JP3097879B2 - 液体燃料燃焼装置の制御回路 - Google Patents

液体燃料燃焼装置の制御回路

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JP3097879B2 JP04147775A JP14777592A JP3097879B2 JP 3097879 B2 JP3097879 B2 JP 3097879B2 JP 04147775 A JP04147775 A JP 04147775A JP 14777592 A JP14777592 A JP 14777592A JP 3097879 B2 JP3097879 B2 JP 3097879B2
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宏 富永
和春 石田
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株式会社日立ホームテック
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は液体燃料を気化させて燃
焼させる燃焼装置の制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の気化ブンゼン形液体燃料燃焼装置
では、液体燃料を気化させるためにシーズヒータで気化
部の加熱を行なっている。その際、シーズヒータへの商
用交流電力の投入のためにパワー制御のできるトライア
ックを用いるとともに、雑音が極力発生しないように種
々工夫を行なっている(実開昭62-18564号他)。
それら従来例において、シーズヒータへの商用交流電力
の投入に当たっては、マイクロコンピュータがサーミス
タ等の温度センサーを通じて気化部の温度を検出し、マ
イクロコンピュータ内に予めプログラムされたシーケン
スに従ってトライアックを制御し、シーズヒータへの通
電制御を行なっていた。
【0003】図1に従来の制御回路の一例を示したの
で、簡単に説明しておく。なお、この図1の回路構成は
制御手法の一部を除いて後述の我々の発明と共通であ
る。
【0004】この図1において、1は商用交流電源で、
2はシーズヒータであり、液体燃料を気化させるための
気化部(図示せず)の加熱用のものである。3はこのシ
ーズヒータ2への通電を制御するスイッチング素子のト
ライアックであり、4はトライアック3のスナッバー回
路、5は後述するマイクロコンピュータによって駆動さ
れて前述のトライアック3をトリガー制御するフォトト
ライアックカプラーである。6は前述したシーズヒータ
2によって加熱される気化部から供給される気化燃料を
燃焼させる燃焼部であり、詳述はしないが、これには燃
料ポンプや点火器のほか各種ファン等の補器類が含まれ
る。7は電源トランスで、8は前述商用交流電源1の交
流電圧を両波整流するととももにその両波整流された整
流電圧の値が所定の電圧を下回る時点でパルス信号を出
力する波形整形回路で、図示の通りダイオード9および
10、抵抗11〜15、およびコンパレータ16で構成
されている。17はブリッジダイオードで、18は平滑
用コンデンサ、19は定電圧ICである。20は抵抗2
1とサーミスタ22で構成された気化部温度検出回路で
ある。23は制御部を構成するマイクロコンピュータ
で、前述の波形整形回路8の信号と気化部温度検出回路
20の信号を入力し、演算その他情報処理を行なって制
御信号を出力するものである。24は燃焼装置の動作を
開始させる際に操作する運転スイッチで、25は前述し
たフォトトライアック5を駆動するためのトランジスタ
であり、26はフォトトライアック5のフォトダイオー
ドを保護するための電流制限用の抵抗である。
【0005】このように構成された制御回路の動作を説
明する。それは図4のフローチャートおよび図5のタイ
ミングチャートの通りである。
【0006】つまり、運転スイッチ24がオンされたと
きに気化部温度検出回路20で検出される温度が所定の
値より低く、従ってシーズヒータ2へ通電する必要があ
ると判断された場合は、マイクロコンピュータ23は商
用交流電源1(図5の(a))が両波整流された整流電圧
(図5の(b))の値が所定の電圧V1を下回る時点T1つ
まり波形整形回路8のパルス出力が立ち上がった時点
(図5の(c))を捉え、その時点から一定時間t1だけ
遅れた時点T2すなわち商用交流電源電圧がゼロボルト
V0に至ると推定される時点にトライアックトリガー信
号を出力し(図5の(d))、フォトトライアックカプラ
ー5を介してトライアック3をトリガーし、シーズヒー
タ2への電力投入を制御していた(図5の(e))。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、マイクロコン
ピュータ23によりトライアック3が制御されてオンす
る時点は必ずしも商用交流電源電圧のゼロボルトと一致
するとは限らず、特に交流ゼロボルトより時間t2だけ
遅れてオンした場合(図5の(e))にはオン電流が大き
くなってしまって雑音の発生が避けられなかった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するためになされたものであり、商用交流電源を両波
整流するとともにその両波整流された整流電圧の値が所
定の電圧を下回る時点およびその所定の電圧を上回る時
点の各時点についての信号を出力する波形整形回路と、
液体燃料の気化部を加熱するシーズヒータと、このシー
ズヒータへの電力供給量を制御するトライアックを用い
た電力制御部と、波形整形回路の出力信号を入力して上
述整流電圧の値が所定の電圧を下回る時点からその所定
の電圧を上回る時点までの所要時間を計測し、その計測
された時間の2分の1の時間を算出するとともに上述整
流電圧の値が所定の電圧を下回る時点から上述算出され
た所要時間の2分の1の時間が経過した時点でトライア
ックによる電力制御部の制御を行うマイクロコンピュー
タからなる制御回路を構成する。
【0009】
【作用】マイクロコンピュータは両波整流された整流電
圧の値が所定の電圧を下回る時点からその所定の電圧を
上回る時点までの所要時間を計測してその計測された時
間の2分の1の時間を算出し、整流電圧の値が所定の電
圧を下回る時点から上述算出された2分の1の時間が経
過した時点でトライアックへトリガー信号を出力してシ
ーズヒータへの通電を開始させるので、交流電圧のゼロ
ボルトでの通電開始の確度が飛躍的に高まり、回路構成
部品の定数のバラツキの影響を受けることが少なくな
り、雑音の発生が大幅に低減する。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を説明する。なお、燃
焼装置の回路構成は従来例の説明に用いた図1と同じで
あり、異なる点は波形整形回路8が商用交流電源を両波
整流してその整流電圧の値が所定の電圧を下回る時点お
よびその所定の電圧を上回る時点についての信号を出力
するほか、マイクロコンピュータが波形整形回路8の出
力信号を入力して上述整流電圧の値が所定の電圧を下回
る時点からその所定の電圧を上回る時点までの所要時間
を計測しその計測された時間の2分の1の時間を算出す
るとともに上述整流電圧の値が所定の電圧を下回る時点
から上述算出された2分の1の時間が経過した時点でト
ライアックによる電力制御部を制御するようにしてある
点である。
【0011】さて、本発明においては、図2および図3
のごとく、運転スイッチ24がオンされたときに気化部
温度検出回路20によって検出される温度が所定の値よ
り低く、従ってシーズヒータ2への通電が必要と判断さ
れた場合には、マイクロコンピュータ23は商用交流電
源1(図3の(a))が両波整流された整流電圧の値が所
定の電圧V1を下回る時点T1(図3の(b))つまり波形
整形回路8のパルス出力が立ち上がった時点とその所定
の電圧を上回る時点T3(図3の(b))つまり波形整形
回路8のパルス出力が立ち下がった時点を捉えるととも
にその時点T1から時点T3までの所要時間t3(図3の
(c))を計測し、かつ商用交流電源電圧がゼロボルトに
至ると推定される所要時間t3/2を演算する。そして
時点T1から時間t3/2が経過した時点T4にてトライ
アックトリガー信号を出力し(図3の(d))、フォトト
ライアックカプラー5を介してトライアック3をトリガ
ーし、シーズヒータ2への電力投入を制御する(図5の
(e))のである。
【0012】これにより、回路構成部品の定数のバラツ
キの影響を受けることなく、交流電圧のゼロボルトでの
通電開始の確度が飛躍的に高まり、雑音の発生が大幅に
低減する。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、回
路構成部品の定数のバラツキの影響を受けることなく、
シーズヒータ制御用トライアックのトリガー信号を商用
交流電源のゼロボルト時点で極めて高確度の下に出力す
ることができ、雑音の発生を大幅に低減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を含む制御回路の構成図である。
【図2】同じく本発明のフローチャートである。
【図3】同じく本発明のタイミングチャートである。
【図4】従来例のフローチャートである。
【図5】従来例のタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 商用交流電源 2 シーズヒータ 3 トライアック 8 波形整形回路 20 気化部温度検出回路 23 マイクロコンピュータ 24 運転スイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 商用電源(1)の交流電圧を両波整流す
    るとともにその両波整流された整流電圧の値が所定の電
    圧を下回る時点(T1)およびその所定の電圧を上回る
    時点(T3)についての信号を出力する波形整形回路
    (8)と、液体燃料の気化部を加熱するシーズヒータ
    (2)と、このシーズヒータへの通電電力量を制御する
    電力制御部(3)と、前記波形整形回路の出力信号を入
    力して前記整流電圧の値が所定の電圧を下回る時点から
    その所定の電圧を上回る時点までの時間(t3)を計測
    しその計測された時間(t3)の2分の1の時間(t3/
    2)を算出するとともに前記整流電圧が所定の電圧を下
    回る時点から前記2分の1の時間が経過した時点(T
    4)で前記電力制御部を制御するマイクロコンピュータ
    (23)とで構成したことを特徴とする液体燃料燃焼装
    置の制御回路。
  2. 【請求項2】 商用電源(1)の交流電圧を両波整流す
    るとともにその両波整流された整流電圧の値が所定の電
    圧を下回る時点(T1)に立上がりその所定の電圧を上
    回る時点(T3)に立下がるパルス信号を出力する波形
    整形回路(8)と、液体燃料の気化部を加熱するシーズ
    ヒータ(2)と、このシーズヒータへの通電電力量を制
    御する電力制御部(3)と、前記波形整形回路のパルス
    信号を入力してそのパルス信号の立上がりから立下がり
    までの時間(t3)を計測しその計測された時間(t3)
    の2分の1の時間(t3/2)を算出するとともに前記
    パルス信号の立上がり時点から前記2分の1の時間が経
    過した時点(T4)で前記電力制御部を制御するマイク
    ロコンピュータ(23)とで構成したことを特徴とする
    液体燃料燃焼装置の制御回路。
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