JPH0519817U - 暖房機器の温度制御装置 - Google Patents

暖房機器の温度制御装置

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JPH0519817U
JPH0519817U JP6612791U JP6612791U JPH0519817U JP H0519817 U JPH0519817 U JP H0519817U JP 6612791 U JP6612791 U JP 6612791U JP 6612791 U JP6612791 U JP 6612791U JP H0519817 U JPH0519817 U JP H0519817U
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正敏 内田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本考案は、通電の立ち上がり時における温度が
オーバシュート及び温度ドロップすることなく安定した
状態に制御しようとするものである。 【構成】電気カーペット等の暖房機器の温度を検出する
温度センサ(4) と、この温度センサにより検出された暖
房機器の温度が予め設定された第1温度に達する時間を
測定し、この時間に応じて目標温度を補正する第1補正
回路(8,10)と、暖房機器の温度が補正された目標温度に
達する時間を測定し、この時間に応じて補正された目標
温度を目標温度に順次戻すまでの時間の長さを求めて目
標温度に順次変更する第2補正回路(9,10,11) とを備え
ている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気カーペット等の暖房機器の温度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、電気カーペットではカーペット本体にヒータ線を配線してカーペット 本体を加熱するが、この場合、ヒータへの通電初期時におけるカーペット本体温 度の立ち上がりを速くするために次のような技術が備えられている。例えば通電 時から所定期間だけ目標温度を一定の温度だけ増加等する補正を行い、これによ りカーペット本体の温度を速く目標温度に到達させる技術がある。又、他の技術 としては、カーペット本体の温度が目標温度に達するまで目標温度を増加等の補 正を行って速く目標温度に到達させるものがある。さらに他の技術としては室温 とカーペット本体の温度との差から通電開始時に目標温度の補正を行うかの判断 を行い、この判断により例えば通電時から所定期間だけ目標温度を増加等の補正 を行うものがある。
【0003】 しかしながら、上記各技術ではカーペット本体の保温状態が良くてカーペット 本体の温度が高かったり、又カーペットを通電してからカーペット本体の温度が 低下しないうちに再通電すると、カーペット本体の温度が目標温度よりも高くな る、つまり通電の立ち上がりにおいてカーペット本体の温度がオーバシュートす る。又、カーペット本体の温度が低下しないうちに再通電すると、この再通電時 に補正した目標温度が高くなり、カーペット本体の温度が高くなる。又、通電時 における温度補正が終了して目標温度に設定したときに、補正した目標温度と目 標温度とに差があってカーペット本体の温度が一時的にドロップすることがある 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
以上のように通電時における目標温度の補正が不適性であり、通電時における 立ち上がり温度が不安定となる。
【0005】 そこで本考案は、通電の立ち上がり時における温度がオーバシュート及び温度 ドロップすることなく安定した状態に制御できる温度制御装置を提供することを 目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、電気カーペット等の暖房機器の温度を検出する温度センサと、この 温度センサにより検出された暖房機器の温度が予め設定された第1温度に達する 時間を測定し、この時間に応じて目標温度を補正する第1補正回路と、暖房機器 の温度が補正された目標温度に達する時間を測定し、この時間に応じて補正され た目標温度を目標温度に順次戻すまでの時間の長さを求めて目標温度に順次変更 する第2補正回路とを備えて上記目的を達成しようとする暖房機器の温度制御装 置である。
【0007】
【作用】
このような手段を備えたことにより、第1補正回路は温度センサにより検出さ れた暖房機器の温度が予め設定された第1温度に達する時間を測定してこの時間 に応じて目標温度を補正し、第2補正回路は暖房機器の温度が補正された目標温 度に達する時間を測定し、この時間に応じて補正された目標温度を目標温度に順 次戻すまでの時間の長さを求めて目標温度に順次変更する。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例について図面を参照しながら説明する。
【0009】 図1は電気カーペットに適用した暖房機器の温度制御装置の構成図である。交 流電源1にはサイリスタ等のスイッチング素子2を介してヒータ線3が接続され ている。なお、ヒータ線3はカーペット本体に配置されている。このカーペット 本体には温度センサ4が配線されている。
【0010】 一方、目標温度設定回路5が設けられ、この目標温度設定回路5で設定された 目標温度Tmに応じた信号が加算器6を介して比較回路7に送られるようになっ ている。
【0011】 又、上記温度センサ4から出力される温度検出信号は第1タイマ回路8及び第 2タイマ回路9に送られている。これらタイマ回路8、9のうち第1タイマ回路 8は温度センサ4により検出されたカーペット本体の温度が予め設定された第1 温度T0 、例えば30℃に達する時間を測定してその時間t1 を温度補正回路1 0に送出する機能を有するものである。
【0012】 又、第2タイマ回路9はカーペット本体の温度が温度補正回路10により上記 時間t1 に基づいて補正された目標温度T(t1)に達する時間を測定してその時間 t2 を第3タイマ回路11に送出する機能を有している。
【0013】 この第3タイマ回路11は上記時間t2 を受け、この時間t2 に応じて補正さ れた目標温度T(t1)を目標温度Tmに順次変更する時間F(t2)を求めて温度補正 回路10に送出する機能を有している。
【0014】 この温度補正回路10は、第1タイマ回路8からカーペット本体の温度が第1 温度T0 に達する時間t1 を受け、この時間t1 に応じて目標温度Tmを増減す る補正信号を加算器6に送出する第1の機能、第3タイマ回路11から時間t2 を受け、この時間t2 に従って目標温度T(t1)を目標温度Tmに順次変更する補 正信号を加算器6に送出する第2の機能を有している。
【0015】 ここで、上記補正された目標温度T(t1)は次式により表される。 T(t1)=Tc +K1 ×t1 …(1) ここで、Tc は最低補正値、K1 は定数であって、一般にTc はほぼ2deg で あり、K1 はほぼ0.05[deg /分]である。
【0016】 又、上記目標温度T(t1)を目標温度Tmに順次変更する時間F(t2)は、時間t 2 に反比例した時間となる。つまり F(t2)=K2 /t2 …(2) として表される。ここで、K2 はほぼ 600[s2 ]である。 又、この時間F(t2)は直線近似して、 F(t2)=Tc0−K3 ×t2 …(3) としてもよい。但し、Tc0は定数でほぼ60、K3 はほぼ1,5 である。なお、時間 t2 により立上り時の傾斜を知ることにより急激な立上りでは温度センサ4の検 出温度とカーペット表面温度との温度差が大きくなるため、目標温度Tm に達す る時間が長くなる。このため、時間F(t2)は時間t2 に反比例した値となる。
【0017】 以上の構成により第1タイマ回路8及び温度補正回路10により第1補正回路 、つまり温度センサ4により検出されたカーペット本体の温度が予め設定された 第1温度T0 に達する時間を測定し、この時間t1 に応じて目標温度Tmを補正 する機能を有するものとなる。
【0018】 又、第2タイマ回路9、第3タイマ回路11及び温度補正回路10により第2 補正回路、つまりカーペット本体の温度が目標温度T(t1)に達する時間を測定し 、この時間t2 に応じて目標温度T(t1)を目標温度Tmに順次戻すまでの時間F (t2)を求めて目標温度F(t2)に順次変更する機能を有するものとなる。
【0019】 比較回路7は加算器7からの目標温度と温度センサ4からの温度検出信号とを 入力してこれに温度差に応じてスイッチング素子2をオン・オフ制御する機能を 有している。 次に上記の如く構成された装置の作用について図2に示す動作タイミング図を 参照して説明する。
【0020】 電源スイッチが投入され、交流電源1からスイッチング素子2を通してヒータ 線3に電力が供給されると、このとき温度センサ4はカーペット本体の温度を検 出してその温度検出信号を出力する。この温度検出信号は第1及び第2タイマ回 路8、9に共に送られる。
【0021】 このうち、第1タイマ回路8は温度センサ4からの温度検出信号を受け、カー ペット本体の温度と第1温度T0 とを比較してカーペット本体の温度が第1温度 T0 に達する時間を測定する。そして、第1タイマ回路8はこの測定した時間t 1 を温度補正回路10に送出する。この温度補正回路10は時間t1 を受けると 、この時間t1 に応じて目標温度Tmを増減する補正信号を加算器6に送出する 。この場合、補正信号は、上記第(1) 式に従ってカーペット本体の温度が所定温 度よりも高かったり室温が所定室温よりも高いと目標温度Tmを低下させるもの となり、又カーペット本体の温度が所定温度よりも低かったり室温が所定室温よ りも低いと目標温度Tmを上げるものとなる。
【0022】 しかして、目標温度設定回路5から出力された目標温度信号は加算器6におい て補正信号により補正された目標温度T(t1)の信号となって比較回路7に送られ る。この比較回路7は目標温度T(t1)の信号と温度センサ4からの温度検出信号 とを入力し、目標温度T(t1)とカーペット本体の温度との温度差に応じてスイッ チング素子2をオン・オフ制御する。これにより、カーペット本体の温度は目標 温度T(t1)に向かって上昇する。この結果、初期温度と安定温度との差やカーペ ットカバー等の熱容量の変化による補正不足、さらにはオーバシュートが低減さ れる。
【0023】 次に第2タイマ回路9は温度センサ4からの温度検出信号を受けてカーペット 本体の温度が目標温度T(t1)に達するまでの時間を測定し、その時間t2 を第3 タイマ回路11に送出する。この第3タイマ回路11は時間t2 を受け、この時 間t2 に応じて目標温度T(t1)を目標温度Tmに順次下げる時間F(t2)を上記第 (2) 式に基づいて求め、この時間F(t2)後に補正ゼロとなる補正信号を温度補正 回路10に送出する。これにより、目標温度T(t1)は時間F(t2)後に目標温度T mとなって比較回路7に送られる。
【0024】 この比較回路7は目標温度T(t1)から目標温度Tmに低下する信号と温度セン サ4からの温度検出信号とを入力し、時間F(t2)後に目標温度Tmとカーペット 本体の温度との温度差に応じてスイッチング素子2をオン・オフ制御する。以後 、カーペット本体の温度は目標温度Tm一定に制御される。
【0025】 このように上記一実施例においては、カーペット本体の温度が第1温度T0 に 達する時間t1 を測定し、この時間t1 に応じて目標温度Tmを増減して目標温 度T(t1)とし、カーペット本体の温度が目標温度T(t1)に達する時間t2 を測定 してこの時間t2 に応じて目標温度T(t1)を目標温度Tmに順次変更する時間F (t2)の長さを調整するようにしたので、カーペット本体の温度、つまりカーペッ ト本体の保温状態、放熱状態、室温の高低、カーペットカバーの使用による熱容 量の変化などに応じて通電時における目標温度Tmを補正でき、通電立ち上がり 時におけるカーペット本体温度のオーバシュートが発生しない。又、温度補正が 終了した後に温度ドロップすることなく安定した状態に制御できる。
【0026】 なお、本考案は上記一実施例に限定されるものでなくその要旨を変更しない範 囲で変形してもよい。例えば、目標温度設定回路5に設定される目標温度は最高 温度及び最低温度を設定してもよい。又、電気カーペットに限らず暖房畳み、電 気毛布、電気こたつなどにも適用できる。
【0027】
【考案の効果】
以上詳記したように本考案によれば、通電の立ち上がり時における温度がオー バシュート及び温度ドロップすることなく安定した状態に制御できる暖房機器の 温度制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係わる暖房機器の温度制御装置の一実
施例を示す構成図。
【図2】同装置の温度制御の作用を示す図。
【符号の説明】
2…スイッチング素子、3…ヒータ線、4…温度セン
サ、5…目標温度設定回路、6…加算器、7…比較回
路、8…第1タイマ回路、9…第2タイマ回路、10…
温度補正回路、11…第3タイマ回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気カーペット等の暖房機器の温度を検
    出する温度センサと、この温度センサにより検出された
    前記暖房機器の温度が予め設定された第1温度に達する
    時間を測定し、この時間に応じて目標温度を補正する第
    1補正回路と、前記暖房機器の温度が補正された前記目
    標温度に達する時間を測定し、この時間に応じて補正さ
    れた前記目標温度を前記目標温度に順次戻すまでの時間
    の長さを求めて前記目標温度に順次変更する第2補正回
    路とを具備したことを特徴とする暖房機器の温度制御装
    置。
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