JPH05197286A - 現像剤カートリッジ - Google Patents

現像剤カートリッジ

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JPH05197286A
JPH05197286A JP4237221A JP23722192A JPH05197286A JP H05197286 A JPH05197286 A JP H05197286A JP 4237221 A JP4237221 A JP 4237221A JP 23722192 A JP23722192 A JP 23722192A JP H05197286 A JPH05197286 A JP H05197286A
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Takuya Hatakeyama
拓也 畠山
Yutaka Ban
伴  豊
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 現像剤カートリッジが、現像剤受け入れ装置
から取り外された際、そのカートリッジから残存現像剤
が漏出しないようにする。 【構成】 現像剤カートリッジ70は、現像剤排出開口
3aを開閉する蓋11を有しており、この蓋11には、
開口3aを完全に閉じる所定位置にない状態でカートリ
ッジ70が現像剤受け入れ装置60から取り外されよう
とすると、受け入れ装置60の係合部1bに係合する被
係合部5bが設けられている。被係合部5bが係合部1
bに係合した状態でカートリッジ70の取外し操作を行
うと、蓋11は所定位置まで戻される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真装置等、静電
潜像を形成し、それを乾式現像剤で現像する画像形成装
置の現像剤受け入れ装置に現像剤を補給する為の現像剤
カートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】現像剤を補給する為に画像形成装置の現
像剤受け入れ装置に装填され、補給後現像剤受け入れ装
置から取り外される現像剤カートリッジは公知である。
【0003】斯かる現像剤カートリッジには、カートリ
ッジ本体に設けられた現像剤排出開口を開閉するスライ
ド蓋を設けているものがある。スライド蓋を開けて現像
剤受け入れ装置に現像剤を補給し、補給後、まずスライ
ド蓋で上記排出開口を閉じ、その後カートリッジを現像
剤受け入れ装置から取り外す。
【0004】ところで、カートリッジを現像剤受け入れ
装置から取り外す操作によりカートリッジに衝撃が与え
られると、その衝撃によりスライド蓋が上記排出口を閉
じる位置から変位して、排出口が完全に閉じられてはい
ない状態でカートリッジが現像剤受け入れ装置から取り
外されてしまうことがある。
【0005】この場合カートリッジ本体内に若干残存し
ていた現像剤がこぼれ出て飛散し、操作者の衣服や画像
形成装置等を汚す。
【0006】このような不都合は、現像剤排出口を開く
為にスライド蓋を移動させる方向と、カートリッジを容
器装置から取り外す為に移動させる方向が同じとされて
いるカートリッジに於いて、より生じやすい。
【0007】また、スライド蓋を現像剤排出口を完全に
閉じる位置まで移動させる操作をしないまま、誤ってカ
ートリッジを現像剤受け入れ装置から取り外した場合も
如上の不都合が生ずる。
【0008】
【発明が解決しようとしている課題】本発明の目的は、
カートリッジの現像剤排出開口を蓋部材が完全には閉じ
ていない状態でカートリッジが現像剤受け入れ装置から
取り外されてしまうことを防止することである。
【0009】
【課題を解決する為の手段】本発明の現像剤カートリッ
ジは、現像剤受け入れ装置の現像剤補給位置に装填され
る際は現像剤受け入れ装置上で第1の方向に案内移動さ
れ、現像剤受け入れ装置から取り外される際は第1の方
向とは逆向きの第2の方向に案内移動される。
【0010】カートリッジの蓋部材は、現像剤排出開口
を開く際は、カートリッジ本体に対して、第2の方向に
相対的に移動され、上記開口を閉じる際は、カートリッ
ジ本体に対して、第1の方向に相対的に移動される。
【0011】この蓋部材は蓋部材が上記開口を完全に閉
じる所定位置にない状態のままカートリッジが現像剤補
給位置から第2の方向に移動された際に、現像剤受け入
れ装置に設けられた係合部に係合する、被係合部を有し
ている。
【0012】ここで、上記係合部に上記被係合部が係合
すると、カートリッジの第2の方向への移動により上記
蓋部材が、カートリッジ本体に対して、第1の方向に相
対的に移動され、上記所定位置にもたらされる。
【0013】
【実施例】まず、本発明を利用できる電子写真装置の一
例を図14で説明する。
【0014】図14で、電子写真画像形成装置50は、
矢印方向に回転する電子写真感光体51を有している。
感光体51はまず帯電器52で帯電され、次いで露光器
53により被記録画像光で照射され、これによって静電
潜像が形成される。
【0015】上記静電潜像は現像ユニット54によって
現像される。現像ユニット54は矢印方向に回転する現
像ローラ55を有しており、この現像ローラ55が現像
剤Dを担持搬送して静電潜像に付与する。
【0016】形成された現像画像は転写帯電器56によ
り転写紙57に転写され、そしてその像は定着器58に
より紙57に定着される。転写工程後の感光体51はク
リーニング器59によってクリーニングされる。
【0017】現像によって消費された現像剤を補うべ
く、現像剤受け入れ装置60の現像剤受け入れ容器(ホ
ッパ)2から、スクリューコンベア等の搬送装置60に
よって、現像ユニット54に現像剤Dが供給される。
【0018】容器2内の現像剤Dが許容量以下になる
と、オペレータによって、この容器1内に現像剤カート
リッジから現像剤が補給される。
【0019】以下現像剤カートリッジと現像剤受け入れ
装置につき詳述する。
【0020】前述の如く、画像形成装置には現像装置が
用いられ、該現像装置には現像剤受入容器2が取り付け
られている。現像剤受入容器2には、図1および図2に
示すように、現像剤を受け入れる開口部2a、副開口部
14およびカートリッジの案内経路を規定するガイド部
2bが設けられている。開口部2aはスライド式シャッ
タ1で覆われ、スライド式シャッタ1は開口部2aを覆
う位置と該開口部2aを開放する位置との間をカートリ
ッジの案内移動方向と同方向に移動される。副開口部1
4はサブシャッタ12で開放可能に覆われている。サブ
シャッタ12はばね部材13によって付勢されながら副
開口部14を覆う位置に保持されている。
【0021】現像剤受入容器2には、現像剤カートリッ
ジ70から現像剤が補給される。現像剤補給装置は、図
2、図4、図5に示すように、補給用現像剤を収容する
現像剤補給容器8を備える。現像剤補給容器8の下部に
は現像剤の排出口8aが設けられ、該排出口8aの外面
にはねじ部が形成されている(煩雑を避ける為、現像剤
は図示せず)。
【0022】排出口8aのねじ部には合成樹脂製の枠体
3がねじ込まれている。枠体3に設けた6つのフィン状
突出部3bは現像剤受入容器2の6つのガイド部2bに
離脱可能に係合される。枠体3には現像剤通過穴3aが
設けられ、該穴3aは排出口8aと同軸上に配置されて
いる。枠体3には下方に向けて突出する係止部10が設
けられている。
【0023】図3でガイド部2bを説明する。
【0024】容器2には、カートリッジの枠体3の被案
内部である突出部3bの水平方向移動の両端を規定する
ストッパ壁部21、23が立設されている。ストッパ壁
部21には、上記突出部3bの上方への移動を阻止する
屋根部22が水平方向に突出せしめられている。
【0025】操作者はカートリッジを手に持って、その
カートリッジに固定されている上記突出部3bが次のよ
うに移動するように、カートリッジを移動させる。
【0026】即ち、カートリッジは、まず、矢印Yに示
すように垂直方向に降下され、その突出部3bが屋根部
22の左端と壁部23の間を通して、容器2の上面に載
置される。
【0027】次いでカートリッジは、矢印Xに示すよう
に、水平に右方向に移動され、突出部3bが壁部21に
当接せしめられる。この状態が、カートリッジが容器2
上の現像剤補給位置に位置決めされた状態である。この
状態では、屋根部22が、カートリッジを容器2から上
方に向けて取り外されることを阻止する。
【0028】現像剤の補給が終了すると突出部3bは矢
印Xと逆方向の矢印X′方向に移動され、突出部3bが
屋根部22による上方移動規制範囲の外に出される。
【0029】次いでカートリッジは矢印Yと逆方向の矢
印Y′方向に移動され、突出部3bが屋根部22の左端
と壁部23の間を通って案内部2bから外に出される。
即ち、カートリッジは容器2から取り外される。
【0030】カートリッジがその突出部3bが案内部2
bに係合された状態で、水平方向(X,X′方向)に移
動できる距離範囲は図3に示す実線位置と2点鎖線位置
(3b)との間、即ち距離L1 である。
【0031】一方、突出部3bが屋根部22によって上
方への移動を阻止される領域の水平方向での距離はL3
であり、カートリッジは距離L3 の範囲では水平方向へ
は可動であるが、容器2からの取り外しは阻止される。
【0032】尚、距離L1 は距離L3 より大である。そ
して前述のスライド式シャッタ1は、矢印X′方向に移
動されることにより、前述の容器2の現像剤受け入れ開
口2aを開き、矢印X方向に移動されることにより開口
2aを閉じる。
【0033】さて、枠体3には、スライド式開閉蓋11
が現像剤補給容器8の排出口8aを覆う閉位置と排出口
8aを開放する開放位置との間を移動可能に取り付けら
れている。カートリッジが現像剤補給位置に位置決めさ
れた状態に於いて、スライド式開閉蓋11の移動方向は
スライド式シャッタ1の移動方向と同じである。スライ
ド式開閉蓋11は、合成樹脂製の板状部材4と、部材4
とわずかな間隔をおいて一体的に結合されている合成樹
脂製の板状部材5とから構成される。板状部材5は板状
部材4の下方に配置されている。板状部材5には、蓋部
材11が排出口8aを完全に閉じている状態に於いて係
止部10と係合する突起部5aが設けられている。
【0034】枠体3に設けた上記係止部10と蓋11に
突起部5aが係合することによって、カートリッジを容
器2に装着する前、及び容器2から取り外した後に於い
て、蓋11が枠体3上の所定位置から不用意に移動して
開口8aを開いてしまうことを防止している。
【0035】操作者が蓋11を矢印X′方向に引っ張る
と、突起5aは突起10の斜面を左方に乗り越えて、両
者の係合が解除され、これによって蓋11は開口8aを
開く方向に自由に可動となる。一方、開口8aを閉じる
際は、蓋11を矢印X方向に押せば、突起5aは突起1
0の斜面を右方に乗り越えて、両者が係合する。図では
2つの斜面を突起10に設けたが、突起5aにそれらを
設けてもよく、或いは両方に設けてもよい。
【0036】枠体3には、図2および図4に示すよう
に、可撓性フィルム部材6が取りつけられている。フィ
ルム部材6は、端部が熱溶着などの手段で枠体3の穴3
aの周囲部位に剥離可能に固着され、枠体3の穴3aを
覆う固着部と、該固着部に対して折り返され、板状部材
4と板状部材5との間の扁平な隙間の中を経て外部に延
びる折返し部とからなる。折返し部の端部には、把手7
が容易に外れない程度に固着されている。
【0037】把手7は、図2に示すように、枠体3に解
除可能に係合されている。把手7と枠体3との係合解除
されると、操作者が把手7を手に持って引張ることによ
り、フィルム部材6は蓋11を動滑車の原理により矢印
X′方向移動させながら、把手7に固着されている端部
から枠体3の外部に引き出され、一方スライド式蓋11
は開口8aを完全に開く位置にまでもたらされる。把手
7と枠体3とが係合されているとき、スライド式蓋11
と把手7との間に位置するフィルム部材6の折返し部は
折り畳まれ、枠体3内に収容される。
【0038】現像剤補給位置に位置決めされたカートリ
ッジの枠体3は図1に示す可動ロック部材9で現像剤受
入容器2に解除可能に固定される。ロック部材9は枠体
3の現像剤受入容器2への固定と同時にスライド式シャ
ッタ1の固定状態を解除し、スライド式シャッタ1は矢
印X′方向に移動可能な状態になる。ロック部材9の回
動は操作者の手動により行われる。
【0039】尚、容器2のシャッタ1に設けた係合部
(壁面1b)と、カートリッジの蓋11に設けた被係合
部(突起面)56との間隔は、シャッタ1がロック部材
9でロックされて移動が禁止された状態、即ち、シャッ
タ1が容器2の開口2aを完全に閉じた状態に於いて、
かつ、カートリッジ70が前述の現像剤補給位置にセッ
トされた状態に於いて、図2に示す如くL2 である。
【0040】而して、距離L2 は距離L1 より小さく、
距離L3 より大である。
【0041】次に、現像剤受入容器に現像剤を補給する
ための手順について説明する。
【0042】まず、現像剤カートリッジ70の枠体3
が、図6および図7に示すように、現像剤受入容器2の
ガイド部2bにはめ込まれる。次いで、現像剤カートリ
ッジ70は、前述の操作により図1および図2に示すよ
うに、現像剤補給位置まで移動される。次いでロック部
材9が回転され、現像剤カートリッジ70と現像剤受入
容器2との水平方向の相対移動が阻止される。また、ロ
ック部材9の回転によってロック部材9とスライド式シ
ャッタ1との係合が解除され、スライド式シャッタ1が
開口2aを開放する位置に移動可能になる。
【0043】次いで、スライド式シャッタ1は、図8お
よび図9に示すように、開口2aを完全に開放する位置
まで操作者の手動で引き出される。スライド式シャッタ
1の移動中、スライド式シャッタ1の当接部1aが把手
7の突出部7aに当接されることにより、把手7はスラ
イド式シャッタ1の移動方向に押圧されるから、把手7
を枠体3から離脱させることができる。
【0044】次いで、把手7が、図10および図11に
示すように、矢印X′方向に引っ張られ、フィルム部材
6は開口3aの周囲に対する接着を剥離されながら引き
出される。フィルム部材6の引き出しに伴いスライド式
開閉蓋11は矢印X′方向に向けて移動され、枠体3の
穴3aが次第に開放される。さらに、フィルム部材6が
所定の長さ分引き出されると、スライド式開閉蓋11は
開放位置に到達し、枠体3の穴3aが全開される。枠体
3の穴3aの開放によって現像剤補給容器8内の現像剤
Dは排出口8aから穴3aおよび現像剤受入容器2の穴
2aを経て現像剤受入容器2へ補給される。
【0045】なお、フィルム部材6の枠体3の穴3aを
封止していた部分には現像剤が付着しているが、フィル
ム部材6が所定の長さ分引き出されている状態におい
て、フィルム部材6の上記部分は板状部材4と5の間の
隙間内に収容され、該部分に付着している現像剤が外部
に出されることはない。よって、フィルム部材6の上記
部分に付着している現像剤によって操作者の手、衣服お
よび周囲の物が汚染されることはない。
【0046】なお、スライド式シャッタ1が開放位置に
保持されているときは、ロック部材9の作用によって現
像剤カートリッジ70を現像剤受入容器2から取り外す
ことができず、現像剤補給中に現像剤カートリッジ70
が誤って容器2から外れることはない。
【0047】現像剤の補給が完了すると、図12および
図13に示すように、操作者の手動によりスライド式シ
ャッタ1が矢印X方向に移動され、スライド式シャッタ
1の縁部1bが開閉蓋11の突起部5bに突き当てられ
る。この状態で、スライド式シャッタ1の移動に伴い開
閉蓋11はシャッタ1に押されて矢印X方向に移動され
る、すなわちスライド式開閉蓋11は開口3aを閉じる
位置に向けて移動される。スライド式開閉蓋11の移動
に伴いフィルム部材6は枠体3内に引き込まれる。スラ
イド式シャッタ1が開口2aを閉じる位置に到達する直
前、スライド式シャッタ1の先端1cはばね13の弾性
力に抗してサブシャッタ12を押し始める。
【0048】さらに、スライド式シャッタ1が移動され
ると、開閉蓋11の突起部5aが係止部10を乗り越え
る。次いで蓋11の先端が枠体3に突き当てられ、これ
によって蓋11の枠体3に対する矢印X方向への相対移
動が停止する。また、シャッタ1の矢印X方向への移動
も停止する。
【0049】一方、シャッタ1の矢印X方向への移動が
停止する直前にシャッタ1に設けられている連動機構
(図示せず)によってロック部材9は回転され、枠体3
に対する現像剤受入容器2の水平方向の固定が解除され
る。
【0050】スライド式シャッタ1の移動完了と同時
に、副開口部14は全開となる。副開口部14はサブシ
ャッタ12によってスライド式シャッタ1の移動完了直
前に開かれるから、現像剤が現像剤受入容器2に過剰に
補給されているときも、その余剰分は副開口部14内に
排出され枠体3と蓋11の間に現像剤を詰まらせること
なくスライド式シャッタ1を閉じることができる。
【0051】次いで、スライド式シャッタ1から手が離
されると、ばね部材13のばね力によってサブシャッタ
12が矢印X′方向に押し戻され、サブシャッタ12の
押し戻し動作によってスライド式シャッタ1が距離L2
分だけ矢印X′方向に押し戻される。スライド式シャッ
タ1はロック部材9によって押し戻された位置(図1、
図2の位置)に固定される。
【0052】次いで現像剤カートリッジ70は、前述し
たように、まずX′方向へ、次いでY′方向へ移動する
ことによって、容器2から取り外される。
【0053】現像剤カートリッジの容器2からの取り外
しに際して水平移動が開始されると、枠体3などに大き
な慣性力が作用するので、それにより蓋11の突起部5
aが係止部10を乗り越え、スライド式開閉蓋11が枠
体に対してX′方向に相対移動されることがある。スラ
イド式開閉蓋11が閉位置と異なる他の位置に移動され
ているとき、前記距離L1 が前記距離L2 より大きいこ
とにより、枠体3と現像剤受入容器2との係合が解除さ
れる前に開閉蓋11の突起部5bがスライド式シャッタ
1の係合部1bに当接される。従って、カートリッジ7
0を容器2から取り外す為に矢印X′方向に移動させる
操作によって、蓋11は枠体3に対して矢印X方向に相
対移動することとなり、蓋11は、再び開口3aを完全
に閉じて、突起5aが突起10と係合する所定位置に戻
される。そしてこの状態でカートリッジ70を容器2か
ら取り外すことができる。
【0054】このようにして現像剤カートリッジ70の
容器2からの取り外し時に発生する衝撃力によって現像
剤カートリッジ70のスライド式開閉蓋11が開放され
る恐れはなく、現像剤カートリッジ70の取り外し時に
おける現像剤の漏出、または飛散をなくすことができ
る。また、スライド式開閉蓋11に対する保持力を大き
くする必要がなくなり、スライド式開閉蓋11の開閉に
要する操作力が大きくなることを抑えることができる。
【0055】尚、以上の例ではカートリッジの現像剤排
出口を可撓性フィルムとスライド蓋で閉じたが、可撓性
フィルムは廃止してもよい。この場合、カートリッジの
スライド蓋には把手部等が設けられ、フィルム等を介し
てではなく、操作者によって直接開閉操作される。
【0056】
【発明の効果】本発明によれば現像剤カートリッジの蓋
部材が現像剤排出開口を確実に閉じた状態で、カートリ
ッジを現像剤受け入れ装置から取り外すことができるよ
うになるので、取り外した際、内部に残存していた現像
剤が周囲に飛散するという不都合を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の主要部と、現像剤の補給を
受ける現像剤受入容器とを示す平面図である。
【図2】図1のA−A線に沿って得られた部分断面を示
す拡大図である。
【図3】案内部の説明図である。
【図4】図1の現像剤カートリッジの主要部を示す分解
斜視図である。
【図5】図1の現像剤カートリッジの把手がスライド式
開閉蓋に係合している状態を示す斜視図である。
【図6】図1の現像剤カートリッジの現像剤受入容器へ
の取り付け過程を示す平面図である。
【図7】図5のB−B線に沿って得られた部分断面を示
す拡大図である。
【図8】図1の現像剤カートリッジから現像剤受入容器
への補給準備過程を示す平面図である。
【図9】図7のC−C線に沿って得られた部分断面を示
す拡大図である。
【図10】図1の現像剤カートリッジから現像剤受入容
器への補給開始過程を示す平面図である。
【図11】図9のD−D線に沿って得られた部分断面を
示す拡大図である。
【図12】図1の現像剤カートリッジから現像剤受入容
器への補給完了後における過程を示す平面図である。
【図13】図11のE−E線に沿って得られた部分断面
を示す拡大図である。
【図14】本発明を利用できる電子写真装置の説明図で
ある。
【符号の説明】
1 スライド式シャッタ 1b 係合部 2 現像剤受入容器 2a 開口部 2b 案内部 3 枠体 3a 穴 3b 被案内突起 5a 突起部 5b 被係合部 6 フィルム部材 8 現像剤補給容器 10 係止部 11 スライド式開閉蓋

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現像剤受け入れ装置に補給する為の現像
    剤を収容しているカートリッジ本体と、 現像剤受け入れ装置に設けられている現像剤補給位置へ
    の装填の為の、現像剤カートリッジの第1の方向への移
    動が案内され、かつ上記現像剤補給位置からの取り外し
    の為の、現像剤カートリッジの、第1の方向とは逆向き
    の第2の方向への移動が案内されるように、現像剤受け
    入れ装置に設けられた案内手段に係合せしめられる被案
    内部と、 カートリッジ本体の現像剤排出開口を開閉する蓋部材
    と、を備えており、 この蓋部材は、上記開口を開く際は、カートリッジ本体
    に対して、第2の方向に相対的に移動され、上記開口を
    閉じる際は、カートリッジ本体に対して、第1の方向に
    相対的に移動されるものであり、 この蓋部材は、蓋部材が上記開口を完全に閉じる所定位
    置にない状態のままカートリッジが現像剤補給位置から
    第2の方向に移動された際に、現像剤受け入れ装置に設
    けられた係合部に係合する、被係合部を有しており、上
    記係合部に上記被係合部が係合すると、カートリッジの
    第2の方向への移動により上記蓋部材が、カートリッジ
    本体に対して、第1の方向に相対的に移動され、上記所
    定位置にもたらされる、ことを特徴とする現像剤カート
    リッジ。
  2. 【請求項2】 前記蓋部材を前記開口を閉じた位置に係
    止する係止手段、を更に含む請求項1の現像剤カートリ
    ッジ。
  3. 【請求項3】 前記係止手段は、カートリッジ本体に設
    けられた第1の突起と、蓋部材に設けられ、この第1の
    突起に係合する第2の突起と、を有している請求項2又
    は3の現像剤カートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記蓋部材の被係合部は、現像剤受け入
    れ装置の現像剤受け入れ開口部を開閉する為に現像剤受
    け入れ装置に設けられた可動シャッタ部材に設けられた
    前記係合部に、この可動シャッタ部材が現像剤受け入れ
    開口部を閉じている状態に於いて、係合可能である請求
    項1、2、又は3の現像剤カートリッジ。
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