JPH05198384A - バックライトの輝度調整回路 - Google Patents
バックライトの輝度調整回路Info
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- JPH05198384A JPH05198384A JP2893692A JP2893692A JPH05198384A JP H05198384 A JPH05198384 A JP H05198384A JP 2893692 A JP2893692 A JP 2893692A JP 2893692 A JP2893692 A JP 2893692A JP H05198384 A JPH05198384 A JP H05198384A
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- backlight
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 部品点数を減らすとともに、安価で小型化が
容易なバックライトの輝度調整回路を提供すること。 【構成】 自励式共振インバータ20は、入力される直
流を交流に変換するトランス30,パワートランジスタ
32,34等と、この変換動作を停止するためのスイッ
チングトランジスタ36とを含んで構成する。調光制御
回路22は、このスイッチングトランジスタ36を周期
的にオフ状態にし、しかもこのオフ状態の割合は外部か
ら入力される調光信号に応じて変化させることができ
る。このオフ状態の割合を変えることにより、冷陰極管
24に供給する電力量を変えて、輝度調整を行う。自励
式共振インバータ20に接続する電源は、電圧値が一定
の直流電源でよいため、他の構成回路に用いる電源を併
用することができる。
容易なバックライトの輝度調整回路を提供すること。 【構成】 自励式共振インバータ20は、入力される直
流を交流に変換するトランス30,パワートランジスタ
32,34等と、この変換動作を停止するためのスイッ
チングトランジスタ36とを含んで構成する。調光制御
回路22は、このスイッチングトランジスタ36を周期
的にオフ状態にし、しかもこのオフ状態の割合は外部か
ら入力される調光信号に応じて変化させることができ
る。このオフ状態の割合を変えることにより、冷陰極管
24に供給する電力量を変えて、輝度調整を行う。自励
式共振インバータ20に接続する電源は、電圧値が一定
の直流電源でよいため、他の構成回路に用いる電源を併
用することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タやワードプロセッサ等の電子機器の表示部の明るさを
任意に調整することができるバックライトの輝度調整回
路に関する。
タやワードプロセッサ等の電子機器の表示部の明るさを
任意に調整することができるバックライトの輝度調整回
路に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ等のOA
機器は小型化、小電力化の傾向にある。そのため、デス
クトップ型の他、ラップトップ型やノート型のOA機器
が増えており、それに使われる表示部も小型化、小電力
化の要求を満足する液晶表示板が使われることが多い。
また、このような液晶表示板を用いた場合には、見やす
さを改善するために、冷陰極管等のいわゆるバックライ
トを併用することが多く、液晶表示板の裏側あるいは横
側から照明を当てて視覚性を高めている。
機器は小型化、小電力化の傾向にある。そのため、デス
クトップ型の他、ラップトップ型やノート型のOA機器
が増えており、それに使われる表示部も小型化、小電力
化の要求を満足する液晶表示板が使われることが多い。
また、このような液晶表示板を用いた場合には、見やす
さを改善するために、冷陰極管等のいわゆるバックライ
トを併用することが多く、液晶表示板の裏側あるいは横
側から照明を当てて視覚性を高めている。
【0003】図5は、バックライトとして冷陰極管を用
いたOA機器、例えばノート型のパーソナルコンピュー
タの電源回路の簡単な構成図である。
いたOA機器、例えばノート型のパーソナルコンピュー
タの電源回路の簡単な構成図である。
【0004】この、OA機器用の電源回路は、本来のD
C/DCコンバータ90以外に、バックライトの調光制
御用DC/DCコンバータ80を含む。各DC/DCコ
ンバータ90,80は、ダイオード88を介してバッテ
リー98から供給される直流電圧を所定の直流電圧に変
換出力している。
C/DCコンバータ90以外に、バックライトの調光制
御用DC/DCコンバータ80を含む。各DC/DCコ
ンバータ90,80は、ダイオード88を介してバッテ
リー98から供給される直流電圧を所定の直流電圧に変
換出力している。
【0005】前記本来のDC/DCコンバータ90は、
OA機器の主要部分、具体的には、LCD86,CPU
やメモリ等からなるパソコン本体92,ディスクドライ
ブ装置94等に所定の動作電源を供給する。例えば、パ
ソコン本体92には+5Vの電源電圧を、ディスクドラ
イブ装置94には+12Vの電源電圧をそれぞれ供給す
る。
OA機器の主要部分、具体的には、LCD86,CPU
やメモリ等からなるパソコン本体92,ディスクドライ
ブ装置94等に所定の動作電源を供給する。例えば、パ
ソコン本体92には+5Vの電源電圧を、ディスクドラ
イブ装置94には+12Vの電源電圧をそれぞれ供給す
る。
【0006】前記調光制御用DC/DCコンバータ80
は、冷陰極管84を点灯させるためのものであり、調光
信号に応じて電圧値が変化する直流電圧をインバータ8
2に供給する。インバータ82は、DC/DCコンバー
タ80から印加される直流電圧を所定周波数の交流電圧
に変換し、この変換された交流電圧によって冷陰極管8
4の点灯が行われる。この冷陰極管84は、LCD(液
晶表示板)86の裏側あるいは横側に配置されて、LC
D86に透過光を供給するためのものである。DC/D
Cコンバータ80から出力される直流電圧の電圧値を変
化させることにより、冷陰極管84の輝度調整を行って
おり、利用者が見やすい任意の明るさに調整することが
可能となる。
は、冷陰極管84を点灯させるためのものであり、調光
信号に応じて電圧値が変化する直流電圧をインバータ8
2に供給する。インバータ82は、DC/DCコンバー
タ80から印加される直流電圧を所定周波数の交流電圧
に変換し、この変換された交流電圧によって冷陰極管8
4の点灯が行われる。この冷陰極管84は、LCD(液
晶表示板)86の裏側あるいは横側に配置されて、LC
D86に透過光を供給するためのものである。DC/D
Cコンバータ80から出力される直流電圧の電圧値を変
化させることにより、冷陰極管84の輝度調整を行って
おり、利用者が見やすい任意の明るさに調整することが
可能となる。
【0007】図6は、DC/DCコンバータ80及びイ
ンバータ82の詳細な構成図である。
ンバータ82の詳細な構成図である。
【0008】調光用のDC/DCコンバータ80は、パ
ワートランジスタ100,電源用制御IC102,コン
デンサ104,ダイオード106及びチョークコイル1
08を含んで構成されている。電源用制御IC102
は、パワートランジスタ100のベースに接続されてお
り、調光信号に応じてパワートランジスタ100をチョ
ッパー制御する。これにより、パワートランジスタ10
0のエミッタに直列接続されたチョークコイル108を
介して、電圧値が可変的な直流電圧が得られる。
ワートランジスタ100,電源用制御IC102,コン
デンサ104,ダイオード106及びチョークコイル1
08を含んで構成されている。電源用制御IC102
は、パワートランジスタ100のベースに接続されてお
り、調光信号に応じてパワートランジスタ100をチョ
ッパー制御する。これにより、パワートランジスタ10
0のエミッタに直列接続されたチョークコイル108を
介して、電圧値が可変的な直流電圧が得られる。
【0009】インバータ82は、2つのパワートランジ
スタ110及び112,トランス114,抵抗器11
6,118,コンデンサ120,122を含んで構成さ
れている。トランス114は、センタータップTを有す
る一次巻線P及び2つの二次巻線S1,S2を有してお
り、DC/DCコンバータ80から供給される直流電圧
が一次巻線PのセンタータップTに入力される。一次巻
線Pの一方端はパワートランジスタ110のコレクタ−
エミッタ間を介して接地されており、他方端はパワート
ランジスタ112のコレクタ−エミッタ間を介して接地
されている。また、二次巻線S2の両端が2つのパワー
トランジスタ110,112の各ベースに接続されてお
り、この二次巻線S2に誘起される電圧によって2つの
トランジスタ110,112が選択的に動作するように
なっている。しかもこの二次巻線S2の方向を調整する
ことにより、一方のトランジスタが動作しているときに
は、他方のトランジスタを停止させるような電圧が二次
巻線S2に誘起されるようになっている。従って、2つ
のパワートランジスタ110,112が交互に動作し
て、一次巻線Pには所定間隔で逆方向の電流が流れ、二
次巻線S1から所定周波数の交流電圧を取り出すことが
できるようになっている。この交流電圧によって冷陰極
間84を点灯する。
スタ110及び112,トランス114,抵抗器11
6,118,コンデンサ120,122を含んで構成さ
れている。トランス114は、センタータップTを有す
る一次巻線P及び2つの二次巻線S1,S2を有してお
り、DC/DCコンバータ80から供給される直流電圧
が一次巻線PのセンタータップTに入力される。一次巻
線Pの一方端はパワートランジスタ110のコレクタ−
エミッタ間を介して接地されており、他方端はパワート
ランジスタ112のコレクタ−エミッタ間を介して接地
されている。また、二次巻線S2の両端が2つのパワー
トランジスタ110,112の各ベースに接続されてお
り、この二次巻線S2に誘起される電圧によって2つの
トランジスタ110,112が選択的に動作するように
なっている。しかもこの二次巻線S2の方向を調整する
ことにより、一方のトランジスタが動作しているときに
は、他方のトランジスタを停止させるような電圧が二次
巻線S2に誘起されるようになっている。従って、2つ
のパワートランジスタ110,112が交互に動作し
て、一次巻線Pには所定間隔で逆方向の電流が流れ、二
次巻線S1から所定周波数の交流電圧を取り出すことが
できるようになっている。この交流電圧によって冷陰極
間84を点灯する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のO
A機器では、バックライト用の冷陰極管84の輝度調整
を行うために、通常の固定電圧を出力するための本来の
DC/DCコンバータ90の他に、調光信号の指示に従
い出力電圧を任意に変えることができる調光制御用DC
/DCコンバータ80が必要であり、部品点数が多くな
るという問題があった。特に、調光制御用DC/DCコ
ンバータ80に含まれるトランジスタ100及びフライ
ホイル用のダイオード106は、冷陰極管84の動作電
流を直接流すため、パワー素子で構成する必要があり、
高価な素子を使用していた。また、パワー素子であるた
め、素子自体の形状が大きく、そのため小型化が難しい
という問題があった。
A機器では、バックライト用の冷陰極管84の輝度調整
を行うために、通常の固定電圧を出力するための本来の
DC/DCコンバータ90の他に、調光信号の指示に従
い出力電圧を任意に変えることができる調光制御用DC
/DCコンバータ80が必要であり、部品点数が多くな
るという問題があった。特に、調光制御用DC/DCコ
ンバータ80に含まれるトランジスタ100及びフライ
ホイル用のダイオード106は、冷陰極管84の動作電
流を直接流すため、パワー素子で構成する必要があり、
高価な素子を使用していた。また、パワー素子であるた
め、素子自体の形状が大きく、そのため小型化が難しい
という問題があった。
【0011】そこで、本発明の目的とするところは、部
品点数を減らすとともに、安価で小型化が容易なバック
ライトの輝度調整回路を提供することにある。
品点数を減らすとともに、安価で小型化が容易なバック
ライトの輝度調整回路を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のバックライトの輝度調整回路は、電圧
値が固定の直流電圧を、所定周波数の交流電圧に変換す
るインバータと、インバータから出力される交流電圧に
よって点灯されるバックライトと、インバータに接続さ
れており、制御信号に応じてインバータによる変換動作
を停止及び再開するスイッチと、所定周期でインバータ
による変換動作の停止及び再開を繰り返す制御を行うよ
うスイッチに供給する制御信号を作成し、インバータに
よる変換動作の停止時間を制御することにより、バック
ライトの輝度調整を行う調光制御回路と、を備えること
を特徴とする。
ために、本発明のバックライトの輝度調整回路は、電圧
値が固定の直流電圧を、所定周波数の交流電圧に変換す
るインバータと、インバータから出力される交流電圧に
よって点灯されるバックライトと、インバータに接続さ
れており、制御信号に応じてインバータによる変換動作
を停止及び再開するスイッチと、所定周期でインバータ
による変換動作の停止及び再開を繰り返す制御を行うよ
うスイッチに供給する制御信号を作成し、インバータに
よる変換動作の停止時間を制御することにより、バック
ライトの輝度調整を行う調光制御回路と、を備えること
を特徴とする。
【0013】
【作用】インバータによって直流電圧を所定周波数の交
流電圧に変換し、この交流電圧をバックライトに印加す
ることによりバックライトを点灯する。このインバータ
にはインバータの変換動作を停止あるいは再開するため
のスイッチが接続されており、調光制御回路から出力さ
れる制御信号をこのスイッチに入力することにより、イ
ンバータの動作が周期的に停止及び再開を繰り返すよう
に制御する。従って、調光制御回路によってインバータ
の動作の停止時間を可変的に制御することにより、バッ
クライトの輝度調整が可能となる。
流電圧に変換し、この交流電圧をバックライトに印加す
ることによりバックライトを点灯する。このインバータ
にはインバータの変換動作を停止あるいは再開するため
のスイッチが接続されており、調光制御回路から出力さ
れる制御信号をこのスイッチに入力することにより、イ
ンバータの動作が周期的に停止及び再開を繰り返すよう
に制御する。従って、調光制御回路によってインバータ
の動作の停止時間を可変的に制御することにより、バッ
クライトの輝度調整が可能となる。
【0014】また、インバータの動作を制御することに
よりバックライトの輝度調整を行っているため、このイ
ンバータには電圧値が固定の直流電圧を印加すればよ
く、直流出力の電圧値が可変的な電源回路(例えば、従
来の調光制御用DC/DCコンバータ等)が不要となり
部品点数を減らすことができる。さらに、電源回路を減
らすことにより、これに使用されるパワー素子が不要と
なるため、安価で小型化が容易なバックライトの輝度調
整回路の実現が可能となる。
よりバックライトの輝度調整を行っているため、このイ
ンバータには電圧値が固定の直流電圧を印加すればよ
く、直流出力の電圧値が可変的な電源回路(例えば、従
来の調光制御用DC/DCコンバータ等)が不要となり
部品点数を減らすことができる。さらに、電源回路を減
らすことにより、これに使用されるパワー素子が不要と
なるため、安価で小型化が容易なバックライトの輝度調
整回路の実現が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明のバックライトの輝度調整
回路を適用したノート型のパーソナルコンピュータの構
成図である。バックライトとして冷陰極管を用い、電源
部分に着目した構成を示す。
回路を適用したノート型のパーソナルコンピュータの構
成図である。バックライトとして冷陰極管を用い、電源
部分に着目した構成を示す。
【0017】DC/DCコンバータ10は、ダイオード
12を介してバッテリー14から印加される定電圧を数
種類の所定の電圧値の直流電圧に変換して、各構成部に
動作電源を供給する。DC/DCコンバータ10にはパ
ソコン本体16及びディスクドライブ装置18が接続さ
れており、パソコン本体16には+5Vの動作電源を、
ディスクドライブ装置18には+12Vの動作電源をそ
れぞれ供給する。なお、このパソコン本体16は、CP
Uやメモリ等から構成されており、DC/DCコンバー
タ10から供給される+5Vの動作電源によってCPU
等が動作し、所定の演算や制御等の動作を行うようにな
っている。ディスクドライブ装置18は、パソコン本体
16の外部記憶装置として使用されるものであり、DC
/DCコンバータ10から供給される+12Vの動作電
源によって内蔵するモータが駆動され、ディスクへのア
クセスを行うようになっている。
12を介してバッテリー14から印加される定電圧を数
種類の所定の電圧値の直流電圧に変換して、各構成部に
動作電源を供給する。DC/DCコンバータ10にはパ
ソコン本体16及びディスクドライブ装置18が接続さ
れており、パソコン本体16には+5Vの動作電源を、
ディスクドライブ装置18には+12Vの動作電源をそ
れぞれ供給する。なお、このパソコン本体16は、CP
Uやメモリ等から構成されており、DC/DCコンバー
タ10から供給される+5Vの動作電源によってCPU
等が動作し、所定の演算や制御等の動作を行うようにな
っている。ディスクドライブ装置18は、パソコン本体
16の外部記憶装置として使用されるものであり、DC
/DCコンバータ10から供給される+12Vの動作電
源によって内蔵するモータが駆動され、ディスクへのア
クセスを行うようになっている。
【0018】また、DC/DCコンバータ10には、自
励式共振インバータ20及び調光制御回路22が接続さ
れている。自励式共振インバータ20は、DC/DCコ
ンバータ10から印加される直流電圧(電圧値は固定)
を所定周波数の交流電圧に変換するためのものである。
例えば35KHzの交流に変換する。
励式共振インバータ20及び調光制御回路22が接続さ
れている。自励式共振インバータ20は、DC/DCコ
ンバータ10から印加される直流電圧(電圧値は固定)
を所定周波数の交流電圧に変換するためのものである。
例えば35KHzの交流に変換する。
【0019】調光制御回路22は、自励式共振インバー
タ20の動作を停止あるいは再開する制御信号を送るた
めのものであり、この調光制御回路22の制御によって
自励式共振インバータ20の変換動作が所定周期で停止
あるいは再開を繰り返す。また、この調光制御回路22
には調光信号が入力されており、この調光信号に応じて
自励式共振インバータ20の停止時間と動作時間との割
合を変えるようになっている。例えば、本実施例のパー
ソナルコンピュータに備わっている可変抵抗器(後述す
る)を操作者が操作したときに、この可変抵抗器の抵抗
値に応じた調光信号が作成され、調光制御回路22に供
給される。
タ20の動作を停止あるいは再開する制御信号を送るた
めのものであり、この調光制御回路22の制御によって
自励式共振インバータ20の変換動作が所定周期で停止
あるいは再開を繰り返す。また、この調光制御回路22
には調光信号が入力されており、この調光信号に応じて
自励式共振インバータ20の停止時間と動作時間との割
合を変えるようになっている。例えば、本実施例のパー
ソナルコンピュータに備わっている可変抵抗器(後述す
る)を操作者が操作したときに、この可変抵抗器の抵抗
値に応じた調光信号が作成され、調光制御回路22に供
給される。
【0020】バックライト24は、LCD26の裏側あ
るいは横側に配置されて、LCD26に透過光を供給す
るためのものである。自励式共振インバータ20から出
力される交流電圧を印加することにより、バックライト
24の点灯が行われている。また、自励式共振インバー
タ20の動作は、調光制御回路22の制御によって所定
周期で断続しており、動作時間と停止時間との割合を変
えることにより、バックライト24に供給する電力量を
連続的に任意に変化させて、バックライト24の輝度調
整を行うことができる。
るいは横側に配置されて、LCD26に透過光を供給す
るためのものである。自励式共振インバータ20から出
力される交流電圧を印加することにより、バックライト
24の点灯が行われている。また、自励式共振インバー
タ20の動作は、調光制御回路22の制御によって所定
周期で断続しており、動作時間と停止時間との割合を変
えることにより、バックライト24に供給する電力量を
連続的に任意に変化させて、バックライト24の輝度調
整を行うことができる。
【0021】図2は、図1に示した自励式共振インバー
タ20の詳細な構成を示す図である。
タ20の詳細な構成を示す図である。
【0022】自励式共振インバータ20は、トランス3
0,2つのパワートランジスタ32及び34,制御用ス
イッチングトランジスタ36,2つのコンデンサ38及
び40,2つの抵抗器42及び44,チョークコイル4
6を含んで構成されている。
0,2つのパワートランジスタ32及び34,制御用ス
イッチングトランジスタ36,2つのコンデンサ38及
び40,2つの抵抗器42及び44,チョークコイル4
6を含んで構成されている。
【0023】トランス30は、センタータップTを有す
る一次巻線P及び2つの二次巻線S1,S2を有してお
り、二次巻線S1にコンデンサ40を介してバックライ
ト24が接続される。また、一次巻線Pのセンタータッ
プTにはチョークコイル46を介してDC/DCコンバ
ータ10の出力端子が接続されており、DC/DCコン
バータ10から出力される直流電圧がこのセンタータッ
プTに印加される。
る一次巻線P及び2つの二次巻線S1,S2を有してお
り、二次巻線S1にコンデンサ40を介してバックライ
ト24が接続される。また、一次巻線Pのセンタータッ
プTにはチョークコイル46を介してDC/DCコンバ
ータ10の出力端子が接続されており、DC/DCコン
バータ10から出力される直流電圧がこのセンタータッ
プTに印加される。
【0024】また、一次巻線Pの両端にはコンデンサ3
8が並列接続されており、その一方端はパワートランジ
スタ32のコレクタ−エミッタ間を介して接地されてお
り、他方端はパワートランジスタ34のコレクタ−エミ
ッタ間を介して接地されている。従って、2つのパワー
トランジスタ32,34を選択的に交互にオン状態にす
ることにより、一次巻線PのセンタータップTに供給さ
れる直流電流は、一次巻線P内を流れる方向が周期的に
反転する。これにより、二次巻線S1には所定周波数
(例えば35KHz)の交流電圧が現れて、バックライト
24が点灯される。
8が並列接続されており、その一方端はパワートランジ
スタ32のコレクタ−エミッタ間を介して接地されてお
り、他方端はパワートランジスタ34のコレクタ−エミ
ッタ間を介して接地されている。従って、2つのパワー
トランジスタ32,34を選択的に交互にオン状態にす
ることにより、一次巻線PのセンタータップTに供給さ
れる直流電流は、一次巻線P内を流れる方向が周期的に
反転する。これにより、二次巻線S1には所定周波数
(例えば35KHz)の交流電圧が現れて、バックライト
24が点灯される。
【0025】また、二次巻線S2の一方端はパワートラ
ンジスタ32のベースに接続されているとともに、抵抗
器42及びスイッチングトランジスタ36のコレクタ−
エミッタ間を介してDC/DCコンバータ10の出力端
に接続されている。二次巻線S2の他方端はパワートラ
ンジスタ34のベースに接続されているとともに、抵抗
器44及びスイッチングトランジスタ36のコレクタ−
エミッタ間を介してDC/DCコンバータの出力端に接
続されている。二次巻線S2の両端をパワートランジス
タ32,34のそれぞれのベースに接続することによ
り、一方のパワートランジスタがオン状態となって一次
巻線Pに一方向の電流が流れたときに、他方のパワート
ランジスタがオフ状態になるようになっている。従っ
て、交互に2つのパワートランジスタ32,34がオン
状態となり、二次巻線S1には上述した交流電圧が発生
するようになっている。
ンジスタ32のベースに接続されているとともに、抵抗
器42及びスイッチングトランジスタ36のコレクタ−
エミッタ間を介してDC/DCコンバータ10の出力端
に接続されている。二次巻線S2の他方端はパワートラ
ンジスタ34のベースに接続されているとともに、抵抗
器44及びスイッチングトランジスタ36のコレクタ−
エミッタ間を介してDC/DCコンバータの出力端に接
続されている。二次巻線S2の両端をパワートランジス
タ32,34のそれぞれのベースに接続することによ
り、一方のパワートランジスタがオン状態となって一次
巻線Pに一方向の電流が流れたときに、他方のパワート
ランジスタがオフ状態になるようになっている。従っ
て、交互に2つのパワートランジスタ32,34がオン
状態となり、二次巻線S1には上述した交流電圧が発生
するようになっている。
【0026】スイッチングトランジスタ36は、自励式
共振インバータ20の動作を停止あるいは再開するため
のスイッチとして機能しており、オフ状態のときに動作
を停止させ、オン状態になると動作が再開される。本実
施例では、pnp型のトランジスタを使用しており、ベ
ースに接続されている調光制御回路22の出力端を低電
位とすることにより、スイッチングトランジスタ36を
オン状態とすることができる。
共振インバータ20の動作を停止あるいは再開するため
のスイッチとして機能しており、オフ状態のときに動作
を停止させ、オン状態になると動作が再開される。本実
施例では、pnp型のトランジスタを使用しており、ベ
ースに接続されている調光制御回路22の出力端を低電
位とすることにより、スイッチングトランジスタ36を
オン状態とすることができる。
【0027】図3は、図1及び図2に示した調光制御回
路22の詳細な構成を示す図である。
路22の詳細な構成を示す図である。
【0028】調光制御回路22は、三角波出力信号を生
成する三角波生成回路50と、この三角波出力信号と所
定の閾値とを比較することにより、自励式共振インバー
タ20内のスイッチングトランジスタ36のベースに入
力する制御信号を生成する制御信号生成回路70とによ
り構成されている。
成する三角波生成回路50と、この三角波出力信号と所
定の閾値とを比較することにより、自励式共振インバー
タ20内のスイッチングトランジスタ36のベースに入
力する制御信号を生成する制御信号生成回路70とによ
り構成されている。
【0029】三角波生成回路50は、比較器52,抵抗
器54,56,58,62,66,コンデンサ60,ダ
イオード64から構成されている。比較器52の非反転
入力端子は、抵抗器54を介してDC/DCコンバータ
10の出力端に接続されているとともに抵抗器56を介
して接地されており、2つの抵抗器54及び56による
分圧がこの非反転入力端子に入力される。比較器52の
反転入力端子は、抵抗器58を介してDC/DCコンバ
ータ10の出力端に接続されているとともに、コンデン
サ60を介して接地されている。また、比較器52の出
力端子は、ダイオード64(出力端子がカソードに対応
している)及び抵抗器62の直列回路を介して反転入力
端子に接続されているとともに、抵抗器66を介して非
反転入力端子に接続されている。
器54,56,58,62,66,コンデンサ60,ダ
イオード64から構成されている。比較器52の非反転
入力端子は、抵抗器54を介してDC/DCコンバータ
10の出力端に接続されているとともに抵抗器56を介
して接地されており、2つの抵抗器54及び56による
分圧がこの非反転入力端子に入力される。比較器52の
反転入力端子は、抵抗器58を介してDC/DCコンバ
ータ10の出力端に接続されているとともに、コンデン
サ60を介して接地されている。また、比較器52の出
力端子は、ダイオード64(出力端子がカソードに対応
している)及び抵抗器62の直列回路を介して反転入力
端子に接続されているとともに、抵抗器66を介して非
反転入力端子に接続されている。
【0030】このような構成を有する三角波生成回路5
0は、反転入力端子に接続されたコンデンサ60が充放
電を繰り返すことにより、三角波信号を生成して出力し
て制御信号生成回路70に供給している。
0は、反転入力端子に接続されたコンデンサ60が充放
電を繰り返すことにより、三角波信号を生成して出力し
て制御信号生成回路70に供給している。
【0031】制御信号生成回路70は、比較器72,抵
抗器74,76,78から構成されている。比較器72
の反転入力端子には上述した三角波生成回路50から供
給される三角波信号が入力されている。また、非反転入
力端子は、抵抗器74を介してDC/DCコンバータ1
0の出力端に接続されているとともに、抵抗器76及び
78の直列回路を介して接地されており、3つの抵抗器
74,76,78による分圧が閾値としてこの非反転入
力端子に入力される。比較器72は、2つの入力端子の
電位の大小を比較し、この大小に応じた信号を制御信号
として出力する。具体的には、非反転入力端子に入力さ
れる電位が反転入力端子に入力される電位より大きいと
きに、出力端子から高電位の信号を出力し、他の場合は
低電位の信号を出力する。
抗器74,76,78から構成されている。比較器72
の反転入力端子には上述した三角波生成回路50から供
給される三角波信号が入力されている。また、非反転入
力端子は、抵抗器74を介してDC/DCコンバータ1
0の出力端に接続されているとともに、抵抗器76及び
78の直列回路を介して接地されており、3つの抵抗器
74,76,78による分圧が閾値としてこの非反転入
力端子に入力される。比較器72は、2つの入力端子の
電位の大小を比較し、この大小に応じた信号を制御信号
として出力する。具体的には、非反転入力端子に入力さ
れる電位が反転入力端子に入力される電位より大きいと
きに、出力端子から高電位の信号を出力し、他の場合は
低電位の信号を出力する。
【0032】また、制御信号生成回路70内の2つの抵
抗器76,78には、外部に設けられた可変抵抗器68
が接続されている。この可変抵抗器68の抵抗値を変え
ることにより、比較器72の非反転入力端子に入力され
る分圧の値が変化し、比較器72の閾値を任意に変化さ
せることができる。例えば、この可変抵抗器68はLC
D26横に設けられており、操作者が自由に操作できる
ようになっている。
抗器76,78には、外部に設けられた可変抵抗器68
が接続されている。この可変抵抗器68の抵抗値を変え
ることにより、比較器72の非反転入力端子に入力され
る分圧の値が変化し、比較器72の閾値を任意に変化さ
せることができる。例えば、この可変抵抗器68はLC
D26横に設けられており、操作者が自由に操作できる
ようになっている。
【0033】図4は、本実施例の各部の入出力波形の説
明図である。
明図である。
【0034】同図(A)は、自励式共振インバータ20
内のスイッチングトランジスタ36を常時オン状態とし
た場合の自励式共振インバータ20の出力波形である。
一定周波数の交流電圧によって冷陰極管26が点灯され
る場合を示している。
内のスイッチングトランジスタ36を常時オン状態とし
た場合の自励式共振インバータ20の出力波形である。
一定周波数の交流電圧によって冷陰極管26が点灯され
る場合を示している。
【0035】同図(B)は、調光制御回路22内の制御
信号生成回路70の比較器72に入力される2つの信号
波形であり、三角波生成回路50から反転入力端子(−
端子)に入力される三角波信号と、抵抗器74等によっ
て分圧されて非反転入力端子(+端子)に入力される一
定の閾値レベルを示したものである。この三角波信号の
周波数としては、例えば120Hzのものを用いている。
信号生成回路70の比較器72に入力される2つの信号
波形であり、三角波生成回路50から反転入力端子(−
端子)に入力される三角波信号と、抵抗器74等によっ
て分圧されて非反転入力端子(+端子)に入力される一
定の閾値レベルを示したものである。この三角波信号の
周波数としては、例えば120Hzのものを用いている。
【0036】同図(C)は、この比較器72の出力波形
であり、同図(B)に示した2つの入力波形を比較し、
三角波信号の電位の方が低い場合には出力波形を高電位
レベルに、高い場合には出力波形を低電位レベルに保
つ。従って、可変抵抗器68を操作することによって比
較器72の非反転入力端子に入力する閾値レベルを変化
させることにより、比較器72の出力波形の高電位レベ
ルと低電位レベルの割合を任意に変えることができる。
であり、同図(B)に示した2つの入力波形を比較し、
三角波信号の電位の方が低い場合には出力波形を高電位
レベルに、高い場合には出力波形を低電位レベルに保
つ。従って、可変抵抗器68を操作することによって比
較器72の非反転入力端子に入力する閾値レベルを変化
させることにより、比較器72の出力波形の高電位レベ
ルと低電位レベルの割合を任意に変えることができる。
【0037】同図(D)は、比較器72の出力によって
制御されるスイッチングトランジスタ36の動作状態を
示しており、比較器72の出力波形が低電位レベルにな
ったときにスイッチングトランジスタ36の動作がオン
状態になる。同図(C)に示したように、比較器72の
出力波形は高電位レベルと低電位レベルとが周期的に現
れるため、スイッチングトランジスタ36も周期的にオ
ン状態とオフ状態を繰り返す。従って、自励的共振イン
バータ20はこのオン状態のときのみ動作し、オフ状態
のときは動作を停止する。
制御されるスイッチングトランジスタ36の動作状態を
示しており、比較器72の出力波形が低電位レベルにな
ったときにスイッチングトランジスタ36の動作がオン
状態になる。同図(C)に示したように、比較器72の
出力波形は高電位レベルと低電位レベルとが周期的に現
れるため、スイッチングトランジスタ36も周期的にオ
ン状態とオフ状態を繰り返す。従って、自励的共振イン
バータ20はこのオン状態のときのみ動作し、オフ状態
のときは動作を停止する。
【0038】同図(E)は、このように自励式共振イン
バータ20の動作が断続した場合のインバータ20の出
力波形を示している。スイッチングトランジスタ36が
オン状態のときだけ35KHzの交流電圧が現れる。
バータ20の動作が断続した場合のインバータ20の出
力波形を示している。スイッチングトランジスタ36が
オン状態のときだけ35KHzの交流電圧が現れる。
【0039】従って、可変抵抗器68を操作することに
より、このスイッチングトランジスタ36のオン状態の
割合を変えることができ、その結果自励式共振インバー
タ20から冷陰極管24に供給される電力量も変化する
ことになり、連続的に冷陰極管24の輝度調整を行うこ
とが可能となる。
より、このスイッチングトランジスタ36のオン状態の
割合を変えることができ、その結果自励式共振インバー
タ20から冷陰極管24に供給される電力量も変化する
ことになり、連続的に冷陰極管24の輝度調整を行うこ
とが可能となる。
【0040】ところで、スイッチングトランジスタ36
がオフ状態になっている間、冷陰極管24は消灯してい
るが、点灯消灯の繰返し周波数がある値以上であれば目
の残像現象により、連続的に点灯しているように見え
る。実際に実験してみると、オフ状態の周期、即ち三角
波生成回路50で生成する三角波信号の周波数を50Hz
以上とすれば、LCD26の画面のちらつきもなく良質
な照明が得られることがわかっている。
がオフ状態になっている間、冷陰極管24は消灯してい
るが、点灯消灯の繰返し周波数がある値以上であれば目
の残像現象により、連続的に点灯しているように見え
る。実際に実験してみると、オフ状態の周期、即ち三角
波生成回路50で生成する三角波信号の周波数を50Hz
以上とすれば、LCD26の画面のちらつきもなく良質
な照明が得られることがわかっている。
【0041】このように、本実施例によれば、自励式共
振インバータ20の動作を周期的に停止することにより
冷陰極管24の輝度調整を行っており、DC/DCコン
バータ10からこの自励式共振インバータ20に印加す
る直流電圧の電圧値を一定とすることができるので、特
に輝度調整用にDC/DCコンバータを備える必要がな
く、部品点数を減らすことができる。
振インバータ20の動作を周期的に停止することにより
冷陰極管24の輝度調整を行っており、DC/DCコン
バータ10からこの自励式共振インバータ20に印加す
る直流電圧の電圧値を一定とすることができるので、特
に輝度調整用にDC/DCコンバータを備える必要がな
く、部品点数を減らすことができる。
【0042】これにより、図6に示した従来例で用いて
いたトランジスタ100及びダイオード106等のパワ
ー素子を使用せずにすむため、安価でしかも小型化が容
易となる。特に、本実施例のために追加したスイッチン
グトランジスタ36等その他の構成部品は小信号用であ
り、低コストでしかも小型であり、パワー素子を省くこ
とによる低コスト化及び小型化の効果は大きい。
いたトランジスタ100及びダイオード106等のパワ
ー素子を使用せずにすむため、安価でしかも小型化が容
易となる。特に、本実施例のために追加したスイッチン
グトランジスタ36等その他の構成部品は小信号用であ
り、低コストでしかも小型であり、パワー素子を省くこ
とによる低コスト化及び小型化の効果は大きい。
【0043】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
のではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が
可能である。
【0044】例えば、上述した実施例ではトランス30
を用いた自励式共振インバータ20によって直流を交流
に変換する場合を示したが、トランス30を用いずにサ
イリスタ等を用いて直接交流に変換する場合、他励式イ
ンバータを用いる場合等本方式には限られない。
を用いた自励式共振インバータ20によって直流を交流
に変換する場合を示したが、トランス30を用いずにサ
イリスタ等を用いて直接交流に変換する場合、他励式イ
ンバータを用いる場合等本方式には限られない。
【0045】また、本実施例では、チョークコイル46
と抵抗器42,44の間にスイッチングトランジスタ3
6を挿入したが、インバータ20の動作を停止すること
ができる場所であればどこでもよい。例えば、トランス
30の二次巻線S2とトランジスタ32,34の間に挿
入してもよい。
と抵抗器42,44の間にスイッチングトランジスタ3
6を挿入したが、インバータ20の動作を停止すること
ができる場所であればどこでもよい。例えば、トランス
30の二次巻線S2とトランジスタ32,34の間に挿
入してもよい。
【0046】また、本実施例では、パーソナルコンピュ
ータに本発明を適用した場合を説明したが、冷陰極管等
のバックライトを用いる電子機器であれば何でもよい。
例えば、家庭電化製品にバックライト付き液晶表示板を
用いる場合や、携帯用ゲーム機に用いる場合等、電子機
器の種類を限定するものではない。
ータに本発明を適用した場合を説明したが、冷陰極管等
のバックライトを用いる電子機器であれば何でもよい。
例えば、家庭電化製品にバックライト付き液晶表示板を
用いる場合や、携帯用ゲーム機に用いる場合等、電子機
器の種類を限定するものではない。
【0047】さらに、本実施例では、電源回路としてバ
ッテリー14とDC/DCコンバータ10を組み合わせ
て使用する場合について説明したが、家庭用の交流電源
を整流して電圧値が一定の直流電圧を得る場合であって
もよい。従って、卓上型のコンピュータ等に用いること
もできる。
ッテリー14とDC/DCコンバータ10を組み合わせ
て使用する場合について説明したが、家庭用の交流電源
を整流して電圧値が一定の直流電圧を得る場合であって
もよい。従って、卓上型のコンピュータ等に用いること
もできる。
【0048】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、調光
制御回路によってインバータの動作の周期的な停止時間
長を可変的に制御することにより、バックライトの輝度
調整が可能となり、しかも、インバータの動作を制御す
ることによりバックライトの輝度調整を行っているた
め、このインバータには電圧値が固定の直流電圧を印加
すればよく、直流出力の電圧値が可変的な電源回路が不
要となり部品点数を減らすことができる。さらに、電源
回路を減らすことにより、これに使用されるパワー素子
が不要となるため、安価で小型化が容易なバックライト
の輝度調整回路の実現が可能となる。
制御回路によってインバータの動作の周期的な停止時間
長を可変的に制御することにより、バックライトの輝度
調整が可能となり、しかも、インバータの動作を制御す
ることによりバックライトの輝度調整を行っているた
め、このインバータには電圧値が固定の直流電圧を印加
すればよく、直流出力の電圧値が可変的な電源回路が不
要となり部品点数を減らすことができる。さらに、電源
回路を減らすことにより、これに使用されるパワー素子
が不要となるため、安価で小型化が容易なバックライト
の輝度調整回路の実現が可能となる。
【図1】本発明のバックライトの輝度調整回路を適用し
たノート型のパーソナルコンピュータの構成図である。
たノート型のパーソナルコンピュータの構成図である。
【図2】自励式共振インバータの詳細を構成を示す図で
ある。
ある。
【図3】調光制御回路の詳細な構成を示す図である。
【図4】本実施例の各部の入出力波形の説明図である。
【図5】従来のノート型のパーソナルコンピュータの構
成図である。
成図である。
【図6】従来の輝度調整用に用いられているDC/DC
コンバータ及びインバータの構成図である。
コンバータ及びインバータの構成図である。
10 DC/DCコンバータ 20 自励式共振インバータ 22 調光制御回路 24 冷陰極管 26 LCD(液晶表示板) 30 トランス 32,34 パワートランジスタ 36 スイッチングトランジスタ 50 三角波生成回路 70 制御信号生成回路
Claims (4)
- 【請求項1】 電圧値が固定の直流電圧を、所定周波数
の交流電圧に変換するインバータと、 前記インバータから出力される交流電圧によって点灯さ
れるバックライトと、 前記インバータに接続されており、制御信号に応じて前
記インバータによる変換動作を停止及び再開するスイッ
チと、 所定周期で前記インバータによる変換動作の停止及び再
開を繰り返す制御を行うよう前記スイッチに供給する前
記制御信号を作成し、前記インバータによる変換動作の
停止時間を制御することにより、前記バックライトの輝
度調整を行う調光制御回路と、 を備えることを特徴とするバックライトの輝度調整回
路。 - 【請求項2】 請求項1において、 電子回路内の電源回路としてDC/DCコンバータを含
み、このDC/DCコンバータから出力される直流電圧
を前記インバータに印加し、前記調光制御回路の制御に
よって前記バックライトの輝度調整を行うことを特徴と
するバックライトの輝度調整回路。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記バックライトは、冷陰極管であることを特徴とする
バックライトの輝度調整回路。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記スイッチは、スイッチング用トランジスタを用いて
構成されていることを特徴とするバックライトの輝度調
整回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2893692A JPH05198384A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | バックライトの輝度調整回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2893692A JPH05198384A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | バックライトの輝度調整回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05198384A true JPH05198384A (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=12262293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2893692A Pending JPH05198384A (ja) | 1992-01-20 | 1992-01-20 | バックライトの輝度調整回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05198384A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002043088A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-02-08 | Advanced Display Inc | 放電灯の電流制御方法および放電灯点灯回路およびこの放電灯点灯回路を用いた液晶バックライト |
KR20030088684A (ko) * | 2002-05-14 | 2003-11-20 | (주)디앤디코퍼레이션 | 고휘도 엘씨디 모니터의 백라이트용 평면 램프 및 광고용냉음극 평면 램프 구동을 위한 인버터 회로 |
KR100527046B1 (ko) * | 2002-10-17 | 2005-11-09 | 주식회사 오닉스테크놀로지스 | Lcd 백라이트 인버터의 오픈 램프 방지 회로 |
CN100390619C (zh) * | 2004-06-30 | 2008-05-28 | Lg.菲利浦Lcd株式会社 | 液晶显示器件 |
KR100881500B1 (ko) * | 2003-05-23 | 2009-02-05 | 로무 가부시키가이샤 | 직류-교류 변환 장치, 및 교류 전력 공급 방법 |
US7724544B2 (en) | 2005-03-31 | 2010-05-25 | Eiichi Mori | AC power supply apparatus |
-
1992
- 1992-01-20 JP JP2893692A patent/JPH05198384A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002043088A (ja) * | 2000-07-19 | 2002-02-08 | Advanced Display Inc | 放電灯の電流制御方法および放電灯点灯回路およびこの放電灯点灯回路を用いた液晶バックライト |
KR20030088684A (ko) * | 2002-05-14 | 2003-11-20 | (주)디앤디코퍼레이션 | 고휘도 엘씨디 모니터의 백라이트용 평면 램프 및 광고용냉음극 평면 램프 구동을 위한 인버터 회로 |
KR100527046B1 (ko) * | 2002-10-17 | 2005-11-09 | 주식회사 오닉스테크놀로지스 | Lcd 백라이트 인버터의 오픈 램프 방지 회로 |
KR100881500B1 (ko) * | 2003-05-23 | 2009-02-05 | 로무 가부시키가이샤 | 직류-교류 변환 장치, 및 교류 전력 공급 방법 |
CN100390619C (zh) * | 2004-06-30 | 2008-05-28 | Lg.菲利浦Lcd株式会社 | 液晶显示器件 |
US7724544B2 (en) | 2005-03-31 | 2010-05-25 | Eiichi Mori | AC power supply apparatus |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021029 |