JPH0519671U - マグネツトクラツチ - Google Patents

マグネツトクラツチ

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Publication number
JPH0519671U
JPH0519671U JP7420491U JP7420491U JPH0519671U JP H0519671 U JPH0519671 U JP H0519671U JP 7420491 U JP7420491 U JP 7420491U JP 7420491 U JP7420491 U JP 7420491U JP H0519671 U JPH0519671 U JP H0519671U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
armature
foreign matter
magnet clutch
electromagnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP7420491U
Other languages
English (en)
Inventor
和男 永躰
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bosch Corp
Original Assignee
Bosch Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Bosch Corp filed Critical Bosch Corp
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Publication of JPH0519671U publication Critical patent/JPH0519671U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マグネットのロータとアーマチュアとの間に
入るごみなどの異物の排出の促進をはかる。 【構成】 ロータの吸着面又はアーマチュアの吸着面に
異物用排出溝を双方又はどちらか一方に形成したもの。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、冷媒圧縮用のコンプレッサに用いられるマグネットクラッチに関 する。
【0002】
【従来の技術】
従来のマグネットクラッチは、エンジンからベルト等を介して回転されるロー タと、該ロータを通電されることによって励磁する電磁石と、該電磁石によって 励磁されたロータに吸着されるアーマチュアと、該アーマチュアを板バネを介し て弾性支持する冷媒圧縮用のコンプレッサの駆動軸に取付られるハブと、該ハブ に固定されるストッププレートと、該ストッププレートに複数設けられる防振ゴ ムとを具備して構成されており、電磁石の励磁によってアーマチュアがロータに 吸着され、また消磁によってアーマチュアがロータから離れ、これによってエン ジンの回転力をコンプレッサ等の従動機器に伝えているもので、例えば実開平2 −12535号公報に開示されているものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
このようなマグネットクラッチにあって、ロータの吸着面やアーマチュアの吸 着面には、クラッチの接断時に摩耗により発生した金属粉が付着したり、また取 付られている補機から漏れたオイルが付着して、該吸着面が滑ったりして伝達ト ルクの低下させる不具合が発生していた。
【0004】 このため、この考案は、ロータとアーマチュアとの両吸着面から異物を排させ るようにして伝達トルクの低下を防ぐようにしたマグネットクラッチを提供する ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
しかして、この考案のマグネットクラッチは、ベルトを介してエンジンの回転 と共にロータと、このロータの吸着面を励磁する電磁石と、この電磁石が通電さ れることによって前記ロータの吸着面に吸着されるアーマチュアと、このアーマ チュアを弾性支持するプレート部及びコンプレッサの駆動軸に外嵌するハブ部に より構成されるハブプレートとを具備するマグネットクラッチにおいて、前記ロ ータの吸着面と前記アーマチュアの吸着面の双方又はどちらか一方に、放射方向 に伸びる異物用排出溝を形成したことにある。
【0006】
【作用】
したがって、ロータとアーマチュアとの吸着面に入った金属粉やオイルが回転 時に加わる遠心力を受けながら異物用排出溝を通って排出され、上記課題が達成 されるものである。
【0007】
【実施例】
以下、この考案の実施例について、図面により説明する。
【0008】 図1は、マグネットクラッチの断面図を図2は同上の平面図を、図3はロータ の平面図を、図4はアーマチュアの平面図を示して説明する。
【0009】 マグネットクラッチ3にあって、取付られる冷媒圧縮機用のコンプレッサ機体 1のフロント側面には、該マグネットクラッチ3を取付ける取付筒4が形成され 、この取付筒4内にはコンプレッサの駆動軸2が回動自在に配されている。
【0010】 前記取付筒4の外周には、ベアリング5を介してマグネットクラッチ3のロー タ6が回動自在に設けられており、このロータ6には、外周面にVベルトが嵌合 される溝7が形成され、またこのロータ6の前記機体1に面した側に、下記する 環状の電磁石8が所定の空隙をもって挿入される環状溝9が形成されている。
【0011】 また、ロータ6の吸着面11は、図3に示すように円板状をなし、中心に取付 孔12を有すると共に、円周方向に、吸着力を高めるために二列状に複数の弧状 の長穴13が設けられている。さらに、吸着面11の適所に放射方向に伸びる異 物用排出溝14が複数形成されている。この実施例では、放射方向に伸びている 例と反回転方向(反矢印)側へ折れ曲がるように形成した例が示されている。
【0012】 電磁石8は、継鉄15とこの継鉄15内に巻かれたコイル16によって構成さ れ、取付板17によって機体1のフロント側面に固着されている。
【0013】 ハブプレート19は、円筒状のハブ部20と一体に形成され、その形状は略正 三角形状で、一体のハブ部20は、内周面に形成されたインボリュートスプライ ンによって駆動軸2の先端部に形成されたインボリュートスプラインと嵌合し、 回動不能にかしめられたワッシャ及びリングを介してボルト21によって駆動軸 2に固定されるものである。
【0014】 また、ハブプレート19には、下記するアーマチュア27を支持する円形状の 板バネ23がリベット24を介して取付られると共に、アーマチュア27の位置 規制するゴム製のストッパ25が取付られている。
【0015】 アーマチュア27は、2つの外部プレート27aと内部プレート27bとによ り分けられ、それぞれ前記した板バネ23にリベット28a,28bで支えられ 前記ロータ6の吸着面11に所定の隙間を支えて対峙している。
【0016】 このアーマチュア27のロータ側の吸着面29には、図4に示すようにその適 所に放射方向に異物用排出溝30が複数形成されている。この実施例では、放射 方向に伸びている側と、反回転方向(反矢印)側へ折れ曲がるように形成した例 が示されている。これは遠心力を考慮したものである。
【0017】 以上の構成により、電磁石8のコイル16に通電されると、電磁石8が励磁さ れ、これによってロータ6が励磁されて前記アーマチュア27の吸着面が、板バ ネ23の力に抗して該ロータ6の吸着面11に吸着され、ロータ6の回転に伴っ てアーマチュア27、板バネ23、ハブプレート19が回転し、駆動軸2に回転 力を伝達するものである。
【0018】 この時に、ロータ6の吸着面11とアーマチュア27の吸着面29との間にご みなどの異物が入ると、該吸着面11と29とに挟まれ、そしてそれら異物は回 転時の遠心力を受けて異物用排出溝14又は30を通って排出されることになる 。これによって、異物の排出を容易にするために伝達トルクの低下を抑えること ができる。
【0019】 なお、この異物用排出溝14又は30は、中心側よりも外側の溝幅を広くして も良いし、又実施例ではロータ6の吸着面11とアーマチュア27の吸着面29 の双方に形成しているが、どちらか一方であっても良いことは勿論であって、同 様の作用効果を有するものである。
【0020】
【考案の効果】
以上述べたようにこの考案によれば、異物用排出溝を介して該ロータとアーマ チュアとの間の異物の排出が促進され、クラッチの吸着力が低下せず、伝達トル クが低下しないものである。また、異物用排出溝は、吸着面にプレス等により塑 性変型で形成できるために、磁極用溝(穴)成形時に同時加工が可能であり、コ ストは上昇しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】マグネットクラッチの断面図である。
【図2】同上マグネットクラッチの平面図である。
【図3】ロータの平面図である。
【図4】アーマチュアの一部切欠の平面図である。
【符号の説明】
1 コンプレッサ機体 3 マグネットクラッチ 6 ロータ 11 吸着面 14 異物用排出溝 27 アーマチュア 29 吸着面 30 異物用排出溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベルトを介してエンジンの回転と共にロ
    ータと、このロータの吸着面を励磁する電磁石と、この
    電磁石が通電されることによって前記ロータの吸着面に
    吸着されるアーマチュアと、このアーマチュアを弾性支
    持するプレート部及びコンプレッサの駆動軸に外嵌する
    ハブ部により構成されるハブプレートとを具備するマグ
    ネットクラッチにおいて、前記ロータの吸着面と前記ア
    ーマチュアの吸着面の双方又はどちらか一方に、放射方
    向に伸びる異物用排出溝を形成したことを特徴とするマ
    グネットクラッチ。
JP7420491U 1991-08-22 1991-08-22 マグネツトクラツチ Pending JPH0519671U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0842754A (ja) * 1994-07-29 1996-02-16 Negurosu Denko Kk 取付け具
WO2018110167A1 (ja) * 2016-12-16 2018-06-21 株式会社デンソー 動力伝達装置
JP2019215064A (ja) * 2018-06-14 2019-12-19 株式会社デンソー 動力伝達装置

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