を形成した後、コンタクトホール(4)に、ブラ
ンケットW膜(7)/WSix膜(6)を埋設する工程
を含む半導体装置の製造方法。 【効果】 半導体基板(1)を構成しているシリコンの
原子半径よりも大きい砒素イオンのみを注入する場合よ
りも、後工程で形成されるWSix膜(6)との整合性
が向上し、コンタクト抵抗が低下する。
素のイオン注入を行うことにより不純物拡散領域(2)
を形成する工程、不純物拡散領域(2)上に絶縁膜
(3)を積層して絶縁膜(3)にコンタクトホール
(4)を形成した後、コンタクトホール(4)に、ブラ
ンケットW膜(7)/WSix膜(6)を埋設する工程
を含む半導体装置の製造方法。 【効果】 半導体基板(1)を構成しているシリコンの
原子半径よりも大きい砒素イオンのみを注入する場合よ
りも、後工程で形成されるWSix膜(6)との整合性
が向上し、コンタクト抵抗が低下する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
関し、より詳細には微細コンタクト部の埋め込み方法に
関する。
関し、より詳細には微細コンタクト部の埋め込み方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、イオン注入によって形成され
たソース/ドレイン領域に絶縁膜が積層され、この絶縁
膜にコンタクトホールが形成されたシリコン基板上の、
微細コンタクト部の埋め込み方法として、CVD法によ
りブランケットW/WSix膜を埋設する方法が有望視
されている。この際、WSix膜はブランケットW膜と
シリコン基板との間のバリヤメタルとして用いられてお
り、段差被膜性も良好である。
たソース/ドレイン領域に絶縁膜が積層され、この絶縁
膜にコンタクトホールが形成されたシリコン基板上の、
微細コンタクト部の埋め込み方法として、CVD法によ
りブランケットW/WSix膜を埋設する方法が有望視
されている。この際、WSix膜はブランケットW膜と
シリコン基板との間のバリヤメタルとして用いられてお
り、段差被膜性も良好である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、シリコン基板
表面に形成されたソース/ドレイン領域がP+ 層(B+
注入層)の場合にはソース/ドレイン領域とブランケッ
トW/WSix膜とのコンタクト抵抗は低いが、ソース
/ドレイン領域がN+ 層(As+ 注入層)の場合にはコ
ンタクト抵抗が高く、不安定となる。これは、Bの原子
半径がSiより小さいためにP+ 層がシリコン基板内で
圧縮される方向に向き、一方、Asの原子半径はSiよ
り大きいためにN+ 層がシリコン基板内で引っ張られる
方向に向くためである。また、CVD−WSix膜はシ
リコン基板上においては、N+ 層と同様に引っ張られる
方向に向いている。従って、ソース/ドレイン領域がN
+ 層(As+ 注入層)の場合には、CVD−WSix膜
との整合性は悪く、コンタクト抵抗が高くなるという課
題があった。
表面に形成されたソース/ドレイン領域がP+ 層(B+
注入層)の場合にはソース/ドレイン領域とブランケッ
トW/WSix膜とのコンタクト抵抗は低いが、ソース
/ドレイン領域がN+ 層(As+ 注入層)の場合にはコ
ンタクト抵抗が高く、不安定となる。これは、Bの原子
半径がSiより小さいためにP+ 層がシリコン基板内で
圧縮される方向に向き、一方、Asの原子半径はSiよ
り大きいためにN+ 層がシリコン基板内で引っ張られる
方向に向くためである。また、CVD−WSix膜はシ
リコン基板上においては、N+ 層と同様に引っ張られる
方向に向いている。従って、ソース/ドレイン領域がN
+ 層(As+ 注入層)の場合には、CVD−WSix膜
との整合性は悪く、コンタクト抵抗が高くなるという課
題があった。
【0004】本発明はこのような課題を鑑みなされたも
のであり、半導体基板上に形成された微細コンタクト部
において、コンタクト抵抗を低くすることができる半導
体装置の製造方法を提供することを目的としている。
のであり、半導体基板上に形成された微細コンタクト部
において、コンタクト抵抗を低くすることができる半導
体装置の製造方法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記記載の課題を解決す
るために本発明によれば、半導体基板にリン、あるいは
リン+砒素のイオン注入を行うことにより不純物拡散領
域を形成する工程、前記不純物拡散領域に絶縁膜を積層
して該絶縁膜にコンタクトホールを形成した後、該コン
タクトホールに、ブランケットW/WSix膜を埋設す
る工程を含む半導体装置の製造方法が提供される。
るために本発明によれば、半導体基板にリン、あるいは
リン+砒素のイオン注入を行うことにより不純物拡散領
域を形成する工程、前記不純物拡散領域に絶縁膜を積層
して該絶縁膜にコンタクトホールを形成した後、該コン
タクトホールに、ブランケットW/WSix膜を埋設す
る工程を含む半導体装置の製造方法が提供される。
【0006】本発明において、半導体基板上に形成され
る不純物拡散領域はP+ を1〜5×1015cm-2の濃度
で、P+ 単独で注入するか、As+ を1〜5×1015c
m-2、P+ を1〜5×1015cm-2の濃度で、P+ 単独
で注入した後As+ を単独で注入するか、あるいはAs
+ +P+ の混合注入を行うことができる。また、コンタ
クトホールを形成する絶縁膜は、下方の半導体基板に形
成された素子を絶縁するためのものであって、SiO2
膜、NSG膜、BPSG膜等を用いて、通常0.8〜
2.0μmの膜厚で形成される。
る不純物拡散領域はP+ を1〜5×1015cm-2の濃度
で、P+ 単独で注入するか、As+ を1〜5×1015c
m-2、P+ を1〜5×1015cm-2の濃度で、P+ 単独
で注入した後As+ を単独で注入するか、あるいはAs
+ +P+ の混合注入を行うことができる。また、コンタ
クトホールを形成する絶縁膜は、下方の半導体基板に形
成された素子を絶縁するためのものであって、SiO2
膜、NSG膜、BPSG膜等を用いて、通常0.8〜
2.0μmの膜厚で形成される。
【0007】さらに、コンタクトホールは半導体基板に
形成された素子にコンタクトを形成するためのものであ
って、素子の所定位置の上方の絶縁膜に、例えばフォト
リソグラフィ法等によって、直径0.5μm以下で形成
することができる。また、本発明において、WSix膜
はCVD法により、厚さ500〜1000Åで堆積さ
せ、さらにCVD法によりWをWSix膜上に選択的に
堆積させ、その後エッチバックすることによって厚さ3
000〜4000Åの埋め込み層を形成することができ
る。
形成された素子にコンタクトを形成するためのものであ
って、素子の所定位置の上方の絶縁膜に、例えばフォト
リソグラフィ法等によって、直径0.5μm以下で形成
することができる。また、本発明において、WSix膜
はCVD法により、厚さ500〜1000Åで堆積さ
せ、さらにCVD法によりWをWSix膜上に選択的に
堆積させ、その後エッチバックすることによって厚さ3
000〜4000Åの埋め込み層を形成することができ
る。
【0008】
【作用】上記した方法によれば、半導体基板の不純物拡
散領域にAsより原子半径の小さいリン、あるいはリン
+砒素を注入することにより、半導体基板を構成してい
るシリコンの原子半径よりも大きい砒素イオンのみを注
入する場合よりも、後工程で形成されるWSix膜との
整合性が向上し、コンタクト抵抗が低下する。
散領域にAsより原子半径の小さいリン、あるいはリン
+砒素を注入することにより、半導体基板を構成してい
るシリコンの原子半径よりも大きい砒素イオンのみを注
入する場合よりも、後工程で形成されるWSix膜との
整合性が向上し、コンタクト抵抗が低下する。
【0009】
【実施例】本発明に係る半導体装置の製造方法の実施例
を図面に基づいて説明する。まず、P型のシリコン基板
(1)上に活性領域及びフィールド酸化膜からなる素子
分離領域を形成することによって、素子形成領域を確保
した後、この素子形成領域上に、例えば約3500Åの
厚さのポリシリコンからなるゲート電極(5)を形成し
た後、イオン注入を行ってN+ 型の不純物拡散層(2)
を形成した。この際のイオンは例えば、As+ を1〜5
×1015cm-2、P+ を1〜5×10 15cm-2の濃度
で、P+ 単独で注入した後As+ を単独で注入する。そ
の後、900℃で10分間アニール処理を行う。
を図面に基づいて説明する。まず、P型のシリコン基板
(1)上に活性領域及びフィールド酸化膜からなる素子
分離領域を形成することによって、素子形成領域を確保
した後、この素子形成領域上に、例えば約3500Åの
厚さのポリシリコンからなるゲート電極(5)を形成し
た後、イオン注入を行ってN+ 型の不純物拡散層(2)
を形成した。この際のイオンは例えば、As+ を1〜5
×1015cm-2、P+ を1〜5×10 15cm-2の濃度
で、P+ 単独で注入した後As+ を単独で注入する。そ
の後、900℃で10分間アニール処理を行う。
【0010】次いで、ゲート電極(5)上に例えば、厚
さ6000ÅのSiO2 層間絶縁膜(3)を被覆したの
ち、700℃で平坦化熱処理を施し、0.35μmのコ
ンタクホール(4)を形成した。そして、CVD法によ
り、WSi2 膜(6)を例えば、厚さ1000Å堆積さ
せ、さらにW膜(7)を堆積させ、その後エッチバック
することによって厚さ約3000Åの埋め込み層を形成
した。
さ6000ÅのSiO2 層間絶縁膜(3)を被覆したの
ち、700℃で平坦化熱処理を施し、0.35μmのコ
ンタクホール(4)を形成した。そして、CVD法によ
り、WSi2 膜(6)を例えば、厚さ1000Å堆積さ
せ、さらにW膜(7)を堆積させ、その後エッチバック
することによって厚さ約3000Åの埋め込み層を形成
した。
【0011】
【発明の効果】本発明に係る半導体装置の製造方法によ
れば、半導体基板の不純物拡散領域にAsより原子半径
の小さいリン、あるいはリン+砒素を注入することによ
り、半導体基板を構成しているシリコンの原子半径より
も大きい砒素イオンのみを注入する場合よりも、後工程
で形成されるWSix膜との整合性が向上し、コンタク
ト抵抗が低下する。
れば、半導体基板の不純物拡散領域にAsより原子半径
の小さいリン、あるいはリン+砒素を注入することによ
り、半導体基板を構成しているシリコンの原子半径より
も大きい砒素イオンのみを注入する場合よりも、後工程
で形成されるWSix膜との整合性が向上し、コンタク
ト抵抗が低下する。
【図1】本発明に係わる半導体装置の製造方法の実施例
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
1 半導体基板(シリコン基板) 2 不純物拡散領域 3 コンタクトホール 4 WSi2 膜 7 W膜
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板にリン、あるいはリン+砒素
のイオン注入を行うことにより不純物拡散領域を形成す
る工程、前記不純物拡散領域上に絶縁膜を積層して該絶
縁膜にコンタクトホールを形成した後、該コンタクトホ
ールに、ブランケットW/WSix膜を埋設する工程を
含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP932192A JPH05198528A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP932192A JPH05198528A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05198528A true JPH05198528A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=11717207
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP932192A Pending JPH05198528A (ja) | 1992-01-22 | 1992-01-22 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05198528A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5461006A (en) * | 1993-02-11 | 1995-10-24 | Eastman Kodak Company | Method for forming contacts with anomalously low resistance |
US6342441B1 (en) * | 1999-04-02 | 2002-01-29 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | Method for fabricating semiconductor device |
-
1992
- 1992-01-22 JP JP932192A patent/JPH05198528A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5461006A (en) * | 1993-02-11 | 1995-10-24 | Eastman Kodak Company | Method for forming contacts with anomalously low resistance |
US6342441B1 (en) * | 1999-04-02 | 2002-01-29 | Hyundai Electronics Industries Co., Ltd. | Method for fabricating semiconductor device |
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