JPH05198374A - Elの封止構造 - Google Patents

Elの封止構造

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JPH05198374A
JPH05198374A JP4031574A JP3157492A JPH05198374A JP H05198374 A JPH05198374 A JP H05198374A JP 4031574 A JP4031574 A JP 4031574A JP 3157492 A JP3157492 A JP 3157492A JP H05198374 A JPH05198374 A JP H05198374A
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JP
Japan
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sealing
sealing film
film
light emitting
heat
Prior art date
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Pending
Application number
JP4031574A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Kuzushita
弘和 葛下
Takashi Nakanishi
隆史 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Cable Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Publication date
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Priority to JP4031574A priority Critical patent/JPH05198374A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2枚の封止フィルムにて封止を行う場合にお
いて非発光部面積を可及的に少なくし得るELの封止構
造を提供すること。 【構成】 EL素子本体1の発光側に位置する第1の封
止フィルム21にて、本体1の両端縁を当該フィルムの
折曲げにより被覆し、上記第1の封止フィルム21の裏
面側折曲げ部211,212において第2の封止フィル
ム22の両端部221,222と熱封着してなる。端縁
部には封止フィルム一枚分の厚みしか存在しないので、
非発光面積を縮小できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエレクトロルミネッセン
スランプ(以下EL)の防湿保護のために、EL素子本
体上に被覆される封止フィルムの封止構造に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】EL素子の発光層は湿分が侵入すると直
ちに劣化する性質があるので、防湿性に優れたフィルム
で素子全体を密封する必要がある。図6は従来の一般的
な封止構造を示しており、背面電極、高誘電率絶縁層、
発光層及び透明電極層などを有するEL素子本体1を、
例えばPCTFE等からなる2枚の封止フィルム2,2
間に挟み、該フィルム2,2の端部同士を熱封着してな
る構造である。20はかかる熱封着部を示している。
【0003】しかしながらELランプの用途によって
は、前記の熱封着部20、すなわち非発光部の存在が邪
魔になることが多々ある。すなわち、各種機器にELラ
ンプを組込む場合、該熱封着部20の分だけ余分に組込
みスペースを占有してしまうので、ELランプ組込み機
器の小形化を図る場合の障害となるからである。このよ
うな問題を解決すべく、実公昭60−22558号公報
には、図7に示すように2枚の封止フィルム2,2を端
部同士で熱封着した後、該熱封着部20をELの非発光
側に折曲げ、非発光面積を小さくした構造が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが上記封止構造
では、熱封着部20を裏面に折曲げた部分201は封止
フィルムが3層となるため厚肉となってしまい、逆に厚
み方向に余分な組込みスペースを占有してしまうという
問題がある。また、図4に示す従来例に比べて非発光面
積は小となるものの、EL素子本体1の端縁部において
上下の封止フィルムの重なり部202が存在するため、
若干の非発光部の発生は避けられない。さらに、一旦熱
封着した部分をさらに折曲げるのは非常に困難であると
いう問題もある。
【0005】
【発明の目的】従って本発明は、上記のような問題を解
消し、2枚の封止フィルムにて封止を行う場合において
非発光部面積を可及的に少なくし得るELの封止構造を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のELの封止構造
は、EL素子本体を2枚の防湿性のフィルムで密封被覆
するELの封止構造であって、前記EL素子本体の少な
くとも一端縁が第1の封止フィルムのEL素子発光側か
らその裏面側への折曲げにより被覆され、前記第1の封
止フィルムの裏面側折曲げ部において第2の封止フィル
ムと熱封着されていることを特徴とするものである。
【0007】
【作用】EL素子本体の少なくとも一端縁を1枚の封止
フィルムの折り曲げにより被覆することにより、該端縁
における非発光部分は封止フィルム1枚の厚さ分のみと
することができる。従って非発光面積を極めて少なくす
ることが可能となる。なお本発明とは別の手段として、
一枚の封止フィルムをEL素子本体に巻き付けて封止す
る手段も考えられるが、生産を行う場合フィルムを巻き
付けるという工程が本質的に困難であり、本発明のよう
に2枚のフィルムの貼り合わせ封止という形態が生産性
の点で有利である。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例を詳細に
説明する。図1は本発明の封止構造を有するELランプ
の一例を示す断面図である。図において、1はEL素子
本体を示し、アルミニウム箔等からなる背面電極11の
上に順次、チタン酸バリウム等を含有する高誘電率の絶
縁層12、有機バインダー中にZnS等の蛍光体粉末を
分散含有させた発光層13、ITO膜等からなる透明電
極層14、ナイロンフィルム等からなる捕水フィルム1
5などから構成されている。なお、該EL素子本体1の
発光側は透明電極層14側、すなわち図面上方側とな
る。
【0009】そして上記EL素子本体1は、PCTFE
(ポリクロロトリフルオロエチレン)等の防湿性に優れ
た透明樹脂材料からなる、第1の封止フィルム21及び
第2の封止フィルム22の2枚のフィルムにて密封封止
されている。EL素子本体1の発光側に位置する第1の
封止フィルム21は、EL素子本体1の両端縁を当該フ
ィルムの折曲げにより被覆しており、そのフィルムの折
曲げ部211,212がEL素子本体1の裏面側(非発
光側)に至っている。
【0010】一方EL素子本体1の裏面側に位置する第
2の封止フィルム22は、上記第1の封止フィルム21
の裏面側折曲げ部211,212に、その両端部22
1,222が重なり合うよう配置され、第1の封止フィ
ルム21と第2の封止フィルム22とが当該部分におい
て加熱加圧融着、或いは接着剤を介した加熱接着等の手
段により熱封着されている。なお、かかる熱封着をEL
素子本体1の発光側で行うと、フィルムの封着跡がEL
の発光状態に悪影響を与えるので不可である。
【0011】前記の第1の封止フィルム21の折曲げ部
211,212と、第2の封止フィルム22の両端部2
21,222との重なり長さは、1mm〜20mm程度、好
ましくは3mm〜15mm程度が適当である。重なり長さが
短すぎると十分な熱封着が行えず、長すぎるといたずら
にフィルム材を消費するので好ましくない。
【0012】図2は本発明の他の実施例を示しており、
EL素子本体1の一端縁部分のみに本発明の封止構造を
採用した例である。すなわち、EL素子本体1の一端縁
側において、第1の封止フィルム21を発光側から裏面
側へ折曲げ被覆して該折曲げ部211と第2の封止フィ
ルム22の端部221と熱封着し、他端縁側においては
通常の封止構造にて両フィルムの端部212,222同
士を熱封着したものである。
【0013】図3も他の実施例を示しており、図1に示
す実施例と相違する点は、EL素子本体1の裏面側の第
2の封止フィルム22の両端221,222を、第1の
封止フィルム21の折曲げ部211,212にて覆うよ
うに構成した点である。
【0014】本発明の封止構造を実現するための製造例
を図4に示している。本製造例は図1の実施例品の封止
を行う場合を示し、EL素子本体1上に第1の封止フィ
ルム21を発光側から両端縁を覆うように裏面側へ折り
曲げると共に、第2の封止フィルム22を裏面側に配置
し、これを成形治具の下型3と上型4との間の所定位置
にセットする。そして成型治具により熱を加えながら加
圧する熱プレスを行い、両封止フィルム21,22の重
なり部の封着及びフィルムとEL素子本体1との密着化
を図るものである。
【0015】ところで、単に上型4と下型3とで熱プレ
スを行うと、第1の封止フィルム21と第2の封止フィ
ルム22との重なり部が存在するので、該重なり部と他
の部部との肉厚の相違からプレス後にEL発光側の表面
に段差が表出したり、筋状の痕跡が残存したりする恐れ
がある。そこで本製造例では、下型3の上に封止フィル
ムとほぼ同等の厚さを有すると共に、第1の封止フィル
ム21のEL裏面側における折曲げ部211,212端
縁間距離よりもやや短い長さを有するスペーサ5を介
し、両フィルムの重なり部段差の影響を除去している。
【0016】上記の問題はこのように熱プレス時に工夫
を加えることにより解消できるが、図5に示すように封
止フィルムの形状に工夫を加えても解消できる。すなわ
ち、図5に示す例では、第2の封止フィルム22の本体
部を通常よりも厚肉とし、その両端に第1の封止フィル
ム21の折曲げ部211,212が収納可能な段差部2
23,224を形成したものである。かかる手段によっ
ても、フィルム重なり部の部分的厚肉化を回避すること
ができる。この例に限らず、例えば第1の封止フィルム
21の折曲げ部211,212に前記のような段差部を
形成しても勿論良い。
【0017】
【発明の効果】以上説明した通りの本発明のELの封止
構造によれば、EL素子本体の端縁部を一枚の封止フィ
ルムの折曲げにより被覆する構成であるので、ELの端
縁部には封止フィルム一枚分の厚みしか存在せず、EL
発光面における非発光面積を極めて少なくすることがで
きる。従って表示機器等に本発明の封止構造を有するE
Lを組込む場合、余分な組込みスペースを占有すること
はなく、前記表示機器の小形化を図ろうとする場合など
に極めて有利である等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の封止構造を有するELの一例を示す断
面図である。
【図2】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図4】本発明の封止構造を実現するための製造例を示
す説明図である。
【図5】本発明の他の実施例を示す断面図である。
【図6】一般的なELの封止構造を示す断面図である。
【図7】従来のELの封止構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1 EL素子本体 21 第1の封止フィルム 22 第2の封止フィルム 211,212 第1の封止フィルムの折曲げ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EL素子本体を2枚の防湿性のフィルム
    で密封被覆するELの封止構造であって、前記EL素子
    本体の少なくとも一端縁が第1の封止フィルムのEL素
    子発光側からその裏面側への折曲げにより被覆され、前
    記第1の封止フィルムの裏面側折曲げ部において第2の
    封止フィルムと熱封着されていることを特徴とするEL
    の封止構造。
JP4031574A 1992-01-21 1992-01-21 Elの封止構造 Pending JPH05198374A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4031574A JPH05198374A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 Elの封止構造

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JP4031574A JPH05198374A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 Elの封止構造

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JPH05198374A true JPH05198374A (ja) 1993-08-06

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ID=12334948

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JP4031574A Pending JPH05198374A (ja) 1992-01-21 1992-01-21 Elの封止構造

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JP (1) JPH05198374A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007233337A (ja) * 2006-02-02 2007-09-13 Seiko Epson Corp 電気泳動表示装置及び電子機器
JP2008107438A (ja) * 2006-10-24 2008-05-08 Casio Comput Co Ltd 表示装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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