JPH05197408A - 数値制御装置 - Google Patents

数値制御装置

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JPH05197408A
JPH05197408A JP996992A JP996992A JPH05197408A JP H05197408 A JPH05197408 A JP H05197408A JP 996992 A JP996992 A JP 996992A JP 996992 A JP996992 A JP 996992A JP H05197408 A JPH05197408 A JP H05197408A
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JP
Japan
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program
time
software program
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JP996992A
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Inventor
Yasuaki Sugiura
康明 杉浦
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 システム全体を停止させずに機械の稼働効率
を向上させ、加工時間に影響する処理時間をチェックす
ることを可能とし、システム全体の停止時間を小さくし
て機械のダウンタイムを小さくする。 【構成】 ソフトウエアプログラムの動作異常を検出す
るバスエラー検知装置6と、バスエラー検知装置6によ
り動作異常を検出したときに異常時処理プログラムを起
動する異常処理プログラム起動手段10と、各ソフトウ
エアプログラム(プログラム解析処理手段7,機械制御
処理手段8,設定表示処理手段9)に対応して異常の種
類と異常時の処理を記憶する異常時処理メモリ5とを備
えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、工作機械やロボット
などを制御する数値制御装置に関し、特にソフトウエア
プログラム(以下、S/Wという)の異常処理を実行す
る数値制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】数値制御装置(NC装置)の機能処理と
しては、加工プログラムを解読する加工プログラム解析
処理と、機械を動作させてワークを加工する機械制御処
理と、オペレータのキーボード操作による入力データの
設定表示を行う設定表示処理とに大別される。各々の処
理はS/Wによって実現され、処理の重要度に応じて中
央演算処理装置(CPU)が時分割処理を実行してい
る。次の例は従来の数値制御装置における異常防止処理
の一例である。
【0003】特開昭56−31143号公報に開示され
た技術を図15を用いて説明する。メモリアレイ30に
記載されているデータには図16に示す暴走防止ビット
35が付加されている。また、マルチプレクサ32はノ
ーオペレーション(NOP)コード作成部31からの信
号か、メモリアレイ30からのメモリ出力データのいず
れか一方を選択してデータバスへ送る。ゲート33は暴
走防止ビット35をフェッチサイクル同期信号と同期さ
せて出力する。フリップフロップ34は、ゲート33か
ら出力を保持し、CPUへのエラー割り込み信号を出力
する。
【0004】次に、異常検知の例としてウォッチドグタ
イマの構造について図17を用いて説明する。1は中央
演算装置(CPU)である。設定装置3からのキーデー
タを設定表示処理手段9が表示データに加工して表示装
置2に表示する。4は加工プログラム4a、プログラム
解析処理手段7、機械制御処理手段8、設定表示処理手
段9を格納する記憶メモリである。7は加工プログラム
4aを解析するプログラム解析処理手段であり、8は機
械制御処理手段である。この2つの処理手段7,8によ
り加工されたデータが主軸11、モータ12、刃物13
に送られて機械を動作させる。17はタイマである。
【0005】次に、動作について説明すると、まず、メ
モリアレイ30中に記憶されているデータに暴走防止ビ
ット35を付加し、各命令のオペレーションコードの暴
走防止ビットには“1”を、その他のデータの暴走防止
ビットには“0”を書き込んでおく。なお、暴走防止ビ
ットの“1”或いは“0”の判断はアセンブラやコンパ
イラが行ってもよい。フェッチサイクル時にフェッチさ
れたコードがオペレーションコードでない場合は、暴走
防止ビットが“0”であるのでゲート33の出力はマル
チプレクサ32に対してメモリアレイ30からの入力を
インヒビットし、ノーオペレーションコード作成部31
が作ったNOPコードをメモリアレイ30の出力の代わ
りにデータバスに送るようにすると共に、更にフリップ
フロップ34をセットし、エラー割り込み信号をCPU
1に送る。これにより暴走しかけたプログラムの流れは
CPU1への割り込みとして防止される。
【0006】次に、従来のタイマによる異常処理の動作
について説明する。図18の上側に示すようにCPU1
はプログラム解析処理手段7、機械制御処理手段8、設
定表示処理手段9を処理の重要度に応じて時分割してい
る。しかし、機械制御処理手段8が永久ループ処理にな
ると図18の下側に示すように、プログラム解析処理手
段7、設定表示処理手段9は全く処理されなくなる。こ
の状態にあっては、システムとして正常に動作していな
いのでシステムを停止する必要がある。そこで、これを
防ぐためにタイマ17によりCPU1がチェックしてい
る一定時間以上システムがループするとシステムを停止
させていた。
【0007】数値制御装置特有の機能として上記のよう
に機械制御処理、加工プログラム解析処理、設定
表示処理がある。機械制御処理は機械の軸テーブル、
主軸、刃物等を制御してワークを切削するものである。
このため、機械制御処理中に異常が発生した場合は、機
械が誤動作することがあるため、ワークがだめになって
も必ずシステムを停止させなければならない。次に、
プログラム解析処理は加工プログラムを解読して軸テー
ブルの移動データ、主軸の回転数、刃物の種類等を機械
制御処理が使用できるデータに変換するものである。こ
のため、プログラム解析中に異常が発生した場合は、機
械を直接制御していないので、プログラム解析のみを停
止させて機械制御処理は動作させた方がよい。これは手
動による機械制御ができた方が刃物の待避、主軸の停止
ができ、ワークをだめにしなくてすむからである。ま
た、設定表示処理は加工プログラムを数値制御装置内
への書き込み、且つ、軸データの表示制御をしている。
このため、機械制御には直接関係なく、設定表示処理で
異常が発生した場合、システムを停止させる必要はな
い。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の数値制御装置に
おける異常処理に関しては、例えば、図15に示したよ
うに構成されているので、各プログラムで発生した異常
はNOP処理(無処理)として扱われ、CPUに対して
割り込みを発生させる。CPUの割り込み処理ではシス
テムを停止させることにより、S/Wの暴走を防止する
ことはできる。しかしながら、機械制御処理、プログラ
ム解析処理、設定表示処理に対して、異常の種類により
処理内容を分けることができない。このため、従来にお
いては、システムを停止させる必要のない場合にあって
も一律にシステムを停止させているので、機械の稼働効
率が悪いという問題点があった。
【0009】即ち、プログラム解析処理や設定表示処理
のように異常の種類により、システムを停止しなくても
よい場合があり、むしろ、このような場合加工処理中に
システムを停止させると、軸テーブル、主軸、刃物等の
制御が適切に実行できず、ワークをだめにする可能性が
あった。
【0010】また、従来技術にあっては、S/Wの永久
ループのように明らかに処理時間が長くなるようなS/
Wについてはチェックすることができた。ところが、各
S/WがCPUを時分割で利用しているようなリアルタ
イムシステムにおいては、S/Wの開始時刻から終了時
刻までの全ての時間が必ずしもそのS/Wの処理時間で
はないので、そのS/Wが正しい動作をしているか否か
を処理時間からチェックすることができないという問題
点があった。従って、このようなS/Wにおいては一瞬
であっても処理時間が一定値よりも長くなるような場合
はアラームを発生させる必要がある。
【0011】また、設定表示処理は各社特有の機能を実
現するため、各々の会社が独自のS/Wを作成する例が
増加し、これによる設定表示処理の異常も増加してい
る。この異常によりシステムが停止することにより上記
と同様の問題点が発生した。
【0012】また、従来技術にあっては、2つ以上のS
/Wが時分割で動作しているシステムにおいて、AのS
/WがBの処理結果が出力されるまでループして、Bの
S/WはAのS/Wが完了後に実行されるように、お互
いが待状態になる動作を検知することができないという
問題点もあった。但し、これは各S/Wを一度停止させ
て再度起動することにより、正常に動作させることがで
きる。
【0013】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、加工時間に影響する処理時間を
チェックすることを可能とし、システム全体の停止時間
を小さくして機械のダウンタイムを小さくし、システム
全体を停止させずに機械の稼働効率を向上させることが
できる数値制御装置を得ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明に係る数値制御
装置は、ソフトウエアプログラムの動作異常を検出する
異常検出手段と、前記異常検出手段により動作異常を検
出したときに異常時処理プログラムを起動する異常処理
プログラム起動手段と、各ソフトウエアプログラムに対
応して異常の種類と異常時の処理を記憶する異常時処理
記憶手段とを備えたものである。
【0015】また、前記異常検出手段は、各ソフトウエ
アプログラムの最大処理時間を記憶する最大処理時間記
憶手段と、各ソフトウエアプログラムの実行時間をカウ
ントする実行時間計測手段と、各ソフトウエアプログラ
ムの実行時間が最大処理時間をオーバしているか否かを
判断するオーバチェック手段とを備えることにより、ソ
フトウエアプログラムの動作異常を検出するものであ
る。
【0016】また、演算処理手段と、少なくとも1つの
ソフトウエアプログラムを記憶する記憶手段とを備えた
数値制御装置において、前記ソフトウエアプログラムの
動作異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段
により動作異常を検出したときに異常時処理プログラム
を起動する異常処理プログラム起動手段と、各ソフトウ
エアプログラムに対応して異常の種類と異常時の処理を
記憶する異常時処理記憶手段と、前記ソフトウエアプロ
グラムの1つに動作異常が発生したとき、異常が発生し
たソフトウエアプログラムのみ停止させ、その他のソフ
トウエアプログラムは停止させない部分停止手段とを備
えたものである。
【0017】また、演算処理手段と、少なくとも1つの
ソフトウエアプログラムを記憶する記憶手段を備えた数
値制御装置において、前記ソフトウエアプログラムの動
作異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段に
より動作異常を検出したときに異常時処理プログラムを
起動する異常処理プログラム起動手段と、各ソフトウエ
アプログラムに対応して異常の種類と異常時の処理を記
憶する異常時処理記憶手段と、前記ソフトウエアプログ
ラムの1つに動作異常が発生したとき、異常が発生した
ソフトウエアプログラムのみ停止させ、その他のソフト
ウエアプログラムは停止させない部分停止手段と、前記
異常が発生したプログラムを再度起動する再起動手段と
を備えたものである。
【0018】
【作用】この発明における異常処理プログラム起動手段
は、異常時処理メモリに記憶されている異常処理を起動
する。
【0019】この発明における実行時間のオーバチェッ
ク手段は、ソフトウエアプログラムの実行時間が最大処
理時間メモリの内容より長くないか否かをチェックす
る。
【0020】この発明における部分停止手段は、異常が
発生したS/Wを停止させる。
【0021】この発明における停止プログラムの再起動
手段は異常が発生したプログラムを再び先頭から起動す
る。
【0022】
【実施例】この発明の一実施例を図について説明する。
図1は、この発明に係る数値制御装置の構成を示すブロ
ック図であり、図において、1は中央演算処理装置(以
下、CPUという)であり、2は表示装置、3は設定装
置、4は加工プログラム4a、プログラム解析処理手段
7、機械制御処理手段8、設定表示処理手段9を格納す
る記憶メモリ、5は異常時処理メモリ、6は異常を検知
するバスエラー検知装置、7は加工プログラム4aを解
析する処理を実行するプログラム解析処理手段、8は主
軸11、軸テーブルを動作させるモータ12、刃物13
を制御する機械制御処理手段、9は設定装置3からの信
号に基づいて表示装置2を制御する設定表示処理手段、
10は異常処理プログラム起動手段である。
【0023】図2は、異常時処理メモリ5の内容を示す
説明図であり、異常の種類14と、S/Wの種類15
と、異常時の処理16に分かれている。図3は、図1に
示した数値制御装置の処理動作を示すフローチャートで
あり、図4は、メモリマップを示す説明図である。
【0024】図5は、この発明に係る第2の実施例の構
成を示すブロック図であり、図において、17はタイ
マ、18は実行時間計測手段、19は実行時間オーバチ
ェック手段、20は各S/Wの最大処理時間メモリであ
る。
【0025】図6は、数値制御装置の動作を示すタイミ
ングチャートであり、図において、21,22はプログ
ラム解析の処理が2個所に分割された例を示し、23は
プログラム解析から機械制御に制御処理が移動する地点
を示す。
【0026】図7は、各S/Wの最大処理時間を格納す
る最大処理時間メモリ20と、処理時間を実測した実行
時間計測メモリ24とを示す説明図であり、図8は、タ
イマ初期値25をセットするメモリを示す説明図であ
り、図9は、図5に示した数値制御装置の処理動作を示
すフローチャートである。
【0027】図10は、この発明に係る第3の実施例の
構成を示すブロック図であり、図において、26は部分
停止手段である。図11は、部分停止手段26が使用す
る先頭番地メモリ27と部分停止判別メモリ28とを示
す説明図である。図12は、図10に示した数値制御装
置の処理動作を示すフローチャートである。
【0028】図13は、この発明に係る第4の実施例の
構成を示すブロック図であり、図において、29は停止
プログラムの再起動手段である。図14は、停止プログ
ラムの再起動手段29の処理動作を示すフローチャート
である。
【0029】次に、上記第1の実施例におけるプログラ
ム解析処理手段7と、機械制御処理手段8の動作につい
て説明する。プログラム解析処理手段7は加工プログラ
ム4aのデータを解析して、数値制御装置専用のデータ
に変換する。このデータは次の機械制御処理手段8に送
られ、主軸11の制御データ、軸テーブルを回転させる
モータ12の指令データ、刃物13を制御するデータに
変換されて出力される。設定表示処理手段9は、設定装
置3からのデータを加工プログラムとして加工プログラ
ムメモリに格納したり、軸データを表示装置2に表示す
る処理を実行する。
【0030】次に、異常処理プログラム起動手段10に
ついて説明する。例えば、機械制御処理を実行中にCP
U1が105000番地にて85000番地のデータを
アクセスすると、図4に示した記憶メモリ4の内容から
85000番地にアドレスバスがないことがわかる。バ
スエラー検知装置6はバスエラーを検知してCPU1に
対して割り込み信号をセットする。CPU1は割り込み
信号に対応して異常時処理プログラムを起動する。異常
時処理プログラムは、図3のフローチャートに示す順序
に実行される。まず、スタックのデータから異常が発生
したアドレス105000番地を検索する(S1)。こ
のアドレスと図4に示したプログラム割付マップから異
常の発生したプログラムが機械制御処理S/Wであるこ
とを検索する(S2)。次に、異常時処理メモリ5から
機械制御処理手段8が“バスエラー”(図2における異
常の種類14)したときの異常時の処理16が“システ
ム停止処理”であることを検索する(S3)。最後に、
システムの停止処理を実行する(S4)。
【0031】また、設定表示処理手段9が設定装置3か
らのデータXを1000/Xの演算した結果を表示装置
2に表示する処理動作中、400000番地で間違って
Xが0の状態で演算をすると、CPU1がゼロ割りを検
知して割り込みを発生させ、異常処理プログラムを起動
する。異常処理プログラムは、まず、スタックのデータ
400000から異常が発生したアドレスを検索する
(S1)。次に、このアドレスと図4に示したメモリマ
ップの内容から異常の発生したプログラムが設定表示処
理であることを検索する(S2)。更に、異常時処理1
6から設定表示処理のゼロ割りが“0を返す”処理であ
ることを検索する(S3)。レジスタに0をセットして
元のプログラムに戻る(S4)。元の設定表示処理に戻
ったプログラムは、割り算の結果が間違っているため、
その後の処理は正しく動作しない。しかし、システムは
停止しないので、機械制御処理やプログラム解析処理は
そのまま実行される。
【0032】次に、図5に示した第2の実施例における
実行時間計測手段18の動作についてプログラム解析処
理と機械制御処理を例に挙げて説明する。まず、設定装
置3から各S/Wの最大処理時間を最大処理時間メモリ
20に格納する(S5)。次に、各S/Wの実行時間計
測メモリ24を0にする(S6)。タイマ初期値25を
0にする(S7)。タイマ17の値をタイマ初期値25
に格納する(S8)。次に、プログラム解析処理を実行
する(S9)。プログラム解析処理を中断した場合、下
記の数1を計算してプログラム解析処理の実行時間計測
メモリ24に加算する。図6に示した23の地点ではプ
ログラム解析処理が中断するまでの時間(斜線21の部
分)が加算される(S10)。
【0033】
【数1】
【0034】再度、プログラム解析処理が実行されると
き、まず、タイマ17の値をタイマ初期値25に格納す
る(S8)。次に、プログラム解析の続きから実行する
(S9)。プログラム解析終了後、図6に示した中断後
の処理時間のデータ22が上記数1に従って計算され、
実行時間計測メモリ24に加算される(S10)。この
結果、実行時間は図6に示した斜線21と22の合計部
分となる。
【0035】次に、実行時間オーバチェック手段19の
動作について説明する。図9のフローチャートにおい
て、S/Wの終了チェックはプログラム解析が終了して
いるのでYESとなる(S11)。その後、最大処理時
間メモリ20と実行時間計測メモリ24の値を比較をす
る(S12)。実行時間計測メモリ24の値が最大処理
時間メモリの値より大きくなると、CPU1に割り込み
をして異常処理プログラムを実行する(S13)。最後
に実行時間計測メモリ24を0にして(S14)、ステ
ップS8に戻る。
【0036】次に、図10に示した第3の実施例におけ
る部分停止手段26の動作について図12に示したフロ
ーチャートに従って説明する。図11において、まず、
異常が発生したS/Wの先頭番地メモリ27を無処理S
/Wの先頭番地に変更する(S15)。この先頭番地の
変更により、異常が発生したS/Wから無処理S/Wの
処理に変更される。次に、どのS/Wに異常が発生した
か否かをチェックする部分停止判別メモリ28に停止ス
テータスをセットする(S16)。この部分停止判別メ
モリ28を他のS/Wが参照することができ、異常が発
生したS/Wにより、機械をそのまま稼働するか、或い
はリセット状態にするかの判断ができる。
【0037】次に、図13に示した第4の実施例におけ
る停止プログラムの再起動手段29の動作について図1
4に示したフローチャートに従って説明する。まず、数
値制御装置が運転準備状態にあるか否かを判断する(S
17)。次に、S/W数をカウントするカウンタIを0
にする(S18)。このカウンタがシステムのS/W数
より小さいか否かを判断し(S19)、小さいと判断し
たときは次のステップへ進み、大きいと判断したときは
エンドとなる。その後、S/W先頭番地メモリ27の内
容が部分停止の先頭番地と一致しているか否かを判断す
る(S20)。一致していると判断した場合は各S/W
の先頭番地をS/W先頭番地メモリ27にセットする
(S21)。その後、S/W数カウンタIを+1した
(S22)後、再度、ステップS19から実行し、S/
W数カウンタIとシステムのS/W数が一致或いはこれ
以上の場合に終了する。終了した段階で各S/Wは元の
先頭番地になっているので、システム全体として元の状
態で動作するようになる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、異常
の種類とS/Wの種類に最も適した異常処理プログラム
が実行されるため、システムの停止を必要最小限に抑え
る効果が得られ、システムの停止が小さくなることによ
り、機械の稼働効率を向上させることができる。また、
各S/Wの実際の処理時間が測定できることにより、各
S/Wに適した異常処理プログラムが実行できるので、
機械の稼働効率の向上と同時に加工時間に影響する処理
時間をチェックすることができる。更に、異常が発生し
たS/Wを部分停止させることにより、システム全体を
停止させずに機械を稼働でき、また、部分停止したS/
Wを再度元の状態に戻すことができることにより、シス
テム全体の停止時間を小さくし、機械のダウンタイムも
小さくできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による数値制御装置の構成(第1の実
施例)を示すブロック図である。
【図2】異常時の各S/Wの処理方法を判別するメモリ
の構成を示す説明図である。
【図3】図1に示した数値制御装置の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図4】各S/Wが格納されている記憶メモリのメモリ
マップの構成を示す説明図である。
【図5】この発明による数値制御装置の他の構成(第2
の実施例)を示すブロック図である。
【図6】図5に示した数値制御装置の各S/Wの動作状
態を示すタイミングチャートである。
【図7】各S/Wの処理時間を格納するメモリの構成を
示す説明図である。
【図8】タイマ初期値をセットするメモリの構成を示す
説明図である。
【図9】図5に示した数値制御装置の処理動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】この発明による数値制御装置の他の構成(第
3の実施例)を示すブロック図である。
【図11】先頭番地メモリと部分停止判別メモリを格納
したメモリの構成を示す説明図である。
【図12】図10に示した数値制御装置における部分停
止手段の処理動作を示すフローチャートである。
【図13】この発明による数値制御装置の他の構成(第
4の実施例)を示すブロック図である。
【図14】図13に示した停止プログラムの再起動手段
の処理動作を示すフローチャートである。
【図15】従来における数値制御装置の異常防止処理装
置の構成を示すブロック図である。
【図16】図15に示した数値制御装置において使用す
る命令コードの形式を示す説明図である。
【図17】従来における数値制御装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図18】図17に示した数値制御装置の処理動作を示
すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 中央制御装置(CPU) 2 表示装置 3 設定装置 4 記憶メモリ 4a 加工プログラム 5 異常時処理メモリ 6 バスエラー検知装置 7 プログラム解析処理手段 8 機械制御処理手段 9 設定表示処理手段 10 異常処理プログラム起動手段 11 主軸 12 モータ 13 刃物 17 タイマ 18 実行時間計測手段 19 実行時間オーバチェック手段 20 最大処理時間メモリ 24 実行時間計測メモリ 26 部分停止手段 27 先頭番地メモリ 28 部分停止判別メモリ 29 停止プログラムの再起動手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演算処理手段と、少なくとも1つのソフ
    トウエアプログラムを記憶する記憶手段とを備えた数値
    制御装置において、前記ソフトウエアプログラムの動作
    異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段によ
    り動作異常を検出したときに異常時処理プログラムを起
    動する異常処理プログラム起動手段と、各ソフトウエア
    プログラムに対応して異常の種類と異常時の処理を記憶
    する異常時処理記憶手段とを備えたことを特徴とする数
    値制御装置。
  2. 【請求項2】 前記異常検出手段は、各ソフトウエアプ
    ログラムの最大処理時間を記憶する最大処理時間記憶手
    段と、各ソフトウエアプログラムの実行時間をカウント
    する実行時間計測手段と、各ソフトウエアプログラムの
    実行時間が最大処理時間をオーバしているか否かを判断
    するオーバチェック手段とを備えることにより、ソフト
    ウエアプログラムの動作異常を検出することを特徴とす
    る請求項1記載の数値制御装置。
  3. 【請求項3】 演算処理手段と、少なくとも1つのソフ
    トウエアプログラムを記憶する記憶手段とを備えた数値
    制御装置において、前記ソフトウエアプログラムの動作
    異常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段によ
    り動作異常を検出したときに異常時処理プログラムを起
    動する異常処理プログラム起動手段と、各ソフトウエア
    プログラムに対応して異常の種類と異常時の処理を記憶
    する異常時処理記憶手段と、前記ソフトウエアプログラ
    ムの1つに動作異常が発生したとき、異常が発生したソ
    フトウエアプログラムのみ停止させ、その他のソフトウ
    エアプログラムは停止させない部分停止手段とを備えた
    ことを特徴とする数値制御装置。
  4. 【請求項4】 演算処理手段と、少なくとも1つのソフ
    トウエアプログラムを記憶する記憶手段を備えた数値制
    御装置において、前記ソフトウエアプログラムの動作異
    常を検出する異常検出手段と、前記異常検出手段により
    動作異常を検出したときに異常時処理プログラムを起動
    する異常処理プログラム起動手段と、各ソフトウエアプ
    ログラムに対応して異常の種類と異常時の処理を記憶す
    る異常時処理記憶手段と、前記ソフトウエアプログラム
    の1つに動作異常が発生したとき、異常が発生したソフ
    トウエアプログラムのみ停止させ、その他のソフトウエ
    アプログラムは停止させない部分停止手段と、前記異常
    が発生したプログラムを再度起動する再起動手段とを備
    えたことを特徴とする数値制御装置。
JP996992A 1992-01-23 1992-01-23 数値制御装置 Pending JPH05197408A (ja)

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